JP2001059943A - 光変調デバイス及び表示装置並びに光変調デバイスの駆動方法及び製造方法 - Google Patents

光変調デバイス及び表示装置並びに光変調デバイスの駆動方法及び製造方法

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JP2001059943A
JP2001059943A JP11235413A JP23541399A JP2001059943A JP 2001059943 A JP2001059943 A JP 2001059943A JP 11235413 A JP11235413 A JP 11235413A JP 23541399 A JP23541399 A JP 23541399A JP 2001059943 A JP2001059943 A JP 2001059943A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変調効率を高めると共に、一画素毎に比較的
容易に階調することのできる光変調デバイス及び表示装
置並びに光変調デバイスの駆動方法及び製造方法を提供
する。 【解決手段】 圧電体層33及びこれを挟持する第1及
び第2の電極32、34とからなる圧電素子30を有す
ると共に光を反射するミラー膜構造35を有するミラー
要素20と、該ミラー要素20に対応して設けられた駆
動素子50とを有する光変調デバイスにおいて、前記ミ
ラー要素20を一画素内に複数個設けると共に前記各圧
電素子30を一画素を構成する領域の周縁部分に対向す
る端部で支持部21を介して基板11上に片持ち梁状態
で支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射ミラーの変形
によって入射光を変調して表示を行うための光変調デバ
イス及び表示装置並びに光変調デバイスの駆動方法及び
製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、光を変調して表示を行うための光変
調デバイスとしては、例えば、基板上に設けた電極に電
圧を印加し、その静電力等によってミラーを傾斜させて
入射光を変調させるものや、圧電体層を一対の電極膜で
挟持した圧電素子上にミラーを設け、圧電素子を変形さ
せることによりこのミラーを傾斜させて入射光を変調さ
せるもの等が知られている。
【0003】また、圧電素子を利用したものとしては、
特表平9−504387号公報に見られるように、片持
ち梁状の圧電素子の表面に薄膜等からなるミラー膜を形
成し、圧電素子を変形させることによりこのミラー膜を
屈曲させて入射光の方向を変えるものも提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな圧電素子を利用した光変調デバイスは、何れにして
も、圧電素子を駆動することによりミラー膜を屈曲させ
て入射光を一方向に集光させることにより変調している
ため、変調効率が悪いという問題がある。
【0005】また、より細かい映像を投影するために一
画素毎に入射光を階調させる場合があるが、従来の光変
調デバイスでは、一画素内の圧電素子が一つであるた
め、圧電素子に印加する電圧を変化すれば可能である
が、制御系が煩雑になるという問題がある。
【0006】また、特開平8−23500号公報に見ら
れるように、一画素内に複数のミラーを設けて入射光を
階調するものも提案されているが、2対の静電吸着電極
を用いて1つのミラーを傾斜させるいわゆる静電型の光
変調デバイスであり、各ミラーの駆動にはそれぞれ2つ
のドライバが必要となり、高密度にミラーを配置するこ
とが困難であるという問題がある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、変調効
率を高めると共に、一画素毎に比較的容易に階調するこ
とのできる光変調デバイス及び表示装置並びに光変調デ
バイスの駆動方法及び製造方法を提供することを課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、圧電体層及びこれを挟持する第1及
び第2の電極とからなる圧電素子を有すると共に光を反
射するミラー膜構造を有するミラー要素と、該ミラー要
素に対応して設けられた駆動素子とを有する光変調デバ
イスにおいて、前記ミラー要素が一画素内に複数個設け
られると共に前記各圧電素子が一画素を構成する領域の
周縁部分に対向する端部で支持部を介して基板上に片持
ち梁状態で支持されていることを特徴とする光変調デバ
イスにある。
【0009】かかる第1の態様では、各画素内の複数個
のミラー要素によって、入射光を各画素の外側に向かっ
て分散して偏向することができ、変調効率が向上する。
また、一画素内の複数のミラー要素を個別に選択的に駆
動することにより比較的容易に階調することができる。
