JP2001053393A - フレキシブル回路基板及びそれを用いた光ピックアップ装置 - Google Patents

フレキシブル回路基板及びそれを用いた光ピックアップ装置

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JP2001053393A
JP2001053393A JP11223178A JP22317899A JP2001053393A JP 2001053393 A JP2001053393 A JP 2001053393A JP 11223178 A JP11223178 A JP 11223178A JP 22317899 A JP22317899 A JP 22317899A JP 2001053393 A JP2001053393 A JP 2001053393A
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JP
Japan
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circuit pattern
film
circuit board
flexible
flexible circuit
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JP11223178A
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English (en)
Inventor
Masaaki Oda
雅章 小田
Masahiro Kaizu
雅洋 海津
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板面に直交する方向だけでなく平行な方向
にも屈曲可能な2軸高屈曲型のフレキシブル回路基板を
提供する。 【解決手段】 一対の対向する柔軟な絶縁性帯状フィル
ム101の間に導電性の回路パターン102を介在させ
て一体化したフレキシブル回路基板100が提供され
る。前記フィルムの両側部から前記回路パターンに向け
て途中まで幅方向に延びる複数のスリット103が、前
記フィルムの長手方向に互い違いに形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の対向する柔
軟な絶縁性帯状フィルムの間に導電性の回路パターンを
介在させて一体化したフレキシブル回路基板(FPC)
に関し、特に基板面に直交する方向だけでなく平行な方
向にも屈曲可能な2軸高屈曲型のフレキシブル回路基板
及びそれを用いた光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1つの部材と、この部材に対して相対的
に2軸運動する他の部材との間を電気的に接続する場
合、柔軟な電気的接続手段の各端部を両部材に機械的に
結合する必要がある。このような2軸運動する部材を含
んだ1例がDVD(デジタル・ビデオ・ディスク)ドラ
イブの光ピックアップに見られる。
【0003】図3に示すように、DVDの光ピックアッ
プは、ピックアップ部(固定部)10と可動部20と備
える。可動部20は、固定部10から延びる可動ジョイ
ント30の先端で空中に弾性支持されている。可動部2
0は、レンズ21とコイル22とが一体化されたもので
ある。40は、コイル22を貫通するように、可動部2
0とは分離された固定位置に設けられた永久磁石であ
る。
【0004】読取り/書き込み用のレーザ光の光路に介
在するレンズ21は、コイル22に流れる駆動電流を制
御することによって、サーチおよびフォーカス用に上下
(フォーカシング)方向UD並びに左右(トラッキン
グ)方向LRに移動(2軸運動)する。固定部10と可
動部20との間は、コイル駆動電流を伝達するための複
数の裸線50で接続される。裸線50の両端51,52
は、スポット溶接によって固定部10と可動部20に電
気的および機械的に堅固に結合される。
【0005】この例の電気的接続手段は、柔軟な裸線5
0である。この裸線50を電気的および機械的に接続す
るためのスポット溶接は、設備投資を含むトータルの実
装コストが高くなるため、現場や工場等の製造現場では
取り扱いの容易な半田付けによる接続法の開発が要求さ
れている。半田付けの好ましい対象は、個々の裸線より
は、集合的なFPCである。
【0006】図4は従来のFPC60の一例を示す平面
図(a)および側面図(b)である。このFPC60
は、一対の柔軟な絶縁性帯状フィルム61間に複数の回
路パターン62を内蔵したもので、基板面に直交するB
方向には柔軟であるが、基板面と平行なA方向にはさほ
ど柔軟性を期待できない。
【0007】そこで、FPCを使用する場合には、基板
面と平行なA方向の柔軟性を増す工夫が必要となる。図
5は回路パターンを波型に蛇行させ、且つその回路パタ
ーン部分だけを残すように形成したFPC70を示す平
面図(a)および側面図(b)である。このような2軸
運動に適した変形FPCは、一般にはレーザの微細加工
技術によって形成される。
【0008】このFPC70は、波型に蛇行したそれぞ
れがFPC構造の複数の回路パターン部71と、それら
の端部を集合的に保持する共通部72とからなる。各回
路パターン部71は、前述したピックアップ部10およ
び可動部20からそれぞれ起立したピン11,23に回
路パターン端末の孔を係合させて位置決めし、その周囲
を半田12,23で固定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5に示す
変形FPC70を実際に図3の光ピックアップに適用し
て可動部20を繰り返し2軸運動させ続けると、図5
