JP2001055316A - 1−アセトキシ−2−メチルナフタレンからなる第1カップラーと二種の異なる酸化ベースと第2カップラーを含有する染色組成物及び染色方法 - Google Patents

1−アセトキシ−2−メチルナフタレンからなる第1カップラーと二種の異なる酸化ベースと第2カップラーを含有する染色組成物及び染色方法

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JP2001055316A
JP2001055316A JP2000211649A JP2000211649A JP2001055316A JP 2001055316 A JP2001055316 A JP 2001055316A JP 2000211649 A JP2000211649 A JP 2000211649A JP 2000211649 A JP2000211649 A JP 2000211649A JP 2001055316 A JP2001055316 A JP 2001055316A
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Marie-Pascale Audousset
オウドゥーセ マリ−パスカル
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LOreal SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強い着色力を示し非選択的で、毛髪が被る外
的要因に対する耐性が改善されたケラチン繊維の染色組
成物を提供する。 【解決手段】 染色に適した媒体中に、第1カップラー
となる1-アセトキシ-2-メチルナフタレン、置換パラ-
アミノフェノール類からなる第1酸化ベース、パラ-フ
ェニレンジアミン類、複ベース類及び複素環酸化ベース
から選択される第2酸化ベース及び第2カップラーを含
有せしめるか、第1カップラーとなる1-アセトキシ-2
-メチルナフタレン、2種の酸化ベース、置換メタ-フェ
ニレンジアミン類、メタ-アミノフェノール類、メタ-ジ
フェノール類、モノ-又はポリヒドロキシナフタレン類
及び複素環カップラーから選択される第2カップラーを
含有せしめて、酸化染色組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1-アセトキシ-2
-メチルナフタレンからなる第1カップラー、互いに異
なる少なくとも2種の酸化ベース、及び少なくとも1種
の第2カップラーを含んでなる、ケラチン繊維の酸化染
色組成物;並びにこの組成物を使用する染色方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ケラチ
ン繊維、特にヒトの毛髪を、一般に「酸化ベース(oxida
tion bases)」と呼ばれている酸化染料前駆物質、特に
オルト-又はパラ-フェニレンジアミン類、オルト-又は
パラ-アミノフェノール類、ビス(フェニル)アルキレン
ジアミン類、及び複素環化合物を含有する染色組成物で
染色することが行われている。酸化染料前駆物質、つま
り酸化ベースは、酸化製品と組み合わされて酸化縮合プ
ロセスにより着色した化合物及び染料を生じうる無色か
僅かに着色した化合物である。
【0003】これらの酸化ベースにより得られる色調
は、酸化ベースをカップラー又は調色剤と組み合わせる
ことにより変化させることができ、このカップラーは特
に芳香族メタ-ジアミン類、メタ-アミノフェノール類、
メタ-ジフェノール類及びある種の複素環化合物から選
ばれる。酸化ベース及びカップラーとして使用される広
範な化合物により幅広い色彩を得ることが可能になる。
【0004】これら酸化染料により得られる、いわゆる
「永久的な」着色は、更にいくつかの要求を満足させる
ものでなくてはならない。しかして、毒物学的な欠点が
なく、所望の強さの色調を生じることが可能で、外的要
因(光、悪天候、洗浄、パーマネントウエーブ処理、発
汗及び擦過)に耐えうるものでなくてはならない。
【0005】また、染料は、白髪をカバーすることがで
きなければならず、最後に、可能な限り、非選択的であ
ること、すなわち、実際には髪の先端と末端の間で異な
った程度に敏感化されている(すなわちダメージを受け
ている)であろう同じケラチン繊維の長さに沿って可能
な限り着色差が小さくなるようにしなければならない。
【0006】ある種の2-置換ナフトール誘導体をカッ
プラーとして使用することは、特に米国特許第5344
463号において既に提案されている。しかし、これら
の化合物は保管時の安定性に乏しい。ついで、米国特許
第5529583号及び同第5672180号では、こ
の保管時の安定性の問題を解消するために、カップラー
として他の置換2-メチルナフトール誘導体、例えば1-
アセトキシ-2-メチルナフタレンを使用することが提案
されている。しかし、保管時には安定であるが、カップ
ラーとして使用される1-アセトキシ-2-メチルナフタ
レンは、大抵の酸化ベースとは選択的に着色をもたら
し、毛髪が被る様々な処理に対して十分には耐性がない
ことから、完全には満足できるものではなかった。
【0007】カップラーとして少なくとも1種の置換2
-メチルナフトール誘導体と、酸化ベースとして少なく
とも1種のパラ-アミノフェノールと、酸化剤と、界面
活性剤と水を含有し、2.5までの累積HLBを持つ使
用準備が整った酸化染料組成物がまた欧州特許出願公開
第920853において提案されている。これらの組成
物は、性質がまだ完全には満足できない着色を付与する
ものである。
【0008】しかして、本出願人は、全く驚いたこと
に、また予期しないことに、1-アセトキシ-2-メチル
ナフタレンを、置換パラ-アミノフェノール類から選択
されるものを含む少なくとも2種の酸化ベースと、少な
くとも1種の更なるカップラーと組み合わせると、強く
非選択的で、毛髪が被るであろう様々な攻撃的要因(シ
ャンプー、光、悪天候、パーマネントウエーブ処理、発
汗、擦過等々)に対して改善された耐性を更に持つ着色
を得ることが可能になることを発見した。
【0009】また、本出願人は、全く驚いたことに、か
つ予期しないことに、1-アセトキシ-2-メチルナフタ
レンを、少なくとも2種の酸化ベースと、適切に選択さ
れた少なくとも1種の更なるカップラーと組み合わせる
と、強く非選択的で、毛髪が被るであろう様々な攻撃的
要因に対して改善された耐性を更に持つ着色を得ること
が可能になることを発見した。これらの発見が本発明の
基礎となっている。
【0010】本発明の第1の主題は、染色に適した媒体
中に、 − 第1カップラーとなる1-アセトキシ-2-メチルナ
フタレン; − 置換パラ-アミノフェノール類から選択される少な
くとも1種の第1酸化ベース; − パラ-フェニレンジアミン類、複ベース類及び複素
環酸化ベースから選択される少なくとも1種の第2の更
なる酸化ベース;及び − 少なくとも1種の第2カップラー;を含有してなる
ことを特徴とする、ケラチン繊維、特に毛髪のようなヒ
トのケラチン繊維の酸化染色組成物にある。本発明の染
色組成物において使用することができる更なるカップラ
ーは、好ましくは、メタ-フェニレンジアミン類、メタ-
アミノフェノール類、メタ-ジフェノール類、モノ-又は
ポリヒドロキシナフタレン類及び複素環カップラーから
選択される。
【0011】本発明の主題は、また、染色に適した媒体
中に、 − 第1カップラーとなる1-アセトキシ-2-メチルナ
フタレン; − 少なくとも2種の酸化ベース;及び − 置換メタ-フェニレンジアミン類、メタ-アミノフェ
ノール類、置換メタ-ジフェノール類、モノ-又はポリヒ
ドロキシナフタレン類及び複素環カップラーから選択さ
れる少なくとも1種の第2カップラー;を含有してなる
ことを特徴とする、ケラチン繊維、特に毛髪等のヒトの
ケラチン繊維の酸化染色組成物にある。上述したよう
に、本発明に係る染色組成物は、様々な外的成分(光、
悪天候、洗浄、パーマネント処理、発汗、擦過)の作用
に対して優れた耐性を持つ、強く非選択的な着色を与え
る。
【0012】本発明に係る染色組成物における酸化ベー
スとして使用することができるパラ-フェニレンジアミ
ン類としては、特に、以下の式(I):
