JP2001058703A - 作業車の動作制御装置 - Google Patents
作業車の動作制御装置Info
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- JP2001058703A JP2001058703A JP11232959A JP23295999A JP2001058703A JP 2001058703 A JP2001058703 A JP 2001058703A JP 11232959 A JP11232959 A JP 11232959A JP 23295999 A JP23295999 A JP 23295999A JP 2001058703 A JP2001058703 A JP 2001058703A
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Abstract
容易かつ迅速に対処できる作業車の動作制御装置等を提
供する。 【解決手段】 スイッチ4、6、8、10から引出され
たケーブル60a、60b、60c、60dは、プログ
ラマブルコントローラを構成するコントロール基板38
の各ポートに、1対1に接続されている。いずれかのス
イッチが押されると、塵芥の積み込み動作を継続させる
ためのリレー14がOFFになり、積み込み動作が停止
するようプログラムされている。いずれかのスイッチが
押された場合にランプ16を点灯させるような仕様の追
加が要求された場合、ランプ16とケーブル60eを追
加し、コントロール基板38のプログラムを書き換える
だけでよい。
Description
し、特に、作業車の行なう作業動作を制御するための動
作制御装置等に関する。
行なう塵芥車が知られている。図15に、従来の塵芥車
の一例を模式的に現わした図面を示す。
んだ塵芥の排出動作などを行なうが、このような動作に
関連したスイッチが、キャブ(キャビン)2a内、塵芥
収容箱2bおよびテールゲート2cの各所に設けられて
いる。図15には、説明の便宜のため、塵芥の積み込み
動作を停止させるためのスイッチ4、6、8、10のみ
を示す。
含む回路を示す図面である。スイッチ4、6、8、10
は、いずれもB接点(通常ONであり、操作時にOFF
になる接点)のみを備えたスイッチである。12はバッ
テリー、14は塵芥の積み込み動作を継続させるための
リレーである。図17Aは、該回路の実体的な接続コー
ドの構成を示す配線図である。
ッチ4、6、8、10が押された場合でもリレー14を
OFFにして、塵芥の積み込み動作を停止させる回路が
容易に実現される。
塵芥車2には次のような問題があった。塵芥車は、地域
ごとに異なる安全上の取決めや顧客の要望などにより、
種々の装備が追加されたり、除去されたりすることが多
い。
8、10が押された場合にキャブ2a内でランプ16
(図18参照)を点灯させるような仕様の追加が要求さ
れたとする。このような仕様変更の要求に対応する手順
について説明する。
を、図16Bのように変更する。図16Bにおいて、ス
イッチ18、20、22、24は、A接点(通常OFF
であり、操作時にONになる接点)およびB接点を備え
たスイッチである。つぎに、実体的な接続コードの構成
を示す配線図を、図17Aから、図17Bのように変更
する。
キャブ2a内に、ランプ16を取付けるとともに、スイ
ッチ4、6、8、10(図15参照)を、スイッチ1
8、20、22、24に付け替える。さらに、図17B
に示す配線図にしたがって、塵芥車2の接続コードを変
更する。
仕様の変更に際し、設計変更や実装変更に多大な労力が
必要であり、かつ、仕様変更の要請を受けてから変更品
の納入までに相当の期間が必要であった。
作業動作に関連する仕様変更の要求に対し、容易かつ迅
速に対処できる作業車の動作制御装置等を提供すること
を目的とする。
請求項1の作業車の動作制御装置は、作業車の行なう作
業動作を制御するための装置であって、プログラマブル
コントローラを備えたことを特徴とする。
部品や配線の変更をあまり行なうことなく、プログラム
を変更することで対処することができる。この場合、プ
ログラマブルコントローラに通信ケーブル等をつなぐこ
とで、現場で簡単にプログラムの変更を行なうことがで
きる。また、プログラミング言語としてラダー図言語を
用いることで、プログラムの理解や変更が容易になる。
さらに、作業車の行なう異種の動作、たとえば、塵芥の
積み込み動作、塵芥の排出動作、追加のオプション動作
等を一つのコントローラで集中制御することができる。
