JP2001057407A - ヒートシンク配置装置 - Google Patents

ヒートシンク配置装置

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JP2001057407A
JP2001057407A JP23209399A JP23209399A JP2001057407A JP 2001057407 A JP2001057407 A JP 2001057407A JP 23209399 A JP23209399 A JP 23209399A JP 23209399 A JP23209399 A JP 23209399A JP 2001057407 A JP2001057407 A JP 2001057407A
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heat sink
heat sinks
semiconductor element
power semiconductor
insulator
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JP23209399A
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English (en)
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Takanori Sugita
貴紀 杉田
Akifumi Ichihara
昌文 市原
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートシンク間を高誘電率絶縁体で絶縁し
て、小型化および主回路インダクタンスの低下を図るよ
うにした。 【解決手段】 ヒートシンク11a〜11dには、各電
力用半導体素子12a〜12dのいずれかの主端子が電
気的に接続されている。また、べ一ス板と主端子の間に
は、べース−エミッタ間の電圧以上の電圧が印加されな
いように構成されている。電力用半導体素子12a〜1
2dには主回路配線13が電気的に接続されている。ヒ
ートシンク11a〜11d間には、それぞれのヒートシ
ンクを絶縁をするために、絶縁体14a,14b,14
cが挟持されている。ヒートシンク11a〜11d同士
は、その対向する面を平面に形成しておくと、ヒートシ
ンク間に等価コンデンサが形成されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体電力変換
器に用いられる電力用半導体素子を高電圧化させるため
に、その素子を直列接続したときのヒートシンク配置装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体電力変換器に用いられる電力用半
導体素子の耐圧には限界がある。近年、この耐圧をさら
に高めた高電圧・大容量の半導体電力変換器の需要が高
まりつつある。このような高電圧・大容量の半導体電力
変換器を実現する一手段として、電力用半導体素子を複
数個直列に接続して1個のスイッチとして取り扱う手段
がある。
【0003】電力用半導体素子は、大きくモジュール形
と圧接形に分けられる。モジュール形電力用半導体素子
では、べ一ス板と主端子の間の絶縁耐圧が定義されてお
り、この絶縁耐圧を越える電圧が印加されないようにす
る必要がある。電力用半導体素子を用いる際には、放熱
用にヒートシンクを配置するのが普通である。ヒートシ
ンクは、通常、金属製で導電性があるため、直列接続す
る複数個のモジュール形素子を1個のヒートシンク上に
配置する場合、直列数が多いときは絶縁耐圧を超える電
圧がかかるおそれがある。
【0004】このため、1個のヒートシンク上に配置で
きるモジュール形電力半導体素子の個数には限界があ
り、それ以上を直列接続する場合にはヒートシンクを分
離し、ヒートシンク間で絶縁を確保する必要がある。な
お、圧接形電力用半導体素子の場合は構造上そのような
問題は発生しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにモジュー
ル形電力用半導体素子を直列接続する場合、その半導体
素子に取り付けられるヒートシンクを分離する必要があ
るため、ヒートシンク配置の関係から半導体電力変換器
全体の装置が大型化しやすくなるという問題がある。
【0006】また、圧接形電力用半導体素子に比較して
主回路の配線長が長くなりやすいため、主回路のインダ
クタンスが大きくなって、結果的に必要なスナバコンデ
ンサの容量が大きくなるという問題がある。スナバコン
デンサの容量が大きくなるとスナバ損失が増大し、変換
効率が低下する問題も発生する。
【0007】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、ヒートシンク間を高誘電率絶縁体で絶縁して、小
型化および主回路インダクタンスの低下を図るようにし
たヒートシンク配置装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を達成するために、第1発明は、モジュール形半導体素
子を複数個直列接続して使用するものにおいて、各半導
体素子をそれぞれのヒートシンクに配置し、各ヒートシ
ンクを各半導体素子の一方の主端子に電気的に接続し、
各ヒートシンク間に絶縁体を設けてヒートシンクを電気
的に分離し、各半導体素子のエミッタ電極間に等価コン
デンサを形成するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】第2発明は、前記等価コンデンサが形成さ
れない側のヒートシンクに金属板を設置し、この金属板
とヒートシンクの間に絶縁体を設けたことを特徴とする
ものである。
【0010】第3発明は、前記絶縁体は高誘電率かつ高
絶縁耐圧を有することを特徴とするものである。
【0011】第4発明は、前記各ヒートシンクを各半導
体素子の一方の主端子に電気的に接続する際に抵抗を介
して接続し、この抵抗にスナバ抵抗の機能を持たせたこ
とを特徴とするものである。
【0012】第5発明は、前記ヒートシンク同士が対向
する面に波形部を形成し、この波形部を挟み込むように
構成し、両ヒートシンクの波形部間絶縁体を設けて、等
価コンデンサの容量を増加させたようにしたことを特徴
するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はこの発明による実施の形態
を示すヒートシンクの配置装置の側面図で、この実施の
形態は、各ヒートシンクに1個づつのモジュール形電力
用半導体素子(以下電力用半導体素子と称す)を配置し
た例を示している。
【0014】図1において、各ヒートシンク11a〜1
1dには、各電力用半導体素子12a〜12dのいずれ
かの主端子(図示省略)が電気的に接続されている。ま
