JP2001048287A - 材料貯留ホッパー、材料充填装置 - Google Patents

材料貯留ホッパー、材料充填装置

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JP2001048287A
JP2001048287A JP11224935A JP22493599A JP2001048287A JP 2001048287 A JP2001048287 A JP 2001048287A JP 11224935 A JP11224935 A JP 11224935A JP 22493599 A JP22493599 A JP 22493599A JP 2001048287 A JP2001048287 A JP 2001048287A
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hopper
screw blade
bag
transfer
filled
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JP11224935A
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English (en)
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Tadashi Imanishi
忠 今西
Yoichi Nagato
洋一 長門
Masaaki Ishii
正明 石井
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Kyowa Engineering Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集塊を生じやすい材料を定量的に排出できるよ
うにした、材料貯留ホッパーを提供する。 【解決手段】材料を貯留するホッパー2と、ホッパー2
内に、貯留された材料を、ホッパー2の材料排出口2a
へ移送するために、回転可能に設けられた、材料移送用
スクリュー羽根3と、ホッパー2内に設けられた材料移
送用スクリュー羽根3の上方に、回転可能に設けられ、
ホッパー2内に貯留された材料を、ホッパーの材料排出
口2aと概ね反対方向へ移送するために設けられた、材
料逆移送用スクリュー羽根4とを備え、材料移送用スク
リュー羽根3と、材料逆移送用スクリュー羽根4とを回
転駆動することで、ホッパー2内に貯留した材料を、所
定の大きさにほぐして、ホッパー2の材料排出口2aか
ら排出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材料貯留ホッパー
及び材料充填装置に関し、特に、定量的に排出するのが
困難な集塊を生じやすい材料を定量的に排出できるよう
にした、材料貯留ホッパー、及び、そのような材料貯留
ホッパーを備え、且つ、材料を、定量的に、且つ、自動
的に、袋内に充填できるようにした、材料充填装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】キノコ類の子実体を、発芽・生育させる
材料として、砂糖キビ殻(以下、「バガス」という。)
や稲ワラを主成分とする培養培地が用いられている。
【0003】このような培養培地は、その所定量が袋に
詰められて、最終商品の形態にされ、販売されている。
【0004】また、有機質のコンポスト肥料や、ウッド
チップ等の材料も、その所定量が袋に詰められた形態を
最終形態として、販売されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、培養培
地は、バガスや稲ワラを発酵・熟成したものであるた
め、水分含有量が高く、また、粘着性が高いため、培養
培地を、通常用いられるホッパー内に貯留した場合、ホ
ッパー内において、培養培地の集塊ができ、材料排出口
から、培養培地が排出しなくなるという問題がある。
【0006】また、有機質のコンポスト肥料や、ウッド
チップ等のような材料も、通常用いられるホッパー内に
貯留した場合、その構成成分の形状等から、材料排出口
から、そのような材料の排出を行なうのが難しい。
【0007】より具体的に説明すると、例えば、図7に
示すような、ホッパー102の材料排出口102aに、
材料切出弁113が開閉可能に設けられた、従来の材料
貯留ホッパー101では、培養培地や、有機質のコンポ
スト肥料や、ウッドチップ等のような集塊Ba1,Ba
2,Ba3・・・ができやすい材料を、ホッパー102
内に貯留した場合には、材料切出弁113を開いても、
集塊Ba1,Ba2,Ba3・・・により、材料切出弁
113からの材料の排出ができなくなり、材料排出口1
02aからの、定量的な材料の連続的な排出ができな
い。
【0008】このため、培養培地や、有機質のコンポス
ト肥料や、ウッドチップ等のような定量的な排出が困難
な材料の場合、袋詰め作業を機械化するのが困難である
ため、袋詰め作業は、従来は、人間の手作業で行われて
いた。
【0009】しかしながら、このような材料の袋詰め
を、人間の手作業で行なった場合には、袋内に充填され
る材料の充填量にバラツキが生じるという問題や、袋内
に充填された材料が、雑菌に汚染されるという問題があ
った。
【0010】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたものであって、ホッパー内に、培養培地、
有機質のコンポスト肥料や、ウッドチップ等のような、
従来は、ホッパーの材料排出口から排出が困難であると
されていた材料を、ホッパーの材料排出口から定量的に
排出できるようにした、材料貯留ホッパーを提供するこ
と、並びに、この材料貯留ホッパーを用いることで、培
養培地、有機質のコンポスト肥料や、ウッドチップ等の
材料の袋詰め作業を、機械化することで、袋詰め作業の
省力化や、袋内に充填される材料の充填量の精度の向上
を達成するとともに、袋内に充填された材料が、雑菌に
より汚染されることを防ぐようにした、材料充填装置を
提供すること、及び、そのような装置であって、作業場
所の選択をも拡げた材料充填装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の材料貯
留ホッパーは、材料を貯留するホッパーと、ホッパー内
に、貯留された材料を、ホッパーの材料排出口へ移送す
るために、回転可能に設けられた、材料移送用スクリュ
ー羽根と、ホッパー内に設けられた材料移送用スクリュ
ー羽根の上方に、回転可能に設けられ、ホッパー内に貯
留された材料を、ホッパーの材料排出口と概ね反対方向
へ移送するために設けられた、材料逆移送用スクリュー
羽根とを備え、材料移送用スクリュー羽根と、材料逆移
送用スクリュー羽根とを回転駆動することで、ホッパー
内に貯留した材料を、所定の大きさにほぐして、ホッパ
ーの材料排出口から排出するようにした。
【0012】この材料貯留ホッパーでは、ホッパー内
に、材料移送用スクリュー羽根と、材料逆移送用スクリ
ュー羽根とを設けている。また、材料逆移送用スクリュ
ー羽根は、材料移送用スクリュー羽根の上方に設けてい
る。
【0013】従って、この材料貯留ホッパーでは、材料
逆移送用スクリュー羽根を回転させると、材料逆移送用
スクリュー羽根の回転により、ホッパー内に貯留された
材料は、材料逆移送用スクリュー羽根により、攪拌され
ながら、材料排出口と逆方向に移動しつつ、その下方位
置に設けられている、材料移送用スクリュー羽根方向
へ、落下する。
【0014】また、材料移送用スクリュー羽根を回転さ
せると、材料移送用スクリュー羽根の回転により、ホッ
パー内に貯留された材料は、材料移送用スクリュー羽根
により、攪拌されながら、材料排出口の方向に移動す
る。
【0015】この時、材料逆移送用スクリュー羽根と、
材料移送用スクリュー羽根との間にある材料には、材料
逆移送用スクリュー羽根の回転による、材料排出口と逆
方向へ移動する力と、材料移送用スクリュー羽根の回転
による、材料排出口の方向へ移動する力とが加わり、こ
れらの互いに逆方向に加わった力(剪断力)により、材
料中に生じている、大きな集塊が小さな複数の集塊にほ
ぐされれる。
【0016】材料移送用スクリュー羽根の回転と、材料
逆移送用スクリュー羽根の回転とにより、材料中に生じ
ている大きな集塊が小さな複数の集塊にほぐされ、且
つ、攪拌され、かくして、均質化した材料は、材料移送
用スクリュー羽根の回転により、攪拌されながら、材料
排出口の方向に移動する。
【0017】即ち、この材料貯留ホッパーでは、ホッパ
ー内に貯留した材料を、材料移送用スクリュー羽根の回
転と、材料逆移送用スクリュー羽根の回転とにより、互
いのスクリュー羽根部の先端間の隙間で発生する力(剪
断力)により、材料中に生じている大きな集塊を小さな
複数の集塊にほぐしつつ、均質になるように攪拌しなが
ら、ホッパーの材料排出口から、排出するようにしてい
るので、従来のホッパーでは、定量的に連続排出するの
が困難な材料をも、ホッパーの材料排出口から、定量的
に連続排出することができる。
【0018】請求項2に記載の材料貯留ホッパーは、請
求項1に記載の材料貯留ホッパーの、材料移送用スクリ
ュー羽根と、材料逆移送用スクリュー羽根とが、互い
に、逆方向に回転するようにされている。
【0019】この材料貯留ホッパーでは、材料移送用ス
クリュー羽根の回転と、材料逆移送用スクリュー羽根の
回転とを、互いに、逆回転となるように回転させて、ホ
ッパー内に貯留した材料が、効率良く攪拌されるように
しているので、従来のホッパーでは、定量的に連続排出
するのが困難な材料を、より均質化された状態にして、
ホッパーの材料排出口から、定量的に連続排出すること
ができる。
【0020】請求項3に記載の材料貯留ホッパーは、請
求項1又は請求項2に記載の材料貯留ホッパーの、材料
移送用スクリュー羽根と、材料逆移送用スクリュー羽根
との間隔が調整できるようにされている。
【0021】この材料貯留ホッパーでは、材料移送用ス
クリュー羽根と、材料逆移送用スクリュー羽根との間隔
を調整できるようにしているので、材料移送用スクリュ
ー羽根と、材料逆移送用スクリュー羽根との間隔を、ホ
