JP2001064729A - シャフト状ワークの高周波焼入装置 - Google Patents

シャフト状ワークの高周波焼入装置

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JP2001064729A
JP2001064729A JP24172899A JP24172899A JP2001064729A JP 2001064729 A JP2001064729 A JP 2001064729A JP 24172899 A JP24172899 A JP 24172899A JP 24172899 A JP24172899 A JP 24172899A JP 2001064729 A JP2001064729 A JP 2001064729A
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shaft
heating coil
induction hardening
frequency heating
shaped work
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Akira Udagawa
彰 宇田川
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Fuji Electronics Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却液の跳ね返りによる焼きむら等に起因す
る高周波焼入の品質の劣化が生じないようにする。 【構成】 横にしたシャフト状ワークWに沿って高周波
加熱コイル100を移動させるシャフト状ワークの高周
波焼入装置であって、高周波加熱コイル100で加熱さ
れた部分に冷却液Lを噴射する冷却ジャケット200
と、高周波加熱コイル100からみて高周波焼入が施さ
れていない側から冷却液Lが噴射されている側に向かっ
て空気Airを噴射し、冷却ジャケット200から噴射
された冷却液Lが高周波焼入を施されていない側に流出
するのを防止する気体噴射機構300とを備えており、
前記気体噴射機構300は、冷却ジャケット200から
冷却液Lが噴射される全範囲に空気Airを噴射するよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横にしたシャフト
状ワークと高周波加熱コイルとを相対的に移動させるシ
ャフト状ワークの高周波焼入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、旋盤の主軸というシャフト状ワ
ークに対して周面に高周波焼入を施す高周波焼入装置
は、シャフト状ワークを横にして回転駆動させる回転駆
動機構と、周面を加熱する高周波加熱コイルと、この高
周波加熱コイルと一体化されており、高周波加熱コイル
によって加熱された部分に冷却液を噴射する冷却ジャケ
ットと、前記高周波加熱コイルと冷却ジャケットとをシ
ャフト状ワークに沿って移動させる移動機構とを有して
いる。
【0003】一方、シャフト状ワークである旋盤の主軸
の一端側にはフランジ部が設けられている。回転駆動機
構は、このフランジ部を回転駆動機構のチャックで把持
した状態で軸芯を中心として回転駆動させるのである。
また、前記高周波加熱コイルは、略リング状の加熱導体
部を有するものであって、加熱導体部の内部にシャフト
状ワークが入り込むのである。さらに、冷却ジャケット
は、高周波加熱コイルの加熱導体部に複数個の開口を開
設することで構成されており、高周波加熱コイル自身を
冷却するための冷却液をシャフト状ワークの周面に向か
って噴射するようになっている。また、ワークに噴射す
る冷却液と、高周波加熱コイル自身を冷却する冷却液と
を別系統にするタイプもある。このタイプは、ワークに
噴射する冷却液と高周波加熱コイル自身を冷却する冷却
液とが別種の場合には必須のものとなる。
【0004】このように構成されたシャフト状ワークの
高周波焼入装置は、以下のようにして高周波焼入を行
う。まず、高周波加熱コイルをシャフト状ワークのフラ
ンジ部に近接された状態で加熱を開始する。そして、移
動機構によって高周波加熱コイルをシャフト状ワークの
先端側に向かって移動させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシャフト状ワークの高周波焼入装置には、以下
のような問題点がある。まず、高周波加熱コイルがフラ
ンジ部に近接した状態で冷却ジャケットから冷却液を噴
射すると、冷却液はフランジ部に衝突して高周波加熱コ
イルによってまだ加熱されていない側にまで跳ね返って
流出する。この冷却液の流出は、これから加熱される部
分を冷却することになるから、高周波焼入の品質の悪化
に繋がる。
【0006】これは、フランジ部がないシャフト状ワー
クであっても、チャックで把持されているとチャックが
フランジ部と同様の作用を果たすため、高周波焼入の品
質の劣化の問題がある。
【0007】このため、次のようなシャフト状ワークの
高周波焼入装置が創案されるにいたった。このシャフト
状ワークの高周波焼入装置では、側に空気を噴射する空
