JP2001084420A - 無線カードシステムと無線カードシステムにおける料金徴収方法 - Google Patents

無線カードシステムと無線カードシステムにおける料金徴収方法

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JP2001084420A
JP2001084420A JP26027799A JP26027799A JP2001084420A JP 2001084420 A JP2001084420 A JP 2001084420A JP 26027799 A JP26027799 A JP 26027799A JP 26027799 A JP26027799 A JP 26027799A JP 2001084420 A JP2001084420 A JP 2001084420A
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wireless
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Masuichi Sasada
増一 笹田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、障害者が、無線カードを用いよ
うとした場合に、無線カードの購入時による現金投入処
理が不要となり、乗車ごとに利用金額を調べることなく
利用することができ、残額不足による精算処理が不要と
なる。また、後払いの手続きを各社別に行う必要がな
い。つまり、代表1社のみと行えば良い。 【解決手段】 この発明は、SFカードとしての無線カ
ードによる精算システムが機能しているものにおいて、
障害者用の無線カードに対する支払いを後払いとするよ
うにしたものである。また、障害者用の無線カードは代
表会社の1社が発行し、この会社が利用者からの支払処
理(振込み処理)を一括して行うようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば交通機
関の乗車券等に用いられる無線カードを扱う無線カード
システムと無線カードシステムにおける料金徴収方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、自動改札機の普及に伴い、金額
(SF:ストアードフェア)券を無線カード化して利用
客の利便性向上を目的として、無線カード対応改札機と
無線カードの開発試行評価が進められている。
【0003】しかし、障害者が、金額(SF)券として
の無線カードを用いようとした場合に、無線カードの購
入時に現金投入処理が必要であり、乗車ごとに利用金額
を調べる必要があり、残額不足による精算処理が必要と
なる場合があるという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、障害者
が、無線カードを用いようとした場合に、無線カードの
購入時に現金投入処理が必要であり、乗車ごとに利用金
額を調べる必要があり、残額不足による精算処理が必要
となる場合があるという欠点を除去するもので、障害者
が、無線カードを用いようとした場合に、無線カードの
購入時による現金投入処理が不要となり、乗車ごとに利
用金額を調べることなく利用することができ、残額不足
による精算処理が不要となる無線カードシステムと無線
カードシステムにおける料金徴収方法を提供することを
目的としている。
【0005】さらに、複数の会社線にまたがって乗車し
た際にも、精算処理が不要となる無線カードシステムと
無線カードシステムにおける料金徴収方法を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の無線カードシ
ステムは、各駅に設置される自動改札装置と無線カード
との無線通信により改札処理を行い、上記自動改札装置
と接続されるホスト装置を有するものにおいて、上記無
線カードが、カード番号と入場駅情報を記憶する第1の
記憶手段と、上記自動改札装置に対して、上記第1の記
憶手段に記憶されているカード番号と入場駅情報を送信
する第1の送信手段とからなり、上記自動改札装置が、
