JP2001082738A - 燃焼制御装置 - Google Patents

燃焼制御装置

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JP2001082738A
JP2001082738A JP25483899A JP25483899A JP2001082738A JP 2001082738 A JP2001082738 A JP 2001082738A JP 25483899 A JP25483899 A JP 25483899A JP 25483899 A JP25483899 A JP 25483899A JP 2001082738 A JP2001082738 A JP 2001082738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 能力切替式の燃焼機器に備えられる複数本の
バーナの燃焼本数を、要求される燃焼能力に応じて複数
段階に切替制御を行う燃焼制御装置において、任意の中
間段階における最大燃焼モード及び最小燃焼モードへの
切替、及び中間段階における燃焼の確認が容易な燃焼制
御装置を提供すること。 【解決手段】 燃焼機器1に備えられる複数本のバーナ
14a〜14bの燃焼本数を複数段階に切替制御を行う
燃焼制御装置40において、各段階毎に燃焼モードを最
大又は最小に固定するためのモード固定装置50(段階
別モード固定手段)を設けた。モード固定装置50に
は、切替スイッチ56、最大スイッチ52及び最小スイ
ッチ54を設け、切替スイッチ56をONにした状態
で、最大スイッチ52又は最小スイッチ54を押すと、
1回押す毎に、各段階における最大燃焼モード又は最小
燃焼モードに周期的に移行させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼制御装置に関
し、さらに詳しくは、複数本のバーナを備えた給湯器、
暖房器、風呂釜等の燃焼機器の燃焼状態を制御するため
に用いられる燃焼制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給湯器、暖房器、風呂釜等の燃焼機器に
は、複数本のバーナを備え、要求される燃焼能力に応じ
て燃焼させるバーナの本数を複数段階に切り替える、い
わゆる能力切替式のものが知られている。能力切替式の
燃焼機器においては、火力の調節は、燃焼させるバーナ
の本数、並びにバーナに供給されるガスの圧力及び送風
ファンによって供給される空気の送風量を燃焼制御装置
を用いて制御することにより行われている。
【0003】ところで、バーナに供給されるガス圧の制
御は、一般に、ガス比例弁の開度を調節することにより
行われるが、ガス比例弁は、燃焼制御装置から出力され
る電流の大きさに応じて制御されるようになっている。
このガス比例弁は、電流−ガス圧特性にばらつきがある
ので、燃焼制御装置から個々のガス比例弁に対して一定
の電流値を出力しても、通常は、一定のガス圧は得られ
ない。そのため、この種の燃焼機器では、出荷検査時あ
るいは保守点検時において、電流値の最大から最小まで
の可変範囲を設定するためのガス圧設定調整を行う必要
がある。
【0004】ガス圧設定調整は、具体的には、燃焼制御
装置に設けられたスイッチにより、燃焼状態を通常の比
例制御が行われる通常燃焼モードから、燃焼状態を最大
能力に固定した最大燃焼モード、又は最小能力に固定し
た最小燃焼モードに切り換え、最大燃焼時あるいは最小
燃焼時に所定のガス圧が得られるように、ガス比例弁の
電流値を調節することにより行われるのが一般的であ
る。
【0005】また、能力切替式の燃焼機器の場合、ガス
圧設定調整は、全域における電流値の最大、最小を設定
するのが一般的である。すなわち、能力切替式の燃焼機
器の場合、すべてのバーナにガスを供給し、すべてのバ
ーナを最大能力に固定して燃焼させた最大燃焼モード、
及び最小火力の1本のバーナにガスを供給し、その1本
のバーナを最小能力に固定して燃焼させた最小燃焼モー
ドに切り替え、電流値の最大及び最小を設定するのが一
般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】能力切替式の燃焼機器
は、複数あるバーナの燃焼本数を切り替えて使用するも
のであるため、燃焼段数が切り替えられた時に、ガス圧
及びその制御範囲が変動する場合がある。ガス圧の変動
は、バーナに供給されるガス量を変動させ、燃焼制御の
精度を低下させる原因となる。従って、能力切替式の燃
焼機器において、燃焼制御の精度を向上させるために
は、全域におけるガス圧設定調整のみならず、複数本あ
るバーナの一部を燃焼させた中間段階におけるガス圧設
定調整を行うことが望ましい。
【0007】しかしながら、能力切替式の燃焼機器に用
いられる従来の燃焼制御装置は、燃焼状態を、全域にお
ける最大燃焼モード及び最小燃焼モードに固定する機能
