JP2001059527A - 自在継手用ブーツ - Google Patents

自在継手用ブーツ

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JP2001059527A
JP2001059527A JP23370299A JP23370299A JP2001059527A JP 2001059527 A JP2001059527 A JP 2001059527A JP 23370299 A JP23370299 A JP 23370299A JP 23370299 A JP23370299 A JP 23370299A JP 2001059527 A JP2001059527 A JP 2001059527A
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JP
Japan
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boot
inclining
slope
universal joint
contact
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JP23370299A
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English (en)
Inventor
Seiya Umeno
誠也 梅野
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブーツ1が広角度に屈曲してその蛇腹部4に
おける山部5とその小径側に位置する斜面部7とが互い
に接触しても両者5,7の接触圧を小さく抑えることが
でき、もってこの接触部においてブーツ1が摩耗して破
損するのを防止することが可能な自在継手用ブーツ1を
提供する。 【解決手段】 小径側取付部2と大径側取付部3の間に
蛇腹部4を有し、当該ブーツ1の屈曲作動時に蛇腹部4
における山部5とその小径側に位置する斜面部7とが互
いに接触することのある自在継手用ブーツ1において、
前記山部5が接触する前記斜面部7に屈曲部8を設ける
ことにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自在継手の作動部
を被覆保護するために用いられる自在継手用ブーツに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図3に示すように、小径側の
取付部52と大径側の取付部53との間に蛇腹部54を
有し、小径側の取付部52を自在継手21の軸部22の
外周に固定するとともに大径側の取付部53を自在継手
21の外輪部23の外周に固定して自在継手21の作動
部24を被覆保護するようにした熱可塑性エラストマー
製の自在継手用ブーツ51が知られている。
【0003】このブーツ51は、従来のゴム製ブーツと
比較して、その材質上、耐久性、機能性およびリサイク
ル性に優れていることから、近年急速にその普及率が拡
大しているが、ゴム製ブーツと比較して剛性が高いため
に、以下のような不都合を来している。
【0004】すなわち、図3に示したように、自在継手
21の作動に伴ってこのブーツ51が広角度に屈曲する
と、蛇腹部54における山部55とその小径側に位置す
る斜面部56とが円周上圧縮側において互いに接触する
ことがあり、このように両者55,56が接触すると、
その接触圧により接触部に摩耗が発生し、この接触摩耗
部においてブーツ51が破損することがある。接触面圧
の大きさは、ブーツ51が広角度に曲がる程に、またブ
ーツ51が小さいものである程に大きくなる傾向があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
みて、ブーツが広角度に屈曲してその蛇腹部における山
部とその小径側に位置する斜面部とが互いに接触しても
両者の接触圧を小さく抑えることができ、もってこの接
触部においてブーツが摩耗して破損するのを防止するこ
とが可能な自在継手用ブーツを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1による自在継手用ブーツは、小径
側取付部と大径側取付部との間に蛇腹部を有し、当該ブ
ーツの屈曲作動時に前記蛇腹部における山部とその小径
側に位置する斜面部とが互いに接触することのある自在
継手用のブーツにおいて、前記山部が接触する前記斜面
部に屈曲部を設けたことを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の請求項2による自在継手用
