JP2001050477A - シース状剥離性保護皮膜を製造する物質および方法 - Google Patents

シース状剥離性保護皮膜を製造する物質および方法

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JP2001050477A JP2000167771A JP2000167771A JP2001050477A JP 2001050477 A JP2001050477 A JP 2001050477A JP 2000167771 A JP2000167771 A JP 2000167771A JP 2000167771 A JP2000167771 A JP 2000167771A JP 2001050477 A JP2001050477 A JP 2001050477A
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アーサー・ヘイコックス
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D5/00Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures
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    • B05D1/322Removable films used as masks
    • B05D1/325Masking layer made of peelable film

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 脱着自在な保護皮膜の提供。 【構成】 表面(20)にスプレー塗装でき、かつ固体
状態にスプレー塗装後再び戻り、固体状態に達した場合
に、物質が貫通孔のない高い強度を有する凝集体を形成
し、該凝集力が表面への接着力よりも大きく、シース状
保護皮膜が全体としてあるいは少なくとも大きな部分が
表面(20)から取り除くことができる、固体状態から
液体状態に変わりうるシース状保護皮膜(22)を形成
しうる物質において、該物質が熱の印加時に液化し、熱
を取り除くと可逆的に固化し、そのような物質から形成
されるシース状保護皮膜(22)は外表面、特にパイプ
ライン接続部(11)および特にオイル掘削プラットホ
ームを、外部表面を包含するマユ状物を形成することに
より保護しうることを特徴とする、シース状保護皮膜を
形成する物質。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は請求項1の前文に記
載するシース状剥離性(取り外し可能な)保護皮膜を製
造する物質および請求項4の前文に記載するようなシー
ス状取り外し可能な保護被膜を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】構造工学並びに物質加工工学において、
設備の一部分を損傷に対して高い耐久性を有する物質か
ら形成することは不可能である。この理由は、このよう
な物質は製造上の理由、または加工上の理由もしくは剛
性の理由または価格の理由から用いることができないと
いう理由に基づく。装置の一部分がさらされる損傷作用
は、環境、並びに装置中で加工される材料または装置の
機能に付随して用いられる材料によって作り出される。
従って、多くの場合そのような損傷環境にさらされる表
面に適当な耐久性表面保護を提供することが必要であ
る。それには以下の2つの方法が考えられている。
【0003】この方法の第1番目として、保護すべき表
面に含浸またはラッカー被覆の形で接着皮膜を提供する
ことである。この接着皮膜の適用は適当な薬剤、一般に
は液状物またはペースト状を保護すべき表面に塗布し、
例えば薬剤をハケ塗りまたはスプレーもしくは浸漬を行
うことにより塗布する。この方法は比較的早く簡単に行
うことができ、比較的単純な表面、例えば平坦な表面ば
かりではなく、比較的に複雑な表面であっても保護が可
能であるこというである。しかしながら、この方法は非
常に大きな欠点を有している。例えば、保護すべき表面
から保護被膜を除去すること、特に三次元的な形の表面
からそれを除去することが、ほとんど不可能であるか、
非常に大きな費用を伴って可能であるかのいずれかであ
る。しかしながら、保護皮膜の除去は多くの場合必要で
ある。例えば、皮膜が機械的もしくは化学的に損傷を受
けたり、摩耗や、保護部分の変更や修理を行った場合に
必要である。この場合、別の保護液体の塗布を別の塗装
方法で局所的に行うことは一般に不可能である。何故な
らば、そのような皮膜は既に存在しているまたは残存し
ている皮膜には付着しないからである。従って、再塗装
する前に存在している保護皮膜の残りを除去することが
必要であるが、一般にコストがかかる。多くの場合、保
護皮膜は機械的に取り除くこともできない。溶剤を用い
なければならないが、高くつき、環境に対する問題があ
る。また、剥離された保護皮膜は不要物となり、再利用
は不可能である。
【0004】表面に保護皮膜を形成するための方法の第
2として、固体物質の皮膜を保護表面に適用する。保護
表面が単純な立体形状を有している場合には、パネル状