また、入出力基板を追加することで、多数の入出力に容
易に対応することができる。さらに、全ての入出力機
器、たとえば、スイッチ、センサ、リレーなどを、1対
1にコントローラの入出力端子に接続することで、配線
の接続箇所を少なくすることができる。配線の接続箇所
を少なくすることで、動作の信頼性を高めることができ
る。また、全ての入出力機器を1対1にコントローラの
入出力端子に接続することで、電気回路の簡素化を図る
ことができる。すなわち、作業動作に関連する仕様変更
の要求に対し、容易かつ迅速に対処することができる。
は、プログラマブルコントローラは、作業動作を規定す
る制御パラメータを設定するための可変アナログ量設定
手段を備えたことを特徴とする。
更することができる。また、プログラムを変更すること
なく制御パラメータを変更することができる。このた
め、作業動作に関連する仕様変更の要求に対し、さら
に、容易かつ迅速に対処することができる。
は、可変アナログ量設定手段として可変抵抗器を用い、
プログラマブルコントローラは、さらにアナログ/デジ
タル変換器を備え、可変抵抗器により設定された抵抗値
を、当該アナログ/デジタル変換器を介してデジタル量
として認識し、当該デジタル量を用いて制御パラメータ
を決定することを特徴とする。したがって、安価で入手
容易な可変抵抗器を用いることで、容易に、可変アナロ
グ量設定手段を実現することができる。
は、可変アナログ量設定手段を用いて、作業動作を規定
するタイマー値を設定するよう構成したことを特徴とす
る。したがって、顧客から変更の要望が多いタイマー値
を、プログラムを変更することなく、現場で容易に変更
することができる。
は、作業動作を規定するタイマー値は、作業動作を開始
させるためのスイッチが操作されてから当該作業動作を
開始するまでの遅延時間を規定するタイマー値であるこ
とを特徴とする。したがって、顧客から変更の要望が多
い遅延時間を規定するタイマー値を、プログラムを変更
することなく、現場で容易に変更することができる。
は、可変アナログ量設定手段を用いて、作業動作の動力
源となるエンジンの上限回転数を設定するよう構成した
ことを特徴とする。したがって、顧客から変更の要望が
多いエンジンの上限回転数を、プログラムを変更するこ
となく、現場で容易に変更することができる。
は、作業車は、塵芥の収集作業を行なう塵芥車であるこ
とを特徴とする。したがって、地域ごとに異なる安全上
の取決めや顧客の要望などにより、種々の装備が追加さ
れたり除去されたりすることが多い塵芥車において、作
業動作に関連する仕様変更を、容易かつ迅速に行なうこ
とができる。
いずれかの作業車の動作制御装置を備えたことを特徴と
する。したがって、作業動作に関連する仕様変更の要求
に対し、容易かつ迅速に対処することができる作業車を
実現することができる。
よる作業車の動作制御装置を備えた塵芥車32を模式的
に現わした図面である。
み込み動作や積み込んだ塵芥の排出動作など、を行なう
作業車である。このような動作に関連したスイッチが、
キャブ32a内、塵芥収容箱32bおよびテールゲート
32cの各所に設けられている。図1には、説明の便宜
のため、塵芥の積み込み動作を行なう積み込み機構34
を停止させるためのスイッチ4、6、8、10のみを示
す。
は、動作制御装置であるプログラマブルコントローラを
構成するコントロール基板38が、防水ケース36に収
められた状態で配置されている。図7は、コントロール
基板38の構成を示すブロック図である。
は、制御プログラムを格納するプログラムメモリ42、
プログラムメモリ42に格納された制御プログラムにし
たがって所定の処理を行なうCPU(中央処理ユニッ
ト)40、コントロール基板相互のデータ通信のための
通信インターフェース44、出力インターフェース4
6、出力ポート48、入力インターフェース50、入力
ポート52、タイマー54を備えている。
る可変抵抗器である設定用ボリューム58、および、設
定用ボリューム58から与えられたアナログ量(抵抗
値)をデジタル量に変換するA/Dコンバータ56(ア
ナログ/デジタル変換器)を備えている。なお、この実
施形態においては、1枚のコントロール基板38で、プ
ログラマブルコントローラを構成している。
を模式的に表わした斜視図を示す。コントロール基板3
8には、出力ポート48および入力ポート52(図7参
照)を構成する各ポートに対応させてインジケータラン
プ(図示せず)が設けられている。コントロール基板3
8の一端にはプリント基板用ワンタッチ端子台38aが
接続されている。
