JP2001041900A - シート包装検査装置 - Google Patents

シート包装検査装置

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JP2001041900A
JP2001041900A JP09305168A JP30516897A JP2001041900A JP 2001041900 A JP2001041900 A JP 2001041900A JP 09305168 A JP09305168 A JP 09305168A JP 30516897 A JP30516897 A JP 30516897A JP 2001041900 A JP2001041900 A JP 2001041900A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポケット部での欠陥を含む全ての重要な欠陥を
高い確率で、かつ色を用いて簡単に検出することができ
るようにする。 【解決手段】包装シート16の下方に反射板17を配置
し、上方から光を照射する場合には、光源はカメラ11
とシート包装16の間のカメラ11の視線から外れた位
置に配置し、シート包装16からの鏡面反射像成分を減
じる。反射画像または透過画像、もしくは両画像のカラ
ー分布からカラーコード分布画像を算出するか、もしく
は単一または複数のカラーの濃度分布を算出して反射画
像もしくは透過画像の単一または複数の濃淡分布画像を
得、カラーコード分布画像または濃淡画像からシート包
装された部品やシートの形状や色の検査、異物、汚れ等
の欠陥検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠剤のシート包装
工程中に生じる異物混入や損傷、汚れを非接触で外観検
査により検出するためのシート包装検査装置に関し、特
に反射光と透過光の両方を用いてテレビカメラで観測・
検査する検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本明細書において、『錠剤検査』の用語
は、特に断りがない限り錠剤と包装シートの検査および
通称ポケットと呼ばれる錠剤が置かれている空間に混入
した異物等の欠陥に関する検査を含む総称として使用す
ることとする。また、『シート包装検査』の用語は、特
に断りがない限り包装する部品と包装シートの検査およ
び通称ポケットと呼ばれる部品が置かれている空間に混
入した異物等の欠陥検査を含む総称として使用すること
とする。また、錠剤等の部品自体とそれを包装したシー
ト部を合わせた検査対象全体は、特に断りがない限り単
に『包装シート』と表現し、シートだけの『シート部』
と区別する。
【0003】以下、シート包装の検査の1つとして重要
である従来の錠剤検査について説明する。錠剤検査にお
ける検査領域は、錠剤部分、包装用シート部分、錠剤を
載せて確保する通称ポケットと呼ばれる部分に大別され
る。検査項目としては、錠剤部分について、錠剤形状、
錠剤表面に付与されている文字記号、ひび、割れ目、折
れ目、欠け、汚れ、しみ、付着物である。また、包装シ
ートやポケット部については、しみ、汚れや、包装工程
で発生し易い異物混入、錠剤かけらの混入、毛髪や繊維
類の混入等がある。その他、異種錠剤が混入している場
合がある。一方、検査方式としては、従来、反射式と呼
ばれる方法と、透過式と呼ばれる方法が別個に考えられ
てきた。反射式は、包装シートの上方から光を当て、上
方においたテレビカメラで観測して欠陥を検出する方法
であり、透過式は、包装シートの下方すなわち包装シー
トの裏面から光を当て、上方においたテレビカメラで透
過光を観測して欠陥を検出する方法である。反射式検査
では、錠剤形状、錠剤部分に乗った異物とシートに混入
した異物の検査が可能である。一方、透過式では、シー
トに混入した異物の検出と、錠剤形状の検出に利用され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来に
おいては反射式と透過式の2種類の錠剤検査方式が考え
られていた。しかしながら、これらの方式には、以下の
ような重要な問題点があった。先ず、反射方式につい
て、ポケット部では、光の多重反射・鏡面反射、および
凹面反射鏡効果によりハイライトが観察されることが多
く、そのハイライトが偽欠陥となる。このため、ポケッ
ト部分を予め検出して画像上の該当領域に論理的なマス
クをかけて検査対象外としていた。従って、ポケット部
の検出が繁雑になる上、ポケット部の検査ができないこ
とは大きな問題点であった。また、シート面においても
少なからず鏡面反射成分があり、これがハイライトとし
て現われることがある。このようなポケット部やシート
面に現われるハイライトは重大な偽欠陥検出を招くが、
従来は、その偽欠陥だけを識別・除去する方法がなかっ
た。次に、透過方式について、毛髪等の細長い異物は回
折現象等により透過画像中でコントラストが極めて低く
なり、重大な欠陥検出漏れを招く要因となる。また、シ
ート内に混入した欠陥が錠剤の損傷により生じた錠剤の
かけらであるのか、塵による異物であるのかの重要な区
別をすることはできない。以上のように、反射式検査と
透過式検査の両方において安定に全欠陥を含む全ての重
要な欠陥を識別・検出することができなかった。さら
に、単に両方の方式を寄せ集めても、全領域で高い確率
で全欠陥を検出することは全く不可能であった。そこ
で、本発明の目的は、これら従来の課題を解決し、前記
ポケット部での欠陥を含む全ての重要な欠陥を高い確率
で、かつ簡単に検出することができるシート包装検査装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のシート包装検査装置では、包装シートの上
方に光源と二次元センサを備え、包装シートの上方から
反射画像を入力する手段と、その包装シートの下方に光
源を備え、前記包装シートの透過画像を入力する手段
と、該反射画像と該透過画像をそれぞれ2種化ないし多
値化して複数枚の2値または多値画像を算出し、該複数
枚の画像の濃度分布を表すコード分布画像を生成し、し
かる後に、該コード分布から部品、包装シート、および
ポケット部における混入異物、損傷、汚れ等の欠陥を検
出する。また、コードを付与する代りに、画像間の論理
演算を施し、その結果から欠陥を識別する方法について
も開示する。また、入力画像の濃度分布もしくは前記コ
ード分布に基づき領域分割を施こし、しかる後、該分割
された各領域のコード値に、該領域の周辺領域のコード
