JP2001075303A - 湿式電子写真印刷用紙 - Google Patents

湿式電子写真印刷用紙

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JP2001075303A
JP2001075303A JP25117499A JP25117499A JP2001075303A JP 2001075303 A JP2001075303 A JP 2001075303A JP 25117499 A JP25117499 A JP 25117499A JP 25117499 A JP25117499 A JP 25117499A JP 2001075303 A JP2001075303 A JP 2001075303A
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JP25117499A
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English (en)
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Takashige Yoshimura
隆重 吉村
Yoshihide Mochizuki
美秀 望月
Keiji Hara
啓志 原
Makio Hasuike
牧雄 蓮池
Noribumi Tasaka
範文 田阪
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Mishima Paper Manufacturing Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mishima Paper Manufacturing Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 普通紙タイプの印刷用紙であって、高速の湿
式電子写真印刷機に用いても、高画質で多色印刷が可能
な用紙を提供する。 【解決手段】 透気抵抗度(ガーレー)が200s以上
であり、ブリストー法吸収係数が3.2ml/m・m
1/2以下であり、且つパーカープリントサーフを用
いてクランプへの給気圧力490kPaで測定した表面
粗さが6.5〜10μmであることを特徴とする湿式電
子写真印刷用紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿式電子写真印刷
において用いられる印刷用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷インクを使用したオフセット印刷は
高画質の複写を大量かつ安価に実現する優れた方式であ
るが、多品種少量印刷においては版の作製までに時間と
コストがかかることからフルカラー複写機などが利用さ
れてきた。近年では、小ロット印刷の分野において、オ
ンデマンド印刷機として、乾式電子写真方式や湿式電子
写真方式によるフルカラー電子写真印刷が行われてきて
いる。乾式電子写真方式では粉体トナー粒子直径が7〜
10μmであることから解像度600dpiで使用され
てきているが、湿式電子写真方式では液体トナー粒子直
径1〜2μmが使用でき解像度800dpiの高画質で
使用される印刷機が登場してきている。
【0003】湿式電子写真印刷機の中でも印刷速度が速
いものは、特開平9−73201号に記載されているよ
うな感光体上の液体トナーを用紙に直接転写する転写方
式が採用されている。液体トナーは、トナー粒子を非極
性溶媒中に分散させたもので、電気泳動により現像が行
われる。
【0004】このような湿式電子写真印刷機において用
いられる印刷用紙は、転写効率を上げ転写ムラを生じる
ことなく良好な高画質画像の転写を可能とするために、
トナーを分散させる溶媒の滲み込みの少ないことやトナ
ー粒子の定着性が良いことが必要とされる。
【0005】古くには、液体現像転写方法として、画像
の定着性を得るために、吸油係数αが5×10−2cm
/sec以下の吸油性の転写紙を用いること(特公昭5
0−10649号)、更に吸油係数αが5×10−2
m/sec以下で、かつベック平滑度150秒以下の転
写紙を用いること(特公昭50−10650号)が提案
されている。そして、吸油特性を付与するための手段と
して、「1.叩解度を強くする。2.組織を密にする、
即ち透気性を低くする。3.組織間或いは表面にレジン
等を入れ、或いはサイズ又はコート等することにより透
