JP2001060089A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JP2001060089A JP2000208749A JP2000208749A JP2001060089A JP 2001060089 A JP2001060089 A JP 2001060089A JP 2000208749 A JP2000208749 A JP 2000208749A JP 2000208749 A JP2000208749 A JP 2000208749A JP 2001060089 A JP2001060089 A JP 2001060089A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 楽器演奏が自動演奏に対し大きくずれた場合
にも、これによって歌唱者や他の演奏者の演奏が邪魔さ
れることがないようにする。 【解決手段】 データ比較部18では、自動演奏による
楽音と楽器4〜7の演奏による楽音とを比較し、その比
較結果を出力する。この比較結果に基づき、補正回路部
21が出力の切換制御を行う。すなわち、自動演奏中に
いずれかの楽器が演奏されると、その演奏が自動演奏と
合っている場合にはマイナスワンデータ作成部19の出
力と当該楽器からの外部入力が選択され、自動演奏の該
当パートの楽音に置き換わって楽器演奏音が出力され
る。一方、楽器の演奏が自動演奏と大きくずれている場
合には楽器演奏は無視され、自動演奏音がそのまま出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、歌唱者に伴奏演奏を提供する
カラオケ装置が知られている。かかるカラオケ装置を使
用する場合、カラオケを歌唱に付ける伴奏演奏として利
用するのみならず、カラオケの演奏に合わせて楽器演奏
を楽しみたい場合がある。例えば、歌のレクレーション
などの集まりにおいては、誰かが音楽に合わせて歌唱し
ていると、タンバリン等の楽器を持っている者がその場
を盛り上げるために歌に合わせて伴奏に参加するという
光景がよく見られる。こうしたことをカラオケの演奏中
に行うことを考えた場合、カラオケ装置を楽器が演奏さ
れてないパートのみを演奏する、いわゆる汎用のマイナ
ス演奏を行う装置として機能させることができれば、カ
ラオケの楽しみ方がさらに増すことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うにカラオケ装置を汎用のマイナス演奏を行う装置とし
て用いることを考えた場合、楽器演奏者の演奏が上手で
ある場合には歌唱者にとって何ら支障はないが、楽器演
奏者の演奏技術が未熟なためにその演奏がカラオケの演
奏と大きくずれているような場合には、歌唱者はカラオ
ケの正しい伴奏を聞き取り難くなり、かえって歌いづら
くなるという問題がある。
【0004】この発明は、以上説明した事情に鑑みてな
されたものであり、楽器演奏が自動演奏に対してずれた
場合にもこれによって歌唱者や他の演奏者の演奏が邪魔
されることを回避することができるカラオケ装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係るカラオケ装置は、与えられた楽音
情報に応じた楽音を生成可能な音源と、1または複数パ
ートからなる楽曲に対応した第1の楽音情報を取得する
第1の情報取得手段と、所定の演奏装置から、演奏動作
に応じた第2の楽音情報を取得する第2の情報取得手段
と、前記第1の楽音情報のうち前記第2の楽音情報のパ
ートに対応する部分に応じた楽音と、当該第2の楽音情
報に応じた楽音との間で特徴量を比較し両者の誤差を検
出する比較手段と、前記比較手段によって検出される誤
差に応じて、前記第1の楽音情報のうちの前記第2の楽
音情報のパートに対応する部分、または当該第2の楽音
情報のうちの一方を選択する選択手段と、前記選択手段
によって選択された楽音情報を前記音源に出力するか否
かを切換える出力切換手段とを具備することを特徴とし
ている。ここで、上記カラオケ装置においては、前記選
択手段は、前記誤差が所定のしきい値より大きい場合、
前記第1の楽音情報のうちの前記第2の楽音情報のパー
トに対応する部分を選択し、前記誤差が所定のしきい値
より小さい場合、前記第2の楽音情報を選択するとして
もよい。さらに、上記課題を解決するため、本発明に係
るカラオケ装置は、与えられた楽音情報に応じた楽音を
生成可能な音源と、1または複数パートからなる楽曲に
対応した第1の楽音情報を取得する第1の情報取得手段
と、所定の演奏装置から、演奏動作に応じた第2の楽音
情報を取得する第2の情報取得手段と、前記第1の楽音
情報のうち前記第2の楽音情報のパートに対応する部分
に応じた楽音と、当該第2の楽音情報に応じた楽音との
間で特徴量を比較し両者の誤差を検出する比較手段と、
前記第2の楽音情報を、前記第1の楽音情報のうち当該
第2の楽音情報のパートに対応する部分に基づいて修正
する修正手段と、前記比較手段によって検出される誤差
に応じて、前記第2の楽音情報または前記修正手段によ
って修正された第2の楽音情報のうちの一方を選択する
選択手段と、前記選択手段によって選択された楽音情報
