JP2001077027A - ドープ層を有する半導体薄膜の成長方法 - Google Patents

ドープ層を有する半導体薄膜の成長方法

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JP2001077027A
JP2001077027A JP25113399A JP25113399A JP2001077027A JP 2001077027 A JP2001077027 A JP 2001077027A JP 25113399 A JP25113399 A JP 25113399A JP 25113399 A JP25113399 A JP 25113399A JP 2001077027 A JP2001077027 A JP 2001077027A
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gas
doping
reaction furnace
thin film
impurity
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Kunimasa Takahashi
邦方 高橋
Makoto Kitahata
真 北畠
Masao Uchida
正雄 内田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低不純物のアンドープ層上に最適なドーピン
グ効率でしかも境界部分が急峻なプロファイルで形成さ
れたn型ドープ層、または最適なドーピング効率で形成
されたp型及びn型ドープ層からなり不純物濃度が境界
部分で急峻なプロファイルのpn接合を有する半導体薄
膜を成長することを可能にする薄膜成長方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 反応炉2の内部に基板3を設置し、高温
に加熱された基板3上にアンドープ層の薄膜を成長さ
せ、引きつづきドーピングガス12を供給してドープ層
を成長させると同時に流量計1を用いて少なくとも一種
の原料ガス7の流量を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材上にドープ層
を有する半導体薄膜を成長させるための薄膜成長方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭化珪素(シリコンカーバイド、Si
C)は珪素(Si)に比べて高硬度で薬品にも犯されに
くく、バンドギャップが大きい半導体であることから、
次世代のパワーデバイスや高周波デバイス、高温動作デ
バイス等へ応用されることが期待される半導体材料であ
る。炭化珪素は、立方晶系の3C−SiCや六方晶系の
6H−SiC、4H−SiC等、多くのポリタイプを有
する。
【0003】従来、炭化珪素の成長方法は、例えば特開
昭62−36813号公報に記載されたものが知られて
いる。以下に一般的な炭化珪素の結晶成長装置を示す。
【0004】図5は従来の炭化珪素の縦型結晶成長装置
の概念図を示している。図5において、反応炉50、カ
ーボン製サセプタ51、基板52、コイル53、反応炉
50に原料ガス54、希釈ガス55または不純物ドーピ
ングガス56を供給するガス供給系57、反応炉50を
排気するガス排気系58から構成されている。原料ガス
54、希釈ガス55及び不純物ドーピングガス56は反
応炉50の上部より矢印のようにガス供給系57から供
給される。原料ガス54、希釈ガス55及び不純物ドー
ピングガス56は矢印59のようにガス排気系58によ
り排気される。反応炉50内の圧力はバルブ60によっ
て調節される。支持軸61により支えられたサセプタ5
1は反応炉50の周りに巻かれたコイル53を用いた高
周波誘導加熱により加熱される。反応炉50の周辺部6
2には冷却水を循環している。
【0005】反応炉50の上部より炭化水素ガス(例え
ばプロパン)及び水素を導入して、圧力を大気圧または
大気圧以下に調整する。コイル53に高周波電力を印加
して基板52を加熱し、基板52の表面温度を1200
℃程度にすることによって基板52の表面に炭化処理を
施し、極薄の炭化珪素を成長させる。その後、炭化水素
ガスの供給量を減らし珪素を含むガス(例えばシラン)
を導入すると、基板52の表面に立方晶系の炭化珪素が
成長する。基板52として数度のオフ角度のついた炭化
珪素を用いた場合は温度を1500℃以上とすることに
より、炭化処理を施すことなく基板52上に炭化珪素が
成長する。アンドープ層上に不純物ドープ層を形成する
場合には、前記原料ガスの供給量は一定のまま不純物ド