気性を低くする。4.繊維原料として綿、麻、針葉樹な
どを高い比率で含ませる。」ことが開示されている。
【0006】また、耐油性が強く吸油性が少なく、カー
ルの起らない転写紙としてパーフルオロアルキル基を有
する弗素化合物を紙に含有または塗布した静電写真用電
気泳動転写紙(特開昭49−34326号)、あるいは
紙にビニール系、スチレン系、オレフィン系、アクリル
系その他の樹脂を含浸または塗布することによってホー
ルドアウトの良い、又定着性能を保持する湿式電子写真
用転写紙が提案されている(特開昭52−84740
号)。
【0007】しかし、過去の時代の湿式電子写真印刷
は、単色印刷で且つ印刷速度の遅い機械を用いるもので
あり、最近の高速でカラー印刷に適応した湿式電子写真
印刷用紙としては、より高度に表面物性を制御したもの
が必要とされる。
【0008】前記特公昭50−10649号や特公昭5
0−10650号に開示される転写紙を改良したものと
して、特開平8−328389号においては、非塗工紙
にキャレンダー加工を施すことによる得られる、ブリス
トー法吸収係数が2.0ml/m・ms1/2以下で
あり、かつ王研式平滑度が150秒以上である転写紙の
提案がなされており、液体と転写紙とが接触してから極
く短時間での吸収を少なくし、かつ転写紙がきわめて高
い平滑度を有することを必須の条件としている。
【0009】このように、高速の湿式電子写真印刷用転
写紙としては、表面に樹脂をコートして透気度を高めた
り、あるいはカレンダー加工により透気度を高めたりし
た、平滑度の高い特殊紙が用いられており、いわゆる普
通紙タイプの紙では、転写効率良く印刷することができ
ないとされている。
【0010】しかしながら、湿式電子写真方式の印刷に
おいても、普通紙タイプの紙への印刷の要請が高く、特
殊な液体トナーを用いることによって普通紙への印刷を
可能とした印刷機が開発されて注目をされた(月刊「印
刷情報」1995年9月号p22〜23)。この印刷機
は、特殊な樹脂粒子を用いた液体トナーを、感光体上か
らブランケットに転写し、次いでブランケット上でトナ
ーを溶融させて圧力により物理的にシートに転写する方
式であり、シートへの転写において、トナーが電気泳動
するものではない。従って、シート表面と溶融トナーと
の親和性がトナーの定着性に影響を与えるが、液体トナ
ーの電気泳動により現像が行われる直接転写方式のよう
にトナー溶媒の浸透の抑制などを考慮する必要がない。
この印刷方式においてトナーの定着性を改善した普通紙
タイプの転写紙として、少なくとも一方の面の平滑度が
パーカープリントサーブで測定した際に4.7μm以上
の湿式電子写真用転写紙であり、且つ該転写紙の内添サ
イズ剤としてロジン系サイズ剤またはアルケニル無水コ
ハク酸を含むことを特徴とする湿式電子写真用転写紙が
提案されている(特開平10−171148号)。この
転写紙は、使用するサイズ剤に限定があり、アルキルケ
テンダイマーを使用することができないという問題があ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一方、特開平9−73
201号に記載されているような感光体上の液体トナー
を用紙に直接転写する転写方式の高速の湿式電子写真印
刷機おいては、表面平滑度の高い特殊紙が推奨されてお
り、この印刷機に適した普通紙タイプの印刷用紙がない
のが現状である。
【0012】本発明は、普通紙タイプの印刷用紙であっ
て、特開平9−73201号に記載されているような高
速の湿式電子写真印刷機に用いても、高画質で多色印刷
が可能な用紙を提供すべくなされたものである。この印
刷方式においては、印刷装置の感光ドラムと転写器の間
に用紙を通過させ、感光ドラム上に形成された静電潜像
に付着したトナー画像を、転写器によって用紙上に静電
的に吸引して転写させるものであり、液体トナーは、ト
ナー粒子を非極性溶媒中に分散させたもので、電気泳動
により現像が行われるため、トナーの定着性に加えて、
トナーを分散させる溶媒の滲み込みの少ないこと等溶媒
に対する物性が問題となる。即ち、用紙の溶媒浸透速度
が高ければ、転写ロール接触時間中に液体トナー中の溶
媒が用紙に吸収されて感光体と用紙の間に隙間を生じ、
電気泳動によるトナーの転写を阻害するためにトナーが
転写されないヌケが生じる。また、用紙表面の凹凸によ
り形成される表面粗さ容積を埋める溶媒量と転写ロール
通過時間中に用紙に浸透する溶媒量を確保すればベタ印
刷部のヌケを防止できるが、後者の溶媒量が多くなると