ッパー内に貯留する材料の物性に応じて、材料中に生じ
ている大きな集塊を、効率よく、小さな複数の集塊に、
ほぐすことができる距離に設定することができる。
【0022】このように、この材料貯留ホッパーでは、
材料移送用スクリュー羽根と、材料逆移送用スクリュー
羽根との間隔を、ホッパー内に貯留する材料の物性に応
じて、材料中に生じている大きな集塊を、効率よく、小
さな複数の集塊にほぐすことができる距離に設定するこ
とで、従来のホッパーでは、定量的に連続排出するのが
困難な材料を、より均質化された状態にして、ホッパー
の材料排出口から、定量的に連続排出することができ
る。
【0023】請求項4に記載の材料貯留ホッパーは、請
求項1〜3のいずれかに記載の材料貯留ホッパーの、材
料移送用スクリュー羽根の回転速度、及び、材料逆移送
用スクリュー羽根の回転速度の各々が、調整できるよう
にされている。
【0024】この材料貯留ホッパーでは、材料移送用ス
クリュー羽根の回転速度と、材料逆移送用スクリュー羽
根の回転速度とを、可変にしているので、ホッパーの材
料排出口から排出される材料の量を、目的とする排出量
にすることができる。
【0025】請求項5に記載の材料貯留ホッパーは、請
求項1〜4のいずれかに記載の材料貯留ホッパーの、ホ
ッパー内に貯留する材料が、水分含有量の高い材料であ
る。
【0026】この材料貯留ホッパーでは、材料移送用ス
クリュー羽根と、材料逆移送用スクリュー羽根とを用い
て、ホッパー内に貯留された材料中に生じている大きな
集塊を、小さな複数の集塊にほぐすようにしているの
で、ホッパー内に貯留する材料が、水分含有量の高い材
料であっても、材料移送用スクリュー羽根と、材料逆移
送用スクリュー羽根とを各々、所定の回転速度で回転さ
せることで、ホッパーの材料排出口から、所定量の、水
分含有量の高い材料を、定量的に、連続的に排出するこ
とができる。
【0027】請求項6に記載の材料貯留ホッパーは、請
求項1〜5のいずれかに記載の材料貯留ホッパー内に貯
留する、材料が、粘着性の高い材料である。
【0028】この材料貯留ホッパーでは、材料移送用ス
クリュー羽根と、材料逆移送用スクリュー羽根とを用い
て、ホッパー内に貯留された材料中に生じている大きな
集塊を小さな複数の集塊にほぐせるようにしているの
で、ホッパー内に貯留する材料が、粘着性の高い材料で
あっても、材料移送用スクリュー羽根と、材料逆移送用
スクリュー羽根とを各々、所定の回転速度で回転させる
ことで、ホッパーの材料排出口から、所定量の、粘着性
の高い材料を、定量的に、連続的に排出することができ
る。
【0029】請求項7に記載の材料貯留ホッパーは、請
求項1〜6のいずれかに記載の材料貯留ホッパーの、ホ
ッパー内に貯留する材料が、培養培地、コンポスト肥
料、及び、ウッドチップの群から選ばれる、1種の材料
である。
【0030】この材料貯留ホッパーでは、材料移送用ス
クリュー羽根と、材料逆移送用スクリュー羽根とを用い
て、ホッパー内に貯留された材料中に生じている大きな
集塊を、小さな複数の集塊にほぐすようにしているの
で、ホッパー内に貯留する材料が、培養培地、コンポス
ト肥料、及び、ウッドチップの群から選ばれる、1種の
材料であっても、材料移送用スクリュー羽根と、材料逆
移送用スクリュー羽根とを各々、所定の回転速度で回転
させることで、ホッパーの材料排出口から、所定量の、
培養培地、コンポスト肥料、及び、ウッドチップの群か
ら選ばれる、1種の材料を、定量的に、連続的に排出す
ることができる。
【0031】請求項8に記載の材料充填装置は、請求項
1〜7のいずれかに記載の材料貯留ホッパーと、材料貯
蔵ホッパーのホッパーの材料排出口に設けられた搬送手
段と、搬送手段により搬送された材料を充填する袋を保
持する袋保持手段と、袋保持手段に保持された袋内に充
填される材料の重量を計量する計量手段とを備える。
【0032】この材料充填装置では、請求項1〜7のい
ずれかに記載の材料貯留ホッパーを用いているので、ホ
ッパー内に、貯留された材料を、材料移送用スクリュー
羽根と、材料逆移送用スクリュー羽根とを用い、ホッパ
ー内に貯留された材料中に生じている大きな集塊を、適
当な大きさの複数の集塊にしているので、材料を、ホッ
パーの材料排出口から、定量的に、連続して排出するこ
とができる。
【0033】ホッパーの材料排出口から排出された材料
は、搬送手段により搬送され、袋保持手段に保持された
袋内に充填される。
【0034】袋内に充填される材料の重量は、計量手段
により計量できるようになっているので、袋内に充填さ
れる材料の重量が目標の重量になれば、袋への充填作業
を終了することで、袋内に、所定量の材料を充填でき
る。
【0035】即ち、この材料充填装置では、袋内への材
料の充填作業を、人手を掛けずに、機械によって、自動
的に行える。
【0036】これにより、袋内への材料の充填作業の省
力化が図れるのみならず、袋内への材料の充填作業の際
に、袋内へ充填される材料が、雑菌に汚染されることを
防止できる。
【0037】請求項9に記載の材料充填装置は、請求項
8に記載の材料充填装置の、搬送手段の搬送速度が、調
整できるようにされている。
【0038】この材料充填装置では、搬送手段の搬送速
度の調整ができるため、袋内への材料の充填作業を最適
な速度で行える。
【0039】請求項10に記載の材料充填装置は、請求
項8又は請求項9に記載の材料充填装置の、袋保持手段
に袋を保持し、起動スイッチをオンにすると、材料移送
用スクリュー羽根、材料逆移送用スクリュー羽根、及
び、搬送手段の各々が、予め定められた速度で駆動し、
計量手段が、袋保持手段に保持された袋内に充填された
材料の重量が、袋内に充填される材料の目標重量の所定
重量になったことを検出すると、材料移送用スクリュー
羽根、材料逆移送用スクリュー羽根、及び、搬送手段の
各々が、自動的に、予め定められた速度より遅い速度で
駆動し、計量手段が、袋保持手段に保持された袋内に充
填された材料の重量が、袋内に充填される材料の目標重
量なったことを検出すると、材料移送用スクリュー羽
根、材料逆移送用スクリュー羽根、及び、搬送手段の各
々が、自動的に停止するようにされている。
【0040】この材料充填装置では、袋内に充填される
材料の目標重量の所定重量になるまでは、袋への材料の
充填作業を速く行うようにしているので、材料の袋詰め
作業を短時間に行える。
【0041】更に、この材料充填装置では、袋内に充填
される材料の目標重量の所定重量になったことを計量手
段が検出すると、材料移送用スクリュー羽根、材料逆移
送用スクリュー羽根、及び、搬送手段の各々が、自動的
に、予め定められた速度より遅い速度で駆動するように
しているので、袋内へ材料を目標重量に精度良く一致す
るように充填できる。
【0042】請求項11に記載の材料充填装置は、請求
項8〜10のいずれかに記載の材料充填装置の、袋保持
手段が、袋を吸引により、保持するようになっている。
【0043】この材料充填装置では、袋保持手段に袋を
吸引により保持するようにしているので、袋保持手段の
吸引を行うだけで、袋保持手段に袋を保持でき、吸引を
やめるだけで、袋保持手段から袋を取り外せる。
【0044】これにより、袋への材料充填作業の際の、
袋替え作業を極めて簡単に行える。
【0045】請求項12に記載の材料充填装置は、請求
項8〜10のいずれかに記載の材料充填装置の、袋保持
手段が、中空を有するリング体と、リング体に接続され
た、吸引手段とを備え、リング体には、その外周側の面
に、複数の吸引孔が形成されている。
【0046】この材料充填装置では、吸引手段を駆動す
れば、リング体の外周側の面に設けられている、複数の
吸引孔の各々に、吸引雰囲気の気流が発生するので、袋
の開口部を、リング体に位置するだけで、袋保持手段の
リング体に、簡単に、袋と取り付けることができる。
【0047】また、吸引手段を停止すれば、リング体か
ら簡単に袋を取り外せる。
【0048】即ち、この材料充填装置では、吸引手段を
駆動・停止により、袋保持手段への袋の着脱を簡単に行
えるので、袋への材料充填作業の際の、袋替え作業を極
めて簡単に行える。
【0049】請求項13に記載の材料充填装置は、請求
項7〜12のいずれかに記載の材料充填装置が、移動手
段を更に備える。
【0050】この材料充填装置では、材料充填装置全体
を、移動手段により、移動させることができるので、材
料の袋詰め作業を、その作業にとって都合の良い場所で
行うことができる。
【0051】請求項14に記載の材料充填装置は、請求
項13に記載の材料充填装置の、移動手段は、台座本体
部と、台座本体部に回動可能に設けられ、計量手段が取
り付けられる計量手段取付用台座部とを備える。
【0052】この材料充填装置では、計量手段を、台座
本体部に回動可能に設けられた計量手段取付用台座部に
設けているので、袋保持手段に保持する袋のサイズに応
じて、計量手段取付用台座部を、台座本体部に対して、
回動させることで、袋内に充填される材料を計量するの
に最適な位置に、計量手段を設けることができる。
【0053】請求項15に記載の材料充填装置は、請求
項13又は請求項14に記載の材料充填装置の、移動手
段が、更に、フォークリフト吊り下げ用治具を備える。
【0054】この材料充填装置では、移動手段に、フォ
ークリフト吊り下げ用治具を設けているので、フォーク
リフトのフォークを、このフォークリフト吊り下げ用治
具に取り付けることで、フォークリフトで、材料充填装
置を、引き回すことができる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明について、更に詳しく説明する。
【0056】図1は、本発明に係る材料貯蔵ホッパーの
一例を概略的に示す平面図であり、また、図2は、図1
に示す材料貯蔵ホッパーの概略的な断面図である。この
材料貯留ホッパー1は、材料を貯留するホッパー2と、
ホッパー2内に、貯留された材料を、ホッパー2の材料
排出口2aへ移送するために、回転可能に設けられた、
材料移送用スクリュー羽根3と、ホッパー2内に設けら
れた材料移送用スクリュー羽根3の上方に、回転可能に
設けられ、ホッパー2内に貯留された材料を、ホッパー
2の材料排出口2aと概ね反対方向へ移送するために設
