JP2001059367A - 電子符号錠用キー - Google Patents

電子符号錠用キー

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JP2001059367A JP2000114148A JP2000114148A JP2001059367A JP 2001059367 A JP2001059367 A JP 2001059367A JP 2000114148 A JP2000114148 A JP 2000114148A JP 2000114148 A JP2000114148 A JP 2000114148A JP 2001059367 A JP2001059367 A JP 2001059367A
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Yutaka Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キー把持部を構成するアッパーケースとロア
ケースとの接合面間から侵入した静電気によって、キー
把持部に内蔵されたIDコード発生回路が損壊しないよ
うにする。 【解決手段】 アッパーケース2とロアケース6とから
なると共に、施解錠用キー部材1の基部1aが取り付け
られ、かつIDコード発生回路5を収納するケース2内
に、施解錠用キー部材1の延設方向に延びる静電気放電
用のアース端子3を配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両のド
アやトランクの施錠装置をロック又はアンロックする電
子符号錠用キーに係わり、特に静電気対策を施した電子
符号錠用キーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電子符号錠用キーは、車
両に搭載された錠をロック又はアンロックするためのキ
ー部材を一体に有するアッパーケースと、このアッパー
ケース内に防水カバーを介して収納されたIDコード発
生回路(回路基板)と、このIDコード発生回路に実装
されたロック及びアンロック用のスイッチと、前記防水
カバーに形成されて前記アッパーケースに表出させたロ
ック及びアンロック用のスイッチ押圧部と、前記アッパ
ーケースの開放端面に接合されたロアケースとを備えた
構成となっている。そして、前記アッパーケースとロア
ケースとによってキー把持部が構成され、このキー把持
部の末端側にはキーホルダが取付可能となっている。
【0003】かかる電子符号錠用キーの使用に際し、前
記ロック用のスイッチ押圧部をプッシュすると、前記I
Dコード発生回路から車両側ユニットにIDコードが伝
送され、そのIDコードを車両側の電子制御回路(ID
コード解読回路)が解読し、解読結果のIDコードが電
子制御回路の設定IDコードと等しければ電子符号錠を
作動させてドアロックし、また、前記アンロック用のス
イッチ押圧部をプッシュすると、前記IDコード発生回
路から伝送されたIDコードを車両側の電子制御回路が
同様に解読して電子符号錠をアンロック作動させるもの
である。なお、アッパーケースに取付けられたキー部材
は従来から用いられている山谷の刻削除されたもので、
その山谷がシリンダ側に設けられた山谷とが一致するか
否かによって施解錠するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子符号錠用キ
ーは以上のように構成されているので、例えば冬期の空
気が乾燥した中でのキー操作等に際して、人体に静電気
が発生すると、この静電気は本来ならば、キー把持部の
表面及びキー部材を伝ってその先端から相手側車体に放
電されるが、前記キー把持部は、アッパーケースとロア
ケースとを接合させた構成となっているため、キー把持
部の末端に取付けられたキーホルダを指でつまんで持ち
ながらキー操作を行おうとした場合、人体に発生した静
電気が、キー把持部の表面を通らずにキーホルダの金属
リングを伝ってアッパーケースとロアケースとの接合面
間からケース内部を通ってキー部材に流れ込むために回
路基板が放電路になってしまい、その結果、キー把持部
に内蔵されたIDコード発生回路の実装電子部品(IC
等)が前記静電気で損壊してしまうという課題があっ
た。
【0005】そこで、電子符号錠用キーの静電気対策と
して、キー把持部の表面に発生した静電気をキー部材に
導いて放電させるためのアース端子をアッパーケースに
内蔵させることが考えられる。しかしながらこのような
ものは現存しない。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、キー把持部を構成するケースの表
面から内部に侵入する静電気に起因したIDコード発生
回路の損壊を防止できる電子符号錠用キーを得ることを
目的とする。
【0007】また、この発明は、ケース内部に侵入した
静電気を施解錠用キー部材にスムーズに導くことができ
る電子符号錠用キーを得ることを目的とする。
【0008】さらに、この発明は、ケース内部に侵入し
た静電気がIDコード発生回路に流れるのを阻止して静
電気放電性能を一層向上させることが可能な電子符号錠
用キーを得ることを目的とする。
