JP2001063047A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JP2001063047A
JP2001063047A JP24039899A JP24039899A JP2001063047A JP 2001063047 A JP2001063047 A JP 2001063047A JP 24039899 A JP24039899 A JP 24039899A JP 24039899 A JP24039899 A JP 24039899A JP 2001063047 A JP2001063047 A JP 2001063047A
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pressure chamber
fluid resistance
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head
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Atsushi Takaura
淳 高浦
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Ricoh Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/05Heads having a valve

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドの駆動周波数に対応して流体抵抗値が
調整できる機構手段を提供し、ヘッドを高周波で駆動す
る際にも適正なるインク供給を確保できるようにするこ
とを目的とする。 【解決手段】 ヘッド筐体9の内部に並置形成された複
数の圧力室5の各々が、少なくとも、先端部に液滴噴射
ノズル8を備えた液滴噴射流路6と、共通液室12から
圧力室5にインク供給する流体抵抗流路11と連結され
ており、ピエゾ圧電素子2により振動板3を上下振動
し、圧力室5の内圧制御により、ノズル8からインク滴
を噴射させる。圧力室5を加圧する時に、同時に、流体
抵抗路11の流路を挟めて流体抵抗値を大きくして逆流
を阻止し、加圧を解放した時は、流体抵抗路11を広
げ、インクの供給をしやすくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッド、より詳しくは、ピエゾ圧電素子を駆動体とするマ
ルチノズル型インクジェットヘッドにおける、ヘッドの
駆動周波数に対する流体抵抗値の調整手段、もしくは、
これを実現するためのヘッドの配置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、近年、印字
の高速化の要求に対応するため、駆動周波数の帯域が高
周波側に拡大する傾向にある。インクジェットプリンタ
のヘッドは、振動板を変位させて加圧室を加圧し或いは
液室内で気泡を成長させて圧力室を加圧してインク滴を
噴射させる第一の工程と、液滴噴射後に圧力室へインク
を供給する第二の工程を基礎としており、圧力室へのイ
ンク供給手段としては、通常、流体抵抗路と称される細
い流路を圧力液室と共通液室に接続し、インク滴噴射後
における圧力室内の圧力減少時に前記の流体抵抗路を介
して前記共通液室から前記圧力室へインクが供給される
仕組みが用いられている。なお、特開平8−17482
4号公報には、圧力室が加圧された際における流体抵抗
路へのインクの逆流を防ぐために、流体抵抗路と圧力室
の接続部を圧力室側に振動するテーパ部とストレート部
により構成した例が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき従来型の
インクジェットヘッドにおいては、流体抵抗部の形状を
固定した構成でも駆動周波数帯域内において圧力室への
インク供給を行うことができた。しかしながら、印字の
高速化を達成するために駆動周波数を更に高くしていく
と、特に、高周波領域において、圧力室へのインクの供
給が追いつかなくなる可能性がある。インクの供給が不
足すると、圧力室と連続して設けられた噴射ノズル管に
おけるインク表面(通常メニスカス面と称している)の
位置が下がり、正常な噴射が不可能になる。
【0004】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、ヘッドの駆動周波数に対応して流体抵抗値
が調整できる機構手段を提供し、ヘッドを高周波で駆動