のみが備えられ、全域における電流値の最大、最小の設
定しかできないものであった。そのため、中間段階にお
ける最大燃焼モード及び最小燃焼モードへの切替ができ
ず、中間段階における燃焼の確認が難しいという問題が
あった。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、能力切
替式の燃焼機器に備えられる複数本のバーナの燃焼本数
を、要求される燃焼能力に応じて複数段階に切替制御を
行う燃焼制御装置において、任意の中間段階における最
大燃焼モード及び最小燃焼モードへの切替が可能であ
り、中間段階における燃焼の確認が容易な燃焼制御装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、燃焼機器に備えられる複数本のバーナの燃
焼本数を、要求される燃焼能力に応じて複数段階に切替
制御を行う燃焼制御装置において、各段階毎に前記バー
ナの燃焼モードを最大燃焼モード又は最小燃焼モードに
固定するための段階別モード固定手段を備えていること
を要旨とするものである。
【0010】上記構成を有する本発明に係る燃焼制御装
置によれば、各段階毎に最大燃焼モード又は最小燃焼モ
ードに切り替える段階別モード固定手段を備えているの
で、全域における最大燃焼モード及び最小燃焼モードの
みならず、任意の中間段階における最大燃焼モード又は
最小燃焼モードへの固定が可能になり、中間段階におけ
る燃焼の確認が容易化される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態を図面を参照しながら説明する。図2に、複数のバー
ナを備えた能力切替式の燃焼機器の概略構成図を示す。
図2において、燃焼機器1は、燃焼器本体10と燃焼制
御装置40とを備えている。
【0012】本発明が適用される燃焼機器としては、給
湯器、暖房、風呂釜等、ガス或いは石油を燃焼させるこ
とにより所望の熱量を得る各種の機器が該当し、特に限
定されるものではないが、本実施の形態では、燃焼機器
1として、給湯器が用いられている。
【0013】燃焼機器1(以下、「給湯器1」とい
う。)の燃焼器本体10(以下、「給湯器本体10」と
いう。)は、熱交換器12と、3本のバーナ14a、1
4b、14cとを備えている。熱交換器12の両端に
は、それぞれ、給水管16及び出湯管18が接続され、
給水管16から供給される水を熱交換器12に導き、3
本のバーナ14a、14b、14cのいずれか1以上に
より加熱した後、出湯管18から出湯させるようになっ
ている。
【0014】ここで、各バーナ14a、14b、14c
の燃焼能力(給湯号数)は、すべて同一のものを用いて
も良く、あるいは、異なる給湯号数のものを用いても良
い。特に、給湯号数の異なるバーナを用いると、燃焼能
力を細かく設定できるという利点がある。本実施の形態
の場合、バーナ14a、14b、及び14cには、それ
ぞれ、給湯号数が7号、4号、及び6号のものが用いら
れている。
【0015】各バーナ14a、14b、及び14cに
は、それぞれ、ガス管20a、20b、及び20cが接
続され、各ガス管20a、20b、及び20cには、そ
れぞれ、燃焼状態を複数段階に切り替えて使用するため
の能力切替弁22a、22b、及び22cが設けられて
いる。また、各ガス管20a、20b、20cは、とも
に主ガス管24に接続され、主ガス管24から供給され
るガスを、各ガス管20a、20b、20cに分配する
ようになっている。
【0016】また、主ガス管24には、各バーナ14
a、14b、14cに供給されるガスの圧力を調節する
ためのガス比例弁26及び、主ガス管24へのガスの供
給及び停止を行うための元電磁弁28が設けられてい
る。さらに、バーナ14a、14b、14cに近接し
て、送風ファン32が設けられ、各バーナ14a、14
b、14cに所定量の空気を送風するようになってい
る。
【0017】燃焼制御装置40は、給湯器本体10に備
えられる各種のセンサ(図示せず)からの信号に基づ
き、能力切替弁22a、22b、22c、ガス比例弁2
8、元電磁弁28、送風ファン32等を制御するための
ものである。燃焼制御装置40は、公知のCPU、RA
M、ROM等により構成され、そのROMには、給湯器
本体10を制御するための各種のプログラムが格納され
ている。
【0018】また、本実施の形態の場合、燃焼制御装置
40には、ガス比例弁26による比例制御を行う通常燃
焼モード、並びに複数ある各段階毎にバーナ14a、1
4b、14cを最大火力で燃焼させる最大燃焼モード、
及び最小火力で燃焼させる最小燃焼モードに切り替える
ための段階別モード固定手段を備えている。
【0019】段階別モード固定手段とは、具体的には、
燃焼制御装置40のROMに格納された制御プログラム
とモード固定装置50からなっている。図3に、モード
固定装置50の拡大図を示す。図3において、モード固
