JP2001074771A - 静電トルカ型加速度計 - Google Patents

静電トルカ型加速度計

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JP2001074771A
JP2001074771A JP25212299A JP25212299A JP2001074771A JP 2001074771 A JP2001074771 A JP 2001074771A JP 25212299 A JP25212299 A JP 25212299A JP 25212299 A JP25212299 A JP 25212299A JP 2001074771 A JP2001074771 A JP 2001074771A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルカ用電極の溶着、破損及び質量体の固定
電極板への貼り付きを防止する。 【解決手段】 ヒンジ12により変位可能に支持された
板状質量体11の重心Gを通るその板面と垂直な軸上に
位置するように、ストッパ31を質量体11の両板面に
それぞれ突出形成し、それらストッパ31の頂面に静電
容量検出用電極21を設け、質量体11のストッパ31
形成部を除く板面トルカ用電極22を設ける。質量体1
1に過大な変位が発生しても、ストッパ31が固定電極
板14と接触することにより、トルカ用電極22と23
との接触が回避される。また、ストッパ31によって質
量体11が固定電極板14に接触した場合の接触面積を
小さくすることができるため、貼り付きを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は静電トルカを用い
たクローズドループタイプの加速度計に関し、特にトル
カ用電極の破損やペンデュラム構造をなす質量体の固定
電極板への貼り付きを防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は静電トルカ型加速度計の従来構造
の一例を示したものである。板状とされた質量体11は
ヒンジ12によりその一端側が枠体13に支持されて変
位可能とされており、この質量体11の両板面に対向し
て2つの固定電極板14が配置されている。質量体11
の両板面には可動電極15がそれぞれ設けられており、
これら可動電極15と対向する固定電極16が2つの固
定電極板14にそれぞれ設けられている。
【0003】外部から加速度が加わると、質量体11は
その入力加速度に応じて変位し、この変位によって可動
電極15と固定電極16とによって構成されている上下
2つのキャパシタの静電容量が変化する。質量体11の
変位量はこれら2つのキャパシタの静電容量の差として
検出され、この検出出力に基づき2組の可動電極15と
固定電極16との間に電圧を印加することにより形成さ
れる静電トルカ機構によって、質量体11を中立位置に
戻す方向の力を発生するようフィードバックループが形
成されている。
【0004】なお、この例では可動電極15と固定電極
16とは静電容量検出用電極対をなすと共に、トルカ用
電極対としても機能するものとなっている。静電トルカ
機構は固定電極と可動電極との間に電圧を印加すること
により発生する両電極間の静電気力による引力を用いる
ものであるため、例えば外部から大きな衝撃や振動が加
わって、可動電極と固定電極とが接触すると、接触した
微小面積部分に大電流が流れて、両電極が溶着したり、
あるいは破損するといった問題が生じる。
【0005】図10Aはこのような問題を回避すべく、
従来提案されている構造を示したものであり、この例で
は静電容量検出用電極とトルカ用電極とを上述したよう
に同一ではなく、別々のものとし、質量体11のヒンジ
12支持側と反対の遊端側部分に静電容量検出用電極2
1を設け、それよりヒンジ12に近い側にトルカ用電極
22を設けたものとなっている。
【0006】この構造によれば、図10Bに示したよう
に質量体11が大きく変位しても、トルカ用電極22は
固定電極板14のトルカ用電極23と接触せず、よって
これらトルカ用電極22,23の溶着や破損を防止する
ことができるものとなっている。なお、質量体11と固
定電極板14の静電容量検出用電極21と24とが接触
しても、これら電極21,24間には大電流が流れるこ
とはなく、つまりトルカ用電極のような溶着や破損は発
生しない。
【0007】また、特開平3−146872号公報に
は、上述したような溶着や破損を引き起こす可動電極と
固定電極との接触を防止するために、可動電極端部の位