【0010】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、一画素内に設けられた複数の前記ミラー要素は、前
記圧電素子の前記支持部とは面方向に相対向する領域で
相互に分割されるように設けられていることを特徴とす
る光変調デバイスにある。
【0011】かかる第2の態様では、各画素に入射する
入射光を2方向以上に分散して偏向することができ、よ
り確実に変調効率が向上する。
【0012】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記圧電素子は前記基板側の一方面側には弾
性板を有すると共に他方面側には前記ミラー膜構造を有
することを特徴とする光変調デバイスにある。
【0013】かかる第3の態様では、圧電素子の一方側
に設けられた弾性板の端部に支持部が設けられているの
で、この支持部に対応する部分を支点として圧電素子が
変形し、他方面のミラー膜構造が変形する。
【0014】本発明の第4の態様は、第3の態様におい
て、前記支持部は少なくとも前記弾性板及び前記圧電素
子の一方の電極からなることを特徴とする光変調デバイ
スにある。
【0015】かかる第4の態様では、弾性板及び圧電素
子の電極を圧電素子に対向する領域から連続的に形成す
ることにより、支持部を比較的容易に形成される。
【0016】本発明の第5の態様は、1〜4の何れかの
態様において、前記圧電素子の前記ミラー膜構造は、前
記支持部とは反対面側の電極又はこの上に設けられた反
射膜から構成されることを特徴とする光変調デバイスに
ある。
【0017】かかる第5の態様では、圧電素子の第2の
電極又は反射膜が光を反射する。
【0018】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様において、前記基板はC−MOSトランジスタが
形成された基板であり、前記駆動素子がC−MOSトラ
ンジスタであることを特徴とする光変調デバイスにあ
る。
【0019】かかる第6の態様では、基板に形成された
C−MOSトランジスタを介して各ミラー要素の圧電素
子が駆動される。
【0020】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様の光変調デバイスと、光源と、この光源からの光
を前記光変調デバイスに入射すると共に当該光変調デバ
イスの前記圧電素子の駆動時又は非駆動時の何れか一方
の反射光のみを出射する光学系とを具備することを特徴
とする表示装置にある。
【0021】かかる第7の態様では、変調効率を向上し
た光変調デバイスを用いることにより、より鮮明な映像
を投影できるとともに小型、省スペース化を可能とした
表示装置が実現できる。
【0022】本発明の第8の態様は、圧電体層及びこれ
を挟持する第1及び第2の電極とからなる圧電素子を有
すると共に光を反射するミラー膜構造を有するミラー要
素と、該ミラー要素に対応して設けられた駆動素子とを
有し、前記ミラー要素が一画素内に複数個設けられると
共に前記各圧電素子が一画素を構成する領域の周縁部分
に対向する端部で支持部を介して基板上に片持ち梁状態
で支持された光変調デバイスの駆動方法であって、各画
素内に設けられた複数の前記ミラー要素を構成する前記
各圧電素子の少なくとも一つに選択的に電圧を印加する
ことを特徴とする光変調デバイスの駆動方法にある。
【0023】かかる第8の態様では、各画素に入射する
入射光を比較的容易に階調できる。
【0024】本発明の第9の態様は、第8の態様におい
て、前記各画素内に設けられた複数の前記ミラー要素を
構成する前記各圧電素子を個別に選択的に電圧を印加し
て駆動させることにより、各画素からの出射光をデジタ
ル的に複数段階に階調することを特徴とする光変調デバ
イスの駆動方法にある。
【0025】かかる第9の態様では、各圧電素子を個別
に選択的にオン、オフするのみで、各画素からの出射光
を容易に階調できる。
【0026】本発明の第10の態様は、第8又は9の態
様において、前記各画素内に設けられた複数の前記ミラ
ー要素を構成する前記各圧電素子に印加する電圧を変化
させて前記各ミラー要素の変形量を制御することによ
り、各画素からの出射光をアナログ的に階調させること
を特徴とする光変調デバイスの駆動方法にある。
【0027】かかる第10の態様では、各画素からの出
射光を無段階で階調することができ、より鮮明な映像を
投影できる。
【0028】本発明の第11の態様は、圧電体層及びこ
れを挟持する第1及び第2の電極とからなる圧電素子を
有すると共に光を反射するミラー膜構造を有するミラー
要素と、該ミラー要素に対応して設けられた駆動素子と
を有し、前記ミラー要素が一画素内に複数個設けられる
と共に前記各圧電素子が一画素を構成する領域の周縁部
分に対向する端部で支持部を介して基板上に片持ち梁状
態で支持された光変調デバイスの製造方法であって、前
記基板上に絶縁膜を形成する工程と、該絶縁膜上に犠牲
