JP2001064877A - 合成繊維用紡糸油剤 - Google Patents

合成繊維用紡糸油剤

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JP2001064877A
JP2001064877A JP23624299A JP23624299A JP2001064877A JP 2001064877 A JP2001064877 A JP 2001064877A JP 23624299 A JP23624299 A JP 23624299A JP 23624299 A JP23624299 A JP 23624299A JP 2001064877 A JP2001064877 A JP 2001064877A
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JP
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weight
carbon atoms
spinning oil
oil agent
spinning
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JP23624299A
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Naosuke Sakai
修介 堺
Hideo Hironaga
秀夫 廣永
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮撚加工工程でタールやスカムが発生せず、
紡糸工程で油剤水溶液の飛散や糸道へのスカムの付着等
の問題ない合成繊維用紡糸油剤を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で表されるビニルモノマー
の1種以上を必須構成単位とする重合体(J)を含有す
る。 【化1】 但し、Rfは炭素数4〜18のパーフルオロアルキル
基、A1は炭素数2〜4のアルキレン基、mは10〜2
00の整数、nは0又は1、R1は水素原子又はメチル
基、R2は水素原子、メチル基又は−(CH2)s−CO
25、Xは−(CH 2)q−、−SO2NR3(CH2)q
−又は−CONR4(CH2)q−を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成繊維用紡糸油
剤に関する。更に詳しくは仮撚加工に供される熱可塑性
合成繊維を高速で紡糸するのに適した紡糸油剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、仮撚加工に供される繊維の紡
糸油剤としては、熱板でのタ−ル発生を極力抑える目的
でポリエーテル系潤滑剤をベースとした油剤が使用され
ているが、近年の加工速度の高速化に伴い、ますますタ
ールやスカムの少ない油剤が所望されている。これらの
要望に対して、油剤及びポリエステルのオリゴマーやポ
リマー屑が熱板上へ脱落し熱劣化することを防ぐ目的か
ら、ポリアルキレンオキシド変性ポリシロキサンを少量
配合した油剤(特公昭63−57548号公報等)や特
定の熱分解挙動を示すパーフルオロ基含有化合物を含有
する油剤(特公昭62−44072号公報)等が提案さ
れている。しかし、前者は、最近実用化されてきた輻射
熱式高温ヒーターを用いた高速での仮撚加工工程におい
て、ヒーター温度が400℃以上となるため、熱分解に
よってシリカがヒーター内のガイドに固着し、毛羽や糸
切れが多くなるという問題が指摘されている。又、後者
は、紡糸工程の熱板上に脱落した油剤が一定温度以上で
分解して始めて効果を呈するものであり、比較的多量の
パーフルオロアルキル基含有化合物を必要とするため、
油剤コストが大幅に上昇する上、パーフルオロ基含有化
合物による糸道の汚染や、分解に伴うガスの発生による
機械の損耗等が懸念され実用的でない。更に、高速の紡
糸工程においては、供給される油剤の水溶液の飛散が問
題となっている。このため水溶液に水溶性の高分子化合
物を添加して飛散を防止する方法(特開平2−6837
0号公報)が提案されているが、糸道にスカムが付着し
て糸切れを起こす問題があり実用的でない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の現状から、熱板
接触加熱方式及び輻射熱式高温ヒーターによる非接触加
熱方式の何れのタイプの仮撚加工においてもタールやス
カムが発生せず、さらに、紡糸工程における油剤水溶液
の飛散や糸道へのスカムの付着等の問題ない油剤が求め
られている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の諸