上記無線カードからの入場駅情報により利用料金を算出
する算出手段と、この算出手段により算出した利用料金
を上記無線カードからのカード番号とともに上記ホスト
装置へ送信する第2の送信手段とからなり、上記ホスト
装置が、上記無線カードのカード番号に基づく支払先の
口座番号を記憶するとともに、上記自動改札装置から供
給されるカード番号ごとの利用料金を累積記憶する第2
の記憶手段と、この第2の記憶手段により累積記憶した
カード番号ごとの利用料金を、上記カード番号に対応し
て記憶されている支払先の口座番号に対して請求する請
求手段とからなる。
【0007】この発明の無線カードシステムは、種々の
会社線ごとの各駅に設置される自動改札装置と無線カー
ドとの無線通信により改札処理を行い、上記会社線ごと
に設けられ、上記会社線内の自動改札装置と接続される
ホスト装置を有するものにおいて、上記無線カードが、
カード番号、発行会社、入場駅情報を記憶する第1の記
憶手段と、上記自動改札装置に対して、上記第1の記憶
手段に記憶されているカード番号、発行会社、入場駅情
報を送信する第1の送信手段とからなり、上記自動改札
装置が、上記無線カードからの入場駅情報により利用料
金を算出する算出手段と、この算出手段により算出した
利用料金を上記無線カードから供給されるカード番号と
発行会社とともに当該自動改札装置に対応する会社線の
上記ホスト装置へ送信する第2の送信手段とからなり、
上記ホスト装置が、上記無線カードのカード番号に基づ
く支払先の口座番号を記憶するとともに、上記自動改札
装置から供給されるカード番号ごとの利用料金を累積記
憶する第2の記憶手段と、上記発行会社が当該会社線名
と異なるカード番号ごとの利用料金をカード番号、発行
会社とともに他のホスト装置へ送信する第3の送信手段
と、他のホスト装置から供給される上記発行会社が当該
会社線名と一致する際に、カード番号ごとの利用料金を
上記第2の記憶手段で累積記憶する処理手段と、この処
理手段により上記第2の記憶手段で累積記憶したカード
番号ごとの利用料金を、上記カード番号に対応して記憶
されている支払先の口座番号に対して請求する請求手段
とからなる。
【0008】この発明の無線カードシステムは、種々の
会社線ごとの各駅に設置される自動改札装置と前払いの
第1の無線カードあるいは後払いの第2の無線カードと
の無線通信により改札処理を行い、上記会社線ごとに設
けられ、上記会社線内の自動改札装置と接続されるホス
ト装置を有するものにおいて、上記第1の無線カード
が、金額情報と前払いのカード情報と入場駅情報を記憶
する第1の記憶手段と、上記自動改札装置に対して、上
記第1の記憶手段に記憶されている金額情報と前払いの
カード情報と入場駅情報を送信する第1の送信手段と、
供給される新たな金額情報により上記第1の記憶手段に
記憶されている金額情報を更新する更新手段とからな
り、上記第2の無線カードが、カード番号、発行会社、
後払いのカード情報、入場駅情報を記憶する第2の記憶
手段と、上記自動改札装置に対して、上記第2の記憶手
段に記憶されているカード番号、発行会社、入場駅情報
を送信する第2の送信手段とからなり、上記自動改札装
置が、上記第1の無線カードあるいは上記第2の無線カ
ードからの入場駅情報により利用料金を算出する算出手
段と、供給されるカード情報により第1の無線カードか
第2の無線カードかを判断する判断手段と、この判断手
段により第1の無線カードと判断した際に、供給される
金額情報から上記算出手段により算出された利用料金を
減算した新たな金額情報を上記第1の無線カードへ送信
する第3の送信手段と、上記判断手段により第2の無線
カードと判断した際に、上記算出手段により算出した利
用料金を上記無線カードから供給されるカード番号と発
行会社とともに当該自動改札装置に対応する会社線の上
記ホスト装置へ送信する第4の送信手段とからなり、上
記ホスト装置が、上記無線カードのカード番号に基づく
支払先の口座番号を記憶するとともに、上記自動改札装
置から供給されるカード番号ごとの利用料金を累積記憶
する第2の記憶手段と、上記発行会社が当該会社線名と
異なるカード番号ごとの利用料金をカード番号、発行会
社とともに他のホスト装置へ送信する第5の送信手段
