JP2001076349A - 光学式記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

光学式記録媒体及びその製造方法

Info

Publication number
JP2001076349A
JP2001076349A JP2000185741A JP2000185741A JP2001076349A JP 2001076349 A JP2001076349 A JP 2001076349A JP 2000185741 A JP2000185741 A JP 2000185741A JP 2000185741 A JP2000185741 A JP 2000185741A JP 2001076349 A JP2001076349 A JP 2001076349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
portions
pit
recording medium
optical recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000185741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3543950B2 (ja
Inventor
Eiji Muramatsu
英治 村松
Toshio Suzuki
敏雄 鈴木
Masahiro Kato
正浩 加藤
Terushi Taniguchi
昭史 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2000185741A priority Critical patent/JP3543950B2/ja
Publication of JP2001076349A publication Critical patent/JP2001076349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3543950B2 publication Critical patent/JP3543950B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コントロールデータ部にコントロールデータ
を記録してもコントロールデータの再生が不可能とな
り、不正な記録情報データのコピーを防止することが可
能な光記録媒体及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 グルーブトラックの少なくとも一部は、
グルーブ非形成部によって光学式記録媒体の回転方向に
おいて分断された複数のグルーブ部を有し、マーク部の
各々又はスペース部の各々はグルーブ非形成部の1つを
含む。また、ランドトラックに形成されたプリピット列
に隣接する2の、複数のグルーブ部からなるグルーブト
ラックのうち少なくとも1は、光学式記録媒体の回転方
向における上記プリピット列に含まれる少なくとも1の
プリピットにおいて、少なくとも始端から終端に亘り連
続したグルーブ部、又はグルーブ非形成部を有する。上
記グルーブトラックの分断周波数帯域は、少なくとも光
学式記録媒体に情報データを記録するための変調記録信
号の周波数帯域の一部を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学式記録媒体及び
その製造方法、特に、ユーザによる記録が可能な光学式
記録媒体であって、情報データの不正な記録再生を不可
能とする記録媒体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】現在、光学式記録媒体として、ユーザによ
る記録が可能で、数ギガバイト(Gbyte)の記録容量を
有する追記型のDVD−R(Digital Versatile Disc -
Recordable)の製品化、及び書換可能なDVD−RW(D
VD - Rewritable)の開発が行われている。また、この
ような大容量のデジタル光学式記録媒体及び記録再生装
置の著しい性能向上により、高品質でほとんど劣化のな
い大容量の複製を行うことが可能となっている。
【0003】図1は、DVD−RWを例に、記録面半径
方向の物理セクタのレイアウトを示す図である。情報デ
ータを記録する情報エリアには、情報エリアの開始点
(物理セクタの開始点)から半径方向外向きにリードイ
ンエリア、データエリア、及びリードアウトエリアが順
に構成されている。図2に示すように、リードインエリ
アには参照コード、コントロールデータ等、ディスクの
再生のためのデータが含まれている。コントロールデー
タ領域は、192個のECC(Error Correction Cod
e)ブロックから構成される。図2において、コントロ
ールデータ領域内のECCブロックの構成が0から15
の相対セクタ番号を用いて示されている。これらECC
ブロックの各々の内容は全て同一である。すなわち、同
一内容のECCブロックが192個連続して記録されて
いる。また、ECCブロックは16セクタからなり、各
ECCブロックには、物理フォーマット情報、ディスク
製造情報、及びコンテンツプロバイダ情報が記録され
る。従って、情報データの記録時には、これらの再生に
関するデータがリードインエリアのコントロールデータ
領域に記録され、このディスクの再生時には、再生装置
がこれらのデータを読み取り、読み取った情報に基づい
て映像データ等の記録情報データの再生を実行すること
によってディスクの記録及び再生がなされる。
【0004】しかしながら、上記したように容易に高品
質で大容量の複製が可能となったことに伴い、映像・音
声データやコンピュータプログラム等の記録情報データ
の不正な、又は違法なコピーを防ぐコピープロテクショ
ン技術の開発が重要な課題となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑みてなされたものであり、情報データの不正な記録
再生を不可能とする光学式記録媒体及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による光学式記録
媒体は、情報データ信号を記録するための交互に現れる
マーク部及びスペース部を担うグルーブトラックと、事
