JP2001051393A - 錠剤の包装体 - Google Patents

錠剤の包装体

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JP2001051393A
JP2001051393A JP11227794A JP22779499A JP2001051393A JP 2001051393 A JP2001051393 A JP 2001051393A JP 11227794 A JP11227794 A JP 11227794A JP 22779499 A JP22779499 A JP 22779499A JP 2001051393 A JP2001051393 A JP 2001051393A
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Japan
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tablet
supply device
package
tablets
outlet
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JP11227794A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Oka
靖博 岡
Keiri Konishi
敬吏 小西
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】簡単に錠剤を錠剤供給装置または錠剤供給装置
にセットされるカートリッジに移し替えが可能である錠
剤の包装体を提供する。 【解決手段】錠剤の包装体20は、複数個の整列した錠
剤を収納して、錠剤供給装置または錠剤供給装置にセッ
トされるカートリッジに、取出し口を開封して整列した
状態に移し替えできる収納袋を有し、この収納袋は、少
なくとも錠剤の移し替えの供給方向の投影面積分の空間
を保持する空間保持部材と、開封された場合に取出し口
の大きさを少なくとも前記投影面積より大きい状態に規
制する取出し口規制部材とを有し、またカートリッジへ
錠剤Jを誘導する投入補助部材とを有する。また、錠剤
の包装体は、収納袋を複数列収納する外装箱21と、収
納袋の複数列の相対的な関係を保つガイド部材22を有
し、外装箱は、収納袋の取出し口側が開封可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、錠剤の包装体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動現像機に備えられる錠
剤供給装置にカートリッジをセットし、カートリッジか
ら錠剤として感光材料用処理剤を供給して溶解して補充
したり、あるいは自動現像機とは別に設置される溶解装
置に備えられる錠剤供給装置にカートリッジをセット
し、カートリッジから感光材料用処理剤を供給して溶解
し、自動現像機に送り補充するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにしてカート
リッジから感光材料用処理剤を供給して溶解するものが
あるが、カートリッジが空になると錠剤供給装置から取
り外して新たなカートリッジと交換することが行なわれ
る。ところで、この使用済みのカートリッジを廃棄しよ
うとしても、カートリッジが樹脂で形成されているため
に減容化できないし、薄肉化にも限度があり、重量が重
い。また、廃棄するにしても、容積が嵩張って廃棄しず
らいし、廃棄することは環境対策上問題もある。
【0004】一方、使用済みのカートリッジを回収して
洗浄し、感光材料用処理剤を収納して再利用することが
考えられるが、 カートリッジが嵩張り回収の物流費用
がかかると共に、回収後の洗浄や検査などの費用がかか
る。
【0005】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、簡単に錠剤を錠剤供給装置または錠剤供給装置に
セットされるカートリッジに移し替えが可能な錠剤の包
装体を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0007】請求項1に記載の発明は、『複数個の整列
した錠剤を収納して、錠剤供給装置または錠剤供給装置
にセットされるカートリッジに、取出し口を開封して整