【化11】 [ここで、 − Rは、水素原子、C-Cアルキル基、C-C
モノヒドロキシアルキル基、C-Cポリヒドロキ
シアルキル基、(C-C)アルコキシ(C-C)アル
キル基、窒素含有(nitrogenous)基で置換されたC-C
アルキル基、フェニル基又は4'-アミノフェニル基を
表し; − Rは、水素原子、C-Cアルキル基、C-C
モノヒドロキシアルキル基、C-Cポリヒドロキ
シアルキル基、(C-C)アルコキシ(C-C)アル
キル基又は窒素含有基で置換されたC-Cアルキル
基を表し; − Rは、水素原子、ハロゲン原子、例えば塩素、臭
素、ヨウ素又はフッ素、C-Cアルキル基、C-C
モノヒドロキシアルキル基、C-Cヒドロキシア
ルコキシ基、アセチルアミノ(C-C)アルコキシ
基、C-Cメシルアミノアルコキシ基又はカルバモ
イルアミノ(C-C)アルコキシ基を表し; − Rは、水素原子又はハロゲン原子又はC-C
アルキル基を表す]の化合物、及びその酸との付加塩類
が挙げられる。
【0013】上述の式(I)の窒素含有基としては、特に
アミノ、モノ(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C
)アルキルアミノ、トリ(C-C)アルキルアミノ、
モノヒドロキシ(C-C)アルキルアミノ、イミダゾ
リニウム及びアンモニウム基を挙げることができる。
【0014】上述した式(I)のパラ-フェニレンジアミ
ン類としては、特に、パラ-フェニレンジアミン、パラ-
トルイレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジア
ミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、
2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジ
エチル-パラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パ
ラ-フェニレンジアミン、N,N-ジメチル-パラ-フェニ
レンジアミン、N,N-ジエチル-パラ-フェニレンジア
ミン、N,N-ジプロピル-パラ-フェニレンジアミン、
4-アミノ-N,N-ジエチル-3-メチルアニリン、N,
N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミ
ン、4-アミノ-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-2-
メチルアニリン、4-アミノ-2-クロロ-N,N-ビス(β
-ヒドロキシエチル)-アニリン、2-β-ヒドロキシエチ
ル-パラ-フェニレンジアミン、2-フルオロ-パラ-フェ
ニレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジ
アミン、N-(β-ヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレン
ジアミン、2-ヒドロキシメチル-パラ-フェニレンジア
ミン、N,N-ジメチル-3-メチル-パラ-フェニレンジ
アミン、N,N-(エチル-β-ヒドロキシエチル)-パラ-フ
ェニレンジアミン、N-(β,γ-ジヒドロキシプロピル)-
パラ-フェニレンジアミン、N-(4'-アミノフェニル)-
パラ-フェニレンジアミン、N-フェニル-パラ-フェニレ
ンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェ
ニレンジアミン、2-β-アセチルアミノエチルオキシ-
パラ-フェニレンジアミン及びN-(β-メトキシエチル)-
パラ-フェニレンジアミン、及びこれらの化合物の酸付
加塩類を挙げることができる。
【0015】上述した式(I)のパラ-フェニレンジアミ
ン類としては、パラ-フェニレンジアミン、パラ-トルイ
レンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジア
ミン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミ
ン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジ
アミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、
2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジ
メチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ビス(β-ヒ
ドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、2-クロロ
-パラ-フェニレンジアミン、及び2-β-アセチルアミノ
エチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン及びこれらの酸
付加塩類が最も好適である。
【0016】本発明において、複ベースという用語は、
アミノ及び/又はヒドロキシル基を担持する少なくとも
2つの芳香環を含む化合物を意味するものと理解され
る。本発明に係る染色組成物において酸化ベースとして
使用することができる複ベース類としては、特に、以下
の式(II):
【化12】 [上式中、 − Z及びZは、同一でも異なっていてもよく、結
合手Y又はC-Cアルキル基で置換されうるヒドロ
キシル又は-NH基を表し; − 結合手Yは、一又は複数のヒドロキシル又はC-
アルコキシ基で置換されていてもよく、一又は複数
のへテロ原子、例えば酸素、硫黄又は窒素原子及び/又
は一又は複数の窒素含有基が挿入されるか又はこれを末
端に有していてもよい、1〜14の炭素原子を有する直
鎖状又は分枝状のアルキレン鎖を表し; − R及びRは、水素又はハロゲン原子、C-C
アルキル基、C-Cモノヒドロキシアルキル基、
-Cポリヒドロキシアルキル基、C-Cアミノ
アルキル基又は結合手Yを表し; − R、R、R、R10、R11及びR12は、
同一でも異なっていてもよく、水素原子、結合手Y又は
-Cアルキル基を表し;一分子当り単一の結合手
Yのみを有すると理解されるもの]に相当する化合物及
びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。
【0017】上述した式(II)の窒素含有基として、特
に、アミノ、モノ(C-C)アルキルアミノ、ジ(C
-C)アルキルアミノ、トリ(C-C)アルキルアミ
ノ、モノヒドロキシ(C-C)アルキルアミノ、イミ
ダゾリニウム及びアンモニウム基を挙げることができ
る。上述した式(II)の複ベース類としては、特に、
N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'
-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、N,
N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-ア
ミノフェニル)エチレンジアミン、N,N'-ビス(4-ア
ミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス
(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4-アミノフェニ
ル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(4-メチル
アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビ
ス(エチル)-N,N'-ビス(4'-アミノ-3'-メチルフェ
ニル)エチレンジアミン及び1,8-ビス(2,5-ジアミ
ノフェノキシ)-3,5-ジオキサオクタン及びそれらの
酸付加塩類を挙げることができる。
【0018】これら式(II)の複ベース類の中でも、
N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'
-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール及び