を、前記音源に出力するか否かを切換える出力切換手段
とを具備することを特徴としている。ここで、このカラ
オケ装置においては、前記選択手段は、前記誤差が所定
のしきい値より大きい場合、前記修正手段によって修正
された第2の楽音情報を選択し、前記誤差が所定のしき
い値より小さい場合、前記第2の楽音情報を選択するよ
うにしてもよい。さらに、上記各構成のカラオケ装置に
おいては、前記所定の演奏装置は、与えられた演奏情報
に応じた楽音を生成可能な演奏装置側音源を備え、前記
出力切換手段は、前記選択手段によって選択された楽音
情報を前記音源に出力するか前記演奏装置側音源に出力
するかを切換えるようにしてもよい。また、前記所定の
音源が、与えられた楽音情報に応じた楽音を生成可能な
演奏装置側音源を備えているか否かを判定する判定手段
を具備し、前記出力切換手段は、前記所定の演奏装置が
前記演奏装置側音源を備えていると判定された場合、前
記選択手段によって選択された楽音情報を、前記音源ま
たは当該演奏装置側音源のいずれか一方に出力し、前記
所定の演奏装置が前記演奏装置側音源を備えていないと
判定された場合、前記選択手段によって選択された楽音
情報を、前記音源に出力するか否かを切換えるようにし
てもよい。さらに、上記各構成のカラオケ装置において
は、前記選択手段によって選択された楽音情報の出力先
を、前記出力切換手段に対して指定する指定手段を設け
るようにしてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。 A:第1実施形態 (1)全体構成 図1は本発明の第1実施形態に係るカラオケ装置の構成
を示すブロック図である。本実施形態に係るカラオケ装
置は、歌唱用のカラオケ装置として機能する他、楽器用
のカラオケ装置としても機能する。図1において、カラ
オケ用プロセッサ1は、図示しないCPU、ROM、R
AM等のハードウェアからなっており、CPUがROM
に記憶された制御プログラムを実行することにより種々
の信号処理を行い、後述する各部に対応する機能を実現
する。
【0007】2はフロッピー(登録商標)ディスクドラ
イブ(以下、FDDという)であり、MIDI(Musical
Instrument Digital Interface)フォーマットに従って
記述された自動演奏データを図示しないフロッピーディ
スクから読み出しこれをカラオケ用プロセッサ1のMI
DI入力端子MIN1へ出力する。また、カラオケ用プ
ロセッサ1には、図示しないホストコンピュータ等から
通信回線3を介して供給される自動演奏データ(MID
Iデータ)がMIDI入力端子MIN2より入力され
る。カラオケ用プロセッサ1は、MIDI入力端子MI
N2より入力した自動演奏データをフロッピーディスク
に格納する場合、該データをMIDI出力端子MOUT
1よりFDD2へ転送する。
【0008】次に、4〜6は、それぞれMIDI入出力
インタフェースを有する音源内蔵型の楽器(例えば電子
ピアノ、電子ドラム、その他の電子楽器等)である。こ
れらの楽器4〜6は、それぞれの演奏操作に対応したM
IDIデータをカラオケ用プロセッサ1のMIDI入力
端子MIN3〜MIN5へ出力する。また、7は音源を
有しない楽器(例えばエレキギター等)であり、演奏操
作に対応した楽音信号をカラオケ用プロセッサ1のオー
ディオ入力端子AIN1へ出力する。また、8はマイク
であり、歌唱音声を電気信号(音声信号)に変換し、こ
れをカラオケ用プロセッサ1のマイク入力端子AIN2
へ出力する。
【0009】次に、9はパワーアンプであり、カラオケ
用プロセッサ1のオーディオ出力端子AOUTから供給
されるオーディオ信号を増幅しこれを左右出力チャネル
より出力する。このパワーアンプ9の左右チャネル出力
は、それぞれスピーカSP1,SP2に供給され、楽音
として発音される。
【0010】さらに、10はLCD(Liquid Crystal Di
splay)パネル等からなる表示装置であり、カラオケ用プ
ロセッサ1の映像出力端子VOUTから出力される画像
信号に基づき後述する楽譜情報等を表示する。
【0011】(2)カラオケ用プロセッサ1の詳細 次に、カラオケ用プロセッサ1の詳細について説明す
る。図1において、11は入力切替部であり、2つのM
IDI入力端子MIN1,2から入力される自動演奏デ
ータのいずれか一方を選択しこれを出力する。また、1
2〜15は、入力されるMIDIデータから音階(音の
高さ)、ベロシティ(音の強さ)、発音タイミング等の
特徴量(以下、楽音パラメータという)を抽出するパラ
メータ検出部であり、16,17は、入力される楽音信
号から同じく楽音パラメータを抽出するパラメータ検出
部である。
【0012】すなわち、パラメータ検出部12は、入力
切替部11を介し入力されるMIDIデータ(以下、自
動演奏データという)から楽音パラメータを抽出し、パ
ラメータ検出部13〜15は、各々楽器4〜6から供給
されるMIDIデータより楽音パラメータを抽出し、パ
ラメータ検出部16は、楽器7からアッテネータ(AT
T)を介し供給される楽音信号(オーディオ信号)より
楽音パラメータを抽出し、さらにパラメータ検出部17