層を成膜すると共に各画素内の前記圧電素子毎にパター
ニングする工程と、前記犠牲層の表面に沿って弾性板を
形成後前記各圧電素子に対向する領域にパターニングす
る工程と、前記弾性板上に前記第1の電極、前記圧電体
層及び前記第2の電極を順次積層すると共にパターニン
グして前記圧電素子を形成する工程と、前記第1の電
極、前記弾性板及び前記絶縁膜をパターニングして前記
駆動素子を露出する接続孔を形成する工程と、前記接続
孔を介して前記第2の電極と前記駆動素子とを接続する
配線電極兼反射膜を層間絶縁膜を介してパターン形成す
る工程と、前記犠牲層を除去する工程とを有することを
特徴とする光変調デバイスの製造方法にある。
【0029】かかる第11の態様では、各画素内に複数
のミラー要素を比較的容易に形成することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0031】(実施形態1)図1は、実施形態1に係る
光変調デバイスの概略を示す斜視図であり、図2は、そ
の一画素内のミラー要素を示す上面図及び断面図であ
る。
【0032】図1に示すように、本実施形態の光変調デ
バイス10は、例えば、厚さが500μmのシリコン
(Si)基板等からなるミラー基板11と、このミラー
基板11上に2次元アレイ状に設けられたミラー要素2
0とからなる。
【0033】各ミラー要素20は、例えば、図2に示す
ように、弾性板31上に形成された下電極膜32、圧電
体層33及び上電極膜34を有する圧電素子30と、こ
の圧電素子30の上電極膜34上に略全面に亘って設け
られた反射膜35とを有する。このミラー要素20の表
面は略矩形を有し、その一方の端部には、その一辺全体
に亘って支持部21が設けられている。すなわち、ミラ
ー要素20はこの支持部21を介してミラー基板11と
の間に所定の空間を保持した状態でミラー基板11上に
支持されている。また、このようなミラー要素20は、
一画素内に複数個、本実施形態では、2個設けられてお
り、それぞれ支持部21とは反対側の端面が相対向する
ように配置されている。
【0034】このような圧電素子30を支持する支持部
21は、圧電素子30に対向する領域からミラー基板1
1上まで延設された弾性板31、下電極膜32及び後述
する層間絶縁膜によって構成されている。また、ミラー
基板11には、各圧電素子30を駆動するための、例え
ば、C−MOSトランジスタ等の駆動素子50が各圧電
素子30に対応して設けられており、支持部21の各駆
動素子50に対応する領域には、これら圧電素子30と
駆動素子50とを接続するための接続孔22が形成され
ている。
【0035】ここで、圧電素子30の上電極膜34は、
各圧電素子30の個別の電極であり、各上電極膜34か
ら延設された接続配線36と各駆動素子50とがこの接
続孔22を介して電気的に接続されている。例えば、本
実施形態では、反射膜35が上電極膜34と駆動素子5
0とを接続する接続配線36を兼ねており、この接続配
線36が上電極膜34に対向する領域の反射膜35から
所定幅で層間絶縁膜37を介して接続孔22まで延設さ
れて駆動素子50と接続されている。
【0036】一方、下電極膜32は、各圧電素子30の
共通の電極であり、図示しないがミラー基板11上で各
圧電素子30の下電極膜32と接続されている。なお、
本実施形態では、下電極膜32を弾性板31上に形成す
るようにしたが、これに限定されず、下電極膜32が弾
性板31を兼ねるようにしてもよい。
【0037】また、このような本実施形態の光変調デバ
イス10の製造方法は、特に限定されないが、本実施形
態では、以下の工程で製造した。なお、図3及び図4
は、本実施形態の光変調デバイスの製造方法を示す断面
図である。
【0038】まず、図3(a)に示すように、ミラー基
板11は、本実施形態では、C−MOSトランジスタか
らなる駆動素子50が設けられたシリコン単結晶基板で
あり、このミラー基板11上に絶縁膜12を形成する。
この絶縁膜12は、後述する犠牲層60をエッチングす
る際に、そのエッチングを停止させるための膜であり、
犠牲層60のエッチングを停止可能であればその材質は
特に限定されず、例えば、本実施形態では、窒化シリコ
ン(SiN)をCVD法によって約0.5μmの厚さで
形成した。
【0039】次に、図3(b)に示すように、この絶縁
膜12上に全面に亘って犠牲層60を、例えば、1〜3
μm程度の厚さで形成後、一画素内の圧電素子30に対
応する領域毎、すなわち、本実施形態では、2つの圧電
素子30に対応する領域毎にパターニングする。
【0040】犠牲層60の材料は、特に限定されない
が、例えば、ポリシリコン、リンドープ酸化シリコン
(PSG)又はボロン・リンドープ酸化シリコン(BP
SG)等を用いることが好ましく、本実施形態では、エ
ッチングレートが比較的速いPSGを用いた。
【0041】次に、図3(c)に示すように、犠牲層6
0上に沿って、弾性板31を、例えば、0.5〜2μm