の入出力機器から引出されたケーブル60a、60b、
60c、60d、・・・(これらをまとめて、ケーブル
60と呼ぶ)は、図2に示すように、端子台38aを介
して、コントロール基板38の出力ポート48および入
力ポート52を構成する各ポートに、1対1に接続され
る。
用して車体に固定されている。このようにして、コント
ロール基板38とケーブル60との接続部分が振動等に
より外れるのを防止している。
む回路を示す図面である。スイッチ4、6、8、10
は、いずれもB接点(通常ONであり、操作時にOFF
になる接点)のみを備えたスイッチである。12はバッ
テリー、14は塵芥の積み込み動作を継続させるための
リレーである。図4Aは、該回路の実体的な接続コード
の構成を示す配線図である。
照)に格納された制御プログラムのうち、いずれのスイ
ッチ4、6、8、10が押された(OFFになった)場
合でもリレー14をOFFにするプログラムを表わすラ
ダー図である。スイッチ4、6、8、10がONである
ことを示す要素e1〜e4およびリレー14を示す要素
e5を直列に接続することで、当該プログラムを表現す
ることができる。
10が押された場合にキャブ32a内でランプ16(図
6参照)を点灯させるような仕様の追加が要求された場
合の、対応手順について説明する。
図3Bのように変更する。すなわち、図3Aに示す回路
図に、ランプ16およびケーブル60eを追加するだけ
でよく、従来(図16Aから図16Bに変更)のように
複雑な変更手続は不要である。
配線図を、図4Aから、図4Bのように変更する。すな
わち、図4Aに示す配線図に、ランプ16およびケーブ
ル60eを追加するだけでよく、従来(図17Aから図
17Bに変更)のように複雑な変更手続は不要である。
照)に格納された制御プログラムのうち、図5Aのラダ
ー図で表わされるプログラムを、図5Bのラダー図で表
わされるプログラムに変更する。具体的には、スイッチ
4、6、8、10がOFFであることを示す要素e6〜
e9を並列に接続したものと、ランプ16を示す要素e
10とを直列に接続したものを、図5Aのラダー図に追
加する。このようにラダー図を変更することで、いずれ
かのスイッチ4、6、8、10が押された場合にキャブ
32a内でランプ16を点灯させるようなプログラムを
追加することができる。
は、不揮発性の書き換え可能なメモリ(例えばフラッシ
ュメモリ等)により構成されている。たとえば、ノート
ブック型のパーソナルコンピュータ等をコントロール基
板38に接続することで、現場で容易に制御プログラム
を書き換えることができる。
の機能について説明する。塵芥の積み込み作業を行なう
には、図1に示す積み込み機構34の作動を開始するた
めのスタートスイッチ(図示せず)を押さなければなら
ない。この場合、誤ってスタートスイッチに触れただけ
では積み込み機構34を作動させないために、所定時間
(通常0.3秒程度)スタートスイッチを押し続けては
じめて積み込み機構34の作動が開始するようにしてい
る。当該所定時間をスイッチ認識時間設定値(タイマー
値)と呼ぶ。スイッチ認識時間設定値が、制御パラメー
タに該当する。
ム58を用いて、製造現場やユーザーサイドで、スイッ
チ認識時間設定値をある程度変更できるようにしてい
る。設定用ボリューム58により調整されたスイッチ認
識時間設定値を用いて積み込み機構34を作動させる制
御の手順を示すフローチャートを、図8に示す。
34を作動させる制御の手順を説明する。CPU40
は、まず、スタートスイッチが押し続けられている時間
をカウントするためのタイマー54をクリアする(ステ
ップS1)。
が押されたか否かを監視する(ステップS2)。スター
トスイッチが押されなければステップS1に戻り、スタ
ートスイッチが押されればタイマー54をインクリメン
トする(ステップS3)。
と、上述のスイッチ認識時間設定値とを比較する(ステ
ップS4)。スイッチ認識時間設定値は、プログラムメ
モリ42内に設定されたスイッチ認識時間設定基準値
と、設定用ボリューム58を用いて設定されたスイッチ
認識時間設定調整値との和(または差)として得られ
る。
ム58により設定されたアナログ量を、A/Dコンバー
タ56を介してデジタル量として取込み、これをスイッ
チ認識時間設定調整値とする。取込んだスイッチ認識時
間設定調整値と、プログラムメモリ42に記憶されてい
るスイッチ認識時間設定基準値との和(または差)を計
算して、スイッチ認識時間設定値とするのである。
のようにして得られたスイッチ認識時間設定値に未だ達