定装置50は、最大スイッチ52と、最小スイッチ54
と、切替スイッチ56と、表示装置58とを備えてい
る。本実施の形態の場合、最大スイッチ52及び最小ス
イッチ54には、アンロック式の押しボタン式スイッチ
が用いられ、切替スイッチ56には、ディップスイッチ
が用いられている。
【0020】最大スイッチ52及び最小スイッチ54
は、燃焼制御装置40のROMに格納された制御プログ
ラムによって、切替スイッチ56がOFFの場合には、
燃焼状態を全域における最大燃焼モード及び最小燃焼モ
ードに固定し、切替スイッチ56がONの場合には、燃
焼状態を任意の中間段階における最大燃焼モード及び最
小燃焼モードに固定するようになっている。
【0021】また、表示装置58は、給湯器本体10の
燃焼状態を表示するためのものである。本実施の形態の
場合、表示装置58は、通常燃焼時には何も表示され
ず、最大燃焼モード及び最小燃焼モードの時には、それ
ぞれ「nH」及び「nL」(但し、nは燃焼段数を示
す。)が表示されるようになっている。
【0022】次に、本実施の形態に係る燃焼制御装置の
作用について、図1を参照しながら説明する。初めに、
通常燃焼モードについて説明する。まず、通常燃焼モー
ドで燃焼を行う場合には、切替スイッチ56をOFF側
にスライドさせ、さらに、最大スイッチ52及び最小ス
イッチ54をいずれもOFFにする。この時、表示装置
58には、何も表示されない。
【0023】この状態で、給湯器1の図示しない水栓を
開くと、燃焼制御装置40が給水管16内の水流を検知
するので、元電磁弁28が開かれ、バーナ14a、14
b、14cに点火される。そして、出湯管18から排出
される湯の温度が予め定められた設定温度になるよう
に、能力切替弁22a、22b、22c、ガス比例弁2
6及び送風ファン32の制御が行われる。
【0024】ここで、本実施の形態の場合、バーナ14
a、14b、14cには、上述したように、それぞれ、
給湯号数が7号、4号、及び6号のものを使用している
ので、燃焼させるバーナの本数を切替制御することによ
り、給湯器1の燃焼能力を次の表1に示すように、4段
階に切り替えることができる。
【0025】
【表1】
【0026】実際に運転する際には、燃焼制御装置40
が、給水管16を流れる水量、水温、設定温度等に基づ
いて必要な熱量を算出し、バーナの燃焼本数を決定す
る。例えば、要求される熱量が給湯号数にして4号以下
と判断された場合には、バーナ14bのみによる第1段
階の燃焼が行われる。また、例えば、要求される熱量が
給湯号数にして4号以上7号以下である場合には、バー
ナ14aのみによる第2段階の燃焼に切り替えられる。
【0027】同様に、要求される熱量が給湯号数にして
7号以上11号以下である場合には、バーナ14a及び
14bによる第3段階の燃焼に切り替えられ、さらに、
要求される熱量が給湯号数にして11号以上である場合
には、バーナ14a、14b及び14cによる第4段階
の燃焼に切り替えられる。そして、各段階毎に、出湯管
18から設定温度の湯が出湯されるように、燃焼制御装
置40により、ガス比例弁26及び送風ファン32の比
例制御が行われるものである。
【0028】次に、全域における最大燃焼モード及び最
小燃焼モードの設定方法について説明する。切替スイッ
チ56がOFF側にある場合において、最大スイッチ5
2又は最小スイッチ54を操作すると、全域における最
大燃焼モード及び最小燃焼モードの設定のみが可能な状
態(以下、このような状態を「全域モード」という。)
となる。
【0029】例えば、給湯器1が通常燃焼モードにある
場合に、切替スイッチ56をOFFとしたまま、最大ス
イッチ52を押す(ONにする)と、図1に示すよう
に、燃焼状態は、最大段階における最大燃焼モードに固
定される。また、この時、表示装置58には、「4H」
が表示される。最大スイッチ52をはなす(OFFにす
る)と、通常燃焼モードに切り替わり、表示装置58は
無表示に戻る。以下、切替スイッチ56がOFFである
場合には、最大スイッチ52を押す毎に通常燃焼モード
から最大段階における最大燃焼モードに切り替わる。
【0030】同様に、給湯器1が通常燃焼モードにある
場合に、切替スイッチ56をOFFとしたまま、最小ス
イッチ54を押す(ONにする)と、図1に示すよう
に、燃焼状態は、第1段階における最小燃焼モードに固
定される。また、この時、表示装置58には、「1L」
が表示される。最小スイッチ54をはなす(OFFにす
る)と、通常燃焼モードに切り替わり、表示装置58は
無表示に戻る。以下、切替スイッチ56がOFFである
場合には、最小スイッチ52を押す毎に通常燃焼モード
から第1段階における最小燃焼モードに切り替わる。
【0031】さらに、最大スイッチ52及び最小スイッ
チ54は、一方がONの状態である場合において他方の
スイッチが押されたときには、最小スイッチ54をON
にした状態に移行する機能を備えている。すなわち、燃
