JP2001071235A - 数値制御装置 - Google Patents
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Abstract
の監視を、指定された検出感度で行う数値制御装置を得
る。 【解決手段】 主軸制御の主軸モータ302、及びNC
軸制御のサーボモータ202に対するトルクスキップ指
令を解析するトルクスキップ指令解析部906と、トル
クスキップ検出値を出力するトルクスキップ制御部90
1とを有し、主軸モータ及びサーボモータを駆動する駆
動装置201、301にサーボモータまたは主軸モータ
のフィードバック電流を監視し、トルクスキップ検出値
を超えた場合にサーボモータまたは主軸モータを停止さ
せるトルクスキップ駆動部905とを備えたものであ
る。
Description
り、少なくとも一つ以上の主軸もしくはNC軸を備えた
工作機械におけるトルクスキップ制御方式に関するもの
である。
た加工プログラムに基づいて数値制御処理を実行し、該
処理結果により工作機械を駆動してワークに指令どおり
の加工を施すものである。
ック図である。101は数値制御装置を表しており、解
析処理部103と補間処理部104と機械制御信号処理
部106とPLC回路105とNC軸制御部180と主
軸制御部110と、データ入出力回路120と、メモリ
107と、パラメータ設定部108と画面処理部109
とから構成されている。また、数値制御装置101は、
データ入出力回路120を介して、サーボ駆動装置20
1と結合され、NC軸204を駆動せしめる。また、デ
ータ入出力回路120を介して、主軸駆動装置301と
結合され、主軸304を駆動せしめる。
ーダ等から読み込まれた加工プログラム102はメモリ
107に格納される。加工プログラム102を実行する
際には、メモリ107から1ブロックずつ加工プログラ
ム102が読み出され、解析処理部103で各々解析さ
れる。1ブロック毎に解析されたコードは、補間処理部
104に渡され、該コードに従い、1ブロック毎の補間
制御、主軸制御、補助機能制御等を行う。NC軸制御部
180は、NC軸に対して、補間データに従った位置決
めや補間送り等を施すための制御を行う。主軸制御部1
10は、指令された主軸に対して、指令回転数で主軸を
回転、停止、オリエント動作等の動作を施すための制御
を行う。
02と結合され、ギヤ、ボールネジ等を介して、検出器
205からの位置フィードバックによる位置制御によ
り、NC軸204を駆動する。
と結合され、ギヤ等を介して主軸304を駆動する。主
軸304には、検出器305が取り付けられており、主
軸駆動装置301は、該検出器305より入力される位
置データによって主軸モータ302のオリエント動作を
制御できる。
ークの位置測定に際して、スキップ制御機能が使用され
ている。本機能では機械側のセンサ等からのスキップ信
号が補間処理部104に入力されると、補間処理部10
4がサーボモータ202の送りを停止して、移動指令の
開始位置から停止位置までの距離を測定する機能であ
る。本機能を使用すれば簡単な指令で位置検出ができ、
工具長補正が可能となる。
ークをチャックに押し付けて位置を出す場合がある。こ
の時は、補間処理部104が移動指令ブロックにかかわ
るサーボモータ202のサーボ駆動装置201のトルク
制限(電流制限)を有効とした状態でサーボモータ20
2を駆動し、サーボ駆動装置201からのトルク制限検
出信号を補間処理部104がスキップ信号として検知
し、また、スキップ信号として検知した際に、残りの移
動指令の出力を中止する機能を使用する。また、主軸モ
ータ302についても位置制御を実行中の場合、トルク
制限検出信号を検知することによって、サーボモータ2
02の場合と同様な機能が実現されている。
は、以上のように構成されているので、サーボ駆動装置
201と主軸駆動装置301のトルク制限検出信号を数
値制御装置101側で検出してサーボモータ202及び
主軸モータ302を停止させている。従って、サーボ駆
動装置201と主軸駆動装置301と数値制御装置10
1との信号のやり取りで時間のロスが発生しており、送
り速度が大きいなどの条件によっては停止までの時間が
かかり、干渉物等に大きく食い込むことがあった。
かつサーボモータ202及び主軸モータ302の送り速
度が速い場合、サーボモータ202及び主軸モータ30