1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオ
キサオクタン又はそれらの酸付加塩類の1つが特に好ま
しい。
【0019】本発明に係る染色組成物における酸化ベー
スとして使用することができるパラ-アミノフェノール
類としては、特に、 − 次の構造:
【化13】 のパラ-アミノフェノール; − 次の式(III):
【化14】 [上式中、 − R13は、水素又はハロゲン原子又はC-C
ルキル、C-Cモノヒドロキシアルキル、(C-C
)アルコキシ(C-C)アルキル、C-Cアミノ
アルキル又はヒドロキシ(C-C)アルキルアミノ(C
-C)アルキル基を表し; − R14は、水素又はハロゲン原子又はC-C
ルキル、C-Cモノヒドロキシアルキル、C-C
ポリヒドロキシアルキル、C-Cアミノアルキル、
-Cシアノアルキル又は(C-C)アルコキシ
(C-C)アルキル基を表し、R13又はR14の少
なくとも1つは水素原子以外である]の置換パラ-アミノ
フェノール類、並びにその酸との付加塩類を挙げること
ができる。
【0020】上述した式(III)の置換パラ-アミノフ
ェノール類としては、特に、4-アミノ-3-メチルフェ
ノール、4-アミノ-3-フルオロフェノール、4-アミノ
-3-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メチ
ルフェノール、4-アミノ-2-ヒドロキシメチルフェノ
ール、4-アミノ-2-メトキシメチルフェノール、4-ア
ミノ-2-アミノメチルフェノール、4-アミノ-2-(β-
ヒドロキシエチルアミノメチル)フェノール及び4-アミ
ノ-2-フルオロフェノール及びそれらの酸付加塩類を挙
げることができる。
【0021】本発明に係る染色組成物において酸化ベー
スとして使用することができる複素環ベース類として
は、特に、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体及びピラ
ゾール誘導体及びそれらの酸付加塩類を挙げることがで
きる。
【0022】ピリジン誘導体としては、特に、例えば英
国特許第1026978号及び同第1153196号に
開示されている化合物、例えば2,5-ジアミノピリジ
ン、2-(4-メトキシフェニル)アミノ-3-アミノピリジ
ン、2,3-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-(β-メ
トキシエチル)アミノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン
及び3,4-ジアミノピリジン及びそれらの酸付加塩類
を挙げることができる。
【0023】ピリミジン誘導体としては、特に、独国特
許第2359399号又は日本国特許第88-1695
71号及び同第05-163124号、又は欧州特許第
0770375号又は国際公開第96/15765号に
開示されている化合物、例えば2,4,5,6-テトラ
アミノピリミジン、4-ヒドロキシ-2,5,6-トリア
ミノピリミジン、2-ヒドロキシ-4,5,6-トリアミ
ノピリミジン、2,4-ジヒドロキシ-5,6-ジアミノ
ピリミジン及び2,5,6-トリアミノピリミジン、及
び仏国特許出願公開第2750048号に記載されたも
ののようなピラゾロピリミジン誘導体、なかでも、ピラ
ゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン;2,
5-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-
ジアミン;ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-
ジアミン;2,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリ
ミジン-3,5-ジアミン;3-アミノピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン-7-オール;3-アミノピラゾロ[1,
5-a]ピリミジン-5-オール;2-(3-アミノピラゾロ
[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミノ)エタノール、
2-(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イ
ルアミノ)エタノール、2-[(3-アミノピラゾロ[1,
5-a]ピリミジン-7-イル)(2-ヒドロキシエチル)ア
ミノ]エタノール、2-[(7-アミノピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン-3-イル)(2-ヒドロキシエチル)アミ
ノ]エタノール、5,6-ジメチルピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン-3,7-ジアミン、2,6-ジメチルピ
ラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、
2,5,N7,N7-テトラメチルピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン-3,7-ジアミン及び3-アミノ-5-メ
チル-7-イミダゾリルプロピルアミノピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン、及びそれらの酸付加塩類及び互変異性
平衡が存在する場合にはそれらの互変異性体を挙げるこ
とができる。
【0024】ピラゾール誘導体としては、特に、独国特
許第3843892号、同第4133957号、同第4
234885号、同第19643059号及び国際公開
第94/08969号、同第94/08970号、仏国
特許出願公開第2733749号及び独国特許第195
43988号に開示されている化合物、例えば4,5-
ジアミノ-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-ヒ
ドロキシエチルピラゾール、3,4-ジアミノピラゾー
ル、4,5-ジアミノ-1-(4'-クロロベンジル)ピラゾ
ール、4,5-ジアミノ-1,3-ジメチルピラゾール、
4,5-ジアミノ-3-メチル-1-フェニルピラゾール、
4,5-ジアミノ-1-メチル-3-フェニルピラゾール、
4-アミノ-1,3-ジメチル-5-ヒドラジノピラゾー
ル、1-ベンジル-4,5-ジアミノ-3-メチルピラゾー
ル、4,5-ジアミノ-3-tert-ブチル-1-メチルピラゾ
ール、4,5-ジアミノ-1-tert-ブチル-3-メチルピラ
ゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)-
3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-
メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-
(4'-メトキシフェニル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-
1-エチル-3-ヒドロキシメチルピラゾール、4,5-ジ
アミノ-3-ヒドロキシメチル-1-メチルピラゾール、
4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-イソプロピ
ルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-イソプ
ロピルピラゾール、4-アミノ-5-(2'-アミノエチル)
アミノ-1,3-ジメチルピラゾール、3,4,5-トリ
アミノピラゾール、1-メチル-3,4,5-トリアミノ
ピラゾール、3,5-ジアミノ-1-メチル-4-メチルア
ミノピラゾール及び3,5-ジアミノ-4-(β-ヒドロキ
シエチル)アミノ-1-メチルピラゾール、及びそれらの
酸付加塩類を挙げることができる。
【0025】酸化ベース類は、全体で、本発明に係る染
色組成物の全重量に対して好ましくは0.0005〜1
2重量%、より好ましくはこの重量に対して約0.00
5〜6重量%である。
【0026】本発明に係る染色組成物において第2のカ