【0009】さらに、この発明は、ケース内部に侵入し
た静電気を施解錠用キー部材に対し一層確実に導くこと
が可能な電子符号錠用キーを得ることを目的とする。
【0010】さらに、この発明は、乾燥地域等で発生す
る高電圧の静電気がケース内部に侵入した場合であって
も、その高電圧の静電気をスムーズ、かつ確実に放電さ
せることが可能となり、高電圧の静電気に起因したID
コード発生回路の損壊を確実に防止することが可能な電
子符号錠用キーを得ることを目的とする。
【0011】さらに、この発明は、キー把持部に内蔵さ
れたアース端子手段と施解錠用キー部材との電気的接触
状態を一層確実に維持できて信頼性をさらに向上させる
ことが可能な電子符号錠用キーを得ることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子符号
錠用キーは、アッパーケースとロアケースとからなり、
施解錠用キー部材の基部が取り付けられ、かつIDコー
ド発生回路を収納するケース内に、前記キー部材の延設
方向に延び、その先端部が前記キー部材に接触又は近接
して配置される静電気放電用のアース端子手段を配置し
たものである。
【0013】この発明に係る電子符号錠用キーのアース
端子手段の施解錠用キー部材の基部取付側の反対側は、
該基部取付側の反対側のケース内壁面まで延設してなる
ものである。
【0014】この発明に係る電子符号錠用キーのアース
端子手段は、IDコード発生回路を避けて配置したもの
である。
【0015】この発明に係る電子符号錠用キーのアース
端子手段は、ケースの内部底面に接して当該ケースの前
後方向に延びるアース中央片部と、このアース中央片部
の前端に屈曲形成され、前記ケースの前部内壁面に沿っ
てキー部材との接触方向に延びる前端屈曲片部と、前記
アース中央片部の後端に屈曲形成され、前記ケースの後
部内壁面に沿って当該ケースの内部幅方向に延びる尾翼
片部とからなって平面略T字状に形成されてなるもので
ある。
【0016】この発明に係る電子符号錠用キーのアース
端子手段は、ケースの内部周面における施解錠用キー部
材の基部取付側とは反対側の後端内壁面に沿った方向に
延びる後端片部と、この後端片部の両端から前記ケース
の両側内壁面に沿った方向に延びる両側片部と、この両
側片部の先端から前記ケースの前部内壁面に沿って前記
キー部材との接触方向に延びる尖端形状の前端片部とを
備え、前記後端片部は、前記ケースの後部内壁面に沿っ
て当該ケースの内部幅方向に延びる正面略T字状の尾翼
片部を有してなるものである。
【0017】この発明に係る電子符号錠用キーにおい
て、アース端子手段の前端片部は、当該アース端子の両
側片部の先端間に連続形成され、ケースに取り付けられ
た施解錠用キー部材の基部に近接又は接触配置されてな
るものである。
【0018】この発明に係る電子符号錠用キーにおい
て、アース端子手段の前端片部は、当該アース端子の両
側片部の先端間に連続形成され、ケースの前部内壁面に
沿って施解錠用キー部材の基部との接触方向に延びる前
端翼片部を有してなるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1による電子符号錠用キーの外観を示す平面
図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図2の分解断
面図、図4は図3中のアッパーケースのキー取付部付近
の拡大断面図、図5は図3中のアッパーケースを内側か
ら見た斜視図、図6(a)は図5のアッパーケースのア
ース端子取付要部を示す拡大図、図6(b)は図6
(a)の右側面図、図7は図6(a)のB−B線に沿う
拡大断面図、図8はこの発明の実施の形態1による電子
符号錠用キーに適用するアース端子の斜視図である。図
において、1は車両に搭載された施錠装置をロック(施
錠)及びアンロック(解錠)する導電性のキー部材、1
aはキー部材1の基部であり、この基部1aは、図5お
よび図6(a)に点線で示すように幅広に形成されてい
る。2はキー部材1の基部1aが埋め込まれた樹脂製の
アッパーケースであり、このアッパーケース2は、内部
が断面凹状に形成され、かつ表面に開口するロック用操
作窓21とアンロック用操作窓22とを有している。2
3はアッパーケース2の凹状開放端面に突設した枠状
壁、24はキー部材1の基部1aの中央部に設けられて
アッパーケース2の凹状開放端面の前端側壁面に穿設さ
れたネジ孔、25はアッパーケース2の後端側に設けら
れたキーホルダ取付穴、26はアッパーケース2の後端
外壁部に設けられた係合突起、27はアッパーケース2
のキー部材1側における前端側内壁面の中間部に設けら
れたアース端子3取付用の内溝、28は前記枠状壁23
に切欠形成されたアース端子3取付用の外溝であり、前
記内溝27と外溝28はキー部材1の基部近傍で一連に
形成され、前記アース端子3の先端部が収納されてい
る。
【0020】3はアッパーケース2内に収納配置した静
電気放電用のアース端子(アース端子手段)であり、こ
のアース端子3はキー部材1の基部1aに対し電気的に
直接接続されてアッパーケース2内で前後方向に延びる
もので、詳細な形状構成については後述する。
【0021】4はアッパーケース2内にアース端子3を
介して嵌め込まれた防水カバーであり、この防水カバー