2の加速時に制御する電流が大きいため、トルクスキッ
プ検出電流値のレベルを越えて、加速時に誤ってトルク
スキップしてしまうことがあった。
タ302のフィードバック電流が1回でもトルクスキッ
プ検出値を超えた場合にトルクスキップと判断すると、
検出電流値のレベルが小さい場合、回転軸ではナット等
を締め付けるときの摩擦抵抗等の不測の変化によって締
め付ける前にトルクスキップしてしまったり、直線軸で
はボールネジの負荷変動によって干渉物に衝突する前に
トルクスキップすることがある。
タ302のフィードバック電流の変化がトルクスキップ
検出値を超えると回転軸の場合はナット等が締め付けら
れたと判断し、移動を停止するだけなので、目的のトル
ク量になるまでサーボモータまたは主軸モータを移動さ
せる機能が無かった。
ためになされたもので、トルクスキップ制御中のフィー
ドバック電流の監視を、指定された検出感度で行う数値
制御装置を得ることを目的とする。
装置は、主軸制御の主軸モータ、及びNC軸制御のサー
ボモータに対するトルクスキップ指令を解析するトルク
スキップ指令解析部と、このトルクスキップ指令解析部
のトルクスキップ検出値を出力するトルクスキップ制御
部とを有し、上記主軸モータ及びサーボモータを駆動す
る駆動装置に上記サーボモータまたは主軸モータのフィ
ードバック電流を監視し、上記トルクスキップ検出値を
超えた場合に上記サーボモータまたは主軸モータを停止
させるトルクスキップ駆動部とを備えたものである。
タまたは主軸モータの加速中または減速中は、フィード
バック電流の監視を行わないようにしたものである。
ック電流の監視を指定された検出感度で行うものであ
る。
れたトルク量になるまでサーボモータまたは主軸モータ
を移動させるものである。
に基づいて説明する。
態1による数値制御装置を示すブロック図である。図8
の従来例と同等または相当のものは同じ符号を付して説
明を省略する。図8に示した従来の数値制御装置の主軸
制御におけるブロック図と比較して、解析処理部103
にトルクスキップ指令解析部906が、補間処理部10
4にトルクスキップ制御部901とトルクスキップ検出
条件設定部902とトルクスキップ座標補正部904
が、メモリ107にトルクスキップ座標値テーブル90
7が、サーボ駆動装置201及び主軸駆動装置301に
トルクスキップ駆動部905とトルクスキップ指定トル
ク量移動制御部909が付加されている。
図と、図2、図3のプログラム例と、図4の動作説明フ
ローチャートと、図5、図6のトルクスキップ動作説明
図と、図7の指令位置補正説明図とを使って説明する。
軸位置制御の場合のトルクスキップ指令を図2を使って
説明する。図2の指令は回転軸の原点から正方向の1
0°に位置決めする命令を表している。図2の「G1
60」はトルクスキップ指令を示しており、「C27
0.」は終点座標を表している。これは回転軸の原点か
ら正方向の270°に位置に移動するまでにトルクスキ
ップが実行されなかった場合の最終移動位置を表してい
る。
301が主軸モータ302に対して制御する電流値(ト
ルク)の上限値を示しており、この場合定格電流の80
%に制限することを示している。「Q60」はトルクスキ
ップ検出値で干渉物等に衝突した場合に主軸モータ30
2のフィードバック電流は増加するが「Q60」はこのフ
ィードバック電流の検出レベルを示しており、この場合
定格電流の60%で検出することを示している。
平均した値で「Q60」で指定されたトルクスキップ検
出値と比較して検出することを示している。本指令実行
中に主軸モータ302のフィードバック電流値がトルク
スキップ検出値を超えた場合は残距離があっても(本実
施の形態では270°に到達していなくても)検出した
時点で次の指令に進む。トルクスキップ検出値を超えな
い場合は本実施の形態では270°まで移動後、次の指
令に進む。ここで、回転軸の干渉物への衝突とは例えば
回転軸を回転させることによってナット等を締め付ける
場合、ナットと回転軸の間の摩擦力が増大し、回転軸が
目標位置に移動できなくなる場合を指している。
値をリードするための変数でトルクスキップ検出値を超
えた場合はトルクスキップ検出した位置を、トルクスキ
ップ検出値を超えない場合は「G160」で指令された
終点位置すなわち本実施の形態では270.0という値
を#5061でリードすることができる。図2の「F
20」はトルクスキップ指令の送り速度を表しており、
