JP2001060043A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001060043A
JP2001060043A JP11236205A JP23620599A JP2001060043A JP 2001060043 A JP2001060043 A JP 2001060043A JP 11236205 A JP11236205 A JP 11236205A JP 23620599 A JP23620599 A JP 23620599A JP 2001060043 A JP2001060043 A JP 2001060043A
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toner
developing device
image
image forming
forming apparatus
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JP11236205A
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English (en)
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Yoshinori Ozawa
義則 小澤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝集していないトナーの無駄な消耗を防ぎ必
要最小限のトナー消費で済み、さらに、トナー凝集体を
完全に行うことにより画像上にトナー凝集体や転写不良
部分が生ずるのを防止するトナー凝集体を除去する手段
を備える画像形成装置を提供する。 【解決手段】 複数のトナーBk、C、M、Yと現像装
置19とを備え、かつ、現像装置19内のトナー凝集体
を除去する手段を備える画像形成装置において、トナー
凝集体を除去する手段が、現像装置19の画像形成回数
に応じて現像装置19内に蓄積されるトナー凝集体を感
光体1に現像させて除去する画像形成装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ、レーザープリンタ等の画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やレーザープリンタなどの
電子写真方式の画像形成装置は、一般に感光体からなる
像坦持体上に静電潜像を形成し、この像坦持体上の静電
潜像を現像装置により現像剤で現像した後に紙や中間転
写体などに転写し、現像装置にはトナー容器からトナー
を補給して該トナーを現像剤と攪拌手段で攪拌してい
る。トナー容器中には、所定の大きさのトナー粒子より
も大きく凝集したトナーの凝集体があり、トナーととも
に現像装置に搬送される。トナー凝集体は画像形成時に
現像され、紙や中間転写体などに転写するときにそのト
ナー凝集体の周囲が転写不良になるという不具合があ
る。この問題を解決するための従来技術として現像装
置内に蓄積されたトナー凝集体を通常の画像形成方法と
同様の方法によって定期的に現像装置内からトナー凝集
体を除去するという技術がある。例えば、トナー凝集体
は、単位面積当たりのトナー付着量が少ない画像や文字
の画像には現像されにくく、単位面積当たりのトナー付
着量が多い画像には現像されやすいという性質がある。
このために、単位面積当たりのトナー付着量が少ない画
像等では、画像形成回数を多く行うと現像装置内にトナ
ー凝集体が多量に蓄積される。その後、単位面積当たり
のトナー付着量が多い画像等を形成すると、その単位面
積当たりのトナー付着量が多い部分にトナー凝集体及び
転写不良部分が紙上に現れるという不具合が生ずる。従
来技術では、この不具合を改善するための画像形成方法
としては、このトナー凝集体除去モードでは現像装置内
からトナー凝集体を除去する際に凝集していないトナー
も同時に消費する仕組みになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定期的
にトナー凝集体除去モードを実行するトナー凝集体除去
方法では、次のような不具合が生じる。単位時間当たり
の画像形成回数の少ないユーザにおいては、通常の画像
形成を含めた全トナー消費量に占めるこのトナー凝集体
除去モードに伴うトナー消費量の割合が高くなり、一定
量のトナーにおいて可能な通常の画像形成回数が少なく
なってしまうという不具合が生じる。一方、単位時間当
たりの画像形成回数の多いユーザにおいては、現像装置
内のトナー凝集体除去を十分におこなうことができず画
像上にトナー凝集体やその周囲の転写不良部分が現れて