た、べ一ス板(図示省略)と主端子の間には、べース−
エミッタ間の電圧以上の電圧が印加されないように構成
されている。なお、13は主回路配線で、この主回路配
線13は電力用半導体素子12a〜12dに電気的に接
続されている。
【0015】各ヒートシンク11a〜11d間には、そ
れぞれのヒートシンクを電気的に分離絶縁をするため
に、絶縁体14a,14b,14cが挟持されている。
なお、小型化および主回路インダクタンス低下のため
に、ヒートシンク11a〜11d間はできるだけ密着さ
せるように配置する。各ヒートシンク11a〜11d同
士は、その対向する面を平面に形成しておくと、ヒート
シンク間で後述するようなコンデンサが形成されるよう
になる。
【0016】このコンデンサは、図2の等価回路図に示
すように各電力用半導体素子12a〜12dのエミッタ
電極間に等価コンデンサC1〜C3として入る。この等価
コンデンサC1〜C3は、図示しないスナバコンデンサの
補助として働き、結果的にサージ電圧の低下及び必要な
スナバコンデンサ容量の低下を可能にする。ヒートシン
ク11a〜11d間に挟む絶縁体14a〜14cとして
は高誘電率・高絶縁耐圧のものが好ましい。例えば、高
耐圧なフィルムコンデンサの誘電体として用いられるメ
タライズドポリエステルフィルムなどが好適である。
【0017】図2に示す等価回路図から明らかなよう
に、この実施の形態では、形成される等価コンデンサC
1〜C3の数は、電力用半導体素子の直列数から「1」を
引いた値となる。すなわち、最上段の電力用半導体素子
もしくは最下段の電力用半導体素子のみに等価コンデン
サが形成されない。
【0018】この結果、スナバコンデンサの合成容量に
ばらつきが生じる。スナバコンデンサのばらつきは、直
列接続した電力用半導体素子の電圧分担を悪化させる原
因となるので、好ましくない。これを解決するために、
図3に示すように等価コンデンサが形成されない側のヒ
ートシンク(図3では図示最上段のヒートシンク)に金
属板15を設置し、この金属板15とヒートシンク11
aの間に絶縁体14dを挟み込む。この金属板15を直
列接続の末端の端子(図3では最上段の電力用半導体素
子12aのコレクタ)に接続することで全ての電力用半
導体素子12a〜12dに等価コンデンサC1〜C4が形
成されることになる。
【0019】形成される等価コンデンサC1〜C4は、電
気的に図示しないスナバ回路と同じ位置に接続されるの
で、コンデンサの容量やインダクタンスによってはスナ
バ抵抗を接続する必要がある。この場合、図4に示すよ
うに、各ヒートシンク11a〜11dには、各電力用半
導体素子12a〜12dの主端子の一方を接続する際に
抵抗R1〜R5を介して接続すればよい。
【0020】図5は形成される等価コンデンサ容量を大
きくするためのヒートシンク形状を示す側面図で、この
図5に示すようにヒートシンク21a,21bが対向す
る面に波形部22a,22bを持つヒートシンク21
a,21bを用い、両波形部22a,22bが対面する
空間に図に示すような波形形状の絶縁体23を挿入する
ことで、コンデンサとして機能する面積が増大し、等価
コンデンサ容量の増加が可能となる。
【0021】上記実施の形態では1個のヒートシンクに
1個の電力用半導体素子を配置した場合について述べた
が、電力用半導体素子の耐圧の問題がない範囲では、1
個のヒートシンクに複数個の電力用半導体素子を配置す
るようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ヒートシンク間を高誘電率絶縁体で絶縁することで、小
型化・主回路インダクタンスの低下が可能となり、ま
た、ヒートシンク間でコンデンサが形成されるため、ス
ナバコンデンサ容量の小型化が可能となり、しかも、主
回路損失が低下を図ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す側面図。
【図2】等価コンデンサが形成される状態を示す説明
図。
【図3】ヒートシンクの一端に金属板を増設した場合の
構成説明図。
【図4】半導体素子の主端子とヒートシンクの間を抵抗
で接続した場合の構成説明図。
【図5】等価コンデンサ容量を増大させるためのヒート
シンク形状を示す側面図。
【符号の説明】
11a〜11d…ヒートシンク 12a〜12d…電力用半導体素子 13…主回路配線 14a〜14d…絶縁体 15…金属板 C1〜C4…等価コンデンサ R1〜R5…抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モジュール形半導体素子を複数個直列接
    続して使用するものにおいて、 各半導体素子をそれぞれのヒートシンクに配置し、各ヒ
    ートシンクを各半導体素子の一方の主端子に電気的に接
    続し、各ヒートシンク間に絶縁体を設けてヒートシンク
    を電気的に分離して、各半導体素子のエミッタ電極間に
    等価コンデンサを形成するようにしたことを特徴とする
    ヒートシンク配置装置。
  2. 【請求項2】 前記等価コンデンサが形成されない側の
    ヒートシンクに金属板を設置し、この金属板とヒートシ
    ンクの間に絶縁体を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のヒートシンク配置装置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁体は高誘電率かつ高絶縁耐圧を
    有することを特徴とする請求項1、2記載のヒートシン
    ク配置装置。
  4. 【請求項4】 前記各ヒートシンクを各半導体素子の一
    方の主端子に電気的に接続する際に抵抗を介して接続
    し、この抵抗にスナバ抵抗の機能を持たせたことを特徴
    とする請求項1〜3記載のヒートシンク配置装置。
  5. 【請求項5】 前記ヒートシンク同士が対向する面に波
    形部を形成し、この波形部を挟み込むように構成し、両
    ヒートシンクの波形部間絶縁体を設けて、等価コンデン
    サの容量を増加させたようにしたことを特徴する請求項
    3、4記載のヒートシンク配置装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006216730A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Fuji Electric Holdings Co Ltd 電力用半導体モジュール
US10164519B2 (en) 2013-10-04 2018-12-25 Abb Schweiz Ag Semiconductor stack for converter with snubber capacitors

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