本実施の形態では20mm/分の送り速度を示してい
る。
の回転軸位置制御の場合のトルクスキップ指令を説明し
たが、通常のサーボ駆動装置201によるサーボモータ
202の直線軸または回転軸の制御においても同様にト
ルクスキップ指令が適用できる。図3は、例えば直線軸
の場合のトルクスキップ指令例を示したものである。図
3でX軸を100.に位置決めし、図3でX軸を図
2と同様な条件でトルクスキップ指令を実行する。X
軸は図3の指令で目標値40.0に向かって移動を開
始する。
突し、サーボモータ202のフィードバック電流がトル
クスキップ検出値を超えた場合は残距離があっても(本
実施の形態では40.0に到達していなくても)検出し
た時点で次の指令に進む。干渉物等がなくトルクスキッ
プ検出値を超えない場合は本実施の形態では40.0ま
でX軸が移動後、次の指令に進む。図3では図2と
同様に#5061によってトルクスキップ座標値をリー
ドすることができる。
スキップの動作を説明する。まず、図2および図3
に示した加工プログラム102に記述されたトルクスキ
ップ指令をトルクスキップ指令解析部906で解析し、
電流制限値・検出感度の情報をトルクスキップ検出条件
設定部902に、終点座標・トルクスキップ検出値・送
り速度の情報をトルクスキップ制御部901に通知する
(S901)。
107に登録されているトルクスキップ指令で指定され
た軸の加減速時定数と位置ループゲインの情報を読み出
し、以下の式からトルクスキップ非検出時間を算出す
る。
減速時定数)+ (1/位置ループゲイン)
02または主軸モータ302の応答遅れ時間を加えたも
のがトルクスキップ非検出時間となる。さらに、加減速
が早送りリニア加減速の場合は、以下の式からトルクス
キップ非検出時間を算出してもよい。
+(10^3/G)×ln(W/((V×10^6)/
(60×T×G^2)×(1−exp(−G×T/(1
0^3))))) T:早送りリニア加減速時定数[ms] G:位置ループゲイン[1/s] W:インポジション幅[μm] V:早送り速度[mm/min]
時定数、早送り速度、インポジション幅は、上述と同様
にメモリ107から読み出される。次にトルクスキップ
制御部901はトルクスキップ解析部906の解析結果
であるトルクスキップ検出値と指定された軸のトルクス
キップ非検出時間を対応するサーボ駆動装置201また
は主軸駆動装置301のトルクスキップ駆動部905に
通知する。
モリ107に登録されているトルクスキップ検出後の指
定トルク量を、トルクスキップ制御部901が、対応す
るサーボ駆動装置201または主軸駆動装置301のト
ルクスキップ指定トルク量移動制御部909に通知す
る。さらにトルクスキップ検出条件設定部902がトル
クスキップ指令解析部906の解析結果である電流制限
値・検出感度の情報を対応するサーボ駆動装置201ま
たは主軸駆動装置301のトルクスキップ駆動部905
に通知する(S902)。
スキップ解析部906の解析結果である終点座標と送り
速度から、補間処理部104の単位時間あたりの移動量
を計算して対応する軸(トルクスキップ指令で指令され
た軸)のサーボ駆動装置201または主軸駆動装置30
1のトルクスキップ駆動部905に送信する。このと
き、対応する軸のサーボ駆動装置201または主軸駆動
装置301のトルクスキップ駆動部905は予めトルク
スキップ制御部901から通知されたトルクスキップ非
検出時間分だけサーボモータ202または主軸モータ3
02のフィードバック電流値の監視を行わない。
説明すると図5では(a)の区間が、図6では(b)の
区間がフィードバック電流値の監視を行わない区間とな
る。すなわち、トルクスキップ非検出時間を示してい
る。また、図5は検出感度を大きくした場合(トルクス
キップ指令では「K1」を指令した場合)、図6は検出
感度を小さくした場合(トルクスキップ指令では「K
3」を指令した場合)を示している。また、図示してい
ないが減速する場合もトルクスキップ非検出時間だけフ
ィードバック電流値の監視を行わない。トルクスキップ
における該非検出区間を設ける理由は軸移動開始時には
静止摩擦の抵抗を受けるため、サーボモータ202また
は主軸モータ302がより多くのトルクを出す。従っ
て、モータのフィードバック電流値が大きくなり、トル
クスキップ検出値によっては軸移動開始時に誤ってトル