しまうという不具合が生じる。
【0004】そこで、本発明は、上記不具合点を鑑みて
なされるものであり、凝集していないトナーの無駄な消
耗を防ぎ必要最小限のトナー消費で済み、さらに、トナ
ー凝集体を完全に行うことにより画像上にトナー凝集体
や転写不良部分が生ずるのを防止するトナー凝集体を除
去する手段を備える画像形成装置を提供することを目的
としている。また、長期間画像を形成しても異常画像の
発生する頻度を少なくし、かつ、ランニングコストを抑
えることができるトナー凝集体を除去する手段を備える
画像形成装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、 複数のトナーと現像装
置とを備え、かつ、現像装置内のトナー凝集体を除去す
る手段を備える画像形成装置において、 トナー凝集体
を除去する手段が、 現像装置の画像形成回数に応じて
現像装置内に蓄積されるトナー凝集体を感光体に現像さ
せて除去する画像形成装置である。請求項2に記載の発
明は、 請求項2に記載の画像形成装置において、 ト
ナー凝集体を除去する手段が、 トナー種により現像装
置内に蓄積されるトナー凝集体を生成する画像形成回数
を予め設定し、 設定される画像形成回数に応じて、現
像装置内に蓄積されるトナー凝集体を感光体に現像させ
て除去する画像形成装置である。請求項3に記載の発明
は、 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
トナー凝集体を除去する手段が、 未使用トナー中に含
まれるトナー凝集体の比率と現像装置内に蓄積されるト
ナー凝集体を生成する画像形成回数が異なるトナー種で
は、トナー凝集体を除去する手段を実行する画像形成回
数を予め設定し、 設定される画像形成回数に応じて、
現像装置内に蓄積されるトナー凝集体を感光体に現像さ
せて除去する画像形成装置である。さらに、請求項4に
記載の発明は、 請求項1ないし3のいずれかに記載の
画像形成装置において、 トナー凝集体を除去する手
段が、トナー凝集体を除去する画像形成回数を可変に設
定できる画像形成装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】(実施形態1)請求項1及び請求
項2に記載の発明を図面に基づいて、以下に説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る画像形成装置の概略
構成を示す概念図である。まず、画像形成装置全体の概
略について説明する。図中矢印方向に回転する潜像坦持
体としての感光体1の周りには、帯電手段としての帯電
チャージャ2と、感光体電位検出装置3と、露光装置4
と、回転型現像装置5と、反射濃度センサ6と、中間転
写体8と、感光体クリーニング7などが配設されてい
る。 そして中間転写体8には図中矢印方向に回転し、
感光体1と対向する位置に1次転写チャージャ9、2次
転写チャージャ11、中間転写体8クリーニング10が
配設されている。また、上記回転型現像装置5は4つの
ブラック(Bk)トナー、シアン(C)トナー、マゼン
タ(M)トナー、イエロー(Y)トナーの各現像装置1
9Bk,19C,19M,19Yを有し、各現像装置に
はブラック(以下、「Bk」と記す。)トナー、シアン
(以下、「C」と記す。)トナー、マゼンタ(以下、
「M」と記す。)トナー、イエロー(以下、「Y」と記
す。)トナーの現像剤が充填されていて、回転型現像装
置の中心軸を回転の中心として各現像装置の現像ローラ
16Bk、16C、16M、16Yが現像位置にくるよ
うに回転し、各現像装置の現像剤によって現像を行う構
成になっている。
【0007】この画像形成装置における作像プロセスに
ついて説明する。まず、第1色目のBkの現像を行う。
このとき回転型現像装置5はBkの現像装置19Bkが
感光体1と対向する位置にある。図中矢印方向に回転駆
動される感光体1は、帯電チャージャ2より表面が一様
に帯電される。そして、感光体1表面には図示しない画
像処理部からの画像信号に基づいて、露光装置4より、
原稿の画像に対応した潜像が形成される。この感光体1
上の潜像は回転型現像装置5との対向部で現像装置19
Bkの現像ローラ16Bkから供給される現像剤33B
kで現像されて顕像となる。顕像は1次転写チャージャ
9によって中間転写体8上に転写される。ここで感光体
上の未転写トナーは感光体クリーニング7によって感光
体1上からクリーニングされる。Bkの現像が終了した
時点で回転型現像装置5は90度回転し、次の現像装置
16Cが感光体に対向する位置で停止する。上記動作を
同様の動作を繰り返し、残り現像装置19C、19M、
19Yの現像を行い、中間転写体8上に顕像を重ねて転