置と固定電極端部の位置とをずらした構成が記載されて
おり、この構成によっても図10Bに示したような大き
な変位が質量体に生じた場合に可動電極と固定電極との
接触を回避することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図1
0Aに示した構成や特開平3−146872号公報に示
された構成を採用すれば、大きな衝撃や振動により質量
体11が図10Bに示したような変位をした場合には、
トルカ用電極同士の接触を回避することができる。
【0009】しかしながら、強大な衝撃や振動が加わっ
た場合にはヒンジ12には図10Bに示したような1次
屈曲ではなく、図10Cに示したような2次屈曲(高次
屈曲)が発生し、このような屈曲が生じた場合には図1
0Cに示したようにトルカ用電極22と23とが接触し
てしまい、つまり電極の溶着や破損が生じることにな
る。
【0010】一方、この種の静電トルカ型加速度計にお
ける他の問題として、質量体が固定電極板に貼り付くと
いう問題がある。これは良好な平面を有する質量体と固
定電極板とが微小間隙を介して対向しているため、例え
ば質量体が平行に変位して固定電極板と平行に接触した
状態になると、面と面との摩擦によって質量体が固定電
極板に貼り付くものであり、このような貼り付きは例え
ば電源投入時に発生していることが多く、トルカ用電極
同士が接触してしまうことから、上記の場合と同様に溶
着や破損の原因となる。
【0011】なお、例えば貼り付いている側と反対側の
トルカ用電極で発生する力で外すことも可能であるが、
貼り付き解除のアルゴリズムをもった電気回路を付加し
なければならず、その点で構成が複雑化し、また高価と
なり、さらには電源投入時の立上がり時間が遅くなると
いう問題が発生する。この発明の目的はこれら問題に鑑
み、トルカ用電極の溶着や破損が発生せず、また質量体
の固定電極板への貼り付きが発生しないようにした静電
トルカ型加速度計を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、ヒンジにより変位可能に支持された板状質量体の両
板面に対向して2つの固定電極板が配置され、それら質
量体と2つの固定電極板との各間にそれぞれ静電容量検
出用電極対とトルカ用電極対とが構成され、加速度入力
による質量体の変位を静電容量の変化によって検出し、
その検出出力に基づきトルカ用電極対に電圧を印加して
質量体を中立位置に戻す構造とされた静電トルカ型加速
度計において、質量体の重心を通るその板面と垂直な軸
上に位置して、質量体の両板面にストッパがそれぞれ突
出形成され、それらストッパの頂面が静電容量検出用電
極の構成部とされ、質量体のストッパ形成部を除く板面
にトルカ用電極が構成される。
【0013】請求項2の発明によれば、ヒンジにより変
位可能に支持された板状質量体の両板面に対向して2つ
の固定電極板が配置され、それら質量体と2つの固定電
極板との各間にそれぞれ静電容量検出用電極対とトルカ
用電極対とが構成され、加速度入力による質量体の変位
を静電容量の変化によって検出し、その検出出力に基づ
きトルカ用電極対に電圧を印加して質量体を中立位置に
戻す構造とされた静電トルカ型加速度計において、質量
体の重心を通るその板面と垂直な軸上に位置して、両固
定電極板の質量体と対向する板面にストッパがそれぞれ
突出形成され、それらストッパの頂面が静電容量検出用
電極の構成部とされ、両固定電極板のストッパ形成部を
除く板面にトルカ用電極が構成される。
【0014】請求項3の発明によれば、ヒンジにより変
位可能に支持された板状質量体の両板面に対向して2つ
の固定電極板が配置され、それら質量体と2つの固定電
極板との各間にそれぞれ静電容量検出用電極対とトルカ
用電極対とが構成され、加速度入力による質量体の変位
を静電容量の変化によって検出し、その検出出力に基づ
きトルカ用電極対に電圧を印加して質量体を中立位置に
戻す構造とされた静電トルカ型加速度計において、質量
体の重心を含み、その板面と垂直で、かつヒンジの屈曲
軸と平行な平面が質量体の両板面と交差する線上にスト
ッパがそれぞれ突出形成され、それらストッパの頂面が
静電容量検出用電極の構成部とされ、質量体のストッパ
形成部を除く板面にトルカ用電極が構成される。
【0015】請求項4の発明によれば、ヒンジにより変
位可能に支持された板状質量体の両板面に対向して2つ
の固定電極板が配置され、それら質量体と2つの固定電
極板との各間にそれぞれ静電容量検出用電極対とトルカ