(a)に示す回路パターン部71の半田付け部12,2
4に近い部分73に応力集中が起こり、その部分73が
やがて破壊される欠点があることが判明した。
【0010】本発明は、上述した光ピックアップに適用
した場合でも、半田付け部近傍に応力集中しないように
した構造の2軸高屈曲型のフレキシブル回路基板及びそ
れを用いた光ピックアップ装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対の対向す
る柔軟な絶縁性帯状フィルムの間に導電性の回路パター
ンを介在させて一体化したフレキシブル回路基板におい
て、前記フィルムの両側部から前記回路パターンに向け
て途中まで幅方向に延びる複数のスリットを、前記フィ
ルムの長手方向に互い違いに形成してなることを第1の
特徴とする。この場合において、好ましくは、前記回路
パターンは平面内で蛇行し、前記複数のスリットは前記
回路パターンの谷部分に入るように互い違いに形成され
る。
【0012】本発明は、一対の対向する柔軟な絶縁性帯
状フィルムの間に導電性の回路パターンを介在させて一
体化したフレキシブル回路基板において、前記フィルム
に複数の孔をハニカム状に形成してなることを第2の特
徴とする。この場合において、好ましくは、前記回路パ
ターンは前記フィルムと同形状であり、前記孔は前記回
路パターンも貫通して前記回路パターンに複数の導電経
路を形成する。
【0013】上記2つの態様において、具体的な構成で
は、前記フィルムは前記回路パターン毎に分離して設け
られ、複数の前記フィルムは両端部において幅方向に延
びる共通フィルムで連結されている。
【0014】また、本発明に係る光ピックアップ装置
は、上述したフレキシブル回路基板と、このフレキシブ
ル基板の一端と半田付けされて固定された固定部と、前
記フレキシブル基板の他端と半田付けされて固定され前
記固定部に対して移動可能な可動部とを備えてなること
を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態を参
照して、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係るFPC100の平面図である。このFP
C100は、一対の対向する柔軟な帯状の絶縁性フィル
ム101の間に導電性の回路パターン102を介在させ
て一体化したものである。フィルム101の両側部から
回路パターン102に向けて途中まで幅方向に延びる複
数のスリット103が、フィルム101の長手方向に互
い違いに形成されている。
【0016】より具体的には、複数(この例では4)の
帯状の絶縁性フィルム101がそれぞれ分離されて平行
に配列され、両端部は共通部104でまとめられてい
る。回路パターン102の端部は、共通部104におい
て孔明け加工されている。この孔105は半田付け時の
ピン(例えば、図4(b)の11,23)挿入に使用さ
れる。回路パターン102は波型に蛇行したパターンで
あり、その谷部分にスリット103が左右から入り込む
ようにレイアウトされている。
【0017】スリット103は、回路パターン102を
含んだフィルム101が容易に図3(a)に示したA方
向に屈曲できるようにするためのもである。この場合、
複数のスリット103をフィルム101の長手方向に互
い違いに配置することによって柔軟性が増す。このた
め、2軸運動時の応力が1個所に集中することが防止さ
れ、フィルム101が長期間の2軸運動を体験しても、
その中の回路パターン102が破壊されることなく電気
的に良好な接続状態を維持できることが確認された。
【0018】スリット103の形成にはレーザ加工を必
要としない。例えば、ビックやプレスで簡単に加工でき
る。従って、生産が容易となり、安価になる。スリット
103の形状は図示の例に限定されない。例えば、斜め
のスリットでもよい。また、各フィルム101と共通部
104とは、一体に形成されていても良い。
【0019】図2(a)は、本発明の他の実施形態に係
るFPC200の平面図である。このFPC200も先
の実施形態と同様に、一対の対向する柔軟な絶縁性フィ
ルム201の間に導電性の回路パターン202を介在さ
せて一体化したものである。このFPC200は、1枚
のCuのベタパターンにエッチング等を施して図中横方
向に絶縁分離された4つの短冊状の回路パターン201
を形成し、更に複数の応力分散孔203を穿設すること
により形成されている。この応力分散孔203は、回路
パターン202をも含んで絶縁性フィルム201を貫通
する。
【0020】各回路パターン202の両端部には、接続
孔204用が形成されている。この接続孔204は半田
付け時のピン(例えば、図5(b)の11,23)挿入
に使用される。
【0021】本実施例のFPC200では、複数の応力
分散孔203をフィルム201にハニカム状に形成する
ことによって柔軟性が増し、応力を分散できる。このた
め、2軸運動時の応力が1個所に集中することが防止さ
れ、フィルム201が長期間の2軸運動を体験しても、
その中の回路パターン202が破壊されることなく電気
的に良好な接続状態を維持できることが確認された。
【0022】応力分散孔203の形成にはレーザ加工を
必要としない。例えば、プレスやドリルで簡単に加工で
きる。従って、従来の構造品に比べて簡単な工程で製造
可能であり、安価になる。このことは、回路パターンが
シンプルで、基板加工が簡単であることに起因する。
【0023】図2(b)は本発明の異なる実施形態を示
す部分平面図である。本例では、応力分散孔203は、
回路パターン202の長手方向に2列に規則正しく千鳥
配置されている。従って、回路パターン202には、3
ルートの導電路が長手方向に形成されることになるの
で、仮に1ルートが切断されても残り2ルートで導通状