気噴射機構を設けている。この空気噴射機構は、空気を
噴射する2本のパイプをシャフト状ワークの周面に臨ま
せている。従って、この空気噴射機構は、フランジ部に
衝突して高周波加熱コイルによってまだ加熱されていな
い側にまで流出しようとする冷却液をフランジ部側、す
なわち高周波加熱コイルによって加熱された側に押し戻
すのである。
【0008】しかしながら、この空気噴射機構を設けた
シャフト状ワークの高周波焼入装置であってもも、冷却
液が完全にフランジ部側に押し戻されるのでなく、一部
はまだ加熱されていない側にも流出する。
【0009】また、冷却液の跳ね返りを防止するために
は、冷却ジャケットと高周波加熱コイルとの間に、シャ
フト状ワークWが貫通する開口を有する防水板を介在さ
せるという手法も考えれらる。しかし、これでは、シャ
フト状ワークの径に応じて、防水板の開口の径を変更し
なければならない。また、どうしても開口とシャフト状
ワークWとの間にすき間ができるので、冷却液の完全な
る跳ね返りの防止は困難である。
【0010】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、冷却液の跳ね返りによる焼きむら等に起因する高周
波焼入の品質の劣化が生じないシャフト状ワークの高周
波焼入装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシャフト状
ワークの高周波焼入装置は、横にしたシャフト状ワーク
と高周波加熱コイルとを相対的に移動させるシャフト状
ワークの高周波焼入装置において、高周波加熱コイルで
加熱された部分に冷却液を噴射する冷却ジャケットと、
高周波加熱コイルからみて高周波焼入が施されていない
側から冷却液が噴射されている側に向かって気体を噴射
し、冷却ジャケットから噴射された冷却液が高周波焼入
を施されていない側に流出するのを防止する気体噴射機
構とを備えており、前記気体噴射機構は、冷却ジャケッ
トから冷却液が噴射される全範囲に気体を噴射するよう
に構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
シャフト状ワークの高周波焼入装置の概略断面図、図2
は本発明の実施の形態に係るシャフト状ワークの高周波
焼入装置に用いる高周波加熱コイル、冷却ジャケット及
び気体噴射機構のジャケットが一体になったものの概略
的斜視図である。
【0013】まず、本発明の実施の形態に係るシャフト
状ワークの高周波焼入装置によって高周波焼入が施され
るシャフト状ワークWは、旋盤の主軸として使用される
ものであり、一端にフランジ部W1が形成されている。
そして、シャフト状ワークWの周面に高周波焼入が施さ
れる。
【0014】本発明の実施の形態に係るシャフト状ワー
クの高周波焼入装置は、横にしたシャフト状ワークWに
沿って高周波加熱コイル100を移動させるシャフト状
ワークの高周波焼入装置であって、高周波加熱コイル1
00で加熱された部分に冷却液Lを噴射する冷却ジャケ
ット200と、高周波加熱コイル100からみて高周波
焼入が施されていない側から冷却液Lが噴射されている
側に向かって空気Airを噴射し、冷却ジャケット20
0から噴射された冷却液Lが高周波焼入を施されていな
い側に流出するのを防止する気体噴射機構300とを備
えており、前記気体噴射機構300は、冷却ジャケット
200から冷却液Lが噴射される全範囲に空気Airを
噴射するように構成されている。
【0015】前記高周波加熱コイル100は、従来のも
のとほぼ同様であって、図2に示すように略リング状の
加熱導体部110を有するものであって、加熱導体部1
10の内部にシャフト状ワークWが入り込むのである。
この高周波加熱コイル100には、冷却ジャケット20
0が付設されている。すなわち、高周波加熱コイル10
0の加熱導体部110に複数個の開口210が開設され
ており、この開口210から高周波加熱コイル100自
身を冷却するための冷却液Lをシャフト状ワークWの周
面に向かって噴射するのである。特に、前記開口210
は、高周波加熱が完了した部分に冷却液Lを直接噴射す
るために高周波加熱コイル100の進行方向の反対側に
向かっている。なお、従来の技術の欄で説明したよう
に、ワークWに噴射する冷却液と、高周波加熱コイル1
00自身を冷却する冷却液とを別系統にしてもよい。
【0016】なお、この高周波加熱コイル100は、一
対の給電導体部120によって図外の高周波電源と接続
されている。
【0017】前記気体噴射機構300は、複数個の噴射
孔311が開設された略リング状のジャケット310
と、このジャケット310に空気Airを圧送するポン
プ320とを有している。前記ジャケット310は、例
えばテフロン製の絶縁板250を介して高周波加熱コイ
ル100に取り付けられている。しかも、このジャケッ
ト310は、高周波加熱コイル100から見て高周波加
熱コイル100の進行方向側に取り付けられている。さ
らに、このジャケット310の噴射孔311は、前記冷
却ジャケット200から冷却液Lが噴射される全範囲に
空気Airを噴射するような位置に開設されている。
【0018】従って、この気体噴射機構300は、高周