していない場合には、ステップS2に戻り、タイマー5
4の値がスイッチ認識時間設定値に達するまで、ステッ
プS2〜ステップS4の動作を繰り返す。なお、途中で
スタートスイッチが放された場合には、誤押下と判断し
て、ステップS1に戻る。
値に達すると、CPU40は、積み込み機構34を作動
させるよう制御する(ステップS5)。このようにし
て、積み込み機構34の作動を開始させている。
ントロール基板38に、スイッチ認識時間設定値を調整
するための設定用ボリューム58を搭載している。した
がって、無段階にスイッチ認識時間設定値を変更するこ
とができる。また、プログラムを変更することなくスイ
ッチ認識時間設定値を変更することができる。このた
め、製造現場やユーザーサイドで、スイッチ認識時間設
定値を、木目細かく、かつ、容易に調整することができ
る。
定用ボリューム58を、スイッチ認識時間設定値を調整
するために用いた場合を例に説明したが、設定用ボリュ
ーム58の用途はこれに限定されるものではない。設定
用ボリューム58の用途の他の例を、以下に示す。
部に収容された塵芥を排出した後、テールゲート32c
を下げる動作を説明するための図面である。
に収容された塵芥は、テールゲート32cを上げ(図
中、R2方向に回転させ)た後、塵芥排出機構64の排
出板66を後方(図中、X2方向)に移動させることに
より、塵芥収容箱32b外部に排出される。この際、塵
芥を完全に排出するために、排出板66の下端66a
は、塵芥収容箱32bの後端(X2方向端)よりもさら
に後方(X2方向)に露出するようになっている。
下げるためのテールゲート下げスイッチ(図示せず)を
押すと、まず、排出板66を前方(図中、X1方向)に
戻す排出板戻し動作を開始し、所定時間(通常1秒程
度)遅れて、作業動作であるテールゲート下げ動作を開
始するようにしている。このようにして、テールゲート
32cを下げる際に、排出板66の下端66aとテール
ゲート32cとが衝突することを防止している。当該所
定時間を排出板逃がし時間設定値(タイマー値)と呼
ぶ。排出板逃がし時間設定値が、制御パラメータに該当
する。
ム58を用いて、製造現場やユーザーサイドで、排出板
逃がし時間設定値をある程度変更できるようにしてい
る。設定用ボリューム58により調整された排出板逃が
し時間設定値を用いてテールゲート下げ動作を制御する
手順を示すフローチャートを、図10に示す。
ルゲート下げ動作を制御する手順を説明する。CPU4
0は、まず、テールゲート下げスイッチがONになった
ことを検出すると(ステップS11)、排出板66が退
避し始めてからの時間をカウントするためのタイマー5
4をクリアする(ステップS12)。すなわち、この実
施形態においては、タイマー54は、排出板66が退避
し始めてからの時間をカウントするために用いられる。
(X1方向)に戻す排出板戻し機構(図示せず)の動作
を開始させ(ステップS13)、タイマー54をインク
リメントする(ステップS14)。
と、上述の排出板逃がし時間設定値とを比較する(ステ
ップS15)。排出板逃がし時間設定値は、プログラム
メモリ42内に設定された排出板逃がし時間設定基準値
と、設定用ボリューム58を用いて設定された排出板逃
がし時間設定調整値との和(または差)として得られ
る。
ム58により設定されたアナログ量を、A/Dコンバー
タ56を介してデジタル量として取込み、これを排出板
逃がし時間設定調整値とする。取込んだ排出板逃がし時
間設定調整値と、プログラムメモリ42に記憶されてい
る排出板逃がし時間設定基準値との和(または差)を計
算して、排出板逃がし時間設定値とするのである。
のようにして得られた排出板逃がし時間設定値に未だ達
していない場合には、ステップS13に戻り、タイマー
54の値が排出板逃がし時間設定値に達するまで、ステ
ップS13〜ステップS15の動作を繰り返す。
値に達すると、CPU40は、テールゲート32cを下
げる(図中、R1方向に回転させる)テールゲート下げ
機構の作動を開始するよう制御する(ステップS1
6)。
ントロール基板38に、排出板逃がし時間設定値を調整
するための設定用ボリューム58を搭載している。した
がって、無段階に排出板逃がし時間設定値を変更するこ
とができる。また、プログラムを変更することなく排出
板逃がし時間設定値を変更することができる。このた
め、製造現場やユーザーサイドで、排出板逃がし時間設
定値を、木目細かく、かつ、容易に調整することができ
る。
ート32cと衝突しない位置まで退避し終えるまでの時