態が確保される利点がある。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、次の
ような効果を期待できる。 (1)人の手による半田付け作業が可能となるので、裸
線とスポット溶接を使用する場合と比較して、設備投資
が格段に安く、また作業者の熟練度が必要とされず、更
には作業者自身への危険性も少ない。 (2)製品出荷後に接続不良を起こしても、その場で半
田こて等の道具で簡単にFPCの交換ができる。 (3)FPCの形状を比較的容易に変形することができ
ので、手半田可能なこととあわせて、多品種少量生産品
や試作品に容易に対応できる。 (4)接続部品を裸線からFPCに変更することによっ
て、将来的に、より小型な製品や高機能な製品の要求に
対して、チップ実装の実現、あるいはピックアップ部内
のFPCとの一体化による高機能化が可能になる。 (5)本発明の2軸屈曲型FPCは、これまで1軸可動
部分でしか利用されなかったFPCの適用範囲を飛躍的
に拡大することが可能になる。 (6)特に第2の発明の場合、応力分散孔の孔径、分布
および数を変更することにより、屈曲特性を連続的に変
化させることができる。また、孔径を回路パターンの1
/2以下にすることにより、回路パターンが一部で切断
されても、残りの部分で導通状態を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るFPCの平面図で
ある。
【図2】 本発明の他の実施形態に係るFPCの平面図
である。
【図3】 DVDの光ピックアップの一例を示す斜視図
である。
【図4】 従来の1軸可動型FPCの一例を示す構造図
である。
【図5】 従来の2軸可動型FPCの一例を示す構造図
である。
【符号の説明】
100,200…フレキシブル回路基板(FPC)、1
01,201…絶縁性フィルム、102,202…回路
パターン、103…スリット、104…共通フィルム、
105,204…接続孔、203…応力分散孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D118 AA06 AA12 BA01 BB02 FB12 5D119 AA32 BA01 FA33 HA68 KA43 NA07 5E338 AA12 AA16 BB56 BB63 BB65 CC01 CD17 EE27 EE28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の対向する柔軟な絶縁性帯状フィル
    ムの間に導電性の回路パターンを介在させて一体化した
    フレキシブル回路基板において、前記フィルムの両側部
    から前記回路パターンに向けて途中まで幅方向に延びる
    複数のスリットを、前記フィルムの長手方向に互い違い
    に形成してなることを特徴とするフレキシブル回路基
    板。
  2. 【請求項2】 前記回路パターンは平面内で蛇行し、前
    記複数のスリットは前記回路パターンの谷部分に入るよ
    うに互い違いに形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のフレキシブル回路基板。
  3. 【請求項3】 一対の対向する柔軟な絶縁性帯状フィル
    ムの間に導電性の回路パターンを介在させて一体化した
    フレキシブル回路基板において、前記フィルムに複数の
    応力分散孔をハニカム状に形成してなることを特徴とす
    るフレキシブル回路基板。
  4. 【請求項4】 前記回路パターンは前記フィルムと同形
    状であり、前記応力分散孔は前記回路パターンも貫通し
    て前記回路パターンに複数の導電経路を形成することを
    特徴とする請求項3記載のフレキシブル回路基板。
  5. 【請求項5】 前記フィルムは前記回路パターン毎に分
    離して設けられ、複数の前記フィルムは両端部において
    共通フィルムで連結されていることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項記載のフレキシブル回路基板。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載のフレ
    キシブル回路基板と、 このフレキシブル基板の一端と半田付けされて固定され
    た固定部と、 前記フレキシブル基板の他端と半田付けされて固定され
    前記固定部に対して移動可能な可動部とを備えてなる光
    ピックアップ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7242644B2 (en) * 2002-08-16 2007-07-10 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical disk drive, and a method of assembling it
US8290326B2 (en) 2009-09-15 2012-10-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Flexible wiring board, manufacturing method thereof and flexible wiring device
JP6065119B2 (ja) * 2013-09-05 2017-01-25 株式会社村田製作所 多層基板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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