4はアッパーケース2の内部断面形状に対応した凹状断
面形状をなすゴム等の弾性部材からなり、アッパーケー
ス2のロック用操作窓21およびアンロック用操作窓2
2に嵌め込まれたスイッチ押圧部41,42を有してい
る。また、防水カバー4の凹状開放端面には外向鍔状縁
部43が一体形成されている。
【0022】5は防水カバー4内に配置した、ファンク
ションコードを含むIDコード発生回路(回路基板)で
あり、このIDコード発生回路5には、防水カバー4の
スイッチ押圧部41,42にそれぞれの操作に連動する
ロック用およびアンロック用のスイッチ51,52が実
装され、これらのスイッチ51,52を選択的にオンす
ることにより、IDコード発生回路5がIDコードを発
信し、このIDコードを車両側の電子制御回路(図示せ
ず)が受信して解読し、その電子制御回路に予め設定さ
れた、基準ファンクションコードを含む基準IDコード
と前記IDコード発生回路5からのIDコードとが一致
した際に、車両側の電子符号錠をロック動作させたりア
ンロック動作させるものである。
【0023】6はアッパーケース2の凹状開放端面に着
脱可能に嵌合固定される樹脂製のロアケース、61はそ
のロアケース6の前端側に設けられたネジ取付孔、62
はロアケース6の後端側に設けられたキーホルダ取付
穴、63はそのキーホルダ取付穴62の内壁面部に設け
られた係合溝であり、この係合溝63にアッパーケース
2の係合突起26が嵌め込み係合されている。7はロア
ケース6のネジ取付孔61を介してキー部材1の基部ネ
ジ孔24に螺合された止めネジである。ここで、前記ア
ッパーケース2とロアケース6は、施解錠用のキー部材
1の基部1aが取り付けられ、かつIDコード発生回路
5を収納するケースを構成するものである。
【0024】次に、アース端子3の詳細な形状構成につ
いて説明すると、このアース端子3は、図5および図8
に示すように、アッパーケース2の凹状内底面に接して
その凹状内部を前後方向ほぼ全長に亘って延びる細長薄
板状のアース中央片部31と、このアース中央片部31
の前端から約90゜角で屈曲してアッパーケース2の内
溝27に嵌め込まれる前端屈曲片部32と、この前端屈
曲片部32の先端からキー部材1との接続方向(アース
中央片部31と平行に、かつ反対方向に延びる)に屈曲
してアッパーケース2の外溝28に嵌め込まれる嘴状の
先端片部33と、アース中央片部31の後端からアッパ
ーケース2の後部内壁面に沿う方向へ約90゜角で屈曲
してアッパーケース2の内部幅方向に延びる尾翼片部3
4とからなって、導電性の薄肉板バネ部材で平面ほぼT
字状に形成されており、アース中央片部31の中心線L
に対して平面展開形状が左右対称形状をなしている。
【0025】次に組立について説明する。予めキー部材
1の基部1aが埋め込み結合されたアッパーケース2内
にアース端子3を配置する。この場合、アッパーケース
2の内溝27にアース端子3の前端屈曲片部32を、か
つ、アッパーケース2の外溝28にアース端子3の先端
片部33をそれぞれ嵌め込み係合させ、その先端片部3
3の最先端部をネジ孔24に臨ませると共に、アース端
子3の中央片部31をアッパーケース2の凹状内底面に
接合させ、かつ、アース端子3の尾翼片部34をアッパ
ーケース2の後部内壁面に接合させた状態にアース端子
3を組付ける。
【0026】次いで、IDコード発生回路5が嵌め込み
ユニット化された防水カバー4をアッパーケース2内に
嵌め込みセットする。この場合、防水カバー4のスイッ
チ操作部41,42をアッパーケース2のロック用操作
窓21およびアンロック用操作窓22に係入させる。こ
のように、防水カバー4をアッパーケース2内にセット
し、防水カバー4の外向鍔状縁部43を全周に亘って挟
持することにより、アース端子3の先端片部33が防水
カバー4の外向鍔状縁部43と前記アッパーケース2の
凹状解放端面とで押え付けられた状態となる。
【0027】その状態でアッパーケース2の係合突起2
6とロアケース6の係合溝63とを係合させると共に、
アッパーケース2の凹状開放端面にロアケース6を接合
させることにより、アッパーケース2側のネジ孔24と
ロアケース6側のネジ取付孔61とを合致させ、そのネ
ジ取付孔61を介して前記ネジ孔24に止めネジ7を螺
合することにより、前記ネジ孔24に臨んでいるアース
端子3の先端片部33が止めネジ7に接触する。したが
って、アース端子3は止めネジ7を介してキー部材1の
埋め込み基部1aに対し電気的に直接接続された状態と
なる。そして、止めネジ7の締め付けにより、アッパー
ケース2とロアケース6とが一体的に合体され、それら
のアッパーケース2とロアケース6とによってキー把持
部が構成された電子符号錠用キーの組立が終了する。
【0028】次に動作について説明する。電子符号錠用
キーの使用時において、使用者がキーホルダ取付穴2
5,62の近傍又はキーホルダ取付穴25,62に取り
付けられたキーホルダの金属リング(図示せず)を指で
つまんで持ち、キー部材1を車両に接触又は接近させた
場合、使用者の衣服に静電気が発生していると、この静
電気がキー把持部後端部をアッパーケース2とロアケー
ス6との接合面間からキー把持部内に侵入しようとする
と、その静電気は、アッパーケース2と防水カバー4と