列した状態に移し替えできる収納袋を有し、この収納袋
は、少なくとも錠剤の移し替えの供給方向の投影面積分
の空間を保持する空間保持部材と、開封された場合に取
出し口の大きさを少なくとも前記投影面積より大きい状
態に規制する取出し口規制部材とを有することを特徴と
する錠剤の包装体。』である。
【0008】この請求項1に記載の発明によれば、錠剤
の移し替えの供給方向の投影面積分の空間を保持してお
り、錠剤が詰まることなく円滑に転がり、さらに開封さ
れた場合に取出し口の大きさを投影面積より大きい状態
に規制することで、錠剤を取出し口から錠剤供給装置ま
たは錠剤供給装置にセットされるカートリッジに確実に
移し替えることができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、『複数個の整列
した錠剤を収納して、錠剤供給装置または錠剤供給装置
にセットされるカートリッジに、取出し口を開封して整
列した状態に移し替えできる収納袋を有し、この収納袋
は、少なくとも錠剤の移し替えの供給方向の投影面積分
の空間を保持する空間保持部材と、開封された場合に取
出し口の大きさを少なくとも前記投影面積より大きい状
態に規制する取出し口規制部材と、前記錠剤供給装置ま
たは錠剤供給装置にセットされるカートリッジへ錠剤を
誘導する投入補助部材とを有することを特徴とする錠剤
の包装体。』である。
【0010】この請求項2に記載の発明によれば、錠剤
の移し替えの供給方向の投影面積分の空間を保持してお
り、錠剤が詰まることなく円滑に転がり、開封された場
合に取出し口の大きさを投影面積より大きい状態に規制
し、さらに錠剤供給装置または錠剤供給装置にセットさ
れるカートリッジへ錠剤を誘導することで、錠剤を取出
し口から錠剤供給装置または錠剤供給装置にセットされ
るカートリッジにより確実に移し替えることができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、『前記空間保持
部材と、前記取出し口規制部材とを一体化したことを特
徴とする請求項1または請求項2に記載の錠剤の包装
体。』である。
【0012】この請求項3に記載の発明によれば、空間
保持部材と取出し口規制部材とを一体化することで、部
材点数が少なくなり、包装体の製作コストを低減するこ
とができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、『前記投入補助
部材と、前記空間保持部材とを一体化したことを特徴と
する請求項2に記載の錠剤の包装体。』である。
【0014】この請求項4に記載の発明によれば、投入
補助部材と空間保持部材とを一体化することで、部材点
数が少なくなり、包装体の製作コストを低減することが
できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、『前記投入補助
部材と、前記取出し口規制部材とを一体化したことを特
徴とする請求項2に記載の錠剤の包装体。』である。
【0016】この請求項5に記載の発明によれば、投入
補助部材と取出し口規制部材とを一体化することで、部
材点数が少なくなり、包装体の製作コストを低減するこ
とができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、『請求項1乃至
請求項5に記載の収納袋を複数列収納する外装箱と、前
記収納袋の複数列の相対的な関係を保つガイド部材を有
し、前記外装箱は、前記収納袋の取出し口側が開封可能
であることを特徴とする錠剤の包装体。』である。
【0018】この請求項6に記載の発明によれば、複数
個の整列した錠剤が複数列収納されており、複数列の錠
剤を取出し口から錠剤供給装置または錠剤供給装置にセ
ットされるカートリッジに確実に移し替えることができ
る。
【0019】請求項7に記載の発明は、『前記ガイド部
材は、前記収納袋の取出し口側より延出され、錠剤供給
装置または錠剤供給装置にセットされるカートリッジに
位置決め可能な投入部を有することを特徴とする請求項
6に記載の錠剤の包装体。』である。
【0020】この請求項7に記載の発明によれば、ガイ
ド部材の投入部により錠剤供給装置または錠剤供給装置
にセットされるカートリッジに位置決めされ、複数列の
錠剤を収納袋の取出し口から錠剤供給装置または錠剤供
給装置にセットされるカートリッジに確実に移し替える