値を補助コードとして付与することにより、欠陥を検出
する。また、欠陥検出漏れを避けるため、包装シートの
真下に反射成分を少なくとも5%以上有するハーフミラ
ーもしくは反射板を具備する。一方、検査効率を高める
ため、包装シートの上方と下方に互いに異なる色分布発
光特性を有する光源を同時に具備した照明手段、もしく
は包装シートの上方と下方に同時に光源が配置され、か
つ前記各光源と包装シートとの間に互いに異なる色分布
を有する色フィルターを備えた照明手段を配置し、かつ
包装シートの上方に二次元センサを配置して、しかる
後、該包装シートの上方と下方の2方向の光源を点灯し
たままで2次元画像を入力し、該入力画像において、反
射画像成分を該包装シートの上方からの照明光の色分布
に対応させ、透過像成分を下方からの照明光の色分布に
対応させることにより、反射像と透過像を入力画像から
分離する手段を具備する。さらに、透過波長成分に共通
する成分が含まれている色フィルターを包装シートの上
方と下方に備え、入力画像から上方および下方からの照
明光の共通波長成分を除去し、しかる後、反射像成分と
透過像成分を分離する。また、反射画像成分と透過画像
成分を分離せずに欠陥を検出する新規な方法として、調
光装置を用いて反射光量と透過光量の割合を調整して画
像入力し、多値化することによって欠陥を検出する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図2および図3は、本発明の検査
対象である包装された錠剤の平面構造図および側断面図
である。一般に、包装された錠剤は複数の錠剤が数mm
〜10数mmの間隔で並べられているが、簡単のために
図2ではその中の1つの錠剤Tを示している。図2で
は、包装された錠剤TをポケットPとともに上方から見
た場合の平面図である。また、図3では、ポケット部の
断面を示しており、錠剤TはポケットPと呼ばれる中に
入っている。包装工程では、図3(a)に示すように、
ポケットと呼ばれるシートSの凹部に1つの錠剤Tが置
かれ、次に図3(b)に示すように、上面にもう1枚の
シートSが付けられる。このシートSはシールとも呼ば
れ、図3(a)に示したシートSとは区別されるが、本
実施例では共にシートと呼び、特に区別しない。また、
図3(a),(b)に示した検査対象領域を共に包装シ
ートと呼ぶこととする。シート包装の検査では、図3
(a)と(b)の状態で行われる。カメラの位置は、図
3の上方、下方のどちらに置いてもよい。実施例では、
カメラを上方に置き、(b)については(c)に示すよ
うに包装シートSを上下逆にした。検査方法において
は、カメラの位置、包装シートSの向きは任意として扱
う。
【0007】図4は、欠陥の種類を示す説明図である。
ここでは、ポケットの部分の偽欠陥も含めて示してい
る。なお、錠剤部Tは、この実施例では白色とする。F
はポケット内の光の多重反射、凹面反射鏡効率、および
シート表面での鏡面反射により生じたハイライトであ
り、特にポケット部分では通常の照明では高い確率で現
れる。J1は錠剤側面の欠け部分であり、J2は錠剤の
中の割れ目である。G1は白系統の欠陥であり、錠剤の
かけらが錠剤の上に付着したものがこれに相当する。こ
れらは、目視でも検出することは不可能なことが多い。
ただし、錠剤の上に付着したかけらの輪郭には黒いエッ
ジが観測される場合には、黒い異物として検出される。
G2は黒い混入物であり、ごみや錠剤面の汚れがこれに
相当する。錠剤表面のひびや、前述のように錠剤のかけ
らの輪郭パターンもG2として観察されることがある。
H1は白系統の異物であり、特に錠剤のかけらがこれに
相当する重要な欠陥の1つである。H2は黒系統の異物
であり、やはり重要な欠陥である。包装工程で生じた汚
れや混入した塵がこれに相当する。Iは極細い髪の毛や
繊維等、極細い線状異物であり、包装工程で混入する確
率が高い重要な欠陥である。この異物は、反射像につい
て、従来の方法では、コントラストが低いため見落す危
険が高い。また、透過像では、回折現象のために検知さ
れない可能性が高い。Nはシート部の汚れである。はっ
きりした汚りは異物として扱えるが、シート色と同色系
統の汚れは、欠陥Iと同様に透過画像には現れないこと
がある。表記のNは、この種の欠陥を異物として検出可
能な汚れとは区別して表すこととする。
【0008】図5および図6は、本発明において、各欠
陥が入力画像でどのような明るさで観察されるかを説明
する図である。図5は、錠剤を上方から観測したときの
画像を模式的に表わしている。なお、画像上で明るい箇
所は白、暗い箇所は黒と表現することとする。錠剤T、
ハイライトF、白色欠陥H1のみが白く観測される。G
2は白の背景の中に黒く観察される。IおよびNは前述
のように、反射像ではコントラストが低いため見落す危
険性が高く、また透過像では回折現象や小さい透過率差
等のために検知されない可能性が高い。図7により、上
記の対策を説明する。本発明では、包装シート1の真下
にハーフミラーMを設置した。シート部分を通過した光
Lの一部はハーフミラーMで反射し、反射光線Rとして
上方に戻る。しかし、細い欠陥Iのあるところでは光が
全く戻らないため、シート部分に比べて暗く、そのため
にこの欠陥のコントラストが高まり、識別が可能とな
る。図5では、このためにIおよびNを強めの黒で表示
している。なお、ハーフミラーの反射率は実験によれば
5%以上必要であった。また、表面反射のあるスリガラ
スもハーフミラーとして利用できることがある。図6
は、包装シートの下方から照明し、上方のカメラで観測
したときの透過像である。錠剤T、欠陥H1、H2が黒
く観察される。ハイライトFや極細い毛髪や繊維類Iは
透過像には現れないことが多い。
【0009】図1は、図5および図6における2つの画
像データから欠陥を検出する原理を説明する図である。
図1(a)は欠陥を示す図であり、図1(b)は図1
(a)を3種類のコードで表現する場合の各欠陥のコー
ドを示したもので、2ビットコード、隣接コードおよび
4ビットコードの表示方法がある。2ビットコード表示
方法は、図5と図6の対応する各画素について、白いと
ころを1、黒いところを0として、2ビットのコードで
表わしたものである。J2の割れ目は01で表わされ、
J1の欠け部分は01で表わされる。例えば、錠剤T
は、反射像では1、透過像では0であるから10とな
る。同様に、欠陥H2は反射像、透過像共に0であるか
ら00となる。同様にして、Fは11、J1とJ2は0
1、G1は10、G2は00、H1は10、Iは01と