問題の解決を目的に鋭意検討した結果、特定組成の油剤
で紡糸することにより、仮撚加工工程におけるタール及
びスカム並びに高速紡糸工程における油剤水溶液の飛散
及びスカムのいずれの問題についても大幅な改善がなさ
れることを見い出し本発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明の合成繊維用紡糸油剤の
特徴は、一般式(1)で表されるビニルモノマーの1種
以上を必須構成単位とする重合体(J)を含有すること
である。
【化2】 ただし、Rfは炭素数4〜18のパーフルオロアルキル
基、A1は炭素数2〜4のアルキレン基、mは10〜2
00の整数、nは0又は1、R1は水素原子又はメチル
基、R2は水素原子、メチル基又は−(CH2)s−CO
25を示し、sは0又は1〜4の整数、R5は水素原子
又は炭素数1〜8のアルキル基を示す。又、Xは−(C
2)q−、−SO2NR3(CH2)q−又は−CONR
4(CH2)q−を示し、qは0又は1〜4の整数、R3
及びR4は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を示
す。
【0006】
【発明の実施の形態】一般式(1)において、Rfは、
炭素数4〜18、好ましくは6〜14、特に好ましくは
8〜12のパーフルオロアルキル基である。Rfの炭素
数が4未満であると、仮撚加工工程におけるタール及び
スカム並びに高速紡糸工程における油剤の飛散及びスカ
ムが増加する。又、炭素数が18を超えると油剤の安定
性が悪くなる。
【0007】又、A1は、炭素数2〜4のアルキレン基
であり、−(A1O)m−中には炭素数の異なる2種以
上のアルキレン基が混在することが好ましい。特に、炭
素数2のアルキレン基と炭素数3〜4のアルキレン基が
混在することが好ましい。なお、2種以上のアルキレン
基が混在する場合はブロック状、ランダム状又はその組
み合わせの結合形式でも良いが、好ましくはランダム状
である。
【0008】又、mは、10〜200の整数、好ましく
は15〜150の整数、更に好ましくは20〜100の
整数、特に好ましくは20より大で90以下の整数であ
る。mが10未満であると高速紡糸工程での油剤水溶液
の飛散率が高くなり、mが200を超えると熱板でのタ
ール発生量が多くなる。又、nは、0又は1、好ましく
は0である。nが1を超えると油剤水溶液の安定性が低
下する。
【0009】R1は、水素原子又はメチル基、好ましく
は水素原子である。R1が、水素原子又はメチル基以外
であると一般式(1)で表されるビニル系モノマー(M
1)の重合反応性が落ちるため、重合物(J)の製造上
好ましくない。
【0010】R2は、水素原子、メチル基又は−(C
2)s−CO25、好ましくは水素原子である。な
お、sは、0又は1〜4の整数、好ましくは0である。
又、R5は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基(例
えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソブチル
基、2−エチルヘキシル基、n−オクチル基等)、好ま
しくは1〜4のアルキル基である。
【0011】又、Xは、−(CH2)q−、−SO2NR
3(CH2)q−又は−CONR4(CH2)q−、好まし
くは−(CH2)q−又は−SO2NR3(CH2)q−、
特に好ましくは−(CH2)q−{q=2}である。な
お、R3及びR4は、水素原子又は炭素数1〜8のアルキ
ル基(例えば、メチル基、エチル基、イソブチル基、2
−エチルヘキシル基、n−オクチル基等)、好ましくは
水素原子である。
【0012】(M1)は、例えば、テトラフルオロエチ
レンのテロメリゼーション法又は電解フッソ化法で合成
される炭素数4〜18のパーフルオロアルキル基を有す
るアルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキシド(以
下、AOと略する。)を付加させた化合物(FAO)
と、不飽和カルボン酸又はそのエステル形成性誘導体と
を反応させて得ることができる。なお、AOの具体例と
して、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレ
ンオキシド及びテトラハイドロフラン(以下、それぞ
れ、EO、PO、BO、THFと略する。)が挙げられ
る。AOは、2種以上の併用が好ましい。特にEOとE
O以外のアルキレンオキシドから選ばれる1種以上を併
用したものが好ましい。2種以上併用する場合の付加様
式は、ブロック付加、ランダム付加又はその組み合わせ
のいずれでもかまわないが、ランダム付加が好ましい。
EOとEO以外のAOを併用する場合のEOの割合は、