波加熱コイル100からみて高周波焼入が施されていな
い側、すなわちフランジ部W1が形成されていない側か
ら冷却液Lが噴射されている側に向かって空気Airを
噴射し、冷却ジャケット200から噴射された冷却液L
が高周波焼入を施されていない側、すなわちフランジ部
W1が形成されていない側に流出するのを防止するよう
になっている。
【0019】なお、この気体噴射機構300のジャケッ
ト310は、高周波加熱コイル100の影響を受けない
ように、耐熱性及び絶縁性を有する非磁性体、例えばエ
ポキシ系樹脂やセラミックス等から構成されている。
【0020】このように、一体化された高周波加熱コイ
ル100、冷却ジャケット200及び気体噴射機構30
0のジャケット310とは、移動機構400によってシ
ャフト状ワークWに沿って移動させられる。前記移動機
構400としては、例えば送りネジ410と、この送り
ネジ410によってスライドさせられるスライダ420
と、前記送りネジ410を回転駆動するモータ430と
を有したものが挙げれられる。前記スライダ420に
は、高周波加熱コイル100、冷却ジャケット200及
び気体噴射機構300のジャケット310が取り付けら
れ、送りネジ410が回転駆動されることで、高周波加
熱コイル100等がシャフト状ワークWに沿って移動す
るのである。
【0021】一方、横にしたシャフト状ワークWは、回
転駆動機構500によって回転駆動させられる。この回
転駆動機構500は、シャフト状ワークWの一端を把持
するチャック510と、シャフト状ワークWの他端を支
持する支持センター520と、前記チャック510を回
転駆動するモータ530と、横にしたシャフト状ワーク
Wを下側から支持する支持ローラ(図示省略)とを有し
ている。従って、シャフト状ワークWは、モータ530
の回転によって軸芯W2を中心として回転駆動されるの
である。なお、前記チャック510は、シャフト状ワー
クWのフランジ部W1が形成されている端部、すなわち
基端側を把持するようにする。
【0022】次に、このように構成されたシャフト状ワ
ークの高周波焼入装置によるシャフト状ワークWの高周
波焼入について説明する。まず、シャフト状ワークWを
回転駆動機構500に支持させる。この際、シャフト状
ワークWが、冷却ジャケット200が一体化された高周
波加熱コイル100と、気体噴射機構300のジャケッ
ト310とをくぐるようにしておく。
【0023】高周波加熱コイル100をシャフト状ワー
クWのフランジ部W1側に位置させる。すなわち、この
フランジ部W1に近い側から高周波焼入を開始するので
ある。
【0024】図外の高周波電源から高周波加熱コイル1
00に高周波電流を供給し、フランジ部W1に近い部分
の周面を加熱する。すなわち、初めは高周波加熱コイル
100をシャフト状ワークWに沿って移動させない停止
加熱を行うのである。所定の時間だけ停止加熱を行った
後、高周波加熱コイル100の移動機構400による移
動を開始する。そして、高周波加熱コイル100が所定
距離移動した後に、冷却ジャケット200からの冷却液
Lの噴射と、気体噴射機構300のジャケット310か
らの空気Airの噴射とを同時に開始する。
【0025】冷却ジャケット200から噴射された冷却
液Lは、加熱された部分を通過した後、フランジ部W1
に衝突することで、高周波加熱コイル100の側に跳ね
返されようとする。しかし、冷却液Lの噴射と同時に空
気Airが高周波加熱コイル100からみて高周波焼入
が施されていない側から冷却液Lが噴射されている側に
向かって噴射されるので、跳ね返ろうとする冷却液Lを
押し戻すことになる。特に、前記気体噴射機構300を
構成するジャケット310は、冷却ジャケット200か
ら冷却液Lが噴射される全範囲に空気Airを噴射する
ので、従来のように2本のパイプからなる場合より、確
実に冷却液Lをフランジ部W1側に押し戻すことができ
る。気体噴射機構300から空気Airが噴射された後
は、高周波加熱コイル100が移動している間、気体噴
射機構300からは空気Airが噴射され続けるので、
冷却液Lの跳ね返りは起こらず、これに起因するシャフ
ト状ワークWの品質の問題は発生しない。
【0026】高周波加熱コイル100の移動が完了、す
なわち高周波焼入が完了したならば、回転駆動機構50
0によるシャフト状ワークWの支持を解除し、高周波焼
入の完了したシャフト状ワークWから新たなシャフト状
ワークWへの交換を図外の搬送搬入機構によって行う。
【0027】例えば、直径が75ミリのシャフト状ワー
クWの場合、高周波加熱コイル100の加熱導体部11
0の内径を85ミリを使用し、シャフト状ワークWを2
0rpmで回転させ、冷却液Lを30リットル/分と
し、高周波加熱コイル100の移動速度を4ミリ/秒と
した場合、フランジ部W1から5ミリ離れた位置で噴射
された冷却液Lは、気体噴射機構300から空気Air
を噴射しても、冷却液Lの勢いの方が強いため跳ね返り
を防止することはできなかった。しかし、フランジ部W
1から10ミリ離れた位置で噴射された冷却液Lの場合
には、フランジ部W1による跳ね返りが生じないことが
確認することができた。
【0028】上述した実施の形態では、気体噴射機構3