と、他のホスト装置から供給される上記発行会社が当該
会社線名と一致する際に、カード番号ごとの利用料金を
上記第2の記憶手段で累積記憶する処理手段と、この処
理手段により上記第2の記憶手段で累積記憶したカード
番号ごとの利用料金を、上記カード番号に対応して記憶
されている支払先の口座番号に対して請求する請求手段
とからなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態の無線カードシステムとしての駅務システムを
説明する。
【0010】図1は、この発明の駅務システムの概略構
成を示している。
【0011】すなわち、複数の会社線1、…があり、各
会社線1、…ごとの各駅2、…ごとに、無線カード処理
機としての無線カード発行機3、…、自動改札装置(処
理機)4、…と、これらの無線カード発行機3、…、自
動改札装置4、…に接続され、それらを制御する駅制御
機5、…により構成されている。
【0012】上記会社線1、…ごとの駅制御機5、…
は、それぞれ会社線1、…ごとのホスト計算機6、…に
接続され、各ホスト計算機6、…は通信回線7にて接続
されている。各ホスト計算機6、…には、それぞれデー
タベース8、…が接続されている。
【0013】無線カード発行機3としては、現金の投入
により投入金額分の無線カード(ストアードフェアカー
ド、SFカード)Mを発行するもの(自動発売機)、係
員対応により障害者用の無線カードSを発行するものが
ある。係員対応の無線カード発行機3の場合、無線カー
ドSによる支払いが後払いとなるため金融機関の引き去
り口座の確認をして、無線カードSを発行するようにな
っている。この口座は無線カードSのカード番号に対応
してデータベース8に登録されるようになっている。
【0014】自動改札装置4は、駅の改札口に設けら
れ、無線カードM、Sを所持する利用者の改札内への入
場あるいは改札外への出場を許可、あるいは不許可とす
るものである。
【0015】駅制御機5は、駅に設置されている無線カ
ード発行機3、…、自動改札装置4、…を制御するもの
である。
【0016】ホスト計算機6は、各会社毎の管理をする
ものである。
【0017】データベース8には、無線カード発行機3
により発行した通常の無線カードMのデータ、無線カー
ド発行機3により発行した障害者用の無線カードSのカ
ード番号に対する金融機関の引き去り口座、各会社線ご
との利用データが登録されるようになっている。
【0018】上記無線カードM、Sは、図2に示すよう
に、カード本体11内に設けられている通信アンテナ1
2とICチップ13とにより形成されている。
【0019】上記ICチップ13は、全体的な制御を司
るCPU21、CPU21の制御プログラム、カードデ
ータなどを記録するメモリ部22、上記通信アンテナ1
2を用いて自動改札装置4との間で種々の情報の送受信
を行う通信制御回路23等で構成されている。
【0020】上記無線カードM、Sのメモリ部22に
は、図3に示すように、カードデータとしてカード番
号、発行会社、発行日、発行機械番号、使用期限、カー
ド種別、使用条件、発売金額、残額、使用履歴が登録さ
れるようになっている。カード番号、発行会社、発行
日、発行機械番号、使用期限、カード種別、使用条件、
発売金額は、カードの発売時に登録されるものであり、
残額、使用履歴は、カードの使用時に登録されるもので
ある。無線カードMの場合、カードの発売時にカード種
別としてSFカード、発売金額が登録され、カードの使
用時に残額と使用履歴が更新して登録されるものであ
る。無線カードSの場合、カードの発売時にカード種別
として障害者用カード、使用条件として後払い、発売金
額が「0円」が登録され、カードの使用時に使用履歴だ
けが更新して登録されるものである。無線カードSの発
行は代表会社の1社が発行するようになっている。
【0021】上記データベース8には、図4に示すよう
に、障害者用の無線カードSのカード番号と発行会社に
対する各会社線ごとの利用データが登録されるようにな
っている。この各会社線ごとの利用データとしては、各
利用ごとの利用日時、利用区間、利用金額、合計金額に
より構成されている。
【0022】ホスト計算機6は、上記データベース8に