する際にも適正なるインク供給を確保できるようにする
ことを目的とするものである。
【0005】また、ヘッドの駆動に対応して流体抵抗値
が調整できる機構手段を提供し、ヘッドを高周波で駆動
する際にも適正なるインク供給を確保できるようにする
ことを目的とするものである。
【0006】更には、インク滴の小滴化や、インク滴噴
射後のメニスカス残留振動を減衰させるために、ヘッド
の圧力室の内圧制御が複雑化された場合にも、前述の目
的が達成できるようにすることを目的とするものであ
る。
【0007】更には、広い駆動周波数帯においても安定
した印字が可能なインクジェットプリンタを提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ヘッ
ド筐体の内部に並置形成された複数の圧力室の各々が、
少なくとも、先端部に液滴噴射ノズルを備えた液滴噴射
流路と、共通液室から前記圧力室にインク供給する流体
抵抗流路と連結されて成り、前記圧力室の底面と振動
板、該振動板と積層型ピエゾ圧電素子を接合し、該ピエ
ゾ圧電素子の振動板接合面と対向側の面を固定基板と接
合し、前記ヘッド筐体の底面と前記固定基板をフレーム
により接合固定し、前記ピエゾ圧電素子により前記振動
板を上下動して前記圧力室の内圧を制御して前記ノズル
からインク滴を噴射させるインクジェットヘッドにおい
て、前記圧力室の側端に設けた前記流体抵抗流路部の底
面が前記振動板と接合されており、かつその下に前記ピ
エゾ圧電素子が接合された構成を有することを特徴とし
たものである。
【0009】請求項2の発明は、ヘッド筐体の内部に並
置形成された複数の圧力室の各々が、少なくとも、先端
部に液滴噴射ノズルを備えた液滴噴射流路と、共通液室
から前記圧力室にインク供給する流体抵抗流路と連結さ
れて成り、前記圧力室の底面と振動板、該振動板と積層
型ピエゾ圧電素子を接合し、該ピエゾ圧電素子の振動板
接合面と対向側の面を固定基板と接合し、前記ヘッド筐
体の底面と前記固定基板をフレームにより接合固定し、
前記ピエゾ圧電素子により前記振動板を上下動して前記
圧力室の内圧を制御して前記ノズルからインク滴を噴射
させるインクジェットヘッドにおいて、前記圧力室の側
端に設けた流体抵抗流路部の底面を前記振動板と接合
し、かつその下に前記ピエゾ圧電素子を接合し、該ピエ
ゾ圧電素子の駆動に追従して前記流体抵抗流路部の抵抗
値を可変制御させることを特徴としたものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
の発明において、前記流体抵抗流路の抵抗値を変化させ
る可変手段を有する事を特徴としたものである。
【0011】請求項4の発明は、ヘッド筐体の内部に並
置形成された複数の圧力室の各々が、少なくとも、先端
部に液滴噴射ノズルを備えた液滴噴射流路と、共通液室
から前記圧力室にインク供給する流体抵抗流路と連結さ
れて成り、前記圧力室の底面と振動板、該振動板と積層
型ピエゾ圧電素子を接合し、該ピエゾ圧電素子の振動板
接合面と対向側の面を固定基板と接合し、前記ヘッド筐
体の底面と前記固定基板をフレームにより接合固定し、
前記ピエゾ圧電素子により前記振動板を上下動して前記
圧力室の内圧を制御して前記ノズルからインク滴を噴射
させるインクジェットヘッドにおいて、前記圧力室の底
部と、前記流体抵抗流路の底面部の各々に対し、分離さ
れたピエゾ圧電素子を有することを特徴としたものであ
る。
【0012】請求項5の発明は、ヘッド筐体の内部に並
置形成された複数の圧力室の各々が、少なくとも、先端
部に液滴噴射ノズルを備えた液滴噴射流路と、共通液室
から前記圧力室にインク供給する流体抵抗流路と連結さ
れて成り、前記圧力室の底面と振動板、該振動板と積層
型ピエゾ圧電素子を接合し、該ピエゾ圧電素子の振動板
接合面と対向側の面を固定基板と接合し、前記ヘッド筐
体の底面と前記固定基板をフレームにより接合固定し、
前記ピエゾ圧電素子により前記振動板を上下動して前記
圧力室の内圧を制御して前記ノズルからインク滴を噴射
させるインクジェットヘッドにおいて、圧力室底部と、
流体抵抗路の底面部の各々に対し、分離されたピエゾ圧
電素子を接合し、各々のピエゾ圧電素子の変位量ないし
変位の位相を独立に制御させることを特徴としたもので
ある。
【0013】請求項6の発明は、ヘッド筐体の内部に並
置形成された複数の圧力室の各々が、少なくとも、先端
部に液滴噴射ノズルを備えた液滴噴射流路と、共通液室
から前記圧力室にインク供給する流体抵抗流路と連結さ
れて成り、前記圧力室の底面と振動板、該振動板と積層