程度の厚さで形成後、各圧電素子30毎にパターニング
する。また、同時に、各圧電素子30の駆動素子50に
対向する領域の弾性板31に、絶縁膜12を露出する露
出孔31aを形成する。この露出孔31aは、上電極膜
34と駆動素子50とを電気的に接続するための接続孔
22の一部を構成する。このような弾性板31の材料
は、弾性変形可能で且つ所定の剛性を有する材料であれ
ば、特に限定されないが、例えば、本実施形態では、ジ
ルコニウム層を約1μmの厚さで形成後、例えば、50
0〜1200℃の拡散炉で熱酸化して酸化ジルコニウム
からなる弾性板31とした。
【0042】次に、図3(d)に示すように、弾性板3
1及び犠牲層60上に亘って、200〜600nmの厚
さ、例えば、本実施形態では、膜厚300nmで下電極
膜32を形成すると共に各圧電素子30毎にパターニン
グする。また、同時に、弾性板31の露出孔31aに対
向する領域の下電極膜32に、この露出孔31aに連通
する第1の連通孔32aを形成する。この下電極膜32
の材料としては、イリジウム又は白金等が好適である。
これは、後述するように、スパッタリング法やゾル−ゲ
ル法で圧電体層33を形成する際、成膜後に大気雰囲気
下又は酸素雰囲気下で600〜1000℃程度の温度で
焼成して結晶化させる必要があるからである。すなわ
ち、下電極膜32の材料は、このような高温、酸化雰囲
気下で導電性を保持できなければならず、殊に、圧電体
層33としてチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を用いた
場合には、酸化鉛(PbO)の拡散による導電性の変化
が少ないことが望ましい。これらの理由から、本実施形
態では、イリジウムをスパッタリング法により形成する
ことにより下電極膜32とした。
【0043】次に、図4(a)に示すように、下電極膜
32上に全面に亘って、例えば、厚さ0.4〜3μm、
本実施形態では、1.5μmの圧電体層33及び例え
ば、厚さ30〜100nm、本実施形態では、50nm
の上電極膜34を順次形成すると共に、これらを各圧電
素子30毎、すなわち、犠牲層60上の下電極膜32に
対向する領域にパターニングする。また、このとき弾性
板31の露出孔31aに対向する領域の下電極膜32及
び絶縁膜12を除去して駆動素子50を露出する接続孔
22とする。なお、このパターニング方法は、特に限定
されず、例えば、RIE(反応性イオンエッチング)又
はイオンミリング等で行えばよい。
【0044】ここで、圧電体層33の材料としては、チ
タン酸ジルコン酸鉛(PZT)系の材料、チタン酸バリ
ウム(BTO)、チタン酸バリウムとチタン酸ストロン
チウムの混晶[(Ba,Sr)TiO3(BST)]等
が好ましく、本実施形態では、PZT系の材料を使用
し、金属有機物を触媒に溶解・分散したいわゆるゾルを
塗布乾燥してゲル化し、さらに高温で焼成することで金
属酸化物からなる圧電体層33を得る、いわゆるゾル−
ゲル法を用いて形成した。なお、この圧電体膜33の成
膜方法は、特に限定されず、例えば、スパッタリング法
又はMOD法(有機金属熱塗布分解法)等のスピンコー
ト法により成膜してもよい。
【0045】さらに、ゾル−ゲル法又はスパッタリング
法もしくはMOD法等によりチタン酸ジルコン酸鉛の前
駆体膜を形成後、アルカリ水溶液中での高圧処理法にて
低温で結晶成長させる方法(ゾル−ゲル水熱法)を用い
てもよい。
【0046】何れにしても、このように成膜された圧電
体層33は、バルクの圧電体とは異なり結晶が優先配向
しており、且つ本実施形態では、圧電体層33は、結晶
が柱状に形成されている。なお、優先配向とは、結晶の
配向方向が無秩序ではなく、特定の結晶面がほぼ一定の
方向に向いている状態をいう。また、結晶が柱状の薄膜
とは、略円柱体の結晶が中心軸を厚さ方向に略一致させ
た状態で面方向に亘って集合して薄膜を形成している状
態をいう。勿論、優先配向した粒状の結晶で形成された
薄膜であってもよい。なお、このように薄膜工程で製造
された圧電体層の厚さは、一般的に0.5〜5μmであ
る。
【0047】上電極膜34の材料としては、導電性が高
く、エレクトロマイグレーションの発生がほとんど無
い、例えば、イリジウム,白金等の金属及びその酸化物
が好ましい。本実施形態では、イリジウムをスパッタリ
ング法により成膜して上電極膜34とした。
【0048】次に、図4(b)に示すように、圧電素子
30及び接続孔22の内面を覆って層間絶縁膜37を形
成すると共にパターニングする。詳しくは、上電極膜3
4上の周縁部を残して上電極膜34が露出する上電極露
出部34aを形成すると共に、接続孔22内に形成され
た層間絶縁膜37を少なくとも下電極膜32の端面が覆
われるようにパターニングする。
【0049】次に、図4(c)に示すように、圧電素子
30に対向する領域及び層間絶縁膜37上に反射膜35
を形成すると共にパターニングして、圧電素子30の上