写していき、中間転写体8上には4色のトナーが重なっ
た状態になる。
【0008】つぎに、中間転写体8上の4色の顕像は図
示しない給紙装置から所定のタイミングで給紙されて中
間転写体8上との対向部に搬送されてきた記録部材とし
ての例えば転写紙15に2次転写チャージャ11により
転写される。顕像が転写された転写紙15は搬送装置1
2によって定着装置13,14に搬送され、顕像が定着
されて排出される。また、顕像転写後の中間転写体8上
の未転写トナーは中間転写体クリーニング10によって
中間転写体8上からクリーニングされる。上記回転型現
像装置5は4つの現像装置19Bk,19C、19M、
19Yと、それぞれの現像装置に各色トナー31Bk、
31C、31M、31Yを供給するトナー供給装置30
Bk、30C、30M、30Yと、が設置されている。
また、上記回転型現像装置5には駆動モータから駆動を
得る構成になっている。よって回転型現像装置5の回転
時には4つの現像装置と4つのトナー供給装置が一体と
なって回転する。
【0009】図2、3は、それぞれ上記画像形成装置に
用いられる現像装置及びトナー供給装置の概略構成を示
す概念図である。各現像装置19Bk,19C、19
M、19Yは全く同様の構成をしており、説明はBkの
現像装置19Bkについてのみ行う。この画像形成装置
のBkの現像装置19Bkは、トナーとキャリアからな
る2成分現像剤33Bkを用いて現像を行うものであ
る。該現像装置19Bkは感光体1に向けた開口部を有
するケーシング、該開口部から上記感光体1上に現像剤
を供給するための、現像剤坦持体としての現像ローラ1
6Bk、現像装置19Bk内の現像剤33Bkを攪拌す
る現像剤攪拌手段としての攪拌ローラ17Bk、18B
kなどから構成されている。また、図2、3のトナー供
給装置30Bkは、現像装置19Bkに供給するトナー
31Bkを収容するトナーカートリッジ36Bk、該ト
ナーカートリッジ内のトナーを現像装置内に供給するた
めの供給手段としてのトナー供給スクリュ32Bkなど
を有している。このトナー供給装置30Bkのトナーカ
ートリッジ中のトナー31Bkはトナー補給スクリュ3
2Bkによって現像装置内に供給される。そして、該現
像装置内において、攪拌ローラ17Bk、18Bkはケ
ーシング内でトナーとキャリアとからなる現像剤を混合
攪拌しながら現像ローラ16Bk上に補給する。現像ロ
ーラ16Bk上に補給された現像剤は所定の厚みに規制
された後、感光体1上との対向部の現像領域へと搬送さ
れ、感光体1上の静電潜像を現像する。また、この画像
形成装置には、各部を制御するマイクロコンピュータ構
成の後述する図示しない制御部を備えている。この制御
部は、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御する
CPUと、固定データを格納したROMと、可変データ
格納したワークエリアとして使用されるRAMとを主要
な構成要素として有している。この制御部は、各現像装
置ごとに画像形成回数をカウントするBkカウンタ、Y
カウンタ、Cカウンタ、Mカウンタを備えている。
【0010】また、トナー凝集体除去モード実行間隔
(以下、「定数N0」と記す。)は固定データとしてR
OMに格納される。図4は、画像形成回数と現像装置内
にあるトナー中のトナー凝集体重量比率の関係示す図で
ある。この関係によれば現像装置内にあるトナー凝集体
量は画像形成回数にほぼ比例して増加していくことを示
している。現像装置内トナー中のトナー凝集体の量が、
ある一定の量Mnを越えると以上画像が生ずることが知
られている。さらに、上述したように、現像装置内にあ
るトナー凝集体量は画像形成回数に比例するために、図
4から、一定の量Mnに到達する画像形成回数である定
数N0を求めることができる。そこで、逆に、この定数
N0は実験的に求めることにより画像上にトナー凝集体
や転写不良部分が現れないように設定することができ
る。
【0011】つぎに、以上のような構成を有する画像形
成装置において実施形態1の発明の流れを説明する。図
5は、実施形態1の動作を表すフローチャートである。
トナー中にトナー凝集体が混在している画像形成装置に
おいては、単位面積当たりのトナー付着量が少ない画像
や、文字から構成される画像には、トナー凝集体は感光
体上の潜像に現像されにくいという特徴がある。このた
めこのような画像が連続して大量に形成された後にはト
ナー凝集体は現像装置内に多量に蓄積されるために、画
像上にはトナー凝集体や転写不良部分が現れてしまう。
そこで実施形態1では、図5に示すように、画像形成を
繰り返し現像装置内のトナー凝集体量がある一定値Mn
になるまでの画像形成回数を定数N0として、現像装置