ーピングガス56(n型ドープ層の場合には例えば窒
素、またp型ドープ層の場合には例えばトリメチルアル
ミニウム(TMA)もしくはジボラン)を反応炉50の
上部よりガス供給系57から供給する。結晶成長終了
後、原料ガス54の供給を止めて、コイル53への高周
波電力の印加を停止して加熱を終了し、基板52を冷却
する。
【0006】また、炭化珪素の結晶成長装置として、反
応炉50を横置きにした横型の装置もある。基本的には
図5の縦型の結晶成長装置と同様であるが、ガスを側部
より供給する点が異なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では、例えば炭化珪素薄膜のアンドープ層上にn
型ドープ層を形成する場合、アンドープ層形成の際には
炭素の原子位置を置換する成長雰囲気中の窒素原子の取
り込みを抑制してアンドープ層の窒素原子濃度を低減す
るために、反応炉へ供給する炭素を含む原料ガスと珪素
を含む原料ガスの流量比(C/Si比)を高めに設定す
るが、この流量比で引き続きn型ドープ層を形成すると
ドーピングガスとして供給した窒素が薄膜中に取り込ま
れにくくなってドーピング効率が低下したり、アンドー
プ層との境界部分で窒素原子濃度がなだらかな傾斜をも
つ分布になるという問題が存在する。また、炭化珪素薄
膜のpn接合を形成する場合、p型ドープ層を形成する
際にはアクセプタとして供給されたアルミニウムもしく
はホウ素は珪素の原子位置を置換することや窒素の取り
込みを抑制することのためにC/Si比を高めに設定す
るが、この流量比で引き続きn型ドープ層を形成すると
ドナーとして供給された窒素のドーピング効率が低下し
たり、pn接合の境界部分でアクセプター及びドナーの
濃度がなだらかな傾斜をもつ分布になるという問題が存
在する。
【0008】本発明の目的は、前記従来の問題点を解決
することであり、低不純物のアンドープ層上に最適なド
ーピング効率でしかも境界部分が急峻なプロファイルで
形成されたn型ドープ層、または最適なドーピング効率
で形成されたp型ドープ層及びn型ドープ層からなり境
界部分が急峻なプロファイルのpn接合を有する半導体
薄膜を成長することを可能にする薄膜成長方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第1番目の薄膜成長方法は、内部に基材を
設置する空間を有する反応炉と、前記反応炉を排気する
ガス排気系と、前記反応炉内に少なくとも二種類以上か
らなる原料ガス、希釈ガス、ドーピングガス等の不純物
のうちの一種またはこれらの混合ガスを供給するガス供
給系を用い、前記反応炉内部の空間に設置された前記基
材上に薄膜を成長中に、前記ドーピングガス等の不純物
を前記反応炉内に供給すると同時に前記原料ガスの少な
くとも一種の供給量を変化させることを特徴とする。
【0010】次に本発明の第2番目の薄膜成長方法は、
内部に基材を設置する空間を有する反応炉と、前記反応
炉を排気するガス排気系と、前記反応炉内に少なくとも
二種類以上からなる原料ガス、希釈ガス、ドーピングガ
ス等の不純物のうちの一種またはこれらの混合ガスを供
給するガス供給系を用い、前記反応炉内部の空間に設置
された前記基材上に前記ドーピングガス等の不純物を供
給することによりドープ層を有する薄膜を成長中に、前
記原料ガスの少なくとも一種の供給量を変化させること
によりドープ層中の不純物濃度を変えることを特徴とす
る。
【0011】次に本発明の第3番目の薄膜成長方法は、
内部に基材を設置する空間を有する反応炉と、前記反応
炉を排気するガス排気系と、前記反応炉内に少なくとも
二種類以上からなる原料ガス、希釈ガス、少なくとも二
種類以上からなるドーピングガス等の不純物のうちの一
種またはこれらの混合ガスを供給するガス供給系を用
い、前記反応炉内部の空間に設置された前記基材上に前
記ドーピングガス等の不純物のうちの一種を供給するこ
とによりドープ層を有する薄膜を成長中に、前記ドーピ
ングガス等の不純物の供給を停止して、他のドーピング
ガス等の不純物を供給すると同時に前記原料ガスの少な
くとも一種の供給量を変化させることを特徴とする。
【0012】前記第1から3番目の方法においては、前
記原料ガスの少なくとも一種の供給量が変化する時間が
10ms以内であることが好ましい。
【0013】また前記方法においては、前記原料ガスが
少なくとも二種類のガスからなり、少なくとも炭素を含
むガスと少なくとも珪素を含むガスであることが好まし
い。
【0014】また前記方法においては、前記基材が珪素
であることが好ましい。
【0015】また前記方法においては、前記基材が炭化