電極膜34と接続孔22を介して駆動素子50とを電気
的に接続する接続配線36を形成する。
【0050】本実施形態では、反射膜35が接続配線3
6を兼ねているため、反射膜35の材料としては、導電
性の材料であり且つ光の反射率が高いことが好ましく、
例えば、アルミニウム(Al)又は銀(Ag)等を用い
ることが好ましい。
【0051】その後、犠牲層60をエッチングにより除
去することにより、弾性板31、下電極膜32及び層間
絶縁膜37によって支持部21が形成され、この支持部
21を介して圧電素子30の一端部でミラー基板11と
は空間を保持した状態で支持される本実施形態のミラー
要素20となる。なお、本実施形態では、犠牲層60の
材料として、PSGを用いているため、弗酸水溶液によ
ってエッチングした。また、ポリシリコンを用いた場合
には、弗酸及び硝酸の混合水溶液、あるいは水酸化カリ
ウム水溶液によってエッチングすることができる。
【0052】ここで、このように形成された本実施形態
の光変調デバイスの動作について説明する。なお、図5
は、本実施形態の光変調デバイス及び光変調デバイスに
照射される光の光路を模式的に示した図である。
【0053】光変調デバイス10は、ミラー要素20を
変形させることにより光を変調させるものであり、本実
施形態では、図5(a)に示すように、一画素内に2つ
のミラー要素20が相対向して設けられ、圧電素子30
に電圧が印加されない状態ではそれぞれほぼ平坦となっ
ている。そして、駆動素子50のスイッチングによって
圧電素子30に電圧が印加されると、図5(b)に示す
ように、圧電素子30の圧電体層33が面内方向に収縮
して、各ミラー要素20は支持部21に対向する部分を
支点として、支持部21側を凸として変形する。すなわ
ち、一画素内では、その略中央部から各圧電素子30が
それぞれ外側に向かって湾曲される。
【0054】また、本実施形態の光変調デバイス10で
は、各画素となる領域の周囲を覆うように遮光マスク8
0が設けられている。例えば、この遮光マスク80は、
図6に示すように、各画素に対向する領域に入射光が通
過する貫通孔81を有する略井桁形状を有する。この遮
光マスク80は、光吸収材料からなり、例えば、樹脂に
分散されたカーボンブラック、黒色顔料、黒色染料等が
挙げられる。
【0055】このような構成では、図5(a)に示すよ
うに、圧電素子30に電圧が印加されていない状態で
は、入射光70が遮光マスク80の貫通孔81を介して
ミラー要素20の反射膜35に対して略直角に入射され
るため、入射光70は入射光路と略同一光路で貫通孔8
1から出射される。一方、駆動素子50によって圧電素
子30に電圧が印加された状態では、図5(b)に示す
ように、ミラー要素20が変形されて湾曲しているた
め、入射光70は反射面で各画素の周囲の遮光マスク8
0の方向に偏向される。すなわち、この偏向された光
は、遮光マスク80に集光されて吸収されるため、貫通
孔81から出射されることがない。
【0056】ここで、入射光70は、反射面で偏向され
ると反射面に対する法線に対称的な方向に偏向される。
すなわち、入射光70の入射方向と法線との角度がθで
あれば、入射光70は、その倍の角度2θだけ偏向され
る。そのため、ミラー要素20と遮光マスク80の距離
は、ミラー要素20の変形量に応じて決定する必要があ
る。
【0057】このような光変調デバイス10を表示装置
等に用いた場合、一画素内の各圧電素子30に同時に電
圧を印加する、しないによって、入射光70のON、O
FFの制御を容易に行うことができる。なお、上述した
例では、圧電素子30が変形しない場合がON、変形し
た場合がOFFとなるが、勿論、これと逆になるように
設定することもできる。
【0058】また、本発明の光変調デバイス10では、
各画素内に複数の圧電素子30が設けられているため、
比較的容易に階調することができる。例えば、本実施形
態では、一画素内の一方の圧電素子30に電圧を印加し
て駆動することによって比較的明るさの弱い光と、両方
の圧電素子30に電圧を印加しないことによって比較的
明るさの強い光との2段階の光を出射させることがで
き、全体として比較的容易に階調することができる。す
なわち、ミラー要素20を構成する圧電素子30に個別
に選択的に電圧を印加することにより、圧電素子30の
ON、OFFのみで、各画素からの出射光をデジタル的
に容易に階調することができる。
【0059】また、各圧電素子30に印加する電圧を調
整すれば、無段階、すなわちアナログ的にも階調するこ
ともできる。ただし、このようにアナログ的に階調する
場合、制御系が煩雑になってしまうため、例えば、幾つ
かの所定の印加電圧に限定する等してもよい。また、上
述のデジタル的に階調する駆動方法と組み合わせて用い
てもよい。
【0060】以上のような本実施形態の構成では、各画
素内に入射される入射光を複数方向に分散して集光させ
ることができるので、変調効率を向上することができ