けられた、材料逆移送用スクリュー羽根4とを備える。
【0057】尚、ホッパー2の材料排出口2aの下方に
設けられている部材装置12は、必要により設けられ
る、ベルトコンベア等の搬送手段を示している。
【0058】ホッパー2は、平面視した場合、概ね長方
形形状をしている。
【0059】材料移送用スクリュー羽根3は、軸体3a
と、軸体3aに螺旋状に巻き回りされた形状の羽根部3
b1、3b2とを備える。
【0060】また、羽根部3b1は、軸体3aに、ホッ
パー2の材料排出口2aの上方の近傍位置から、材料排
出口2aから近方となる端まで設けられている。
【0061】羽根部3b2は、軸体3aに、ホッパー2
の材料排出口2aの上方の近傍位置から、材料排出口2
aから遠方となる端までの間に設けられている。
【0062】材料移送用スクリュー羽根3は、ホッパー
2の下方の位置に、ホッパー2の長手方向に、軸体3a
を設けるようにして、ホッパー2内に取り付けられてい
る。
【0063】軸体3aには、モーター等の回転手段(図
示せず。)が接続されており、モーター等の回転手段
(図示せず。)を所定の駆動量で駆動すると、軸体3a
が所定の回転速度で回転するようになっている。
【0064】また、モーター等の回転手段(図示せ
ず。)の駆動量を変更すれば、材料移送用スクリュー羽
根3の回転速度も変更できるようになっている。
【0065】そして、軸体3aを図1中、矢印Ar1で
示す方向に回転すると、ホッパー2内に貯留された材料
が、材料移送用スクリュー羽根3により、攪拌されなが
ら、材料排出口2aの方向(図1中、矢印Ar2a、A
r2bを参照。)に、移動するようになっている。
【0066】即ち、材料移送用スクリュー羽根3は、領
域R1における羽根部3b1の巻き回り方向と、領域R
2における羽根部3b2の巻き回り方向とが逆になるよ
うにされている。
【0067】材料逆移送用スクリュー羽根4は、軸体4
aと、軸体4aに螺旋状に巻き回りされた形状の羽根部
4bを備える。
【0068】また、材料逆移送用スクリュー羽根4の羽
根部4bの巻き回り方向は、材料移送用スクリュー羽根
3の羽根部3b2の巻き回り方向と同じ方向になってい
る。
【0069】この例では、羽根部4bは、軸体4aに、
ホッパー2の材料排出口2aの上方位置から、材料排出
口2aから遠ざかる方向に設けられているが、ホッパー
2内に貯留した材料の排出効率を考慮して、軸体4aの
端から端まで羽根部4bを設けるのではなく、材料排出
口2aから遠方となる端まで設けずに、その途中で、終
了するようにされている。
【0070】より特定的に説明すると、領域R2は、更
に、材料逆移送用スクリュー羽根4の羽根部4bの軸体
4aに対する巻き回り方向と、材料移送用スクリュー羽
根3の羽根部3b2の軸体3aに対する巻き回り方向と
は同じにされている領域R3と、材料逆移送用スクリュ
ー羽根4の軸体4aに羽根部4bが設けられておらず、
材料移送用スクリュー羽根3の軸体3aにのみ、羽根部
3b2が設けられている領域R4とを備える。
【0071】材料逆移送用スクリュー羽根4は、ホッパ
ー2の長手方向に、軸体4aを設けるようにして、ホッ
パー2内に取り付けられている。
【0072】軸体4aには、モーター等の回転手段(図
示せず。)が接続されており、モーター等の回転手段
(図示せず。)を所定の駆動量で駆動すると、軸体4a
が所定の回転速度で回転するようになっている。
【0073】また、モーター等の回転手段(図示せ
ず。)の駆動量を変更すれば、材料移送用スクリュー羽
根4の回転速度も変更できるようになっている。
【0074】そして、軸体4aを図1中、矢印Ar3で
示す方向に回転すると、ホッパー2内に貯留された材料
が、材料移送用スクリュー羽根4により、攪拌されなが
ら、材料排出口2aとは逆の方向(図1中、矢印Ar4
を参照。)に、移動するようになっている。
【0075】次に、材料移送用スクリュー羽根3と、材
料逆移送用スクリュー羽根4との位置関係について説明
する。
【0076】材料逆移送用スクリュー羽根4は、材料移
送用スクリュー羽根3の上方に、所定の間隔Gを隔てて
配置されるようになっている。
【0077】より詳しく説明すると、材料逆移送用スク
リュー羽根4は、材料移送用スクリュー羽根3の上方
に、材料逆移送用スクリュー羽根4の軸体4aが、材料
移送用スクリュー羽根3の軸体3aと平行になるように
設けられている。
【0078】材料逆移送用スクリュー羽根4と、材料移
送用スクリュー羽根3との間隔は、変更できるようにな
っている。
【0079】より具体的には、この例では、ホッパー2
の、軸体4aが取り付けられる対向する一対の側面2
b、2bの各々に設けられる、材料逆移送用スクリュー
羽根4を挿通するスクリュー挿通孔(図示せず。)は、
長孔(図示せず。)にされており、材料逆移送用スクリ
ュー羽根4の軸体4aを、軸体4aが取り付けられる対
向する一対の側面2b、2bの各々に設けられている長
孔(図示せず。)のどの位置に、軸体4aを取り付ける
かにより、材料逆移送用スクリュー羽根4と、材料移送
用スクリュー羽根3との間隔を調整できるようにされて
いる。
【0080】また、同様の仕組みを軸体3aが取り付け
られる対向する一対の側面2b、2bの各々に設け、一
対の側面2b、2bの各々に設けた長孔(図示せず。)
のどの位置に、軸体3aを取り付けるかにより、材料逆
移送用スクリュー羽根4と、材料移送用スクリュー羽根
3との間隔を調整できるようにすることもできる。
【0081】次に、この材料貯留ホッパー1の動作につ
いて説明する。
【0082】この材料貯留ホッパー1を用いて、ホッパ
ー2の材料排出口2aから、ホッパー2内に貯留した材
料を排出する際には、まず、ホッパー2に設けられてい
る、材料逆移送用スクリュー羽根4と、材料移送用スク
リュー羽根3との間隔Gを、所定の間隔に調整する。
【0083】次に、ホッパー2内に、材料を貯留する。
【0084】次に、材料移送用スクリュー羽根3を、所
定の回転速度で回転させ、材料逆移送用スクリュー羽根
4を、所定の回転速度で回転させる。
【0085】送材料逆移送用スクリュー羽根4を、矢印
Ar3で示す向きに回転させると、材料逆移送用スクリ
ュー羽根4の回転により、ホッパー2内に貯留された材
料は、材料逆移送用スクリュー羽根4により、攪拌され
ながら、材料排出口2aと逆方向(矢印Ar4で示す方
向)に移動しつつ、重力によって、その下方位置に設け
られている、材料移送用スクリュー羽根3方向へ、落下
する。
【0086】また、材料移送用スクリュー羽根3を、矢
印Ar1の方向に回転させると、材料移送用スクリュー
羽根3の回転により、ホッパー内に貯留された材料は、
材料移送用スクリュー羽根3b1、3b2により、攪拌
されながら、材料排出口2aの方向(矢印Ar2a、矢
印Ar2bの各々に示す方向)に移動する。
【0087】この時、材料逆移送用スクリュー羽根4
と、材料移送用スクリュー羽根3との間にある、材料
(例えば、図1中に示す集塊Ba1,Ba2,Ba3・
・・を参照。)には、領域R2(より特定的には、領域
R3)において、材料逆移送用スクリュー羽根4の回転
による、材料排出口2aと逆方向(矢印Ar4で示す方
向)へ移動する力と、材料移送用スクリュー羽根3の回
転による、材料排出口2aの方向(矢印Ar2bで示す
方向)へ移動する力とが加わり、これらの互いに逆方向
に加わった力(剪断力)により、材料中に生じている、
大きな集塊(例えば、図1中に示す集塊Ba1,Ba
2,Ba3・・・を参照。)が、小さな複数の集塊(例
えば、図2中に示す、小さい集塊Bb・・・を参照。)
にされる。
【0088】材料移送用スクリュー羽根3の回転と、材
料逆移送用スクリュー羽根4の回転とにより、材料中に
生じている大きな集塊(例えば、図1中に示す集塊Ba
1,Ba2,Ba3・・・を参照。)が、小さな複数の
集塊(例えば、図2中に示す、小さい集塊Bb・・・を
参照。)にほぐされ、且つ、攪拌され、均質化した材料
は、材料移送用スクリュー羽根3の回転により、攪拌さ
れながら、材料排出口2aの方向に移動する。
【0089】即ち、この材料貯留ホッパー1では、ホッ
パー2内に貯留した材料を、材料移送用スクリュー羽根
3の回転と、材料逆移送用スクリュー羽根4の回転とに
より、互いのスクリュー羽根部の先端間の隙間Gで発生
する力(剪断力)により、材料中に生じている大きな集
塊(例えば、図1中に示す集塊Ba1,Ba2,Ba3
・・・を参照。)を、小さい複数の集塊(例えば、図2
中に示す、小さい集塊Bb・・・を参照。)にほぐしつ
つ、均質になるように攪拌しながら、ホッパー2の材料
排出口2aから、排出するようにしているので、従来の
ホッパーでは、定量的に連続排出するのが困難な材料を
も、ホッパー2の材料排出口2aから、定量的に連続排
出することができる。
【0090】更に、この材料貯留ホッパー1では、材料
移送用スクリュー羽根3の回転と、材料逆移送用スクリ
ュー羽根4の回転とを、互いに、逆回転となるように回
転させて、ホッパー2内に貯留した材料が、効率良く攪
拌されるようにしているので、従来のホッパーでは、定
量的に連続排出するのが困難な材料を、より均質化され
た状態にして、ホッパー2の材料排出口2aから、定量
的に連続排出することができる。
【0091】更に、この材料貯留ホッパー1では、材料
移送用スクリュー羽根3と、材料逆移送用スクリュー羽
根4との間隔Gを調整できるようにしているので、材料
移送用スクリュー羽根3と、材料逆移送用スクリュー羽
根4との間隔Gを、ホッパー2内に貯留する材料の物性
に応じて、材料中に生じている大きな集塊(例えば、図
1中に示す集塊Ba1,Ba2,Ba3・・・を参
照。)を、小さい複数の集塊(例えば、図2中に示す、
小さい集塊Bb・・・を参照。)にほぐすことのできる
距離に設定することができる。
【0092】このように、材料移送用スクリュー羽根3
と、材料逆移送用スクリュー羽根4との間隔を、ホッパ
ー2内に貯留する材料の物性に応じて、材料中に生じて
いる集塊(例えば、図1中に示す集塊Ba1,Ba2,
Ba3・・・を参照。)を、効率よく、小さな複数の集
塊(例えば、図2中に示す、小さい集塊Bb・・・を参
照。)にほぐすことができる距離に設定すれば、従来の