物であれば、機械的な固定要素または接着剤によって載
置することができる。複雑な表面、例えばパイプライン
および特にそれらがネジ結合に用いるフランジと歯の場
合には可撓性テープを巻き付ける。これらのテープ、例
えば布を例えば粗石油成生物から得られた含浸薬剤に浸
漬される。この方法において保護される表面の場合、必
要に応じてそれらを取り去ったり、それらの上に付け加
えることはそれほど難しいことではない。しかし、この
方法の欠点は保護皮膜の適用、すなわちパイプラインに
巻き付けることが、非常に多くの時間を費やし、機械的
に行なうことができない点である。この問題点は特に保
護すべき表面が不規則的、例えばくぼみや突起部分を有
している場合には特に困難となる。さらに取り外したテ
ープは再び使用することができない。
【0005】従って、本発明の目的は、上記欠点を避け
得る冒頭に述べた形の物質を提供し、それから得られた
完全な保護皮膜は任意の表面に適用可能であるばかりで
なく、問題点なくその表面から取り除くことができ、必
要に応じて新規な物質から得られるシース状剥離可能な
保護皮膜を製造する方法をも提供する。
【0006】本発明によれば、上記目的は請求項1の特
徴部分に記載する要件による新規な物質により、かつ請
求項4の特徴部分にある新規な方法に基づいて達成され
る。
【0007】本発明によるおよび本発明方法による物質
のより高い利点は従属項である請求項2〜3または請求
項4〜7に記載される。
【0008】本発明によれば、保護皮膜は保護されるべ
き表面に液体状態で適当な物質を塗布することにより形
成される。この目的のために、物質は常温では固体であ
り、液体になって、保護表面に適用され、その後固化す
る。液状での適用は簡単に行うことができ、特に複雑な
立体形状を有する保護表面に好適である。しかしなが
ら、適用された物質は保護表面と結合せずに、一旦硬化
すると、シース状保護皮膜(以下、短く「シース」とい
う)を凝集物質の形態で形成し、それがマユのように保
護表面を覆う。硬化した後、シースが形成された物質は
亀裂を生じることなく凝集してシーリング物体を形成
し、それは高い強靭性を有している。このシースは保護
表面をカバーしその形通りになるが、凹みや突起がある
場合でも、また突然の変化にも対応するけれども、それ
とは融合しない、言わばまたはその上に焼付けられな
い。多くの場合、シースまたはその物質の凝集体の裂け
抵抗は保護すべき表面上へのシースの接着性よりも大き
くすべきである。従って、必要な場合には、シースは全
体的に、または大きい部分において、簡単に保護表面か
ら取り除くことができるようになる。この方法におい
て、研磨的機械的方法、(例えば、研磨)や化学方法
(例えば、溶剤の使用)などは必要でない。このため
に、シースを取り除くときに表面に不必要な損傷を避け
ることができる。さらに、シースは弾性を有し、保護表
面との関連において少し移動しうるから、熱的または機
械的な変形の場合にもシースは破れないのが大きな特徴
である。このために、シースの寿命は非常に大きくな
る。この新しい方法は平坦な表面のみならず、単純かつ
繰り返しに局面を有する二次元あるいは三次元的に任意
な表面にも、さらに外表面または内表面にも適用しう
る。例えば、パイプラインの場合は外部シースが環境か
らの攻撃による外部パイプ表面の損傷に対し用いられ、
パイプ内部シースがそれによって運ばれる粒状物、液体
またはガスによる損傷に対し内部を保護する。
【0009】シースを形成するために用いられる物質の
適用は、スプレーにより有利に行われる。
【0010】一般に物質すなわち個々の材料は加熱によ
り液状に変化し、シースを形成するために供給され、溶
媒の使用は不要である。
【0011】保護表面から取り除かれたシースを再使用
することは、経済的な観点およびエコロジーの観点の両
方から極めて有用である。このことはシースを構成する
材料を再加熱および再適用することにより簡単に行うこ
とができる。シースを構成する材料を固体状態および/
または液体状態で洗浄、すなわち水洗もしくは濾過する
ことは必要であるかもしれない。補充する材料が少し必
要であることを除いては、新しい材料が全く不要である
ということと、シースがリサイクルできるから、廃棄物
がでず、廃棄のために更なる費用が発生しない利点を有
する。
【0012】シースが製造される物質の性質によって、
個々の目的使用が依存する。原則的には、物質の強度は
保護表面との接着性より大きい。保護表面、その周りの
環境またはそれからシースに付加される化学的または機
械的影響およびシースが使用される温度は、好適な物質
の選択において考慮されなければならない。この物質が
長期使用に耐えること、特に加熱により液状状態と熱を
取り去ることにより固体状態に可逆的に変化する点にお
いて、特に有用である。
【0013】本発明によれば、この種のシースは特にパ
イプラインおよびパイプラインの接続部分、例えばオイ
ル掘削プラットホーム上に多く存在するものに特に有用
である。そのようなパイプライン接続部分は極端に腐蝕
の危機にさらされている。何故ならば海水の外に出てい
ても、周りの塩分を含む空気および水が吹き付けられ、
海水中に入っていても海水その物による腐食環境にさら
される。ネジ結合領域が特に二極金属サビ(bimetallic