焼状態が全域における最大燃焼モードに固定されている
場合において、最小スイッチ54がONされた時は、第
1段階における最小燃焼モードに移行するようになって
いる。
【0032】このように、本実施の形態に係る燃焼制御
装置40は、切替スイッチ56がOFFである場合に
は、従来の燃焼制御装置と同様に、全域における最大燃
焼モード、あるいは最小燃焼モードに固定する機能を備
えており、全域における電流値の最大、最小を設定する
ことができる。そのため、ガス圧設定調整を細かく行う
必要がない場合には、目的とするモードに簡便に移行さ
せることができ、メンテナンスを効率よく行えるという
利点がある。
【0033】次に、任意の中間段階における最大燃焼モ
ード及び最小燃焼モードの設定方法について説明する。
燃焼状態を任意の中間段階に移行させるためには、切替
スイッチ56をON側にスライドさせればよい。これに
より、任意の中間段階における最大燃焼モード及び最小
燃焼モードの設定が可能な状態(以下、このような状態
を「中間段数発生モード」という。)になる。
【0034】例えば、給湯器1が通常燃焼モードにある
場合において、切替スイッチ56をON側にスライドさ
せた時には、図1に示すように、第1段階における最小
燃焼モードに移行し、表示装置58には、「1L」が表
示される。また、切替スイッチ56がOFFであり、か
つ、最小スイッチ54がONになっている場合におい
て、切替スイッチ56をON側にスライドさせた時に
は、図1に示すように、表示装置58の表示は、「1
L」のままであるが、切替スイッチ56をONにしたこ
とよって、全域モードから中間段数発生モードに移行す
る。
【0035】この状態から最小スイッチ54を再度押す
と、第2段階における最小燃焼モードに移行し、表示装
置58には「2L」が表示される。さらに、最小スイッ
チ54を押すと、一回押す毎に、第3段階における最小
燃焼モード、及び第4段階における最小燃焼モードへと
順次移行し、表示装置58には、これに応じて、それぞ
れ「3L」及び「4L」が表示される。
【0036】また、燃焼状態が第4段階における最小燃
焼モードに固定されている場合において、さらに最小ス
イッチ54が押された時には、第1段階における最小燃
焼モードに戻り、表示装置58には、「1L」が表示さ
れる。以下、同様に、最小スイッチ54を1回押す毎
に、周期的に各段階における最小燃焼モードに移行す
る。
【0037】一方、切替スイッチ56がOFFであり、
かつ、最大スイッチ52がONになっている場合におい
て、切替スイッチ56をON側にスライドさせた時に
は、図1に示すように、第1段階における最大燃焼モー
ドに移行し、表示装置58には、「1H」が表示され
る。
【0038】この状態から最大スイッチ52を再度押す
と、第2段階における最大燃焼モードに移行し、表示装
置58には「2H」が表示される。さらに、最大スイッ
チ52を押すと、一回押す毎に、第3段階における最大
燃焼モード、及び第4段階における最大燃焼モードへと
順次移行し、表示装置58には、これに応じて、それぞ
れ「3H」、及び「4H」が表示される。
【0039】また、燃焼状態が第4段階における最大燃
焼モードに固定されている場合において、さらに最大ス
イッチ52が押された時には、第1段階における最大燃
焼モードに戻り、表示装置58には、「1H」が表示さ
れる。以下、同様に、最大スイッチ52を1回押す毎
に、周期的に各段階における最大燃焼モードに移行す
る。
【0040】さらに、最大スイッチ52及び最小スイッ
チ54は、切替スイッチ56がONであり、かつ、最大
燃焼モード及び最小燃焼モードのいずれかである場合に
おいて、他方のスイッチが押された時には、他方の状態
に移行する機能を備えている。
【0041】すなわち、第n段階目の最小燃焼モードの
状態にある場合において最大スイッチ52が押された時
には、第n段階目の最大燃焼モードに移行し、第n段階
目の最大燃焼モードの状態にある場合において最小スイ
ッチ54が押された時には、第n段階目の最小燃焼モー
ドに移行するようになっている。
【0042】そして、切替スイッチ56がON側にあ
り、燃焼状態がいずれかの中間段階における最大燃焼モ
ード又は最小燃焼モードに固定されている場合におい
て、切替スイッチ56をOFF側にスライドさせたとき
には、最大燃焼モード及び最小燃焼モードの双方がキャ
ンセルされ、通常燃焼モードに戻る。
【0043】以上のように、本発明に係る燃焼制御装置
は、全域における最大燃焼モード及び最小燃焼モードの
設定が可能であることに加え、任意の中間段階における
最大燃焼モード又は最小燃焼モードへの切り替えが可能
であるので、従来、困難であった中間段階における燃焼
の確認が容易となる。また、これによって、機器の開発
段階のみならず、メンテナンス時においても、検査を効
率よく行うことが可能となる。
【0044】また、本実施の形態に係る燃焼制御装置4