なる。ただし、IとNの01はシート部Sの01と同じ
であるが、上述のようにシート部分とは区別することが
できるので、特に0′1と表示した。
【0010】この2ビットコードの分布図から、欠陥の
存在が識別される。ただし、J1,J2は錠剤の輪郭に
関する予備知識に基づき錠剤輪郭の輪郭識別という画像
処理を施した結果を利用しないと必ずしも欠陥であるこ
とを断定できない。実施例では、エッジ方向の場所的変
化を検出することにより、比較的容易に検出できた。次
に、隣接コード方式は、ラベリング処理により領域分割
した後、比較的面積の小さい各領域についてその隣接領
域のコードを記載した隣接コード分布図である。ただ
し、J1では10と01の両方を有するため11とお
く。また、4ビットコード方式は、各画素のコードに隣
接コードを付与して得られた4ビットのコード図であ
る。このコード図から、全ての欠陥が何に分類されるも
のであるかを確定できることが明らかである。各コード
に色を割り当てて欠陥の位置・種類をカラー表示すると
ともに、コード図を領域分割してから各領域について、
重心位置、面積、形状、種類の特徴量を算出し、欠陥リ
ストに登録する。このように、反射像と透過像の両方か
らなる濃淡情報の組み合わせ、すなわちコードを作製す
ることにより全ての欠陥の位置と欠陥分類を高い精度で
簡易に検出することが可能である。このように、本発明
では、両画像の明暗分布の相関を表すコードを形成し、
そのコードから欠陥を検出する。これにより、検出処理
が極めて明白簡潔であり、簡易で高精度の欠陥検出が可
能となる。
【0011】さらに、本実施例の他の方法として、コー
ド画像を生成する代りに、反射画像と透過画像の各2値
または多値画像間で論理演算を施し、その演算により得
られた演算結果から欠陥を検出することもできる。演算
方法の概略について、以下に説明する。図5の反射画像
と図6の透過画像について、反射画像と透過画像を2値
化して、AND処理を施すと、その結果画像において、
反射画像および透過画像の両方ともに明るいFの領域の
みが抽出される。また、反射画像を反転してからAND
処理を施すと、その結果画像において、反射画像では暗
く、透過画像では明るい領域である欠陥J1、J2、
I、Nおよび領域PとSが明るく抽出される。領域T
は、この結果画像では暗くなるため、J1とJ2を識別
することが可能である。IとNは、前述のように、Sと
のコントラストにより識別することができる。また、反
射画像の反転の代りに、透過画像を反転させ、AND処
理を施すと、その結果画像において、反射画像で明る
く、透過画像で暗い領域である欠陥G1とH1、および
領域Tが明るく抽出される。G1は領域Tの中に存在す
るため、その識別には多値処理を要する。欠陥H1は、
領域PとSがこの画像では暗いため、識別可能である。
一方、反転画像と透過画像の両方を反転してからAND
処理を施すと、欠陥G2とH2のみが明るく抽出され、
識別可能となる。このように、4回のAND処理で欠陥
の検出が可能である。なお、画像を反転してからのAN
D処理の代りに、XOR処理、AND処理、OR処理を
組み合わせても欠陥を識別できる。例えば、XORとA
ND処理の組み合わせでJ1、J2、G1、H1が識別
でき、ANDとNOT処理によりG2とH2を識別でき
る。ただし、本質的には反転とANDの組み合わせを使
う場合と相違がないので、詳細な説明を省略する。
【0012】図8は、図1で行った2値化の代りに、反
射画像、透過画像の量子化をそれぞれ4階調と3階調で
行った場合のコード分布図である。シート部の光反射率
がやや高いとき、反射画像では、ポケット部分の反射光
量がシート部に比べ少なくなる。同様に、欠陥IとNは
シート部分に比べ反射光量が少ない。そこで、反射像を
錠剤、ポケット部、シート部、欠陥Iの明るさに応じ4
値化する。一方、透過像では、錠剤、ポケット、および
シート部の光透過率に応じて3値化する。そして、図1
と同様の手順で反射と透過の複数ビットを作成したもの
が欠陥に付されたコードであり、また隣接コードを付与
したものが各欠陥に付された( )内のコードである。
このように、反射像、透過像を2値化にかかわらず多値
化することにより、欠陥の位置をコードだけで、より詳
細に識別することができる。
【0013】図9は、本発明の他の実施例を示すシート
包装検査装置の原理図であって、カラーフィルターを用
いて反射像と透過像を1枚の画像の中に同時に取り込む
方法を示している。本発明の新規な欠陥検出方法を示し
ており、包装シート1の上方に緑波長バンドパスの限定
色フィルター4の付いた光源3とカラーカメラ2が置か
れ、また包装シートの下方には赤波長のバンドパス機能
を持つ限定色フィルター6がついた光源5が置かれてお
り、光源3と5は共に連続点灯状態である。カラーカメ
ラ2には色分離回路7が接続され、カメラ出力信号から
緑と赤の色分離が行われる。さて、本図において、カメ
ラ信号のうち、反射像成分は緑色信号に、透過像の成分
は赤信号に対応していることを考慮すれば、色分離回路
7から出力された緑色信号から画像を生成して、それを
反射像に、同様に赤信号から画像を生成して、それを透
過像に、それぞれ割り当てることができる。分離した2
枚の画像が得られた後は、図1に示す第1の実施例の方
法で欠陥の位置と分類を行う。以上のように、限定色フ
ィルターを使用して反射像と透過像を同時に入力できる
ので、装置が簡単となり、検査時間を半減させることが
できる。なお、用いている2つのフィルター4,6の光
透過波長領域のオーバラップを全くなくすと、フィルタ
ーのコストが高くなり、また実際上光透過率が低下する
おそれがある。このため、オーバラップを許容すること
が望ましい。
【0014】図10は、本発明におけるフィルターの光
透過波長領域をオーバラップさせた場合の周波数透過率
特性図である。限定色フィルター4と6の透過波長領域
において、共通領域が存在する。反射像成分は、透過用
照明の波長領域から共通波長領域を取り除いた領域の信
号に対応させる。この方法により、安価で透過率の高い
色フィルタを利用することができる。
【0015】次に、包装シートの両側の照明を点灯した
まま画像入力し、反射画像と透過画像を分類せずに欠陥
を識別する装置および方法の実施例を説明する。包装シ
ートの上方と下方に置かれた2つの照明装置のそれぞれ
の電源部に調光装置を接続する。これにより、反射用照
明と透過用照明の強さの割合を調光装置の調整により自
由に選択することができる。調光装置としては、スライ
ダックの他、NDフィルタ、色フィルタが利用できる。