クスキップと判断してしまう可能性があるためである。
スキップ非検出時間後からサーボモータ202または主
軸モータ302の駆動電流をトルクスキップ検出条件設
定部902から通知された電流制限値を超えないように
制御を開始し、また、フィードバック電流の監視を開始
する(S903)。図5に示した例では(f)の部分
が、図6に示した例では(g)の部分が、電流制限開始
を表している。
説明する。トルクスキップ駆動部905はサーボ駆動装
置201または主軸駆動装置301のサーボ処理ループ
が1回完了する度にサーボモータ202または主軸モー
タ302のフィードバック電流を読み出す。そして、ト
ルクスキップ検出条件設定部902から通知された検出
感度で例えば「K1」の場合はサーボ処理ループ毎に読
み出したフィードバック電流をトルクスキップ検出値と
比較する。また、例えば「K3」の場合はサーボ駆動装
置201または主軸駆動装置301のサーボ処理ループ
で読み出されたサーボモータ202または主軸モータ3
02のフィードバック電流の3回分の平均値をトルクス
キップ検出値と比較する。すなわち、「K3」の場合は
「K1」に比べて検出感度は小さくなる(S904)。
302から読みだしたフィードバック電流がトルクスキ
ップ制御部901から通知されたトルクスキップ検出値
を超えた場合、すなわち、図5で示したように検出感度
が「K1」の場合はフィードバック電流がトルクスキッ
プ検出値を超えたときにトルクスキップ駆動部905が
トルクスキップと判断し(S905)、次の軸移動の処
理は行わないでサーボモータ202または主軸モータ3
02を減速停止させる(S906)。
3」の場合はトルクスキップ駆動部905が読み出した
フィードバック電流値を常に最新と2回前までに読み出
したフィードバック電流を図示していないサーボ駆動装
置201または主軸駆動装置301のメモリに記憶する
ように処理する。すなわち、読み出したフィードバック
電流値を最新の3回分を記憶しておく。
値がトルクスキップ検出値を超えたときトルクスキップ
駆動部905は今回の読み出したフィードバック電流値
にすでに記憶されている1回前と2回前のフィードバッ
ク電流値を加えて3で除算する。すなわち、最新のフィ
ードバック電流値3回分の平均値を算出する。そして、
除算結果(平均値)がトルクスキップ検出値を超えた場
合は次の移動は行わないでサーボモータ202または主
軸モータ302を減速停止させる(S905、S90
6)。
%になり、トルクスキップ検出値を超えているため、今
回読みだしたフィードバック電流値をサーボ駆動装置2
01または主軸駆動装置301のメモリに記憶するとと
もにトルクスキップ駆動部905は前回と前々回のフィ
ードバック電流値をサーボ駆動装置201または主軸駆
動装置301のメモリから読み出す。
(2)の59%という値を読み出して、55%、59
%、64%の平均を算出し、59.3%という値を得
る。該平均値はトルクスキップ検出値より小さいため
に、トルクスキップ駆動部905は次のサーボ処理ルー
プで(4)のフィードバック電流値を読み出す。読み出
されたフィードバック電流値(4)は68%というトル
クスキップ検出値を超えた値であるため、トルクスキッ
プ駆動部905は(2)の59%、(3)の64%いう
値をサーボ駆動装置201または主軸駆動装置301の
メモリから読み出して、フィードバック電流値の平均を
算出し、63.6%という値を得る。該平均値はトルク
スキップ検出値より大きいために、トルクスキップ駆動
部905は次の移動処理は行わないでサーボモータ20
2または主軸モータ302を減速停止させる。
スキップ指定トルク量移動制御部909にサーボモータ
202または主軸モータ302のフィードバック電流値
がトルクスキップ検出値を超えたことを通知する。
けてトルクスキップ指定トルク量移動制御部909は予
めトルクスキップ制御部901から通知されたトルク量
(フィードバック電流値:例えば、図5(h)または図
6(j)に示された値)になるまで、トルクスキップ指
令で指令された送り方向とは反対方向にサーボモータ2
02または主軸モータ302を移動させる。この時、反
対方向にサーボモータ202または主軸モータ302を
移動させるということはフィードバック電流値もトルク
スキップ検出時とは符号が反転した値となる。従って、
予めトルクスキップ制御部901から通知されたフィー