ことができる。
【0021】請求項8に記載の発明は、『前記外装箱
は、使用後に押し潰し、あるいは折り畳み可能であるこ
とを特徴とする請求項6または請求項7に記載の錠剤の
包装体。』である。
【0022】この請求項8に記載の発明によれば、外装
箱は、使用後に押し潰し、あるいは折り畳み可能であ
り、容易に減容化可能で、形状が復元しないので廃棄し
ても負荷が少なく、一般の焼却炉で焼却処理が可能とな
る。
【0023】請求項9に記載の発明は、『前記前記外装
箱は、押し潰し、あるいは折り畳み状態を維持する手段
を有することを特徴とする請求項8に記載の錠剤の包装
体。』である。
【0024】この請求項9に記載の発明によれば、外装
箱は、押し潰し、あるいは折り畳み状態を維持し、形状
が復元しないので廃棄しても負荷が少なく、一般の焼却
炉で焼却処理が可能となる。
【0025】請求項10に記載の発明は、『錠剤供給装
置または錠剤供給装置にセットされるカートリッジに、
詰め替え治具を介して錠剤を供給可能であることを特徴
とする錠剤の包装体。』である。
【0026】この請求項10に記載の発明によれば、錠
剤が詰め替え治具を介して位置決めして、錠剤供給装置
または錠剤供給装置にセットされるカートリッジに確実
に供給することができる。
【0027】請求項11に記載の発明は、『複数個の整
列した錠剤を複数列収納して、錠剤供給装置または錠剤
供給装置にセットされるカートリッジに、開封して整列
した状態に移し替えできる包装体であり、この包装体
は、収納される錠剤の複数列の相対的な関係を保ち、錠
剤の移し替えの供給方向の投影面積分の空間を保持し、
かつ錠剤供給装置または錠剤供給装置にセットされるカ
ートリッジに位置決め可能な投入部を有するケース部材
と、このケース部材に密着して収納される錠剤を覆いか
つ開封された場合に前記投入部から錠剤を供給可能にす
るカバー部材とから構成されることを特徴とする錠剤の
包装体。』である。
【0028】この請求項11に記載の発明によれば、包
装体がケース部材とカバー部材とから構成され、低コス
トであり、しかもケース部材からカバー部材を剥離して
取出し口を開封することで、錠剤を取出し口から錠剤供
給装置または錠剤供給装置にセットされるカートリッジ
に確実に移し替えることができる。
【0029】請求項12に記載の発明は、『前記錠剤
は、感光材料用処理剤であることを特徴とする請求項1
乃至請求項11のいずれか1項に記載の錠剤の包装
体。』である。
【0030】この請求項12に記載の発明によれば、錠
剤が感光材料用処理剤であり、感光材料用処理剤の詰め
替えに好ましく用いられる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の錠剤の包装体の
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明するが、この発
明はこの実施の形態の説明、あるいは図面に限定される
ものではない。
【0032】図1は自動現像機に備えられる錠剤供給装
置にセットされたカートリッジに包装体から錠剤を移し
替える状態を示す図である。
【0033】この実施の形態の自動現像機1には、錠剤
供給装置2が備えられている。自動現像機1は、処理槽
3に近接して循環槽4が設けられ、処理槽3と循環槽4
は連通している。処理槽3には、図示しない感光材料を
搬送する搬送手段が内蔵される。また、循環槽4にはフ
ィルタ5やヒータ6が内蔵され、循環ポンプ7の駆動に
より循環槽4内で溶解された処理液が処理槽3に送られ
る。
【0034】錠剤供給装置2には、錠剤Jを収納したカ
ートリッジ10がセットされ、回転供給部材11の回転
により1個ずつの錠剤Jがカートリッジ10から回転供
給部材11の凹部11aに入り込み、回転供給部材11
が回転することで循環槽4の上方で凹部11aから錠剤
Jが循環槽4内へ落下する。錠剤Jは感光材料用処理剤
であり、この錠剤Jは循環槽4内で溶解される。
【0035】カートリッジ10内の錠剤Jがなくなる
と、自動現像機1のカバー15を開けてカートリッジ1
0の供給口側を上方に向け、錠剤の包装体20を開封し
て複数個の整列した錠剤をカートリッジ10の開口部1
0aから整列した状態で供給して移し替え、カートリッ
ジ10を供給可能位置にセットする。
【0036】この実施の形態では、錠剤供給装置2が自
動現像機1に備えられているが、錠剤供給装置は自動現