転写ロールのニップ圧により溶媒が絞られて画像流れを
生じる。
【0013】本発明は、表面平滑度が比較的高くない普
通紙タイプの用紙において、ブリストー法吸収係数や透
気抵抗度(ガーレー)を微妙に調整することにより、液
体トナー中の溶媒の浸透を制御し、上記のような高速の
湿式電子写真印刷機に適した用紙を提供しようとするも
のである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、透気抵抗度
(ガーレー)が200s以上であり、ブリストー法吸収
係数が3.2ml/m・ms1/2以下であり、且つ
パーカープリントサーフを用いてクランプへの給気圧力
490kPaで測定した表面粗さが6.5〜10μmで
あることを特徴とする湿式電子写真印刷用紙に関する。
【0015】ここにおいて、透気抵抗度(ガーレー)
は、JIS P−8117に準拠して測定されるもので
あり、sの単位で示される。
【0016】また、ブリストー法吸収係数は、J.TA
PPI紙パルプ試験方法No.51−87に準拠して、
次の原理に基づき測定されるものである。即ち、既知量
の液体を添加したヘッドボックスを、任意の一定速度で
移動している試験片に接触させ、スリットを通して紙面
に液を完全に吸収させる。このとき、吸収時間Tはスリ
ット幅と試験片の移動速度から、下式で示される接触時
間で定義される。 吸収時間T(ms)={スリット幅(mm)×100
0}÷紙の移動速度(mm/s) また、液体の転移量Vは、ヘッドボックスへの液体添加
量をXμl、紙面に転移し終わるまでに液体が残した転
移跡の長さ(トレース長)をAmmとすると、次式で表
される。 液体の転移量V(ml/m)={X(μl)×100
0}÷{A(mm)×スリット長さ(mm)} 吸収時間と液体の転移量より、極く短時間での紙の吸収
特性を知ることができる。吸収時間の平方根に対して転
移量をプロットすると、下記等式に相当する吸収曲線が
得られる。 V=Vr+Ka√(T−Tw) Vr:粗さ指数(ml/m) Ka:吸収係数(ml/m・ms1/2) T:吸収時間(ms) Tw:ぬれ時間(ms) 吸収係数Kaは、吸収の速さを示す指標であり、本発明
においては、液体トナーの非極性溶媒の浸透を抑制する
ために必要な条件として、この吸収係数が3.2ml/
・ms1/2以下に特定される。
【0017】また、パーカープリントサーフを用いて測
定される表面粗さとは、ISO8791−4:1992
(E)に準拠した装置で測定されるもので、紙表面に環
状の検知ヘッドを押し当て、環の内側に圧縮空気を送り
込むと、紙表面の粗さに応じて外側へ流出する空気量が
変わることから、この空気流出量をプレッシャートラン
スジューサー等を用いて検出し測定されるもので、μm
の単位で示される。クランプへの給気圧力は、490k
Pa、980kPa、1960kPaの3種あるが、4
90kPa(751b/inの印刷圧力に相当する)
の場合をもって請求項を特定した。
【0018】本発明にかかる湿式電子写真印刷用紙は、
例えば、パルプの叩解の程度を制御し、水溶性高分子物
質を適切に塗工することによって得ることができる。即
ち、本発明はまた、ショッパーろ水度50〜80°SR
に叩解されたパルプを抄紙し、水溶性高分子物質を塗工
してなる紙であり、前記の特定された物性を有する湿式
電子写真印刷用紙に関する。
【0019】本発明の湿式電子写真印刷用紙の製造に用
いられるパルプとしては、NBKP、LBKP、NBS
P、LBSP、GP、TMP等の木材パルプ、ケナフ、
バガス、マニラ麻、亜麻パルプ等の非木材パルプが挙げ
られ、必要に応じて単独或いは併用して用いることがで
きるが、パルプを叩解する際の負荷の大きさを考慮する
と、木材パルプを単独或いは併用して用いるのが望まし
い。
【0020】本発明者らの研究によれば、感光体上の液
体トナーを用紙に直接転写する転写方式の湿式電子写真
印刷用紙においては、液体トナーの非極性溶媒の浸透を
抑制して高画質画像の印刷を得るために、ブリストー法
吸収係数が3.2ml/m・ms1/2以下、透気抵
抗度(ガーレー)が200s以上とすることにより、高
画質画像の印刷を得ることができることが見出された。
このような高い透気抵抗度を得るためには、パルプはか
なり叩解処理を加える必要があり、ショッパーろ水度5
0°SR以上、望ましくは60°SR以上とする。ただ
し、叩解度が高すぎると、抄紙し難くなり、また紙の不
透明度が低くなるので、叩解度の上限はショッパーろ水
度80°SR程度とするのが望ましい。