型ピエゾ圧電素子を接合し、該ピエゾ圧電素子の振動板
接合面と対向側の面を固定基板と接合し、前記ヘッド筐
体の底面と前記固定基板をフレームにより接合固定し、
前記ピエゾ圧電素子により前記振動板を上下動して前記
圧力室の内圧を制御して前記ノズルからインク滴を噴射
させるインクジェットヘッドにおいて、前記圧力室の底
面部と、前記流体抵抗路部の底面部の各々に対し、分離
されたピエゾ圧電素子を接合し、各々のピエゾ圧電素子
の駆動周波数を独立に制御させることを特徴としたもの
である。
【0014】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかに該当するインクジェットヘッドを搭載したことを
特徴としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】(請求項1)図1及び図2はそれ
ぞれ、請求項1の発明の実施例を説明するための要部断
面構成図(主走査方向断面構成図)で、図中、1は基
板、2は圧電素子(積層型)、3はSUS振動板(ただ
し、図1に示した例においてはダイヤフラム振動板)、
4はポリイミドフィルム、5は圧力室、6は液滴噴射流
路、7はノズル板、8は噴射ノズル、9はヘッド筐体、
10はフレーム支持固定部材、11は流体抵抗路、12
は共通液室、13は電極層で、本発明は、ヘッド筐体9
の内部に並置形成された複数の圧力室5の各々が、少な
くとも、先端部に液滴噴射ノズル8を備えた液滴噴射流
路6と、共通液室12から圧力室5にインク供給する流
体抵抗流路11と連結されて成り、圧力室5の底面と振
動板3、振動板3と積層型ピエゾ圧電素子2を接合し、
ピエゾ圧電素子の振動板接合面の対向面を固定基板1と
接合し、ヘッド筐体9の底面と固定基板1をフレームに
より接合固定し、ピエゾ圧電素子2により振動板3を上
下振動し、圧力室5の内圧制御により、ノズル8からイ
ンク滴を噴射させるインクジェットヘッドにおいて、流
体抵抗路11の流体抵抗値を可変制御可能にするための
構成配置に関するものであり、その構成配置として、圧
力室5の側端に設けた流体抵抗路11の底面を振動板3
と接合し、かつ、その下にピエゾ圧電素子を接合した構
成を有する、ことを特徴としたものである。
【0016】上記の配置構成によって、ピエゾ圧電素子
2を所定の周波数で駆動させた場合に、ピエゾ圧電素子
2の駆動に追従して流体抵抗部11の底部を上下動させ
ることができ、これに伴う流体抵抗部11の構造的な伸
縮変形によって、駆動周波数に応じて流体抵抗値を変え
ることができる。すなわち、圧力室5を加圧する時に、
同時に、流体抵抗路11の流路を挟めて流体抵抗値を大
きくして逆流を阻止し、加圧を解放した時は、流体抵抗
路11を広げ、インクの供給をしやすくする。なお、図
10は、従来のインクジェットヘッドの構造を、本発明
と対比して示す図で、従来のインクジェットヘッドにお
いては、図10に示すように、ピエゾ圧電素子2は、加
圧室5の底部とのみ接合され、流体抵抗流路部11には
接合されていない。
【0017】(実施例1)流体抵抗路11を囲む材料の
剛性を下げることで、ピエゾ圧電素子の駆動力に対する
流体抵抗値の変化率を向上することができる。例として
は、ドライフィルム等に代表される比較的剛性の低いも
のを選ぶことによって流体抵抗値の変化率を向上でき
る。具体的には、流体抵抗路11の底部は振動板と接し
ているので、振動板3とし、図1に示すようにSUS等
に代表される剛性の高い金属材料を薄板状に構成したダ
イヤフラム振動板のほか、図2に示すように、これにポ
リイミドフィルム4を張り合わせた2層構成の薄板を用
いることもできる。この場合、ポリイミドフィルム4が
上層になるように配置することで、振動板3を振動させ
る際に生じる振動板3とその上部構造体の接合面にかか
る応力を剛性の低いポリイミドフィルム4によって吸収
し、振動板3と上部構造体のはがれを防止し、インクの
漏洩、液室部の圧力損失等の不具合発生を防止できる。
【0018】図2に示した2層構成の振動板を用いた場
合、流体抵抗路11の底部と対向して構成されるポリイ
ミドフィルム4はその下に接合した剛性の高いSUS板
(振動板)3と連動して上下に作動するので、ピエゾ圧
電素子2の駆動によって流体抵抗路11の底部が上下に
作動し、流体抵抗値を可変とする効果は損なわれない。
また、図示の実施例では、流体抵抗部11の共通液室1
2寄りの部分にはピエゾ圧電素子2が接合されていない
が、これは、共通液室寄りまでピエゾ圧電素子2を接合
させてプルモードにすると共通液室12の底部の振動板