ここで、シートが色を有する場合や光吸収、散乱がある
ことを考慮し、反射してカメラに入る光量と透過してカ
メラに入る光量で比較する。そして、前者を単に反射光
量、後者を単に透過光量と呼ぶこととする。さて、先ず
反射光量に比べて透過光量を十分に大きくなるように調
光する。このとき、観測される入力画像において、その
濃度分布は、次の4段階に大別される。明るい順に、レ
ベル1にはFが、レベル2にはJ1、J2、I、N、
P、Sが、レベル3にはG1、H1、Tが、そして最も
暗いレベル4にはG2とH2が、それぞれ分類される。
そこで、入力画像を4値化した画像を算出し、4つのレ
ベルに分類する処理を施す。レベル1にはFのみ含まれ
るので、Fが検出できる。レベル2にはTが含まれない
ので、J1、J2は検出可能であるが、IとNについて
は、このレベル2にP,Sが含まれ、かつ反射成分が割
合的に小さいので、検出はできない。レベル3において
は、領域S,P,Tが含まれないため、G2とH2が検
出可能である。従って、この方法では、シート上の同色
系統の汚れや細い毛髪や繊維の検出に弱点を有する。次
に、反射光量と透過光量がほぼ同程度のとき、上述と同
じ要領で検出可能な欠陥を求めると、F,G2,H2で
ある。IとNは、一応検出可能範囲に入っているが、検
出漏れの危険性がある。同様に、反射光量が透過光量に
比べ十分に大きいときには、F,G2,H1,H2が検
出でき、またIとNも検出可能である。
【0016】図11は、上記のそれぞれの場合の検出確
率を〇、△、△′、×の4段階で示した図である。反射
光量、透過光量は大、中、小とそれらの間の5通りで示
した。F,G2,H2は光量比に依存せず比較的検出可
能であるが、その他は光量比に大きく依存する。従っ
て、光量比を変えた複数の画像を入力する必要がある。
また、図11に示すように、やや透過光量を多目にする
とJ1、J2、H1が検出できる。IやNは調光によっ
て検出できることが期待できるが、検出漏れの危険はか
なり高い。従って、光量比を組み合せた複数画像を入力
すれば欠陥を安定に検出することができることが明らか
である。以上述べたように、反射画像と透過画像を分離
せずに反射光量と透過光量の割合を調整することによ
り、欠陥を検出することができる。なお、この方法は、
第1の実施例の反射画像と透過画像の重み付き加算画像
を入力し、その際に、重み係数を調光装置により調整す
ることに相当する。反射光量と透過光量の割合に見合っ
たハーフミラーもしくは反射鏡を第2の光源の代りに用
いることができる。また、この際、第2の光源をつけた
ままハーフミラーもしくは反射鏡を用いてもよい。後者
の場合、欠陥I,の検出において反射成分のコントラス
トが高くなる効果がある。
【0017】上記の実施例では、説明を簡単にするため
に濃淡画像を対象に図1から図8までを用いて説明し
た。また、カラーカメラを用いて反射画像と透過画像を
分離する方法を説明した。しかし、前者の場合、必ずし
も白黒画像に限定されるものではない。すなわち、シー
ト包装の構成物や汚れ、異種錠剤や塵等の異物は、白黒
を含め何等かの色特徴を有しており、色による濃淡の差
や特定色の濃淡画像や、色自体のカラー分布画像を利用
して、構成物の分離や欠陥検出が可能である。このこと
は、基本的には上記までの実施例の一部または応用とも
考えられるが、以下に、色を積極的に利用した具体的な
実施例を開示する。
【0018】図12は、色を用いた実施例を説明する図
である。ただし、シート包装の構造は既に説明した図4
と同じ物を用いることとする。図12(a)に示すよう
に、シートSとポケットPの色を赤色R、錠剤Tを青色
Bとし、白色の異物G1、H1は白色W、黒い異物G
2、H2は黒色Dとする。この時、光源に白色光源を用
いた場合、反射画像および透過画像に現れる各部分の色
を(RGB)で表したものが図12(b)である。反射
画像では、割れ目J2、欠けJ1は(100)、ハイラ
イトFは(111)、錠剤Tは(001)、異物G1、
H1は(111)、異物G2、H2は(000)、細い
髪の毛や糸類は(000)、汚れは、その原因にも依る
が、(100)、そしてシートSとポケットPは(10
0)となる。同様に、透過画像では、シート、ポケッ
ト、シート上のハイライトおよびシート上の汚れは(1
00)、その他は(000)となる。反射画像と透過渦
像の組み合せコードである6ビットコードにより表すこ
ともできる。
【0019】一方、この色コードでの分類の代りに、A
ND、ORといった論理演算で各部分を順次に色分類し
ていくことも可能であることは言うまでもない。上記の
変形であるが、赤Rのみの領域を取り出し、それを濃淡
画像とすれば、赤色のシート部分S、ポケットP、割れ
目J2、欠け部分J1、および汚れNのみが抽出され
る。また、赤Rまたは青Bだけの領域を取り出し、それ
を反転した濃淡画像を作れば、異物G1、G2、H1、
H2、I、ハイライトFのみが抽出される。また、赤R
と青Bの成分を含んだ領域を取り出し、それを反転した
濃淡画像を作れば、黒い欠陥G2とH2のみが抽出され
る。このように、カラー分布からカラーコード分布画像
を算出したり、1つまたは複数のカラーを持つ領域を取
り出すことにより、各部分を識別することができ、また
カラー分布の論理演算によっても可能である。
【0020】しかしながら、同じ色を有する領域が複数
あるとその分離が困難となる。このため、色の分類をよ
り細かく分類する。すなわち、色相を比較分類する方
法、色の強度の差を比較する方法、彩度を比較分類する
方法が考えられる。また、図1で説明した濃度での分類
と図12に示したような色分類を併用することも可能で
ある。このように、色分析と濃度分析の併用により識別
精度が格段に向上する。この併用について、本明細書で
はカラー分析やカラー分類の言葉に含めることとする。
観測される画像は、光源の色分布に依存する。図12
(a)に与えられた色分布について、光源の色を青Bと
すれば、観測画像において錠剤Tの青と白い異物G1、
H1が強調され。他の領域は減色する。光源が緑であれ
ば、白い異物以外は減色する。従って、シート包装の構
成物や異物、汚れの色に応じて、光源の色を選択すれ
ば、色の強さまたは濃度分布により各部分を識別するこ
とが可能となる。欠陥のない標準のシート包装サンプル
について光源色と観測像の関係を基準データとして得て
おいてから、検査対象のシート包装における関係と基準
データを比較すれば、色の異なる異種錠剤を識別でき
る。
【0021】光源の色を予め設定し固定してもよいが、