corrosion)にさらされる。何故ならばネジ部分とそれ
により結合されるフランジは電気化学的において異なる
値を有するので、それらは二極金属サビにさらされ、塩
分を含む海水はそれの電解質を構成する。二極金属サビ
は海水の塩分濃度および温度が高くなれば高くなるほど
より酷くなるが、本発明の方法により完全にかつ永久に
阻止することができる。
【0014】本発明はパイプラインのシースやオイル掘
削プラットホームに関する使用だけではなく、表面が外
部影響から保護されなければならないすべての分野に用
いることができることを注意しなければならない。もち
ろん、シースを形成する物質は各々の環境に適合して選
択されなければならない。
【0015】本発明の詳細および特徴は以下に述べる実
施態様および図面を参照して更に詳細に説明する。
【0016】図1はパイプ接合を保護するための本発明
の方法で得られたシースの一例を示す。
【0017】図2は図1の一部の拡大図である。
【0018】図3はシースの製造の代表例を示す模式図
である。
【0019】図4はシースを除去する方法の例を示す模
式図である。
【0020】図1は第1のパイプ12と第2のパイプ1
4のパイプライン接合部10を示す。この接合すべき末
端には、第1のパイプ12がフランジ13を有し、第2
のパイプ14がその結合末端にフランジ15を有する。
2つのフランジ13および15はねじ込みボルト16と
ナット18によって密封接着されている。従って、一方
の保護すべき表面はパイプ12および14の外壁であ
り、外面環状部もしくは各々シリンダージャケット状の
フランジ表面13および15並びにボルトナット16お
よび18の外表面である。保護表面20はシース22に
封入され、パイプライン接合部10の全部を密封保護
し、ある種のマユを形成し、それが表面20の凹凸に従
う。これにより、表面20に達する水および空気が到達
せず、サビを防ぐをことができる。
【0021】図2に示すパイプライン接合部10の要素
11はシース22を構成する物質が表面20中の1番小
さいキャビティ19を満たし、すでに発生しているサビ
までも阻止されていることが示されている。さらに、表
面20上に沈着した腐食防止剤がシース22の形成物質
と共にパイプライン接合部10に到達する。
【0022】表面20の状況に応じて、シース22を塗
布する前に例えばワイヤブラシで清除したり、状況に応
じてはプライマーを提供することが好ましい。
【0023】図3は表面20上のシース22の適用を模
式的に示している。この目的のために、物質21は加熱
コンテナ30中で加熱されて液化し、液状状態にホース
32を通過してスプレーガン24に到達し、スプレーガ
ンが表面20に対して移動して表面20上にスプレーさ
れる。それにより形成すべきシース22の形に沈着し、
この方法において表面の形に正確にかつ密着する。物質
21、すなわち各々のシース22は表面を冷却すること
により固化し、凝集体、例えばシェルまたはスキン状に
なり、表面20への融着または接着および焼付はおこな
われない。シースは弾力構造を有し、熱または圧力で破
壊されることなく従う。
【0024】シース22はある時間後取り換えられる必
要がある。例えばシースが擦りきれたり、パイプライン
接合部10を回栓したり取り替えたりする場合である。
図4はシース22の取り外しを示す。この場合、そのよ
うな穴がすでに存在し、シースを取り換える理由である
場合を除いて、シース22はその長さの一部で穴をあけ
たり、カットしたりする必要がある。。その後シース2
2が全部あるいは大きな部分が表面20から取り外され
る。
【0025】表面から取り外されたシース22の物質は
再利用される。この目的のために、必要に応じて洗浄お
よび濾過を行った後、加熱コンテナ30に再び挿入さ
れ、そこで加熱により液化し、スプレー可能になる。
【0026】前述のように、異なる物質が保護皮膜を形
成するために用いることができる。以下に、E170と
して入手可能な物質の特性を記載するが、この物質はパ
イプライン、フランジ、貯蔵機械および機械部分さらに
他の大気あるいは電気腐食に特に好適である。これは、
高分子ポリマーで溶剤を有しない被覆物質である。これ
は剥ぎ取ることができ、再利用できる。
【0027】この物質は以下の標準値を有している: ASTMB117−97 3000時間塩霧耐久性 ASTMG62−87 ピンホール/ホリデーテスト ASTMG62−87 融電値(dielectric value) ASMG53−96 促進(Accelerated) この物質は蜂蜜状の色をし、半透明であるが、着色しう
る。フラッシュポイントは200℃以上である。
【0028】前述のように、物質は溶媒を有さず、揮発
性有機成分や他の害を及ぼす添加剤は含んでいない。従
って、スプレー可能な物質の100%が固体状シース状
皮膜を形成する。
【0029】物質は適当な防サビ剤を含有し、塗布され
た後は、保護表面とシース状保護材料との間に沈着す
る。
【0030】この物質はさらに接着を減少させることな
しに剥ぎ取ることが可能になる添加剤を含んでもよい。
【0031】さらに添加剤は例えば熱安定特性を有す
る。
【0032】物質の誘電特性は二極金属サビがシース状
保護皮膜と保護表面との間に生じないようにする。