も引き下げられて共通液室部の内圧が下がり、圧力室5
と共通液室12の圧力差が少なくなることによるインク
供給効率の低下を阻止するようにしたものである。
【0019】(請求項2)請求項2の発明は、ヘッド筐
体9内部に並置形成された複数の圧力室5の各々が、少
なくとも、先端部に液滴噴射ノズル8を備えた液滴噴射
流路6と、共通液室12から圧力室5にインク供給する
流体抵抗路11と連結されて成り、圧力室5の底面と振
動板3(又は、及びポリイミドフィルム4)、振動板と
積層型ピエゾ圧電素子2を接合し、ピエゾ圧電素子2の
振動板11との接合面と対向側の面を固定基板1と接合
し、ヘッド筐体9の底面と固定基板1をフレーム10に
より接合固定し、ピエゾ圧電素子により振動板3を上下
動して圧力室5の内圧を制御してノズル8からインク滴
を噴射させるインクジェットヘッドにおいては、前記圧
力室5へのインク供給手段として設けた流体抵抗路11
の流体抵抗値を可変制御させるための手段であり、その
手段として、圧力室5側端に設けた流体抵抗部の底面を
振動板と接合し、かつ、その下にピエゾ圧電素子を接合
することにより、ピエゾ圧電素子の駆動に追従して流体
抵抗値を可変制御させることを特徴としたものである。
上記の手段によって、ピエゾ圧電素子の所定の周波数で
駆動させた場合に、ピエゾ圧電素子の駆動に追従して流
体抵抗部の底部を上下動させることができ、これに伴う
流体抵抗部の構造的な伸縮変形によって、駆動周波数に
応じて流体抵抗値を変えることができる。
【0020】(実施例2)前記ピエゾ圧電素子の駆動形
態としては、振動板層3(又は、及びポリイミドフィル
ム4)を持ち上げるプッシュモードと振動板層3を引き
下げるプルモードがある。圧力室5にインクが充填され
ている状態を初期状態として説明すると、まず、第1の
工程としてプッシュモードによって圧力室を加圧する。
この時、振動板層3はピエゾ圧電素子2によって持ち上
げられることによって圧力室5内が加圧されるという従
来の効果に加えて、本発明の手段によれば、流体抵抗路
の間口が狭くなり抵抗値が増加するので、従来と比較し
て、圧力室5から流体抵抗路11へのインクの逆流防止
効果を高くすることができる。これにより、圧力室5の
加圧効率も従来構成のヘッドよりも改善されるので、イ
ンクの噴射効率を改善できるという効果がある。第2の
工程としてプルモードによって圧力室5も減圧すること
によって圧力室側の圧力を共通液室12の内圧よりも低
くすることによって、共通液室12側から圧力室5側へ
インクが流れるようにする。このプルモード工程におい
て、流体抵抗部11の間口が広がるので、従来構成のヘ
ッドよりも早くインクを圧力室に供給できる。
【0021】(実施例3)前記実施例2における第2工
程のプルモードにおけるピエゾ圧電素子の引下げ量をヘ
ッドの駆動周波数によって変えることによって、各周波
数に対応して流体抵抗路12の抵抗値を変えることがで
きる。一般に、駆動周波数が高くなるに従い、圧力室5
へのインク供給が追いつかなくなる傾向がある。この不
具合を解消する手段として、駆動周波数の増加に応じ
て、プルモードにおける流体抵抗値を下げるという手段
を取ることができる。すなわち、駆動周波数の増加に対
して、プルモードにおけるピエゾ圧電素子の引下げ量を
増加する方向でピエゾ圧電素子2の駆動を制御するよう
にする。図3及び図4における矢印A,Bの長さは引き
下げ量を模式的に表したもの、図3は低周波駆動時プル
モードの引き下げ量Aを、図4は高周波駆動時プルモー
ドの引き下げ量Bを示している。
【0022】(請求項3)請求項3の発明は、流体抵抗
値をヘッドの駆動周波数に応じて可変制御するようにし
たインクジェットヘッドであり、そのヘッドと、請求項
2記載の流体抵抗値可変制御をピエゾ圧電素子の駆動周
波数を変えることによって行うようにしたことを特徴と
するものである。上述した請求項2の発明内容に関する
説明からこの請求項3で提案されるヘッドが、ヘッドの
駆動周波数に応じて流体抵抗値を可変制御し、ヘッドを
高周波で駆動させた場合に発生する圧力室部へのインク
供給不足の問題を解消することができるという、従来に
ない機能をもつことが理解できる。
【0023】(実施例4)図5は、請求項3の発明の実
施例を説明するための要部概略構成図で、ヘッドは複数
の圧力室5が並べて配置されていて、各々の圧力室5に
対し、液滴噴射ノズル8に連通する流路6、圧力室5に
インクを充填する流体抵抗路11、振動板3(又は及び
ポリイミドフィルム4)、振動板駆動素子(ピエゾ圧電
素子)2等が備わっている。各々の流体抵抗路11は共