る。また、一画素内に、複数のミラー要素20が設けら
れているため、印加電圧を変えることなくデジタル的に
比較的容易に階調することができる。さらに、ミラー要
素20は、圧電素子30の一端部が支持された片持ち梁
状であるため、ミラー要素一つに対して駆動素子が一つ
で済むため、静電型のデバイスと比較してミラー要素を
高密度に配置することができる。
【0061】(実施形態2)図7は、実施形態2に係る
光変調デバイスの断面図である。
【0062】本実施形態は、図7に示すように、一画素
内に4つのミラー要素を設けた例であり、各ミラー要素
20Aの表面は三角形を有し、その一辺側の端部で支持
部21を介してミラー基板11上に支持されている。ま
た、これら4つの各ミラー要素20Aは、支持部21と
は異なる二辺側の端面がそれぞれ相対向するように配置
され、全体として表面形状が略正方形となっている以
外、実施形態1と同様の構成である。
【0063】このような構成では、実施形態1と同様
に、一画素内の各圧電素子20Aがその中央部から外側
に向かってそれぞれ異なる方向に変形されるため、入射
光を4方向に分散して集光させることができ、さらに集
光効率を向上することができる。また、これら4つのミ
ラー要素20Aの圧電素子30に異なるタイミングで電
圧を印加して駆動することにより、さらに多段階に階調
することができる。
【0064】(他の実施形態)以上、本発明の各実施形
態を説明したが、本発明の光変調デバイスは上述した実
施形態に限定されるものではない。
【0065】例えば、上述した実施形態では、各ミラー
要素20の反射面を略同一の形状及び表面積としたが、
これに限定されず、例えば、それぞれ異なる形状及び表
面積としてもよい。これにより、駆動するミラー要素の
組み合わせによって、より多段階に階調することができ
る。
【0066】以上説明した各構成の本発明の光変調デバ
イスは、例えば、表示装置の一部として用いられる。
【0067】図8及び図9には本発明の光変調デバイス
を用いた表示装置の一例を示す。なお、図8及び図9は
表示装置を構成する光学系の概略断面図であり、レン
ズ、光変調デバイス等は大幅に簡略化して描いてある。
【0068】図8に示す表示装置は、光源であるメタル
ハライドランプ210及び放射面形状のリフレクタ21
1と、このメタルハライドランプ210からの光を光変
調デバイス10に入射させるハーフミラー220と、光
変調デバイス10からの出射光を結像する投影レンズ2
30と、投影レンズ230により結像された像を表示す
るスクリーン240とを具備する。
【0069】かかる表示装置では、光源であるメタルハ
ライドランプ210を有し、メタルハライドランプ21
0から出た光は、リフレクタ211で反射されて略平行
な光となってハーフミラー220に入射し、ハーフミラ
ー220で反射されて光変調デバイス10に入射され
る。なお、ハーフミラー220はキューブ型のハーフプ
リズムとしてもよい。
【0070】光変調デバイス10を構成するミラー要素
20のうちで、駆動素子50を介して駆動されて変形し
ているミラー要素20Bの反射面は曲面となっているた
め、この変形したミラー要素20Bに入射した光は反射
されて遮光マスク80に向かって集光され、ハーフミラ
ー220方向には戻らない。一方、変形していないミラ
ー要素20に入射した光は反射されて、投影レンズ23
0によって像面であるスクリーン240上に結像され
る。
【0071】以上のような光学系の構成によって、光変
調デバイス10を構成する各ミラー要素20がスクリー
ン240上の画素に対応し、ミラー要素20のON,O
FF、すなわち、変形していない、変形しているによっ
てスクリーン240上の表示画像を変化させることがで
きる。
【0072】なお、スクリーン240としては反射型の
スクリーンあるいは透過性型のスクリーンを用いること
ができる。
【0073】また、図8で示した光学系では、光源21
0から放出された光のうち、ハーフミラー220でその
約半分だけが光変調デバイス10を照明し、残りの半分
はハーフミラー220を透過して無駄な光となる。さら
に、光変調デバイス10で反射した光のうちその半分だ
けがハーフミラー220を透過して投影レンズ230へ
向かう。すなわち、光源から出てスクリーン240に到
達する光は、途中でのロスがないとして理想的に見積も
っても光源210から出た光の1/4程度に減衰してい
る。
【0074】図9に示す表示装置では、ハーフミラー2
20の代わりに、3つの偏光ビームスプリッタ221、
222及び224を用いることにより、光源から放射さ
れるエネルギを原理的にロスなくスクリーン240に導
くようにしている。
【0075】図示するように、光源であるメタルハライ
ドランプ210から出た光は、放物面形状のリフレクタ
211で反射され略平行な光に変換され、第1の偏光ビ
ームスプリッタ221に入射する。以下、偏光ビームス
プリッタ221はP偏光は透過し、S偏光は反射するも