ホッパーでは、定量的に連続排出するのが困難な材料
を、より均質化された状態にして、ホッパー2の材料排
出口2aから、定量的に連続排出することができる。
【0093】従って、この材料貯留ホッパー1は、ホッ
パー内に貯留する材料が、通常の粉体材料等である場合
はもちろんのこと、水分含有量の高い材料であっても、
粘着性の高い材料であっても、ホッパー2の材料排出口
2aから、定量的に連続排出することができる。
【0094】即ち、ホッパー2内に貯留する材料が、培
養培地や、コンポスト肥料や、ウッドチップのような、
従来のホッパーでは、その中に、貯留した場合、材料排
出口から材料の排出が困難であるとされていた材料であ
っても、この材料貯留ホッパー1を用いれば、そのよう
な材料を、ホッパー2の材料排出口2aから、定量的
に、連続的に排出することができる。
【0095】更に、この材料貯留ホッパー1では、材料
移送用スクリュー羽根3の回転速度と、材料逆移送用ス
クリュー羽根4の回転速度とを、可変にしているので、
ホッパー2の材料排出口2aから排出される材料の量
を、目的とする排出量にすることができる。
【0096】更に、この例では、領域R1においては、
材料逆移送用スクリュー羽根4の軸体4aの回転方向
と、材料移送用スクリュー羽根3の軸体3aの回転方向
とを、互いに逆方向に回転さる(図1中に示す、矢印A
r3及び矢印Ar1の各々で示される方向を参照。)こ
とで、領域R1においては、材料逆移送用スクリュー羽
根4と材料移送用スクリュー羽根3との協働によって、
領域R1内にある材料が、効率良く、且つ、無駄無く、
ホッパー2の材料排出口2aから排出されるようにして
いる。
【0097】また、領域R4においては、材料移送用ス
クリュー羽根3によって、領域R4内にある材料が、効
率良く、領域R3側へと移行するようにしている。
【0098】このように、この例では、材料移送用スク
リュー羽根3及び材料逆移送用スクリュー羽根4の各々
を回転させることで、領域R1内にある材料を、効率良
く、且つ、無駄無く、ホッパー2の材料排出口2aから
排出し、領域R4内にある材料を、効率良く、領域R3
側へと移行するようにしているので、ホッパー2内に貯
留した材料を、最後まで、無駄無く、ホッパー2の材料
排出口2aから排出することができるという効果も備え
ている。
【0099】次に、この材料貯留ホッパー1を用いた、
材料充填装置の一例を以下に説明する。
【0100】図3は、本発明に係る材料充填装置の一例
の構成を概略的に示す平面図であり、図4は、図3に示
す材料充填装置を概略的に示す断面図である。
【0101】この材料充填装置11は、材料貯留ホッパ
ー1と、材料貯蔵ホッパー1のホッパー2の材料排出口
2aに設けられた搬送手段12と、搬送手段12により
搬送された材料を充填する袋を保持する袋保持手段16
と、袋保持手段16に保持された袋内に充填される材料
の重量を計量する計量手段21とを備える。
【0102】尚、材料貯留ホッパー1の構成は、図1及
び図2に示した材料貯留ホッパー1と同様のものを用い
ているので、相当する部材には、相当する参照符号を付
して、その説明を省略する。
【0103】この装置11では、搬送手段12として、
ベルトコンベアを用いている。
【0104】搬送手段12は、その搬送開始部12a
が、ホッパー2の材料排出口2aの下方に設けられ、そ
の搬送終了部12bが、輸送先ホッパー15の材料投入
口15aの上方位置に設けられている。
【0105】そして、搬送手段12を駆動すると、ホッ
パー2の材料排出口2aから排出された材料が、搬送開
始部12aから搬送終了部12bまで搬送され、搬送終
了部12bにおいて、輸送先ホッパー15の材料投入口
15bから輸送先ホッパー15内に投入されるようにな
っている。
【0106】また、この装置11は、移動可能にされて
いる。
【0107】即ち、この装置11は、台車23を備え
る。
【0108】台車23は、台座24と、台座24の裏面
側の四隅に設けられた車輪25a、25b、25c、2
5dとを備える。
【0109】車輪25a、25b、25c、25dの各
々は、ロック機構(図示せず。)を備え、車輪25a、
25b、25c、25dの各々のロック機構(図示せ
ず。)をロック状態にすれば、台車23を所定の場所に
固定することができ、車輪25a、25b、25c、2
5dの各々のロック機構(図示せず。)を解除状態にす
れば、台車23を移動させることができるようになって
いる。
【0110】台座24は、台座本体部24aと、計量手
段21が取り付けられる計量手段取付用台座部24bと
を備える。
【0111】台座24は、平面視した場合、四角形状を
している。
【0112】また、計量手段取付用台座部24bは、平
面視した場合、四角形状をしている。
【0113】また、台座本体部24aは、計量手段取付
用台座部24bの部分を切り欠いた形状をしており、計
量手段取付用台座部24bは、台座本体部24aに対
し、回転軸24cを中心に、回転可能に設けられてい
る。
【0114】また、台座24(この例では、台座本体部
24a)の裏面には、組となる一対の車輪(25a、2
5b)の中央と、他の組となる一対の車輪(25c、2
5d)の中央とを結ぶ中央線Lc上に、リフト吊り下げ
用治具26が設けられている。
【0115】尚、図3中、24dで示す部材は、ロック
機構を示しており、ロック機構24dをロック状態にす
れば、計量手段取付用台座部24bが、台座本体部24
aに対し、固定され、回動不可の状態になり、このロッ
ク機構24dを解除状態にすれば、計量手段取付用台座
部24bを台座本体部24aに対し、回転軸24cを中
心にして、回動させることができるようになっている。
【0116】また、図3及び図4中、22で示す部材装
置は、材料充填装置11の動作を制御する制御装置(演
算処理装置)を示している。
【0117】この例では、制御装置(演算処理装置)2
2として、外部入力手段や、CRT等の表示手段や、記
憶手段や、演算処理手段等を備えるものを用いている。
【0118】また、27で示す部材装置は、材料移送用
スクリュー羽根3、材料逆移送用スクリュー羽根4及び
搬送手段12の駆動・停止を行うための、スタートボタ
ンを示しており、スタートボタン27を、オンにすれ
ば、材料移送用スクリュー羽根3、材料逆移送用スクリ
ュー羽根4及び搬送手段12の各々が所定の速度で駆動
し、スタートボタン27を、オフにすれば、材料移送用
スクリュー羽根3、材料逆移送用スクリュー羽根4及び
搬送手段12の各々を停止できるようになっている。
尚、この例では、作業者の手指の自由度を確保するた
め、スタートボタン27として、フットペダルを採用し
ている。
【0119】また、図4中、31で示す部材は、材料移
送用スクリュー羽根3を回転駆動させるための、電動モ
ータ等の回転駆動手段を、32で示す部材は、回転駆動
手段31の回転力を材料移送用スクリュー羽根3に伝え
る動力伝達ベルトを、また、33で示す部材は、材料逆
移送用スクリュー羽根4を回転駆動させるための、電動
モータ等の回転駆動手段を、34で示す部材は、回転駆
動手段33の回転力を材料移送用スクリュー羽根4に伝
える動力伝達ベルトを、各々、示している。
【0120】次に、袋保持手段16の構成について説明
する。
【0121】図5は、袋保持手段16の構成を概略的に
示す斜視図である。
【0122】袋保持手段16は、袋Pを吸引により保持
できるようになっている。
【0123】より詳しく説明すると、袋保持手段16
は、中空を有するリング体17と、リング体17に接続
された、吸引手段18とを備える。
【0124】吸引手段18としては、例えば、公知の、
真空ポンプや、ブロア等が用いられる。また、吸引手段
18は、商用交流電源から電力の供給を受けると駆動す
るようになっている。尚、28で示す部材装置は、消費
電力の節約や吸引手段18の吸引力調整をすることを目
的として、商用交流電源から供給される交流電流の周波
数を可変にするため設けられたインバータ(周波数変換
装置)を示している。
【0125】吸引手段18の駆動量は、制御装置(演算
処理装置)22により調整できるようになっている。
【0126】リング体17は、輸送先ホッパー15の材
料排出口15aの外周を取り囲むように設けられてい
る。
【0127】そして、リング体17には、その外周側の
面に、複数の吸引孔17a・・・を備える。この例で
は、複数の吸引孔17a・・・は、リング体17の外周
側の面に、等間隔を隔てるようにして設けられている。
【0128】また、リング体17は、導管19を接続す
る接続口17cを備える。
【0129】接続口17cと、吸引手段18との間は、
外力によって、自由に屈曲できるように作られた導管
(いわゆる、撓み管(フレキシブル・チューブ))19
により接続されており、吸引手段18を駆動すると、リ
ング体17の複数の吸引孔17a・・・の各々には、リ
ング体17の外側から複数の吸引孔17a・・・の各々
内に向かう気流(即ち、吸引雰囲気の気流)が発生する
ようになっている。
【0130】これにより、吸引手段18を駆動して、リ
ング体17に、袋Pの開口部を取り付けると、リング体
17に設けられている複数の吸引孔17a・・・の各々
内に向かう、吸引雰囲気の気流により、袋Pが、リング
体17に吸着し、リング体17に袋Pが保持されるよう
になっている。
【0131】尚、導管(いわゆる、撓み管(フレキシブ
ル・チューブ))19の途中に設けられている、部材F
は、除塵フィルターを示している。
【0132】次に、この材料充填装置11の動作につい
て説明する。
【0133】図6は、材料充填装置11を用いて、袋P
に材料を充填する動作として、制御装置22の記憶部に
予め記憶されている動作プログラムの一例を模式的に示
すフローチャートである。
【0134】この材料充填装置11を用いて、例えば、
キノコ等を発芽・生育させるための培養培地の袋詰め作
業を行う際には、まず、バガスや稲ワラを主成分とする
材料を発酵・熟成した培養培地(材料)を、材料貯蔵ホ
ッパー1のホッパー2内に収容する。
【0135】次に、材料充填装置11のメインスイッチ
(電源スイッチ)をオンにする(ステップ1を参照)。
【0136】すると、制御装置(演算処理装置)22の