登録されている各会社線ごとの利用データをそれぞれ通
信回線7を介して対応する別な会社線のホスト計算機6
へ送信するようになっている。
【0023】図5は、上記無線カードM、Sを処理でき
る入場用(出場用)の自動改札装置4の外観構成を概略
的に示すものである。自動改札装置4は、通常、2台1
組として駅の改札口などに設置され、両者の間に通行者
が通行する通路が形成される。
【0024】自動改札装置本体32の上面の一端部に
は、通行者が携帯し、無線通信によって送受信する機能
を備えた無線カードAとの間で改札情報などを送受信す
るためのアンテナ(図示しない)を内蔵する無線カード
リーダライタ33が設けられている。
【0025】この改札情報としては、たとえば、無線カ
ードMからは上記カード種別としてSFカード、残額情
報、前回の使用履歴が受信され、無線カードSからは上
記カード種別として障害者用カード、前回の使用履歴が
受信され、入場用の自動改札装置4の場合、乗車駅名、
乗車日時、最低区間料金を送信し、出場用の自動改札装
置4の場合、降車駅名、降車日時、金額(利用料金−最
低区間料金)を送信するものである。
【0026】本体32上には、通行者や駅員などに対し
て案内を行うためのプラズマディスプレイにより構成さ
れている案内表示部34が設けられている。
【0027】また、本体32の通路側の側面の両端部に
は、それぞれ通行者の通行を制御する開閉動作可能なド
ア35、35が設けられており、通行可否の判定結果に
基づき、このドア35、35が開閉制御されるようにな
っている。
【0028】本体32の各通路側の側面には、通行者検
知手段としての複数の光学的な検知器(図示しない)が
設けられている。
【0029】図6は、上記のように構成された自動改札
装置4の制御系統の構成を示すものである。すなわち、
この制御系統は、自動改札装置4全体の制御を司るCP
U(セントラル・プロセッシング・ユニット)41、C
PU41の制御プログラムなどを記憶しているROM
(リード・オンリ・メモリ)42、無線カードCから読
取った情報の記憶、および、制御プログラムのバッファ
として情報を記憶する記憶手段としてのRAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)43、無線カードM、Sの使用
が開始された乗車駅(あるいは、乗車駅に対応した乗車
駅コード)に対応した運賃情報を記憶している運賃メモ
リ44、上記案内表示部34を制御する表示制御回路4
5、上記ドア35を駆動するドア開閉機構46を制御す
るドア制御回路47、上記検知器の各検知出力に基づき
通行者の通過状況などを検知する人間検知器制御回路4
8、上記無線カードリーダライタ33、および、本装置
を制御する駅制御機5との間で情報の伝送を行う伝送制
御回路49などから構成されている。
【0030】次に、上記のような構成において、無線カ
ードM、Sに対する入場用の自動改札装置4における乗
車時の動作を説明する。
【0031】すなわち、無線カードMあるいはSが無線
カードリーダライタ33の通信エリア内に提示された
際、無線カードリーダライタ33は、無線カードMある
いはSとの間で通信を行う。
【0032】これにより、無線カードMのCPU21は
メモリ部22に登録されているカード種別としてのSF
カードを無線カードリーダライタ33を介してCPU4
1へ送信する。
【0033】または、無線カードSのCPU21はメモ
リ部22に登録されているカード種別としての障害者用
のカードを無線カードリーダライタ33を介してCPU
41へ送信する。
【0034】これにより、CPU41は、受信したカー
ド種別によりSFカードか障害者用のカードかを判断す
る。
【0035】この判断の結果、SFカードを判断した場
合、CPU41は、最低区間料金を差し引いた新たな残
額を算出し、この算出した新たな残額と入場駅情報とし
ての「乗車駅名、乗車日時等」とを無線カードリーダラ
イタ33を介して無線カードMへ返信する。これによ
り、無線カードM内のCPU21は受信した乗車駅名、
乗車日時等の入場駅情報を使用履歴情報としてメモリ部
22へ記録し、受信した新たな残額をメモリ部22へ更
新記録する。
【0036】また、上記判断の結果、障害者用のカード