ップラーとして使用することができるメタ-フェニレン
ジアミン類としては、特に、 − 次の構造:
【化15】 のメタ-フェニレンジアミン; − 及び次の式(IV):
【化16】 [上式中、 − R15は、水素原子又はC-Cアルキル、C-
モノヒドロキシアルキル又はC-Cポリヒドロ
キシアルキル基を表し、 − R16及びR17は、同一でも異なっていてもよ
く、水素原子又はC-C アルキル又はC-Cヒド
ロキシアルコキシ基を表し、 − R18は、水素原子、C-Cアルコキシ、C-
アミノアルコキシ、C-Cモノヒドロキシアル
コキシ又はC-Cポリヒドロキシアルコキシ基又は
2,4-ジアミノフェノキシアルコキシ基を表し、
15、R16、R17及びR18基の1つは水素原子
以外である]の置換メタ-フェニレンジアミン類、並びに
その酸との付加塩類を挙げることができる。
【0027】上述の式(IV)の置換メタ-フェニレンジ
アミン類としては、特に、2,4-ジアミノフェノキシエ
タノール、2,4-ジアミノ-1-エトキシベンゼン、2-
アミノ-4-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノアニソー
ル、3,5-ジアミノ-1-エチル-2-メトキシベンゼン、
3,5-ジアミノ-2-メトキシ-1-メチルベンゼン、1,
3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、ビス
(2,4-ジアミノフェノキシ)メタン、1-(β-アミノエ
チルオキシ)-2,4-ジアミノベンゼン、2-アミノ-1-
(β-ヒドロキシエチルオキシ)-4-メチルアミノベンゼ
ン、2,4-ジアミノ-1-エトキシ-5-メチルベンゼン、
2,4-ジアミノ-5-(β-ヒドロキシエチルオキシ)-1-
メチルベンゼン、2,4-ジアミノ-1-(β,γ-ジヒドロ
キシプロピルオキシ)ベンゼン、2-アミノ-4-N-(β-
ヒドロキシエチル)アミノ-1-メトキシベンゼン、及び
それらの酸付加塩類が挙げられる。
【0028】本発明に係る染色組成物において第2のカ
ップラーとして使用されるメタ-アミノフェノール類と
しては、特に、 − 次の構造:
【化17】 のメタ-アミノフェノール; − 次の式(V):
【化18】 [上式中、 − R19は、水素原子又はC-Cアルキル、C-
モノヒドロキシアルキル又はC-Cポリヒドロ
キシアルキル基を表し、 − R20は、水素原子、C-Cアルキル又はC-
アルコキシ基又は塩素、臭素及びフッ素から選択さ
れるハロゲン原子を表し、 − R21は、水素原子又はC-Cアルキル、C-
アルコキシ、C-Cモノヒドロキシアルキル、
-Cポリヒドロキシアルキル、C-Cモノヒド
ロキシアルコキシ又はC-Cポリヒドロキシアルコ
キシ基を表す]の置換メタ-アミノフェノール類、並びに
その酸との付加塩類を挙げることができる。
【0029】上述の式(V)の置換メタ-アミノフェノー
ル類としては、特に、5-アミノ-2-メトキシフェノー
ル、5-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチルオキシ)フェノ
ール、5-アミノ-2-メチルフェノール、5-N-(β-ヒ
ドロキシエチル)アミノ-2-メチルフェノール、5-N-
(β-ヒドロキシエチル)アミノ-4-メトキシ-2-メチル
フェノール、5-アミノ-4-メトキシ-2-メチルフェノ
ール、5-アミノ-4-クロロ-2-メチルフェノール、5-
アミノ-2,4-ジメトキシフェノール及び5-(γ-ヒドロ
キシプロピルアミノ)-2-メチルフェノール、及びその
酸付加塩類が挙げられる。
【0030】本発明に係る染色組成物における第2のカ
ップラーとして使用されるメタ-ジフェノール類として
は、特に、 − 次の構造:
【化19】 のレゾルシノール; − 次の式(VI):
【化20】 [上式中、 − R22とR23は、同一でも異なっていても良く、
水素原子、C-Cアルキル又は塩素、臭素及びフッ
素から選択されるハロゲン原子を表し、R22及びR
23基の少なくとも1つは水素原子以外である]の置換
メタ-ジフェノール類、並びにその酸との付加塩類を挙
げることができる。
【0031】上述の式(VI)の置換メタ-ジフェノール
類としては、特に、2-メチル-1,3-ジヒドロキシベン
ゼン、4-クロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン及び2-
クロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン、及びその酸付加
塩類を挙げることができる。
【0032】特に挙げることができるモノ-又はポリヒ
ドロキシナフタレン類は、α-ナフトール、1,7-ジヒ
ドロキシナフタレン、2,7-ジヒドロキシナフタレン、
2,5-ジヒドロキシナフタレン、2,3-ジヒドロキシナ
フタレン、1-ヒドロキシ-2-メチルナフタレン及び1-
ヒドロキシ-4-ナフタレンスルホン酸、及びその酸付加
塩類である。挙げることができる複素環カップラーは、
例えば、インドール誘導体、インドリン誘導体、ピリジ
ン誘導体及びピラゾロン類、セサモールとその誘導体、
及びその酸付加塩類であり、より詳細には、6-ヒドロ
キシインドール、4-ヒドロキシインドール、4-ヒドロ
キシ-N-メチルインドール、6-ヒドロキシインドリ
ン、6-ヒドロキシベンゾモルホリン、2,6-ジヒドロ
キシ-4-メチルピリジン、1-H-3-メチルピラゾール-
5-オン、1-フェニル-3-メチルピラゾール-5-オン、
セサモール、2,6-ジアミノピリジン、2-アミノ-3-
ヒドロキシピリジン、3,5-ジアミノ-2,6-ジメトキ
シピリジン、1-β-ヒドロキシエチルアミノ-3,4-メ
チレンジオキシベンゼン及び1-アミノ-3,4-メチレン
ジオキシベンゼン、及びその酸付加塩類である。
【0033】第2のカップラーは、染色組成物の全重量
に対して、好ましくは約0.0001〜10重量%、よ
り好ましくはこの重量に対して約0.005〜5重量%
である。1-アセトキシ-2-メチルナフタレンは、染色
組成物の全重量に対して、好ましくは約0.0005〜
12重量%、より好ましくはこの重量に対して約0.0
05〜6重量%である。
【0034】一般に、本発明において使用することがで
きる酸付加塩類(酸化ベースと更なるカップラー)は、特
に、塩酸塩類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、クエン酸塩
類、コハク酸塩類、酒石酸塩類、乳酸塩類及び酢酸塩類
から選択される。
【0035】染色に適した媒体(又は支持体)は、一般
に、水、又は水には十分に溶解しない化合物を溶解させ
るための少なくとも1種の有機溶媒と水との混合物から
なる。挙げることができる有機溶媒は、例えば、C-
低級アルカノール類、例えばエタノール及びイソプ
ロパノール;グリセロール;グリコール類及びグリコー
ルエーテル類、例えば2-ブトキシエタノール、プロピ
レングリコール、プロピレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びモ
ノメチルエーテル、並びに芳香族アルコール類、例えば
ベンジルアルコール又はフェノキシエタノール、これら
の類似物及びその混合物である。溶媒類は、染色組成物
の全重量に対して、好ましくは約1〜40重量%、更に
好ましくは約5〜30重量%の割合で存在せしめること
ができる。
【0036】本発明に係る染色組成物のpHは、一般に
約3〜12、好ましくは約5〜11である。これは、ケ
ラチン繊維の染色において通常使用される酸性化剤又は
塩基性化剤で、所望の値に調節することができる。
【0037】挙げることができる酸性化剤は、例えば、
無機酸又は有機酸、例えば、塩酸、オルトリン酸、硫
酸、カルボン酸類、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸及び
乳酸、及びスルホン酸類である。挙げることができる塩
基性化剤は、例えば、アンモニア水、アルカリ性炭酸塩
類、アルカノールアミン類、例えばモノ-、ジ-及びトリ
エタノールアミンとそれらの誘導体、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム及び以下の式(VII):