のトナー凝集体除去モードをこの間隔で実行する。画像
形成動作がなされた時点で各現像装置ごとの画像形成回
数カウンタのカウントUPを行う(図5中のステップS
11)。たとえばBk単色モードで10回画像形成され
た場合はNk=Nk+10、Ny=Ny、Nc=Nc、
Nm=Nmとなる。また、フルカラーモードで5回画像
形成された場合はNk=Nk+5、Ny=Ny+5、N
c=Nc+5、Nm=Nm+5とする。ここでNk、N
y、Nc、Nmは各現像装置の画像形成回数である。つ
いでまずBkカウンタNkが定数N0に達しているかど
うか判断を行う(図5中のステップS12)。Bkカウ
ンタが既定回数N0に達しているならば第1現像装置1
9Bk内のトナー凝集体を除去するトナー凝集体除去モ
ードを実行し(図5中のステップS13)、つぎにBk
カウンタをリセットして、Nk=0にする(図5中のス
テップS14)。ここで、規定回数に達していない場合
と先の現像装置をリセットした場合は順次第2、第3、
第4現像装置19Y、19C、19MのY、C、Mカウ
ンタが規定回数に達しているかどうか判断し(図5中の
ステップS15、S18、S21)、それぞれが規定回
数に達していれば各現像装置のトナー凝集体除去モード
を実行(図5中のステップS16、S19、S22)、
各カウンタをリセットする(図5中のステップS17、
S20、S23)が、定数NOに達していなければ次の
ステップに進むことになる。以上のように画像形成回数
を定数NOに設定しておくことにより、現像装置内に蓄
積されるトナー凝集体を生成する量が異なるトナー種に
応じてトナー凝集体除去モードを実行することができ
る。
【0012】つぎに、各現像装置について行われるトナ
ー凝集体除去モードについて図6に基づいて説明する。
図6は、現像装置内のトナー凝集体を除去するトナー凝
集体除去モードの動作を示すフローチャートである。な
お各現像装置とも同様の動作を実行するのでここでは第
1現像装置のトナー凝集体除去モードについてのみ説明
する。まず、第1現像装置19Bkを現像位置まで回転
させ停止させる(図6中のステップS1)。その後感光
体1を帯電させ、露光装置4によって最大のトナー付着
量が得られる露光量で、及び、主走査方向全域に渡り、
感光体1を露光させる。つづいて現像ローラ16Bkに
現像バイアスを印加し現像ローラ16Bkを回転させ、
感光体1上に現像する。現像されたトナーおよびトナー
凝集体は感光体クリーニング装置7でクリーニングする
か、または、中間転写体8に転写したのち中間転写体8
クリーニング装置10でクリーニングする。この動作に
よって現像装置19Bk内のトナー及び、トナー凝集体
が感光体1上に現像され、蓄積されたトナー凝集体は現
像装置19Bk内から除去される(図6中のステップS
2)。その後、このトナー凝集体除去動作によって消費
された分のトナーを現像装置19Bkに補給する(図6
中のステップS3)。ついで補給されたトナーを現像剤
33Bk中のトナー濃度の偏りなくすために現像装置1
9Bk内の現像剤33Bkを攪拌ローラ17Bk、18
Bkで攪拌する(図6中のステップS4)。以上によ
り、現像装置内に蓄積するトナー凝集体を感光体に現像
させて除去することができる。
【0013】なお、トナー消費量Mtは単位面積当たり
の最大付着量M/A(mg/mm2)と感光体1の線速
Vp(mm/sec)と除去時間Tr(sec)と画像
形成幅W(mm)から次式(1)により計算される。 Mt = M/A × Vp × Tr × W :式(1) 現像剤攪拌後、現像装置19Bk内のトナー濃度は除去
動作前と同じ濃度になり、除去動作の前後で画像濃度は
一定に保たれる。なお、新たに補給されたトナー中にも
トナー凝集体は極わずかに含まれるが、除去動作実行前
に比較するとその数はきわめて少ないので画像にトナー
凝集体が現れる可能性はきわめて少なくなる。この時点
で第1現像装置のトナー凝集体除去モードを終了する。
第2、第3、第4現像装置のトナー凝集体除去モードも
同様の手順で実行される。以上、実施形態1によれば、
各現像装置内のトナー凝集体は各現像装置の既定画像形
成回数に応じて、トナー凝集体除去動作を実行するよう
な制御を行うことにより現像装置内に蓄積されたトナー
凝集体を除去し、紙上の画像にトナー凝集体及び転写不
良部分の発生が防止され、高品質な画像が得られる。そ
して、単位時間当たりの画像形成回数の少ないユーザに
おいてはトナー凝集体除去モードによるトナー消費量を
抑える事ができ、一方単位時間当たりの画像形成回数の
多いユーザにおいては確実にトナー凝集体及び転写不良
部分の発生が防止する事ができる。
【0014】(実施形態2)請求項3に記載の発明を以