間は、個体差があり、かつ、経年変化もあるため、この
ように製造現場やユーザーサイドで簡単に調整できるよ
う構成することで、大きなメリットが得られる。
例を、以下に示す。塵芥車32においては、上述の塵芥
積み込み動作等を、エンジン(図示せず)の回転力を駆
動源とする油圧ポンプ(図示せず)を用いて行なってい
る。したがって、エンジンの回転数を上げることで吐出
量を上げ、上記動作をある程度速く行なわせることが可
能である。しかしながら、上記動作があまり高速で行な
われると危険であるため、上記動作中にエンジンの回転
数が所定回転数以上になると、強制的に当該動作を非常
停止させるようになっている。
(上限回転数)と呼ぶ。非常停止回転数設定値が、制御
パラメータに該当する。
ム58を用いて、製造現場やユーザーサイドで、非常停
止回転数設定値をある程度変更できるようにしている。
設定用ボリューム58により調整された非常停止回転数
設定値を用いて非常停止動作を制御する手順を示すフロ
ーチャートを、図11に示す。
作を制御する手順を説明する。CPU40は、エンジン
の回転数と、上述の非常停止回転数設定値とを比較する
(ステップS21)。非常停止回転数設定値は、プログ
ラムメモリ42内に設定された非常停止回転数設定基準
値と、設定用ボリューム58を用いて設定された非常停
止回転数設定調整値との和(または差)として得られ
る。
ム58により設定されたアナログ量を、A/Dコンバー
タ56を介してデジタル量として取込み、これを非常停
止回転数設定調整値とする。取込んだ非常停止回転数設
定調整値と、プログラムメモリ42に記憶されている非
常停止回転数設定基準値との和(または差)を計算し
て、非常停止回転数設定値とするのである。
のようにして得られた非常停止回転数設定値未満である
場合は何もしないが、非常停止回転数設定値以上になる
と、非常停止命令を発行し(ステップS22)、現在行
なわれている塵芥積み込み動作等を強制的に非常停止さ
せる。
ントロール基板38に、非常停止回転数設定値を調整す
るための設定用ボリューム58を搭載している。したが
って、無段階に非常停止回転数設定値を変更することが
できる。また、プログラムを変更することなく非常停止
回転数設定値を変更することができる。このため、製造
現場やユーザーサイドで、非常停止回転数設定値を、木
目細かく、かつ、容易に調整することができる。
トロール基板38に、1つの制御パラメータを調整する
ための専用の設定用ボリューム58を1つ搭載した場合
を例に説明したが、この発明はこのような例に限定され
るものではない。
の制御パラメータを調整するための専用の設定用ボリュ
ーム58を、2以上搭載するようにしてもよい。この場
合、必要であれば、制御パラメータごとにタイマー54
を設けるようにすることができる。
制御パラメータを調整するための汎用の設定用ボリュー
ム58を搭載するようにしてもよい。この場合、たとえ
ば、パラメータ設定モードを設けるようプログラムし、
パラメータ設定モードにおいて、汎用の設定用ボリュー
ム58を用いて各パラメータを順次設定してゆくように
することができる。
グラマブルコントローラを1つのコントロール基板38
で構成する場合を例に説明したが、たとえば、仕様変更
等により入出力の数が増加するような場合は、コントロ
ール基板を追加することで容易に対応することができ
る。
た場合、すなわち、2つのコントロール基板38、68
を用いてプログラマブルコントローラを構成した場合の
ブロック図を示す。図12に示すコントロール基板38
は、図7に示すコントロール基板38と同様の構成であ
るが、説明の便宜上、タイマー54、A/Dコンバータ
56、設定用ボリューム58の記載を省略している。
当該コントロール基板が主コントロール基板か、副コン
トロール基板かを区別するための主/副選択スイッチ8
4(図7では、記載を省略した)が搭載されている。コ
ントロール基板68も、図12に示すコントロール基板
38と同様の構成である。
8の主/副選択スイッチ84は、主側に設定されてお
り、コントロール基板68の主/副選択スイッチ86
は、副側に設定されている。また、コントロール基板3
8とコントロール基板68とは、それぞれの通信インタ
ーフェース44および通信インターフェース74を介し
てデータ通信を行なうよう構成されている。
ラムメモリ42に記憶されているプログラムの構成を示
す。プログラムメモリ42には、制御したいシーケンス
処理の内容を記述したユーザープログラムP1、ユーザ
ープログラムP1の内容を参照してコントロール基板3