ブーツは、上記した請求項1の自在継手用ブーツにおい
て、屈曲部を設けた斜面部が、前記屈曲部を境として互
いに連続する外側斜面部分と内側斜面部分との組み合わ
せよりなるとともに、当該ブーツの自由状態における中
心軸線に対する前記外側斜面部分の傾斜角度が前記内側
傾斜部分の傾斜角度よりも大きく設定されていることを
特徴とするものである。
【0008】上記構成を備えた本発明の請求項1による
自在継手用ブーツのように、山部が接触する斜面部に屈
曲部が設けられると、当該ブーツが広角度に屈曲して山
部と斜面部とが互いに接触したときに円周上圧縮側にお
いて斜面部が屈曲部においてスムーズに曲げられるため
に、発生する接触圧の大きさを小さく抑えることが可能
となる。このようにスムーズに曲げられる屈曲部として
は、斜面部に予め曲げ癖を付けるべく屈曲部を断面く字
形または略く字形のものとして形成するのが好適であ
り、請求項2に示すように、屈曲部を設けた斜面部が、
屈曲部を境として互いに連続する外側斜面部分と内側斜
面部分との組み合わせよりなり、なおかつ当該ブーツの
自由状態における中心軸線に対する外側斜面部分の傾斜
角度が内側傾斜部分の傾斜角度よりも大きく設定される
のが好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施例を図面にし
たがって説明する。
【0010】図1は、当該実施例に係る自在継手用ブー
ツ1の断面を示しており、その作動状態すなわち広角度
屈曲状態が図2に示されている。
【0011】図1に示すように、当該ブーツ1は先ず、
多数の山部5および谷部6を軸方向に交互に並べた蛇腹
部4を有しており、この蛇腹部4の軸方向一端側(図上
上側であり、以下、小径側とも称する)に円筒状を呈す
る比較的小径の取付部(小径側取付部または小径側装着
部とも称する)2が一体に設けられており、反対側の軸
方向他端側(図上下側であり、以下、大径側とも称す
る)に同じく円筒状を呈する比較的大径の取付部(大径
側取付部または大径側装着部とも称する)3が一体に設
けられている。蛇腹部4は、各山部5と谷部6の間に斜
面部7を一体に設けたものであって、山部5および谷部
6の径寸法は小径側取付部2から大径側取付部3にかけ
て徐々に拡大するように形成されている。
【0012】また、このブーツ1は、樹脂ないしは熱可
塑性エラストマーによって一体に成形されており、図示
したように、小径側取付部2を自在継手21の軸部22
の外周に固定するとともに大径側取付部3を自在継手2
1の外輪部23の外周に固定して自在継手21の作動部
24を被覆保護するものである。また、このブーツ1は
その屈曲作動時に蛇腹部4における山部5とその小径側
に位置する斜面部7とが互いに接触することがあるため
に、以下のような工夫がなされている。
【0013】すなわち、図の例では、最も大径側に位置
する山部5とその小径側に位置する斜面部7とが互いに
強く接触するために、この最も大径側に位置する山部5
が接触する斜面部7に環状を呈する屈曲部8が設けられ
ており、この屈曲部8を設けた斜面部7が、屈曲部8を
境として互いに連続する外側斜面部分7aと内側斜面部
分7bとの組み合わせにより形成されており、なおかつ
当該ブーツ1の自由状態(図1の状態であって、すなわ
ち屈曲角度零の状態)における中心軸線0に対する外側
斜面部分7aの傾斜角度θが同中心軸線0に対する内
側傾斜部分7bの傾斜角度θよりも大きく設定され
て、断面く字形または略く字形に形成されている。外側
斜面部分7aの肉厚は全長に亙って均一であるが、内側
斜面部分7bの肉厚はその内側から外側にかけて、すな
わち屈曲部8に向けて徐々に増大するように形成されて
いる。また上記屈曲部8は、所定の長さを備えた斜面部
7において、山部5がちょうど接触する部分に設けられ
ている。
【0014】上記構成を備えたブーツ1は、例えばCV
Jブーツとして、自在継手21の作動部24の外周に装
着されてこの作動部24を被覆保護するものであるが、
上記したように山部5が接触する斜面部7に屈曲部8が
設けられており、しかもこの屈曲部8を設けた斜面部7
が、屈曲部8を境として互いに連続する外側斜面部分7
aと内側斜面部分7bとの組み合わせにより形成されて
おり、なおかつ当該ブーツ1の自由状態における中心軸
線0に対する外側斜面部分7aの傾斜角度θが同中心
軸線0に対する内側傾斜部分7bの傾斜角度θよりも
大きく設定されているために、図2に示すように、当該
ブーツ1が広角度に屈曲して山部5と斜面部7とが互い
に接触したときに円周上圧縮側において斜面部7がこの
屈曲部8においてスムーズに曲げられる。したがって、
発生する接触圧の大きさを小さく抑えることが可能とな