のとする。
【0076】光源210からでた光は、その振動方向が
ランダムな方向を向いている自然光なので、そのうちの
P偏光成分(図中pで示す)は第1の偏光ビームスプリ
ッタ221を透過し、S偏光成分(図中sで参照)は反
射される。この反射されたS偏光成分の光は隣接する第
2の偏光ビームスプリッタ222に入射し、そこで反射
されて第2の偏光ビームスプリッタ222をS偏光とし
て出射する。一方、第1の偏光ビームスプリッタ221
を透過したP偏光は、第1のビームスプリッタ221の
出射面に設けられた1/2波長板223によってS偏光
に変換される。したがって、第3の偏光ビームスプリッ
タ224に入射される光はS偏光に揃っている。
【0077】S偏光として第3の偏光ビームスプリッタ
224に入射された光は、全て光変調デバイス10の方
向へ反射されるが、第3の偏光ビームスプリッタ224
の光変調デバイス10側の面に設けられた1/4波長板
225によって円偏光に変換されて光変調デバイス10
に入射される。
【0078】光変調デバイス10を構成する変形したミ
ラー要素20Bの反射膜で反射した光は、入射光の円偏
光とは反対方向に偏光する円偏光となり、1/4波長板
225で今度はP偏光となって第3のビームスプリッタ
224に入射される。このP偏光は第3のビームスプリ
ッタ224で反射されることなく原理的には全て透過さ
れて投影レンズ230に到達する。
【0079】以上述べたように、光源から出た光の振動
方向を揃えることによって、ハーフミラーを用いた場合
のような光のロスがなく、光源から放射されるエネルギ
を原理的にロスなくスクリーンに導くことができる。す
なわち、明るい表示が可能な表示装置を構成することが
できる。
【0080】なお、以上の説明では表示装置としては一
枚の光変調デバイスを用いた表示装置を説明したが、従
来から知られているように、3枚の光変調デバイスを用
い、それぞれの光変調デバイスが赤、緑、青それぞれの
光を変調し、その変調光を色合成して投写するカラー表
示装置としても本発明を用いることができることはいう
までもない。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では一画素
内に片持ち梁状のミラー要素を複数個設けるようにした
ので、入射光を2方向以上に分散して集光させることが
でき、集光効率を向上することができる。また、一画素
内の圧電素子に異なるタイミングで電圧を印加して駆動
することにより、印加電圧を変えることなく比較的容易
に階調することができる。さらには、1つの圧電素子に
対して1つの駆動素子で済むため、ミラー要素を高密度
に配置することができ、光変調デバイスの小型化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る光変調デバイスの概
略を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る光変調デバイスの上
面図及び断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る光変調デバイスの製
造方法を示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係る光変調デバイスの製
造方法を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態1に係る光変調デバイスの光
学系の概略断面図である。
【図6】本発明の光変調デバイスに用いられる遮光マス
クの概略図である。
【図7】本発明の実施形態2に係る光変調デバイスの概
略を示す上面図である。
【図8】本発明に係る光変調デバイスを用いた表示装置
を構成する光学系の概略断面図である。
【図9】本発明に係る光変調デバイスを用いた表示装置
を構成する光学系の概略断面図である。
【符号の説明】
10 光変調デバイス 11 ミラー基板 20 ミラー要素 21 支持部 30 圧電素子 31 弾性板 32 下電極膜 33 圧電体層 34 上電極膜 35 反射膜 50 駆動素子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体層及びこれを挟持する第1及び第
    2の電極とからなる圧電素子を有すると共に光を反射す
    るミラー膜構造を有するミラー要素と、該ミラー要素に
    対応して設けられた駆動素子とを有する光変調デバイス
    において、 前記ミラー要素が一画素内に複数個設けられると共に前
    記各圧電素子が一画素を構成する領域の周縁部分に対向
    する端部で支持部を介して基板上に片持ち梁状態で支持
    されていることを特徴とする光変調デバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1において、一画素内に設けられ
    た複数の前記ミラー要素は、前記圧電素子の前記支持部