下に説明する。実施形態2はトナー種毎に予めトナー容
器中に含まれるトナー凝集体の重量比率が異なる場合の
トナー凝集体除去モード実行間隔をトナー種毎に設定
し、モードを実行するものである。なお実施形態2の画
像形成装置の基本的な構成及び動作については、実施形
態1の装置と同様であるので、説明を省略する。図7に
示すようにトナー種毎にあらかじめトナー容器中に含ま
れるトナー凝集体の重量比率は異なる(図7中のMk
0、My0,Mc0,Mm0で示される)。そして画像
形成を繰り返した後の現像装置内トナー中のトナー凝集
体重量比率も異なる値を示す。そこで実施形態2では、
図8のフローチャートに示すように、各現像装置中のト
ナー凝集体量がある一定値Mnになるまでの画像形成回
数をそれぞれ定数Nk0、Ny0、Nc0、Nm0とし
て、各現像装置のトナー凝集体除去モードをこの間隔で
実行する。このように、実施形態2では、トナー種毎に
予めトナー容器中に含まれるトナー凝集体の重量比率が
異なる場合においても、各現像装置の画像形成回数に応
じてそれぞれのタイミングでトナー凝集体除去モードを
実行し、必要最小限のトナー消費量でトナー凝集体除去
を確実に行う事ができる。
【0015】(実施形態3)請求項4に記載の発明を以
下に説明する。トナー凝集体除去モードは凝集体の除去
と同時にトナーの消費も伴うしくみである。トナー凝集
体除去モードを実行する事により、通常の画像形成とは
別途トナー消費を要するのである。ユーザによっては画
像品質とランニングコストにおくウェイトの割合が異な
る。画質を優先するよりもランニングコストを低く抑え
たいユーザもいる。また、単位面積当たりのトナー付着
量が少ない画像や文字の画像を主に形成するユーザで
は、トナー凝集体除去モードを実行せずとも画像上にあ
まり多くのトナー凝集体や転写不良部分が現れない。そ
こで実施形態3ではこうしたユーザのためにトナー凝集
体除去モード実行間隔を可変設定するようにしている。
【0016】図9に示すようにトナー凝集体は画像形成
を繰り返す事によって現像装置中のトナー凝集体は増加
していく。実施形態1,2では現像装置内のトナー凝集
体量がMn0に達する時点でトナー凝集体除去モードを
実行する制御を行うが、実施形態3の画像形成装置で
は、これに加えて、異常画像が発生する頻度が低いユー
ザやランニングコスト優先するユーザには、現像装置内
のトナー凝集体量がMn1(Mn1>Mn0)に達した
時点で、トナー凝集体除去モードを実行する事によって
異常画像を防ぎつつもランニングコストを抑える事がで
きる。図10に示すように、トナー凝集体除去モード実
行間隔N0やNk0、Ny0、Nc0、Nm0に加え
て、ランニングコスト重視モードとしてのトナー凝集体
除去モード実行間隔N1やNk1、Ny1、Nc1、N
m1を設け、固定データとしてROMに格納しておく。
(ここでN1>N0、 Nx1>Nx0、 x=k、
y、c、m)。そして画像形成装置の操作部でトナー凝
集体除去モードのレベルを画像品質重視、ランニングコ
スト重視の2つに切り替えができるように構成する。な
お実施形態3の画像形成装置の基本的な構成及び動作に
ついては、実施形態1、2の装置と同様の部分は説明を
省略する。このような構成のもとで実施形態3では異常
画像の発生する頻度が少ないユーザやランニングコスト
を重視するユーザでは、トナー凝集体除去モード実行間
隔を可変設定させ、ランニングコストを抑えつつも異常
画像のない画像形成を行うことが可能である。
【0017】なお、実施形態1、2、3において、2成
分現像剤を用いて現像を行う回転型現像装置4を備えた
画像形成装置に本発明を適用した例についてのみ説明し
たが、並置式の現像装置を備えた画像形成装置にも本発
明は適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2、3
に記載の画像形成装置では、トナー凝集体除去モードを
実行する事によって、画像上に現れるトナー凝集体やそ
れに伴う周辺部の転写不良部分の発生による異常画像を
なくし高品質の画像を形成することができる。とくに、
請求項1に記載の画像形成装置では、複数のトナーと現
像装置を用いる画像形成装置においてトナー種毎にトナ
ー凝集体除去モードを実行する事により、ランニングコ
ストを抑えがらも常に異常画像のない高品質な画像を形
成できる。請求項2に記載の画像形成装置では、トナー
容器中に含まれるトナー凝集体重量比率がトナー種毎に
異なる場合、請求項2の画像形成装置に比べてよりラン
ニングコストを抑え、常に異常画像のない高品質な画像
を形成することができる。請求項3に記載の画像形成装
置では、異常画像の発生する頻度が少ないユーザやラン
ニングコストを重視するユーザでは、トナー凝集体除去