用電極対とが構成され、加速度入力による質量体の変位
を静電容量の変化によって検出し、その検出出力に基づ
きトルカ用電極対に電圧を印加して質量体を中立位置に
戻す構造とされた静電トルカ型加速度計において、質量
体の重心を含み、その板面と垂直で、かつヒンジの屈曲
軸と平行な平面が両固定電極板の質量体と対向する板面
と交差する線上にストッパがそれぞれ突出形成され、そ
れらストッパの頂面が静電容量検出用電極の構成部とさ
れ、両固定電極板のストッパ形成部を除く板面にトルカ
用電極が構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。図1は請求項1の発明の
一実施例を示したものであり、図2はそれを各部に分解
して示したものである。なお、図10と対応する部分に
は同一符号を付してある。
【0017】この例では矩形板状とされた質量体11は
図2に示したように2本の極めて薄い板状のヒンジ12
によってその一端側が枠体13に支持されて枠体13の
枠内に位置されており、この質量体11の両板面にはそ
れぞれ円形状をなしてわずかに突出するストッパ31が
一体形成されている。これらストッパ31は質量体11
の重心Gを通り、かつ質量体11の両板面と垂直な軸上
に位置されており、即ちこれら2つのストッパ31の重
心は質量体11の重心Gと一致されている。
【0018】各ストッパ31の頂面にはそれぞれ静電容
量検出用電極21が設けられており、質量体11のスト
ッパ31形成部を除く板面には図2に示したようにスト
ッパ31を囲んでトルカ用電極22が設けられている。
質量体11の両板面と対向して配置された2つの固定電
極板14には、それぞれ質量体11に設けられた静電容
量検出用電極21及びトルカ用電極22と対をなす静電
容量検出用電極24及びトルカ用電極23が設けられて
いる。
【0019】質量体11,ヒンジ12及び枠体13は例
えば石英ガラス板をエッチング加工することによって一
体に形成され、2つの固定電極板14も同様に石英ガラ
ス板によって構成される。静電容量検出用電極21,2
4及びトルカ用電極22,23は例えばAu蒸着膜によ
って形成される。各電極21〜24には図1に模式的に
示したように所要の配線が施される。加速度入力による
質量体11の変位によって生じる静電容量検出用電極2
1と24とで構成される2組のキャパシタの静電容量の
差は両キャパシタに印加された交流電圧の振幅または位
相の差として変位検出器32で検出される。
【0020】変位検出器32の検出出力はトルカ電圧変
換器33によって2組のトルカ用電極22と23との間
の電圧に変換され、質量体11を中立位置に戻す方向の
力を発生するように2組のトルカ用電極22,23に電
圧が印加される。これにより質量体11に加わった加速
度による力と、静電トルカ機構の発生する力の釣り合う
位置に質量体11が静止するというフィードバックルー
プが形成される。
【0021】なお、静電トルカ機構によって発生する力
の作用中心及びヒンジ12によって支持された質量体1
1に働くダンピングの作用中心は共に質量体11の重心
Gに一致するように構成されている。図3は静電容量変
化により変位検出をする変位検出器32の回路構成の一
例を示したものである。この図3に示した回路は2組の
キャパシタの静電容量差を振幅の差として捉え、最終段
では変位に比例した電圧を出力している。
【0022】図4は上記のような構成を有する静電トル
カ型加速度計において、衝撃や振動により質量体11に
過大な力が加わり、変位が発生している状態を示したも
のである。図4Aはヒンジ12が1次屈曲している場合
であって、質量体11の遊端側が固定電極板14に接触
する前に、ストッパ31が固定電極板14に接触するた
め、質量体11の遊端部分におけるトルカ用電極22と
23との接触が阻止される。なお、静電容量検出用電極
21と24とは接触するが、これら電極21,24には
前述したように交流電圧が印加されるため、接触しても
過電流が流れることはない。
【0023】図4Bは強大な力が加わってヒンジ12に
2次屈曲が発生した場合を示したものであり、この場合
も重心G上にあるストッパ31が固定電極板14と接触
し、これにより質量体11を支える構造となり、質量体
11のさらなる変位を規制するため、トルカ用電極22
と23との接触が阻止される。なお、このように質量体
11にストッパ31を設けたことにより、質量体11と
固定電極板14とが接触した場合の接触面積を小さくす
ることができるため、面同士の摩擦による貼り付きを防
止することができる。