り、これにより摩耗の発生ないし進行を抑えて、当該ブ
ーツ1がこの摩耗により破損するのを防止することがで
きる。
【0015】尚、上記実施例では、最も大径側に位置す
る山部5が接触する斜面部7のみに屈曲部8を設けた
が、同様の構成の屈曲部8を、小径側に位置する他の斜
面部7に併設するようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0017】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1による自在継手用ブーツにおいては、屈曲作動
時に蛇腹部における山部とその小径側の斜面部とが互い
に接触する自在継手用のブーツにおいて、上記斜面部に
屈曲部が設けられているために、当該ブーツが広角度に
屈曲して山部と斜面部とが接触したときに円周上圧縮側
において斜面部が屈曲部においてスムーズに曲げられ
る。したがって、発生する接触圧の大きさを小さく抑え
ることが可能となり、これにより摩耗の発生ないし進行
を抑えて、当該ブーツが摩耗により破損するのを防止す
ることができ、その耐久性を向上させることができる。
また、このことにより低温ないし極低温雰囲気中でブー
ツを広角度で回転させた場合にも、スムーズな回転を得
ることができる。
【0018】また、上記構成を備えた本発明の請求項2
による自在継手用ブーツにおいては、屈曲作動時に蛇腹
部における山部とその小径側の斜面部とが互いに接触す
る自在継手用のブーツにおいて、上記斜面部に屈曲部が
設けられ、この斜面部が、屈曲部を境として互いに連続
する外側斜面部分と内側斜面部分との組み合わせよりな
るとともに、当該ブーツの自由状態における中心軸線に
対する外側斜面部分の傾斜角度が内側傾斜部分の傾斜角
度よりも大きく設定されているために、斜面部が特に曲
がり易く、当該ブーツが広角度に屈曲して山部と斜面部
とが接触したときに円周上圧縮側において斜面部が屈曲
部においてスムーズに曲げられる。したがって、発生す
る接触圧の大きさを小さく抑えることが可能となり、こ
れにより摩耗の発生ないし進行を抑えて、当該ブーツが
摩耗により破損するのを防止することができ、その耐久
性を向上させることができる。また上記請求項1の場合
と同様、このことにより低温ないし極低温雰囲気中でブ
ーツを広角度で回転させた場合にも、スムーズな回転を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自在継手用ブーツの装着
状態を示す断面図
【図2】同自在継手用ブーツの作動状態を示す断面図
【図3】従来例に係る自在継手用ブーツの作動状態を示
す断面図
【符号の説明】
1 自在継手用ブーツ 2 小径側取付部 3 大径側取付部 4 蛇腹部 5 山部 6 谷部 7 斜面部 7a 外側斜面部分 7b 内側斜面部分 8 屈曲部 21 自在継手 22 軸部 23 外輪部 24 作動部 0 中心軸線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径側取付部(2)と大径側取付部
    (3)との間に蛇腹部(4)を有し、当該ブーツ(1)
    の屈曲作動時に前記蛇腹部(4)における山部(5)と
    その小径側に位置する斜面部(7)とが互いに接触する
    ことのある自在継手用のブーツ(1)において、 前記山部(5)が接触する前記斜面部(7)に屈曲部
    (8)を設けたことを特徴とする自在継手用ブーツ。
  2. 【請求項2】 請求項1の自在継手用ブーツにおいて、 屈曲部(8)を設けた斜面部(7)が、前記屈曲部
    (8)を境として互いに連続する外側斜面部分(7a)
    と内側斜面部分(7b)との組み合わせよりなるととも
    に、当該ブーツ(1)の自由状態における中心軸線
    (0)に対する前記外側斜面部分(7a)の傾斜角度
    (θ)が前記内側傾斜部分(7b)の傾斜角度
    (θ)よりも大きく設定されていることを特徴とする
    自在継手用ブーツ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11804365B2 (en) 2019-09-02 2023-10-31 Kokusai Electric Corporation Substrate processing apparatus, plasma generating apparatus, and method of manufacturing semiconductor device

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