【化21】 [ここで、Wは、C-Cアルキル基又はヒドロキシ
ル基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;R
24、R25、R26及びR27は、同一でも異なって
いてもよく、水素原子又はC-Cアルキル又はC-
ヒドロキシアルキル基を表す]の化合物である。
【0038】本発明に係る酸化染色組成物は、特に色調
を改変しあるいは色調を光沢に富んだものにするため
に、少なくとも1種の直接染料を含有することもでき
る。また、本発明に係る染色組成物は、従来より毛髪の
染色組成物に使用されている様々なアジュバント類、例
えば、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性又は
双性イオン性の界面活性剤又はそれらの混合物、アニオ
ン性、カチオン性、非イオン性、両性又は双性イオン性
のポリマー類又はそれらの混合物、無機又は有機の増粘
剤、酸化防止剤、浸透(penetrating)剤、金属イオン封
鎖剤、香料、バッファー、分散剤、コンディショニング
剤、例えば揮発性又は非揮発性の変性又は未変性シリコ
ーン類、皮膜形成剤、セラミド類、防腐剤及び乳白剤を
含有してもよい。
【0039】言うまでもなく、当業者であれば、本発明
に係る酸化染色組成物に固有に伴う有利な特性が、考え
られる添加により悪影響を全く受けないか、実質的には
受けないように留意しながら、この又はこれらの任意の
付加的な化合物を選択するであろう。
【0040】本発明に係る染色組成物は、種々の形態、
例えば、液体、クリーム又はゲルの形態、又はケラチン
繊維、特にヒトの毛髪を染色するのに適した任意の他の
形態とすることができる。
【0041】また、本発明の主題は、上述した染色組成
物を使用する、ケラチン繊維、特に毛髪等のヒトのケラ
チン繊維の酸化染色方法にある。この方法では、上述し
た少なくとも1つの染色組成物を繊維に適用し、染色組
成物に丁度使用時に加えられるか、同時にあるいは続け
て適用される酸化組成物中に存在している酸化剤によっ
て、酸性、中性又はアルカリ性のpHで発色せしめられ
る。
【0042】本発明の染色方法の好適な一実施態様にお
いては、上述の染色組成物は、好ましくは、発色に十分
な量の酸化剤を染色に適した媒体中に含む酸化組成物と
使用時に混合する。得られた混合物を、ついでケラチン
繊維に適用し、およそ3〜50分、好ましくは5〜30
の間、繊維上にそのまま放置し、その後、繊維をすす
ぎ、シャンプーで洗浄し、再びすすぎ、乾燥させる。酸
化剤は、ケラチン繊維の酸化染色に一般的に使用される
酸化剤から選択することができ、そのなかでも、過酸化
水素、過酸化尿素、アルカリ金属臭化物、過酸塩類、例
えば過ホウ酸塩類及び過硫酸塩類、及び酵素、なかで
も、ペルオキシダーゼ、2電子オキシドレダクターゼ、
例えばウリカーゼ及び4電子オキシドレダクターゼ、例
えばラッカーゼを挙げることができる。過酸化水素が特
に好適である。
【0043】上述の酸化剤を含む酸化組成物のpHは、
染色組成物との混合後に、ケラチン繊維に適用される最
終組成物のpHが好ましくは約3〜12、より好ましく
は5〜11となるようなものである。pHは、ケラチン
繊維の染色に通常使用される上述した酸性化又は塩基性
化剤を用いて所望の値に調節される。
【0044】上述の酸化組成物は毛髪の染色用の組成物
に一般的に使用される上述した様々なアジュバントをま
た含むことができる。ケラチン繊維に最終的に適用され
る組成物は、様々な形態、例えば液体、クリーム、ゲル
の形態、あるいはケラチン繊維、特にヒトの毛髪の染色
に適した任意の形態をとることができる。
【0045】本発明の他の主題は、多区分具又は染色
「キット」もしくは任意の他の多区画包装システムで、
その第1の区画が上述した染色組成物を収容し、その第
2の区画が上述した酸化組成物を収容するものにある。
これらの染色具には、本出願人名義の仏国特許第258
6913号に開示されているもののような、毛髪に所望
の混合物を塗布するための手段を備えることができる。
次の実施例は本発明を例証するもので、本発明の範囲を
限定するものではない。
【0046】
【実施例】アルカリ性媒体中での染色実施例 本発明に係る以下の染色組成物を調製した(含有量はグ
ラム):
【表1】 ():染色支持体
【0047】 − 2モルのグリセロールでポリグリセロ ール化されたオレイルアルコール 4.0g − 78%の活性物質(A.M.)を含み、4モル のグリセロールでポリグリセロール化された オレイルアルコール 5.69gA.M. − オレイン酸 3.0g − アクゾ(Akzo)社からエトミーン(Ethomeen) 012(登録商標)の名称で市販の、2モルのエチ レンオキシドを含むオレイルアミン 7.0g − 活性物質55%含有ジエチルアミノプロピ ルラウリルアミノスクシナマート、ナトリウム塩 3.0gA.M. − オレイルアルコール 5.0g − オレイン酸ジエタノールアミド 12.0g − プロピレングリコール 3.5g − エチルアルコール 7.0g − ジプロピレングリコール 0.5g − プロピレングリコールモノメチルエーテル 9.0g − メタ重亜硫酸ナトリウムの活性物質35% 含有水溶液 0.455gA.M. − 酢酸アンモニウム 0.8g − 酸化防止剤、金属イオン封鎖剤 適量 − 香料、防腐剤 適量 − 20%NH含有アンモニア水 10.0g
【0048】使用時に、上記染色組成物の各々を、pH
3の20容量の過酸化水素溶液(6重量%)と同重量の割
合で混合した。得られた混合物を、白髪を90%含む天
然のグレーの髪の束に、30分間適用した。ついで、髪
の束をすすぎ、標準的なシャンプーで洗浄し、再びすす
いだ後、乾燥させた。得られた色調を以下の表にまとめ
る。
【表2】

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染色に適した媒体中に、 − 第1カップラーとなる1-アセトキシ-2-メチルナ
    フタレン; − 置換パラ-アミノフェノール類から選択される少な
    くとも1種の第1酸化ベース; − パラ-フェニレンジアミン類、複ベース類及び複素
    環酸化ベースから選択される少なくとも1種の第2の更
    なる酸化ベース;及び − 少なくとも1種の第2カップラー;を含有してなる
    ことを特徴とする、ヒトの毛髪等のケラチン繊維の酸化
    染色組成物。
  2. 【請求項2】 第2カップラーが、メタ-フェニレンジ
    アミン類、メタ-アミノフェノール類、メタ-ジフェノー
    ル類、モノ-又はポリヒドロキシナフタレン類、及び複
    素環カップラーから選択されることを特徴とする請求項
    1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 染色に適した媒体中に、 − 第1カップラーとなる1-アセトキシ-2-メチルナ
    フタレン; − 少なくとも2種の酸化ベース;及び − 置換メタ-フェニレンジアミン類、メタ-アミノフェ
    ノール類、置換メタ-ジフェノール類、モノ-又はポリヒ
    ドロキシナフタレン類及び複素環カップラーから選択さ
    れる少なくとも1種の第2カップラー;を含有してなる
    ことを特徴とする、ヒトの毛髪等のケラチン繊維の酸化
    染色組成物。
  4. 【請求項4】 酸化ベースが、パラ-フェニレンジアミ
    ン類、パラ-アミノフェノール類、複ベース類及び複素
    環酸化ベースから選択されることを特徴とする請求項3
    に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 パラ-フェニレンジアミン類が、以下の
    式(I): 【化1】 [ここで、 − Rは、水素原子、C-Cアルキル基、C-C
    モノヒドロキシアルキル基、C-Cポリヒドロキ
    シアルキル基、(C-C)アルコキシ(C-C)アル
    キル基、窒素含有基で置換されたC-Cアルキル
    基、フェニル基又は4'-アミノフェニル基を表し; − Rは、水素原子、C-Cアルキル基、C-C
    モノヒドロキシアルキル基、C-Cポリヒドロキ