8を制御する主プログラムP2、通信インターフェース
44を介して送られてくる内容にしたがってコントロー
ル基板38を制御する副プログラムP3、主/副選択ス
イッチ84をチェックして主プログラムP2または副プ
ログラムP3のいずれかを起動する共通プログラムP4
が記憶されている。
72に記憶されているプログラムの構成も、コントロー
ル基板38のプログラムメモリ42の場合とほぼ同様で
ある。ただし、プログラムメモリ72には、ユーザープ
ログラムP1を記憶させておく必要はない。
てプログラマブルコントローラを構成した場合の制御プ
ログラムの動作を表わしたフローチャートを描いた図1
4、ならびに上述の図12を参照しつつ、当該制御プロ
グラムの流れを説明する。
0、70は、それぞれ、プログラムメモリ42、72に
書込まれている共通プログラムP4にしたがって、主/
副選択スイッチ84、86をチェックし、主プログラム
P2および副プログラムP3のいずれを起動すべきかを
判断し、判断結果に基づいて、いずれかのプログラムを
起動する(ステップS31)。
84は主側に設定され、主/副選択スイッチ86は副側
に設定されているので、CPU40は主プログラムP2
を起動し、CPU70は副プログラムP3を起動するこ
とになる。
は主プログラムP2が作動し(ステップS32)、CP
U40は、ユーザープログラムP1の内容を参照してコ
ントロール基板38を制御する。一方、コントロール基
板68では副プログラムP3が作動し(ステップS3
3)、CPU70は、通信インターフェース74を介し
て送られてくる内容にしたがってコントロール基板68
を制御する。
力基板)を追加することで、多数の入出力が必要となる
オプショナル仕様の追加があるような場合であっても、
容易に対応することができる。
ラメータがタイマー値またはエンジンの上限回転数であ
る場合を例に説明したが、制御パラメータがタイマー値
またはエンジンの上限回転数以外である場合、たとえ
ば、制御パラメータが作動油の油圧や油温である場合等
にも、この発明を適用することができる。
ナログ量設定手段として、可変抵抗器を用いた場合を例
に説明したが、可変アナログ量設定手段はこれに限定さ
れるものではない。可変アナログ量設定手段として、た
とえば、可変容量コンデンサなどを用いることもでき
る。
ラメータを設定する際、制御パラメータを、基準となる
設定基準値と増減の対象となる設定調整値とに分け、可
変アナログ量設定手段により設定調整値のみを調整し得
るよう構成したが、この発明は、これに限定されるもの
ではない。可変アナログ量設定手段により、制御パラメ
ータの全域にわたり変更可能であるよう構成することも
できる。
ナログ量設定手段を用いて制御パラメータを設定し得る
よう構成したが、この発明はこれに限定されるものでは
ない。
車として塵芥車を例に説明したが、この発明はこれに限
定されるものではない。この発明は、このほかに、たと
えば、コンクリートポンプ車や、消防車など、作業車一
般に適用されるものである。
装置を備えた塵芥車32を模式的に現わした図面であ
る。
観構成を模式的に表わした斜視図である。
す図面である。図3Bは、塵芥車32の仕様変更後の回
路を示す図面である。
配線図である。図4Bは、塵芥車32の仕様変更後の実
体的な配線図である。
グラムを表わすラダー図である。図5Bは、塵芥車32
の仕様変更後の制御プログラムを表わすラダー図であ
る。
面である。
すブロック図である。
御の手順を示すフローチャートである。
を説明するための図面である。
る手順を示すフローチャートである。
を制御する手順を示すフローチャートである。
プログラマブルコントローラを構成した場合のブロック
図である。
2に記憶されているプログラムの構成を示す図面であ
る。
プログラマブルコントローラを構成した場合の制御プロ
グラムの動作を表わしたフローチャートである。
である。
更前の回路を示す図面である。図16Bは、塵芥車2に
おける仕様変更後の回路を示す図面である。
実体的な配線図である。図17Bは、塵芥車2における
仕様変更後の実体的な配線図である。
面である。
チ 14・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リレー 16・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ランプ 38・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コント
ロール基板 60a、60b、60c、60d、60e・・・ケーブ