シート包装構成物や異物、汚れの色によっては最適な光
源の色が変わる。また、検査するシート包装の種類が変
わり、最適な光源色が変化する場合がある。このため、
光源の色を任意に変更できることが望ましい。この方法
として、複数のLED(発光ダイオード)もしくはカラ
ー豆ライトを用意し、それらは必要なカラー成分、代表
的には赤系、緑系、青系の少なくとも一組を用意し、こ
れら光源の電流を個々別々に制御することにより、発光
色成分を制御し、全体として発光色成分の割合を調整す
る。これにより、希望する光源色を得ることができる。
他の方法としては、カラーフィルタを照明の後につける
ことである。色の異なるカラーフィルタを出し入れする
ことによりシート包装への光の色を変更することも可能
である。
【0022】シート包装の下方に反射成分が少なくとも
5%以上有するカラーハーフミラーまたはカラー反射板
といったカラー反射体を下方の光源の代りに使用すれ
ば、そのカラー反射体の色に応じた光が下方から照明さ
れることになる。ただし、この場合、上方からの光源の
色成分のうち、シート包装の各部分の色成分とオーバラ
ップした色成分が透過率に応じた強度で透過して反射体
に入射する。反射体では透過してきた色成分のうち、反
射体の反射色成分のみが反射され、再びシート包装に入
射し透過して2次元センサで像として観測される。この
ことを利用し、カラー反射体の反射色を選択すると、観
測画像でのシート包装構成部分や欠陥が高い色差で得る
ことができる。この実施例を、図13を用いて説明す
る。
【0023】シート包装各部の持つ色は、図12(a)
で示した色とする。また、どれもそのメイン色以外にサ
ブ色成分が少なからず含まれるものとする。図13は、
色コントラストを高める実施例の原理を説明するための
図である。図13(a)はシート色の各色成分ヒストグ
ラムであり、(b)は錠剤についてのヒストグラムであ
る。図13(c)は、白の反射板をシート下方に置いた
ときに観測されるシート部分の各色成分のヒストグラム
である。反射により全体に明るくなるが、各色成分の混
合比に変化はない。一方、錠剤領域のヒストグラムは
(b)からは変化しない。次に、反射板を赤に変更す
る。この時、反射板では赤だけの反射が強く、緑と青の
反射は殆んどない。このため、赤は強い光が反射板から
戻りシートを再び通過するが、観測される青、緑は光源
からの光がシートで直接反射された光量分だけとなり弱
くなる。すなわち、相対的に、シート色の赤成分が強調
され、錠剤と同じ色の青が減色されて、図13(d)の
ように、赤成分がかなり強いヒストグラムになる。従っ
て、シートの赤と錠剤の青の色コントラストが強められ
ることになる。一方、錠剤の色も、赤であったならばど
うするかが問題となる。この場合には、シートの赤と錠
剤の赤を比較し、もしも錠剤の方が強ければ、反射板の
赤成分を極力減じ、錠剤の赤を相対的に強めればよい。
この時、シートも錠剤も共に赤の補色である緑成分が少
ない。また、ほぼ同量であるという状態であれば、緑の
反射板を用いて、シートの赤を減色すると同時に、シー
トの緑を強めることができる。すなわち、シートは錠剤
に比べて緑が強調されることとなり、錠剤の赤とシート
の緑で強い色コントラストを得ることができる。
【0024】このような色コントラスト強調方法を整理
すると、次のようになる。錠剤とシートのRGB成分強
度をRGBの各成分毎に個々に比較し、光が透過するシ
ートの方が強い色成分もしくは同色系統の色に対して反
射板の反射率を高め、弱い色成分に対しては反射板の反
射率を極力低くする。反射率を低くするには、反射板に
その色成分を与えなければよい。その際に、上述のよう
にその補色系色成分がシートと錠剤の色成分に含まれて
いないか、または同程度であって差異が小さい場合に
は、非同色系、特に補色成分を反射板に配合すると色コ
ントラストがさらに強調され、効果が大きくなる。さ
て、この方針は、RGB全ての色についてシートの方が
錠剤より明るい場合にも適用できる。すなわち、反射板
はRGB全てに対して反射し易い白色とすればよい。ま
た、シートがRGB全てに対し錠剤よりも暗い場合に
は、上記の方針に従って、反射のない黒色を用いるか、
または反射板を取り外す。以上述べたように、シートの
ような透過体が錠剤のような非透過体に比べ強い色成分
にはその成分の反射率が高く、弱い色成分にはその成分
の反射率がないような反射板を使用することにより、透
過体と非透過体の色コントラストが高くなり、カラー分
析による領域分類が極めて容易となる。なお、実施例で
は色成分をRGBにより分類して説明したが、必ずしも
RGBでなくてもよい。色分類の仕方には多くの方法が
知られており、RGBの代りにそれらを使用しても差し
支えない。
【0025】上記の実施例における反射板色決定の処理
手順を図14に示す。図14において、Cはカラー成分
を表し、sはシート、Tは錠剤を表す。また、Hは補色
を表す。各色成分について図に示す処理を行い、その色
の配合を決定する。すなわち、シートのカラー成分の方
が錠剤のカラー成分よりも大きいときには(ステップ1
01)、さらにシートのカラー成分を強調する(ステッ
プ106)。逆の場合には、補色を考慮するか否かを判
定し(ステップ102)、考慮する場合には、Hs〜H
tまたはHs=HTのとき(ステップ103)、シート
の補色を強調する(ステップ104)。補色を考慮しな
い場合、あるいはHs=HTでない場合には、シートの
カラー成分を減色する(ステップ105)。RGB分類
の場合、この処理を3回繰り返してRGB各色成分を決
めることになる。補色に関する判定を行わない場合に
は、その判定結果をNとみなしてこの判定をパスしても
差し支えない。反射板であるミラー、ハーフミラーや反
射板、さらにカラー反射板(以降、単に反射体と呼ぶ)
の表面で鏡面反射が起き、画像上で強いハイライトやゴ
ーストが多く発生したり、カメラ、周囲環境、またはシ
ート包装の一部がカメラに結像されて画像に現れること
がある。この対策として、反射体の表面を細かい凹凸等
により光拡散表面とすることが有効である。また、視野
が広いときにはシェーディングが顕著に現れ易いので、
それを減らすために、反射板表面は全体に凹面とするこ
とが有効である。光拡散面では、ランバートの反射方向
分布を有するため、この効果を打ち消すように凹面を付
ければよい。
【0026】錠剤表面が鏡面部分を有するとき、光源や
カメラ部分が画像の中に写ってしまうことが起き易い。
このため、光源からの光路および鏡面反射光路からカメ
ラを離すことが必要になる。図15は、光源の配置の実