通液室12に接続されている。各々のピエゾ圧電素子2
は独立した周波数で駆動制御できる。流体抵抗路11の
底部はピエゾ圧電素子2の上下方向への駆動に伴い、流
路の間口が伸縮変形し、流体抵抗値がピエゾ圧電素子の
駆動によって可変制御できる。プッシュモード時には流
体抵抗路11の間口は縮小されて流体抵抗値が大きくな
り、圧力室5からのインクの逆流が生じ難い状態になる
ので、圧力室の加圧効果が改善され、インク滴の噴射効
率が向上する。プルモードでは圧力室5の内圧が減少
し、共通液室12の内圧より小さくなるため、流体抵抗
路11を介して共通液室12から圧力室5へインクが供
給される。この時、流体抵抗路11はピエゾ圧電素子2
によって間口が広がり流体抵抗値が小さくなるのでイン
クを早く圧力室に充填できる。
【0024】また、更にピエゾ圧電素子2の駆動周波数
が高い場合においては、前述のように、プルモード時の
引き下げ量を増大させることによって、流体抵抗値を更
に小さくして、流体抵抗路11内のインクが流れやすく
なるようにし、共通液室12から圧力室5へのインク充
填速度を上げることができる。このように、駆動周波数
に応じて流体抵抗値を変えることができるので、ヘッド
を高周波で駆動する際に圧力室5へのインク充填が間に
合わないという不具合点を解消することができる。従来
のヘッドでは流体抵抗値が一定であったため、駆動周波
数の帯域が広がった場合においては全ての駆動周波数帯
域において圧力室へのインクの充填が適正に行われるよ
うな流体抵抗路を設定することができず、このことが高
周波駆動ヘッドの実現、印字の高速化の実現の阻害要因
となっていたが、本発明によって上述の阻害要因を解決
することができる。
【0025】(請求項4)請求項4の発明は、図6に示
すように、圧力室5に対する圧力制御と、流体抵抗部1
1の流体抵抗可変制御部を分離して構成配置させたこと
を特徴とするものであり、図示のように圧力室5の底部
に振動板層3(又は、及びポリイミドフィルム4)を介
して当接する領域と、流体抵抗部11の底面に振動板層
3を介して当接する領域に対し、ピエゾ圧電素子を分離
して構成配置したもので、ピエゾ圧電素子2によって圧
力室部5の振動板を振動させ、ピエゾ圧電素子14によ
って流体抵抗部11の振動板を振動させるようにしたも
のである。圧力室部5への加減圧の調整のよって吐出さ
せるインク滴を小滴化させたり、あるいは、インク滴噴
射後のメニスカス面の残留振動を減退させる等の目的を
達成するためにはピエゾ圧電素子の駆動波形が複雑化
し、一回のインク滴吐出のために複数回のプル、プッシ
ュモードの駆動を行うことになる。
【0026】上述のような複雑な吐出制御を行う場合に
は、図1,図2に示した構成配置では、圧力室部5の圧
力制御用のピエゾ圧電素子と流体抵抗部11の抵抗値制
御用のピエゾ圧電素子を1つのピエゾ圧電素子で兼用し
ているため、流体抵抗値の調整タイミングが圧力室部の
圧力制御のタイミングと同期してしまうので、吐出が完
了する前に流体抵抗値が低下して圧力室にインクが流入
し、圧力室内のインク量が適正値を超えてしまう等の不
具合が生じる可能性がある。そこで、請求項4の発明で
は、図6に示すように、圧力室の内圧を制御するピエゾ
圧電素子2と流体抵抗値を制御するピエゾ圧電素子14
を分離して構成配置させた。分離した各々のピエゾ素子
は独立に作動させることができるので、上述のような圧
力室部の内圧の複雑な制御によるインクの小滴化や、メ
ニスカス振動の減退などを実現すると同時に、インク滴
の吐出が行われる過程においては流体抵抗値を上げ、イ
ンク滴の吐出完了後には流体抵抗値を下げて圧力室への
インク供給効率を上げることができ、駆動周波数に応じ
て流体抵抗値を下げ、高周波駆動時にもインク供給を確
保できるという本発明の主旨を満たすことができる。
【0027】なお、図6に示した実施例においては、加
圧室部2の底部には、D33積層型のピエゾ圧電素子を
配設し、流体抵抗部11の底部にはD31積層型のピエ
ゾ圧電素子14を配置しているが、これは、図6を見て
理解される通り、流体抵抗部11の領域が狭いため、こ
の領域にD33積層型ピエゾ圧電素子を構成することが
困難であることによるものである。
【0028】(請求項5)請求項5の発明は、請求項4
の発明において、圧力室5の底部と、流体抵抗路11の
底面部の各々に対して、分離して接合されたピエゾ圧電
素子2,14の変位量ないし変位の位相を独立に制御さ
せるようにしたことを特徴とするもの、すなわち、圧力
室5に対する圧力制御と、流体抵抗路11の流体抵抗可