00から噴射される気体は、空気Airであるとした
が、例えばアルゴン等の不活性ガスであってもよい。こ
のように不活性ガスを噴射するならば、無酸化焼入も可
能となる。ただし、無酸化焼入を行う場合には、冷却液
Lにも酸素を含まないものを使用する必要がある。
【0029】また、シャフト状ワークWとして、一端に
フランジ部W1が設けられた旋盤の主軸を挙げたが、フ
ランジ部W1がないものであってもよい。すなわち、フ
ランジ部W1がなくても、回転駆動機構500のチャッ
ク510で把持されているとチャック510がフランジ
部W1と同様の作用を果たすため、同様の問題が生じる
からである。
【0030】さらに、上述した実施の形態では、高周波
加熱コイル100等をシャフト状ワークWに沿って移動
させるようにしたが、逆に高周波加熱コイル100等を
固定してシャフト状ワークWを移動させるようにしても
よいし、高周波加熱コイル100等とシャフト状ワーク
Wとを同時に移動させるようにしてもよい。
【0031】また、上述した実施の形態では、冷却ジャ
ケット200を高周波加熱コイル100に付設したが、
両者は別体であってもよいことは勿論である。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るシャフト状ワークの高周波
焼入装置は、横にしたシャフト状ワークと高周波加熱コ
イルとを相対的に移動させるシャフト状ワークの高周波
焼入装置において、高周波加熱コイルで加熱された部分
に冷却液を噴射する冷却ジャケットと、高周波加熱コイ
ルからみて高周波焼入が施されていない側から冷却液が
噴射されている側に向かって気体を噴射し、冷却ジャケ
ットから噴射された冷却液が高周波焼入を施されていな
い側に流出するのを防止する気体噴射機構とを備えてお
り、前記気体噴射機構は、冷却ジャケットから冷却液が
噴射される全範囲に気体を噴射するように構成されてい
る。
【0033】従って、このシャフト状ワークの高周波焼
入装置によって高周波焼入を施すと、いまだ高周波焼入
が施されいない側には冷却液の跳ね返りがないので、冷
却液の跳ね返りによる焼きむら等に起因する高周波焼入
の品質の劣化が生じない。
【0034】また、気体噴射機構から噴射される気体を
空気とすると、ランニングコストを低く抑えつつ高周波
焼入の品質の向上を図ることが可能である。
【0035】さらに、気体噴射機構から噴射される気体
を不活性ガスとすると、無酸化焼入に応用することが可
能となる。
【0036】一方、前記シャフト状ワークの高周波焼入
装置において、高周波加熱コイルは所定時間の停止加熱
を行った後に移動を開始し、所定距離移動した後に初め
て冷却ジャケットから冷却液を噴射するようにすると、
焼入液の跳ね返りを完全に防止することが困難な端部に
おいても、焼入液の跳ね返りに起因する品質の劣化の問
題を解消することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシャフト状ワークの
高周波焼入装置の概略断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るシャフト状ワークの
高周波焼入装置に用いる高周波加熱コイル、冷却ジャケ
ット及び気体噴射機構のジャケットが一体になったもの
の概略的斜視図である。
【符号の説明】
100 高周波加熱コイル 200 冷却ジャケット 300 気体噴射機構 W シャフト状ワーク W1 フランジ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横にしたシャフト状ワークと高周波加熱
    コイルとを相対的に移動させるシャフト状ワークの高周
    波焼入装置において、高周波加熱コイルで加熱された部
    分に冷却液を噴射する冷却ジャケットと、高周波加熱コ
    イルからみて高周波焼入が施されていない側から冷却液
    が噴射されている側に向かって気体を噴射し、冷却ジャ
    ケットから噴射された冷却液が高周波焼入を施されてい
    ない側に流出するのを防止する気体噴射機構とを具備し
    ており、前記気体噴射機構は、冷却ジャケットから冷却
    液が噴射される全範囲に気体を噴射することを特徴とす
    るシャフト状ワークの高周波焼入装置。
  2. 【請求項2】 前記気体噴射機構から噴射される気体
    は、空気であることを特徴とする請求項1記載のシャフ
    ト状ワークの高周波焼入装置。
  3. 【請求項3】 前記気体噴射機構から噴射される気体
    は、不活性ガスであることを特徴とする請求項1記載の
    シャフト状ワークの高周波焼入装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のシャフト状ワ
    ークの高周波焼入装置において、高周波加熱コイルは所
    定時間の停止加熱を行った後に移動を開始し、所定距離
    移動した後に初めて冷却ジャケットから冷却液を噴射す
    ることを特徴とするシャフト状ワークの高周波焼入装
    置。
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