AOの合計重量に対して、好ましくは10〜90重量
%、特に好ましくは20〜80重量%である。
【0013】(FAO)の具体例として下記の化合物等
が挙げられるが、もちろんこれらに限定されるものでは
ない。なお、/は、ランダム付加であることを示す(以
下同じ)。 FAO: C81724O[(EO)12/(PO)9]H FAO: C81724O[(EO)20/(PO)70]H FAO: C81724O[(EO)30/(BO)20]H
【0014】(FAO)と反応させる不飽和カルボン酸
及びそのエステル形成性誘導体としては、アクリル酸、
メタクリル酸、フマル酸、イタコン酸;それらのエステ
ル、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、マレイン酸モ
ノメチル、フマル酸モノプロピル、イタコン酸モノエチ
ル:それらの酸無水物、例えば、無水マレイン酸、無水
イタコン酸等が挙げられる。
【0015】(M1)の具体例としては、下記の化合物
等が挙げられるが、もちろんこれらに限定されるもので
はない。 M1 C81724O[(EO)12/(PO)9]OCCH=CH2 M1 C81724O[(EO)20/(PO)70]OCC(CH3)=CH2 M1 C81724O[(EO)30/(BO)20]OCC(CH3)=CH2
【0016】(M1)と共重合することが出来る他のビ
ニルモノマー(M2)としては、例えば、アクリル酸、
メタクリル酸、フマル酸、イタコン酸、無水マレイン
酸、無水イタコン酸等の不飽和モノ又はジカルボン酸;
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート
等のアルキル基の炭素数が1〜20のアルキル(メタ)
アクリレート;炭素数2〜8のアルコールで変性ジメチ
ルシロキサン(分子量500〜100,000)のよう
なシリコーン含有アルコールと(メタ)アクリル酸との
エステル;チオジグリコール、炭素数4〜16のアルキ
ルチオエタノール等の硫黄含有アルコール類と(メタ)
アクリル酸とのエステル;エチレン、プロピレン、イソ
ブチレン、イソプレン等のオレフィン類(炭素数2〜1
8のアルケン、アルカジエン);スチレン、α−メチル
スチレン、ヒドロキシスチレン等のスチレン類;(メ
タ)アクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;アクリル
アミド;酢酸ビニル等のカルボン酸(炭素数2〜18)
のビニルエステル並びにこれらの2種以上の併用が挙げ
られる。これらのうちで好ましいのは、不飽和カルボン
酸(特に好ましくはアクリル酸)及びこれとアルキル
(メタ)アクリレート(特に好ましくはメチルメタクリ
レート)との併用(モル比:10〜90/90〜10)
である。なお、(M2)としては、高速紡糸時の油剤水
溶液の飛散防止効果の観点から、分子内にポリオキシア
ルキレン鎖を有しないものが好ましい。
【0017】(M1)と(M2)の共重合比(M1/M
2)は、通常、5〜100/0〜95モル%、好ましく
は10〜90/10〜90モル%、特に好ましくは15
〜80/20〜85モル%である。
【0018】(J)のGPCによる重量平均分子量(M
W)は、熱板でのタール抑制の観点から、5,000〜
500,000が好ましい。
【0019】(J)のフッソ含量は、熱板でのタール抑
制、高速紡糸時の飛散及びスカム防止の観点から、好ま
しくは3〜60重量%であり、さらに好ましくは5〜4
0重量%、特に好ましくは7〜35重量%である。
【0020】(J)のポリオキシアルキレン鎖部分の重
量割合は、熱板でのタール抑制及びベースオイルとの相
溶性の観点から、通常20〜95重量%、好ましくは3
0〜90重量%である。
【0021】(J)は、(M1)の1種以上を必須構成
単位とするものであり、(M1)の1種以上又は(M
1)の1種以上と(M2)の1種以上とを通常のラジカ
ル重合方法により製造することができる。又、不飽和カ
ルボン酸又はそのエステル形成性誘導体を(共)重合さ
せた後、(FAO)を反応させることにより製造するこ
ともできる。ラジカル重合方法としては、溶液重合、塊
状重合、懸濁重合等を選択できる。
【0022】ラジカル重合開始剤としては、特に限定さ
れないが、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、アゾ
ビスイソバレロニトリル等のアゾ系開始剤;ベンゾイル
パーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキシド、ラウロ
イルパーオキシド、ジクミルパーオキシド等の過酸化物
系開始剤;2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパー
オキシシクロヘキシル)プロパン、1,1−ビス(t−
ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サン、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサヒドロテレフタ
レート等の1分子内に2つ以上のパーオキシド基を有す
る多官能性重合開始剤;ジアリルパーオキシジカーボネ
ート、t−ブチルパーオキシアリルカーボネート等の1
分子内に1つ以上のパーオキシド基と1つ以上の重合性
不飽和基を有する多官能性重合開始剤等が挙げられる。
【0023】(J)の製造方法として溶液重合を選択す
る場合、溶剤としては、特に限定されず、例えば、トル
エン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族系溶剤;酢
酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤;ジメチルホ
ルムアミド;ジメチルスルホキシド;メチルエチルケト
ン等が使用できる。
【0024】重合温度は、何れの重合方法においても、
通常70〜210℃、好ましくは75〜200℃であ
る。重合中の雰囲気は、窒素のような不活性ガスの存在
下で行うか、溶剤の蒸気雰囲気下で行い、実質的に無酸
素状態で行うことが好ましい。
【0025】(J)の具体例としては、下記の化合物等
が挙げられるが、もちろんこれらに限定されるものでは
ない。 の共重合体(重量平均分子量;35,000、フッソ含
量;17重量%) の共重合体(重量平均分子量;15,000、フッソ含
量;21重量%) の共重合体(重量平均分子量;22,000、フッソ含
量;10重量%) の共重合体(重量平均分子量;25,000、フッソ含
量;9重量%) の共重合体(重量平均分子量;10,000、フッソ含
量;22重量%)
【0026】本発明の合成繊維紡糸油剤中の(J)の含
量は、特に限定はないが、本発明の目的からは0.00
1〜0.1重量%が好ましく、更に好ましくは0.00
4〜0.08重量%である。
【0027】本発明の合成繊維紡糸油剤には、(J)以
外の成分として、ポリエーテル系潤滑剤が使用できる。
ポリエーテル系潤滑剤としては、分子内に1個以上の活
性水素を有する化合物に炭素数2〜4のAOを付加反応
させた構造を有する化合物及びこれらから誘導される化
合物が挙げられ、これらの1種又は2種以上の混合物が
使用できる。
【0028】分子内に1個以上の活性水素を有する化合
物としては、脂肪族アルコール、脂環式アルコール、芳
香族のアルコール、フェノール類、脂肪族アミン類、脂
肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸、脂肪族カルボン酸
アミド等が挙げられる。
【0029】脂肪族アルコールとしては、炭素数1〜3
0の天然若しくは合成の直鎖又は分岐のアルコールが使
用でき、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、ブタノール、イソアミルアルコール、オクチル
アルコール、2−エチルヘキシルアルコール、デシルア
ルコール、イソデシルアルコール、ラウリルアルコー
ル、イソトリデシルアルコール、炭素数12,14の二
級アルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコー
ル、イソセチルアルコール、ステアリルアルコール、イ
ソステアリルアルコール、オレイルアルコール等の飽和
又は不飽和の1価アルコール;エチレングルコール、プ
ロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキシ
レングリコール等の2価アルコール;グリセリン、重合
度2〜4のポリグリセリン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ソル
ビタン、ソルビトール等の3価以上のアルコールが挙げ
られる。
【0030】脂環式アルコールとしては、シクロヘキサ
ノール等、芳香族アルコールとしては、ベンジルアルコ
ール等、フェノール類としては、オクチルフェノール、
ノニルフェノール等の炭素数6〜18のアルキル基を有
するアルキルフェノールやビスフェノールA等のビスフ
ェノール類等があげられる。
【0031】脂肪族アミン類としては、飽和又は不飽和
の脂肪族アミン等が使用でき、例えば、オクチルアミ
ン、ラウリルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミ
ン等の炭素数8〜18の脂肪族モノアミン;エチレンジ
アミン、トリエチレンテトラミン等の(ポリ)アルキレ
