JP2001047405A - 建築用材 - Google Patents
建築用材Info
- Publication number
- JP2001047405A JP2001047405A JP11229077A JP22907799A JP2001047405A JP 2001047405 A JP2001047405 A JP 2001047405A JP 11229077 A JP11229077 A JP 11229077A JP 22907799 A JP22907799 A JP 22907799A JP 2001047405 A JP2001047405 A JP 2001047405A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneers
- laminated
- plywood
- plywoods
- building material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Finished Plywoods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】製造が容易で寸法安定性に優れた建築用材を提
供する。 【構成】合板を複数枚積層接着したものを、その積層面
に対して垂直に切断して得られる建築用材である。好ま
しくは、複数枚の合板を、それらの表裏単板の繊維方向
を一方向に揃えて積層接着したものを、該表裏単板の繊
維方向と平行であり且つ合板積層面に対して垂直に切断
する。隣接する合板の間に任意枚数の単板を積層させる
ことができる。合板の表裏単板の繊維方向を一方向に揃
えて積層接着されたものにおいては、隣接する合板の間
に積層される単板が、その繊維方向が該表裏単板の繊維
方向と平行となるように配することができる。
供する。 【構成】合板を複数枚積層接着したものを、その積層面
に対して垂直に切断して得られる建築用材である。好ま
しくは、複数枚の合板を、それらの表裏単板の繊維方向
を一方向に揃えて積層接着したものを、該表裏単板の繊
維方向と平行であり且つ合板積層面に対して垂直に切断
する。隣接する合板の間に任意枚数の単板を積層させる
ことができる。合板の表裏単板の繊維方向を一方向に揃
えて積層接着されたものにおいては、隣接する合板の間
に積層される単板が、その繊維方向が該表裏単板の繊維
方向と平行となるように配することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は建築用材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、建築構造の梁、柱材、横架材
等には無垢材を製材したものが一般に使用されている
が、天然資源の枯渇化に伴い、その代替品の開発が急務
となっている。
等には無垢材を製材したものが一般に使用されている
が、天然資源の枯渇化に伴い、その代替品の開発が急務
となっている。
【０００３】最近では、木質単板をその繊維方向を平行
に揃えて接着剤により積層一体化した単板積層材からな
る構造用単板積層材が提供され、一般に使用されてい
る。
に揃えて接着剤により積層一体化した単板積層材からな
る構造用単板積層材が提供され、一般に使用されてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構造用単板積層材は、構造材としての用途に必要な厚さ
にするために、何枚もの単板を積層する必要があるた
め、その積層工程が煩雑となり、製造設備も大規模なも
のとならざるを得ない。
構造用単板積層材は、構造材としての用途に必要な厚さ
にするために、何枚もの単板を積層する必要があるた
め、その積層工程が煩雑となり、製造設備も大規模なも
のとならざるを得ない。
【０００５】また、単板の繊維方向に対して垂直方向へ
の膨張収縮量が大きく、湿度変化に伴う狂いや反りが生
じやすいという問題を有している。
の膨張収縮量が大きく、湿度変化に伴う狂いや反りが生
じやすいという問題を有している。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、従来技
術における上記問題を解決し、製造が容易で寸法安定性
に優れた建築用材を提供することを目的とする。
術における上記問題を解決し、製造が容易で寸法安定性
に優れた建築用材を提供することを目的とする。
【０００７】すなわち本発明は、合板を複数枚積層接着
したものを、その積層面に対して垂直に切断して得られ
る建築用材である。
したものを、その積層面に対して垂直に切断して得られ
る建築用材である。
【０００８】本発明の好適な態様によれば、複数枚の合
板が、それらの表裏単板の繊維方向を一方向に揃えて積
層接着され、該表裏単板の繊維方向と平行であり且つ合
板積層面に対して垂直に切断される。
板が、それらの表裏単板の繊維方向を一方向に揃えて積
層接着され、該表裏単板の繊維方向と平行であり且つ合
板積層面に対して垂直に切断される。
【０００９】また、隣接する合板の間に任意枚数の単板
を積層させることができる。
を積層させることができる。
【００１０】合板の表裏単板の繊維方向を一方向に揃え
て積層接着されたものにおいては、隣接する合板の間に