    シアルキル基、(C-C)アルコキシ(C-C)アル
    キル基又は窒素含有基で置換されたC-Cアルキル
    基を表し; − Rは、水素原子、ハロゲン原子、例えば塩素、臭
    素、ヨウ素又はフッ素原子、C-Cアルキル基、C
    -Cモノヒドロキシアルキル基、C-Cヒドロキ
    シアルコキシ基、アセチルアミノ(C-C)アルコキ
    シ基、C-Cメシルアミノアルコキシ基又はカルバ
    モイルアミノ(C-C)アルコキシ基を表し; − Rは、水素原子又はハロゲン原子又はC-C
    アルキル基を表す]の化合物、及びその酸との付加塩類
    から選択されることを特徴とする請求項1ないし4の何
    れか1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 式(I)のパラ-フェニレンジアミン類
    が、パラ-フェニレンジアミン、パラ-トルイレンジアミ
    ン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメ
    チル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ
    -フェニレンジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレ
    ンジアミン、2,5-ジメチル-パラ-フェニレンジアミ
    ン、N,N-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,
    N-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジプロ
    ピル-パラ-フェニレンジアミン、4-アミノ-N,N-ジ
    エチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス(β-ヒドロキ
    シエチル)-パラ-フェニレンジアミン、4-アミノ-N,
    N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-2-メチルアニリン、4
    -アミノ-2-クロロ-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)
    -アニリン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレン
    ジアミン、2-フルオロ-パラ-フェニレンジアミン、2-
    イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-ヒド
    ロキシプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、2-ヒドロ
    キシメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジメチ
    ル-3-メチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-(エチ
    ル-β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、
    N-(β,γ-ジヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレンジ
    アミン、N-(4'-アミノフェニル)-パラ-フェニレンジ
    アミン、N-フェニル-パラ-フェニレンジアミン、2-β
    -ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、
    2-β-アセチルアミノエチルオキシ-パラ-フェニレンジ
    アミン及びN-(β-メトキシエチル)-パラ-フェニレンジ
    アミン、及びこれらの酸付加塩類から選択されることを
    特徴とする請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 複ベース類が、以下の式(II): 【化2】 [上式中、 − Z及びZは、同一でも異なっていてもよく、結
    合手Y又はC-Cアルキル基で置換されうるヒドロ
    キシル又は-NH基を表し; − 結合手Yは、一又は複数のヒドロキシル又はC-
    アルコキシ基で置換されていてもよく、酸素、硫黄
    又は窒素原子等の一又は複数のへテロ原子及び/又は一
    又は複数の窒素含有基が挿入されるか又はこれを末端に
    有していてもよい、1〜14の炭素原子を有する直鎖状
    又は分枝状のアルキレン鎖を表し; − R及びRは、水素又はハロゲン原子、C-C
    アルキル基、C-Cモノヒドロキシアルキル基、
    -Cポリヒドロキシアルキル基又はC-Cアミ
    ノアルキル基又は結合手Yを表し; − R、R、R、R10、R11及びR12は、
    同一でも異なっていてもよく、水素原子、結合手Y又は
    -Cアルキル基を表し;一分子当り単一の結合手
    Yのみを有すると理解されるもの]の化合物及びその酸
    付加塩類から選択されることを特徴とする請求項1又は
    4に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 式(II)の複ベースが、N,N'-ビス
    (β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェ
    ニル)-1,3-ジアミノプロパノール、N,N'-ビス(β
    -ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニ
    ル)エチレンジアミン、N,N'-ビス(4-アミノフェニ
    ル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(β-ヒドロ
    キシエチル)-N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラ
    メチレンジアミン、N,N'-ビス(4-メチルアミノフェ
    ニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(エチル)-
    N,N'-ビス(4'-アミノ-3'-メチルフェニル)エチレ
    ンジアミン及び1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキ
    シ)-3,5-ジオキサオクタン及びそれらの酸付加塩類
    から選択されることを特徴とする請求項7に記載の組成
    物。
  9. 【請求項9】 複素環酸化ベースが、ピリジン誘導体、
    ピリミジン誘導体、ピラゾール誘導体、セサモールとそ
    の誘導体、及びそれらの酸付加塩類から選択されること
    を特徴とする請求項1又は4に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 ピリジン誘導体が、2,5-ジアミノ
    ピリジン、2-(4-メトキシフェニル)アミノ-3-アミノ
    ピリジン、2,3-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-
    (β-メトキシエチル)アミノ-3-アミノ-6-メトキシピ
    リジン及び3,4-ジアミノピリジン及びそれらの酸付
    加塩類から選択され;ピリミジン誘導体が、2,4,
    5,6-テトラアミノピリミジン、4-ヒドロキシ-2,
    5,6-トリアミノピリミジン、2-ヒドロキシ-4,
    5,6-トリアミノピリミジン、2,4-ジヒドロキシ-
    5,6-ジアミノピリミジン及び2,5,6-トリアミノ
    ピリミジン、及びピラゾロピリミジン誘導体から選択さ
    れ;ピラゾール誘導体が、4,5-ジアミノ-1-メチル
    ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-ヒドロキシエチルピラ
    ゾール、3,4-ジアミノピラゾール、4,5-ジアミノ
    -1-(4'-クロロベンジル)ピラゾール、4,5-ジアミ