ンポリアミン(アルキレン基の炭素数は2〜8、重合度
1〜3又はそれ以上);モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン等のヒドロキシア
ルキル基の炭素数2〜4のアルカノールアミンが挙げら
れる。
【0032】脂肪族のカルボン酸としては、天然又は合
成のカルボン酸が使用でき、例えば、ラウリン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エルシン酸、2
−エチルヘキサン酸、イソステアリン酸等の炭素数8〜
22のモノカルボン酸;蓚酸、アジピン酸、セバチン酸
等の炭素数2〜22のジカルボン酸;乳酸、クエン酸等
の炭素数1〜8のオキシカルボン酸等が挙げられる。
【0033】芳香族のカルボン酸としては、安息香酸等
のモノカルボン酸;フタル酸、テレフタル酸等のジカル
ボン酸等が挙げられる。
【0034】脂肪族カルボン酸アミドとしては、ラウリ
ン酸アミド、オレイン酸アミド等の炭素数8〜18の飽
和又は不飽和のカルボン酸アミド;ラウリン酸ジエタノ
ールアミド、オレイン酸アルカノールアミド等の炭素数
8〜18の脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。
【0035】ポリエーテル系潤滑剤に使用できるAOと
しては、EO、PO、BO、THF等が挙げられる。な
お、少なくともEOを使用することが好ましく、2種以
上のAOを使用する場合の付加様式は、ランダム付加、
ブロック付加およびこれらの組み合わせのいずれでも良
い。
【0036】EOとEO以外のAOを使用する場合、E
Oの含量は、AOの全体量に基づいて、通常5〜90重
量%、好ましくは20〜80重量%である。
【0037】前記のAO付加物から誘導される化合物と
しては、オキシアルキレン鎖末端のヒドロキシル基を炭
素数1〜12のハロゲン化アルキルでアルコキシ化した
化合物;同ヒドロキシル基を炭素数1〜12のカルボン
酸でアシル化した化合物;同ヒドロキシル基を炭素数2
〜18のジカルボン酸でエステル化した化合物;同ヒド
ロキシル基をメチレンジクロライド等の炭素数1〜12
のアルカンジハライドで二量化した化合物;同ヒドロキ
シル基を炭素数4〜20(NCOの炭素を除く)の脂肪
族、脂環式若しくは芳香族ジイソシアネートでウレタン
化した化合物等が挙げられる。
【0038】ポリエーテル系潤滑剤のGPCによる重量
平均分子量(MW)は、通常400〜20,000、好
ましくは1,000〜15,000である。ポリエーテ
ル系潤滑剤の流動点(JIS K 2269)は、40
℃以下、好ましくは20℃以下である。ポリエーテル系
潤滑剤の100℃における動粘度は、通常5〜1,00
0cSt、好ましくは10〜300cStである。
【0039】ポリエーテル系潤滑剤の具体例としては、
例えば、以下の化合物が挙げられるがこれらに限定され
るものではない。 ブタノール(EO/PO)ランダム付加物(EO/PO
=50/50重量%、MW=1,800) ラウリルアルコール(PO)(EO)ブロック付加物
(EO/PO=40/60重量%、MW=1,400) ヘキシレングリコール(EO/PO)ランダム付加物
(EO/PO=40/60重量%、MW=4,000) トリメチロールプロパン(PO)(EO)ブロック付加
物のジメチルエーテル(EO/PO=20/80重量
%、MW=5,000) ペンタエリスリトール(EO/PO)ランダム付加物の
ジカプリレート(EO/PO=50/50重量%、MW
=3,000) ブタノール(EO/PO)ランダム付加物のメチレンエ
ーテル(EO/PO=50/50重量%、MW=80
0) ブタノール(EO/PO)ランダム付加物(EO/PO
=50/50重量%、MW=800)2モルとヘキサメ
チレンジイソシアネート1モルの反応生成物
【0040】本発明において、ポリエーテル系潤滑剤の
配合量は、紡糸油剤の合計重量に基づき、通常50〜9
9.999重量%、好ましくは60〜99.996重量
%である。
【0041】本発明の紡糸油剤には、本発明の目的から
逸脱しないかぎり、更に、その他の成分が使用可能であ
る。その他の成分としては、例えば、鉱物油、脂肪酸エ
ステル油等の上記のポリエーテル系潤滑剤以外の潤滑
剤;高級アルコールEO付加物(GPCによる重量平均
分子量300〜800)、高級脂肪酸EO付加物(GP
Cによる重量平均分子量300〜1200)等のノニオ
ン性界面活性剤;炭素数6〜18のアルキルスルホン酸
塩;炭素数6〜18のリン酸エステル塩;炭素数6〜1
8のカルボン酸塩等のアニオン界面活性剤;極圧添加
剤;防錆剤;酸化防止剤;その他の機能添加剤等を含有
することができ、これらの種類について特に限定はな
い。その他の成分の配合量は、紡糸油剤の合計重量に基