の間のアース端子3に誘引され、このアース端子3を流
れて止めネジ7を介しキー部材1に導かれることにより
放電される。このように、静電気がアッパーケース2と
ロアケース6との接合面間から内部に侵入しても、その
静電気は、防水カバー4の裏側のアース端子3を流れる
ことにより、防水カバー4内部のIDコード発生回路5
を避けてキー部材1に導かれるため、静電気によるID
コード発生回路5の損壊を確実に防止できる。
【0029】以上説明した実施の形態1によれば、アッ
パーケース2と防水カバー4との間に配置されたアース
端子3の先端片部33が止めネジ7によってキー部材1
の基部1aに対し電気的に直接接続されるように構成し
たので、アッパーケース2とロアケース6との接合面間
からキー把持部内に侵入する静電気は、防水カバー4の
裏側のアース端子3に流れ、防水カバー4内のIDコー
ド発生回路5を避けてキー部材1に導かれるため、静電
気によるIDコード発生回路5の損壊を確実に防止でき
るという効果がある。また、アース端子3はアッパーケ
ース2の内部幅方向に延びる尾翼片部34を有し、この
尾翼片部34がアッパーケース2の後部内壁面の略全
面、換言すると、キーホルダ取付穴25,62の幅広な
側壁に対応する壁面に接しているので、アッパーケース
2とロアケース6とのキーホルダ側の接合面間から侵入
する静電気を前記尾翼片部34で確実に誘引してキー部
材1に導くことができるという効果がある。
【0030】なお、上記実施の形態1では、アース端子
3の先端片部33をネジ孔24に臨ませた状態で、その
ネジ孔24に螺合した止めネジ7を締め付けることによ
り、その止めネジ7を介してキー部材1の基部1aにア
ース端子3を電気的に直接接続するように構成したが、
止めネジ7の締め付けにより、アース端子3の先端片部
33をキー部材1の基部1aに直接押し付け接続するよ
うにしてもよく、この場合も同様の効果が得られる。
【0031】実施の形態2.図9(a)はこの発明の実
施の形態2による電子符号錠用キーのアース端子取付要
部を示す裏面図、図9(b)は図9(a)の右側面図、
図10は図9(a)のC−C線に沿う拡大断面図、図1
1は図9(a)の斜視図であり、図1〜図8と同一部分
には同一符号を付して重複説明を省略する。上記実施の
形態1では、キー部材1の幅広基部1aの全体をアッパ
ーケース2の壁部に埋め込んだ構成としたが、この実施
の形態2では、キー部材1の幅広基部1aの末端面をア
ッパーケース2の前部内壁面に同一面状に露出させ、そ
の幅広基部1aの露出端面にアース端子3の前端屈曲片
部32を接触させると共に、上記実施の形態1によるア
ース端子3の先端片部33およびその先端片部33を嵌
め込むアース取付用の外溝28をそれぞれ不要化したも
のである。
【0032】ここで、上記実施の形態1の場合のよう
に、アース端子3の先端片部33をアッパーケース2の
アース取付用の外溝28に嵌め込む構造とした場合、嵌
め込み易くする必要があるために、寸法精度に余裕を持
たせる必要がある。それによって、その外溝28の溝壁
と前記先端片部33との間に隙間が生じ、その隙間を防
水カバー4で塞ぐことができないので、防水カバー4に
よるキー把持部の防水性能が低下する危惧があるが、こ
の実施の形態2によれば、上記実施の形態1におけるア
ース端子3の先端片部33およびその先端片部33を嵌
め込む外溝28を不要化し、キー部材1の幅広基部1a
の露出端面にアース端子3の前端屈曲片部32を接触
(又は接近)させたことにより、防水カバー4の外向鍔
状縁部43を全周に亘って一様な力で抱えることができ
るので、上記実施の形態1の場合のような防水カバー4
によるキー把持部の防水性能低下の危惧を解消できると
いう効果がある。また、キー部材1の基部1aが幅広と
なっているので、その基部1aに対するアース端子3の
前端屈曲片部32の接触位置が幅方向に位置ずれして
も、その位置で前端屈曲片部32が防水カバー4で押え
付けられることにより、キー部材1とアース端子3の接
触不良が生じるようなことはない。なお、上記キー部材
1の幅広基部1aの露出端面とアース端子3の前端屈曲
片部32との間に隙間を設ける場合には最大で1mm位
である。
【0033】実施の形態3.図12はこの発明の実施の
形態3によるアース端子の斜視図である。この実施の形
態3では、上記実施の形態2によるアース端子3の前端
屈曲片部32の先端に幅広翼部35を設け、この幅広翼
部35を上記実施の形態2におけるキー部材1の幅広基
部1aの露出端面に接触させるものであり、この実施の
形態3によるアース端子3のその他の構成は上記実施の
形態2と同一のため、その同一部分には同一符号を付し
て説明を省略する。
【0034】この実施の形態3によれば、アース端子3
の前端屈曲片部32の先端に幅広翼部35を設け、この
幅広翼部35をキー部材1の幅広基部1aの露出端面に
接触させるように構成したので、キー部材1とアース端
子3との接触面積が拡大し、それら両者の接触不良を一
層確実に防止できるという効果がある。なお、前記実施
の形態2,3においては、基部1aの端部で全体的に露
出させたが、中央部等の一部分であってもよい。
【0035】実施の形態4.図13はこの発明の実施の