珪素であることが好ましい。
【0016】また前記方法においては、ドーピングのた
めの不純物として窒素を選択してn型のドープ層を形成
する場合、前記反応炉へ供給する前記少なくとも炭素を
含むガスのうち結晶成長に寄与する炭素の量gCと前記
少なくとも珪素を含むガスのうち結晶成長に寄与する珪
素の量gSiが、0.5≦gC/gSi≦2の関係を満
たすことが好ましい。
【0017】また前記方法においては、ドーピングのた
めの不純物としてアルミニウムを選択してp型のドープ
層を形成する場合には、前記反応炉へ供給する前記少な
くとも炭素を含むガスのうち結晶成長に寄与する炭素の
量gCと前記少なくとも珪素を含むガスのうち結晶成長
に寄与する珪素の量gSiが、2<gC/gSi≦5の
関係を満たし、ドーピングのための不純物としてホウ素
を選択してp型のドープ層を形成する場合には、3<g
C/gSi≦5の関係を満たすことが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1番目の薄膜成長方法
は、内部に基材を設置する空間を有する反応炉と、前記
反応炉を排気するガス排気系と、前記反応炉内に少なく
とも二種類以上からなる原料ガス、希釈ガス、ドーピン
グガス等の不純物のうちの一種またはこれらの混合ガス
を供給するガス供給系を用い、前記反応炉内部の空間に
設置された前記基材上に薄膜を成長中に、前記ドーピン
グガス等の不純物を前記反応炉内に供給すると同時に前
記原料ガスの少なくとも一種の供給量を変化させること
を特徴とする。この方法により、例えばアンドープ層上
にドープ層を形成する場合、最適な原料ガス比によって
不純物が低減されたアンドープ層を形成した後、ドーピ
ングガス等の不純物を反応炉内に供給すると同時に原料
ガスの少なくとも一種の供給量を変化させて最適なドー
ピング効率で、しかも境界部分で急峻なプロファイルの
不純物ドープ層を形成させることが可能となる。
【0019】次に本発明の第2番目の薄膜成長方法は、
内部に基材を設置する空間を有する反応炉と、前記反応
炉を排気するガス排気系と、前記反応炉内に少なくとも
二種類以上からなる原料ガス、希釈ガス、ドーピングガ
ス等の不純物のうちの一種またはこれらの混合ガスを供
給するガス供給系を用い、前記反応炉内部の空間に設置
された前記基材上に前記ドーピングガス等の不純物を供
給することによりドープ層を有する薄膜を成長中に、前
記原料ガスの少なくとも一種の供給量を変化させること
によりドープ層中の不純物濃度を変えることを特徴とす
る。この方法により、例えばドーピングガス等の不純物
の供給量を一定のままで原料ガス比だけを変化させるこ
とにより不純物濃度が異なる層を有するドープ層を得る
ことが可能となる。
【0020】次に本発明の第3番目の薄膜成長方法は、
内部に基材を設置する空間を有する反応炉と、前記反応
炉を排気するガス排気系と、前記反応炉内に少なくとも
二種類以上からなる原料ガス、希釈ガス、少なくとも二
種類以上からなるドーピングガス等の不純物のうちの一
種またはこれらの混合ガスを供給するガス供給系を用
い、前記反応炉内部の空間に設置された前記基材上に前
記ドーピングガス等の不純物のうちの一種を供給するこ
とによりドープ層を有する薄膜を成長中に、前記ドーピ
ングガス等の不純物の供給を停止して、他のドーピング
ガス等の不純物を供給すると同時に前記原料ガスの少な
くとも一種の供給量を変化させることを特徴とする。こ
の方法により、例えばp型ドープ層上にn型ドープ層を
形成する場合、原料ガス比の制御によって最適なドーピ
ング効率でp型ドープ層を形成した後、n型のドーピン
グガス等の不純物を反応炉内に供給すると同時に原料ガ
スの少なくとも一種の供給量を変化させることによりn
型ドープ層についても最適なドーピング効率で形成する
ことができ、しかもp型ドープ層とn型ドープ層の境界
部分の不純物濃度分布を急峻なプロファイルにすること
が可能となる。
【0021】前記第1から3番目の方法においては、前
記原料ガスの少なくとも一種の供給量が変化する時間が
10ms以内であることが好ましい。何故ならば、この
時間が短いほど他の層との境界部分で急峻な不純物濃度
分布を持つドープ層や急峻に不純物濃度が変化するドー
プ層を形成することが可能となるからである。
【0022】また前記方法においては、前記原料ガスが
少なくとも二種類のガスからなり、少なくとも炭素を含
むガスと少なくとも珪素を含むガスであることが好まし
い。これにより、基材上に炭化珪素の薄膜が成長され
る。
【0023】また前記方法においては、前記基材は珪素
であることが好ましい。これにより、低不純物のアンド