像機とは別に設置される溶解装置に備え、この錠剤供給
装置にセットされるカートリッジに錠剤の包装体を開封
して錠剤を移し替えることもできる。また、錠剤供給装
置にセットされるカートリッジに錠剤を移し替えるよう
にしているが、カートリッジを用いないで錠剤供給装置
に錠剤収納部を設け、この錠剤収納部に錠剤を供給する
ようにしてもよい。
【0037】次に、錠剤の包装体の実施の形態を、図2
に示す。図2(a)は包装体の外装箱を開封しない状態
の斜視図、図2(b)は包装体の外装箱を開封し収納袋
を取り出した状態の斜視図、図2(c)は包装体の外装
箱を開封し収納袋をセットした状態の拡大斜視図、図2
(d)は包装体の収納袋を開封しカートリッジに錠剤を
移し替える状態を示す拡大斜視図である。
【0038】錠剤の包装体20は、収納袋30を複数列
して収納する外装箱21と、収納袋30の複数列の相対
的な関係を保つガイド部材22を有している。外装箱2
1は、箱本体21aと蓋体21bからなり、箱本体21
aにガイド部材22が圧入、あるいは接着して取り付け
られている。外装箱21は、箱本体21aから蓋体21
bを取り外すことで、収納袋30の取出し口側が開封可
能である。ガイド部材22は収納袋30の取出し口側よ
り延出され、錠剤供給装置にセットされるカートリッジ
10に位置決め可能な投入部22aを有する。
【0039】外装箱21は、例えば所定の強度を有する
紙で形成され、ガイド部材22は、例えば所定の強度を
有する樹脂で形成され、包装体20は運搬時等に外力が
かかっても収納袋30を押さえ付けることがないように
なっている。
【0040】収納袋30の材質は、一般的にヒートシー
ルで製袋できるものであれば良い。少なくとも熱可塑性
の樹脂フィルムからなり、樹脂としてはポリエチレンや
ポリプロピレンなどが一般的に知られている。また、耐
熱性の基材フィルムとラミネートしても良い。基材とし
ては、PETやナイロン、さらにこの中間にアルミニウ
ム箔や無機物の蒸着フィルムをラミネートして防湿性を
高めても良い。収納袋30の総厚としては、40ミクロ
ン〜150ミクロンが良い。
【0041】錠剤が収納された包装体20は、図2
(a)に示す状態で、メーカからユーザーに供給され、
ユーザーは錠剤を移し替える時に、図2(c)に示すよ
うに、箱本体21aから蓋体21bを開封し、さらに図
2(d)に示すように、収納袋30の取出し口30aを
開封し、ガイド部材22の投入部22aをカートリッジ
10の開口部10aに当てがい、収納袋30からカート
リッジ10に錠剤Jを移し替える。
【0042】この実施の形態の包装体20には、複数個
の整列した錠剤が複数列に収納されており、複数列の錠
剤を収納袋30の取出し口30aからカートリッジ10
に確実に移し替えることができる。また、ガイド部材2
2により錠剤Jの複数列の相対的な関係を保つことで、
包装体20が曲がることない。さらに、ガイド部材22
の投入部22aによりカートリッジ10に位置決めさ
れ、複数列の錠剤Jを収納袋30の取出し口30aから
カートリッジ10に確実に移し替えることができる。
【0043】このカートリッジ10には、錠剤Jが入る
位置、個数は決まっており、包装体20にはカートリッ
ジ10に入るだけの錠剤Jが入っている。包装体20
は、運搬時等に外力がかかっても収納袋30を押さえ付
けないように整列、収納でき、またカートリッジ10の
収納部に対して位置が合うように整列包装できる。
【0044】また、錠剤が収納された包装体20は、図
3に示すように、箱本体21aから蓋体21bを開封し
た状態で、箱本体21aを詰め替え治具40に例えば両
面テープ等で固定する。詰め替え治具40には、ガイド
プレート41が所定間隔で設けられ、このガイドプレー
ト41によりガイド通路42が形成されている。
【0045】ガイド通路42の一方に箱本体21aのガ
イド部材22を位置させ、他方にカートリッジ10の開
口部10aを位置させる。この状態で箱本体21aの収
納袋30の取出し口30aを開封し、錠剤Jがガイド部
材22から詰め替え治具40のガイド通路42を通り、
カートリッジ10の開口部10aに整列して導き移し替
えることができる。このように錠剤Jが詰め替え治具4
0を介して位置決めし、カートリッジ10に確実に供給
することができる。
【0046】錠剤が収納された包装体20は、図4に示
すように、箱本体21aと蓋体21bとがミシン目21