は、マイク8からアッテネータ(ATT)を介し供給さ
れるボーカル信号(オーディオ信号)より楽音パラメー
タを抽出する。
【0013】次に、18はデータ比較部であり、楽器4
〜7およびマイク8からの外部入力とこれらに対応する
パートの自動演奏データとの間で各々楽音パラメータの
比較を行う。ここで、楽器4〜6の演奏パートについて
は、例えばMIDIデータのプログラムチェンジによっ
て指定された音色情報に基づき特定可能である。楽器7
については、楽器の種類が一意に決まっている場合には
特に識別を要しないが、決まっていない場合には楽器の
種類を識別する必要がある。また、データ比較部18
は、一定の場合、楽音パラメータを比較するために外部
入力のキー(音階)を補正する処理を行うが、これにつ
いては後に詳しく説明する。
【0014】次に、19はマイナスワンデータ作成部で
あり、後述する一定の条件が満たされる場合に、自動演
奏データから楽器演奏に対応するパートの情報をマイナ
ス(除去)する処理を行う。このマイナスワンの処理
は、楽器演奏が行われる場合に自動演奏の対応するパー
トに代えて楽器演奏による楽音を出力するために行われ
るものである。
【0015】次に、20はキーコントロール部である。
ここでキーコントロールとは、主として歌唱者が歌いや
すいキー(音階)で歌唱することを可能にすべく伴奏音
のキーをシフトさせるものである。本実施形態において
は、自動演奏による伴奏のキーコントロールの他に、外
部入力される楽器演奏のキーコントロールが可能であ
る。すなわち、自動演奏のキーコントロールが行われる
と、これに合わせて楽器演奏者もキーをシフトさせて演
奏する必要があるが、演奏者の技術レベルによってはキ
ーをシフトさせて演奏することが困難な場合もある。そ
こで、自動演奏のキーコントロールを行う場合には、そ
れに合わせて外部入力のキーコントロールをも行うこと
が可能になっている。そして、キーコントロール部20
は、操作者による自動演奏のキーコントロールのオン/
オフ、キーシフト量、および外部入力のキーコントロー
ルのオン/オフの設定操作を受け付け、その設定内容に
対応した信号を補正回路部21および表示装置10へ出
力する。
【0016】補正回路部21は、データ比較部18にお
ける比較結果と操作者による出力先の選択結果(すなわ
ち、カラオケ装置と楽器のどちらから出力するか)に応
じて、演奏出力の態様を制御する。また、キーコントロ
ールの処理も、この補正回路部21において行われる。
なお、補正回路部21の詳しい処理内容については、実
施形態の動作として説明する。
【0017】次に、22は音源であり、補正回路部21
を介して供給される自動演奏データおよび楽器4〜6か
らの外部入力(MIDIデータ)に基づき楽音を合成
し、生成した楽音信号をオーディオ出力調整系23へ出
力する。オーディオ出力調整系23は、自動演奏出力、
楽器4〜7の演奏出力およびマイク8からのボーカル出
力の各系統ごとに設けられており、ノイズ等の高調波成
分を除去するフィルタ、周波数特性を補正するイコライ
ザ(EQ)、エコーやリバーブ等の各種効果を付与する
エフェクタ、およびボリュームレベルを調整するボリュ
ーム調整部からなっている。これら各部の調整量は、各
系統ごとに所望の値に調整可能となっている。
【0018】24はミキシング部であり、オーディオ出
力調整系23から出力される各系統の信号を混合し、そ
の混合信号を出力する。また、25はボリューム調整部
であり、ミキシング部24から出力される混合信号のボ
リュームレベルを調整する。さらに、26はアンプ部で
あり、ボリューム調整部25の出力を増幅しこれをカラ
オケ用プロセッサ1のオーディオ出力端子AOUTより
パワーアンプ9へ出力する。
【0019】(3)実施形態の動作 次に、図2に示すフローチャートを参照し、上記構成か
らなる実施形態の動作について説明する。ただし、以下
の説明では、指定された楽曲の自動演奏データがFDD
2より読み出され、該データに基づき自動演奏が行われ
る一方、楽器4〜7による演奏と歌唱が行われているも
のとする。
【0020】まずステップC2において、検出部12〜
17が自動演奏による入力と楽器演奏による外部入力か
ら各々楽音パラメータを検出する。そして、ステップC
3において、データ比較部18が自動演奏と楽器演奏の
対応するパート間で各々楽音パラメータを比較し、その
誤差が所定のしきい値より大きいか否かを判断する。こ
の判断結果に応じて、補正回路部21は、自動演奏の対
応するパートより楽器演奏を優先して出力する楽器優先
モードと、楽器演奏による外部入力を修正して出力する
修正出力モードのいずれかに出力モードを切り換える。
以下、これらの出力モードを分けて説明する。
【0021】楽器優先モード 楽器演奏による音程、音強、発音タイミング等が自動演
奏の対応するパートに対し大きくずれていない場合、補
正回路部21は、その演奏パートの出力を楽器優先モー
ドとする。
【0022】楽器優先モードになると、マイナスワンデ
ータ作成部19は、楽器演奏に対応するパートの自動演
奏データをミュート(除去)し、マイナスワンされた自
動演奏データを補正回路部21へ出力する(ステップC
4)。これにより、当該パートの自動演奏が停止され