ープ層と最適なドーピング効率で形成されるドープ層を
持つ炭化珪素を珪素上に形成することが可能となる。
【0024】また前記方法においては、前記基材は炭化
珪素であることが好ましい。これにより低不純物のアン
ドープ層と最適なドーピング効率で形成されるドープ層
を持つ炭化珪素を得ることが可能となる。
【0025】また前記方法においては、ドーピングのた
めの不純物として窒素を選択してn型のドープ層を形成
する場合、前記反応炉へ供給する前記少なくとも炭素を
含むガスのうち結晶成長に寄与する炭素の量gCと前記
少なくとも珪素を含むガスのうち結晶成長に寄与する珪
素の量gSiが、0.5≦gC/gSi≦2の関係を満
たすことが好ましい。何故ならば、n型ドープ層のドナ
ーとなる窒素は炭素の原子位置の置換によって取り込ま
れるため、gC/gSiを低くすることによってn型ド
ープ層形成の際のドーピング効率を高くすることが可能
となるからである。
【0026】また前記方法においては、ドーピングのた
めの不純物としてアルミニウムを選択してp型のドープ
層を形成する場合には、前記反応炉へ供給する前記少な
くとも炭素を含むガスのうち結晶成長に寄与する炭素の
量gCと前記少なくとも珪素を含むガスのうち結晶成長
に寄与する珪素の量gSiが、2<gC/gSi≦5の
関係を満たし、ドーピングのための不純物としてホウ素
を選択してp型のドープ層を形成する場合には、3<g
C/gSi≦5の関係を満たすことが好ましい。何故な
らば、p型ドープ層のアクセプタとなるアルミニウムも
しくはホウ素は珪素の原子位置の置換によって取り込ま
れるため、gC/gSiを高くすることによってp型ド
ープ層形成の際のドーピング効率を高くすることが可能
となるからである。
【0027】以下に添付図面を参照し、本発明をさらに
具体的に説明する。
【0028】図1は、本発明の薄膜成長に使用される内
部に基材を設置する空間を有する反応炉と、前記反応炉
を排気するガス排気系と、前記反応炉内に少なくとも二
種類以上からなる原料ガス、希釈ガス、ドーピングガス
等の不純物のうちの一種またはこれらの混合ガスを供給
するガス供給系を具備し、前記反応炉内部の空間に設置
された前記基材上に薄膜を成長中に、前記ドーピングガ
ス等の不純物を前記反応炉内に供給すると同時に前記原
料ガスの少なくとも一種の供給量を変化させることが可
能なガス供給装置を備えた縦型の炭化珪素結晶成長装置
の概略図である。図1において1は前記原料ガスの少な
くとも一種の供給量を調節する流量計を示している。2
は反応炉で石英製である。反応炉2の周辺部には必要な
らば冷却水を循環してもよい。3は基板である。4はサ
セプタで、カーボン製である。サセプタには高温に加熱
された時に脱ガスが起こらないよう炭化珪素が約100
μmコーティングされている。コーティングの厚みは特
に問わない。5はサセプタ4を支持する支持軸である。
6は反応炉2の周りに巻かれたコイルであり、高周波誘
導加熱によりサセプタ4を加熱するために用いられる。
不純物の供給と同時に供給量を調節する原料ガス7及び
前記原料ガス7以外の原料ガス8は反応炉2の上部より
ガス供給系9を用いて供給される。この際、前記原料ガ
ス7及び8は他のガスで希釈されていても構わない。前
記原料ガス8は流量計10を用いて必要量の流量が得ら
れる。また矢印11で示したように希釈ガスがガス供給
系9より配管を通って供給できる構成を有している。ま
た、不純物ドーピングガス12は反応炉2の上部よりガ
ス供給系9を用いて供給される。前記不純物ドーピング
ガス12とは異なる不純物ドーピングガス13の供給
は、三方弁14の切り替えによって行う。前記原料ガス
7及び8、前記希釈ガス11及び前記不純物ドーピング
ガス12または13は矢印15のように配管を通ってガ
ス排気系16により排気される。17は圧力を調整する
ためのバルブで、反応炉2内の圧力を調節することが可
能である。
【0029】(実施の形態1)第1の実施の形態とし
て、本薄膜成長装置を用い基板としてオフ角度のついた
六方晶炭化珪素(6H−SiC)基板を選択した場合の
ホモエピタキシャル成長による六方晶炭化珪素のアンド
ープ層上にn型ドープ層を形成した結果について説明す
る。
【0030】基板3として[11−20](112バー
0)方向に3.5度のオフ角度がついた直径25mmの
n型Si面炭化珪素基板(6H−SiC基板)を用い
た。6H−SiC基板表面には、若干のマイクロパイプ
が観測された。まず、酸素流量5SLMでバブリングさ
れた水蒸気雰囲気中で、この6H−SiC基板を110
0℃で3時間ほど熱酸化し、基板表面に約400Åの熱
酸化膜を形成した後、バッファード弗酸液(弗酸:フッ