前記録情報を担う少なくとも1つのプリピットを含むプ
リピット列がグルーブトラックの所定のデータ単位毎に
予め形成されたランドトラックと、が交互に形成された
情報データ記録領域を有する光学式記録媒体であって、
グルーブトラックの少なくとも一部は、グルーブ非形成
部によって光学式記録媒体の回転方向において分断され
た複数のグルーブ部を有し、マーク部の各々又はスペー
ス部の各々はグルーブ非形成部の1つを含むことを特徴
としている。
【0007】本発明による光学式記録媒体は、情報デー
タ信号を記録するための交互に現れるマーク部及びスペ
ース部を担うグルーブトラックと、事前記録情報を担う
少なくとも1つのプリピットを含むプリピット列がグル
ーブトラックの所定のデータ単位毎に予め形成されたラ
ンドトラックと、が交互に形成された情報データ記録領
域を有する光学式記録媒体であって、グルーブトラック
の少なくとも一部は、グルーブ非形成部によって光学式
記録媒体の回転方向において分断された複数のグルーブ
部を有し、マーク部の各々又はスペース部の各々はグル
ーブ非形成部の1つを含み、プリピット列に隣接する2
の複数のグルーブ部からなるグルーブトラックのうち少
なくとも1は、光学式記録媒体の回転方向におけるプリ
ピット列に含まれる少なくとも1のプリピットにおい
て、少なくとも始端から終端に亘り連続したグルーブ部
を有することを特徴としている。
【0008】本発明による光学式記録媒体は、情報デー
タ信号を記録するための交互に現れるマーク部及びスペ
ース部を担うグルーブトラックと、事前記録情報を担う
少なくとも1つのプリピットを含むプリピット列がグル
ーブトラックの所定のデータ単位毎に予め形成されたラ
ンドトラックと、が交互に形成された情報データ記録領
域を有する光学式記録媒体であって、グルーブトラック
の少なくとも一部は、グルーブ非形成部によって光学式
記録媒体の回転方向において分断された複数のグルーブ
部を有し、マーク部の各々又はスペース部の各々はグル
ーブ非形成部の1つを含み、プリピット列に隣接する2
の複数のグルーブ部からなるグルーブトラックのうち少
なくとも1は、光学式記録媒体の回転方向におけるプリ
ピット列に含まれる少なくとも1のプリピットにおい
て、少なくとも始端から終端に亘り連続したグルーブ非
形成部を有することを特徴としている。
【0009】本発明による光学式記録媒体は、情報デー
タ信号を記録するための交互に現れるマーク部及びスペ
ース部を担うグルーブトラックと、事前記録情報を担う
少なくとも1つのプリピットを含むプリピット列がグル
ーブトラックの所定のデータ単位毎に予め形成されたラ
ンドトラックと、が交互に形成された情報データ記録領
域を有する光学式記録媒体であって、グルーブトラック
の少なくとも一部は、グルーブ非形成部によって光学式
記録媒体の回転方向において分断された複数のグルーブ
部を有し、マーク部の各々又はスペース部の各々はグル
ーブ非形成部の1つを含み、プリピット列に隣接する2
の複数のグルーブ部からなるグルーブトラックのうち1
は、光学式記録媒体の回転方向におけるプリピット列に
含まれる少なくとも1のプリピットにおいて、少なくと
も始端から終端に亘り連続したグルーブ部を有し、他の
1の隣接グルーブトラックは、光学式記録媒体の回転方
向における1のプリピットの少なくとも始端から終端に
亘り連続したグルーブ非形成部を有することを特徴とし
ている。
【0010】本発明による光学式記録媒体を製造する方
法は、情報データ記録領域を有する光学式記録媒体を製
造する方法であって、情報データ信号を記録するための
交互に現れるマーク部及びスペース部を担うグルーブト
ラックを形成するステップと、事前記録情報を担う少な
くとも1つのプリピットを含むプリピット列をグルーブ
トラックの所定のデータ単位毎に有するランドトラック
をグルーブトラックと交互に形成するステップと、を有
し、グルーブトラックを形成するステップは、グルーブ
トラックの少なくとも一部に、グルーブ非形成部によっ
て光学式記録媒体の回転方向において分断された複数の
グルーブ部を形成するステップを含み、マーク部の各々
又はスペース部の各々はグルーブ非形成部の1つを含む
ことを特徴としている。
【0011】本発明による光学式記録媒体を製造する方
法は、情報データ記録領域を有する光学式記録媒体を製
造する方法であって、情報データ信号を記録するための
交互に現れるマーク部及びスペース部を担うグルーブト
ラックを形成するステップと、事前記録情報を担う少な
くとも1つのプリピットを含むプリピット列をグルーブ
トラックの所定のデータ単位毎に有するランドトラック
をグルーブトラックと交互に形成するステップと、を有
し、グルーブトラックを形成するステップは、グルーブ
トラックの少なくとも一部に、グルーブ非形成部によっ
て光学式記録媒体の回転方向において分断された複数の
グルーブ部を形成するステップを含み、マーク部の各々
又はスペース部の各々はグルーブ非形成部の1つを含
み、プリピット列に隣接する2つのグルーブトラックの
うち少なくとも1は、プリピット列に含まれる少なくと
も1のプリピットにおいて、少なくとも始端から終端に
亘り連続したグルーブ部であることを特徴としている。
【0012】本発明による光学式記録媒体を製造する方
法は、情報データ記録領域を有する光学式記録媒体を製
造する方法であって情報データ信号を記録するための交
互に現れるマーク部及びスペース部を担うグルーブトラ
ックを形成するステップと、事前記録情報を担う少なく
とも1つのプリピットを含むプリピット列をグルーブト
ラックの所定のデータ単位毎に有するランドトラックを
グルーブトラックと交互に形成するステップと、を有
し、グルーブトラックを形成するステップは、グルーブ
トラックの少なくとも一部に、グルーブ非形成部によっ
て光学式記録媒体の回転方向において分断された複数の
グルーブ部を形成するステップを含み、マーク部の各々
又はスペース部の各々はグルーブ非形成部の1つを含
み、プリピット列に隣接する2つのグルーブトラックの
うち少なくとも1は、プリピット列に含まれる少なくと
も1のプリピットにおいて、少なくとも始端から終端に
亘り連続したグルーブ非形成部であることを特徴として