施例を示す図である。カメラ11とシート包装16の間
の空間で、筒状に光源を配置している。また、光源以外
の環境は、黒色板12で囲っている。また、光源には、
LEDの2次元アレイ14を用い、その前面にはスリガ
ラスまたは白色透過拡散板を設けている。このような配
置にすることにより、光源がカメラ11に写ってゴース
トとなることを防止することが可能である。実施例で
は、光源を筒状に配置したが、必ずしもその形状に限ら
ない。また、光源はLEDアレイ14に限らず、例えば
カラー豆ランプの配列であっても差し支えない。シート
包装16の下方に反射板17を配置し、上方から光を照
射すると、反射板17には錠剤や異物による影が観測さ
れる。この影は、カメラ11により観測されると、欠陥
検出の大きな妨げとなる。そこで、明らかな影が観測さ
れないようにする対策として、シート包装16と反射板
17を十分に離せばよいことが実験で明らかになった。
カメラレンズの特性やカメラ11の配置、光源配置に依
存するが、その距離は概ね10mm以上であった。
【0027】このように、本発明においては、包装され
た部分、シート部分、ポケット部分は反射率、透過率が
それぞれ異なるため、テレビカメラで観察される明るさ
分布は反射式と透過式とで大きく異なり、また欠陥部分
についても、異物の種類、大きさ、位置に応じて反射
率、透過率が異なる。このため、反射像と透過像では互
いに異なる明るさ分布の特徴を有することとなる。本発
明はこの性質を十分に利用した。本発明では、反射光で
の観測画像と透過光での観測画像をカメラと包装シート
の位置関係を変えずに入力する反射式・透過式同時併用
方式を用いて、両者から得られるデータの間で論理的相
関を得て欠陥を検出する方法を用いるため、包装された
部品、ポケット部、シート部の全領域について、付着し
た異物、混入した異物、包装部品の変形、かけら、汚
れ、さらに小さい極細の毛髪や繊維等を高い精度で識別
・検出することができる。また、反射式と透過式の同時
併用の効率を高めるため、前述のように、限定色照明条
件の下で反射式と透過式の画像を同時入力することによ
り、両方式の切り替えや複数画像を入力することによる
装置の繁雑さを回避でき、また反射像と透過像の局所的
位置対応のずれによる欠陥検出漏れや偽欠陥出力を避け
ることができ、安価で短時間に、かつ安定に包装シート
を検査することが可能となった。
【0028】なお、実施例では、バンドパスの限定色フ
ィルターを2枚用いたが、ローパスまたはハイパスの限
定色フィルターを用いてもよい。また、実施例では、緑
と赤の波長を通す色限定フィルターを用いたが、他の色
の組み合わせであってもよい。シートの色や錠剤自体の
色に応じて、最も明暗コントラストが得られるように限
定色フィルターを選択する。また、色フィルターではな
く、各種の波長を発光できる発光ダイオードのように異
なる発光波長を有する光源を用いてもよい。また、実施
例では、画像を得るのにテレビカメラを用いたが、遠赤
外カメラ、X線カメラ、銀塩フィルム等の2次元センサ
を利用することが可能である。また、ラインセンサを走
査して2次元画像を得てもよい。この場合も2次元セン
サの一種と見なす。なお、2次元センサには、白黒セン
サとカラーセンサがあるが、本発明では、白黒センサと
カラーセンサを総称して2次元センサまたはカメラと呼
ぶことにしている。一方、実施例では、カメラの位置を
包装シートの上方としたが、上方と下方を逆にした配置
であっても、回転した方向であっても、問題はないこと
は勿論である。さらに、本発明では、錠剤包装工程にお
いて生じる欠陥の検査で説明したが、これに限定され
ず、包装された各種部品の検査にも適用することができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
包装シートを上方と下方から逐次的にまたは同時に照明
し、テレビカメラで観測して反射像と透過像を得るもの
であり、それぞれを単に併用するだけではなく、両画像
の明暗分布またはカラー分布の相関を表すコードを形成
し、そのコードから欠陥を検出するので、検出処理が極
めて明白簡潔であり、簡易で高精度の欠陥検出が可能と
なる。また、領域分割して、隣接領域のコードを付加し
た方法も提案することにより、欠陥の分類も可能とな
る。また、包装シートの真下に反射板もしくはハーフミ
ラーを設置することにより、極細い毛髪や繊維類の混入
を検出することが可能となる。さらに、2つの色限定光
を検査対象に照明した反射像と透過像を同時に1枚の画
像で入力する方法を提案することにより、光源の時間的
制御が不要となり、かつ入力画像数を半減することがで
き、簡易で短時間かつ安定に欠陥検出を行うことができ
る。さらにまた、反射像と透過像を分離せずに欠陥を検
出する方法についても開示し、分離が困難な場合に対処
できるようにした。また、錠剤とシートのRGB成分強
度をRGBの各成分毎に個々に比較し、光が透過するシ
ートの方が強い色成分もしくは同色系統の色に対して反
射板の反射率を高め、弱い色成分に対しては反射板の反
射率を極力低くすることができるので、色コントラスト
の強調が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す2つの画像データから
欠陥を検出する原理説明図である。
【図2】本発明の検査対象である包装された錠剤の構造
を示す平面図である。
【図3】本発明の検査対象であるポケット部の断面図で
ある。
【図4】本発明の検査対象である欠陥の種類を示す図で
ある。
【図5】本発明において、各欠陥が入力画像でどのよう
な明るさで観測されるかを説明する図で、錠剤を上方か
ら観測したときの模式的図である。
【図6】本発明において、包装シートの下方から照明
し、上方のカメラで観測したときの透過図である。
【図7】極細い欠陥やしみ様汚れを検出する方法の説明
図である。
【図8】本発明のコード方式、つまり反射画像、透過画
像の量子化を4階調と3階調で行った場合のコード図で
ある。
【図9】本発明の第2の実施例を示すシート包装検査装
置の構造図である。
【図10】本発明における光透過波長領域のオーバラッ
プを許容して検査する場合の特性図である。
【図11】本発明の第3の実施例を示すもので、電源部
に調光装置を接続した場合の検出確率を示す図である。
【図12】本発明において、色を使用した実施例を示す
説明図である。
【図13】色コントラストを高める原理を示す実施例の
図である。
【図14】本発明における反射板色決定の処理手順を示