【0021】用紙に不透明性を与えるために填料を添加
するが、内添填料としては、軽質炭酸カルシウム、重質
炭酸カルシウム、二酸化チタン、カオリン、クレー、タ
ルク等一般的な製紙用内添填料が特に支障なく使用でき
る。高い画質、高い印字濃度を考慮して、填料は、7〜
25重量%含有させて高い不透明性を保持することが望
ましい。
【0022】本発明の湿式電子写真印刷用紙の基紙は、
叩解されたパルプ、内添填料にサイズ剤、紙力増強剤、
湿潤紙力増強剤等を適宜添加し、長網式抄紙機等の製紙
業界で公知の抄紙機を用いて坪量30〜160g/m
に抄造される。サイズ剤としては、アルキルケテンダイ
マー系、ロジン系、アルケニル無水コハク酸系を問わず
使用できる。
【0023】本発明の湿式電子写真印刷用紙において、
ブリストー法吸収係数が3.2ml/m・ms1/2
以下、透気抵抗度(ガーレー)が200s以上であるこ
とを達成するためには、上記のようにパルプを高く叩解
することに加えて、上記基紙に対して塗工処理を必要と
する。しかし、普通紙の外観を保持することが目的であ
るため、表面に樹脂皮膜層が形成されることがないよう
に、水溶性高分子の水溶液を滲み込み易い方法で塗工す
る。水溶性高分子物質としては、酸化澱粉、エーテル化
澱粉、エステル化澱粉、ジアルデヒド澱粉、その他変性
澱粉、完全ケン化PVA、部分ケン化PVA、カルボキ
シ変性PVA、その他変性PVA、ポリエチレンイミ
ン、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、アルギン
酸アンモニウム、アルギン酸プロピレングリコールエス
テル、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル
セルロースの誘導体、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、その他セルロース
誘導体を単独あるいは併用して用いることができる。塗
工量を少なく物性を制御し易くするために、皮膜性の高
い水溶性高分子物質、例えばアルギン酸ソーダ、カルボ
キシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースの
誘導体などと、他の水溶性高分子物質とを組み合わせて
用いるのが好ましい。アルギン酸ソーダは単独では粘度
が高くなり、粘度を調整すると塗工量が少なくなりすぎ
て、透気抵抗度やブリストー法吸収係数を必要な値に制
御するのが難しくなるので、上記澱粉やポリビニルアル
コールと組み合わせて使用するのが望ましい。例えば、
アルギン酸ソーダと酸化澱粉、変性澱粉又はポリビニル
アルコール等を組み合わせて用いる場合、アルギン酸ソ
ーダ1〜5重量部に対して、澱粉又はポリビニルアルコ
ール100重量部の配合の範囲が好ましい。
【0024】水溶性高分子物質の塗工は、普通紙タイプ
の表面性、手触り等を得るため及びシートカット後のカ
ールの発生を極力抑えるなど良好なシート特性を得るた
め、両面に塗工することが好ましい。水溶性高分子物質
の塗工は、抄造中にサイズプレス方式で、あるいはゲー
トロール方式等で行うことができる。サイズプレス塗工
またはゲートロールによる両面塗工の場合、塗工量は、
0.5〜4.0g/m とする。0.5g/mより少
ないと、必要な透気抵抗度やブリストー法吸収係数を得
ることができないので、液体トナー中の非極性溶媒の浸
透を抑えることができない。4.0g/mより多い
と、普通紙タイプの表面性が得られない。より望ましい
塗工量は、0.8〜3.0g/mである。またもし、
シートの片面のみに塗工する場合には、塗工量が多いと
カールが発生するので、塗工量は、0.5〜2.0g/
の範囲とするのが望ましい。
【0025】塗工液には、SBR、NBR、酢酸ビニル
等のエマルジョンを本発明にかかる湿式電子写真印刷用
紙の特性に影響を与えない範囲で配合することも可能で
あり、表面サイズ剤、帯電防止剤、防滑剤、消泡剤等も
添加できるが、普通紙タイプの表面性、手触り等を得る
ため、塗工用顔料は使用しない。
【0026】本発明の湿式電子写真印刷用紙は、必要に
応じてカレンダー加工或いはスーパーカレンダー加工を
施して、普通紙の外観を保持するために、パーカープリ
ントサーフを用いてクランプへの給気圧力490kPa
で測定した表面粗さが6.5〜10μmであるような比
較的低い表面平滑性に調節される。本発明の用紙の製造
においては、カレンダー処理は必須の工程ではない。
【0027】本発明の印刷用紙の表面粗さは、情報記録