を判断した場合、CPU41は、入場駅情報としての
「乗車駅名、乗車日時等」とを無線カードリーダライタ
33を介して無線カードSへ返信する。これにより、無
線カードS内のCPU21は受信した乗車駅名、乗車日
時等の入場駅情報を使用履歴情報としてメモリ部22へ
記録し、受信した新たな残額をメモリ部22へ更新記録
する。
【0037】次に、無線カードM、Sに対する出場用の
自動改札装置4における出場時の動作を、図7に示すフ
ローチャートを参照しつつ説明する。
【0038】すなわち、無線カードMあるいはSが無線
カードリーダライタ33の通信エリア内に提示された
際、無線カードリーダライタ33は、無線カードMある
いはSとの間で通信を行う(ST1)。
【0039】この通信により、無線カードMのCPU2
1はメモリ部22に記録されているカード種別としての
SFカードと残額と入場駅情報とを無線カードリーダラ
イタ33を介してCPU41へ送信する。
【0040】または、無線カードSのCPU21はメモ
リ部22に登録されているカード番号と発行会社とカー
ド種別としての障害者用のカードを無線カードリーダラ
イタ33を介してCPU41へ送信する。
【0041】これにより、CPU41は、無線カードM
から受信した入場駅情報から当該出場駅までの利用料金
(使用料金)を算出する(ST2)。
【0042】さらに、CPU41は、受信したカード種
別によりSFカードか障害者用のカードかを判断する
(ST3)。
【0043】この判断の結果、SFカードを判断した場
合、CPU41は、上記利用料金から最低区間料金を差
し引いた金額と残額とを比較し、残額が不足か否かを判
断する(ST4)。この判断の結果、残額が足りていた
場合、CPU41は、上記金額を残額から差し引いた新
たな残額を算出し(ST5)、この新たな残額と出場駅
情報としての「出場駅名、出場日時等」とを無線カード
リーダライタ33を介して無線カードMへ返信する(S
T6)。これにより、無線カードM内のCPU21は受
信した出場駅情報と新たな残額とをメモリ部22へ更新
記録する。また、CPU41は、無線カードMの所有者
の通過を許可とし、ドア制御回路47を制御しドア35
を開放する(ST7)。
【0044】また、上記ステップ4により残額の不足が
判断された場合、CPU41は、無線カードMの所有者
の通過を不許可とし、ドア制御回路47を制御しドア3
5を閉じ、案内表示部34により精算処理の案内を行う
(ST8)。
【0045】また、上記ステップ3の判断の結果、障害
者用のカードを判断した場合、CPU41は、受信した
カード番号と、発行会社と、入場駅情報としての「乗車
駅名、乗車日時等」と、出場駅情報としての「出場駅
名、出場日時等」とを駅制御機5を介してホスト計算機
6へ送信する(ST9)。
【0046】これにより、ホスト計算機6は、乗車駅名
と出場駅名とにより各会社毎の区間を判別し、各会社線
ごとの利用内容に合わせて利用データを、カード番号
と、発行会社に対応してデータベース8に記録する。
【0047】たとえば、A社利用データとして、「3月
1日 時 分、A〜B、140円」が記録され、B
社利用データとして、「3月1日 時 分、K〜
L、160円」が記録され、C社利用データとして、
「3月1日 時 分、a〜e、250円」が記録さ
れる。(図4参照)また各社の利用データも更新され
る。
【0048】また、CPU41は、出場駅情報としての
「出場駅名、出場日時等」とを無線カードリーダライタ
33を介して無線カードSへ返信する(ST10)。こ
れにより、無線カードS内のCPU21は受信した出場
駅名、出場日時等の出場駅情報を使用履歴情報としてメ
モリ部22へ記録する。
【0049】また、CPU41は、無線カードSの所有
者の通過を許可とし、ドア制御回路47を制御しドア3
5を開放する(ST11)。
【0050】次に、各社線間の各障害者用の無線カード
Sに対する利用データの精算について説明する。
【0051】まず、ホスト計算機6は、データベース8
に記録されている各無線カードSのカード番号ごとに対
応して記録されている発行会社がこのホスト計算機6の
会社と同一か否かを調べ、同一でない場合に、その無線