すフローチャートである。
【図15】光源の配置の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
T…錠剤、P…ポケット、S…シート、M…ハーフミラ
ー、1…包装シート、L…入射光線、R…反射光線、2
…カラーカメラ、3,5…光源、4,6…色フィルタ、
7…色分離回路、11…カメラ、12…黒色板、13…
鏡面反射光路境界、14…LEDアレイ、15…外枠、
16…シート包装、17…反射板。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月21日(1999.9.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項5】 請求項1,2,3または4のいずれかに
記載のシート包装検査装置において、 前記第1の光源と前記第2の光源の少なくとも一方には
照明光度の変更を可能とする調光装置、もしくは透過量
または透過波長帯域を変更できる光学フィルターを有
し、 前記包装シートの色分布や反射率および透過率に応じ
て、反射光量と透過光量の割合を調整し、 該光源は、反射光量と透過光量の割合を調整することに
追加して、あるいは調整する代りに、反射光もしくは透
過光の色分布を調整することを特徴とするシート包装検
査装置。
請求項6】 請求項5に記載のシート包装検査装置に
おいて、 前記光源は、発色特性の異なる複数の発光源を配置した
ものを用い、該光源の各発光源の電流を制御して該光源
の発光色特性もしくは波長特性を調整もしくは変更する
ことを特徴とするシート包装検査装置。
請求項7】 請求項1,2,3または4のいずれかに
記載のシート包装検査装置において、反射率が少なくとも5%以上有するハーフミラーまたは
反射板を該包装シートの真下に配置したこと、もしくは
前記第2の光源の代りに、反射率が少なくとも5%以上
有するハーフミラーまたは反射板を該包装シートの真下
に配置したこと を特徴とするシート包装検査装置。
請求項8】 請求項7に記載のシート包装検査装置に
おいて、 前記ハーフミラーもしくは反射板は入射光のカラーまた
は波長に依存する反射特性を有するカラーハーフミラー
もしくはカラー反射板を用い、該カラー特性は、観測画
像内の各部分の色分布ないし濃度分布が強調もしくは減
色もしくは変色されて該各部分の色コントラストを高め
るように、選択もしくは変更することを特徴とするシー
ト包装検査装置。
請求項9】 請求項8に記載のシート包装検査装置に
おいて、 前記カラーハーフミラーもしくはカラー反射板の色は、
シート包装の光透過部分の観測画像領域において強調し
たい色成分については該色成分を増量し、減色したい色
成分については該色成分を減量して、配合したことを特
徴とするシート包装検査装置。
請求項10】 請求項8に記載のシート包装検査装置
において、 前記カラーハーフミラーもしくはカラー反射板の色は、
シート包装の光透過部分の観測画像領域において強調し
たい色成分と、減色したい色成分の補色系色成分とを配
合したことを特徴とするシート包装検査装置。
請求項11】 請求項7または8に記載のシート包装
検査装置において、 前記請求項7に記載のハーフミラーと反射板、および前
請求項8に記載のカラーハーフミラーとカラー反射板
は、表面が光拡散面もしくは凹または凸面としたことを
特徴とするシート包装検査装置。
請求項12】 請求項1,2,3または4のいずれか
に記載のシート包装検査装置において、 前記第1の光源および第2の光源の少なくとも一方の光
源は、 カメラとシート包装の間のカメラの視線から外れ
た位置に配置し、シート包装からの鏡面反射像成分を減
じたことを特徴とするシート包装検査装置。
請求項13】 請求項7または8に記載のシート包装
検査装置において、 前記請求項7に記載のハーフミラーと反射板、および
求項8に記載のカラーハーフミラーとカラー反射板は、
シート包装から10mm以上離したことを特徴とするシ
ート包装検査装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】図5および図6は、本発明において、各欠
陥が入力画像でどのような明るさで観察されるかを説明
する図である。図5は、錠剤を上方から観測したときの
画像を模式的に表わしている。なお、画像上で明るい箇
所は白、暗い箇所は黒と表現することとする。錠剤T、
ハイライトF、白色欠陥H1のみが白く観測される。G
2は白の背景の中に黒く観察される。IおよびNは前述
のように、反射像ではコントラストが低いため見落す危
険性が高く、また透過像では回折現像や小さい透過率差
等のために検知されない可能性が高い。図7により、上
記の対策を説明する。本発明では、包装シート1の真下
にハーフミラーMを設置した。なお、図9に示すよう
に、第1の光源3と第2の光源5を配置するとともに、
ハーフミラーM(または、反射板)を配置する場合と、
第2の光源5の代りにハーフミラーM(または、反射
板)を配置する場合とがある。シート部分を通過した光
Lの一部はハーフミラーMで反射し、反射光線Rとして
上方に戻る。しかし、細い欠陥Iのあるところでは光が
全く戻らないため、シート部分に比べて暗く、そのため
にこの欠陥のコントラストが高まり、識別が可能とな
る。図5では、このためにIおよびNを強めの黒で表示
している。なお、ハーフミラーの反射率は実験によれば
5%以上必要であった。また、表面反射のあるスリガラ
スもハーフミラーとして利用できることがある。図6
は、包装シートの下方から照明し、上方のカメラで観測
したときの透過像である。錠剤T、欠陥H1、H2が黒
く観察される。ハイライトFや極細い毛髪や繊維類Iは
透過像には現れないことが多い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA02 AB02 AB20 BA01 BA04 BB01 BB11 CA03 CA06 CB01 CB02 CC07 EA11 EA16 EA17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装される部品および包装用のシートか
    らなる包装シートに存在する混入異物、損傷、汚れ等の
    欠陥を検出するシート包装検査装置であって、 該包装シートの上方に配置され、該包装シートを照射す
    る第1の光源と、 該包装シートの上方に配置され、該包装シートを観測す
    る2次元センサと、 該包装シートの上方からの反射画像を入力する手段と、 該包装シートの下方に配置され、該包装シートを照射す