化アンモニウム水溶液=1:7)に浸すことにより、そ
の熱酸化膜を除去した。サセプタ4に表面の熱酸化膜が
除去された6H−SiC基板を設置し、反応炉2を10
-6Torr台の真空度にまで真空排気した。
【0031】次に、ガス供給系9より希釈ガス11の水
素ガス(流量2SLM)を供給して反応炉2内の圧力を
700Torrとした。反応炉2内の圧力はバルブ17
を調節することにより制御された。この流量を維持しな
がら、誘導加熱装置を用いて、コイル6に、20.0k
Hz、20kWの高周波電力を印加して、サセプタ4を
加熱した。6H−SiC基板の温度を1600℃で一定
となるように制御した。水素ガス11の流量は一定のま
ま、前記原料ガス7のプロパンガス(流量3scc
m)、前記原料ガス8のシランガス(流量3sccm)
を反応炉2のガス供給口より供給した。この際の結晶成
長に寄与する炭素の量gCと珪素の量gSiの比gC/
gSiは3である。前記原料ガス7及び8はそれぞれ流
量50sccmの水素ガスで希釈して供給した。プロパ
ンガスとシランガスを誘導加熱されたサセプタ4上の6
H−SiC基板に供給することにより、基板3上にアン
ドープの6H−SiC単結晶を成長させた。
【0032】引き続きn型不純物ドーピングガス12と
して窒素を供給することにより、n型ドープ層を前記ア
ンドープ層上に形成した。希釈ガス11の水素ガス及び
原料ガス8のシランガスの流量は一定のままで、ドーピ
ングガス12の窒素(流量30sccm)を供給すると
同時に原料ガス7のプロパンガスの流量を流量計1を制
御することによって1sccmまで減少させてn型ドー
プ層を形成させた。この際の結晶成長に寄与する炭素の
量gCと珪素の量gSiの比gC/gSiは1である。
図2に前記の窒素ガス、シランガス、プロパンガス及び
水素ガスの流量の変化の過程を示す。図2には成長温度
の変化の過程も示してある。
【0033】前記方法によるn型ドープ層形成時の原料
ガス7のプロパンガス流量とn型ドープ層のキャリア密
度との関係を図3に示す。n型ドープ層のキャリア密度
はホール測定から求めた。不純物ドーピングガス11の
窒素ガスの流量は30sccmで一定にも関わらず、原
料ガス7のプロパンガスの流量を減少させるとキャリア
密度が増加することが分かる。この結果から、炭化珪素
薄膜中の窒素の取り込みを原料ガスのプロパンガスとシ
ランガスの流量比を変えるだけで制御可能であることが
示された。
【0034】前記方法によってアンドープ層上に形成し
たn型ドープ層の深さ方向の不純物濃度分布を二次イオ
ン質量分析装置(SIMS)用いて測定した。図4にS
IMSによって測定された窒素濃度の深さ方向の分布を
示す。前記n型ドープ層は不純物ドーピングガス11の
窒素ガスの流量を6sccmとし、アンドープ層形成時
に3sccmの原料ガス7のプロパンガスの流量を窒素
ガスを供給すると同時に1sccmまで減少させること
によって形成した。比較のために、不純物ドーピングガ
スの窒素ガスを供給する際にプロパンガスの流量を変化
させない従来の方法で形成したn型ドープ層の深さ方向
の窒素濃度分布についてもSIMSを用いて測定した。
図4から本発明の方法で形成したn型ドープ層の窒素の
濃度分布がアンドープ層との境界部分で急峻に変化して
いることが分かる。一方、従来の方法で形成したn型ド
ープ層では前記本発明の方法に比べてアンドープ層との
境界部分でなだらかな傾斜をもった窒素濃度の分布であ
った。これは本発明の方法で形成したn型ドープ層では
不純物ドーピングガスの窒素ガスの供給と同時にプロパ
ンガスの流量を減少させて窒素のドーピング効率を高く
し、窒素を取り込みやすくしているために境界部での不
純物濃度の分布が急峻になったものと思われる。これら
の結果より、本発明の方法によってアンドープ層との境
界部分で急峻な濃度分布をもつドープ層を形成可能であ
ることが示された。
【0035】なお、本実施の形態においては窒素を用い
てn型の不純物ドープ層を形成したが、n型の伝導性を
示す不純物であれば他のドーピングガスを用いても差し
支えない。
【0036】また、本実施の形態においては基材上の薄
膜成長方法として誘導加熱を用いた方法について述べた
が、ガスを用いて基材上に薄膜を成長させるのであれば
プラズマ、光照射及び電子照射のいずれかの作用によっ
て前記基材上に薄膜を成長する場合にも本発明の薄膜成
長方法が有効であることはいうまでもない。
【0037】また、本実施の形態においては炭化珪素の
成長について述べたが、本発明の薄膜成長方法は炭化珪
素以外の化合物半導体薄膜についても最適なドーピング
効率で境界部分でしかも急峻な濃度分布をもつドープ層