ドバック電流値になるまで反対方向にサーボモータ20
2または主軸モータ302を移動させるためには次のよ
うに動作させる。まず、トルクスキップ指定トルク量移
動制御部909はトルクスキップ検出後、予め決められ
た微小移動量をトルクスキップ指令で指令された送り方
向とは反対方向にサーボモータ202または主軸モータ
302を移動させる。サーボモータ202または主軸モ
ータ302が停止後、トルクスキップ指定トルク量移動
制御部909はサーボモータ202または主軸モータ3
02のフィードバック電流値を読み込み、予めトルクス
キップ制御部901から通知されたトルク量と比較す
る。この時、予めトルクスキップ制御部901から通知
されたトルク量は一定の巾をもたせて(一定の範囲で)
比較する。予めトルクスキップ制御部901から通知さ
れたトルク量の上限値の方がサーボモータ202または
主軸モータ302のフィードバック電流値より小さい場
合はトルクスキップ指定トルク量移動制御部909はさ
らに予め決められた微小移動量をトルクスキップ指令で
指令された送り方向とは反対方向にサーボモータ202
または主軸モータ302を移動させる。予めトルクスキ
ップ制御部901から通知されたトルク量の下限値の方
がサーボモータ202または主軸モータ302のフィー
ドバック電流値より大きい場合はトルクスキップ指定ト
ルク量移動制御部909はさらに予め決められた微小移
動量の半分をトルクスキップ指令で指令された送り方向
と同一方向にサーボモータ202または主軸モータ30
2を移動させる。サーボモータ202または主軸モータ
302のフィードバック電流値が予めトルクスキップ制
御部901から通知されたトルク量の一定範囲になるま
で上記動作を繰り返す。
部909はトルクスキップ座標補正部904に対して現
在の指令位置を補正するように指示する(S907)。
スキップ指定トルク量移動制御部909からの指示でト
ルクスキップ指令で指定された軸のサーボ駆動装置20
1または主軸駆動装置301からドループ量を読み出
す。ドループ量とは図7(a)の(1)に示したように
サーボモータ202または主軸モータ302の指令位置
とフィードバック位置の差分を示している。これは、ト
ルクスキップ駆動部905がサーボモータ202または
主軸モータ302のフィードバック電流がトルクスキッ
プ検出値を超えたと判断して次の移動処理は行わないで
サーボモータ202または主軸モータ302を減速停止
させ、かつ、トルクスキップ指定トルク量移動制御部9
09が予めトルクスキップ制御部901から通知された
トルク量になるまで反対方向にサーボモータ202また
は主軸モータ302を移動させるため、トルクスキップ
制御部901が管理している指令位置とサーボモータ2
02または主軸モータ302の実際の位置すなわちフィ
ードバック位置に差異が生ずるためにドループ量が発生
する。(S908)
ルクスキップ制御部901が管理している指令位置から
読み出したドループ量を減算することによって図7
(b)に示したようにトルクスキップ指令で指定された
サーボモータ202または主軸モータ302の実際の位
置すなわちフィードバック位置とトルクスキップ制御部
901が管理している指令位置とを一致させることがで
きる。次にトルクスキップ座標補正部904は補正され
た指令位置のメモリ107のトルクスキップ座標値テー
ブル907に登録し、トルクスキップ制御部901に補
正完了の通知を行う。トルクスキップ制御部901はト
ルクスキップ座標補正部904からの補正完了通知を受
けてトルクスキップ駆動部905に電流制限解除の指示
を行う。トルクスキップ駆動部905はトルクスキップ
制御部901からの電流制限解除指示を受けてサーボモ
ータ202または主軸モータ302に対する電流制限を
解除する。図5に示した例では(c)の部分が、図6に
示した例では(d)の部分が電流制限解除を示している
(S909)。
スキップ検出信号出力部908に対してトルクスキップ
完了通知をする。トルクスキップ検出信号出力部908
はトルクスキップ制御部901からのトルクスキップ完
了通知を受けてPLC回路105に対して図示していな
い予め決められた回路信号をONする(S910)。
ルクスキップ完了通知を受けて解析処理部103は次指
令の解析を開始する。たとえば図2または図3に示
したようなトルクスキップ座標値読み取りの変数「#5
061」が指令されている場合はトルクスキップ解析部