カードSの各会社線ごとの利用データを通信回線7を介
してその発行会社のホスト計算機6へ送信する。
【0052】また、他のホスト計算機6からの上記無線
カードSの各会社線ごとの利用データを受信した際、デ
ータベース8に追加記録される。
【0053】この結果、発行会社のホスト計算機6のデ
ータベース8に、対応する無線カードSごとの各会社線
ごとの利用データ(1か月分の集計)が記録される。
(図8参照)これにより、ホスト計算機6は、データベ
ース8において自分の会社名が付与されている利用デー
タ(カード番号ごと)の複数の会社線によるたとえば1
か月分の総利用金額を、データベース8に対応して記録
されている金融機関の口座番号に基づいて請求する。
【0054】また、この請求に対する徴収がなされた際
に、ホスト計算機6は、データベース8に記録されてい
る各無線カードSの会社線ごとの利用データにより、精
算を行う(他社使用額の支払を行う)。
【0055】また、上記集計時に、複数の会社線からの
利用日時を付け合わせることにより、不正利用等を判断
できるようになっている。
【0056】上記例では、ホスト計算機6、6間のデー
タのやり取りが通信回線の場合であったが、これに限ら
ず、MT(磁気テープ)等の記録媒体でやり取りを行う
ようにしても良い。
【0057】上記したように、SFカードとしての無線
カードによる精算システムが機能しているものにおい
て、障害者用の無線カードに対する支払いを後払いとす
るようにしたものである。
【0058】これにより、障害者が、無線カードを用い
ようとした場合に、無線カードの購入時による現金投入
処理が不要となり、乗車ごとに利用金額を調べることな
く利用することができ、残額不足による精算処理が不要
となる。
【0059】すなわち、使用額の後払い方式とすること
により、乗車券の購入や精算処理が不要となり、自動改
札機のみを使用することで目的地までの鉄道利用がしや
すくなる。
【0060】また、障害者用の無線カードは代表会社の
1社が発行し、この会社が利用者からの支払処理(振込
み処理)を一括して行うようにしたものである。
【0061】これにより、後払いの手続きを各社別に行
う必要がない。つまり、代表1社のみと行えば良い。
【0062】すなわち、通常のSFカードとしての無線
カードと同一の清算システムで障害者用の無線カードで
の清算処理が可能となる。
【0063】また、代表会社のみが後払いの請求システ
ムを構築すれば、他の会社は後払いの請求システムを構
築する必要がない。
【0064】以上のことにより、障害者も安心して鉄道
が利用できることになると共に、利用率の向上が図れ
る。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、障害者が、無線カードを用いようとした場合に、無
線カードの購入時による現金投入処理が不要となり、乗
車ごとに利用金額を調べることなく利用することがで
き、残額不足による精算処理が不要となる無線カードシ
ステムと無線カードシステムにおける料金徴収方法を提
供できる。
【0066】さらに、複数の会社線にまたがって乗車し
た際にも、精算処理が不要となる無線カードシステムと
無線カードシステムにおける料金徴収方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の無線カードシステムの概
略構成を示すブロック図。
【図2】無線カードの概略構成を示すブロック図。
【図3】無線カードのメモリ部の登録内容を説明するた
めの図。
【図4】データベースに登録される障害者用の無線カー
ドのカード番号と発行会社に対する各会社線ごとの利用
データを示す図。
【図5】自動改札装置の外観構成を概略的に示す図。
【図6】自動改札装置の制御系統の概略構成を示すブロ
ック図。
【図7】無線カードに対する出場時の動作を説明するた
めのフローチャート。
【図8】データベースに登録される障害者用の無線カー
ドのカード番号と発行会社に対する各会社線ごとの利用
データを示す図。
【符号の説明】
1…会社線 2…駅 3…無線カード発行機 4…自動改札装置 5…駅制御機 6…ホスト計算機 8…データベース M…SFカードとしての無線カード S…障害者用の無線カード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各駅に設置される自動改札装置と無線カ