の形成にも有効である。
【0038】(実施の形態2)第2の実施の形態とし
て、第1の実施の形態に記載の薄膜成長方法によって不
純物ドープ層を形成した炭化珪素基板によって形成した
MESFETについて電流電圧特性を調べた結果につい
て説明する。
【0039】第1の実施の形態に記述したように、ガス
供給系9より水素ガス(流量2SLM)を供給して、誘
導加熱によりサセプタ4を1600℃まで加熱した。そ
の後、プロパンガス(流量3sccm)、シランガス
(流量3sccm)を供給して、6H−SiC基板上に
アンドーピングの6H−SiC単結晶を成長した。引き
続き不純物ドーピングガスとして窒素を用いて、n型ド
ープ層をアンドープ層上に形成した。このn型ドープ層
はMESFETのチャネル層となる。供給する窒素ガス
の流量を制御することによりキャリア密度4×1017
-3のn型ドープ層を形成した。ドープ層の厚みは窒素
ガスを供給する時間を調節して約2000Åとした。
【0040】前記n型ドープ層が形成された炭化珪素結
晶の表面に真空蒸着装置を用いることによって、ソース
電極、ドレイン電極としてニッケル(Ni)を蒸着し
た。そして、オーミックコンタクトをとるために100
0℃で3分間アニールを行った。
【0041】続いて、ゲート電極として金(Au)を蒸
着して、ショットキーコンタクトをとった。このように
して形成されたMESFETについて、ドレイン電流と
ゲート電圧との関係を調べた。作成したMESFETの
チャネル層の厚みは約2000Å、キャリア密度は4×
1017cm-3とし、ゲート長は約0.5μmとした。比
較のために、ドーピングガスの窒素を供給する際にプロ
パンガスの流量を変化させない従来の方法でn型ドープ
層をアンドープ層上に形成させた炭化珪素結晶について
も同様のMESFETを形成して、電流電圧特性を調べ
た。両者のキャリア密度及びチャネル層の厚みは定常状
態でほぼ同じになるようにした。
【0042】両者のMESFETの性能を比較するため
に、しきい値電圧付近の相互コンダクタンスを測定し
た。その結果、本発明の薄膜成長方法によってチャネル
層を形成したMESFETの相互コンダクタンスは前記
従来の方法でチャネル層を形成したMESFETのもの
に比べて約2倍近く高くなっていることが分かった。こ
れは、図4に示したように本発明の薄膜成長方法を用い
て形成したMESFETのチャネル層のキャリアプロフ
ァイルがアンドープ層との境界部分で急峻となっている
ために、ソース、ドレイン領域間の基板への漏れ電流が
少なくなったことに起因しているものと考えられる。こ
れらの結果から、ドーピングガスを供給すると同時に原
料ガスの少なくとも一種の供給量を変化させて高いドー
ピング効率で、急峻なキャリアプロファイルのn型チャ
ネル層を形成することによって、低消費電流、低電圧駆
動、高利得という特長をもったMESFETを形成する
ことが可能となることが示された。
【0043】なお、本実施の形態においてはアンドープ
層上にn型チャネル層を形成してMESFETを作成し
たが、p型ドープ層上にn型チャネル層を形成してME
SFETを作成するのにも有効である。
【0044】(実施の形態3)第3の実施の形態とし
て、前記薄膜成長方法を用いて、p型ドープ層を形成し
た後に引きつづきn型ドープ層を形成してpn接合を形
成した結果について説明する。
【0045】ガス供給系9より水素ガス(流量2SL
M)を供給して、誘導加熱によりサセプタ4を1600
℃まで加熱した。その後、プロパンガス(流量3scc
m)、シランガス(流量3sccm)及びトリメチルア
ルミニウム(TMA)ガスを供給して、6H−SiC基
板上に6H−SiCのp型ドープ層を形成した。引き続
き三方弁14を用いることによってTMAガスの供給を
停止して、不純物ドーピングガスとして窒素ガスを供給
すると同時に、プロパンガスの流量を流量計を1を制御
することで1sccmまで減少させてn型ドープ層をp
型ドープ層上に形成した。
【0046】前記方法によって形成したpn接合の深さ
方向のアルミニウム及び窒素の濃度分布をSIMSを用
いて測定した。比較のために、不純物ドーピングガスを
切り替える際にプロパンガスの流量を変化させない従来
の方法で形成したpn接合ダイオードの深さ方向のアル
ミニウム及び窒素の濃度分布についてもSIMSを用い
て測定した。本発明の方法で形成したp型ドープ層のア
ルミニウム及びn型ドープ層の窒素の濃度が境界部分で
急峻に変化していることが分った。一方、従来の方法で
形成したpn接合ダイオードでは本発明の方法に比べて
アルミニウム及び窒素の濃度が境界部分でなだらかな傾