いる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ詳細に説明する。図3は、DVD−RWを例
に、従来の記録可能な光学式記録媒体の記録面の構造を
示す斜視図である。図3において、光ディスク(DVD
−RW)11はデータ記録層として相変化材料(例え
ば、GeSbTe等)からなる記録層及びこれを挟むガラス質
(ZnS-SiO2)の保護層から構成されるマルチ層15を備
えた情報データの書き換え可能な相変化型光ディスクで
あり、情報記録トラックとしてのグルーブトラック12
と当該グルーブトラック12に再生光又は記録光として
のレーザビーム等の光ビーム(B)を誘導するためのガ
イドトラックとしてのランドトラック13が形成されて
いる。また、記録されたデータを再生する際に光ビーム
(B)を反射するための反射層16、及びこれらを透明
基板(ポリカーボネート)18に接着するための接着層
19を備えている。更に、光ビーム(B)の入射面側に
はそれらを保護するための透明膜(ポリカーボネート)
17が設けられている。ランドトラック13には、プリ
情報(事前記録情報)に対応するプリピット14が形成
されている。このプリピット14は、情報記録再生装置
が記録再生時に用いるプリ情報、すなわち、グルーブト
ラック12上の位置を認識する為のアドレス、並びに同
期情報を担い、光ディスク11を出荷する前に予め形成
されているものである。
【0014】更に、光ディスク11においては、グルー
ブトラック12はディスク回転速度に対応する周波数で
ウォブリングされている。このウォブリングされたグル
ーブトラック12は、上記プリピット14と同様に、光
ディスク11を出荷する前に予め形成されるものであ
る。光ディスク11に記録情報データ(プリ情報以外の
本来記録するべき画像情報等の情報データをいう。以下
同じ)を記録する際には、情報記録装置においてこのグ
ルーブトラック12のウォブリング周波数を抽出するこ
とにより光ディスク11を所定の回転速度で回転制御す
ると共に、プリピット14を検出することにより予めプ
リ情報を取得し、それに基づいて記録光としての光ビー
ム(B)の最適出力等が設定されると共に、記録情報デ
ータを記録すべき光ディスク11上の位置を示すアドレ
ス情報等が取得され、このアドレス情報に基づいて記録
情報データが対応する記録位置に記録される。
【0015】ここで、記録情報データの記録時には、光
ビーム(B)をその中心がグルーブトラック12の中心
と一致するように照射してグルーブトラック12上に記
録情報データに対応する記録情報ピットを形成すること
により、記録情報データを記録する。この時、光スポッ
ト(SP)の大きさは、図3に示すように、その一部が
グルーブトラック12だけではなくランドトラック13
にも照射されるように設定される。
【0016】ランドトラック13に照射された光スポッ
ト(SP)の一部の反射光を用い、例えば、プッシュプ
ル法(グルーブトラック12の接線方向、すなわち、光
ディスク11の回転方向に平行な分割線により分割され
た光検出器を用いたプッシュプル法(以下、ラジアルプ
ッシュプル方式という))により、プリピット14から
プリ情報を検出して当該プリ情報が取得されると共にグ
ルーブトラック12からウォブル信号を抽出してディス
クの回転に同期した記録用クロック信号が取得される。
【0017】次に、上記光ディスク11に予め記録され
ているプリ情報の記録フォーマットについて、図4を用
いて説明する。なお、図4について、上段は記録情報デ
ータにおける記録フォーマットを示し、下段の波形は当
該記録情報データを記録するグルーブトラック12のウ
ォブリング状態( グルーブトラック12の平面図)を
示し、記録情報データとグルーブトラック12のウォブ
リング状態の間の上向き矢印は、プリピット14が形成
される位置を模式的に示すものである。ここで、図4に
おいては、グルーブトラック12のウォブリング状態
は、理解の容易のため実際の振幅よりも大きい振幅を用
いて示している。なお、記録情報データは当該グルーブ
トラック12の中心線上に記録される。
【0018】図4に示すように、上記光ディスク11に
記録される記録情報データは、予め情報単位としてのシ
ンクフレーム毎に分割されている。そして、26のシン
クフレームにより1のレコーディングセクタが形成さ
れ、更に、16のレコーディングセクタにより1のEC
Cブロックが形成される。なお、1のシンクフレーム
は、上記記録情報データを記録する際の記録フォーマッ
トにより規定されるチャネルビット長(以下、Tとい
う)の1488倍(1488T)の長さを有しており、
更に、1のシンクフレームの先頭の32Tの長さの部分
はシンクフレーム毎の同期をとるための同期情報SYと
して用いられる。
【0019】一方、上記光ディスク11に記録されるプ
リ情報は、シンクフレーム毎に記録される。ここで、プ
リピット14により光ディスク11にプリ情報が記録さ
れる場合は、記録情報における夫々のシンクフレームに
おける同期情報SYが記録される領域に隣接するランド
トラック13上に、プリ情報における同期信号を示すも
のとして必ず1のプリピット14が形成されると共に、
当該同期情報SY以外の当該シンクフレーム内の前半部
分に隣接するランドトラックの13上に、記録するべき
プリ情報の内容を示すものとして2又は1のプリピット
14が形成される(なお、同期情報SY以外の当該シン
クフレーム内の前半部分については、記録すべきプリ情
報の内容によってはプリピット14が形成されない場合
もある)。 この際、通常は、偶数番目のシンクフレー
ム(以下、EVENフレームという)のみにプリピット
14が形成されてプリ情報が記録される(例外について
は後述する)。すなわち、図4において、EVENフレ
ームにプリピット14が形成されたが(図4において実
線上向き矢印で示す)それに隣接するODDフレームに
はプリピット14は形成されない。より詳細には、EV
ENフレームにプリピットを形成する場合には、レコー
ディングセクタの先頭のシンクフレームにおいては、全
てのプリピット14(プリピットB2、B1及びB0。
ここで、シンクフレームの先頭から夫々プリピットB
2、B1、B0とする。)が形成されており、レコーデ
ィングセクタの先頭以外のシンクフレームにおいては当
該シンクフレームに記録すべきプリ情報が「1」のとき