積層される単板が、その繊維方向が該表裏単板の繊維方
向と平行となるように配することができる。
て積層接着されたものにおいては、隣接する合板の間に
積層される単板が、その繊維方向が該表裏単板の繊維方
向と平行となるように配することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の建築用板に用いられる合
板は、単板を交互に繊維方向を直交させて奇数枚積層
し、表裏単板の繊維方向が板材の長手方向と平行となる
ように配した板材であり、一般に直交合板と呼ばれてい
るものである。合板を構成する単板の樹種によって針葉
樹合板と広葉樹合板とに大別されるが、本発明ではいず
れも使用可能である。
板は、単板を交互に繊維方向を直交させて奇数枚積層
し、表裏単板の繊維方向が板材の長手方向と平行となる
ように配した板材であり、一般に直交合板と呼ばれてい
るものである。合板を構成する単板の樹種によって針葉
樹合板と広葉樹合板とに大別されるが、本発明ではいず
れも使用可能である。
【００１２】本発明の建築用板は、上記の合板を複数枚
積層接着し、これを合板の積層面に対して垂直に切断し
て得られるものであり、合板の積層に際しては、その表
単板（最上層および最下層の単板）の繊維方向がそれぞ
れ平行になるように、あるいは交互に直交するように、
各合板を配することができる。
積層接着し、これを合板の積層面に対して垂直に切断し
て得られるものであり、合板の積層に際しては、その表
単板（最上層および最下層の単板）の繊維方向がそれぞ
れ平行になるように、あるいは交互に直交するように、
各合板を配することができる。
【００１３】各合板の表裏単板が平行になるように積層
し、且つ、その表裏単板の繊維方向と平行に切断した場
合には、得られる建築用材の長手方向と平行の繊維方向
を持つ単板の割合が全体の６０％以上となり、曲げ強度
および撓み強度が優れたものとなるので、好ましい態様
である。
し、且つ、その表裏単板の繊維方向と平行に切断した場
合には、得られる建築用材の長手方向と平行の繊維方向
を持つ単板の割合が全体の６０％以上となり、曲げ強度
および撓み強度が優れたものとなるので、好ましい態様
である。
【００１４】建築用材として使用する合板の長さ以上の
ものが必要となる場合は、合板と合板とをバッドジョイ
ント、スカーフジョイントまたはラップジョイントを用
いて接合し、必要に応じて接合部を接着剤で接着しなが
ら、厚さ方向においてこれら接合部が重ならないように
配置して積層接着する。
ものが必要となる場合は、合板と合板とをバッドジョイ
ント、スカーフジョイントまたはラップジョイントを用
いて接合し、必要に応じて接合部を接着剤で接着しなが
ら、厚さ方向においてこれら接合部が重ならないように
配置して積層接着する。
【００１５】隣接する合板間には１枚または複数枚の単
板を積層することができる。この場合、合板間の全てに
単板を介在させても良いし、任意の箇所のみに、たとえ
ば一枚おきや二枚おきに単板を介在させても良い。ただ
し、積層材の中心から表面側と裏面側とで介在する単板
の枚数および位置が対称となるように配することが好ま
しい。
板を積層することができる。この場合、合板間の全てに
単板を介在させても良いし、任意の箇所のみに、たとえ
ば一枚おきや二枚おきに単板を介在させても良い。ただ
し、積層材の中心から表面側と裏面側とで介在する単板
の枚数および位置が対称となるように配することが好ま
しい。
【００１６】単板を介在させる場合は、合板の表裏単板
と繊維方向が平行となるように、または直交するよう
に、配することができる。特に、前述のように各合板の
表裏単板の繊維方向を一方向に揃えて配すると共にそれ
ら合板の間に該表裏単板の繊維方向と平行となるように
単板を介在させた構成が好適である。
と繊維方向が平行となるように、または直交するよう
に、配することができる。特に、前述のように各合板の
表裏単板の繊維方向を一方向に揃えて配すると共にそれ
ら合板の間に該表裏単板の繊維方向と平行となるように
単板を介在させた構成が好適である。
【００１７】上記した本発明の建築用材は、合板の片面
または両面に接着剤を塗布して合板を積層し、加熱圧締
または常温での圧締により接着一体化することにより積
層材を得、これを合板積層面に対して垂直に切断するこ
とによって製造することができ、これにより建築構造材
等に好適に用いられる棒状の建築用材が得られる。
または両面に接着剤を塗布して合板を積層し、加熱圧締
または常温での圧締により接着一体化することにより積
層材を得、これを合板積層面に対して垂直に切断するこ
とによって製造することができ、これにより建築構造材
等に好適に用いられる棒状の建築用材が得られる。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、大量に生産される合板
を使用して建築用材を得るものであるため、天然資源の
枯渇化にも対応し、しかも低コストで提供可能である。
を使用して建築用材を得るものであるため、天然資源の
枯渇化にも対応し、しかも低コストで提供可能である。
【００１９】合板は単板の繊維方向が交互に直交するよ
うに積層されたものであり、それ自体が単独で使用でき
るようにバランスが取られ寸法安定性にも優れたもので
あるため、このような合板を積層して得られる本発明の