    ノ-1,3-ジメチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-
    メチル-1-フェニルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-
    メチル-3-フェニルピラゾール、4-アミノ-1,3-ジ
    メチル-5-ヒドラジノピラゾール、1-ベンジル-4,5
    -ジアミノ-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-
    tert-ブチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-
    1-tert-ブチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミ
    ノ-1-(β-ヒドロキシエチル)-3-メチルピラゾール、
    4,5-ジアミノ-1-エチル-3-メチルピラゾール、
    4,5-ジアミノ-1-エチル-3-(4'-メトキシフェニ
    ル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-ヒドロ
    キシメチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキ
    シメチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-
    ヒドロキシメチル-1-イソプロピルピラゾール、4,5
    -ジアミノ-3-メチル-1-イソプロピルピラゾール、4-
    アミノ-5-(2'-アミノエチル)アミノ-1,3-ジメチル
    ピラゾール、3,4,5-トリアミノピラゾール、1-メ
    チル-3,4,5-トリアミノピラゾール、3,5-ジア
    ミノ-1-メチル-4-メチルアミノピラゾール及び3,5
    -ジアミノ-4-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-1-メチル
    ピラゾール、及びそれらの酸付加塩類から選択されるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 ピラゾロピリミジン誘導体が、ピラゾ
    ロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン;2,5-
    ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジ
    アミン;ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジ
    アミン;2,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミ
    ジン-3,5-ジアミン;3-アミノピラゾロ[1,5-
    a]ピリミジン-7-オール;3-アミノピラゾロ[1,
    5-a]ピリミジン-5-オール;2-(3-アミノピラゾロ
    [1,5-a]ピリミジン-7-イルアミノ)エタノール、
    2-(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イ
    ルアミノ)エタノール、2-[(3-アミノピラゾロ[1,
    5-a]ピリミジン-7-イル)(2-ヒドロキシエチル)ア
    ミノ]エタノール、2-[(7-アミノピラゾロ[1,5-
    a]ピリミジン-3-イル)(2-ヒドロキシエチル)アミ
    ノ]エタノール、5,6-ジメチルピラゾロ[1,5-
    a]ピリミジン-3,7-ジアミン、2,6-ジメチルピ
    ラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、
    2,5,N7,N7-テトラメチルピラゾロ[1,5-
    a]ピリミジン-3,7-ジアミン及び3-アミノ-5-メ
    チル-7-イミダゾリルプロピルアミノピラゾロ[1,5-
    a]ピリミジン、及びそれらの酸付加塩類及び互変異性
    平衡が存在する場合にはそれらの互変異性体から選択さ
    れることを特徴とする請求項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 パラ-アミノフェノール類が、 − 次の構造: 【化3】 のパラ-アミノフェノール; − 次の式(III): 【化4】 [上式中、 − R13は、水素又はハロゲン原子又はC-C
    ルキル、C-Cモノヒドロキシアルキル、(C-C
    )アルコキシ(C-C)アルキル、C-Cアミノ
    アルキル又はヒドロキシ(C-C)アルキルアミノ(C
    -C)アルキル基を表し; − R14は、水素又はハロゲン原子又はC-C
    ルキル、C-Cモノヒドロキシアルキル、C-C
    ポリヒドロキシアルキル、C-Cアミノアルキル、
    -Cシアノアルキル又は(C-C)アルコキシ
    (C-C)アルキル基を表し、R13又はR14の少
    なくとも1つは水素原子以外である]の置換パラ-アミノ
    フェノール類、並びにその酸との付加塩類;からなる群
    から選択されることを特徴とする請求項1、2、4ない
    し11の何れか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 式(III)の置換パラ-アミノフェノ
    ール類が、4-アミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ
    -3-フルオロフェノール、4-アミノ-3-ヒドロキシメ
    チルフェノール、4-アミノ-2-メチルフェノール、4-
    アミノ-2-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2
    -メトキシメチルフェノール、4-アミノ-2-アミノメチ
    ルフェノール、4-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチルア
    ミノメチル)フェノール及び4-アミノ-2-フルオロフェ
    ノール及びそれらの酸付加塩類から選択されることを特
    徴とする請求項12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 酸化ベースが、染色組成物の全重量に
    対して0.0005〜12重量%を占めることを特徴と
    する請求項1ないし13の何れか1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 酸化ベースが、染色組成物の全重量に
    対して0.005〜6重量%を占めることを特徴とする
    請求項14に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 メタ-フェニレンジアミン類が、 − 次の構造: 【化5】 のメタ-フェニレンジアミン; − 及び次の式(IV): 【化6】 [上式中、 − R15は、水素原子又はC-Cアルキル、C-
    モノヒドロキシアルキル又はC-Cポリヒドロ
    キシアルキル基を表し、 − R16及びR17は、同一でも異なっていてもよ
    く、水素原子又はC-C アルキル又はC-Cヒド
    ロキシアルコキシ基を表し、 − R18は、水素原子、C-Cアルコキシ、C-
    アミノアルコキシ、C-Cモノヒドロキシアル
    コキシ又はC-Cポリヒドロキシアルコキシ基又は
    2,4-ジアミノフェノキシアルコキシ基を表し、 R15、R16、R17及びR18基の1つは水素原子
    以外である]の置換メタ-フェニレンジアミン類、並びに
    その酸との付加塩類からなる群から選択される、請求項
    2ないし15の何れか1項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 式(IV)の置換メタ-フェニレンジア
