JP2001072270A - 平面状ワークの繰り出し方法及びその装置 - Google Patents

平面状ワークの繰り出し方法及びその装置

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JP2001072270A
JP2001072270A JP24824699A JP24824699A JP2001072270A JP 2001072270 A JP2001072270 A JP 2001072270A JP 24824699 A JP24824699 A JP 24824699A JP 24824699 A JP24824699 A JP 24824699A JP 2001072270 A JP2001072270 A JP 2001072270A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
planar
display element
uppermost
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JP24824699A
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English (en)
Inventor
Akira Sueyoshi
晃 末吉
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マガジン1内に積み重ねて収容されている複
数枚の液晶表示素子2等の平面状ワークを、一枚ずつ繰
り出すことを、確実にできるようにする。 【解決手段】 積み重ねた各平面状ワークのうち最上段
の平面状ワークを、横移動すると共に上下動するコレッ
ト9にて上面から真空吸着して持ち上げるとき、この最
上段の平面状ワークを、その少なくとも一つの側縁が下
段の平面状ワークよりも横方向にはみ出すようにずら
せ、この横方向にはみ出した部分の下面側に空気を吹き
付けて両者を分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子又は
ガラス板等のような平面状ワークを、その複数枚を積み
重ねた状態から一枚ずつ繰り出すための方法と、その装
置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示素子の製造に際して
は、その製造工程の途中において、この液晶表示素子の
複数枚を、ボックス型マガジン内に積み重ねて収容し
て、任意の箇所に移動したのち、このマガジン内におけ
る液晶表示素子をマガジン内から一枚ずつ繰り出して、
次の加工工程に供給することが行われる。
【0003】この場合、従来の極く一般的な繰り出し装
置は、例えば、特開平4−24644号公報等に記載さ
れているように、マガジン内に積み重ねて収容した液晶
表示素子のうち最上段における一枚の液晶表示素子を、
真空吸着式のコレットにて真空吸着して持ち上げて横方
向に所定の箇所まで移動したのち前記真空吸着を解除す
るという構成にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、積み重ねた各
液晶表示素子は、その平面同志が互いに密着しているた
めに、前記従来の繰り出し装置では、この積み重ねの最
上段における液晶表示素子を、その上面からのコレット
の真空吸着して持ち上げると、その下面に下段の液晶表
示素子が密着した状態で一緒に持ち上がることになるか
ら、複数枚を繰り出したり、所定の箇所に移動する途中
で、下段の液晶表示素子が落下して破損することが多発
するという問題があった。
【0005】しかも、この下段の液晶表示素子が最上段
の液晶表示素子に密着して一緒に持ち上がる現象は、繰
り出しの速度をアップすること、及び液晶表示素子の大
きさに比例して増大するのである。
【0006】本発明は、この問題を解消できる方法と装
置とを提供することを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明の方法は、「複数枚積み重ねた各平面状ワ
ークのうち最上段の平面状ワークを、横移動すると共に
上下動するコレットにて上面から真空吸着して持ち上げ
るとき、この最上段の平面状ワークを、その少なくとも
一つの側縁が下段の平面状ワークよりも横方向にはみ出
すようにずらせ、この横方向にはみ出した部分の下面側
に空気を吹き付ける。」ことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の装置は、「複数枚積み重ね
た各平面状ワークのうち最上段の平面状ワークをその上
面から真空吸着して横移動すると共に上下動するコレッ
トと、前記最上段の平面状ワークを、その少なくとも一
つの側縁が下段の平面状ワークよりも横方向にはみ出す
ようにずらせる手段と、前記最上段の平面状ワークのう
ち前記横方向にはみ出した部分の下面に対して空気を吹
き付ける手段とを備えている。」ことを特徴とするもの
である。
【0009】
【発明の作用・効果】このように、最上段の平面状ワー
クを、コレットにて上面から真空吸着して持ち上げると
き、この最上段の平面状ワークを、その少なくとも一つ
の側縁が下段の平面状ワークよりも横方向にはみ出すよ
うにずらせ、この横方向にはみ出した部分の下面側に空
気を吹き付けることにより、持ち上げるようとする最上
段の平面状ワークと、その下面に密着する下段の平面状
ワークとの間に空気が吹き込まれることになるから、最
上段の平面状ワークと、その下段の平面状ワークとを、
当該平面状ワークの大きさ、及び持ち上げるときの速度
にかかわらず、確実に分離することができるのである。
【0010】従って、本発明によると、平面状ワーク
を、その複数枚を積み重ねた状態から一枚ずつ繰り出す
に際して、複数枚を繰り出すこと、及び平面状ワークの
落下損傷が発生することを、大きな平面状ワークの場合
であっても、大幅に低減できると共に、繰り出しの速度
をアップできる効果を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図5の図面について説明する。
【0012】この図において、符号1は、一つの側面及
び上面を解放したボックス型のマガジンを示し、このマ
ガジン1内には、ガラス製の液晶表示素子2の複数枚が
積み重ねて収容され、且つ、このマガジン1は、昇降台
3又はエンドレスチエン等の昇降機構にて前記液晶表示
素子2の厚さと同じ間隔で間歇的に上昇するように構成
されている。