変制御を分離して行うものである。圧力室部5への加減
圧の調整によって吐出させるインク滴を小滴化させた
り、あるいは、インク滴噴射後のメニスカス面の残留振
動を減衰させる等の目的を達成するためには、ピエゾ圧
電素子の駆動波形が複雑化し、一回のインク滴吐出のた
めに複数回のプル、プッシュモードの駆動を行うことに
なる。このような複雑な吐出制御を行う場合には、図
1,図2の発明では、圧力室部5の圧力制御用のピエゾ
素子と流体抵抗路が抵抗値制御用のピエゾ素子を兼用し
ているため、流体抵抗値の調整タイミングが圧力室部の
圧力制御のタイミングと同期してしまうので、吐出が完
了する前に流体抵抗値が低下して圧力室にインクが流入
し、圧力室内のインク量が適正値を超えてしまう等の不
具合が生じる可能性がある。
【0029】請求項5の発明は、圧力室の内圧を制御す
るピエゾ素子と流体抵抗値を制御するピエゾ圧電素子を
分離し、各々を独立に駆動させるという手段によって上
述の不具合を解消するものである。分離した各々のピエ
ゾ素子は独立に作動させるという手段によって、上述し
たような圧力室部の内圧の複雑な制御によるインクの小
滴化や、メニスカス振動の減衰などを実現すると同時
に、インク滴の吐出が行われる過程においては流体抵抗
値を上げ、インク滴の吐出完了後には流体抵抗値を下げ
て圧力室へのインク供給効率を上げることができ、駆動
周波数に応じて流体抵抗値を下げ、高周波駆動時にもイ
ンク供給を確保できるという発明の主旨を満たすことが
できるようにしたものである。
【0030】(請求項6)請求項6の発明は、流体抵抗
値をヘッドの駆動周波数に応じて可変制御するインクジ
ェットヘッドの提案であり、図7は、低周波駆動プルモ
ード時、図8は、高周波駆動プルモード時の動作説明
図、図9はノズルの並び方向の断面図で、ピエゾ圧電素
子14に対する振動板引き下げ量は、矢印B1,B2に
示すように、高周波駆動時に大きく、特に、吐出させる
インク滴の小滴化や、インク滴吐出後のメニスカス残留
振動の抑制等を実現するために、圧力室に対するピエゾ
素子のプッシュ、プル駆動を一回の吐出周期において複
雑に合成して内圧を制御するような場合においても、流
体抵抗値をヘッドの駆動周波数に応じて可変制御し、高
周波駆動時に特に問題となる圧力室へのインク供給不足
を解消できるインクジェットヘッドの提案で、請求項4
記載の流体抵抗値をピエゾ圧電素子の駆動周波数によっ
て変えようとするものである。上述した請求項4および
請求項5の発明に関する説明から、請求項6で提案され
るヘッドが、ヘッドの駆動周波数に応じて流体抵抗値を
可変制御し、ヘッドを高周波で駆動させた場合に発生す
る圧力室部へのインク供給不足の問題を解消することが
できるという、従来にない機能をもつことが理解でき
る。
【0031】(請求項7)請求項7の発明は、上述の請
求項請1乃至6のいずれかの構成配置もしくは手段を特
徴とするインクジェットヘッドを搭載したインクジェッ
トプリンタの提案である。このプリンタは、給紙部から
供給された印刷媒体上にインクジェットヘッドにてイン
ク滴を吐出させることによって画像もしくは文字を描画
するものであって、ヘッドは印刷媒体の搬送方向に対し
て直交する方向(主走査方向)への走査手段を与え、一
回の主走査の完了と共に印刷媒体を主走査方向と直交す
る方向(副走査方向)に微少量搬送、停止させ、再度ヘ
ッドを主走査させながらインク滴を吐出させて画像もし
くは文字を描画するという工程を繰り返し行うことで、
印刷媒体上に画像もしくは文字を描画するものである。
ヘッドの主走査方向の非印刷対象領域にはヘッドのキャ
ッピング、気泡排出機構を構成し、ヘッドの目詰まりを
防止させる等の処置が取られる。あるいは、ヘッドへの
インク供給用のインクタンクを設け、定期的にヘッド内
に設けたインクリザーバタンクへインクの供給を行うも
のである。
【0032】また、プリンタはパソコン等の外部装置か
ら送信される、印刷すべき画像乃至文字情報を受信し、
かかる受信情報をドット情報に変換することによって、
多数のインク滴によるドットの集合体として画像乃至文
字を印刷媒体上に描画するものである。描画する画像情
報は画像処理ソフトウェアによって例えば文字の輪郭を
スムーズに修正したり、画像のコントラストを調整した
り、誤差分散手法によって画像のムラが目立ち難くなる
ような工夫を与えることができる。
【0033】プリンタ本体に関する機構構成乃至その機
能は、上記の内容に限定されるものではないが、本発明
は、請求項1乃至6迄の説明において明らかなように、