る。
【0023】補正回路部21では、当該楽器演奏による
外部入力がMIDIデータであるか否かを判断する(ス
テップC5)。すなわち、前述したように、演奏される
楽器には、MIDIデータを出力する楽器4〜6とオー
ディオ信号を出力する楽器7とがあり、MIDIデータ
か否かによって音源22を通すか否かを決定するからで
ある。
【0024】ここで、外部入力がMIDIデータである
と判断された場合、ステップC6に進み、楽音発生の態
様として楽器による音出しとカラオケ装置による音出し
のいずれが選択されているかを判断する。すなわち、本
実施形態では、楽器の方がカラオケ装置より音が良い場
合や楽器演奏の実感を楽しむ場合等を考慮して、楽器か
らの外部入力(MIDIデータ)を当該楽器へ戻してそ
の音源を用いて音出しする態様と、カラオケ装置の音源
22を用いて音出しする態様のいずれかを操作者が楽器
毎に選択できるようになっている。
【0025】ここで、楽器による音出しが選択されてい
る場合、補正回路部21は、その楽器からの外部入力を
当該楽器へ戻すよう出力先を切り換える。これにより、
楽器の音源を用いて楽音が発生される。一方、カラオケ
装置による音出しが選択されている場合、補正回路部2
1は、その楽器からの外部入力を音源22へ供給するよ
う出力先を切り換える。これにより、カラオケ装置内部
の音源22によって楽器演奏に対応した楽音が発生され
る。
【0026】また、前述のステップC5において、外部
入力がMIDIデータでないと判断された場合、補正回
路部21は、上述したMIDIデータの場合と同様、楽
器7による音出しとカラオケ装置による音出しのいずれ
が選択されているかを判断する(ステップC9)。ここ
で、楽器7による音出しが選択されている場合、楽器7
より入力されたオーディオ信号の出力をオフし、カラオ
ケ装置による音出しを禁止する(ステップC10)。こ
れにより、楽器7のみによる音出しが行われる。一方、
カラオケ装置による音出しが選択されている場合、楽器
7より入力されたオーディオ信号を当該装置内部のオー
ディオ系23〜26へ出力する。これにより、カラオケ
装置による音出しが行われる(ステップC11)。
【0027】修正出力モード 一方、楽器演奏による音程、音強、発音タイミング等が
自動演奏の対応するパートに対し大きくずれている場
合、補正回路部21は、その演奏パートの出力を修正出
力モードとする。
【0028】この修正出力モードにおいては、楽器演奏
による音が大きくずれている場合に、歌唱者やその他の
演奏者の演奏を邪魔することのないよう、当該楽器演奏
のパートを修正出力するものである。修正出力の態様と
しては、例えば以下の2つがある。第1の態様は、当該
楽器演奏による外部入力を無視して、対応するパートの
出力を自動演奏に切り換えるものである。また、第2の
態様は、当該楽器演奏に対応するパートの自動演奏デー
タを参照し、これに音程、音高等が近づくよう外部入力
に修正を加えた上で出力するものである。この場合、第
1の態様と異なり外部入力が完全に無視される訳ではな
いため、楽器演奏の音がある程度尊重されることにな
る。
【0029】そして、この修正出力モードにおいても、
上述した楽器優先モードにおけるステップC5〜C11
と同様、外部入力がMIDIデータであるか否か、楽器
による音出しか否かに応じて出力の態様が制御される
(ステップC12〜C16)。
【0030】こうして、曲の演奏が終わるまで、各演奏
パートについて上述したステップC2〜C16の動作が
繰り返される(ステップC17)。
【0031】また、上述した演奏動作と並行して、以下
のような表示処理が行われる。すなわち、表示装置10
は、背景映像や歌詞等の一般のカラオケ装置が行う表示
の他、楽器演奏をガイドするための各種情報を表示す
る。例えば、カラオケ用プロセッサ1は、自動演奏デー
タに含まれる音階情報やコード情報から楽譜情報を形成
するとともに、キーコントロール部20において指定さ
れた情報から演奏者に示すキーコン情報を形成し、これ
らを映像信号として表示装置10へ出力する。また、楽
器演奏と自動演奏との比較結果である楽音パラメータを
時系列でグラフ化し、これを映像信号として表示装置1
0へ出力する。これにより、表示装置10では、演奏と
並行して楽譜情報、キーコン情報および演奏比較情報を
表示し、演奏者をガイドする。
【0032】B:第2実施形態 次に、第2実施形態について説明する。本実施形態にお
ける基本的な構成は、図1に示す第1実施形態と同様で
あるので、説明を省略する。本実施形態が第1実施形態
と異なる点は、第1実施形態のように楽器演奏が自動演
奏に対して大きくずれた場合に修正出力モードとなる機
能に加え、そのずれがあったフレーズについては模範演
奏である自動演奏による繰り返し演奏(リピート演奏)
を行うところにある。このリピート演奏には、操作者に
よるマニュアル操作に応じてリピート演奏を行うマニュ
アルリピートモードと、操作者が予めモードを選択して
おくことにより自動的にリピート演奏を行うオートリピ
ートモードとがある。以下、これらのモードを分けて本
実施形態の動作を説明する。
【0033】(1)マニュアルリピートモードの場合 はじめに、図3および図4に示すフローチャートを参照