紙分野ではラフ紙と称する領域でその中でも特に粗い領
域にあり、ファンシーペーパーではウーブと称される表
面粗さを有する領域に匹敵するもので、従来は湿式電子
写真印刷用紙や湿式電子写真用転写紙では、高画質の印
字評価や高い印字濃度の得られない領域であった。本発
明によれば、このような表面粗さを有する外観上普通紙
の紙であるにもかかわらず、感光体上の液体トナーを用
紙に直接転写する転写方式の湿式電子写真印刷機に用い
た場合に、高画質画像の得られる用紙が提供される。本
発明にかかる湿式電子写真印刷用紙は、王研式平滑度で
は、100sec/10ml以下の範囲となる。
【0028】
【実施例】以下に本発明の実施例及び比較例について説
明する。実施例、比較例の各シートの物性評価は以下の
ようにして行った。
【0029】(1)ショッパーろ水度 JIS P−8121に準拠して測定した。
【0030】(2)坪量 JIS P−8124に準拠して測定した。
【0031】(3)厚さ JIS P−8118に準拠して測定した。
【0032】(4)密度 JIS P−8118に準拠して測定した。
【0033】(5)不透明度 JIS P−8138に準拠して測定した。
【0034】(6)平滑度(王研式) JAPAN TAPPI No.5に準拠して測定し
た。
【0035】(7)透気抵抗度(ガーレー) JIS P−8117に準拠して測定した。
【0036】(8)灰分 温度を550℃とした以外は、JIS P−8128に
準拠して測定した。
【0037】(9)PPS粗さ(パーカープリントサー
フを用いた表面粗さ) ISO8791−4:1992(E)に準拠した装置
(英国H.E.メスマー社製PPSペーパーラフネステ
スター型式PPS78)を使用して、クランプは軟式バ
ッキングを用い、クランプへの給気圧力490kPa、
980kPa、1960kPaで測定した。この内クラ
ンプ圧490kPaの場合をもって請求項を特定した。
尚、検知ヘッドへの給気圧力は、0.63mWgとし
た。
【0038】(10)吸油係数 特公昭50−10650号に記載の方法で測定した。
【0039】(11)ブリストー法転移量:V(ml/
) J.TAPPI No.51−87に準拠して測定し
た。液体には、エクソン化学(株)製アイソパーGを使
用した。 吸収曲線:V=Vr+Ka√(T−Tw)において、粗
さ指数Vr(ml/m )は、液体の浸透には無関係
で、表面の凹凸等によるものである。ぬれ時間Twは、
液体と紙との接触角が大きいときに観察されるもので、
液体が紙表面をぬらしてから吸収が始まるまでの時間で
ある。アイソパーGを用いた測定においては、Twはほ
ぼ8ms(ミリ秒)である。また、湿式電子写真印刷機
で用紙が転写ロールのニップを通過するのに要する時間
はほぼ40msである。吸収時間Tが8msから40m
sの間、即ち印刷時に液体トナーが用紙に接触してから
転写が完了するまでに相当する間において、上記吸収曲
線は傾きKaを有する直線となる。
【0040】(12)ブリストー法吸収係数:Ka(m
l/m・ms1/2) J.TAPPI No.51−87に準拠した測定に基
づき、上記の吸収時間Tが8msから40msにおける
傾きより算出した。吸収係数Kaは、用紙の液体吸収の
速さを示し、Kaの値が大きいほど吸収が早いことを意
味する。吸収時間Tが8msから40msの間の吸収係
数Kaは、湿式電子写真印刷用紙においては、液体トナ
ー中の非極性溶媒の浸透に対する用紙の物性を示すもの
である。
【0041】(13)印字濃度 三菱重工業(株)製三菱電子印刷MD300で印刷を行
い、ベタ印刷部をX−Rite社製カラー反射濃度計X
−Rite418にて測定した。
【0042】(14)印字評価点数 上記印刷の転写ムラの程度を目視判定した。転写ムラの
少ないものほど点数が高い。各点数の評価内容は、次の
とおりである。点数9(4色ともに転写ムラなし、印字
濃度が高い(1.6以上))、点数8(4色ともに転写
ムラなし)、点数7(1色に軽微の転写ムラがある、印
字濃度が高い(1.6以上))、点数6(1色に軽微の
転写ムラがある)、点数5(2色以上に軽微の転写ムラ
がある)、点数4(1色に転写ムラがある)、点数3
(2色以上に転写ムラがある)、点数2(1色に著しい
転写ムラがある)、点数1(2色以上に著しい転写ムラ
がある)。なお、軽微の転写ムラとは、実用上では問題
ないが、倍率15倍ルーペで観察すると部分的に転写ム
ラがあるレベルである。
【0043】(15)定着性 セロテープ試験 ベタ印刷に、粘着テープ(ニチバン(株)製、商品名