    る第2の光源と、 該包装シートの下方から照射した透過画像を入力する手
    段とを有し、 該反射画像と透過画像をそれぞれ2値化ないし多値化し
    て複数枚の2値または多値画像を算出し、該複数枚の画
    像の濃度分布を示すコード分布画像を生成し、 しかる後、該コード分布画像からシート包装された部品
    や包装シートに存在する上記の欠陥を検出すること、も
    しくは、 該反射画像あるいは該透過画像もしくは両画像について
    単一または複数のカラーの濃度分布を算出して該反射画
    像もしくは透過画像の単一または複数の濃淡分布画像を
    得、しかる後、カラーコード分布画像または濃淡コード
    分布画像を生成し、該カラーコード分布画像または濃淡
    コード分布画像からシート包装された部品やシートの形
    状や色の検査、異物、汚れ等の欠陥を検出することを特
    徴とするシート包装検査装置。
  2. 【請求項2】 包装される部品および包装用シートから
    なる包装シートに存在する混入異物、損傷、汚れ等の欠
    陥を検出するシート包装検査装置であって、 該包装シートの上方に配置され、該包装シートを照射す
    る第1の光源と、 該包装シートの下方に配置され、該包装シートを照射す
    る第2の光源と、 該包装シートを観測する2次元センサと、 該包装シートの画像を入力する手段とを有し、 該光源1と2を同時に点灯して、入力画像の濃度分布に
    2値化もしくは多値化処理を施してから論理演算により
    シート包装された部品や該包装シートに存在する上記の
    欠陥を検出すること、もしくは、 該反射画像あるいは該透過画像もしくは両画像について
    単一または複数のカラーの濃度分布を算出して該反射画
    像もしくは透過画像の単一または複数のカラー分布画像
    もしくは濃淡分布画像を得、しかる後、該カラー分布画
    像または該濃淡分布画像から論理演算によりシート包装
    された部品やシートの形状や色の検査、異物、汚れ等の
    欠陥を検出することを特徴とするシート包装検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のシート
    包装検査装置において、 前記第1の光源と前記第2の光源の少なくとも一方には
    照明光度の変更を可能とする調光装置、もしくは透過量
    または透過波長帯域を変更できる光学フィルターを有
    し、 前記包装シートの色分布や反射率および透過率に応じ
    て、反射光量と透過光量の割合を調整し、 該光源は、反射光量と透過光量の割合を調整することに
    追加して、あるいは調整する代りに、反射光もしくは透
    過光の色分布を調整することを特徴とするシート包装検
    査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシート包装検査装置に
    おいて、 前記光源は、発色特性の異なる複数の発光源を配置した
    ものを用い、該光源の各発光源の電流を制御して該光源
    の発光色特性もしくは波長特性を調整もしくは変更する
    ことを特徴とするシート包装検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載のシート包装検
    査装置において、 前記請求項1または請求項2に記載の各手段に追加し
    て、または前記記載の第2の光源の代りに、反射成分が
    少なくとも5%以上有するハーフミラーもしくは反射板
    を該包装シートの真下に配置したことを特徴とするシー
    ト包装検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のシート包装検査装置に
    おいて、 前記ハーフミラーもしくは反射板は入射光のカラーまた
    は波長に依存する反射特性を有するカラーハーフミラー
    もしくはカラー反射板を用い、該カラー特性は、観測画
    像内の各部分の色分布ないし濃度分布が強調もしくは減
    色もしくは変色されて該各部分の色コントラストを高め
    るように、選択もしくは変更することを特徴とするシー
    ト包装検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のシート包装検査装置に
    おいて、 前記カラーハーフミラーもしくはカラー反射板の色は、
    シート包装の光透過部分の観測画像領域において強調し
    たい色成分については該色成分を増量し、減色したい色
    成分については該色成分を減量して、配合したことを特
    徴とするシート包装検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のシート包装検査装置に
    おいて、 前記カラーハーフミラーもしくはカラー反射板の色は、
    シート包装の光透過部分の観測画像領域において強調し
    たい色成分と、減色したい色成分の補色系色成分とを配
    合したことを特徴とするシート包装検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項5または請求項6に記載のシート
    包装検査装置において、 前記請求項5に記載のハーフミラーと反射板、および前
    記請求項6に記載のカラーハーフミラーとカラー反射板
    は、表面が光拡散面もしくは凹または凸面としたことを
    特徴とするシート包装検査装置。
  10. 【請求項10】 請求項1,請求項2または請求項5に
    記載のシート包装検査装置において、 前記請求項1または請求項2に記載の第1の光源および
    第2の光源の少なくとも一方の光源、および請求項5に
    おいて用いられる上方に置かれる光源は、カメラとシー
    ト包装の間のカメラの視線から外れた位置に配置し、シ
    ート包装からの鏡面反射像成分を減じたことを特徴とす
    るシート包装検査装置。
  11. 【請求項11】 請求項5または請求項6に記載のシー
    ト包装検査装置において、 前記請求項5に記載のハーフミラーと反射板、および請
    求項6に記載のカラーハーフミラーとカラー反射板は、
    シート包装から10mm以上離したことを特徴とするシ
    ート包装検査装置。
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