し、マニュアルリピートモードにおける動作を説明す
る。 自動演奏の動作 まず、自動演奏は、以下のようにして行われる。図3に
おいて、自動演奏の開始が指示されると(ステップC2
1)、まずRAM上の所定領域であるメモリBをクリア
しておく(ステップC22)。ここで、メモリBとは、
後述するリピート演奏のために、楽音パラメータの誤差
がしきい値より大きかったフレーズの演奏データを保持
しておくための記憶領域である。そして、FDD2から
自動演奏データの読み出しを行う(ステップC23)。
【0034】次いで、読み出した1フレーズ分の自動演
奏データ(以下、フレーズデータという)をメモリA
(RAM上のメモリBとは異なる所定領域)にセットす
る(ステップC26)。なお、自動演奏データには、フ
レーズ単位のリピート演奏を考慮して、フレーズの長さ
を識別するための情報が含められている。
【0035】次に、メモリAから自動演奏データを順次
読み出す(ステップC29)。この間、外部入力がなけ
れば、ステップC31の判断結果が「No」となり、図
4に示すステップC44に進む。ステップC44では、
読み出した演奏データに対し、設定に応じたキーコント
ロール処理を行い、さらにステップC45で音源22に
よる発音処理を行う。
【0036】上述したステップC29,C44,C45
の動作は、メモリAのフレーズデータがすべて読み出さ
れるまで繰り返され、これにより1フレーズ分の自動演
奏が行われる。そして、1フレーズの演奏が終了する
と、ステップC30の判断結果が「Yes」となり、再
びステップC26において次のフレーズデータがメモリ
Aにセットされ、上述したステップC29,C44,C
45の動作が繰り返される。こうした動作を繰り返すこ
とにより自動演奏が進行し、1曲の自動演奏データの読
み出しが終了すると、ステップC46の判断結果が「Y
es」となり、最後にメモリAをクリアして(ステップ
C47)、動作を終了する(ステップC48)。なお、
図3に示すステップC27では、メモリAのフレーズデ
ータが前フレーズに続く連続フレーズであるか否かを判
断しているが、曲の第1フレーズまたはリピート演奏で
ない限り連続フレーズとなるので、ここでの判断結果は
「Yes」となり、曲の途中で演奏が途切れる(すなわ
ち、後述するリピート演奏のための待機時間がセットさ
れる)ことはない。
【0037】外部入力があったときの動作 さて、上述した自動演奏に楽器演奏が加わると、楽器演
奏による外部入力が検出され、図3に示すステップC3
1の判断結果が「Yes」となる。これにより、処理は
ステップC32に進み、その外部入力と自動演奏データ
から各々楽音パラメータを抽出する。
【0038】ここで、後述するデータ比較の前処理とし
て、外部入力のキーコントロールがオンの設定になって
いるか否かを判断する(ステップC33)。すなわち、
キーコントロール部20においては、自動演奏のキーコ
ントロールに合わせて外部入力である楽器演奏のキーコ
ントロールを設定することが可能であるが、その設定が
オフになっている場合には、楽器演奏者が自らキーをシ
フトさせて演奏することになる。
【0039】この場合、後に行うデータ比較の処理(図
4に示すステップC35)では、キーをシフトして演奏
された音階とキーをシフトする前の自動演奏データの音
階とを比較するから、当然に両者は大きくずれることに
なる。このように、演奏者が自動演奏のキーに合わせて
演奏しているにもかかわらず、音がずれているとみなさ
れるという不都合が生じることから、キーコントロール
する前の自動演奏データとの比較のために外部入力のキ
ーを自動演奏のキーシフト量だけ逆方向に補正する(ス
テップC34)。例えば、自動演奏のキーコントロール
が高音側へ3度シフトする設定になっていれば、楽器演
奏による外部入力のキーを低音側に3度シフトさせる。
逆に、自動演奏のキーコントロールが低音側へ3度シフ
トする設定になっていれば、楽器演奏による外部入力の
キーを高音側に3度シフトさせる。これにより、正当な
データ比較が行われ、上述した不都合がなくなる。
【0040】一方、外部入力のキーコントロールがオン
の設定になっている場合には、楽器演奏者はキーをシフ
トすることなく演奏すればよい。この場合、楽器演奏に
よる外部入力はキーコントロール前の自動演奏データと
比較された後、自動演奏と同様にキーコントロール処理
が施される。したがって、この場合には上述したような
不都合は生じないため、データ比較のためのキー補正は
行われない。
【0041】さて、図4に示すステップC35おいて
は、外部入力と自動演奏データの対応するパートの間で
楽音パラメータの比較を行う。そして、その誤差が所定
のしきい値より大きいか否かを判断する(ステップC3
6)。ここで、楽音パラメータの誤差が小さい場合、さ
らにマイナスワン機能の設定がオンとなっているか否か
を判断する(ステップC37)。ここで、マイナスワン
の設定がオンとなっていれば、自動演奏に代えて楽器演
奏を優先させるべく、自動演奏データから外部入力に対
応するパートを除去しマイナスワンデータを作成する
(ステップC38)。なお、マイナスワン機能の設定が