にはプリピットB2及びB0が形成されており、記録す
べき情報が「0」のときにはプリピットB2のみが形成
される。また、ODDフレームにプリピットを形成する
場合には、、レコーディングセクタの先頭のシンクフレ
ームにおいては、プリピットB2及びB1が形成されて
おり、レコーディングセクタの先頭以外のシンクフレー
ムにおいては上記EVENフレームの場合と同様であ
る。すなわち、プリピット14はプリピット列B2、B
1、B0のパターンによって異なる意味を持つ。
【0020】なお、プリピット14をEVENフレーム
/ODDフレームのいずれのシンクフレームに形成する
かは、隣接するランドトラック上に先行して形成された
プリビット14の位置に依存して決められる。すなわ
ち、プリピット14は通常EVENフレームに形成され
るが、当該EVENフレームにプリピット14を形成し
た場合に、先行して形成された隣接するランドトラック
上のプリピット14と光ディスク11のディスクの径方
向において近接する時には、ODDフレームにプリピッ
ト14が形成されるのである。このように形成すること
により、隣接するランドトラック位置にはプリピット1
4が存在しなくなるためプリピット14の検出に当って
はクロストークによる影響を低減できる。
【0021】一方、グルーブトラック12は、全てのシ
ンクフレームに亘って140kHzの一定ウォブリング
周波数f0(1のシンクフレーム内に8波分のウォブル
信号が入る周波数)でウォブリングされている。そし
て、情報記録装置において、この一定のウォブリング周
波数f0を抽出することで、スピンドルモータの回転制
御のための信号が検出されると共に、記録用クロック信
号が生成される。
【0022】次に、図5を用いて本発明の第1の実施例
について詳細に説明する。図5は、リードインエリアに
おけるコントロールデータ部のグルーブトラック12及
びランドトラック13を模式的に示す平面図である。ま
ず、グルーブトラック12は、3つのプリピット14
A、14B、14Cからなるプリピット列の近傍を除
き、ランドトラック13と同じ深さ(同一平面)の部
分、すなわち、グルーブ非形成部によって分割された断
続的なグルーブトラックとして形成されている。グルー
ブトラック12は、例えば、グルーブカッティング時の
カッティング光ビームを8/16変調し、出射パワーの
ON−OFF(デューティ比は約50%)により作製さ
れている。すなわち、グルーブトラック12は、光ディ
スクに記録される記録RF信号(8/16変調された後
の記録信号)と同じ周波数帯域の信号によって分割され
た断続的な構造を有する。これは、個々のグルーブ部と
グルーブ非形成部(以下、ミラー部と称する)の長さが
情報記録によって形成されるピットの長さ及びピット間
隔と同等であるとも言える。すなわち、グルーブ部の各
々は、情報データのマーク(若しくはスペース)に対応
する。
【0023】一方、プリピット14A、14B、14C
を読み取る際にトレースするトラックには、これらのプ
リピットを含むシンクフレーム内において、少なくとも
プリピット14A、14B、14Cの全ての領域に隣接
する連続的なグルーブ12Aが形成されている。すなわ
ち、グルーブ12Aは、少なくともトラッキング方向に
おけるプリピット列の始端(プリピット14Aの始端)
からプリピット列の終端(プリピット14Cの終端)ま
で連続なグルーブとして形成されている。また、本実施
例においては、更に、プリピット14A、14B、14
Cを挟みプリピット14A、14B、14Cに隣接する
他の連続グルーブ12Bが構成されている。
【0024】上記した構造を持つ断続的なグルーブトラ
ックに8/16変調されたなんらかの情報を記録した後
に再生を行うと、グルーブ12Aの領域を除き、断続グ
ルーブトラックから再生したRF信号は振幅が小さくな
り読み取ることができない。それは、グルーブトラック
自体の断続(ON−OFF)が記録されたRF信号と同
等の周波数帯域であるために互いに干渉し合うためであ
る。一方、プリピット14A、14B、14Cが形成さ
れた領域では連続グルーブ12A、12Bによって信号
の干渉は生じないので、プリ情報信号の読み出しが可能
となる。また、グルーブ12Aの領域においては、プリ
ピット信号以外にも他の制御信号(トラッキングエラー
信号、ウォブル信号)の読み出しが可能でなければなら
ない。前述のように、断続グルーブトラックでは約50
%のデューティ比でグルーブが存在しているため、プシ
ュプルトラッキングエラー信号及びウォブル信号のレベ
ルは連続グルーブの約50%となるが、十分にトラッキ
ング制御が可能である。
【0025】従って、リードインエリアのコントロール
データ部において、プリピットに隣接する領域を除きグ
ルーブトラックを断続的に形成することによって、コン
トロールデータ部にコントロールデータを記録しても、
再生時にはこの区間の再生RF信号のレベルが低くな
り、結果的にコントロールデータの再生が不可能とな
る。すなわち、本来記録及び再生すべき画像情報等の記
録情報データの再生が不可能となり、不正なコピーを防
止することができる。なお、本記録媒体に適正にコピー
を行う場合のコピープロテクションの回避方法について
は、回避装置やコンピュータプログラムなどハードウエ
ア又はソフトウエア的な種々の方法を採ることができ
る。
【0026】次に、図6を用いて本発明の第2の実施例
について詳細に説明する。図6は、リードインエリアに
おけるコントロールデータ部のグルーブトラック12及
びランドトラック13を模式的に示す平面図である。本
実施例が第1の実施例と異なるのは、プリピット14
A、14B、14Cを読み取る際にトレースするトラッ
クに、少なくともプリピット14A、14B、14Cの
全ての領域に隣接する領域が連続的なミラー部22Aと
して形成されている点である。すなわち、ミラー部22
Aは、少なくともトラッキング方向におけるプリピット
14Aの始端からプリピット14Cの終端まで連続に形
成されている。また、本実施例においては、更に、プリ
ピット14A、14B、14Cを挟みプリピット14
A、14B、14Cに隣接する他のミラー部22Bが構
成されている。
【0027】従って、第1の実施例の場合と同様に、上
記した構成によって、断続グルーブトラックの記録領域
からの再生RF信号はグルーブトラック自体のON−O