本発明によるインクジェットプリンタは、特に、高周波
で駆動させた際にもこれに対応してヘッドの流体抵抗値
を滴正なる値に調整する機構手段をもって、ヘッドの液
室へのインク充填を速やかに行うことができるため、イ
ンク供給不足によるインク滴噴射特性の乱れを是正する
ことが可能であり、もって、広い駆動周波数帯域におい
て安定にインク滴を吐出させることができるので、印刷
媒体上ではインク滴の着弾位置のずれが少なくなり、描
画される画像の品質も改善されることになる。
【0034】
【発明の効果】(請求項1乃至3の発明の作用効果)高
周波駆動対応インクジェットヘッドにおけるインク供給
問題を改善するように、高周波駆動型ヘッドのインク供
給路として重要な役割を担う流体抵抗路の流体抵抗値を
駆動周波数に応じて任意に調整するようにしたもので、
これによって、各々の駆動周波数に対して最適なる流体
抵抗値を与え、ヘッドの液室へのインク供給を安定に行
うことができ、もって、ヘッドの噴射特性の改善に寄与
するものである。これによって、高速印刷時にも従来よ
りも画像品質の高い印刷性能を有するインクジェットヘ
ッドの提供が可能になる。
【0035】(請求項4乃至6の発明の作用効果)請求
項1乃至3の作用効果に加えて、液室の圧力調整機構と
流体抵抗路の抵抗値の調整機構を分離させることによ
り、インクの小滴化やメニスカス残留振動の抑制等、液
室圧力調整機構部が受けもつ機能と独立に流体抵抗値の
調整が可能であり、もって、より高機能かつ高周波駆動
対応ヘッドの特性、特に、液室へのインク供給の駆動周
波対応性を改善することができる。
【0036】(請求項7の発明の作用効果)従来のイン
クジェットプリンタと比較して、特に広い駆動周波帯域
に対し、より安定性に優れた画像品質を得ることがで
き、特に高周波駆動時においてもインク供給の安定性が
向上し、今後の趨勢として重要性の高まる高速印刷のニ
ーズに対し、性能の優位なプリンタを供給できる。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるインクジェットヘッドの一実施
例を説明するための要部(主走査方向)断面構成図であ
る。
【図2】 本発明によるインクジェットヘッドの他の実
施例を説明するための要部(主走査方向)断面構成図で
ある。
【図3】 図1又は図2に示したインクジェットヘッド
の低周波駆動時のプルモード状態を示す断面構成図であ
る。
【図4】 図1又は図2に示したインクジェットヘッド
の高周波駆動時のプルモード状態を示す断面構成図であ
る。
【図5】 1又は図2に示したインクジェットヘッドの
要部(副走査方向)断面構成図である。
【図6】 本発明によるインクジェットヘッドの他の実
施例を説明するための要部(主走査方向)断面図であ
る。
【図7】 図6に示したインクジェットヘッドの低周波
駆動時プルモードの状態を示す図である。
【図8】 図6に示したインクジェットヘッドの高周波
駆動時プルモードの状態を示す図である。
【図9】 図6に示したインクジェットヘッドの要部
(副走査方向)断面構成図である。
【図10】 従来のインクジェットヘッドの要部(主走
査方向)断面構成図である。
【符号の説明】
1…基板、2…圧電素子(積層型)、3…SUS振動板
(又はダイヤフラム振動板)、4…ポリイミドフィル
ム、5…圧力室、6…液滴噴射流路、7…ノズル板、8
…噴射ノズル、9…ヘッド筐体、10…フレーム(支持
固定部材)、11…流体抵抗路、12…共通液室、13
…電極層、14…流体抵抗制御用ピエゾ圧電素子。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド筐体の内部に並置形成された複数
    の圧力室の各々が、少なくとも、先端部に液滴噴射ノズ
    ルを備えた液滴噴射流路と、共通液室から前記圧力室に
    インク供給する流体抵抗流路と連結されて成り、前記圧
    力室の底面と振動板、該振動板と積層型ピエゾ圧電素子
    を接合し、該ピエゾ圧電素子の振動板接合面と対向側の
    面を固定基板と接合し、前記ヘッド筐体の底面と前記固
    定基板をフレームにより接合固定し、前記ピエゾ圧電素
    子により前記振動板を上下動して前記圧力室の内圧を制
    御して前記ノズルからインク滴を噴射させるインクジェ
    ットヘッドにおいて、前記圧力室の側端に設けた前記流
    体抵抗流路部の底面が前記振動板と接合されており、か
    つ、その下に前記ピエゾ圧電素子が接合された構成を有