【0024】上述した例ではストッパ31の平面形状を
円形としているが、これに限るものではなく、例えば正
方形等多角形状としてもよい。図5は質量体11を変位
可能に支持するヒンジ12が質量体11の片側(一端
側)だけでなく、両側に配置されている例を示したもの
であり、計4本のヒンジ12によって質量体11が両持
ち支持されている。この構造においても図2と同様にス
トッパ31を質量体11の両板面に設け、かつ図には示
していないが静電容量検出用電極及びトルカ用電極を同
様に設けることにより、トルカ用電極同士の接触を阻止
することができる。
【0025】図6は請求項2の発明の実施例を示したも
のであり、この例ではストッパが質量体11上ではな
く、2つの固定電極板14上にそれぞれ設けられたもの
となっている。これらストッパ34は図6の状態で、つ
まり質量体11が中立位置にある状態で、質量体11の
重心Gを通り、かつ質量体11の両板面と垂直な軸上に
位置して、固定電極板14の質量体11と対向する板面
にそれぞれ一体に突出形成されており、この例ではスト
ッパ31と同様に円形状とされている。
【0026】各ストッパ34の頂面にはそれぞれ静電容
量検出用電極24が設けられており、各固定電極板14
のストッパ34形成部を除く板面にはトルカ用電極23
が設けられている。質量体11の両板面にはこれら静電
容量検出用電極24及びトルカ用電極23とそれぞれ対
向する静電容量検出用電極21及びトルカ用電極22が
設けられている。
【0027】この図6に示した構成によっても、図1に
示した静電トルカ型加速度計と同様に、質量体11に過
大な変位が生じた場合に、トルカ用電極22と23との
接触を回避することができ、また質量体11と固定電極
板14との貼り付きを回避することができる。図7及び
8は質量体11に設けられるストッパの他の配置形状を
示したものである。図7におけるストッパ35は質量体
11の対向二辺間に渡る矩形状の凸部とされており、図
8におけるストッパ36は図7のストッパ35の中央部
分が除去されて2つに分断されたものとされている。
【0028】これらストッパ35,36は質量体11の
重心Gを含み、質量体11の両板面と垂直で、かつヒン
ジ12の屈曲軸と平行な平面が質量体11の両板面と交
差する線上に配置されており、質量体11の両板面に突
設された2つのストッパ35の重心は質量体11の重心
Gと一致されている。同様に、質量体11の両板面にそ
れぞれ2箇所に別れて突設されたストッパ36の重心も
質量体11の重心Gと一致されている。
【0029】ストッパ35,36の頂面には、図には示
していないが、前述した例と同様に静電容量検出用電極
が形成され、またストッパ形成部以外の板面にはトルカ
用電極が形成される。質量体11に設けるストッパの配
置形状をこれら図7や8に示したような構成としても図
1におけるストッパ31と同じ効果を得ることができ
る。
【0030】また、質量体11上ではなく、図6に示し
たように2つの固定電極板14上にストッパを設ける場
合に、図6における円形状のストッパ34に替えてこれ
らストッパ35や36と同等の形状を有するストッパを
設けるようにしてもよい。この場合、ストッパは質量体
11の重心Gを含み、質量体11の両板面と垂直で、か
つヒンジ12の屈曲軸と平行な平面が固定電極板14の
質量体11と対向する板面と交差する線上に突出形成さ
れる。
【0031】なお、上述した例では例えば石英ガラス板
をエッチング加工することによって質量体11,ヒンジ
12及び枠体13を一体形成し、Au蒸着膜によって所
要の電極を形成するものとしているが、他の材料を用い
てもよく、また例えばシリコン基板を用い、質量体、ヒ
ンジ及び枠体を一体形成すると共に、質量体上への電極
膜形成を不要とするようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
衝撃などにより質量体に過大な変位が生じてもトルカ用
電極同士の接触を回避することができ、よってトルカ用
電極の溶着や破損を防止することができる。また、スト
ッパによって質量体と固定電極板とが接触した場合の接
触面積を小さくすることができるため、面同士の摩擦に
よる貼り付きを防止することができ、これらの点から信
頼性、耐久性に優れた静電トルカ型加速度計を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例を模式的に示した
図。
【図2】図1における機構部分の分解斜視図。
【図3】図1における変位検出器の回路構成の一例を示
す回路図。