表示手段(図示せず。)に、初期画面が表示されるよう
になっている(ステップ2を参照)。
【0137】この初期画面では、材料充填装置11をマ
ニュアル設定で操作するか、オート(自動)設定で操作
するかを選択できるようになっている(ステップ3を参
照)。
【0138】ステップ3において、「マニュアル」を選
択すると、制御装置(演算処理装置)22の表示手段
(図示せず。)に、マニュアル用入力画面が表示される
ようになっている(ステップ4を参照)。
【0139】ステップ4においては、マニュアル用入力
画面の表示に従って、材料移送用スクリュー羽根3の
回転速度の設定、材料逆移送用スクリュー羽根4の回
転速度の設定、材料移送用スクリュー羽根3と、材料
逆移送用スクリュー羽根4との間隔Gに設定、袋Pに
充填する材料の目標重量の設定、及び、搬送手段12
の搬送速度の設定ができるようになっている。
【0140】以上の設定が終了すると、吸引手段18を
所定の駆動量で駆動する。
【0141】次に、袋保持手段16のリング体17に袋
Pの開口部を取付け、吸引手段18を駆動することによ
り、リング体17の吸引孔17a・・・の各々に発生し
ている吸引雰囲気の気流を利用して、リング体17に、
袋Pを吸着させて保持させる。
【0142】このとき、袋Pを、計量手段21上に載置
するようにする。また、必要により、計量手段取付用台
座部24bを、適宜、台座本体部24aに対し、回動
し、計量手段21が、袋P内に充填される材料の重量を
計測するのに最適な位置にセットする。
【0143】この例では、リング体17には、感圧セン
サ等のセンサ(図示せず。)を設けており、リング体1
7に、袋Pが保持されると、センサ(図示せず。)がオ
ンとなり、このセンサ(図示せず。)がオンになったと
いう情報が、制御装置(演算処理装置)22に伝えられ
るようになっている(ステップ5を参照)。
【0144】ステップ5において、制御装置(演算処理
装置)22が、センサ(図示せず。)がオンになったと
いう情報を受信すると、スタートボタン(この例では、
フットペダル)27が、動作モードになる。即ち、スタ
ートボタン(この例では、フットペダル)27が、オン
(押し操作)されると、材料移送用スクリュー羽根3
と、材料逆移送用スクリュー羽根4とが、ステップ4に
おいて設定された間隔Gを隔てて、ステップ4において
設定された、各々の回転速度で駆動を開始し、且つ、搬
送手段12が、ステップ4において設定された搬送速度
で駆動する。
【0145】一方、制御装置(演算処理装置)22が、
センサ(図示せず。)がオンになったという情報を受信
していない場合には、スタートボタン(この例では、フ
ットペダル)27は、動作モードになっておらず、この
場合には、スタートボタン(この例では、フットペダ
ル)27が、オン(押し操作)されても、材料移送用ス
クリュー羽根3、材料逆移送用スクリュー羽根4及び搬
送手段12の各々は、駆動しない。
【0146】ステップ6において、スタートボタン(こ
の例では、フットペダル)27が、オン(押し操作)さ
れると、リング体17に袋Pが保持されている場合に
は、材料移送用スクリュー羽根3、材料逆移送用スクリ
ュー羽根4及び搬送手段12の各々が、所定の速度で駆
動し、リング体17に保持されている袋P内への、材料
(この例では、ホッパー2内に収容した培養培地)の充
填作業が開始される(ステップ7を参照)。
【0147】計量手段21が、ステップ4において、袋
P内へ充填される材料(この例では、ホッパー2内に収
容した培養培地)の重量が目標重量になったことを検知
すると、この信号が、計量手段21から制御装置(演算
処理装置)22に送られる。
【0148】制御装置(演算処理装置)22は、計量手
段21から、袋P内へ充填される材料(この例では、ホ
ッパー2内に収容した培養培地)の重量が、袋P内へ充
填される材料(この例では、ホッパー2内に収容した培
養培地)の目標重量になったことを検知した信号を受信
すると、材料移送用スクリュー羽根3、材料逆移送用ス
クリュー羽根4及び搬送手段12の各々を停止する(ス
テップ8及びステップ9を参照)。
【0149】尚、この例では、制御装置(演算処理装
置)22は、計量手段21から、袋P内へ充填される材
料(この例では、ホッパー2内に収容した培養培地)の
重量が、袋P内へ充填される材料(この例では、ホッパ
ー2内に収容した培養培地)の目標重量になったことを
検知した信号を受信すると、吸引手段の駆動量を低下さ
せ、作業者が、リング体17から袋Pを取り外し易くし
ている。
【0150】次に、ステップ10において、作業者が、
リング体17から袋Pを取り外すと、リング体17に設
けられているセンサ(図示せず。)が、オフになり、こ
のセンサ(図示せず。)がオフになったという信号が、
制御装置(演算処理装置)22に送られる。制御装置
(演算処理装置)22は、リング体17に設けられてい
るセンサ(図示せず。)から、このセンサ(図示せ
ず。)がオフになったという信号を受信すると、次の袋
Pへの材料(この例では、ホッパー2内に収容した培養
培地)の充填作業に備えるようになっている(ステップ
10を参照)。
【0151】また、ステップ10の後、メインスイッチ
(図示せず。)がオフにされると、その後の、袋P内へ
の材料(この例では、ホッパー2内に収容した培養培
地)の充填作業を終了するようになっている(ステップ
11を参照)。
【0152】尚、ステップ3において、「マニュアル」
を選択した場合には、袋Pへの材料(この例では、ホッ
パー2内に収容した培養培地)の充填作業中に、必要な
場合、適宜、材料移送用スクリュー羽根3の回転速度
の設定、材料逆移送用スクリュー羽根4の回転速度の
設定、材料移送用スクリュー羽根3と、材料逆移送用
スクリュー羽根4との間隔Gに設定、袋Pに充填する
材料の目標重量の設定、及び、搬送手段12の搬送速
度の各々の変更ができるようになっている。
【0153】一方、ステップ3において、「オート」を
選択すると、制御装置(演算処理装置)22の表示手段
(図示せず。)に、オート用入力画面が表示されるよう
になっている(ステップ12を参照)。
【0154】ステップ12においては、オート用入力画
面の表示に従って、材料移送用スクリュー羽根3の回
転速度の設定、材料逆移送用スクリュー羽根4の回転
速度の設定、材料移送用スクリュー羽根3と、材料逆
移送用スクリュー羽根4との間隔Gに設定、袋Pに充
填する材料の目標重量の設定、及び、搬送手段12の
搬送速度の設定ができるようになっている。以上の条件
設定項目は、マニュアル用入力画面の場合と同様である
が、オート用入力画面では、袋Pに充填する材料の目標
重量の手前の重量(目標重量以下の重量)を設定できる
ようになっている(図6中、「充填速度変更重量の設
定」を参照)。
【0155】この、袋Pに充填する材料の目標重量の手
前の重量(目標重量以下の重量)は、材料移送用スクリ
ュー羽根3の回転速度、材料逆移送用スクリュー羽根4
の回転速度、及び、搬送手段12の搬送速度を、初期設
定速度より遅くする際の目標重量であるので、本明細書
では、このステップ12において設定できる、袋Pに充
填する材料の目標重量の手前の重量(目標重量以下の重
量)を、便宜上、「充填速度変更重量」という。
【0156】更に、オート用入力画面では、袋Pに充填
される材料の重量が、充填速度変更重量以上になった後
の、材料移送用スクリュー羽根3の回転速度、材料逆移
送用スクリュー羽根4の回転速度、及び、搬送手段12
の搬送速度を、設定できるようになっている(「初期
速度に対する変更後の速度の設定」を参照)。
【0157】尚、この例では、充填速度変更重量の設定
と、初期速度に対する変更後の速度の設定とを作業者が
適宜行えるようにしている場合について説明したが、充
填速度変更重量は、目標重量を設定すると、例えば、
「充填速度変更重量」=「目標重量」×「α%」(α%
=例えば、80%)のように、自動的に、所定の重量に
設定されるようにされていてもよい。
【0158】また、袋Pに充填される材料の重量が、充
填速度変更重量以上になった後の材料移送用スクリュー
羽根3の回転速度は、材料移送用スクリュー羽根3の初
期の回転速度を設定すると、例えば、「充填速度変更重
量以上になった後の材料移送用スクリュー羽根3の回転
速度」=「材料移送用スクリュー羽根3の初期の回転速
度」×「β%」(β%=例えば、80%)のように、自
動的に、所定の回転速度に設定されるようにされていて
もよい。
【0159】また、袋Pに充填される材料の重量が、充
填速度変更重量以上になった後の材料逆移送用スクリュ
ー羽根4の回転速度は、材料逆移送用スクリュー羽根4
の初期の回転速度を設定すると、例えば、「充填速度変
更重量以上になった後の材料逆移送用スクリュー羽根4
の回転速度」=「材料逆移送用スクリュー羽根4の初期
の回転速度」×「γ%」(γ%=例えば、80%)のよ
うに、自動的に、所定の回転速度に設定されるようにさ
れていてもよい。
【0160】また、袋Pに充填される材料の重量が、充
填速度変更重量以上になった後の搬送手段12の搬送速
度は、搬送手段12の初期の搬送速度を設定すると、例
えば、「充填速度変更重量以上になった後の搬送手段1
2の搬送速度」=「搬送手段12の初期の搬送速度」×
「δ%」(δ%=例えば、80%)のように、自動的
に、所定の搬送速度に設定されるようにされていてもよ
い。
【0161】尚、α%、β%、γ%及びδ%の各々とし
て、上記の例示では、同じ値のものを示したが、α%、
β%、γ%及びδ%の各々は、異なる値であっても良い
ことは、言うまでもない。
【0162】以上の設定が終了すると、吸引手段18を
所定の駆動量で駆動する。
【0163】次に、袋保持手段16のリング体17に袋
Pの開口部を取付け、吸引手段18を駆動することによ
り、リング体17の吸引孔17a・・・の各々に発生し
ている吸引雰囲気の気流を利用して、リング体17に、
袋Pを吸着させて保持させる。
【0164】このとき、袋Pを、計量手段21上に載置
するようにする。また、必要により、計量手段取付用台
座部24bを、適宜、台座本体部24aに対し、回動
し、計量手段21が、袋P内に充填される材料の重量を
計測するのに最適な位置にセットする。