斜をもった分布をしていた。これは、本発明の方法で形
成したpn接合では窒素ガスの供給と同時にプロパンガ
スの流量を減少させて窒素のドーピング効率を高くし
て、窒素を取り込みやすくし、更にはアルミニウムを取
り込みにくくしているためにpn接合の境界部でのアル
ミニウム及び窒素の濃度分布が急峻になったものと思わ
れる。これらの結果より、本発明の方法によって境界部
分で急峻な不純物濃度分布をもつpn接合を形成できる
ことが示された。
【0047】なお、本実施の形態においてはp型ドープ
層上にn型ドープ層を形成してpn接合を形成したが、
本発明の薄膜成長方法はn型ドープ層上にp型ドープ層
を形成する場合にも有効である。
【0048】また、本実施の形態においては三方弁を用
いてp型不純物ドーピングガスとn型不純物ドーピング
ガスの切り替えを行ったが、ブロックバルブを用いて前
記不純物ドーピングガスの切り替えを行っても構わな
い。
【0049】また、本実施の形態においてはpn接合を
作成したが、本発明の薄膜成長方法はp型及びn型の不
純物ドープ層を形成してMOSFETを作成するのにも
有効である。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明は、内部に基材を設
置する空間を有する反応炉と、前記反応炉を排気するガ
ス排気系と、前記反応炉に原料ガス、希釈ガス、ドーピ
ングガス等の不純物のうちの一種またはこれらの混合ガ
スを供給するガス供給系を用い、前記反応炉内部の空間
に設置された前記基材上に薄膜成長を行う際に、前記ド
ーピングガス等の不純物を前記反応炉内に供給すると同
時に前記原料ガスの少なくとも一種の供給量を変化させ
ることを特徴とする薄膜成長方法であり、最適なドーピ
ング効率で他の層との境界部分で急峻な不純物濃度分布
のドープ層をもつ薄膜を容易に成長することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドーピングガス等の不純物を反応炉内
に供給すると同時に少なくとも一種の原料ガスの供給量
を変化させるガス供給装置が設置された結晶成長装置の
概略を示す図
【図2】本発明のドーピングガス等の不純物を反応炉内
に供給すると同時に少なくとも一種の原料ガスの供給量
を変化させるガス供給装置が設置された結晶成長装置を
用いてアンドープ層上にn型ドープ層を形成する場合の
原料ガス、希釈ガス及びドーピングガスの流量の変化を
示す図
【図3】不純物ドーピングガスの窒素ガスの供給と同時
に減少させた原料ガスのプロパン流量と形成されたn型
ドープ層のキャリア密度との関係を示す図
【図4】本発明のドーピングガスを供給すると同時に原
料ガスのプロパンの供給量を変化させる方法で形成した
n型ドープ層について二次イオン質量分析装置(SIM
S)用いて測定された窒素濃度の深さ方向の分布を示す
【図5】従来の結晶成長装置の概略を示す図
【符号の説明】
1 原料ガスの少なくとも一種の供給量を調節する流量
計 2 反応炉 3 基板 4 サセプタ 5 支持軸 6 コイル 7 ドーピングガスを供給すると同時に流量を調節する
原料ガス 8 原料ガス 9 ガス供給系 10 原料ガス8の流量を調節する流量計 11 希釈ガス 12 不純物ドーピングガス 13 不純物ドーピングガス12とは異なる不純物ドー
ピングガス 14 三方弁 15 排気ガス 16 ガス排気系 17 圧力調整用バルブ 50 反応炉 51 サセプタ 52 基板 53 コイル 54 原料ガスの流れ 55 希釈ガスの流れ 56 不純物ドーピングガスの流れ 57 ガス供給系 58 ガス排気系 59 排気ガスの流れ 60 圧力調整用バルブ 61 支持軸 62 反応炉の周辺部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 正雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5F045 AB06 AC01 AC07 AC08 AD18 AE25 AF02 AF13 BB05 CA06 DP03 EB15 EC07 EE12 EE15 EE17 EK03 HA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に基材を設置する空間を有する反応
    炉と、前記反応炉を排気するガス排気系と、前記反応炉
    内に少なくとも二種類以上からなる原料ガス、希釈ガ
    ス、ドーピングガス等の不純物のうちの一種またはこれ
    らの混合ガスを供給するガス供給系を用い、前記反応炉
    内部の空間に設置された前記基材上に薄膜を成長中に、