オフとなっていれば、上述したマイナスワンの処理は行
わない。
【0042】一方、前述のステップC36において、楽
音パラメータの誤差がしきい値より大きい場合、当該楽
器演奏が歌唱者や他の演奏者の邪魔になるのを避けるべ
く、そのパートにおいては自動演奏を優先させるため、
上述したマイナスワンの処理を行わない。また、この場
合、現在の演奏がリピート演奏でなく(ステップC3
9)、かつ、演奏中のフレーズが新しいフレーズであれ
ば(ステップC40)、その後のリピート演奏に備えて
メモリAのフレーズデータをメモリBにセットしておく
(ステップC41)。さらに、この場合、外部入力によ
る楽音発生をオンするか否かが操作者によって設定可能
となっており、オンする設定になっていれば、ステップ
C42の判断結果が「No」となり、自動演奏との合奏
が可能となる。一方、特に設定をしなければ、ステップ
C42では外部入力のオフが標準設定であることから、
外部入力は出力されず、自動演奏データが出力される。
【0043】こうして、前述と同様、設定に応じてキー
コントロール処理を行った後(ステップC44)、発音
処理が行われる(ステップC45)。
【0044】リピート演奏の動作 操作者がリピートスイッチ(図示しないリピート演奏を
指示する操作子)を操作してリピート演奏を指示すると
(図3に示すステップC24)、処理はステップC25
に進み、メモリBのフレーズデータを読み出す。そし
て、ステップC26において、1フレーズ分のフレーズ
データをメモリAにセットする。
【0045】次に、メモリAのフレーズデータがその前
に演奏されたフレーズの連続フレーズであれば、ステッ
プC29に進む。一方、連続フレーズでない場合は、ス
テップC28に進み、メモリAの演奏が開始されるまで
の待機時間をセットした後、ステップC29に進む。こ
れにより、演奏者の準備時間が確保される。また、この
演奏の待機時間が経過するまで、表示装置10における
楽譜表示の進行も停止され、演奏と表示内容との同期が
とられる。
【0046】そして、前述の自動演奏の場合と同様にメ
モリAから演奏データが読み出され、これに基づきリピ
ート演奏されるとともに、楽器演奏による外部入力に対
応した処理が行われる。これにより、1フレーズ分の自
動演奏が終了すると、ステップC30の判断結果が「Y
es」となり、メモリBより次のリピート演奏用のフレ
ーズデータがメモリAに取り込まれ、同様に自動演奏が
行われる。このようにして、この動作が繰り返され、メ
モリBのデータがすべて演奏されると、ステップC46
の判断結果が「Yes」となり、メモリAをクリアした
後(ステップC47)、リピート演奏が終了する。
【0047】(2)オートリピートモードの場合 次に、オートリピートモードにおける動作について説明
する。このオートリピートモードは、オートリピートモ
ード設定用の操作子によって設定されるようになってい
る。オートリピートモードの設定がオンにされると、前
述のマニュアルリピートモードの処理に代えて、図5お
よび図6に示す処理が行われる。
【0048】すなわち、オートリピートモードにおいて
は、初回の自動演奏が終了した後、メモリBにデータが
存在すれば(ステップC78(図6参照))、その後、
ステップC79で、オートリピートモードの設定がオン
になっているか否かを判断し、オンの場合には、図5に
示すステップC54において、リピート演奏のために保
持しておいた上記誤差のあった部分の自動演奏データを
メモリBから読み出すようになっている。また、ステッ
プC78で、メモリBにデータが存在する限り、ステッ
プC79に進むため、メモリBにデータが無くなるま
で、すなわち、演奏誤差がしきい値より大きい限り、リ
ピート演奏が繰り返される。ただし、演奏の途中でオー
トリピートモードをオフにした場合は、ステップC8
1,C82に進み、演奏は終了する。その他の自動演奏
および外部入力に対応する処理等については、前述のマ
ニュアルリピートモードの場合と同様である。
【0049】なお、繰り返し演奏の態様としては、前述
のように、演奏誤差がしきい値より大きい間は、それが
小さくなるまで何回でもリピート演奏を行うようにして
もよいが、これに限らず、例えば1回のみ、あるいは2
回など、リピート回数の上限を定めるようにしてもよ
い。
【0050】このように、前述の第1実施形態では、楽
器演奏の誤差が大きい場合には歌唱者や他の演奏者の邪
魔にならないように修正出力を行うようにしたが、本実
施形態においては、正確な演奏を習得するという観点か
ら、操作者(通常、演奏者)の選択によりリピート演奏
を行うようにしている。この演奏練習という思想は、後
述する第3実施形態において、特化した形で具現化され
る。
【0051】C:第3実施形態 次に、第3実施形態について説明する。本実施形態は、
第2実施形態におけるリピート演奏機能を有するカラオ
ケ装置を楽器練習装置に特化して構成したものである。
図7は、本実施形態にかかる楽器練習装置の構成を示す
ブロック図である。この図において、図1に示す実施形
態と共通する部分については同一符号を付し、説明を省
略する。
【0052】また、図7に示す第3実施形態が図1に示
す実施形態と異なる点は、カラオケ装置ではなく楽器練