づき、通常0〜49.999重量%、好ましくは0〜3
9.996重量%である。
【0042】本発明の紡糸油剤は、仮撚工程のタール及
びスカム防止の観点から、100℃における表面張力
(T:mN/m)と500℃における加熱残渣率(R
e:重量%)が式(2)〜(4)を満たすことが好まし
く、特に式(2)、(3)及び(5)を満たすことが好
ましい。 Re≦3.8−0.20T (2) 10≦T≦19 (3) 0≦Re≦0.7 (4) 0≦Re≦0.2 (5)
【0043】100℃における表面張力(T:mN/
m)及び500℃における加熱残渣率(Re:重量%)
は以下の方法により測定することができる。
【0044】<100℃における表面張力の測定法>1
00℃における表面張力は、試料油剤を100±1℃に
調温して内径60mm、深さ15mmのガラス製シャー
レに25g採取し、これを自動表面張力計(協和界面科
学製、Wilhelmy法)により測定した。
【0045】<500℃における加熱残渣率の測定法>
重量既知(W1)の白金皿に試料油剤を約10g採取し
精秤した(W2)。これを300℃のサンドバス(砂
浴)で3時間加熱し、更に500℃の電気炉で5時間加
熱した後、(白金皿+加熱残渣)の重量を精秤(W3)
し、下記式より加熱残渣率を算出した。 加熱残渣率(重量%)={(W3−W1)/(W2−W
1)}×100
【0046】本発明の紡糸油剤において、仮撚加工時の
熱板上のタール抑制の観点から、傾斜角50度、温度2
20℃の傾斜金属板上での油剤拡展幅(以下の方法によ
る)が、10mm以下が好ましく、更に好ましくは5m
m以下である。
【0047】<油剤拡展幅の評価方法>表面を金属クロ
ムでメッキ加工した金属板{表面粗さがISO R13
02及びJIS B0601で規定される中心線平均粗
さ(Rs):1.6a、最大高さ(Rmax):6.3
S、幅30mm、長さ300mmの金属板}の幅30m
mの端の一方を水平な実験台に接触させて、実験台との
傾斜角度50度でセットし、金属板の表面温度を220
℃とし、金属板の幅30mmの他端(実験台に接触して
いない上端)より金属板表面上10mmの位置へ、マイ
クロチューブポンプ(チューブ内径:1.0mm)を用
いて(チューブ先端と金属板との間は5mm)、試料油
剤を5mlを等速度で1時間かけて滴下させた。滴下終
了後、金属板の滴下位置より金属板表面上100mm及
び200mm下方における油剤の拡展幅(長さ300m
mの両端側へのの広がり)を測定し、その算術平均値を
油剤拡展幅とした。
【0048】本発明の紡糸油剤は、例えば、(J)とポ
リエーテル系潤滑剤とその他の成分を20〜80℃で通
常の回転式攪拌混合装置で均一混合して製造することが
出来る。
【0049】本発明の紡糸油剤は、熱可塑性合成繊維の
溶融紡糸工程において、通常、水溶液又は水性エマルシ
ョンとして、紡出直後の糸条に給油される。水溶液又は
水性エマルションの濃度は、0.5〜20重量%の範囲
の任意の濃度の選択が可能である。好ましくは5.0〜
15.0重量%である。
【0050】本発明の紡糸油剤の給油方法については、
特に限定はなく、ノズルを介した計量給油、ローラー給
油又はこれらの組み合わせ等のいずれでもよい。油剤の
合成繊維への付着量は、繊維に対して純分で0.1〜
1.5重量%、好ましくは0.2〜0.6重量%であ
る。
【0051】適用される繊維としては、ポリエステル、
ポリアミド及びポリプロピレン等の熱可塑性合成繊維が
挙げられ、仮撚加工に供されるポリエステル長繊維やナ
イロン長繊維用の紡糸油剤として好適である。特に、こ
れらの高速(2500m/分以上)の紡糸工程において
有用である。本発明の紡糸油剤は、通常、上記熱可塑性
繊維の紡糸工程において給油処理され、その後、処理繊
維を仮撚加工する方法に用いられる。
【0052】
【実施例】以下、実施例等により本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれらに限定されない。以下において、
部及び%は特に断らない限りそれぞれ重量部及び重量%
を示す。
【0053】以下に示すポリエーテル系潤滑剤からなる
ベースオイル、その他の成分並びに共重合体(J2)、
(J3)及び(J4)を用いて、表1に示す割合で本発
明の紡糸油剤1〜5及び比較紡糸油剤1〜5を調合し、
以下の評価(〜)を行った。これらの評価結果を表
2に示す。 100℃における表面張力 500℃における加熱残渣率 220℃の傾斜金属板上での油剤拡展幅 220℃の傾斜金属板上でのタール発生の程度 加熱残渣の水洗除去性 10重量%油剤水溶液の飛散率