    前記ドーピングガス等の不純物を前記反応炉内に供給す
    ると同時に前記原料ガスの少なくとも一種の供給量を変
    化させることを特徴とする薄膜成長方法。
  2. 【請求項2】 内部に基材を設置する空間を有する反応
    炉と、前記反応炉を排気するガス排気系と、前記反応炉
    内に少なくとも二種類以上からなる原料ガス、希釈ガ
    ス、ドーピングガス等の不純物のうちの一種またはこれ
    らの混合ガスを供給するガス供給系を用い、前記反応炉
    内部の空間に設置された前記基材上に前記ドーピングガ
    ス等の不純物を供給することによりドープ層を有する薄
    膜を成長中に、前記原料ガスの少なくとも一種の供給量
    を変化させることによりドープ層中の不純物濃度を変え
    ることを特徴とする薄膜成長方法。
  3. 【請求項3】 内部に基材を設置する空間を有する反応
    炉と、前記反応炉を排気するガス排気系と、前記反応炉
    内に少なくとも二種類以上からなる原料ガス、希釈ガ
    ス、少なくとも二種類以上からなるドーピングガス等の
    不純物のうちの一種またはこれらの混合ガスを供給する
    ガス供給系を用い、前記反応炉内部の空間に設置された
    前記基材上に前記ドーピングガス等の不純物のうちの一
    種を供給することによりドープ層を有する薄膜を成長中
    に、前記ドーピングガス等の不純物の供給を停止して、
    他のドーピングガス等の不純物を供給すると同時に前記
    原料ガスの少なくとも一種の供給量を変化させることを
    特徴とする薄膜成長方法。
  4. 【請求項4】 前記原料ガスの少なくとも一種の供給量
    が変化する時間が10ms以内であることを特徴とする
    請求項1から3のいずれかに記載の薄膜成長方法。
  5. 【請求項5】 前記原料ガスが少なくとも二種類のガス
    からなり、少なくとも炭素を含むガスと少なくとも珪素
    を含むガスであることを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載の薄膜成長方法。
  6. 【請求項6】 前記基材が珪素であることを特徴とする
    請求項5に記載の薄膜成長方法。
  7. 【請求項7】 前記基材が炭化珪素であることを特徴と
    する請求項5に記載の薄膜成長方法。
  8. 【請求項8】 ドーピングのための不純物として窒素を
    選択してn型のドープ層を形成する場合、前記反応炉へ
    供給する前記少なくとも炭素を含むガスのうち結晶成長
    に寄与する炭素の量gCと前記少なくとも珪素を含むガ
    スのうち結晶成長に寄与する珪素の量gSiが、0.5
    ≦gC/gSi≦2の関係を満たすことを特徴とする請
    求項6または7に記載の薄膜成長方法。
  9. 【請求項9】 ドーピングのための不純物としてアルミ
    ニウムを選択してp型のドープ層を形成する場合には、
    前記反応炉へ供給する前記少なくとも炭素を含むガスの
    うち結晶成長に寄与する炭素の量gCと前記少なくとも
    珪素を含むガスのうち結晶成長に寄与する珪素の量gS
    iが、2<gC/gSi≦5の関係を満たし、ドーピン
    グのための不純物としてホウ素を選択してp型のドープ
    層を形成する場合には、3<gC/gSi≦5の関係を
    満たすことを特徴とする請求項6または7に記載の薄膜
    成長方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003234301A (ja) * 2001-10-25 2003-08-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体基板、半導体素子及びその製造方法
JP2012054528A (ja) * 2010-08-04 2012-03-15 Nuflare Technology Inc 半導体製造装置
CN105869996A (zh) * 2016-04-25 2016-08-17 全球能源互联网研究院 一种碳化硅外延生长***及其生长方法
US10439037B2 (en) 2016-02-23 2019-10-08 Denso Corporation Method for manufacturing compound semiconductor device including p-type impurity layer

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