906がメモリ107のトルクスキップ座標値テーブル
907にトルクスキップ座標補正部904によって記憶
されたトルクスキップ座標値を読み出し、変数(本実施
の形態では「#100」)に代入する(S911)。ま
た、S905でNOの判定がなされた場合はG160で
指令された終点座標まで移動したかチェックする(S9
12)。終点座標まで移動していない場合は再びS90
4を実行する。終点座標まで移動完了した場合は終点座
標をトルクスキップ座標値としてメモリ107のトルク
スキップ座標値テーブル907に書き込み、S911に
進む(S913)。
め付け量(回転移動量)が判らなくても締め付ける力
(電流値)を指定することで所望の力でナット等を締め
付けた時点で回転を止めることができ、さらに、トルク
スキップ検出後に指定されたトルク量になるまで、ナッ
ト等を緩めることもできる。
タ302を制御するサーボ駆動装置201と主軸駆動装
置301にサーボモータ202または主軸モータ302
のフィードバック電流を監視し、トルクスキップ検出値
を超えた場合にサーボモータまたは主軸モータを減速停
止させる機能を実現したので数値制御装置内でサーボモ
ータ202または主軸モータ302のフィードバック電
流等をサーボ駆動装置201または主軸駆動装置301
を介して監視してサーボモータ202または主軸モータ
302を減速停止させる場合に比べて検出の遅れが少な
いため干渉物に衝突する量(食い込む量)が少ない。
令で指令された回数の平均値でからサーボモータまたは
主軸モータのフィードバック電流をチェックするように
したのでトルクスキップ検出値のレベルが小さくても回
転軸ではナット等を締め付けるときの摩擦抵抗の変化に
よって締め付ける前にトルクスキップ検出してしまった
り、直線軸では図6(e)に示したようなボールネジの
負荷変動によって干渉物に衝突する前にトルクスキップ
検出することはない。
プログラムで指定された電流制限値でサーボモータ20
2または主軸モータ302の駆動電流を制限しないよう
にしたので、加工プログラムで指定された電流制限値が
小さい場合においても加速中にサーボモータ202また
は主軸モータ302が電流制限にかかることなくトルク
スキップ指令による軸送りが可能になる。また、トルク
スキップ非検出時間だけ、トルクスキップを検出しない
ようにしたため(フィードバック電流を監視しないよう
にしたため)、トルクスキップ検出値が小さく、軸の加
速でフィードバック電流がトルクスキップ検出値を超え
るケースにおいても誤検出することなくトルクスキップ
を実行することができる。
タ202または主軸モータ302を駆動しながらトルク
スキップを実行するようにしたので検出感度を小さくし
た場合でかつ軸の送り速度等が早い場合で干渉物への衝
突によってフィードバック電流の変化(増加)が大きく
なるケースにおいても電流制限値でサーボ駆動装置20
1または主軸駆動装置301の駆動電流が制限されるた
め機械の損傷を小さくすることができる。
の主軸モータ、及びNC軸制御のサーボモータに対する
トルクスキップ指令を解析するトルクスキップ指令解析
部と、このトルクスキップ指令解析部のトルクスキップ
検出値を出力するトルクスキップ制御部とを有し、主軸
モータ及びサーボモータを駆動する駆動装置にサーボモ
ータまたは主軸モータのフィードバック電流を監視し、
トルクスキップ検出値を超えた場合にサーボモータまた
は主軸モータを停止させるトルクスキップ駆動部とを備
えたことにより、数値制御装置内でサーボモータまたは
主軸モータのフィードバック電流をサーボ駆動装置また
は主軸駆動装置を介して監視し、サーボモータまたは主
軸モータを減速停止させる場合に比べて検出の遅れが少
ないため、干渉物に衝突する量(食い込み量)が少な
い。
速中は、フィードバック電流の監視を行わないことによ
り、トルクスキップ検出値が小さく、軸の加速でフィー
ドバック電流がトルクスキップ検出値を超えるケースに
おいても誤検出することなくトルクスキップを実行する
ことができる。
れた検出感度で行うことにより、トルクスキップ検出値
のレベルが小さくても回転軸ではナット等を締め付ける
ときの摩擦抵抗の変化によって締め付ける前にトルクス
キップ検出してしまったり、直線軸ではボールネジの負
荷変動によって干渉物に衝突する前にトルクスキップ検
出することはない。
れたトルク量になるまでサーボモータまたは主軸モータ