FFと記録されたRF信号との干渉のため読み出すこと
ができず、一方、プリピット14A、14B、14Cに
隣接する領域では連続ミラー部22A、22Bによって
プリ情報の読み出しが可能となる。
【0028】尚、第1及び第2の実施例の連続グルーブ
及び連続ミラー部を組み合わせて用いてもよいことは明
らかである。例えば、プリピット14A、14B、14
Cを読み取る際にトレースするトラックには、少なくと
もプリピット14A、14B、14Cの全ての領域に隣
接する連続的なグルーブ12Aを形成し、プリピット1
4A、14B、14Cを挟みプリピット14A、14
B、14Cに隣接するようにミラー部22Bを形成して
もよい。
【0029】次に、図7及び図8を用いて、それぞれ本
発明の第3及び第4の実施例について説明する。図7及
び図8は、リードインエリアにおけるコントロールデー
タ部のグルーブトラック12及びランドトラック13を
模式的に示す平面図である。図7に示すように、第3の
実施例が上記した実施例と異なるのは、プリピット14
A、14B、14Cを読み取る際にトレースするトラッ
クにのみ、少なくともプリピット14A、14B、14
Cの全ての領域に隣接する連続グルーブ12Aを形成し
ている点である。かかる構成においても、連続グルーブ
12Aによってこの区間においては信号の干渉が生じな
いのでプリ情報の読み出しが可能となる。
【0030】また、図8は、レコーディングセクタの先
頭以外のシンクフレームに2つのプリピット14を形成
する場合(プリピットB2及びB0、又はプリピットB
2及びB1)を例に示している。本実施例においては、
連続グルーブ12Aの代わりに連続ミラー部22Aを形
成しており、この場合にも、上記第3の実施例と同様な
効果が得られる。
【0031】次に、図9及び図10を用いて、それぞれ
本発明の第5及び第6の実施例について説明する。第5
及び第6の実施例が上記した実施例と異なるのは、1つ
のプリピット14Aのみが形成されている点である。こ
れらの場合であっても、プリピット14Aを読み取る際
にトレースするトラックに、少なくともプリピット14
Aが形成される全ての区間に隣接して、すなわち、トラ
ッキング方向におけるプリピット14Aの始端から終端
まで連続した連続グルーブ12A(図9)又は連続ミラ
ー部22A(図10)を形成することによって信号の干
渉を避け、プリ情報の読み出しを行うことが可能とな
る。
【0032】次に、本発明の第7の実施例について以下
に説明する。図11に示すように、リードインエリアに
おけるコントロールデータ部は、グルーブトラック12
及びランドトラック13から構成されている。グルーブ
トラック12は、上記した実施例の場合と同様に、ミラ
ー部22Cによって複数のグルーブ部12Cに分割され
ている。
【0033】本実施例においては、各グルーブ部12C
は、基本ピット部31及び延長部32からなっている。
基本ピット部31は、情報データのマーク(若しくはス
ペース)に対応するピット長を有している。変調方法と
して、例えば、8ビットのデータを16チャネルビット
のデータに変換する8/16変調を用いた場合では、基
本ピット部31の最小ピット長は3Tであり、最大ピッ
ト長は11Tである。ここで、Tは第1の実施例におい
て説明したように、記録時のチャネルビット長である。
また、同期パターンとして、例えば、長さが14Tのピ
ットを用いた場合では、最大のピット長は14Tとな
る。
【0034】まず、グルーブトラック12を複数のグル
ーブ部12Cに分断して形成するにあたって、上記した
実施例の場合と同様に、コントロールデータ部において
全基本ピット部31のグルーブトラック12におけるデ
ューティ比は略50%となるように定められる。更に、
本実施例においては、プッシュプル法における光検出信
号レベル(以下、単にプッシュプル信号レベルと称す
る)を向上するために、各基本ピット部31に所定長の
延長部32(グルーブ形成部)を付加してグルーブ部を
構成している。
【0035】図12は、当該延長部32の長さに対する
プッシュプル信号レベルの変化を示している。基本ピッ
ト部31に延長部を付加しない場合のプッシュプル信号
レベルは、0.142であるが、延長部の長さを増大す
るにつれプッシュプル信号レベルも増大する。延長部の
長さを3Tとしたときには、プッシュプル信号レベルは
0.233と十分なレベルまで向上する。なお、延長部
を長くすることにより、プッシュプル信号レベルも増大
するが、あまり長くしすぎるとグルーブ部12Cに対す
る不正な記録再生を不可能にするという効果が低減する
トレードオフがある。
【0036】なお、延長部32の長さ、基本ピット部3
1のデューティ比等は、光検出信号レベル等を考慮して
適宜変更することができる。上記した実施例において
は、延長部の長さを一定としたが、基本ピット部31に
後続するミラー部22Cの長さに応じて延長部32の長
さを定めてもよい。例えば、基本ピット部に付加する延
長部の長さが当該基本ピット部に後続するミラー部の所
定割合の長さとなるようにしてもよい。また、上記した
第1ないし第6の実施例の場合と同様の構成を有するプ
リピットを有していてもよい。
【0037】従って、本発明によれば、各基本ピット部
31に所定長の延長部32を付加することによって、不
正な記録再生を防ぐと共にプッシュプル信号レベルを向
上し、トラッキング性能を改善することができる。尚、
上記した実施例において示した連続グルーブ又は連続ミ
ラー部等は、適宜組み合わせて用いてもよい。
【0038】また、上記した実施例において、グルーブ
トラック12は光ディスクの記録RF信号と同じ帯域の
信号によって分割された場合を例に説明したが、記録R
F信号の帯域の一部を含む信号によって分割してもよ
い。更に、上記した実施例においては光記録媒体として
DVD−RWを例に説明したが、本発明はこれに限定さ
れず、例えば、DVD−Rなど他の光記録媒体にも適用
することができる。
【0039】
【発明の効果】上記したことから明らかなように、本発
明によれば、リードインエリアのコントロールデータ部
において、プリピットに隣接する領域を除きグルーブト
ラックを断続的に形成することによって、コントロール
データ部にコントロールデータを記録してもコントロー
ルデータの再生が不可能となり、不正な記録情報データ