ル
Claims (8)
- 【請求項1】作業車の行なう作業動作を制御するための
装置であって、プログラマブルコントローラを備えたこ
とを特徴とする、作業車の動作制御装置。 - 【請求項2】請求項1の作業車の動作制御装置におい
て、 前記プログラマブルコントローラは、前記作業動作を規
定する制御パラメータを設定するための可変アナログ量
設定手段を備えたこと、 を特徴とするもの。 - 【請求項3】請求項2の作業車の動作制御装置におい
て、 前記可変アナログ量設定手段として可変抵抗器を用い、 前記プログラマブルコントローラは、さらにアナログ/
デジタル変換器を備え、前記可変抵抗器により設定され
た抵抗値を、当該アナログ/デジタル変換器を介してデ
ジタル量として認識し、当該デジタル量を用いて前記制
御パラメータを決定すること、 を特徴とするもの。 - 【請求項4】請求項2ないし3のいずれかの作業車の動
作制御装置において、 前記可変アナログ量設定手段を用いて、前記作業動作を
規定するタイマー値を設定するよう構成したこと、 を特徴とするもの。 - 【請求項5】請求項4の作業車の動作制御装置におい
て、 前記作業動作を規定するタイマー値は、前記作業動作を
開始させるためのスイッチが操作されてから当該作業動
作を開始するまでの遅延時間を規定するタイマー値であ
ること、 を特徴とするもの。 - 【請求項6】請求項2ないし3のいずれかの作業車の動
作制御装置において、 前記可変アナログ量設定手段を用いて、前記作業動作の
動力源となるエンジンの上限回転数を設定するよう構成
したこと、 を特徴とするもの。 - 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかの作業車の動
作制御装置において、 前記作業車は、塵芥の収集作業を行なう塵芥車であるこ
と、 を特徴とするもの。 - 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかの作業車の動
作制御装置を備えたことを特徴とする作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23295999A JP4249854B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 塵芥車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23295999A JP4249854B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 塵芥車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001058703A true JP2001058703A (ja) | 2001-03-06 |
JP4249854B2 JP4249854B2 (ja) | 2009-04-08 |
Family
ID=16947561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23295999A Expired - Lifetime JP4249854B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 塵芥車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4249854B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101536729B1 (ko) * | 2014-12-18 | 2015-07-16 | 주식회사 딜리 | 디지털 인쇄용 피출력물 공급배출장치 |
-
1999
- 1999-08-19 JP JP23295999A patent/JP4249854B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101536729B1 (ko) * | 2014-12-18 | 2015-07-16 | 주식회사 딜리 | 디지털 인쇄용 피출력물 공급배출장치 |
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JP4249854B2 (ja) | 2009-04-08 |
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