    ードとの無線通信により改札処理を行い、上記自動改札
    装置と接続されるホスト装置を有する無線カードシステ
    ムにおいて、 上記無線カードが、 カード番号と入場駅情報を記憶する第1の記憶手段と、 上記自動改札装置に対して、上記第1の記憶手段に記憶
    されているカード番号と入場駅情報を送信する第1の送
    信手段とからなり、 上記自動改札装置が、 上記無線カードからの入場駅情報により利用料金を算出
    する算出手段と、 この算出手段により算出した利用料金を上記無線カード
    からのカード番号とともに上記ホスト装置へ送信する第
    2の送信手段とからなり、 上記ホスト装置が、 上記無線カードのカード番号に基づく支払先の口座番号
    を記憶するとともに、上記自動改札装置から供給される
    カード番号ごとの利用料金を累積記憶する第2の記憶手
    段と、 この第2の記憶手段により累積記憶したカード番号ごと
    の利用料金を、上記カード番号に対応して記憶されてい
    る支払先の口座番号に対して請求する請求手段とからな
    る、 ことを特徴とする無線カードシステム。
  2. 【請求項2】 種々の会社線ごとの各駅に設置される自
    動改札装置と無線カードとの無線通信により改札処理を
    行い、上記会社線ごとに設けられ、上記会社線内の自動
    改札装置と接続されるホスト装置を有する無線カードシ
    ステムにおいて、 上記無線カードが、 カード番号、発行会社、入場駅情報を記憶する第1の記
    憶手段と、 上記自動改札装置に対して、上記第1の記憶手段に記憶
    されているカード番号、発行会社、入場駅情報を送信す
    る第1の送信手段とからなり、 上記自動改札装置が、 上記無線カードからの入場駅情報により利用料金を算出
    する算出手段と、 この算出手段により算出した利用料金を上記無線カード
    から供給されるカード番号と発行会社とともに当該自動
    改札装置に対応する会社線の上記ホスト装置へ送信する
    第2の送信手段とからなり、 上記ホスト装置が、 上記無線カードのカード番号に基づく支払先の口座番号
    を記憶するとともに、上記自動改札装置から供給される
    カード番号ごとの利用料金を累積記憶する第2の記憶手
    段と、 上記発行会社が当該会社線名と異なるカード番号ごとの
    利用料金をカード番号、発行会社とともに他のホスト装
    置へ送信する第3の送信手段と、 他のホスト装置から供給される上記発行会社が当該会社
    線名と一致する際に、カード番号ごとの利用料金を上記
    第2の記憶手段で累積記憶する処理手段と、 この処理手段により上記第2の記憶手段で累積記憶した
    カード番号ごとの利用料金を、上記カード番号に対応し
    て記憶されている支払先の口座番号に対して請求する請
    求手段とからなる、 ことを特徴とする無線カードシステム。
  3. 【請求項3】 種々の会社線ごとの各駅に設置される自
    動改札装置と前払いの第1の無線カードあるいは後払い
    の第2の無線カードとの無線通信により改札処理を行
    い、上記会社線ごとに設けられ、上記会社線内の自動改
    札装置と接続されるホスト装置を有する無線カードシス
    テムにおいて、 上記第1の無線カードが、 金額情報と前払いのカード情報と入場駅情報を記憶する
    第1の記憶手段と、 上記自動改札装置に対して、上記第1の記憶手段に記憶
    されている金額情報と前払いのカード情報と入場駅情報
    を送信する第1の送信手段と、 供給される新たな金額情報により上記第1の記憶手段に
    記憶されている金額情報を更新する更新手段とからな
    り、 上記第2の無線カードが、 カード番号、発行会社、後払いのカード情報、入場駅情
    報を記憶する第2の記憶手段と、 上記自動改札装置に対して、上記第2の記憶手段に記憶
    されているカード番号、発行会社、入場駅情報を送信す