形態4による電子符号錠用キーの外観を示す側面図、図
14は図13中のアッパーケースの縦断面図である。前
記実施の形態1から実施の形態3ではアース端子3をア
ッパーケース2とロアケース6との間に形成された空間
の内壁面に沿うように外溝28,内溝27を設け、配置
したが、この実施の形態では、アッパーケース2とロア
ケース6との合わせ面Mの周面に沿ってアース端子71
を配置し、その合わせ面Mに形成された隙間Sを外から
見たときに、矢印Lの範囲内でアース端子71の金属色
がデザインとして見えるようにしたものである。そのた
めに、この実施の形態では、アッパーケース2のロアケ
ース6との噛み合い部Bの外周面に外周溝70を設け、
その外周溝70内にCリング状に形成されたアース端子
71を一体成形して配置することによって、人体に発生
した静電気をそのアース端子71を通してキー部材1に
放電することも可能である。換言すると、人体の衣服で
発生した静電気が指先からアッパーケース2とロアケー
ス6の表面に放電され、如何なる周面からケース内に入
り込んでも、必ず合わせ面Mを通過することになり、静
電気はキー部材1に誘導され、IDコード発生回路5を
通過することがない。
【0036】実施の形態5.図15はこの発明の実施の
形態5による電子符号錠用キーの分解断面図、図16は
図15中のアッパーケース内にアース端子手段を組付け
セットして当該アッパーケースを内側から見た一部切欠
斜視図、図17は図15および図16中のアース端子手
段を拡大して示す斜視図、図18(a)は図17の平面
図、図18(b),(c)は図18(a)の側面図,正
面図であり、図1から図12と同一または相当部分には
同一符号を付して重複説明を省略する。図15,図16
において、1bはキー部材1の基部端面、2aはアッパ
ーケース2の内部周面におけるキー部材1の基部1a取
付側となる前端内壁面であり、この前端内壁面2aの略
中央部に前記キー部材1の基部端面1bが露出してい
る。2bは前記アッパーケース2の両側内壁面、2cは
前記アッパーケース2の後端内壁面、2dは前記アッパ
ーケース2の内底面中間部に設けられて前後方向に延び
る溝部であり、この溝部2dの底部にはアース端子位置
決め用の係合突起2eが設けられている。
【0037】一方、この実施の形態5によるアース端子
3は、平面略コ字状に一体形成された極薄の金属片から
なるもので、その詳細な形状構成は図16〜図18に示
すように、前記アッパーケース2の後端内壁面2cに沿
った方向に延びる後端片部30と、この後端片部30の
両端から同一方向に屈曲し前記アッパーケース2の両側
内壁面2bに沿って当該アッパーケース2内の前後方向
に延びる両側片部31a,31bと、これらの両側片部
31a,31bの先端から相対方向(前記キー部材1の
基部端面1bとの接触方向)に屈曲延設された前端片部
32a,32bとを備えている。ここで、前記後端片部
30の中間部には、前記両側片部31a,31b間に向
って一端部が部分的に延出し、かつ前記係合突起2eに
嵌め込み係合させるための係合穴30bを有する段差状
の取付片部30aが屈曲形成され、この取付片部30a
の他端部には、前記後端片部30の外側近傍で立ち上が
って前記アッパーケース2の内部幅方向に延びる正面T
字状の尾翼片部34が屈曲形成されている。また、前記
前端片部32a,32bは、それぞれの先端側が漸次幅
狭くなる尖鋭状に形成されている。なお、この実施の形
態においては、前端片部32a,32bの先端の幅を
0.7mmに設定し、かつその間隔を20mmに設定し
ているが、その先端形状は角度が鋭角であればある程よ
いことは一般的に知られていることであるが、先端が尖
った形状であると先端が曲がり易く、また組立上危険が
あるので、上述の如く先端部は角をおとした形状にされ
ている。
【0038】次に組立について説明する。まず、アッパ
ーケース2の内部にアース端子3をセットするが、この
場合、アース端子3の尾翼片部34がアッパーケース2
の後端内壁面2cに当接する向きにして当該アッパーケ
ース2の溝部2dに前記アース端子3の取付片部30a
を嵌合しながら、当該取付片部30aの係合穴30bを
前記溝部2d底部の係合突起2eに係合する。これによ
り、アース端子3はアッパーケース2内の所定のセット
位置に位置決めされる。この状態で上記実施の形態1の
場合と同様に、IDコード発生回路5がユニット化され
た防水カバー4をアッパーケース2内に嵌め込みセット
した後、アッパーケース2の凹状開放端面との間で防水
カバー4の外向鍔状縁部43の全周を挟持するようにロ
アケース6を被せ、止めネジ7で締め付け固定すること
により、前記アッパーケース2とロアケース6とによっ
てキー把持部が構成された電子符号錠用キーの組立が終
了する。
【0039】次に動作について説明する。例えば、高電
圧の静電気が発生しやすい乾燥地域での電子符号錠用キ
ーの使用時において、上記実施の形態1の場合と同様
に、使用者の衣服等に発生した静電気が、キー把持部の
後端部においてアッパーケース2とロアケース6との接
合面からキー把持部内(ケース内部)に侵入しようとす
ると、その静電気は、アッパーケース2と防止カバー4
の外向鍔状縁部43との間からアース端子3の尾翼片部
34に誘引され、次いでアース端子3の両側片部31