建築用材は含水率変化に対しても優れた寸法安定性を有
している。
うに積層されたものであり、それ自体が単独で使用でき
るようにバランスが取られ寸法安定性にも優れたもので
あるため、このような合板を積層して得られる本発明の
建築用材は含水率変化に対しても優れた寸法安定性を有
している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2B002 AA12 BA01 BA19 BB06 DA05 DA06 2B200 AA01 BA01 BB01 BB03 BB04 DA04 EA06 EC18 EC21 ED04 ED08 ED10 EE13 EF11 FA24 FA27 FA31 2B250 AA02 AA09 BA05 CA01 DA04 EA01 EA13 EA15 EA16 FA01 FA13 FA15 FA21 FA31 FA37 GA03 GA05
Claims (4)
- 【請求項１】合板を複数枚積層接着したものを、その積
層面に対して垂直に切断して得られる建築用材。 - 【請求項２】複数枚の合板が、それらの表裏単板の繊維
方向を一方向に揃えて積層接着され、該表裏単板の繊維
方向と平行であり且つ合板積層面に対して垂直に切断さ
れる請求項１の建築用材。 - 【請求項３】隣接する合板の間に任意枚数の単板を積層
させた請求項１または請求項２の建築用材。 - 【請求項４】合板の表裏単板の繊維方向を一方向に揃え
て積層接着されたものにおいて、隣接する合板の間に積
層される単板が、その繊維方向が該表裏単板の繊維方向
と平行となるように配される請求項３の建築用材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11229077A JP2001047405A (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 建築用材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11229077A JP2001047405A (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 建築用材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001047405A true JP2001047405A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=16886394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11229077A Pending JP2001047405A (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 建築用材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001047405A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2337536A1 (es) * | 2007-05-18 | 2010-04-26 | Alexander Emil Tothill | Pantalla de lamparas de chapa de madera. |
| JP2010228362A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 構造用合板の製造方法 |
| JP2016030445A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | 忠南大學校 産學協力團 | ハイブリッド木質コア集成材の製造方法 |
-
1999
- 1999-08-13 JP JP11229077A patent/JP2001047405A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2337536A1 (es) * | 2007-05-18 | 2010-04-26 | Alexander Emil Tothill | Pantalla de lamparas de chapa de madera. |
| JP2010228362A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 構造用合板の製造方法 |
| JP2016030445A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | 忠南大學校 産學協力團 | ハイブリッド木質コア集成材の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040916 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060428 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060530 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061107 |