cにより開封可能にすることができる。図4(a)に示
す状態で、メーカからユーザーに供給され、ユーザーは
錠剤を移し替える時に、図4(b)に示すように、ミシ
ン目21cにより箱本体21aから蓋体21bを開封す
る。
【0047】また、錠剤が収納された包装体20は、図
5に示すように、ガイド部材22は、収納袋30の取出
し口側より延出され、カートリッジ10に位置決め可能
な投入部22aを有するように構成することができる。
このガイド部材22が収納袋30の取出し口側より延出
された投入部22aを有することで、収納袋30の移動
が規制されると共に、取出し口側の先端30a1が潰れ
ないように保護され、収納袋30の取出し口30aを容
易に開封することができる。
【0048】さらに、ガイド部材22の投入部22aに
よりカートリッジ10に位置決めされ、複数列の錠剤J
を収納袋30の取出し口30aからカートリッジ10に
確実に移し替えることができる。
【0049】図6は錠剤の包装体の他の実施の形態を示
す図であり、図6(a)は包装体の開封前の斜視図、図
6(b)は包装体の開封後の斜視図、図6(c)は包装
体の投入部方向から視た図である。
【0050】この実施の形態の包装体50は、複数個の
整列した錠剤Jを複数列に収納して、錠剤供給装置にセ
ットされるカートリッジに、開封して整列した状態に移
し替えできる包装体である。この包装体50は、収納さ
れる錠剤Jの複数列の相対的な関係を保ち、錠剤Jの移
し替えの供給方向の投影面積分の空間Kを保持し、かつ
錠剤供給装置にセットされるカートリッジに位置決め可
能な投入部51aを有するケース部材51と、このケー
ス部材51に密着して収納される錠剤Jを覆いかつ開封
された場合に投入部51aから錠剤Jを供給可能にする
カバー部材52とから構成される。
【0051】ケース部材51にはカバー部材52がヒー
トシールにより接合され、投入部51aでは接合力を弱
くして容易にカバー部材52を剥離可能になっている。
このように包装体50がケース部材51とカバー部材5
2とから構成され、低コストであり、しかもケース部材
51からカバー部材52を剥離して投入部51aの取出
し口を開封することで、錠剤Jを取出し口からカートリ
ッジに確実に移し替えることができる。
【0052】図2乃至図5に示す実施の形態の包装体
は、図7及び図8に示すように、外装箱21の箱本体2
1aは、使用後に押し潰し、あるいは折り畳み可能に構
成することができ、また蓋体21bも同様に使用後に押
し潰し、あるいは折り畳み可能に構成することができ
る。
【0053】図7の実施の形態では、図7(a)に示す
ように、箱本体21aの内側に接着材60を付けて剥離
紙61で覆っておき、使用後に剥離紙61を剥離し、図
7(b)に示すように押し潰す。このように押し潰する
と、図7(c)に示すように接着剤60により箱本体2
1aは、押し潰された状態を維持する。また、箱本体2
1aの内側に両面テープを予め貼っておき、使用後に剥
離紙を剥がして押し潰すようにしてもよい。
【0054】図8の実施の形態では、外装箱21の箱本
体21aを使用後に押し潰し、ヘアピンのような挟み付
け部材62により箱本体21aを挟み付け、押し潰され
た状態を維持する。挟み付け部材62は、予め箱本体2
1aに付けておくと使用に便利である。
【0055】このように外装箱21は、使用後に押し潰
し、あるいは折り畳み可能であり、容易に減容化可能
で、形状が復元しないので廃棄しても負荷が少なく、重
量が低減でき、一般の焼却炉で焼却処理が可能となる。
【0056】次に、錠剤の包装体に収納される収納袋
を、図9乃至図14に基づいて説明する。図9の実施の
形態の収納袋30は、複数個の整列した錠剤Jを収納し
て、錠剤供給装置にセットされるカートリッジに、取出
し口を開封して整列した状態に移し替えでき、この収納
袋30は、錠剤Jの移し替えの供給方向の投影面積分の
空間Kを保持する空間保持部材31と、開封された場合
に取出し口の大きさを少なくとも投影面積より大きい状
態に規制する取出し口規制部材32とを有する。
【0057】この収納袋30は、PETシートにより空
間保持部材31が形成され、この収納袋30の形状は、
特に限定されず、どのような形状でもよく、図10
(a)は4枚のシートを四隅でヒートシールした四角シ
ールの実施の形態、図10(b)は3枚のシートを三方
でヒートシールした三方シールの実施の形態、図10