a,31bを通って前端片部32a,32bの先端から
キー部材1の基部端面1bに飛び誘引されることによ
り、そのキー部材1から放電される。
【0040】以上説明した実施の形態5によれば、アッ
パーケース2の内部に配置するアース端子3を、前記ア
ッパーケース2の後端内壁面2cに沿った方向に延びる
後端片部30と、この後端片部30の両端から前記アッ
パーケース2の両側内壁面2bに沿って前後方向に延び
る両側片部31a,31bとからなる平面略コ字状に形
成すると共に、前記後端片部30の中間部には前記アッ
パーケース2の後端内壁面2cに沿って当該アッパーケ
ース2の内部幅方向に延びる正面T字状の尾翼片部34
を立ち上げ形成し、かつ、前記両側片部31a,31b
の先端には前記アッパーケース2の前端内壁面2aに沿
ってキー部材1の基部端面1bに向かう方向に延びる尖
鋭状の前端片部32a,32bを形成するように構成し
たので、アッパーケース2とロアケース6との接合面間
から当該ケース内部(キー把持部内)に侵入する静電気
を、前記アッパーケース2の内部周面に沿った方向に延
びる前記アース端子3によって、防水カバー4内のID
コード発生回路5の中央部に配置されたIC5aを避け
ながらキー部材1に確実に誘引させることが可能とな
る。なお、前記前端片部32a,32b間はほぼ20m
mに設定してあるが、この数値に限定されるものではな
く、放電電圧又は前端片部32a,32bの先端形状に
よって設定されるもので、実験的には、25000Vの
印加電圧で放電していることが確認されている。
【0041】すなわち、熱帯乾燥地域等では高電圧の静
電気が発生しやすく、例えば、20000V〜3000
0V等の高電圧の静電気の場合、キー把持部を構成する
ケース内に侵入すると、IDコード発生回路5が防水カ
バー4で保護されていても、その防水カバー4がIDコ
ード発生回路5上のIC5aに近接配置されていると、
IC5aに放電電流が流れて当該IC5aを損壊するこ
とがある。
【0042】しかるに、この実施の形態5によれば、キ
ー把持部のケース内部に侵入する静電気が高電圧であっ
ても、その静電気は、防水カバー4の裏側でアッパーケ
ース2の内部周面に沿った方向に延びる前記アース端子
3によって、IDコード発生回路5のIC5aを避けな
がらキー部材1の基部端面1bに確実に導かれ、そのキ
ー部材1から放電されるため、乾燥地域等で発生する高
電圧の静電気に起因してIDコード発生回路5の損壊を
確実に防止することが可能になるという効果がある。ま
た、アース端子3の前端片部32a,32bの先端がキ
ー部材1の基部端面1bから離れていても、上記前端片
部32a,32bの先端部はそれぞれ尖鋭状に形成され
ているため、その前端片部32a,32bからキー部材
1の基部端面1bに向ってアース電流がスムーズに流れ
るという効果がある。
【0043】実施の形態6.図19はこの発明の実施の
形態6によるアース端子手段を示す斜視図、図20
(a)は図19の平面図、図20(b)および(c)は
図20(a)の側面図および正面図であり、図17およ
び図18と同一または相当部分には同一符号を付して重
複説明を省略する。図において、32cはアース端子3
における前端片部32a,32bの先端間に一体連続し
て立ち上げ形成された正面門形状の前端翼片部であり、
この前端翼片部32cはキー部材1の基部端面1bに近
接又は接触位置に配置するものである。すなわち、上記
実施の形態5では、アース端子3の前端片部32a,3
2bを切り離してキー部材1の基部端面1bから離れた
位置に配置するように構成したが、この実施の形態6で
は、アース端子3の前端片部32a,32bと、当該前
端片部32a,32b間で立ち上がる中央部の前端翼片
部32cとを一連に連続形成し、その前端翼片部32c
をキー部材1の基部端面1bに近接または接触配置する
ように構成したものである。このように構成した実施の
形態6によれば、アース端子3の前端翼片部32cがキ
ー部材1の基部端面1bに近接又は接触することによ
り、アース端子3からキー部材1に放電電流が一層スム
ーズに流れ、高電圧の静電気に起因したIDコード発生
回路5を構成するIC5aの損壊を一層確実に防止する
ことが可能になるという効果がある。なお、前記前端翼
片部32cは側面コ字状をなし、下側が凹状に形成され
ているので、IDコード発生回路5を形成する電子部品
が前記キー部材1の基部端面に接近して配置されている
場合、それをまたいで前端翼片部32cを配置すること
ができる。
【0044】実施の形態7.図21はこの発明の実施の
形態7によるアース端子手段を示す斜視図、図22
(a)は図21の平面図、図22(b)および(c)は
図21(a)の側面図および正面図であり、図17から
図20との同一部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。図において、32はアース端子3における両側
片部31a,31bの先端間に連続形成された前端片
部、32dはその前端片部32の中央部に立ち上げ形成
された正面矩形状の前端翼片部であり、この前端翼片部
32はキー部材1の基部端面1bに近接又は接触位置に
配置するものである。従って、この実施の形態7の場合