【0165】この例では、リング体17には、感圧セン
サ等のセンサ(図示せず。)を設けており、リング体1
7に、袋Pが保持されると、センサ(図示せず。)がオ
ンとなり、このセンサ(図示せず。)がオンになったと
いう情報が、制御装置(演算処理装置)22に伝えられ
るようになっている(ステップ13を参照)。
【0166】ステップ13において、制御装置(演算処
理装置)22が、センサ(図示せず。)がオンになった
という情報を受信すると、スタートボタン(この例で
は、フットペダル)27が、動作モードになる。即ち、
スタートボタン(この例では、フットペダル)27が、
オン(押し操作)されると、材料移送用スクリュー羽根
3と、材料逆移送用スクリュー羽根4とが、ステップ1
2において設定された間隔Gを隔てて、ステップ4にお
いて設定された、各々の回転速度で駆動を開始し、且
つ、搬送手段12が、ステップ4において設定された搬
送速度で駆動する。
【0167】一方、制御装置(演算処理装置)22が、
センサ(図示せず。)がオンになったという情報を受信
していない場合には、スタートボタン(この例では、フ
ットペダル)27は、動作モードになっておらず、この
場合には、スタートボタン(この例では、フットペダ
ル)27が、オン(押し操作)されても、材料移送用ス
クリュー羽根3、材料逆移送用スクリュー羽根4及び搬
送手段12の各々は、駆動しない。
【0168】ステップ14において、スタートボタン
(この例では、フットペダル)27が、オン(押し操
作)されると、リング体17に袋Pが保持されている場
合には、材料移送用スクリュー羽根3、材料逆移送用ス
クリュー羽根4及び搬送手段12の各々が、所定の初期
の設定速度で駆動し、リング体17に保持されている袋
P内への、材料(この例では、ホッパー2内に収容した
培養培地)の充填作業が開始される(ステップ15を参
照)。
【0169】計量手段21が、ステップ16において、
袋P内へ充填される材料(この例では、ホッパー2内に
収容した培養培地)の重量が充填速度変更重量になった
ことを検知すると、この信号が、計量手段21から制御
装置(演算処理装置)22に送られる。
【0170】制御装置(演算処理装置)22は、計量手
段21から、袋P内へ充填される材料(この例では、ホ
ッパー2内に収容した培養培地)の重量が、袋P内へ充
填される材料(この例では、ホッパー2内に収容した培
養培地)の充填変更速度重量になったことを検知した信
号を受信すると、材料移送用スクリュー羽根3の回転速
度を、充填速度変更重量以上になった後の材料移送用ス
クリュー羽根3の回転速度にし、材料逆移送用スクリュ
ー羽根4の回転速度を、充填速度変更重量以上になった
後の材料逆移送用スクリュー羽根4の回転速度にし、搬
送手段12の搬送速度を、充填速度変更重量以上になっ
た後の搬送速度にして、袋P内への充填作業を、計量手
段21が、袋P内へ充填される材料(この例では、ホッ
パー2内に収容した培養培地)の重量が目標重量になる
まで行われる(ステップ17及びステップ18を参
照)。
【0171】計量手段21が、ステップ18において、
袋P内へ充填される材料(この例では、ホッパー2内に
収容した培養培地)の重量が目標重量になったことを検
知すると、この信号が、計量手段21から制御装置(演
算処理装置)22に送られる。
【0172】制御装置(演算処理装置)22は、計量手
段21から、袋P内へ充填される材料(この例では、ホ
ッパー2内に収容した培養培地)の重量が、袋P内へ充
填される材料(この例では、ホッパー2内に収容した培
養培地)の目標重量になったことを検知した信号を受信
すると、材料移送用スクリュー羽根3、材料逆移送用ス
クリュー羽根4及び搬送手段12の各々を停止する(ス
テップ19を参照)。
【0173】尚、この例では、制御装置(演算処理装
置)22は、計量手段21から、袋P内へ充填される材
料(この例では、ホッパー2内に収容した培養培地)の
重量が、袋P内へ充填される材料(この例では、ホッパ
ー2内に収容した培養培地)の目標重量になったことを
検知した信号を受信すると、吸引手段の駆動量を低下さ
せ、作業者が、リング体17から袋Pを取り外し易くし
ている。
【0174】次に、ステップ20において、作業者が、
リング体17から袋Pを取り外すと、リング体17に設
けられているセンサ(図示せず。)が、オフになり、こ
のセンサ(図示せず。)がオフになったという信号が、
制御装置(演算処理装置)22に送られる。制御装置
(演算処理装置)22は、リング体17に設けられてい
るセンサ(図示せず。)から、このセンサ(図示せ
ず。)がオフになったという信号を受信すると、次の袋
Pへの材料(この例では、ホッパー2内に収容した培養
培地)の充填作業に備えるようになっている(ステップ
20を参照)。
【0175】また、ステップ20の後、メインスイッチ
(図示せず。)がオフにされると、その後の、袋P内へ
の材料(この例では、ホッパー2内に収容した培養培
地)の充填作業を終了するようになっている(ステップ
21を参照)。
【0176】この材料充填装置11では、材料貯留ホッ
パー1を用いているので、ホッパー2内に、貯留された
材料(この例では、培養培地)を、材料移送用スクリュ
ー羽根3の回転と、材料逆移送用スクリュー羽根4の回
転とにより、適当な集塊にしているので、ホッパー2の
材料排出口2aから、定量的に連続的に排出することが
できる。
【0177】ホッパー2の材料排出口2aから排出され
た材料(この例では、培養培地)は、搬送手段12によ
り搬送され、袋保持手段16に保持された袋P内に充填
される。
【0178】袋P内に充填される材料の重量は、計量手
段21により計量できるようになっているので、袋P内
に充填される材料(この例では、培養培地)の重量が目
標の重量になれば、袋Pへの充填作業を終了すること
で、袋P内に、所定量の材料を充填できる。
【0179】即ち、この材料充填装置11では、袋P内
への材料(この例では、培養培地)の充填作業を、人手
を掛けずに、機械によって、自動的に行える。
【0180】これにより、袋P内への材料(この例で
は、培養培地)の充填作業の省力化が図れるのみなら
ず、袋P内への材料(この例では、培養培地)の充填作
業の際に、袋P内へ充填される材料が、雑菌に汚染され
ることを防止できる。
【0181】更に、この材料充填装置11では、材料移
送用スクリュー羽根3の回転速度や、材料逆移送用スク
リュー羽根4の回転速度や、搬送手段12の搬送速度の
調整ができるため、袋P内への材料の充填作業を最適な
速度で行える。
【0182】更に、この材料充填装置11では、材料充
填材料逆移送用スクリュー羽根4と、材料移送用スクリ
ュー羽根3との間隔Gを、所定の間隔に調整すること
で、ホッパー2内に貯留した材料中に生じている大きな
きな集塊(例えば、図1中に示す、集塊Ba1、Ba
2、Ba3・・・を参照。)を所定の大きさの複数の集
塊(例えば、図2中に示す、集塊Bb・・・を参照。)
にほぐすことで、ホッパー2の材料排出口2aから、材
料を定量的に連続して排出することができる。
【0183】更に、この装置11では、袋P内に充填さ
れる材料の目標重量の所定重量(充填速度変更重量)に
なるまでは、袋Pへの材料の充填作業を速く行うように
しているので、材料(この例では、培養培地)の袋詰め
作業を短時間に行える。
【0184】更に、この材料充填装置11では、袋P内
に充填される材料(この例では、培養培地)の目標重量
の所定重量(充填速度変更重量)になったことを計量手
段21が検出すると、材料移送用スクリュー羽根3、材
料逆移送用スクリュー羽根4、及び、搬送手段12の各
々が、自動的に、予め定められた速度より遅い速度で駆
動するようにしているので、袋P内への材料の充填量を
目標重量に精度良く一致するように充填できる。
【0185】また、この材料充填装置11では、袋保持
手段16に袋Pを吸引により保持するようにしているの
で、袋保持手段16の吸引を行うだけで、袋保持手段1
6に袋Pを保持でき、吸引を弱める、或いは、やめるだ
けで、袋保持手段16から袋を取り外せる。
【0186】より詳しく説明すると、この材料充填装置
11では、吸引手段18を駆動すれば、リング体17の
外周側の面に設けられている、複数の吸引孔17a・・
・の各々に、吸引雰囲気の気流が発生するので、袋Pの
開口部を、リング体17に位置するだけで、袋保持手段
16のリング体17に、簡単に、袋Pと取り付けること
ができる。また、吸引手段18の駆動量を低下、或い
は、停止すれば、リング体17から簡単に袋Pを取り外
せる。
【0187】これにより、袋Pへの材料充填作業の際
の、袋替え作業を極めて簡単に行える。
【0188】更に、この材料充填装置11では、材料充
填装置11全体を、移動手段により、移動させることが
できるので、材料の袋詰め作業を、その作業にとって都
合の良い場所で行うことができる。
【0189】より詳しく説明すると、この材料充填装置
11では、車輪25a、25b、25c、25dとを備
える台車の台座24上に、材料貯留ホッパー1、搬送手
段12、輸送先ホッパー15、袋保持手段16、計量手
段21、及び、制御手段(演算処理装置)22を設けて
いるので、車輪25a、25b、25c、25dのよ
り、容易に目的とする場所に移動させることができる。
【0190】更に、この材料充填装置11では、計量手
段21を、台座本体部24aに回動可能に設けられた計
量手段取付用台座部24bに設けているので、袋保持手
段16のリング体17に保持する袋Pのサイズに応じ
て、計量手段取付用台座部24bを、台座本体部24a
に対して、回動させることで、袋P内に充填される材料
(この例では、培養培地)を計量するのに最適な位置
に、計量手段21を設けることができる。
【0191】更に、この材料充填装置11では、移動手
段(台車23)に、フォークリフト吊り下げ用治具26
を設けているので、フォークリフトのフォークを、この
フォークリフト吊り下げ用治具26に取り付けること
で、フォークリフトで、材料充填装置11を、引き回す
ことができる。
【0192】次に、本発明に係る材料充填装置11につ
いて、その好ましい商品に則して、以下に説明する。
【0193】材料貯留ホッパー1のホッパー2は、1.