(c)はビローシールの実施の形態を示しているが、チ
ューブ状に形成してもよい。
【0058】取出し口規制部材32は、弾性部材で形成
され、 開封された場合に弾性力により取出し口の大き
さを少なくとも投影面積より大きい状態に維持する。
【0059】図11の実施の形態は、収納袋30が三方
シールの場合を示し、図11(a)の実施の形態では、
一対の取出し口規制部材32を空間保持部材31の両側
面部に設け、図11(b)の実施の形態では、断面コ字
状のトレー33が設けられている。収納袋30の空間保
持部材31は、錠剤Jまたは断面コ字状のトレー33に
より膨らみ、取出し口規制部材32は、例えば弾性部材
で形成され、 開封された場合に弾性力により取出し口
の大きさを少なくとも投影面積より大きい状態に維持す
る。
【0060】また、取出し口規制部材32に例えば弾性
力を持たせて、空間保持部材31と取出し口規制部材3
2とを一体化してもよく、 一体化することで部材点数
が少なくなり、包装体の製作コストを低減することがで
きる。
【0061】このように錠剤Jの移し替えの供給方向の
投影面積分の空間Kを保持しており、錠剤Jが詰まるこ
となく円滑に転がり、さらに開封された場合に取出し口
の大きさを投影面積より大きい状態に規制することで、
錠剤Jを取出し口からカートリッジに確実に移し替える
ことができる。
【0062】図12の実施の形態の収納袋30は、空間
保持部材31の上側31aと開口側31bとがヒートシ
ールされ、上側31aと開口側31bの間にノッチ31
cが形成され、さらに開口側31bは強くヒートシール
されている。この収納袋30は、ノッチ31cから二点
鎖線31dで示すように斜めに開封することができ、開
封側にはカートリッジへ錠剤Jを誘導する投入補助部材
34が開封の形状に沿うように設けられている。
【0063】この投入補助部材34は、例えば樹脂シー
ト、紙、金属等で形成され、全面を空間保持部材31に
貼り付ける。また、投入補助部材34を例えば樹脂シー
トで形成し、投入補助部材34と空間保持部材31とを
一体化することができ、一体化することで、部材点数が
少なくなり、包装体の製作コストを低減することができ
る。
【0064】また、投入補助部材34と取出し口規制部
材32とを一体化することができ、一体化することで、
部材点数が少なくなり、包装体の製作コストを低減する
ことができる。
【0065】このように錠剤Jの移し替えの供給方向の
投影面積分の空間を保持しており、錠剤Jが詰まること
なく円滑に転がり、開封された場合に取出し口の大きさ
を投影面積より大きい状態に規制し、さらにカートリッ
ジへ錠剤Jを投入補助部材34により誘導することで、
錠剤Jを取出し口からカートリッジにより確実に移し替
えることができる。
【0066】図13の実施の形態の収納袋30は、ノッ
チ31cから二点鎖線31dで示すようにストレートに
開封することができ、開封側にはカートリッジへ錠剤J
を誘導する投入補助部材34が開封の形状に沿うように
設けられ、さらに投入補助部材34にはくちばし状のガ
イド部34aが設けられている。
【0067】さらに、図9乃至図13に示す実施の形態
では、図14乃至図16に示すように、錠剤Jが収納袋
30に止まらない、あるいは収納袋30が折れ曲がらな
いようにして確実に移し替えることができるようにする
手段が設けられている。
【0068】図14の実施の形態の収納袋30は、収納
袋30のトレー33の後部にストッパー33aを設け、
錠剤Jが収納袋30に挟まれて止まらないようにして確
実に確実に移し替えることができるようにしている。
【0069】図15の実施の形態の収納袋30は、収納
袋30の錠剤Jの厚み方向の上下の面に台紙70を貼り
付けて、錠剤Jが収納袋30に挟まれて止まらないよう
にして確実に確実に移し替えることができるようにして
いる。また、収納袋30の錠剤Jの厚み方向の上下の面
を肉厚にして強度を持たせ、錠剤Jが収納袋30に挟ま
れて止まらないようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】前記したように、 請求項1に記載の発
明では、錠剤の移し替えの供給方向の投影面積分の空間
を保持しており、錠剤が詰まることなく円滑に転がり、
さらに開封された場合に取出し口の大きさを投影面積よ
り大きい状態に規制することで、錠剤を取出し口から錠
剤供給装置または錠剤供給装置にセットされるカートリ