を移動させることにより、ナット等の回転軸の場合、ま
ず一度、強く閉まるところまで回転させ、その後、指定
された適正な力になるまで、回転を戻すことによって、
安定した締め付け力を得ることができる。
を示すブロック図である。
トルクスキップ指令を記述した加工プログラム例(1)
である。
トルクスキップ指令を記述した加工プログラム例(2)
である。
動作を説明するフローチャートである。
い場合のトルクスキップ動作説明図である。
い場合のトルクスキップ動作説明図である。
の指令位置補正説明図である。
3 解析処理部、104 補間処理部、105 PLC
回路、106 機械制御信号処理部、107 メモリ、
108 パラメータ設定部、109 画面処理部、11
0 主軸制御部、120 データ入出力回路、180
NC軸制御部、201 サーボ駆動装置、202 サー
ボモータ、204 NC軸、205 検出器、301
主軸駆動装置、302 主軸モータ、304 主軸、3
05 検出器、 901 トルクスキップ制御部、9
02 トルクスキップ検出条件設定部、904 トルク
スキップ座標補正部、905 トルクスキップ駆動部、
906 トルクスキップ解析部、907 トルクスキッ
プ座標値テーブル、908 トルクスキップ検出信号出
力部、909 トルクスキップ指定トルク量移動制御
部。
Claims (4)
- 【請求項1】 主軸制御の主軸モータ、及びNC軸制御
のサーボモータに対するトルクスキップ指令を解析する
トルクスキップ指令解析部と、このトルクスキップ指令
解析部のトルクスキップ検出値を出力するトルクスキッ
プ制御部とを有し、上記主軸モータ及びサーボモータを
駆動する駆動装置に上記サーボモータまたは主軸モータ
のフィードバック電流を監視し、上記トルクスキップ検
出値を超えた場合に上記サーボモータまたは主軸モータ
を停止させるトルクスキップ駆動部とを備えたことを特
徴とする数値制御装置。 - 【請求項2】 トルクスキップ制御中のサーボモータま
たは主軸モータの加速中または減速中は、フィードバッ
ク電流の監視を行わないことを特徴とする請求項1記載
の数値制御装置。 - 【請求項3】 トルクスキップ制御中のフィードバック
電流の監視を指定された検出感度で行うことを特徴とす
る請求項1記載の数値制御装置。 - 【請求項4】 トルクスキップ検出時に予め設定された
トルク量になるまでサーボモータまたは主軸モータを移
動させることを特徴とする請求項1記載の数値制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24948999A JP2001071235A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 数値制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24948999A JP2001071235A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 数値制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001071235A true JP2001071235A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17193743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24948999A Pending JP2001071235A (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 数値制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001071235A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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- 1999-09-03 JP JP24948999A patent/JP2001071235A/ja active Pending
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