5mの容積があるものを用いた。
【0194】これにより、例えば、15Kg用の袋Pで
あれば、ホッパー2内に、材料(この例では、培養培
地)を一杯になるまで収容すれば、約40袋の充填でき
る。もちろん、ホッパー2には、袋詰め作業の途中にお
いても、任意に、材料(この例では、培養培地)を投入
・補充できるので、連続充填が可能であることは言うま
でもない。
【0195】袋Pの各々への充填速度は、材料移送用ス
クリュー羽根3の回転速度の設定や、材料逆移送用スク
リュー羽根4の回転速度の設定や、搬送手段12の搬送
速度の設定を、単独またはこれらの中少なくとも2つを
組み合わせて設定すれば、任意に変更できるようになっ
ているが、この装置11では、袋詰め作業量/時間は、
袋Pとして、15Kg用のものを用いた場合には、最高
袋詰め作業量/時間は、180袋/時間にしてある。
【0196】袋詰めされる材料の目標重量に対する秤量
誤差は、本材料の場合のような、粗大な繊維質で粘結性
に富む培養培地の場合であっても、土0.5Kgであ
る。尚、材料の種類や質によっては、袋詰めされる材料
の目標重量に対する秤量誤差は、土0.1Kgを達成す
ることも可能である。
【0197】袋Pへの材料(この例では、培養培地)の
充填方法は、「オート」を選択した場合を例にとれば、
先ず、空の袋Pを袋保持手段16にセットする。と、袋
保持手段16に空の袋Pをセットすれば、センサ(図示
せず。)が、袋保持手段16に袋Pがセットされたこと
を検知し、装置11が、起動可能状態になる。
【0198】従って、作業者は、この状態で、スタート
ボタン(この例では、フッ トぺダル)27をオン(踏
む)だけでよい。すると、装置11全体が起動して、袋
保持手段16に保持されている袋P内へ、材料(この例
では、培養培地)の充填作業を開始する。そして、充填
速度変更重量が、例えば、目標重量の80%に設定され
ている場合には、袋保持手段16に保持されている袋P
内への材料(この例では、培養培地)の充填量が、目標
重量の80%に達すると、材料移送用スクリュー羽根3
の回転速度、材料逆移送用スクリュー羽根4の回転速度
及び搬送手段12の搬送速度が、自動的に一段遅くな
り、袋P内への材料(この例では、培養培地)の充填量
の計量精度を上げて、目標重量になるまで、袋詰め作業
を継続する。
【0199】袋P内への材料(この例では、培養培地)
の充填量が目標重量(設定値)に達すると、材料移送用
スクリュー羽根3、材料逆移送用スクリュー羽根4、及
び、搬送手段12がともに停止して、1袋目の袋詰め作
業(充填作業)が完了する。
【0200】1袋目の袋詰め作業(充填作業)が完了す
れば、充填作業が完了した袋Pを、袋保持手段16から
取り外す。
【0201】その後、次の空の袋Pを袋保持手段16に
セットすれば、以後、上記した同動作と同じ動作の繰り
返しにより、次の空の袋Pに、材料(この例では、培養
培地)の充填作業が自動的に行われる。
【0202】尚、この装置11では、袋保持手段16の
吸引手段(この例では、真空ポンプを用いている。)1
8は、連続運転を行っているが、袋P内への材料(この
例では、培養培地)の充填量が目標重重(設定値)にな
ると自動的に駆動量(回転速度)が落ちて、吸引手段
(この例では、真空ポンプを用いている。)18の吸引
力が、自動的に、弱くなるようにしてあり、これによ
り、作業者が、リング体17から、所定量の材料(この
例では、培養培地)が充填された袋Pを容易に取り外す
ことができるようにしている。
【0203】また、この装置11は、10Kg〜15K
g用の袋Pを対象としているが、トランスバッグのよう
な数百Kgの容量がある袋への材料の充填作業も行え
る。
【0204】即ち、袋Pが、トランスバッグのような数
百Kgの容量がある袋の場合には、計量手段取付用台座
部24bは、台座本体部24aに対し、回転軸24cを
中心に、所定量、回転させることで、袋Pを計量手段2
1上に載置するようにする。
【0205】尚、上記では、本装置11の動作を、オー
トを選択し、プログラムに従った自動運転をした場合に
ついて説明したが、マニュアル設定を選択すれば、手動
運転によっても、袋Pへの材料の充填作業を行うことも
できる。
【0206】また、本装置11には、リフト吊り下げ用
治具26を設けているので、フォーククリフト車によっ
て、本装置11を、任意の場所に移動させることができ
る。
【0207】これにより、商用電源さえ有れば、工場以
外のフィールドで、袋Pへの材料(この例では、培養培
地)の充填も、可能である。
【0208】更に、本装置11は、1日の運転終了後の
清掃のための水洗も可能なように、全ての構成部材の電
気機器・電装品に、水が掛からないような防水構造を採
用しており、万一、電気機器・電装品に、水がかかって
も間題がないようにしている。 更に、全ての構成部材
について、耐薬品性があるようにしている。これによ
り、水洗の最終段階で、次亜塩素酸ソーダ等の水溶液で
リンスするか、または、エチルアルコールで拭きとるこ
とによって、装置の無菌性を高めることもできるように
してある。
【0209】尚、上記の発明の実施の形態では、袋P
に、培養培地を充填する場合を中心に説明したが、本発
明に係る材料充填装置11は、材料貯留ホッパー1を用
いているので、ホッパー2内に、集塊のできやすい材料
を貯留しても、袋への連続的な充填作業を行えるので、
例えば、コンポスト肥料や、ウッドチップ等の袋詰め作
業にも好適に用いることができる。
【0210】また、本発明に係る材料充填装置11は、
水分含有量の高い材料や、粘着性の高い材料の袋詰め作
業にも好適に用いることができる。
【0211】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
に記載の材料貯留ホッパーでは、ホッパー内に貯留した
材料を、材料移送用スクリュー羽根の回転と、材料逆移
送用スクリュー羽根の回転とにより、互いのスクリュー
羽根部の先端間の隙間で発生する力(剪断力)により、
材料中に生じている大きな集塊を小さい複数の集塊にほ
ぐしつつ、均質になるように攪拌しながら、ホッパーの
材料排出口から、排出するようにしているので、従来の
ホッパーでは、定量的に連続排出するのが困難な材料を
も、ホッパーの材料排出口から、定量的に連続排出する
ことができる。
【0212】請求項2に記載の材料貯留ホッパーでは、
材料移送用スクリュー羽根の回転と、材料逆移送用スク
リュー羽根の回転とを、互いに、逆回転となるように回
転させて、ホッパー内に貯留した材料が、効率良く攪拌
されるようにしているので、従来のホッパーでは、定量
的に連続排出するのが困難な材料を、より均質化された
状態にして、ホッパーの材料排出口から、定量的に連続
排出することができる。
【0213】請求項3に記載の材料貯留ホッパーでは、
材料移送用スクリュー羽根と、材料逆移送用スクリュー
羽根との間隔を、ホッパー内に貯留する材料の物性に応
じて、材料中に生じている集塊を、効率よく、小さな複
数の集塊にほぐすことができる距離に設定することで、
従来のホッパーでは、定量的に連続排出するのが困難な
材料を、より均質化された状態にして、ホッパーの材料
排出口から、定量的に連続排出することができる。
【0214】請求項4に記載の材料貯留ホッパーでは、
材料移送用スクリュー羽根の回転速度と、材料逆移送用
スクリュー羽根の回転速度とを、可変にしているので、
ホッパーの材料排出口から排出される材料の量を、目的
とする排出量にすることができる。
【0215】請求項5に記載の材料貯留ホッパーでは、
材料移送用スクリュー羽根と、材料逆移送用スクリュー
羽根とを用いて、ホッパー内に貯留された材料中に生じ
ている大きな集塊を、小さな複数の集塊にほぐすように
しているので、ホッパー内に貯留する材料が、水分含有
量の高い材料であっても、材料移送用スクリュー羽根
と、材料逆移送用スクリュー羽根とを各々、所定の回転
速度で回転させることで、ホッパーの材料排出口から、
所定量の、水分含有量の高い材料を、定量的に、連続的
に排出することができる。
【0216】請求項6に記載の材料貯留ホッパーでは、
材料移送用スクリュー羽根と、材料逆移送用スクリュー
羽根とを用いて、ホッパー内に貯留された材料中に生じ
ている大きな集塊を小さな複数の集塊にほぐすようにし
ているので、ホッパー内に貯留する材料が、粘着性の高
い材料であっても、材料移送用スクリュー羽根と、材料
逆移送用スクリュー羽根とを各々、所定の回転速度で回
転させることで、ホッパーの材料排出口から、所定量
の、粘着性の高い材料を、定量的に、連続的に排出する
ことができる。
【0217】請求項7に記載の材料貯留ホッパーでは、
材料移送用スクリュー羽根と、材料逆移送用スクリュー
羽根とを用いて、ホッパー内に貯留された材料中に生じ
ている大きな集塊を小さな複数の集塊にほぐすようにし
ているので、ホッパー内に貯留する材料が、培養培地、
コンポスト肥料、及び、ウッドチップの群から選ばれ
る、1種の材料であっても、材料移送用スクリュー羽根
と、材料逆移送用スクリュー羽根とを各々、所定の回転
速度で回転させることで、ホッパーの材料排出口から、
所定量の、培養培地、コンポスト肥料、及び、ウッドチ
ップの群から選ばれる、1種の材料を、定量的に、連続
的に排出することができる。
【0218】請求項8に記載の材料充填装置では、請求
項1〜7のいずれかに記載の材料貯留ホッパーを用いて
いるので、ホッパー内に、貯留された材料を、材料移送
用スクリュー羽根と、材料逆移送用スクリュー羽根とを
用い、適当な集塊にしているので、材料を、ホッパーの
材料排出口から、定量的に、連続して排出することがで
きる。
【0219】ホッパーの材料排出口から排出された材料
は、搬送手段により搬送され、袋保持手段に保持された
袋内に充填される。
【0220】袋内に充填される材料の重量は、計量手段
により計量できるようになっているので、袋内に充填さ
れる材料の重量が目標の重量になれば、袋への充填作業
を終了することで、袋内に、所定量の材料を充填でき
る。
【0221】即ち、この材料充填装置では、袋内への材
料の充填作業を、人手を掛けずに、機械によって、自動
的に行える。
【0222】これにより、袋内への材料の充填作業の省