【0033】適当な皮膜厚は通常サビで、1.0〜1.5
mm/40ミル、および酷いサビで2.0〜2.5mm/80
〜100ミルである。
【0034】スプレー時に、膜厚は750〜1000μ
m/80〜100ミルが一回塗布することにより可能で
ある。
【0035】保護皮膜は1〜2分で触れるまで乾燥し、
5〜10分で上塗りスプレーしが可能であり、10分で
十分に乾燥して、通常同様に取り扱うことができる。
【0036】適当なプライマーを用いるならば、30〜
60分後に上塗りスプレー塗装することができる。
【0037】物質は最初のパッキング中に36カ月で2
0℃で36カ月保持できる。保持温度は大体以下のよう
である、 温度140℃/284F° 適用(塗布)温度170〜175℃/338〜344F
° 最高温度180℃/212F° 最高基材温度100℃/212F° 以下の取り扱いがより望ましい:少なくともワイヤーブ
ラシやペイント粒子を取り除く処理一般に、水やプライ
マーコートで塗布する。要すれば、金属自体まで研磨
し、プライマーコートする。
【0038】上記物質により以下の保護効果が得られ
る。個化することにより物質がシース状保護皮膜を形成
し、保護表面を完全にかつ穴がなくマユ状に保護するこ
とができる。
【0039】その他の理由、損傷や意図的な取扱いで特
に皮膜が破れたときには、防サビ剤がサビの進行を防止
し、一時的に保護をする。
【0040】保護皮膜が完全に取り外された場合、防サ
ビ剤が保護皮膜が形成されるまで効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はパイプ接合を保護するための本発明の
方法で得られたシースの一例を示す。
【図2】 図2は図1の一部の拡大図である。
【図3】 図3はシースの製造の代表例を示す模式図で
ある。
【図4】 図4はシースを除去する方法の例を示す模式
図である。
【符号の説明】
20・・・保護表面、22・・・シース状保護皮膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アーサー・ヘイコックス マレイシア40000セランゴール、シャ・ア ラム、ヒコム−グレンマリー・インダスト リアル・パーク、ジャラン・マジストレッ ト・ユー1/26番、ナンバー1、セクシエ ン1、エンバイロピール内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面(20)にスプレー塗装でき、かつ
    固体状態にスプレー塗装後再び戻り、固体状態に達した
    場合に、物質が貫通孔のない高い強度を有する凝集体を
    形成し、該凝集力が表面への接着力よりも大きく、シー
    ス状保護皮膜が全体としてあるいは少なくとも大きな部
    分が表面(20)から取り除くことができる、固体状態
    から液体状態に変わりうるシース状保護皮膜(22)を
    形成しうる物質において、該物質が熱の印加時に液化
    し、熱を取り除くと可逆的に固化し、そのような物質か
    ら形成されるシース状保護皮膜(22)は外表面、特に
    パイプライン接続部(11)および特にオイル掘削プラ
    ットホームを、外部表面を包含するマユ状物を形成する
    ことにより保護しうることを特徴とする、シース状保護
    皮膜を形成する物質。
  2. 【請求項2】 該物質が添加剤、例えば固化中に沈着す
    るサビ防止剤を含有することを特徴とする請求項1記載
    の物質。
  3. 【請求項3】 該物質が本質的にE170からなる請求
    項1または2の少なくともいずれかに記載の物質。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の物質からなり、該物質を
    加熱することにより液体状態にし、液体状態で保護すべ
    き表面(20)に塗布し、凝集したシース状物体を形成
    するために冷却して固化し、必要に応じて該保護皮膜
    (22)を全部あるいは少なくとも一部を表面(20)
    から取り外し、さらに加熱することにより液体状態に戻
    し、表面(20)に再度適用することを特徴とする、保
    護すべき表面上に取り外し可能な保護皮膜(22)を形
    成する方法。
  5. 【請求項5】 シース状保護皮膜(22)を形成する物
    質が表面(20)上にスプレー塗布される請求項4記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 物質が再加熱前または再加熱後に洗浄、
    例えば水洗、および/または濾過される請求項4または
    5記載の方法。
  7. 【請求項7】 シース状保護皮膜(22)を形成する物
    質が、サビ防止剤(24)であって、物質が適用された
    後に表面に沈着して、物質が取り除かれた後も表面(2
    0)上に残る物質を含む請求項4〜6いずれか1つに記
    載の方法。
JP2000167771A 1999-06-04 2000-06-05 シース状剥離性保護皮膜を製造する物質および方法 Pending JP2001050477A (ja)

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