    ミン類が、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、2,
    4-ジアミノ-1-エトキシベンゼン、2-アミノ-4-N-
    (β-ヒドロキシエチル)アミノアニソール、3,5-ジア
    ミノ-1-エチル-2-メトキシベンゼン、3,5-ジアミノ
    -2-メトキシ-1-メチルベンゼン、1,3-ビス(2,4-
    ジアミノフェノキシ)プロパン、ビス(2,4-ジアミノフ
    ェノキシ)メタン、1-(β-アミノエチルオキシ)-2,4-
    ジアミノベンゼン、2-アミノ-1-(β-ヒドロキシエチ
    ルオキシ)-4-メチルアミノベンゼン、2,4-ジアミノ-
    1-エトキシ-5-メチルベンゼン、2,4-ジアミノ-5-
    (β-ヒドロキシエチルオキシ)-1-メチルベンゼン、2,
    4-ジアミノ-1-(β,γ-ジヒドロキシプロピルオキシ)
    ベンゼン、2-アミノ-4-N-(β-ヒドロキシエチル)ア
    ミノ-1-メトキシベンゼン、及びそれらの酸付加塩類か
    ら選択されることを特徴とする請求項16に記載の組成
    物。
  18. 【請求項18】 メタ-アミノフェノール類が、 − 次の構造: 【化7】 のメタ-アミノフェノール; − 次の式(V): 【化8】 [上式中、 − R19は、水素原子又はC-Cアルキル、C-
    モノヒドロキシアルキル又はC-Cポリヒドロ
    キシアルキル基を表し、 − R20は、水素原子、C-Cアルキル又はC-
    アルコキシ基又は塩素、臭素及びフッ素から選択さ
    れるハロゲン原子を表し、 − R21は、水素原子又はC-Cアルキル、C-
    アルコキシ、C-Cモノヒドロキシアルキル、
    -Cポリヒドロキシアルキル、C-Cモノヒド
    ロキシアルコキシ又はC-Cポリヒドロキシアルコ
    キシ基を表す]の置換メタ-アミノフェノール類、並びに
    その酸との付加塩類から選択される、請求項2ないし1
    5の何れか1項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 置換メタ-アミノフェノール類が、5-
    アミノ-2-メトキシフェノール、5-アミノ-2-(β-ヒ
    ドロキシエチルオキシ)フェノール、5-アミノ-2-メチ
    ルフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2
    -メチルフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミ
    ノ-4-メトキシ-2-メチルフェノール、5-アミノ-4-
    メトキシ-2-メチルフェノール、5-アミノ-4-クロロ-
    2-メチルフェノール、5-アミノ-2,4-ジメトキシフ
    ェノール及び5-(γ-ヒドロキシプロピルアミノ)-2-メ
    チルフェノール、及びその酸付加塩類から選択される請
    求項18に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 メタ-ジフェノール類が、 − 次の構造: 【化9】 のレゾルシノール; − 次の式(VI): 【化10】 [上式中、 − R22とR23は、同一でも異なっていても良く、
    水素原子、C-Cアルキル又は塩素、臭素及びフッ
    素から選択されるハロゲン原子を表し、R22及びR
    23基の少なくとも1つは水素原子以外である]の置換
    メタ-ジフェノール類、並びにその酸との付加塩類から
    選択される請求項2ないし15の何れか1項に記載の組
    成物。
  21. 【請求項21】 式(VI)の置換メタ-ジフェノール類
    が2-メチル-1,3-ジヒドロキシベンゼン、4-クロロ-
    1,3-ジヒドロキシベンゼン及び2-クロロ-1,3-ジヒ
    ドロキシベンゼン、及びその酸付加塩類から選択される
    請求項20に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 モノ-又はポリヒドロキシナフタレン
    類が、α-ナフトール、1,7-ジヒドロキシナフタレ
    ン、2,7-ジヒドロキシナフタレン、2,5-ジヒドロキ
    シナフタレン、2,3-ジヒドロキシナフタレン、1-ヒ
    ドロキシ-2-メチルナフタレン及び1-ヒドロキシ-4-
    ナフタレンスルホン酸、及びその酸付加塩類から選択さ
    れる請求項2ないし15の何れか1項に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 複素環カップラーが、インドール誘導
    体、インドリン誘導体、ピリジン誘導体及びピラゾロン
    類、セサモールとその誘導体、及びその酸付加塩類から
    選択されることを特徴とする請求項2ないし15の何れ
    か1項に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 複素環カップラーが、6-ヒドロキシ
    インドール、4-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシ
    -N-メチルインドール、6-ヒドロキシインドリン、6-
    ヒドロキシベンゾモルホリン、2,6-ジヒドロキシ-4-
    メチルピリジン、1-H-3-メチルピラゾール-5-オ
    ン、1-フェニル-3-メチルピラゾール-5-オン、セサ
    モール、2,6-ジアミノピリジン、2-アミノ-3-ヒド
    ロキシピリジン、3,5-ジアミノ-2,6-ジメトキシピ
    リジン、1-β-ヒドロキシエチルアミノ-3,4-メチレ
    ンジオキシベンゼン及び1-アミノ-3,4-メチレンジオ
    キシベンゼン、及びその酸付加塩類から選択されること
    を特徴とする請求項23に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 第2のカップラーが、染色組成物の全
    重量に対して、0.0001〜10重量%を占めること
    を特徴とする請求項1ないし24の何れか1項に記載の
    組成物。
  26. 【請求項26】 第2のカップラーが、染色組成物の全
    重量に対して、0.005〜5重量%を占めることを特
    徴とする請求項25に記載の組成物。
  27. 【請求項27】 1-アセトキシ-2-メチルナフタレン
    が、染色組成物の全重量に対して0.0005〜12重
    量%を占めることを特徴とする請求項1ないし24の何
    れか1項に記載の組成物。
  28. 【請求項28】 1-アセトキシ-2-メチルナフタレン
    が、染色組成物の全重量に対して0.005〜6重量%
    を占めることを特徴とする請求項27に記載の組成物。
  29. 【請求項29】 酸付加塩類が、塩酸塩類、臭化水素酸
    塩類、硫酸塩類、クエン酸塩類、コハク酸塩類、酒石酸
    塩類、乳酸塩類及び酢酸塩類から選択されることを特徴
    とする請求項1ないし28の何れか1項に記載の組成
    物。
  30. 【請求項30】 ヒトの毛髪等のケラチン繊維の酸化染
    色方法において、請求項1ないし29の何れか1項に記
    載の少なくとも1つの染色組成物を繊維に適用し、丁度
    使用時に染色組成物に加えられるか、同時にあるいは続
    けて適用される酸化組成物中に存在している酸化剤によ
    って、酸性、中性又はアルカリ性のpHで発色せしめる
    ことを特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 酸化剤が、過酸化水素、過酸化尿素、
    アルカリ金属臭化物、過酸塩類及び酵素から選択される
    ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 第1の区画が請求項1ないし29の何
    れか1項に記載の染色組成物を含み、第2の区画が酸化
    組成物を含む、多区画具又は多区画染色「キット」。
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