力化が図れるのみならず、袋内への材料の充填作業の際
に、袋内へ充填される材料が、雑菌に汚染されることを
防止できる。
【0223】請求項9に記載の材料充填装置では、搬送
手段の搬送速度の調整ができるため、袋内への材料の充
填作業を最適な速度で行える。
【0224】請求項10に記載の材料充填装置では、袋
内に充填される材料の目標重量の所定重量になるまで
は、袋への材料の充填作業を速く行うようにしているの
で、材料の袋詰め作業を短時間に行える。
【0225】更に、この材料充填装置では、袋内に充填
される材料の目標重量の所定重量になったことを計量手
段が検出すると、材料移送用スクリュー羽根、材料逆移
送用スクリュー羽根、及び、搬送手段の各々が、自動的
に、予め定められた速度より遅い速度で駆動するように
しているので、袋内への材料を目標重量に精度良く一致
するように充填できる。
【0226】請求項11に記載の材料充填装置では、袋
保持手段に袋を吸引により保持するようにしているの
で、袋保持手段の吸引を行うだけで、袋保持手段に袋を
保持でき、吸引をやめるだけで、袋保持手段から袋を取
り外せる。
【0227】これにより、袋への材料充填作業の際の、
袋替え作業を極めて簡単に行える。
【0228】請求項12に記載の材料充填装置では、吸
引手段を駆動すれば、リング体の外周側の面に設けられ
ている、複数の吸引孔の各々に、吸引雰囲気の気流が発
生するので、袋の開口部を、リング体に位置するだけ
で、袋保持手段のリング体に、簡単に、袋と取り付ける
ことができる。
【0229】また、吸引手段の駆動を弱める、或いは、
停止することができるようにすれば、リング体から簡単
に袋を取り外せる。
【0230】即ち、この材料充填装置では、吸引手段を
駆動・停止することができるようにし、袋保持手段に袋
を保持させる際には、吸引手段の駆動量を強くし、袋保
持手段から袋を取り外す際には、吸引手段の駆動量を弱
めたり、或いは、停止することで、袋保持手段への袋の
着脱を簡単に行えるので、袋への材料充填作業の際の、
袋替え作業を極めて簡単に行える。
【0231】請求項13に記載の材料充填装置では、材
料充填装置全体を、移動手段により、移動させることが
できるので、材料の袋詰め作業を、その作業にとって都
合の良い場所で行うことができる。
【0232】請求項14に記載の材料充填装置では、計
量手段を、台座本体部に回動可能に設けられた計量手段
取付用台座部に設けているので、袋保持手段に保持する
袋のサイズに応じて、計量手段取付用台座部を、台座本
体部に対して、回動させることで、袋内に充填される材
料を計量するのに最適な位置に、計量手段を設けること
ができる。
【0233】請求項15に記載の材料充填装置では、移
動手段に、フォークリフト吊り下げ用治具を設けている
ので、フォークリフトのフォークを、このフォークリフ
ト吊り下げ用治具に取り付けることで、フォークリフト
で、材料充填装置を、引き回すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る材料貯蔵ホッパーの一例を概略的
に示す平面図である。
【図2】図1に示す材料貯蔵ホッパーの概略的な断面図
である。
【図3】本発明に係る材料充填装置の一例の構成を概略
的に示す平面図である。
【図4】図3に示す材料充填装置を概略的に示す断面図
である。
【図5】図3に示す材料充填装置の袋保持手段の構成を
概略的に示す斜視図である。
【図6】本発明に係る材料充填装置を用いて、袋に材料
を充填する動作として、制御装置の記憶部に予め記憶さ
れている動作プログラムの一例を模式的に示すフローチ
ャートである。
【図7】従来の材料貯留ホッパーを概略的に示す一部切
欠き断面図である。
【符号の説明】 1 材料貯留ホッパー 2 ホッパー 2a ホッパーの材料排出口 3 材料移送用スクリュー羽根 3a 材料移送用スクリュー羽根の軸体 3b1、3b2 材料移送用スクリュー羽根の羽根部 4 材料逆移送用スクリュー羽根 4a 材料逆移送用スクリュー羽根の軸体 4b 材料逆移送用スクリュー羽根の羽根部 11 材料充填装置 12 搬送手段 12a 搬送開始部 12b 搬送終了部 15 輸送先ホッパー 15a 輸送先ホッパーの材料排出口 15b 輸送先ホッパーの材料投入口 16 袋保持手段 17 リング体 17a 吸引孔 18 吸引手段 19 導管(パイプ) 21 計量手段 23 台車 24 台座 24a 台座本体部 24b 計量手段取付用台座部 24c 回転軸 24d ロック機構 25a、25b、25c、25d 車輪 27 スタートボタン(フットペダル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 65/46 B65G 65/46 Z (72)発明者 石井 正明 埼玉県川越市大字古谷上5552−1 Fターム(参考) 3E018 AA01 AB01 BB07 3E030 AA01 BB01 3E054 BA01 CA09 DD04 DE02 3E070 AA19 AB11 GA04 WF04 WG05 3F075 BA01 CA04 CA09 CB01 CB04 CB14 CB15 CB16 CC05 CC09 CC19 DA03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料を貯留するホッパーと、前記ホッパー
    内に、貯留された材料を、前記ホッパーの材料排出口へ
    移送するために、回転可能に設けられた、材料移送用ス
    クリュー羽根と、 前記ホッパー内に設けられた材料移送用スクリュー羽根
    の上方に、回転可能に設けられ、前記ホッパー内に貯留
    された材料を、前記ホッパーの材料排出口と概ね反対方
    向へ移送するために設けられた、材料逆移送用スクリュ
    ー羽根とを備え、 前記材料移送用スクリュー羽根と、前記材料逆移送用ス
    クリュー羽根とを回転駆動することで、 前記ホッパー内に貯留した材料を、所定の大きさにほぐ
    して、前記ホッパーの材料排出口から排出するようにし
    た、材料貯留ホッパー。
  2. 【請求項2】前記材料移送用スクリュー羽根と、材料逆
    移送用スクリュー羽根とが、互いに、逆方向に回転する
    ようにされている、請求項1に記載の材料貯留ホッパ
    ー。
  3. 【請求項3】前記材料移送用スクリュー羽根と、前記材
    料逆移送用スクリュー羽根との間隔が調整できるように
    されている、請求項1又は請求項2に記載の材料貯留ホ
    ッパー。
  4. 【請求項4】前記材料移送用スクリュー羽根の回転速
    度、及び、前記材料逆移送用スクリュー羽根の回転速度
    の各々が、調整できるようにされている、請求項1〜3
    のいずれかに記載の材料貯留ホッパー。
  5. 【請求項5】前記ホッパー内に貯留する材料が、水分含
    有量の高い材料である、請求項1〜4のいずれかに記載
    の材料貯留ホッパー。
  6. 【請求項6】前記ホッパー内に貯留する材料が、粘着性
    の高い材料である、請求項1〜5のいずれかに記載の材
    料貯留ホッパー。
  7. 【請求項7】前記ホッパー内に貯留する材料が、培養培
    地、コンポスト肥料、及び、ウッドチップの群から選ば
    れる、1種の材料である、請求項1〜6のいずれかに記
    載の材料貯留ホッパー。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の材料貯留
    ホッパーと、 前記材料貯蔵ホッパーのホッパーの材料排出口に設けら
    れた搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された材料を充填する袋を保持
    する袋保持手段と、 前記袋保持手段に保持された袋内に充填される材料の重
    量を計量する計量手段とを備える、材料充填装置。
  9. 【請求項9】前記搬送手段の搬送速度が、調整できるよ
    うにされている、請求項8に記載の材料充填装置。
  10. 【請求項10】前記袋保持手段に袋を保持し、起動スイ
    ッチをオンにすると、前記材料移送用スクリュー羽根、
    前記材料逆移送用スクリュー羽根、及び、前記搬送手段
    の各々が、予め定められた速度で駆動し、 前記計量手段が、前記袋保持手段に保持された袋内に充
    填された材料の重量が、袋内に充填される材料の目標重
    量の所定重量になったことを検出すると、前記材料移送
    用スクリュー羽根、前記材料逆移送用スクリュー羽根、
    及び、前記搬送手段の各々が、自動的に、前記予め定め
    られた速度より遅い速度で駆動し、 前記計量手段が、前記袋保持手段に保持された袋内に充
    填された材料の重量が、袋内に充填される材料の目標重
    量なったことを検出すると、前記材料移送用スクリュー
    羽根、前記材料逆移送用スクリュー羽根、及び、前記搬
    送手段の各々が、自動的に停止するようにされている、
    請求項8又は請求項9に記載の材料充填装置。
  11. 【請求項11】前記袋保持手段が、前記袋を吸引によ
    り、保持するようになっている、請求項8〜10のいず
    れかに記載の材料充填装置。
  12. 【請求項12】前記袋保持手段が、 中空を有するリング体と、 前記リング体に接続された、吸引手段とを備え、 前記リング体には、その外周側の面に、複数の吸引孔が
    形成されている、請求項8〜10のいずれかに記載の材
    料充填装置。
  13. 【請求項13】移動手段を更に備える、請求項8〜12
    のいずれかに記載の材料充填装置。
  14. 【請求項14】前記移動手段は、 台座本体部と、 前記台座本体部に回動可能に設けられ、計量手段が取り
    付けられる計量手段取付用台座部とを備える、請求項1
    3に記載の材料充填装置。
  15. 【請求項15】前記移動手段が、更に、リフト吊り下げ
    用治具を備える、請求項13又は請求項14に記載の材
    料充填装置。
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