「セロテープ」)を貼り付け、剥がした時のトナーの剥
離程度を目視判定した。判定の内容は、次のとおりであ
る。判定○(トナーの剥離がない)、判定△(0.00
1mm以上のトナーの剥離がない)、判定×(0.0
01mm以上のトナーの剥離がある)
【0044】(16)定着性 消しゴム試験 プラスチック消しゴム((株)トンボ鉛筆製、商品名
「MONO」)を使って印刷面を5往復擦ったときのト
ナーの消し取られ度合いを目視判定した。判定の内容
は、次のとおりである。判定○(トナーが消しとられな
い)、判定△(0.001mm以上のトナーの消しと
られがない)、判定×(0.001mm以上のトナー
の消しとられがある)
【0045】実施例1 広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)100%の原料
パルプをショッパーろ水度62°SRに叩解した後、こ
の原料パルプ100重量部に対して、アルキルケテンダ
イマー(AKD)系サイズ剤(荒川化学工業(株)製、
商品名サイズパインK−901)0.31重量部、カチ
オン化デンプン(敷島スターチ(株)製、商品名マーメ
イドC−50)0.5重量部、内添填料として炭酸カル
シウム(白石工業(株)製、商品名PCX−850)1
8.0重量部を配合して抄紙原料とした。乾燥ゾーンの
中間にゲートロール塗工装置を備えた長網抄紙機を用い
て上記抄紙原料を抄紙し、且つゲートロール塗工を行っ
て、目標坪量81.4g/mの原紙を作製した。ゲー
トロール塗工は、酸化デンプン(日本コーンスターチ
(株)製、商品名SK−100)20.7重量%、アル
ギン酸ソーダ(君津化学(株)製、商品名キミツアルギ
ンB−1K2)0.27重量%、残部水からなる塗工液
を各片面につき固形分換算で1.2g/mとなるよう
に両面に塗工した。ゲートロール塗工した後、原紙を王
研式平滑度52sec/10mlとなるようにスーパー
カレンダー加工処理し、本発明にかかるシートを製造し
た。
【0046】感光体上の液体トナーを直接転写する方式
の高速湿式電子写真印刷機である三菱重工業株式会社製
三菱電子印刷MD300を用いて、このシートに対して
多色印刷を行った。得られたシートの物性値、湿式電子
写真印刷用紙適性と画像評価結果を表1に示した。
【0047】実施例2 王研式平滑度が87sec/10mlとなるようにスー
パーカレンダー加工処理の条件を調整した以外は、実施
例1と同様にして本発明にかかるシートを作製した。得
られたシートの物性値、湿式電子写真印刷用紙適性と画
像評価結果を表1に示した。
【0048】実施例3 パルプの叩解をショッパーろ水度69°SRとした以外
は実施例1と同様にして本発明にかかるシートを作製
し、多色印刷を行った。得られたシートの物性値、湿式
電子写真印刷用紙適性と画像評価結果を表1に示した。
【0049】実施例4 王研式平滑度が85sec/10mlとなるようにスー
パーカレンダー加工処理の条件を調整した以外は、実施
例3と同様にして本発明にかかるシートを作製し、多色
印刷を行った。得られたシートの物性値、湿式電子写真
印刷用紙適性と画像評価結果を表1に示した。
【0050】実施例5 パルプの叩解をショッパーろ水度76°SRとし、炭酸
カルシウム配合比率を22.6重量%とし、王研式平滑
度が29sec/10mlとなるようにスーパーカレン
ダー加工処理の条件を調整した以外は、実施例1と同様
にして本発明にかかるシートを作製し、多色印刷を行っ
た。得られたシートの物性値、湿式電子写真印刷用紙適
性と画像評価結果を表1に示した。
【0051】実施例6 広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)100%の原料
パルプをショッパーろ水度76°SRに叩解した後、こ
の原料パルプ100重量部に対して、アルキルケテンダ
イマー(AKD)系サイズ剤(荒川化学工業(株)製、
商品名サイズパインK−901)0.26重量部、内添
填料として炭酸カルシウム(白石工業(株)製、商品名
PCX−850)40.5重量部を配合して抄紙原料と
した。乾燥ゾーンの中間にサイズプレス塗工装置を備え
た長網抄紙機を用いて上記抄紙原料を抄紙し、且つサイ
ズプレス塗工を行って、目標坪量64g/mの原紙を
作製した。サイズプレス塗工は、酸化デンプン(日本コ
ーンスターチ(株)製、商品名SK−100)7.5重
量%、PVA(デュポン(株)製、商品名エバノール7
1−30DP)1.25重量%、アルギン酸ソーダ(君