ッジに確実に移し替えることができる。
【0071】請求項2に記載の発明では、錠剤の移し替
えの供給方向の投影面積分の空間を保持しており、錠剤
が詰まることなく円滑に転がり、開封された場合に取出
し口の大きさを投影面積より大きい状態に規制し、さら
に錠剤供給装置または錠剤供給装置にセットされるカー
トリッジへ錠剤を誘導することで、錠剤を取出し口から
錠剤供給装置または錠剤供給装置にセットされるカート
リッジにより確実に移し替えることができる。
【0072】請求項3に記載の発明では、空間保持部材
と取出し口規制部材とを一体化することで、部材点数が
少なくなり、包装体の製作コストを低減することができ
る。
【0073】請求項4に記載の発明では、投入補助部材
と空間保持部材とを一体化することで、部材点数が少な
くなり、包装体の製作コストを低減することができる。
【0074】請求項5に記載の発明では、投入補助部材
と取出し口規制部材とを一体化することで、部材点数が
少なくなり、包装体の製作コストを低減することができ
る。
【0075】請求項6に記載の発明では、複数個の整列
した錠剤が複数列収納されており、複数列の錠剤を取出
し口から錠剤供給装置または錠剤供給装置にセットされ
るカートリッジに確実に移し替えることができる。
【0076】請求項7に記載の発明では、ガイド部材の
投入部により錠剤供給装置または錠剤供給装置にセット
されるカートリッジに位置決めされ、複数列の錠剤を収
納袋の取出し口から錠剤供給装置または錠剤供給装置に
セットされるカートリッジに確実に移し替えることがで
きる。
【0077】請求項8に記載の発明では、外装箱は、使
用後に押し潰し、あるいは折り畳み可能であり、容易に
減容化可能で、形状が復元しないので廃棄しても負荷が
少なく、一般の焼却炉で焼却処理が可能となる。
【0078】請求項9に記載の発明では、外装箱は、押
し潰し、あるいは折り畳み状態を維持し、形状が復元し
ないので廃棄しても負荷が少なく、一般の焼却炉で焼却
処理が可能となる。
【0079】請求項10に記載の発明では、錠剤が詰め
替え治具を介して位置決めして、錠剤供給装置または錠
剤供給装置にセットされるカートリッジに確実に供給す
ることができる。
【0080】請求項11に記載の発明では、包装体がケ
ース部材とカバー部材とから構成され、低コストであ
り、しかもケース部材からカバー部材を剥離して取出し
口を開封することで、錠剤を取出し口から錠剤供給装置
または錠剤供給装置にセットされるカートリッジに確実
に移し替えることができる。
【0081】請求項12に記載の発明では、錠剤が感光
材料用処理剤であり、感光材料用処理剤の詰め替えに好
ましく用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動現像機に備えられる錠剤供給装置にセット
されたカートリッジに包装体から錠剤を移し替える状態
を示す図である。
【図2】錠剤の包装体の実施の形態を示す図である。
【図3】錠剤の包装体の移し替えの実施の形態を示す図
である。
【図4】錠剤の包装体の他の実施の形態を示す図であ
る。
【図5】錠剤の包装体の他の実施の形態を示す図であ
る。
【図6】錠剤の包装体の他の実施の形態を示す図であ
る。
【図7】包装体を使用後に押し潰し、あるいは折り畳む
状態を示す図である。
【図8】包装体を使用後に押し潰し、あるいは折り畳む
状態を示す他の実施の形態の図である。
【図9】錠剤の包装体に収納される収納袋を示す図であ
る。
【図10】錠剤の包装体に収納される収納袋を示す他の
実施の形態の図である。
【図11】錠剤の包装体に収納される収納袋を示すさら
に他の実施の形態の図である。
【図12】錠剤の包装体に収納される収納袋を示すさら
に他の実施の形態の図である。
【図13】錠剤の包装体に収納される収納袋を示すさら
に他の実施の形態の図である。
【図14】錠剤の包装体に収納される収納袋を示すさら
に他の実施の形態の図である。
【図15】錠剤の包装体に収納される収納袋を示すさら
に他の実施の形態の図である。
【符号の説明】
1 自動現像機 2 錠剤供給装置 3 処理槽 4 循環槽 10 カートリッジ 10a 開口部 11 回転供給部材 20 包装体 21 外装箱 21a 箱本体 21b 蓋体 21c ミシン目 22 ガイド部材 22a 投入部 30 収納袋 30a 取出し口 31 空間保持部材 32 取出し口規制部材 33 トレー 34 投入補助部材 40 詰め替え治具 41 ガイドプレート 42 ガイド通路 50 包装体 51 ケース部材 51a 投入部 52 カバー部材 60 接着材 62 挟み付け部材 J 錠剤 K供給方向の投影面積分の空間