も上記実施の形態6と同様の効果が得られる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、アッ
パーケースとロアケースとからなると共に、施解錠用キ
ー部材の基部が取り付けられ、かつIDコード発生回路
を収納するケース内に、前記キー部材の延設方向に延び
る静電気放電用のアース端子手段を配置するように構成
したので、アッパーケースとロアケースとの間からケー
ス内部に侵入する静電気を、前記アース端子手段によっ
て、前記施解錠用キー部材にスムーズに導くことがで
き、このため、静電気に起因したIDコード発生回路の
損壊を防止できるという効果がある。
【0046】この発明によれば、アース端子手段の一端
が施解錠用キー部材の基部に近接又は接触し、かつ他端
が前記施解錠用キー部材の基部取付側とは反対側のケー
ス内壁面まで延設するように構成したので、ケースの後
端側から当該ケース内部に侵入した静電気を施解錠キー
部材に一層スムーズに導くことができるという効果があ
る。
【0047】この発明によれば、IDコード発生回路を
避けてアース端子手段を配置するように構成したので、
ケース内部に侵入した静電気がIDコード発生回路に流
れるのを阻止することが可能となり、静電気放電性能が
一層向上するという効果がある。
【0048】この発明によれば、アッパーケースの内部
底面に接して当該アッパーケースの前後方向に延びるア
ース中央片部と、このアース中央片部の前端に屈曲形成
され、前記アッパーケースの前部内壁面に沿ってキー部
材との接続方向に延びる前端屈曲片部と、前記アース中
央片部の後端に屈曲形成され、前記アッパーケースの後
部内壁面に沿って当該アッパーケースの内部幅方向に延
びる尾翼片部とにより、平面略T字状のアース端子を形
成したので、そのアース端子の前端屈曲片部によってキ
ー部材との電気的接続を容易に行うことができると共
に、アッパーケースの内部幅方向に延びる尾翼片部によ
って、キー把持部末端側でアッパーケースとロアケース
との接合面から侵入する静電気を確実に誘引することが
可能となり、信頼性が向上するという効果がある。
【0049】この発明によれば、アース端子手段は、ケ
ースの内部周面における施解錠用キー部材の基部取付側
とは反対側の後端内壁面に沿った方向に延びる後端片部
と、この後端片部の両端から前記ケースの両側内壁面に
沿った方向に延びる両側片部と、この両側片部の先端か
ら前記ケースの前部内壁面に沿って前記キー部材との接
触方向に延びる尖端形状の前端片部とを備え、前記後端
片部は、前記ケースの後部内壁面に沿って当該ケースの
内部幅方向に延びる正面略T字状の尾翼片部を有するよ
うに構成したので、乾燥地域等で発生する高電圧の静電
気がケース内部に侵入した場合でも、その高電圧の静電
気を前記ケースの内部周面に沿って施解錠用キー部材の
基部に対しスムーズに導くことができ、このため、高電
圧の静電気に起因したIDコード発生回路の損壊を確実
に防止することが可能となって信頼性が大幅に向上する
という効果がある。
【0050】この発明によれば、アース端子手段の前端
片部を、当該アース端子の両側片部の先端間に連続形成
し、ケースに取り付けられた施解錠用キー部材の基部に
近接又は接触配置するように構成したので、ケース内部
に侵入した高電圧の静電気を前記ケースの内部周面に沿
って施解錠用キー部材の基部に対し一層スムーズに導く
ことができるという効果がある。
【0051】この発明によれば、アース端子手段の前端
片部を、当該アース端子の両側片部の先端間に連続形成
し、ケースの前部内壁面に沿って施解錠用キー部材の基
部との接触方向に延びる前端翼片部を有する構成とした
ので、ケース内部に侵入した静電気を前記ケースの内部
周面に沿って施解錠用キー部材の基部に対し確実に導く
ことが可能となり、静電気放電性能がさらに向上して信
頼性が一層向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による電子符号錠用キ
ーの外観を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2の分解断面図である。
【図4】図3中のアッパーケースのキー取付部付近の拡
大断面図である。
【図5】図3中のアッパーケースの内側から見た斜視図
である。
【図6】図6(a)は図5中のアッパーケースのアース
端子取付要部をを示す拡大裏面図、図6(b)は図6
(a)の右側面図である。
【図7】図6(a)のB−B線に沿う拡大断面図であ
る。
【図8】この発明の実施の形態1による電子符号錠用キ
ーに適用するアース端子の斜視図である。
【図9】図9(a)はこの発明の実施の形態2による電
子符号錠用キーのアース端子取付要部を示す裏面図、図
9(b)は図9(a)の右側面図である。
【図10】図9(a)のC−C線に沿う拡大断面図であ
る。
【図11】図9(a)の斜視図である。
【図12】この発明の実施の形態3によるアース端子の
斜視図である。
【図13】この発明の実施の形態4による電子符号錠用
キーの外観を示す側面図である。
【図14】図13中のアッパーケースの縦断面図であ
る。
【図15】この発明の実施の形態5による電子符号錠用
キーの分解断面図である。
【図16】図15中のアッパーケース内にアース端子手