【0054】 <ベースオイル> ブタノール(EO/PO)ランダム付加物 60部 (EO/PO=50/50、重量平均分子量:1800) ラウリルアルコール(PO)(EO)ブロック付加物 20部 (EO/PO=40/60、重量平均分子量:1400) プロピレングリコール(EO/PO)ランダム付加物 10部 (EO/PO=50/50、重量平均分子量:6000) ラウリルアルコールEO10モル付加物(重量平均分子量:620)10部 なお、重量平均分子量はGPCにより測定した(以下同
じ)。
【0055】 <その他の成分> (C1) C81724OHのアクリレート (30モル%) ブタノールのPO20モルEO12モルブロック付加物のアクリレート (30モル%) メタクリル酸メチル (40モル%) の共重合体(重量平均分子量;15,000、フッソ含量;10重量%) (C2) C81724OHのアクリレート (34モル%) 分子量400のエチレンオキシドとプロピレンオキシドの共重合体の片末端 アクリレート (55モル%) メタクリル酸メチル (9モル%) 2−エチルヘキシルアクリレート (2モル%) の共重合体(重量平均分子量;95,200、フッソ含量;25重量%) (C3) パーフルオロオクチルスルホネート カリウム塩 (C4) N−パーフルオロオクチルスルホプロピルアミノエタノールのEO20モル 付加物{パーフルオロオクチル−SO2−N(C37)CH2CH2O(EO)20 −H} (C5) ポリアルキレングリコール変性ポリジメチルシロキサン{(株)日本ユニカ ー製、L−7001} (C6) ポリエチレングリコール(重量平均分子量;400万) (C7) 炭素数14〜16のアルカンスルホネート ナトリウム塩 (C8) イソステアリルアルコールのEO5モル付加物のホスフェート カリウム塩
【0056】
【表1】
【0057】<評価方法> 100℃における表面張力;前記と同じ方法 500℃における加熱残渣率;前記と同じ方法 220℃の傾斜金属板上での油剤拡展幅;前記と同じ
方法
【0058】220℃の傾斜金属板上でのタール発生
の程度;前記油剤拡展幅の評価において、試料油剤の滴
下を3時間継続し、金属板上のタールの発生の程度を目
視評価判定した。
【0059】加熱残渣の水洗除去性;上記傾斜金属板
上でのタール発生の程度を評価の後、金属板を25℃の
流水で5分間洗浄し、加熱残渣の除去の程度を目視評価
判定した。 判定基準 ◎:加熱残渣が完全に除去される ○:加熱残渣の3/4以上が除去される △:加熱残渣の1/2〜3/4が除去される ×:加熱残渣の1/2以上が除去されない
【0060】10重量%油剤水溶液の飛散率;市販の
ポリエステル原糸(75デニール/36フィラメント)
を脱脂・乾燥した繊維を試料糸とし、下記条件で、各油
剤の10重量%水溶液を計量給油法で給油して巻き取っ
た。なお、給油部の20cm下方に空気圧0.5kg/
cm2のインターレースノズルをセットした。 (給油条件) 繊維走行(巻き取り)速度 ; 2000 m/分 10重量%油剤水溶液の供給量 ; 0.83 g/分 {理論付着率(X);繊維重量に対し油剤純分付着量0.5重量%} 次に、巻取り糸の油剤付着率(Y)を迅速残脂抽出装置
(東海計器製)を用いメタノール抽出する方法で測定
し、下記の式より飛散率を算出した。 飛散率(%)=(X−Y)×100/X
【0061】
【表2】
【0062】表2より本発明の紡糸油剤が、100℃に
おける表面張力が低く、500#Cでの加熱残渣率が低い
こと、220℃の傾斜金属板上での油剤拡展幅が狭く、
タール発生が著しく抑制されること、更に加熱残渣が水
洗除去されやすいことが明かである。又、本発明の紡糸
油剤の10重量%油剤水溶液の飛散率が低いことも明ら
かである。
【0063】次に、本発明の紡糸油剤1、2、3及び比
較紡糸油剤1〜5を用い、以下の方法により、インター
レースガイドにおけるスカム付着の程度及び飛散率を評
価した。巻取り速度3,200m/分でポリエステルを
溶融紡糸し、230デニール/36フィラメントのPO
Yを巻き取った。この際、本発明の紡糸油剤1、2、3
及び比較紡糸油剤1〜5の10重量%水溶液を純分付着
量{理論付着率(X)}が0.3%になるように計量給
油法で給油した。この際、インターレースガイドにおけ
るスカム付着の程度及び飛散率を以下のようにして比較
評価した。
【0064】<インターレースガイドにおけるスカム付
着の程度の評価>インターレースガイドにおけるスカム
の付着の程度を以下の基準により目視判定した。 ○ : スカム付着なし △ : スカム付着小 × : スカム付着大
【0065】<飛散率の評価>巻取ったPOYの油剤付
着率(Y)を前記の方法で測定し、下記の式より飛散率
を算出した。 飛散率(%)=(Y−X)×100/X
【0066】又、これらのPOYを用い、ポリウレタン
ディスクによる3軸外接フリクション方式、熱板温度2
20℃、加工速度800m/分で延伸仮撚加工を行い、