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の整列した錠剤を収納して、錠剤供
    給装置または錠剤供給装置にセットされるカートリッジ
    に、取出し口を開封して整列した状態に移し替えできる
    収納袋を有し、この収納袋は、少なくとも錠剤の移し替
    えの供給方向の投影面積分の空間を保持する空間保持部
    材と、開封された場合に取出し口の大きさを少なくとも
    前記投影面積より大きい状態に規制する取出し口規制部
    材とを有することを特徴とする錠剤の包装体。
  2. 【請求項2】複数個の整列した錠剤を収納して、錠剤供
    給装置または錠剤供給装置にセットされるカートリッジ
    に、取出し口を開封して整列した状態に移し替えできる
    収納袋を有し、この収納袋は、少なくとも錠剤の移し替
    えの供給方向の投影面積分の空間を保持する空間保持部
    材と、開封された場合に取出し口の大きさを少なくとも
    前記投影面積より大きい状態に規制する取出し口規制部
    材と、前記錠剤供給装置または錠剤供給装置にセットさ
    れるカートリッジへ錠剤を誘導する投入補助部材とを有
    することを特徴とする錠剤の包装体。
  3. 【請求項3】前記空間保持部材と、前記取出し口規制部
    材とを一体化したことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の錠剤の包装体。
  4. 【請求項4】前記投入補助部材と、前記空間保持部材と
    を一体化したことを特徴とする請求項2に記載の錠剤の
    包装体。
  5. 【請求項5】前記投入補助部材と、前記取出し口規制部
    材とを一体化したことを特徴とする請求項2に記載の錠
    剤の包装体。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5に記載の収納袋を複
    数列収納する外装箱と、前記収納袋の複数列の相対的な
    関係を保つガイド部材を有し、前記外装箱は、前記収納
    袋の取出し口側が開封可能であることを特徴とする錠剤
    の包装体。
  7. 【請求項7】前記ガイド部材は、前記収納袋の取出し口
    側より延出され、錠剤供給装置または錠剤供給装置にセ
    ットされるカートリッジに位置決め可能な投入部を有す
    ることを特徴とする請求項6に記載の錠剤の包装体。
  8. 【請求項8】前記外装箱は、使用後に押し潰し、あるい
    は折り畳み可能であることを特徴とする請求項6または
    請求項7に記載の錠剤の包装体。
  9. 【請求項9】前記前記外装箱は、押し潰し、あるいは折
    り畳み状態を維持する手段を有することを特徴とする請
    求項8に記載の錠剤の包装体。
  10. 【請求項10】錠剤供給装置または錠剤供給装置にセッ
    トされるカートリッジに、詰め替え治具を介して錠剤を
    供給可能であることを特徴とする錠剤の包装体。
  11. 【請求項11】複数個の整列した錠剤を複数列収納し
    て、錠剤供給装置または錠剤供給装置にセットされるカ
    ートリッジに、開封して整列した状態に移し替えできる
    包装体であり、この包装体は、収納される錠剤の複数列
    の相対的な関係を保ち、錠剤の移し替えの供給方向の投
    影面積分の空間を保持し、かつ錠剤供給装置または錠剤
    供給装置にセットされるカートリッジに位置決め可能な
    投入部を有するケース部材と、このケース部材に密着し
    て収納される錠剤を覆いかつ開封された場合に前記投入
    部から錠剤を供給可能にするカバー部材とから構成され
    ることを特徴とする錠剤の包装体。
  12. 【請求項12】前記錠剤は、感光材料用処理剤であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項
    に記載の錠剤の包装体。
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