のコピーを防止することが可能な光記録媒体を実現でき
る。また、リードインエリアのコントロールデータ部に
限らず、本発明の構造の断続的グルーブトラックを設け
ることにより、光ディスクの任意の部分の再生RF信号
の読み取りを禁止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】追記又は書換可能なDVDの記録面半径方向の
物理セクタのレイアウトを示す図である。
【図2】リードインエリア及びコントロールデータ領域
の構成を示す図である。
【図3】従来のDVD−RWにおけるコントロールデー
タ領域の構造を示す斜視図である。
【図4】物理セクタのフレーム構成及びプリピットを説
明するための図である。
【図5】本発明による第1の実施例のコントロールデー
タ部のグルーブトラック及びランドトラックを模式的に
示す平面図である。
【図6】本発明による第2の実施例のコントロールデー
タ部のグルーブトラック及びランドトラックを模式的に
示す平面図である。
【図7】本発明による第3の実施例のコントロールデー
タ部のグルーブトラック及びランドトラックを模式的に
示す平面図である。
【図8】本発明による第4の実施例のコントロールデー
タ部のグルーブトラック及びランドトラックを模式的に
示す平面図である。
【図9】本発明による第5の実施例のコントロールデー
タ部のグルーブトラック及びランドトラックを模式的に
示す平面図である。
【図10】本発明による第6の実施例のコントロールデ
ータ部のグルーブトラック及びランドトラックを模式的
に示す平面図である。
【図11】本発明の第7の実施例であるコントロールデ
ータ部のグルーブトラック及びランドトラックの構成を
模式的に示す平面図である。
【図12】図11に示す延長部の長さに対するプッシュ
プル信号レベルの変化を示すグラフである。
【主要部分の符号の説明】
11 DVD−RW 12 グルーブトラック 12A,12B 連続グルーブ 12C グルーブ部 13 ランドトラック 14,14A,14B,14C プリピット 15 マルチ層 16 反射層 17 透明膜 18 透明基板 19 接着層 22A,22B,22C ミラー部 31 基本ピット部 32 延長部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 正浩 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 谷口 昭史 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5D029 WA02 WA27 WA28 WD30 5D090 AA01 BB03 BB04 CC14 DD03 FF09 GG03 GG26 GG27

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報データ信号を記録するための交互に
    現れるマーク部及びスペース部を担うグルーブトラック
    と、事前記録情報を担う少なくとも1つのプリピットを
    含むプリピット列が前記グルーブトラックの所定のデー
    タ単位毎に予め形成されたランドトラックと、が交互に
    形成された情報データ記録領域を有する光学式記録媒体
    であって、 前記グルーブトラックの少なくとも一部は、グルーブ非
    形成部によって前記光学式記録媒体の回転方向において
    分断された複数のグルーブ部を有し、前記マーク部の各
    々又は前記スペース部の各々は前記グルーブ非形成部の
    1つを含むことを特徴とする光学式記録媒体。
  2. 【請求項2】 情報データ信号を記録するための交互に
    現れるマーク部及びスペース部を担うグルーブトラック
    と、事前記録情報を担う少なくとも1つのプリピットを
    含むプリピット列が前記グルーブトラックの所定のデー
    タ単位毎に予め形成されたランドトラックと、が交互に
    形成された情報データ記録領域を有する光学式記録媒体
    であって、 前記グルーブトラックの少なくとも一部は、グルーブ非
    形成部によって前記光学式記録媒体の回転方向において
    分断された複数のグルーブ部を有し、 前記マーク部の各々又は前記スペース部の各々は前記グ
    ルーブ非形成部の1つを含み、 前記プリピット列に隣接する2の前記複数のグルーブ部
    からなるグルーブトラックのうち少なくとも1は、前記
    光学式記録媒体の回転方向における前記プリピット列に
    含まれる少なくとも1のプリピットにおいて、少なくと
    も始端から終端に亘り連続したグルーブ部を有すること
    を特徴とする光学式記録媒体。
  3. 【請求項3】 情報データ信号を記録するための交互に
    現れるマーク部及びスペース部を担うグルーブトラック
    と、事前記録情報を担う少なくとも1つのプリピットを
    含むプリピット列が前記グルーブトラックの所定のデー
    タ単位毎に予め形成されたランドトラックと、が交互に
    形成された情報データ記録領域を有する光学式記録媒体
    であって、 前記グルーブトラックの少なくとも一部は、グルーブ非
    形成部によって前記光学式記録媒体の回転方向において
    分断された複数のグルーブ部を有し、 前記マーク部の各々又は前記スペース部の各々は前記グ
    ルーブ非形成部の1つを含み、 前記プリピット列に隣接する2の前記複数のグルーブ部
    からなるグルーブトラックのうち少なくとも1は、前記
    光学式記録媒体の回転方向における前記プリピット列に
    含まれる少なくとも1のプリピットにおいて、少なくと
    も始端から終端に亘り連続したグルーブ非形成部を有す
    ることを特徴とする光学式記録媒体。
  4. 【請求項4】 情報データ信号を記録するための交互に
    現れるマーク部及びスペース部を担うグルーブトラック
    と、事前記録情報を担う少なくとも1つのプリピットを
    含むプリピット列が前記グルーブトラックの所定のデー
    タ単位毎に予め形成されたランドトラックと、が交互に
    形成された情報データ記録領域を有する光学式記録媒体
    であって、 前記グルーブトラックの少なくとも一部は、グルーブ非