    とは面方向に相対向する領域で相互に分割されるように
    設けられていることを特徴とする光変調デバイス。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記圧電素子
    は前記基板側の一方面側には弾性板を有すると共に他方
    面側には前記ミラー膜構造を有することを特徴とする光
    変調デバイス。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記支持部は少なく
    とも前記弾性板及び前記圧電素子の一方の電極からなる
    ことを特徴とする光変調デバイス。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記圧
    電素子の前記ミラー膜構造は、前記支持部とは反対面側
    の電極又はこの上に設けられた反射膜から構成されるこ
    とを特徴とする光変調デバイス。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記基
    板はC−MOSトランジスタが形成された基板であり、
    前記駆動素子がC−MOSトランジスタであることを特
    徴とする光変調デバイス。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかの光変調デバイス
    と、光源と、この光源からの光を前記光変調デバイスに
    入射すると共に当該光変調デバイスの前記圧電素子の駆
    動時又は非駆動時の何れか一方の反射光のみを出射する
    光学系とを具備することを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 圧電体層及びこれを挟持する第1及び第
    2の電極とからなる圧電素子を有すると共に光を反射す
    るミラー膜構造を有するミラー要素と、該ミラー要素に
    対応して設けられた駆動素子とを有し、前記ミラー要素
    が一画素内に複数個設けられると共に前記各圧電素子が
    一画素を構成する領域の周縁部分に対向する端部で支持
    部を介して基板上に片持ち梁状態で支持された光変調デ
    バイスの駆動方法であって、 各画素内に設けられた複数の前記ミラー要素を構成する
    前記各圧電素子の少なくとも一つに選択的に電圧を印加
    することを特徴とする光変調デバイスの駆動方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記各画素内に設け
    られた複数の前記ミラー要素を構成する前記各圧電素子
    を個別に選択的に電圧を印加して駆動させることによ
    り、各画素からの出射光をデジタル的に複数段階に階調
    することを特徴とする光変調デバイスの駆動方法。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9において、前記各画素
    内に設けられた複数の前記ミラー要素を構成する前記各
    圧電素子に印加する電圧を変化させて前記各ミラー要素
    の変形量を制御することにより、各画素からの出射光を
    アナログ的に階調させることを特徴とする光変調デバイ
    スの駆動方法。
  11. 【請求項11】 圧電体層及びこれを挟持する第1及び
    第2の電極とからなる圧電素子を有すると共に光を反射
    するミラー膜構造を有するミラー要素と、該ミラー要素
    に対応して設けられた駆動素子とを有し、前記ミラー要
    素が一画素内に複数個設けられると共に前記各圧電素子
    が一画素を構成する領域の周縁部分に対向する端部で支
    持部を介して基板上に片持ち梁状態で支持された光変調
    デバイスの製造方法であって、 前記基板上に絶縁膜を形成する工程と、該絶縁膜上に犠
    牲層を成膜すると共に各画素内の前記圧電素子毎にパタ
    ーニングする工程と、前記犠牲層の表面に沿って弾性板
    を形成後前記各圧電素子に対向する領域にパターニング
    する工程と、前記弾性板上に前記第1の電極、前記圧電
    体層及び前記第2の電極を順次積層すると共にパターニ
    ングして前記圧電素子を形成する工程と、前記第1の電
    極、前記弾性板及び前記絶縁膜をパターニングして前記
    駆動素子を露出する接続孔を形成する工程と、前記接続
    孔を介して前記第2の電極と前記駆動素子とを接続する
    配線電極兼反射膜を層間絶縁膜を介してパターン形成す
    る工程と、前記犠牲層を除去する工程とを有することを
    特徴とする光変調デバイスの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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