【0013】前記マガジン1を挟んで左右両側のうちそ
の解放された一つの側面の反対側には、当該マガジン1
内における各液晶表示素子2のうち最上段における一枚
の液晶表示素子2のみを前記解放された一つの側面の方
向に横移動するようにしたプッシャ体4が、横方向に往
復動するように設けられていると共に、前記最上段にお
ける一枚の液晶表示素子2が前記プッシャ体4の箇所に
存在することを検出するための光透過型のセンサー5が
設けられている。
【0014】一方、前記マガジン1を挟んで左右両側の
うちその解放された一つの側面の側には、横方向に往復
動する押さえ体6が、当該押さえ体6をマガジン1に向
かって前進動したとき前記マガジン1内における各液晶
表示素子2のうち最上段の液晶表示素子2の下面側に位
置する下段の液晶表示素子2に対して接当するように設
けられ、且つ、この押さえ体6の先端には、空気の噴出
ノズル7を上面に開口するように穿設されている。
【0015】符号8は、前記液晶表示素子2を真空吸着
するコレット9を備えた往復動ヘッドを示し、この往復
動ヘッド8は、前記マガジン1内と、前記液晶表示素子
2の繰り出し箇所の一つの例であるところのベルトコン
ベア10との間を横方向に往復動すると共に、その往復
動の両端において上下動するように構成されている。
【0016】この構成において、前記マガジン1が、そ
の内部に積み重ねて収容されている各液晶表示素子2の
うち最上段の液晶表素子2がセンサー5にて検出される
ところまで上昇すると、このセンサー5による最上段の
液晶表示素子2の検出に応じてその上昇動が停止する。
【0017】すると、前記押さえ体6が、前記マガジン
1に向かって前進動することにより、図2に示すよう
に、その先端が、前記各液晶表示素子2のうち第2段
目、つまり、最上段の液晶表示素子2の下面側に位置す
る下段の液晶表示素子2に対して接当する。
【0018】次いで、前記プッシャ体4が、前記マガジ
ン1内に向かって前進動することにより、図3に示すよ
うに、前記各液晶表示素子2のうち最上段の液晶表示素
子2を、次の下段の液晶表示素子2よりも横方向にずら
せて、当該最上段の液晶表示素子2における一つの側面
が下段の液晶表示素子2における一つの側面よりも適宜
寸法Sだけはみ出すようにする。
【0019】次いで、前記往復動ヘッド8が、図4に示
すように、前記マガジン1内に入るように横移動したの
ち下降動することにより、その下面に設けたコレット9
にて前記最上段の液晶表示素子2をその上面から真空吸
着する。
【0020】次いで、前記プッシャ体4が後退動したの
ち、前記往復動ヘッド8が上昇動することにより、これ
にコレット9にて真空吸着した最上段の液晶表示素子2
を持ち上げるのであるが、この持ち上げるとき、前記押
さえ体6に穿設した噴出ノズル7から空気を吹き出すの
であり、これにより、持ち上げようとする最上段の液晶
表示素子2と、その下面に密着する下段の液晶表示素子
2との間に空気が吹き込まれて、前記最上段の液晶表示
素子2を、その下段の液晶表示素子2より、当該液晶表
示素子2の大きさ、及び持ち上げるときの速度にかかわ
らず、確実に分離することができるから、図5に示すよ
うに、前記最上段の液晶表示素子2のみを持ち上げるこ
とができる。
【0021】このようにして、最上段の液晶表示素子2
を一枚だけ持ち上げた往復動ヘッド8は、図1に示すよ
うに、ベルトコンベア10の箇所まで横移動したのち下
降動して、真空吸着を解除することにより、前記液晶表
示素子2をベルトコンベア10の上面に載置する一方、
前記押さえ体6が後退動したのち、前記マガジン1が、
次の液晶表示素子2がセンサー5にて検出されるところ
まで上昇動したのち停止するのであり、以下、前記作用
を繰り返すことにより、前記マガジン1内に積み重ねて
収容されている各液晶表示素子2を、一枚ずつベルトコ
ンベア10上の繰り出すことができるのである。
【0022】なお、前記実施の形態は、平面状ワークと
して、ガラス製の液晶表示素子2を取り扱う場合であっ
たが、本発明は、これに限らず、ガラス板とか、プリン
ト基板等の平面状ワークを取り扱う場合にも使用できる
ことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】第1の作用状態を示す図である。
【図3】第2の作用状態を示す図である。
【図4】第3の作用状態を示す図である。
【図5】第4の作用状態を示す図である。
【符号の説明】
1 マガジン 2 液晶表示素子 3 マガジンの昇降機構 4 プッシャ体 5 センサー 6 押さえ体 7 空気噴出ノズル 8 往復動ヘッド 9 真空吸着式のコレット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚積み重ねた各平面状ワークのうち最
    上段の平面状ワークを、横移動すると共に上下動するコ
    レットにて上面から真空吸着して持ち上げるとき、この
    最上段の平面状ワークを、その少なくとも一つの側縁が
    下段の平面状ワークよりも横方向にはみ出すようにずら
    せ、この横方向にはみ出した部分の下面側に空気を吹き
    付けることを特徴とする平面状ワークの繰り出し方法。
  2. 【請求項2】複数枚積み重ねた各平面状ワークのうち最
    上段の平面状ワークをその上面から真空吸着して横移動
    すると共に上下動するコレットと、前記最上段の平面状
    ワークを、その少なくとも一つの側縁が下段の平面状ワ
    ークよりも横方向にはみ出すようにずらせる手段と、前
    記最上段の平面状ワークのうち前記横方向にはみ出した
    部分の下面に対して空気を吹き付ける手段とを備えてい
    ることを特徴とする平面状ワークの繰り出し装置。
JP24824699A 1999-09-02 1999-09-02 平面状ワークの繰り出し方法及びその装置 Pending JP2001072270A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109795759A (zh) * 2019-01-29 2019-05-24 惠州市华星光电技术有限公司 面板解包装置及面板解包方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109795759A (zh) * 2019-01-29 2019-05-24 惠州市华星光电技术有限公司 面板解包装置及面板解包方法

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