    することを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 ヘッド筐体の内部に並置形成された複数
    の圧力室の各々が、少なくとも、先端部に液滴噴射ノズ
    ルを備えた液滴噴射流路と、共通液室から前記圧力室に
    インク供給する流体抵抗流路と連結されて成り、前記圧
    力室の底面と振動板、該振動板と積層型ピエゾ圧電素子
    を接合し、該ピエゾ圧電素子の振動板接合面と対向側の
    面を固定基板と接合し、前記ヘッド筐体の底面と前記固
    定基板をフレームにより接合固定し、前記ピエゾ圧電素
    子により前記振動板を上下動して前記圧力室の内圧を制
    御して前記ノズルからインク滴を噴射させるインクジェ
    ットヘッドにおいて、前記圧力室の側端に設けた流体抵
    抗流路部の底面を前記振動板と接合し、かつ、その下に
    前記ピエゾ圧電素子を接合し、該ピエゾ圧電素子の駆動
    に追従して前記流体抵抗流路部の抵抗値を可変制御させ
    ることを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記流体抵抗流路部の抵抗値を変化させ
    る可変手段を有する事を特徴とする請求項1又は2に記
    載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 ヘッド筐体の内部に並置形成された複数
    の圧力室の各々が、少なくとも、先端部に液滴噴射ノズ
    ルを備えた液滴噴射流路と、共通液室から前記圧力室に
    インク供給する流体抵抗流路と連結されて成り、前記圧
    力室の底面と振動板、該振動板と積層型ピエゾ圧電素子
    を接合し、該ピエゾ圧電素子の振動板接合面と対向側の
    面を固定基板と接合し、前記ヘッド筐体の底面と前記固
    定基板をフレームにより接合固定し、前記ピエゾ圧電素
    子により前記振動板を上下動して前記圧力室の内圧を制
    御して前記ノズルからインク滴を噴射させるインクジェ
    ットヘッドにおいて、前記圧力室の底面部と、前記流体
    抵抗流路部の底面部の各々に対し、それぞれ分離された
    ピエゾ圧電素子を有することを特徴とするインクジェッ
    トヘッド。
  5. 【請求項5】 ヘッド筐体の内部に並置形成された複数
    の圧力室の各々が、少なくとも、先端部に液滴噴射ノズ
    ルを備えた液滴噴射流路と、共通液室から前記圧力室に
    インク供給する流体抵抗流路と連結されて成り、前記圧
    力室の底面と振動板、該振動板と積層型ピエゾ圧電素子
    を接合し、該ピエゾ圧電素子の振動板接合面と対向側の
    面を固定基板と接合し、前記ヘッド筐体の底面と前記固
    定基板をフレームにより接合固定し、前記ピエゾ圧電素
    子により前記振動板を上下動して前記圧力室の内圧を制
    御して前記ノズルからインク滴を噴射させるインクジェ
    ットヘッドにおいて、前記圧力室の底面部と、前記流体
    抵抗路部の底面部の各々に対し、分離されたピエゾ圧電
    素子を接合し、各々のピエゾ圧電素子の変位量又は変位
    の位相を独立に制御させることを特徴とするインクジェ
    ットヘッド。
  6. 【請求項6】 ヘッド筐体の内部に並置形成された複数
    の圧力室の各々が、少なくとも、先端部に液滴噴射ノズ
    ルを備えた液滴噴射流路と、共通液室から前記圧力室に
    インク供給する流体抵抗流路と連結されて成り、前記圧
    力室の底面と振動板、該振動板と積層型ピエゾ圧電素子
    を接合し、該ピエゾ圧電素子の振動板接合面と対向側の
    面を固定基板と接合し、前記ヘッド筐体の底面と前記固
    定基板をフレームにより接合固定し、前記ピエゾ圧電素
    子により前記振動板を上下動して前記圧力室の内圧を制
    御して前記ノズルからインク滴を噴射させるインクジェ
    ットヘッドにおいて、前記圧力室の底面部と、前記流体
    抵抗路部の底面部の各々に対し、分離されたピエゾ圧電
    素子を接合し、各々のピエゾ圧電素子の駆動周波数を独
    立に制御させることを特徴とするインクジェットヘッ
    ド。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに該当するイ
    ンクジェットヘッドを搭載したことを特徴とするインク
    ジェットプリンタ。
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