モード実行間隔を可変設定させ、ランニングコストを抑
えつつも異常画像のない画像形成を行うことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る画像形成装置の概略
構成を示す概念図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る画像形成装置に用い
られる現像装置の概略構成を示す概念図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る画像形成装置に用い
られるトナー供給装置の概略構成を示す概念図である。
【図4】画像形成回数と現像装置内にあるトナー中のト
ナー凝集体重量比率の関係示す図である。
【図5】実施形態1の動作を表すフローチャートであ
る。
【図6】現像装置内のトナー凝集体を除去するトナー凝
集体除去モードの動作を示すフローチャートである。
【図7】トナー種毎による画像形成回数と現像装置内に
あるトナー中のトナー凝集体重量比率の関係示す図であ
る。
【図8】実施形態2の動作を表すフローチャートであ
る。
【図9】単位面積当たりのトナー付着量が少ない画像や
文字の画像による画像形成回数と現像装置内にあるトナ
ー中のトナー凝集体重量比率の関係示す図である。
【図10】実施形態3の動作を表すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電チャージャ 3 感光***置検出装置 4 露光装置 5 回転型現像装置 6 反射濃度センサ 7 感光体クリーニング 8 中間転写体 9 1次転写チャージャ 10 中間転写体クリーニング 11 2次転写チャージャ 12 搬送装置 13、14 定着装置 15 転写紙 16 現像ローラ 17、18 攪拌ローラ 19 現像装置 30 トナー供給装置 31 トナー 32 トナー供給スクリュー 33 現像剤 36 トナーカートリッジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトナーと現像装置とを備え、か
    つ、現像装置内のトナー凝集体を除去する手段を備える
    画像形成装置において、 トナー凝集体を除去する手段が、 現像装置の画像形成回数に応じて現像装置内に蓄積され
    るトナー凝集体を感光体に現像させて除去することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項2に記載の画像形成装置におい
    て、 トナー凝集体を除去する手段が、 トナー種により現像装置内に蓄積されるトナー凝集体を
    生成する画像形成回数を予め設定し、 設定される画像形成回数に応じて、現像装置内に蓄積さ
    れるトナー凝集体を感光体に現像させて除去することを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の画像形成装置に
    おいて、 トナー凝集体を除去する手段が、 未使用トナー中に含まれるトナー凝集体の比率と現像装
    置内に蓄積されるトナー凝集体を生成する画像形成回数
    が異なるトナー種では、トナー凝集体を除去する手段を
    実行する画像形成回数を予め設定し、 設定される画像形成回数に応じて、現像装置内に蓄積さ
    れるトナー凝集体を感光体に現像させて除去することを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の画
    像形成装置において、 トナー凝集体を除去する手段が、 トナー凝集体を除去する画像形成回数を可変に設定でき
    ることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7277649B2 (en) * 2004-12-24 2007-10-02 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus and image forming method
JP2008233718A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7555256B2 (en) * 2005-05-23 2009-06-30 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Development unit with toner recovery for an image forming apparatus and process

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