    形成部によって前記光学式記録媒体の回転方向において
    分断された複数のグルーブ部を有し、 前記マーク部の各々又は前記スペース部の各々は前記グ
    ルーブ非形成部の1つを含み、 前記プリピット列に隣接する2の前記複数のグルーブ部
    からなるグルーブトラックのうち1は、前記光学式記録
    媒体の回転方向における前記プリピット列に含まれる少
    なくとも1のプリピットにおいて、少なくとも始端から
    終端に亘り連続したグルーブ部を有し、他の1の隣接グ
    ルーブトラックは、前記光学式記録媒体の回転方向にお
    ける前記1のプリピットの少なくとも始端から終端に亘
    り連続したグルーブ非形成部を有することを特徴とする
    光学式記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記情報データ記録領域は、再生制御に
    用いられる再生制御データを記録する制御データ記録領
    域であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    1に記載の光学式記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記情報データ記録領域は、リードイン
    エリアであることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れか1に記載の光学式記録媒体。
  7. 【請求項7】前記グルーブトラックの分断周波数帯域
    は、少なくとも前記光学式記録媒体に前記情報データを
    記録するための変調記録信号の周波数帯域の一部を含む
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1に記載
    の光学式記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記複数のグルーブ部の各々は、前記マ
    ーク部若しくはスペース部に対応する基本ピット部と所
    定長のグルーブ形成部とからなることを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれか1に記載の光学式記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記情報データ記録領域における全基本
    ピット部のデューティ比が略50%であるとき、前記所
    定長は前記情報データのチャネルビット長の略3倍以下
    の長さであることを特徴とする請求項8に記載の光学式
    記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記複数のグルーブ部の各々は、前記
    マーク部若しくはスペース部に対応する基本ピット部
    と、当該マーク部若しくはスペース部に続くスペース部
    若しくはマーク部に対応するピット長に対して所定割合
    の長さのグルーブ形成部とからなることを特徴とする請
    求項1ないし7のいずれか1に記載の光学式記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記マーク部の各々又は前記スペース
    部の各々は前記グルーブ非形成部の1及びグルーブ形成
    部を含むことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    1に記載の光学式記録媒体。。
  12. 【請求項12】 前記グルーブ形成部は先行するマーク
    部又はスペース部に連続であることを特徴とする請求項
    11に記載の光学式記録媒体。
  13. 【請求項13】 情報データ記録領域を有する光学式記
    録媒体を製造する方法であって、 情報データ信号を記録するための交互に現れるマーク部
    及びスペース部を担うグルーブトラックを形成するステ
    ップと、 事前記録情報を担う少なくとも1つのプリピットを含む
    プリピット列を前記グルーブトラックの所定のデータ単
    位毎に有するランドトラックを前記グルーブトラックと
    交互に形成するステップと、を有し、 前記グルーブトラックを形成するステップは、前記グル
    ーブトラックの少なくとも一部に、グルーブ非形成部に
    よって前記光学式記録媒体の回転方向において分断され
    た複数のグルーブ部を形成するステップを含み、前記マ
    ーク部の各々又は前記スペース部の各々は前記グルーブ
    非形成部の1つを含むことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 情報データ記録領域を有する光学式記
    録媒体を製造する方法であって、 情報データ信号を記録するための交互に現れるマーク部
    及びスペース部を担うグルーブトラックを形成するステ
    ップと、 事前記録情報を担う少なくとも1つのプリピットを含む
    プリピット列を前記グルーブトラックの所定のデータ単
    位毎に有するランドトラックを前記グルーブトラックと
    交互に形成するステップと、を有し、 前記グルーブトラックを形成するステップは、前記グル
    ーブトラックの少なくとも一部に、グルーブ非形成部に
    よって前記光学式記録媒体の回転方向において分断され
    た複数のグルーブ部を形成するステップを含み、前記マ
    ーク部の各々又は前記スペース部の各々は前記グルーブ
    非形成部の1つを含み、前記プリピット列に隣接する2
    つのグルーブトラックのうち少なくとも1は、前記プリ
    ピット列に含まれる少なくとも1のプリピットにおい
    て、少なくとも始端から終端に亘り連続したグルーブ部
    であることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 情報データ記録領域を有する光学式記
    録媒体を製造する方法であって、 情報データ信号を記録するための交互に現れるマーク部
    及びスペース部を担うグルーブトラックを形成するステ
    ップと、 事前記録情報を担う少なくとも1つのプリピットを含む
    プリピット列を前記グルーブトラックの所定のデータ単