津化学(株)製、商品名キミツアルギンB−1K2)
0.125重量%、スチレン・アクリル系樹脂表面サイ
ズ剤(荒川化学工業(株)製、商品名ポリマロン130
8)0.19重量%、耐水化剤としてポリアミドポリ尿
素系樹脂(住友化学工業(株)製、商品名スミレーズレ
ジン633)0.38重量%、残部水からなる塗工液を
用いて、固形分換算で1.8g/mとなるように塗工
した。塗工後、原紙を王研式平滑度94sec/10m
lとなるようにスーパーカレンダー加工処理し、本発明
にかかるシートを製造し、実施例1と同様に多色印刷を
行った。得られたシートの物性値、湿式電子写真印刷用
紙適性と画像評価結果を表1に示した。
【0052】比較例1 広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)100%の原料
パルプをショッパーろ水度40°SRに叩解した後、こ
の原料パルプ100重量部に対して、アルキルケテンダ
イマー(AKD)系サイズ剤(荒川化学工業(株)製、
商品名サイズパインK−901)0.09重量部、内添
填料として炭酸カルシウム(白石工業(株)製、商品名
PCX−850)16.8重量部を配合して抄紙原料と
した。乾燥ゾーンの中間にサイズプレス塗工装置を備え
た長網抄紙機を用いて上記抄紙原料を抄紙し、且つサイ
ズプレス塗工を行って、目標坪量81.4g/mの原
紙を作製した。サイズプレス塗工は、酸化デンプン(日
本コーンスターチ(株)製、商品名SK−100)3.
6重量%、PVA((株)クラレ製、商品名クラレポバ
ール117)1.0重量%、カチオン性スチレン系樹脂
表面サイズ剤(荒川化学工業(株)製、商品名ポリマロ
ン360)0.08重量%、特殊変性ポリアミン(昭和
高分子(株)製)6.0重量%、残部水からなる塗工液
を用いて、固形分換算で2.6g/mとなるように行
った。塗工後、原紙を王研式平滑度67sec/10m
lとなるようにスーパーカレンダー加工処理してシート
を製造し、実施例1と同様に多色印刷を行った。得られ
たシートの物性値、湿式電子写真印刷用紙適性と画像評
価結果を表2に示した。
【0053】このシートは、透気抵抗度(ガーレー)が
200s未満であり、アイソパーGの吸収時間40ms
以下の領域での吸収係数が3.2ml/m・ms
1/2を超えているためシートへの溶媒浸透速度が高
く、転写ロールに接触している間に溶媒がシートに吸収
されて感光体とシートとの間に隙間を生じ、電気泳動に
よるトナーの転写が阻害されて生じる印字ムラ、いわゆ
る転写ムラが見られ、実施例のシートに比べて、画質が
劣るものであった。
【0054】比較例2 市販特殊印刷用紙、商品名ケナフフィールドGA(坪量
81.4g/m)を用いて、この紙の物性値、湿式電
子写真印刷用紙適性と画像評価結果を表2に示した。こ
のシートは、透気抵抗度(ガーレー)が200s未満で
あり、アイソパーGの吸収時間40ms以下の領域での
吸収係数が3.2ml/m・ms1/2を超えている
ために転写ムラが生じており、実施例のシートに比べ
て、画質が劣るものであった。
【0055】比較例3 市販特殊印刷用紙、商品名バガスカンシャ100(坪量
81.4g/m)を用いて、この紙の物性値、湿式電
子写真印刷用紙適性と画像評価結果を表2に示した。こ
のシートは、透気抵抗度(ガーレー)が高くなり易いバ
ガスパルプを用いているため375sという200sよ
り高い透気抵抗度を有しているが、塗工剤にアルギン酸
ソーダのような皮膜性の高い水溶性高分子が含まれてい
ないため、アイソパーGの吸収時間40ms以下の領域
での吸収係数が3.2ml/m・ms1/2を超えて
いるために転写ムラが生じており、実施例のシートに比
べて、画質が劣るものであった。
【0056】比較例4 市販印刷用A、商品名OK上質プリンス(坪量81.4
g/m)を用いて、この紙の物性値、湿式電子写真印
刷用紙適性と画像評価結果を表2に示した。このシート
は、透気抵抗度(ガーレー)が200s未満であり、ア
イソパーGの吸収時間40ms以下の領域での吸収係数
が3.2ml/m・ms1/2を超えているために転
写ムラが生じており、実施例のシートに比べて、画質が
劣るものであった。
【0057】比較例5 市販印刷用紙A、商品名金毬SW(坪量81.4g/m
)を用いて、この紙の物性値、湿式電子写真印刷用紙
適性と画像評価結果を表3に示した。このシートは、透
気抵抗度(ガーレー)が200s未満であり、アイソパ
ーGの吸収時間40ms以下の領域での吸収係数が3.