【図4】質量体に過大な変位が発生した状態を示す断面
図、Aはヒンジが1次屈曲している場合、Bはヒンジが
2次屈曲している場合。
【図5】ヒンジによる質量体の支持構造の他の例を説明
するための斜視図。
【図6】請求項2の発明の一実施例を示す断面図。
【図7】請求項3の発明の一実施例を説明するための斜
視図。
【図8】請求項3の発明の他の実施例を説明するための
斜視図。
【図9】静電トルカ型加速度計の従来構成の一例を示す
断面図。
【図10】Aは静電トルカ型加速度計の従来構成の他の
例を示す断面図、B,Cはその質量体の過大な変位状態
を示す図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒンジにより変位可能に支持された板状
    質量体の両板面に対向して2つの固定電極板が配置さ
    れ、それら質量体と2つの固定電極板との各間にそれぞ
    れ静電容量検出用電極対とトルカ用電極対とが構成さ
    れ、加速度入力による質量体の変位を静電容量の変化に
    よって検出し、その検出出力に基づきトルカ用電極対に
    電圧を印加して質量体を中立位置に戻す構造とされた静
    電トルカ型加速度計であって、 上記質量体の重心を通るその板面と垂直な軸上に位置し
    て、上記質量体の両板面にストッパがそれぞれ突出形成
    され、 それらストッパの頂面が上記静電容量検出用電極の構成
    部とされ、 上記質量体の上記ストッパ形成部を除く板面に上記トル
    カ用電極が構成されていることを特徴とする静電トルカ
    型加速度計。
  2. 【請求項2】 ヒンジにより変位可能に支持された板状
    質量体の両板面に対向して2つの固定電極板が配置さ
    れ、それら質量体と2つの固定電極板との各間にそれぞ
    れ静電容量検出用電極対とトルカ用電極対とが構成さ
    れ、加速度入力による質量体の変位を静電容量の変化に
    よって検出し、その検出出力に基づきトルカ用電極対に
    電圧を印加して質量体を中立位置に戻す構造とされた静
    電トルカ型加速度計であって、 上記質量体の重心を通るその板面と垂直な軸上に位置し
    て、上記両固定電極板の上記質量体と対向する板面にス
    トッパがそれぞれ突出形成され、 それらストッパの頂面が上記静電容量検出用電極の構成
    部とされ、 上記両固定電極板の上記ストッパ形成部を除く板面に上
    記トルカ用電極が構成されていることを特徴とする静電
    トルカ型加速度計。
  3. 【請求項3】 ヒンジにより変位可能に支持された板状
    質量体の両板面に対向して2つの固定電極板が配置さ
    れ、それら質量体と2つの固定電極板との各間にそれぞ
    れ静電容量検出用電極対とトルカ用電極対とが構成さ
    れ、加速度入力による質量体の変位を静電容量の変化に
    よって検出し、その検出出力に基づきトルカ用電極対に
    電圧を印加して質量体を中立位置に戻す構造とされた静
    電トルカ型加速度計であって、 上記質量体の重心を含み、その板面と垂直で、かつ上記
    ヒンジの屈曲軸と平行な平面が上記質量体の両板面と交
    差する線上にストッパがそれぞれ突出形成され、 それらストッパの頂面が上記静電容量検出用電極の構成
    部とされ、 上記質量体の上記ストッパ形成部を除く板面に上記トル
    カ用電極が構成されていることを特徴とする静電トルカ
    型加速度計。
  4. 【請求項4】 ヒンジにより変位可能に支持された板状
    質量体の両板面に対向して2つの固定電極板が配置さ
    れ、それら質量体と2つの固定電極板との各間にそれぞ
    れ静電容量検出用電極対とトルカ用電極対とが構成さ
    れ、加速度入力による質量体の変位を静電容量の変化に
    よって検出し、その検出出力に基づきトルカ用電極対に
    電圧を印加して質量体を中立位置に戻す構造とされた静
    電トルカ型加速度計であって、 上記質量体の重心を含み、その板面と垂直で、かつ上記
    ヒンジの屈曲軸と平行な平面が上記両固定電極板の上記
    質量体と対向する板面と交差する線上にストッパがそれ
    ぞれ突出形成され、 それらストッパの頂面が上記静電容量検出用電極の構成
    部とされ、 上記両固定電極板の上記ストッパ形成部を除く板面に上
    記トルカ用電極が構成されていることを特徴とする静電
    トルカ型加速度計。
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