加工開始後1ケ月経過時点での熱板上のタール発生の程
度及び糸切れ回数を以下のようにして比較評価した。こ
れらの結果を表3に示す。
【0067】<タール発生の程度の評価>熱板上のター
ル発生量を以下の基準により目視判定した。 ○ : タール発生小 △ : タール発生中 × : タール発生大
【0068】<糸切れ回数の評価>4kg巻の加工糸チ
ーズ1000個採取する間に発生する糸切れ回数を計測
し、加工糸チーズ100個採取する間に発生する糸切れ
回数に換算した。
【0069】
【表3】
【0070】次に、別に、巻取り速度2,700m/分
でポリエステルを溶融紡糸し、270デニール/36フ
ィラメントのPOYを巻き取った。この際、本発明の油
剤1、2及び比較油剤2、3、4の10%エマルション
を純分付着量が0.3%になるようにノズル給油した。
これらのPOYを用い、ポリウレタンディスクによる3
軸外接フリクション方式、輻射熱式高温ヒーター温度
(上段温度500℃、下段温度450℃)加工速度11
00m/分で延伸仮撚加工を行ない、加工開始後3ケ月
経過時点でのヒーター内のガイドに付着しているスカム
の程度及び糸切れ回数を下記基準で比較評価した。これ
らの結果を表4に示す。
【0071】<付着スカムの程度の評価基準> ○ : スカム小 △ : スカム中 × : スカム大
【0072】<糸切れ回数の評価基準>4kg巻の加工
糸チーズ1000個採取する間に発生する糸切れ回数を
計測し、加工糸チーズ100個採取する間に発生する糸
切れ回数に換算した。
【0073】
【表4】
【0074】表3及び表4より本発明の紡糸油剤が高速
の紡糸工程において、油剤水溶液の飛散及びスカムの付
着が少ない上、熱板接触加熱式の仮撚り加工及び輻射熱
式高温ヒーターによる非接触加熱式仮撚加工のいずれに
おいても優れた耐熱性を有し、長期間糸切れが少ない安
定した操業が可能であることが明らかである。
【0075】
【発明の効果】本発明の合成繊維用紡糸油剤は、従来か
ら行なわれている熱板接触加熱式による仮撚加工及び輻
射熱式高温ヒーターによる非接触加熱方式の仮撚加工の
何れにおいても、長期間の安定な操業を可能とし、ヒー
ター部分の掃除周期を大幅に延長することができる。
又、ヒーター部分の清掃も容易であり、DTYの生産性
及び作業性を大幅に改善することができる。又、本発明
の合成繊維用紡糸油剤は、高速の紡糸工程において油剤
水溶液の飛散やスカムの付着が少なく、紡糸機の汚染が
少なく、作業性の改善、油剤のロス低減等にも極めて有
効である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表されるビニルモノマー
    の1種以上を必須構成単位とする重合体(J)を含有す
    ることを特徴とする合成繊維用紡糸油剤。 【化1】 ただし、Rfは炭素数4〜18のパーフルオロアルキル
    基、A1は炭素数2〜4のアルキレン基、mは10〜2
    00の整数、nは0又は1、R1は水素原子又はメチル
    基、R2は水素原子、メチル基又は−(CH2)s−CO
    25を示し、sは0又は1〜4の整数、R5は水素原子
    又は炭素数1〜8のアルキル基を示す。又、Xは−(C
    2)q−、−SO2NR3(CH2)q−又は−CONR
    4(CH2)q−を示し、qは0又は1〜4の整数、R3
    及びR4は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を示
    す。
  2. 【請求項2】 100℃における表面張力(T:mN/
    m)と500℃における加熱残渣率(Re:重量%)が
    式(2)〜(4)で規定される請求項1記載の紡糸油
    剤。 Re≦3.8−0.20T (2) 10≦T≦19 (3) 0≦Re≦0.7 (4)
  3. 【請求項3】 傾斜角50度、温度220℃の傾斜金属
    板上での油剤拡展幅が10mm以下である請求項1又は
    2記載の紡糸油剤。
  4. 【請求項4】 (J)が一般式(1)で表されるビニル
    モノマー15〜80モル%と他のビニルモノマー20〜
    85モル%との共重合体である請求項1〜3いずれか記
    載の紡糸油剤。
  5. 【請求項5】 (J)とポリエーテル系潤滑剤及び必要
    により他の成分からなり、(J)の含有量が、紡糸油剤
    全体の重量に基づいて、0.001〜0.1重量%であ
    る請求項1〜4のいずれか記載の合成繊維用紡糸油剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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