段を組付けセットして当該アッパーケースを内側から見
た一部切欠斜視図である。
【図17】図17は図15および図16中のアース端子
手段を拡大して示す斜視図である。
【図18】図18(a)は図17の平面図、図18
(b)は図18(a)の側面図、図18(c)は図18
(a)の正面図である。
【図19】この発明の実施の形態6によるアース端子手
段の斜視図である。
【図20】図20(a)は図19の平面図、図20
(b)は図20(a)の側面図、図20(c)は図20
(a)の正面図である。
【図21】この発明の実施の形態7によるアース端子手
段の斜視図である。
【図22】図22(a)は図21の平面図、図22
(b)は図22(a)の側面図、図22(c)は図22
(a)の正面図である。
【符号の説明】
1 キー部材 1a 基部 1b 基部端面 2 アッパーケース 2a 前端内壁面 2b 両側内壁面 2c 後端内壁面 2d 溝部 2e 係合突起 3,71 アース端子 4 防水カバー 5 IDコード発生回路 6 ロアケース 7 止めネジ 21 ロック用操作窓 22 アンロック用操作窓 23 枠状壁 24 ネジ孔 25 キーホルダ取付穴 26 係合突起 27 アース端子3取付用の内溝 28 アース端子3取付用の外溝 30 後端片部 30a 取付片部 30b 係合穴 31 アース中央片部 31a,31b 両側片部 32 前端屈曲片部 32a,32b 前端片部 32c 前端翼片部 33 嘴状の先端片部 34 尾翼片部 35 幅広翼部(実施の形態3) 41,42 スイッチ押圧部 43 外向鍔状縁部 51,52 スイッチ 61 ネジ取付孔 62 キーホルダ取付穴 63 係合溝 70 外周溝(実施の形態4) 71 アース端子 B 噛み合い部(実施の形態4) M 合わせ面(実施の形態4) S 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 裕 埼玉県大宮市日進町2丁目1910番地 株式 会社カンセイ内 Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB21 BB66 CC30 DD06 EE11 FF24 FF35 HH01 JJ05 KK03 LL01 LL14 TT03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパーケースとロアケースとからなる
    と共に、施解錠用キー部材の基部が取り付けられ、かつ
    IDコード発生回路を収納するケース内に、前記キー部
    材の延設方向に延びその先端部が前記キー部材の基部に
    接触又は近接して配置される静電気放電用のアース端子
    手段を配置してなる電子符号錠用キー。
  2. 【請求項2】 前記アース端子手段の施解錠用キー部材
    の基部取付側の反対側は、該基部取付側の反対側のケー
    ス内壁面まで延設されてなることを特徴とする請求項1
    記載の電子符号錠用キー。
  3. 【請求項3】 前記アース端子手段は、IDコード発生
    回路を避けて配置されてなることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の電子符号錠用キー。
  4. 【請求項4】 前記アース端子手段は、ケースの内部底
    面に接して当該ケースの前後方向に延びるアース中央片
    部と、このアース中央片部の前端に屈曲形成され、前記
    ケースの前部内壁面に沿ってキー部材との接触方向に延
    びる前端屈曲片部と、前記アース中央片部の後端に屈曲
    形成され、前記ケースの後部内壁面に沿って当該ケース
    の内部幅方向に延びる尾翼片部とからなって平面略T字
    状に形成されてなることを特徴とする請求項2記載の電
    子符号錠用キー。
  5. 【請求項5】 前記アース端子手段は、ケースの内部周
    面における施解錠用キー部材の基部取付側とは反対側の
    後端内壁面に沿った方向に延びる後端片部と、この後端
    片部の両端から前記ケースの両側内壁面に沿った方向に
    延びる両側片部と、この両側片部の先端から前記ケース
    の前部内壁面に沿って前記キー部材との接触方向に延び
    る尖端形状の前端片部とを備え、前記後端片部は、前記
    ケースの後部内壁面に沿って当該ケースの内部幅方向に
    延びる正面略T字状の尾翼片部を有してなることを特徴
    とする請求項2記載の電子符号錠用キー。
  6. 【請求項6】 前記アース端子手段の前端片部は、当該
    アース端子の両側片部の先端間に連続形成され、ケース
    に取り付けられた施解錠用キー部材の基部に近接又は接
    触配置されてなることを特徴とする請求項2記載の電子
    符号錠用キー。
  7. 【請求項7】 前記アース端子手段の前端片部は、当該
    アース端子の両側片部の先端間に連続形成され、ケース
    の前部内壁面に沿って施解錠用キー部材の基部との接触
    方向に延びる前端翼片部を有してなることを特徴とする
    請求項2記載の電子符号錠用キー。
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