2ml/m・ms1/2を超えているために転写ムラ
が生じており、実施例のシートに比べて、画質が劣るも
のであった。
【0058】比較例6 市販印刷用紙A、商品名金菱A(坪量81.4g/
)を用いて、この紙の物性値、湿式電子写真印刷用
紙適性と画像評価結果を表3に示した。このシートは、
透気抵抗度(ガーレー)が200s未満であり、アイソ
パーGの吸収時間40ms以下の領域での吸収係数が
3.2ml/m・ms1/2を超えているために転写
ムラが生じており、実施例のシートに比べて、画質が劣
るものであった。
【0059】比較例7 市販微塗工上質紙、商品名スイングマット(坪量81.
4g/m)を用いて、この紙の物性値、湿式電子写真
印刷用紙適性と画像評価結果を表3に示した。このシー
トは、透気抵抗度(ガーレー)が200s以上であり、
アイソパーGの吸収時間40ms以下の領域での吸収係
数が3.2ml/m・ms1/2以下であるために、
シートへの溶媒浸透速度が遅く、転写ロールに接触時間
中の溶媒がシートに吸収されず、感光体とシートとの間
で電気泳動が阻害されることなく行われるために画質は
良好となっている。しかし、このシートは、本発明にか
かるシートに比べて平滑度が高く普通紙タイプではない
ので、普通紙タイプの印刷用紙という要請に沿うことが
できない。
【0060】比較例8 市販再生上級紙、商品名OKプリンス上質グリーン(坪
量81.4g/m、)を用いて、この紙の物性値、湿
式電子写真印刷用紙適性と画像評価結果を表3に示し
た。このシートは、アイソパーGの吸収時間40ms以
下の領域での吸収係数が3.2ml/m・ms1/2
以下であるが、透気抵抗度(ガーレー)が200s未満
であり、シートへの溶媒浸透速度が高いため、転写ムラ
が生じており、実施例のシートに比べて、画質が劣るも
のであった。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、表面平滑度が比較的高
くない普通紙タイプの用紙において、ブリストー法吸収
係数や透気抵抗度(ガーレー)を微妙に調整することに
より、液体トナー中の溶媒の浸透を制御することによっ
て、高速の湿式電子写真印刷機の多色印刷に用いても高
画質画像の印刷を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 3/02 5:04) (C08L 29/04 5:04) 1:02 (72)発明者 望月 美秀 静岡県富士市江尾90番地2 三島製紙株式 会社開発研究所内 (72)発明者 原 啓志 東京都中央区銀座六丁目16番12号 三島製 紙株式会社内 (72)発明者 蓮池 牧雄 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社技術本部広島研究所 内 (72)発明者 田阪 範文 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原製作所内 Fターム(参考) 4F006 AA02 AB03 AB20 BA01 CA03 4J002 AB041 AB052 BE021 GH02 GK04 GP00 4L055 AG44 AG48 AG64 AJ02 BE08 EA05 EA10 EA12 EA23 EA27 EA32 FA15 FA22 GA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透気抵抗度(ガーレー)が200s以上
    であり、ブリストー法吸収係数が3.2ml/m・m
    1/2以下であり、且つパーカープリントサーフを用
    いてクランプへの給気圧力490kPaで測定した表面
    粗さが6.5〜10μmであることを特徴とする湿式電
    子写真印刷用紙。
  2. 【請求項2】 ショッパーろ水度50〜80°SRに叩
    解されたパルプを抄紙し、水溶性高分子物質を塗工して
    なる紙である請求項1に記載の湿式電子写真印刷用紙。
  3. 【請求項3】 水溶性高分子物質が、皮膜性の高い水溶
    性高分子物質と他の水溶性高分子物質を配合したもので
    ある請求項2に記載の湿式電子写真印刷用紙。
  4. 【請求項4】 水溶性高分子物質が、アルギン酸ソーダ
    1〜5重量部に対して澱粉又はポリビニルアルコールを
    100重量部配合したものである請求項3に記載の湿式
    電子写真印刷用紙。
  5. 【請求項5】 王研式平滑度が100sec/10ml
    以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の湿式電子写真印刷用紙。
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