習装置として構成したことから、プロセッサ1′が音源
やオーディオ出力系を持たないところにある。また、こ
れに伴い、プロセッサ1′には、オーディオ入力端子A
IN1やマイク入力端子AIN2も設けられていない。
【0053】かかる構成により、本実施形態において
は、楽音の発生はすべて楽器4〜6の音源を用いて行わ
れる。すなわち、補正回路部21は、楽器演奏による外
部入力がない場合、その楽器に対応するパートの自動演
奏データを当該楽器へ出力し、その楽器の音源を用いて
楽音を発生させる。また、楽器演奏による外部入力があ
る場合には、既述した実施形態と同様、楽音パラメータ
の比較を行い、誤差が大きくない場合には、そのパート
については楽器演奏を優先させるべく、自動演奏データ
をマイナスワンして外部入力をその楽器へ返送し、楽音
を発生させる。一方、楽音パラメータの誤差が大きい場
合には、リピート演奏が指示されていれば、第2実施形
態と同様にそのフレーズをリピート演奏し、演奏練習の
機会を与える。また、演奏動作と並行して第1実施形態
において説明した表示処理をも行い、演奏者をガイドす
る。なお、この場合も、第2実施形態と同様、オートリ
ピートモードとマニュアルリピートモードの2つがあ
り、動作の詳細は図5および図6に示した通りである。
また、この場合も、第1実施形態において説明したのと
同様に、外部入力の誤差が大きい場合に修正出力を行う
動作モードを持たせることも可能である。
【0054】C:変形例 なお、本発明は、上述した実施形態に限らず、例えば以
下のような各種の変形が可能である。 (1)上記実施形態では、MIDIデータのプログラム
チェンジによって指定された音色情報から楽器4〜6の
演奏パートを特定したが、これ限らず、例えばプログラ
ムチェンジのようなデータを出力しない楽器が接続され
た場合には、カラオケ用プロセッサ1側から通信により
接続機種を問い合わせ、楽器の種類をチェックすること
により該当パートを特定するようにしてもよい。
【0055】(2)また、演奏データ(外部接続楽器の
出力を含む)のフォーマットは、MIDIに限らず、演
奏パートを特定できれば、その他のデータフォーマット
を採用してもよい。
【0056】(3)また、楽器の機種ごとに対応する接
続端子を設け、楽器が接続されている端子によって機種
を判別しマイナスすべきパートを特定してもよい。ある
いは、操作パネルから手動によりマイナスすべきパート
を指定するようにしてもよい。
【0057】(4)また、本発明にかかるプロセッサ
1,1′は、スタンドアローンのカラオケ装置や楽器練
習装置に搭載することも可能であるが、自動演奏データ
を公衆電話回線やISDNを介して配信する通信カラオ
ケシステムに適用することも可能である。
【0058】(5)また、上記実施形態では、楽器の生
演奏をマイナスワン処理の対象としたが、例えばボーカ
ルパート(メインボーカルあるいはコーラスパート)を
楽器演奏のパートと同様、マイナスワン処理の対象とす
るよう構成してもよい。この場合、自動演奏データの中
にボーカルパートのデータを含めておけばよい。
【0059】(6)また、リピート演奏の単位は、実施
形態のように1フレーズに限らず、これと異なる長さを
リピート演奏するようにしてもよい。
【0060】(7)さらに、本発明にかかるプロセッサ
1,1′を、例えばBGM(バック・グラウンド・ミュ
ージック)システムに利用することも可能である。これ
により、一部の演奏パートが楽器の生演奏であるBGM
システムを提供することが可能になる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
楽器演奏等に対応する第2の楽音信号が自動演奏等に対
応する第1の楽音信号に対し大きくずれた場合に、当該
第2の楽音信号に代えて対応するパートの第1の楽音信
号の信号成分を出力するので、歌唱者や他の演奏者の演
奏が邪魔されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】 同実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】 本発明の第2実施形態におけるマニュアルリ
ピートモードの動作を説明するためのフローチャートの
一部である。
【図4】 同フローチャートの他の一部である。
【図5】 同実施形態におけるオートリピートモードの
動作を説明するためのフローチャートの一部である。
【図6】 同フローチャートの他の一部である。
【図7】 本発明の第3実施形態の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1……カラオケ用プロセッサ、1′……楽器練習用プロ
セッサ、2……フロッピーディスクドライブ、3……通
信回線、4〜7……楽器(演奏装置)、8……マイク、
9……パワーアンプ、10……表示装置、11……入力
切替部、12〜17……パラメータ検出部、18……デ
ータ比較部(比較手段)、19……マイナスワン処理
部、20……キーコントロール部、21……補正回路部
(出力切換手段)、22……音源、23……オーディオ
出力調整系、24……ミキシング部、25……ボリュー
ム調整部、26……アンプ部、AIN1……オーディオ