0は、最大スイッチ52、最小スイッチ54及び切替ス
イッチ56の3つのスイッチを用いて、任意の中間段階
における最小燃焼モード及び最大燃焼モードへの周期的
な切り替えを行うようになっているので、部品点数が削
減され、燃焼制御装置40の低コスト化に寄与するとい
う利点がある。
【0045】以上、本発明の実施の形態について詳細に
説明したが、本発明は、上記実施の形態に何ら限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種
々の改変が可能である。
【0046】例えば、上記実施の形態では、給湯号数の
異なる3本のバーナ14a、14b、14cを4段階に
切り替えて使用する給湯器1に適用される燃焼制御装置
40について説明したが、バーナの給湯号数及び燃焼状
態の段数は、これに限定されるものではない。すなわ
ち、給湯号数の等しい3本のバーナを用いて3段階に切
り替えて使用する給湯器、あるいは、4本以上のバーナ
を用いて4段階以上に切り替えて使用する給湯器に対し
ても、制御プログラムを若干変更するだけで本発明を容
易に適用することができる。
【0047】また、上記実施の形態では、最大スイッチ
52及び最小スイッチ54として、押しボタン式スイッ
チが用いられ、押しボタン式スイッチを1回押す毎に所
定の燃焼状態が周期的に発生するように構成されている
が、所定の燃焼状態を簡便に発生させることができるも
のであれば、スイッチの形態は、これに限定されるもの
ではない。
【0048】さらに、上記実施の形態では、表示装置5
8は、数字及び記号により燃焼状態を表示するようにな
っているが、表示装置はこれに限定されるものではな
い。例えば、段数を表示するランプ及び燃焼モードを表
示するランプを設け、段数及び燃焼モードに対応するラ
ンプを点灯させ、これによって燃焼状態を表示させるよ
うにしても良く、これにより上記実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明は、燃焼機器に備えられる複数本
のバーナの燃焼本数を、要求される燃焼能力に応じて複
数段階に切替制御を行う燃焼制御装置において、各段階
毎に前記バーナの燃焼モードを最大燃焼モード又は最小
燃焼モードに固定するための段階別モード固定手段を備
えているので、全域における最大、最小のみならず、任
意の中間段階における最大燃焼モード及び最小燃焼モー
ドで燃焼させることができ、中間段階における燃焼の確
認が容易化されるという効果がある。
【0050】また、最大スイッチ、最小スイッチ及び切
替スイッチの3つのスイッチを用いて、任意の中間段階
における最小燃焼モード及び最大燃焼モードへの周期的
な切り替えを行うようにした場合には、部品点数が削減
され、燃焼制御装置の低コスト化が図れるという効果が
ある。
【0051】以上のように、本発明に係る燃焼制御装置
によれば、従来、困難であった任意の中間段階における
燃焼の確認が容易となり、出荷時あるいはメンテナンス
時における燃焼機器の検査の高精度化、効率化に寄与す
るものであり、産業上その効果の極めて大きい発明であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る燃焼制御装置による
燃焼モードの切替状態を説明する図である。
【図2】本発明に係る燃焼制御装置及びこれが適用され
る燃焼機器の概略構成図である。
【図3】図2に示す燃焼制御装置に備えられるモード固
定装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 燃焼機器(給湯器) 10 燃焼器本体(給湯器本体) 14a〜14c バーナ 40 燃焼制御装置 50 モード固定装置(段階別モード固定手
段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼機器に備えられる複数本のバーナの
    燃焼本数を、要求される燃焼能力に応じて複数段階に切
    替制御を行う燃焼制御装置において、 各段階毎に前記バーナの燃焼モードを最大燃焼モード又
    は最小燃焼モードに固定するための段階別モード固定手
    段を備えていることを特徴とする燃焼制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020094731A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 リンナイ株式会社 熱源機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020094731A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 リンナイ株式会社 熱源機

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