    る第2の送信手段とからなり、 上記自動改札装置が、 上記第1の無線カードあるいは上記第2の無線カードか
    らの入場駅情報により利用料金を算出する算出手段と、 供給されるカード情報により第1の無線カードか第2の
    無線カードかを判断する判断手段と、 この判断手段により第1の無線カードと判断した際に、
    供給される金額情報から上記算出手段により算出された
    利用料金を減算した新たな金額情報を上記第1の無線カ
    ードへ送信する第3の送信手段と、 上記判断手段により第2の無線カードと判断した際に、
    上記算出手段により算出した利用料金を上記無線カード
    から供給されるカード番号と発行会社とともに当該自動
    改札装置に対応する会社線の上記ホスト装置へ送信する
    第4の送信手段とからなり、 上記ホスト装置が、 上記無線カードのカード番号に基づく支払先の口座番号
    を記憶するとともに、上記自動改札装置から供給される
    カード番号ごとの利用料金を累積記憶する第2の記憶手
    段と、 上記発行会社が当該会社線名と異なるカード番号ごとの
    利用料金をカード番号、発行会社とともに他のホスト装
    置へ送信する第5の送信手段と、 他のホスト装置から供給される上記発行会社が当該会社
    線名と一致する際に、カード番号ごとの利用料金を上記
    第2の記憶手段で累積記憶する処理手段と、 この処理手段により上記第2の記憶手段で累積記憶した
    カード番号ごとの利用料金を、上記カード番号に対応し
    て記憶されている支払先の口座番号に対して請求する請
    求手段とからなる、 ことを特徴とする無線カードシステム。
  4. 【請求項4】 各駅に設置される自動改札装置と無線カ
    ードとの無線通信により改札処理を行い、上記自動改札
    装置と接続されるホスト装置を有するものにおいて、 上記無線カードが、 カード番号と入場駅情報を記憶し、 この記憶されているカード番号と入場駅情報を上記自動
    改札装置に対して送信し、 上記自動改札装置が、 上記無線カードからの入場駅情報により利用料金を算出
    し、 このり算出した利用料金を上記無線カードからのカード
    番号とともに上記ホスト装置へ送信し、 上記ホスト装置が、 上記自動改札装置から供給されるカード番号ごとの利用
    料金を累積記憶し、 この累積記憶したカード番号ごとの利用料金を、上記カ
    ード番号に対応して記憶されている支払先の口座番号に
    対して請求する、 ことを特徴とする無線カードシステムにおける料金徴収
    方法。
  5. 【請求項5】 種々の会社線ごとの各駅に設置される自
    動改札装置との無線通信により改札処理を行い、上記会
    社線ごとに設けられ、上記会社線内の自動改札装置と接
    続されるホスト装置を有するものにおいて、 上記無線カードが、 カード番号、発行会社、入場駅情報を記憶し、 この記憶されているカード番号、発行会社、入場駅情報
    を上記自動改札装置に対して送信し、 上記自動改札装置が、 上記無線カードからの入場駅情報により利用料金を算出
    し、 この算出した利用料金を上記無線カードから供給される
    カード番号と発行会社とともに当該自動改札装置に対応
    する会社線の上記ホスト装置へ送信し、 上記ホスト装置が、 上記自動改札装置から供給されるカード番号ごとの利用
    料金を累積記憶し、 上記発行会社が当該会社線名と異なるカード番号ごとの
    利用料金をカード番号、発行会社とともに他のホスト装
    置へ送信し、 他のホスト装置から供給される上記発行会社が当該会社
    線名と一致する際に、カード番号ごとの利用料金を累積
    記憶し、 この累積記憶したカード番号ごとの利用料金を、上記カ
    ード番号に対応して記憶されている支払先の口座番号に
    対して請求する、 ことを特徴とする無線カードシステムにおける料金徴収
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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