入力端子、AIN2……マイク入力端子、AOUT……
オーディオ出力端子、MIN1〜MIN5……MIDI
入力端子(第1、第2の信号入力手段)、MOUT1〜
MOUT4……MIDI出力端子、SP1,SP2……
スピーカ、VOUT……映像出力端子。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた楽音情報に応じた楽音を生成
    可能な音源と、 1または複数パートからなる楽曲に対応した第1の楽音
    情報を取得する第1の情報取得手段と、 所定の演奏装置から、演奏動作に応じた第2の楽音情報
    を取得する第2の情報取得手段と、 前記第1の楽音情報のうち前記第2の楽音情報のパート
    に対応する部分に応じた楽音と、当該第2の楽音情報に
    応じた楽音との間で特徴量を比較し両者の誤差を検出す
    る比較手段と、 前記比較手段によって検出される誤差に応じて、前記第
    1の楽音情報のうちの前記第2の楽音情報のパートに対
    応する部分、または当該第2の楽音情報のうちの一方を
    選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された楽音情報を前記音源に
    出力するか否かを切換える出力切換手段とを具備するこ
    とを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、前記誤差が所定のしき
    い値より大きい場合、前記第1の楽音情報のうちの前記
    第2の楽音情報のパートに対応する部分を選択し、前記
    誤差が所定のしきい値より小さい場合、前記第2の楽音
    情報を選択することを特徴とする請求項1に記載のカラ
    オケ装置。
  3. 【請求項3】 与えられた楽音情報に応じた楽音を生成
    可能な音源と、 1または複数パートからなる楽曲に対応した第1の楽音
    情報を取得する第1の情報取得手段と、 所定の演奏装置から、演奏動作に応じた第2の楽音情報
    を取得する第2の情報取得手段と、 前記第1の楽音情報のうち前記第2の楽音情報のパート
    に対応する部分に応じた楽音と、当該第2の楽音情報に
    応じた楽音との間で特徴量を比較し両者の誤差を検出す
    る比較手段と、 前記第2の楽音情報を、前記第1の楽音情報のうち当該
    第2の楽音情報のパートに対応する部分に基づいて修正
    する修正手段と、 前記比較手段によって検出される誤差に応じて、前記第
    2の楽音情報または前記修正手段によって修正された第
    2の楽音情報のうちの一方を選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された楽音情報を、前記音源
    に出力するか否かを切換える出力切換手段とを具備する
    ことを特徴とするカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記誤差が所定のしき
    い値より大きい場合、前記修正手段によって修正された
    第2の楽音情報を選択し、前記誤差が所定のしきい値よ
    り小さい場合、前記第2の楽音情報を選択することを特
    徴とする請求項3に記載のカラオケ装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の演奏装置は、与えられた演奏
    情報に応じた楽音を生成可能な演奏装置側音源を備え、 前記出力切換手段は、前記選択手段によって選択された
    楽音情報を前記音源に出力するか前記演奏装置側音源に
    出力するかを切換えることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載のカラオケ装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の音源が、与えられた楽音情報
    に応じた楽音を生成可能な演奏装置側音源を備えている
    か否かを判定する判定手段を具備し、 前記出力切換手段は、 前記所定の演奏装置が前記演奏装置側音源を備えている
    と判定された場合、前記選択手段によって選択された楽
    音情報を、前記音源または当該演奏装置側音源のいずれ
    か一方に出力し、前記所定の演奏装置が前記演奏装置側
    音源を備えていないと判定された場合、前記選択手段に
    よって選択された楽音情報を、前記音源に出力するか否
    かを切換えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載のカラオケ装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段によって選択された楽音情
    報の出力先を、前記出力切換手段に対して指定する指定
    手段を具備することを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載のカラオケ装置。
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