    位毎に有するランドトラックを前記グルーブトラックと
    交互に形成するステップと、を有し、 前記グルーブトラックを形成するステップは、前記グル
    ーブトラックの少なくとも一部に、グルーブ非形成部に
    よって前記光学式記録媒体の回転方向において分断され
    た複数のグルーブ部を形成するステップを含み、前記マ
    ーク部の各々又は前記スペース部の各々は前記グルーブ
    非形成部の1つを含み、前記プリピット列に隣接する2
    つのグルーブトラックのうち少なくとも1は、前記プリ
    ピット列に含まれる少なくとも1のプリピットにおい
    て、少なくとも始端から終端に亘り連続したグルーブ非
    形成部であることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 前記グルーブトラックの分断周波数帯
    域は、当該グルーブ部に前記情報データを記録するため
    の変調記録信号の周波数帯域の少なくとも一部を含むこ
    とを特徴とする請求項13ないし15のいずれか1に記
    載の方法。
JP2000185741A 1999-06-28 2000-06-21 光学式記録媒体及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3543950B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000185741A JP3543950B2 (ja) 1999-06-28 2000-06-21 光学式記録媒体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-181572 1999-06-28
JP18157299 1999-06-28
JP2000185741A JP3543950B2 (ja) 1999-06-28 2000-06-21 光学式記録媒体及びその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002058459A Division JP2002260244A (ja) 1999-06-28 2002-03-05 光学式記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001076349A true JP2001076349A (ja) 2001-03-23
JP3543950B2 JP3543950B2 (ja) 2004-07-21

Family

ID=26500702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000185741A Expired - Lifetime JP3543950B2 (ja) 1999-06-28 2000-06-21 光学式記録媒体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3543950B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6618350B2 (en) 2000-07-06 2003-09-09 Pioneer Corporation Rewritable optical recording medium and manufacturing method and apparatus therefor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6618350B2 (en) 2000-07-06 2003-09-09 Pioneer Corporation Rewritable optical recording medium and manufacturing method and apparatus therefor
US6837072B2 (en) 2000-07-06 2005-01-04 Pioneer Corporation Rewritable optical recording medium and manufacturing method and apparatus therefor

Also Published As

Publication number Publication date
JP3543950B2 (ja) 2004-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4226204B2 (ja) 光学式記録媒体、その製造装置および製造方法
EP1065659B1 (en) Optical recording medium and manufacturing method thereof
JP4361198B2 (ja) 書換可能な光学式記録媒体、その製造方法及び製造装置
JP2008210519A (ja) 情報記録媒体、情報記録媒体の記録方法、および情報記録媒体の再生方法
JP3543950B2 (ja) 光学式記録媒体及びその製造方法
JP2002260244A (ja) 光学式記録媒体
JP2008123681A (ja) 情報記録媒体、情報記録媒体の再生方法、再生装置、記録方法および記録装置
JP2008123682A (ja) 情報記録媒体、情報記録媒体の再生方法、再生装置、記録方法および記録装置
JP2008123683A (ja) 情報記録媒体、情報記録媒体の再生方法、再生装置、記録方法および記録装置
JP2008123685A (ja) 情報記録媒体、情報記録媒体の再生方法、再生装置、記録方法および記録装置
JP2008123686A (ja) 情報記録媒体、情報記録媒体の再生方法、再生装置、記録方法および記録装置
JP2008123684A (ja) 情報記録媒体、情報記録媒体の再生方法、再生装置、記録方法および記録装置
JP2008123680A (ja) 情報記録媒体、情報記録媒体の再生方法、再生装置、記録方法および記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3543950

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term