JP2001040531A - 潜在捲縮性複合繊維及びそれを用いた不織布 - Google Patents

潜在捲縮性複合繊維及びそれを用いた不織布

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JP2001040531A JP2000148894A JP2000148894A JP2001040531A JP 2001040531 A JP2001040531 A JP 2001040531A JP 2000148894 A JP2000148894 A JP 2000148894A JP 2000148894 A JP2000148894 A JP 2000148894A JP 2001040531 A JP2001040531 A JP 2001040531A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】嵩高で、風合いが良好な不織布を製造するため
に適した、熱処理により捲縮が発現する潜在捲縮性複合
繊維、およびそれを用いた不織布を提供することを課題
とする。 【解決手段】融点Tm(℃)が120≦Tm≦147
で、90〜98重量%のプロピレンおよび2〜10重量
%のプロピレン以外のα−オレフィンからなるプロピレ
ン共重合体を第1成分とし、ポリエチレンを第2成分と
する複合繊維であって、第1成分と第2成分の複合の形
態が第2成分を鞘側に配置した偏心鞘芯型であり、かつ
繊維横断面における第1成分と第2成分の面積比は65
/35〜35/65であることを特徴とする潜在捲縮性
複合繊維

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、熱処理により捲
縮が発現する潜在捲縮性を有するポリオレフィン系複合
繊維及びそれを用いた不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、嵩高な不織布を得る手法の一
つに、クリンパー等の捲縮付与手段を用いてジグザグ型
の機械捲縮を付与した繊維や、繊維の複合形態を並列型
または偏心鞘芯型とし、延伸等の手段で繊維内部に歪み
を生じさせることにより螺旋状立体捲縮を付与した繊維
を用いる方法があった。
【0003】例えば、特開平2-191720号公報には、鞘成
分として主にエチレン−プロピレンランダム共重合体を
配し、芯成分に結晶性ポリプロピレンを配した鞘芯型複
合繊維が提案されている。これは、この繊維からなるウ
ェブに熱処理を施すことにより、鞘成分として用いてい
るエチレン−プロピレンランダム共重合体の熱収縮特性
を利用し、不織布加工時に潜在捲縮を発現させ、嵩高な
不織布を製造するものである。しかしながら、鞘成分に
配したエチレン−プロピレンランダム共重合体の金属摩
擦抵抗は、一般に繊維に用いる他の樹脂、例えば高密度
ポリエチレンなどに比べて非常に大きいため、カード機
から排出されにくく、均一なウェブを得ることが難しい
という問題があり、得られた不織布においても、鞘成分
の樹脂の特性に起因する特有のぬめり感、べたつき感が
あった。また原綿は一般に開繊機により開繊され、送風
管によりカード機まで輸送されるが、金属摩擦抵抗の大
きい繊維は送風管の壁面に綿が付着する輸送性不良の問
題があった。さらに、カード工程を必要としないスパン
ボンド法によって、これらの樹脂を組み合わせて複合長
繊維を紡糸した場合においても、繊維表面を覆ったエチ
レン−プロピレンランダム共重合体の高い繊維間摩擦に
より繊維の開繊性が悪く、コンベア上に集積されたウェ
ブが十分に均一にならないという問題があった。以上の
ように現在まで、潜在捲縮性を有する繊維を用いた嵩高
で良好な地合の不織布は得られていないのが実状である
が、近年、紙オムツや生理用品市場競争の激化に伴っ
て、さらに風合いがよく、嵩高な不織布を要望する声が
高まっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決し、嵩高で、風合いが良好な不織布及びその原料
となる潜在捲縮性複合繊維を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討した結果、以下の手段を見いだ
し、本発明の完成に至った。本発明は以下の構成からな
る。 (1)融点Tm(℃)が120≦Tm≦147で、90
〜98重量%のプロピレンおよび2〜10重量%のプロ
ピレン以外のα−オレフィンからなるプロピレン共重合
体を第1成分とし、ポリエチレンを第2成分とする複合
繊維であって、第1成分と第2成分の複合の形態が第2
成分を鞘側に配置した偏心鞘芯型であり、かつ繊維横断
面における第1成分と第2成分の面積比は65/35〜
35/65であることを特徴とする潜在捲縮性複合繊
維。 (2) 第1成分が90〜96重量%のプロピレンおよ
び4〜10重量%のプロピレン以外のα−オレフィンか
らなるプロピレン共重合体であることを特徴とする前記
(1)項に記載の潜在捲縮性複合繊維。 (3) 第1成分が、90〜96重量%のプロピレン、
3〜7重量%のエチレンおよび1〜5重量%のブテン−
1からなるエチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重
合体である前記(1)〜(2)項のいずれかに記載の潜
在捲縮性複合繊維。 (4)第2成分が、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度
ポリエチレン、低密度ポリエチレンから選ばれた少なく
とも一種からなることを特徴とする前記(1)〜(3)
項のいずれかに記載の潜在捲縮性複合繊維。 (5)第2成分が、第1成分の融点Tm(℃)よりも低
い融点を有するポリエチレンであることを特徴とする前
記(1)〜(4)項のいずれかに記載の潜在捲縮性複合
繊維。 (6)潜在捲縮性複合繊維が長繊維であることを特徴と
する前記(1)〜(5)項のいずれかに記載の潜在捲縮
性複合繊維。 (7)前記(1)〜(6)項のいずれかに記載の潜在捲
縮性複合繊維からなる不織布。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の具体的態
様を示す。本発明の潜在捲縮性複合繊維を構成する第1
成分としては、加工性の点から、比較的低温で熱収縮を
起こし、なおかつ繊維形成性を有する、融点Tm(℃)
が120≦Tm≦147の範囲にあるプロピレン共重合
体が挙げられる。この様なプロピレン共重合体はプロピ
レンを主として、これと他のα−オレフィンとを共重合
することにより得ることができる。このようなα−オレ
フィンとしては、例えばエチレン、ブテン−1、ペンテ
ン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、
4−メチル−ペンテン−1などを例示でき、またこれら
のα−オレフィンのうち2種以上を併用することもでき
る。プロピレン共重合体の具体例としてはエチレン−プ
ロピレン二元共重合体、プロピレン−ブテン−1二元共
重合体、エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合
体、プロピレン−ヘキセン−1二元共重合体、プロピレ
ン−オクテン−1二元共重合体等、およびこれらの混合
物を例示することができる。これらの共重合体は通常、
ランダム共重合体であるがブロック共重合体であっても
よい。
【0007】本発明の潜在捲縮性繊維の第1成分として
使用できる、融点Tm(℃)が前述した範囲内に含まれ
るプロピレン共重合体の中でも、90〜98重量%のプ
ロピレン、1〜7重量%のエチレン、1〜5重量%のブ
テン−1からなるエチレン−プロピレン−ブテン−1三
元共重合体や、90〜98重量%のプロピレン、2〜1
0重量%のエチレンからなるエチレン−プロピレン二元
共重合体がコスト面から好ましく、熱によって収縮処理
する際の低温加工性、収縮力の観点からは、第1成分と
して、90〜96重量%のプロピレン、4〜10重量%
のエチレンからなるエチレン−プロピレン二元共重合体
や、90〜96重量%のプロピレン、3〜7重量%のエ
チレン、1〜5重量%のブテン−1からなるエチレン−
プロピレン−ブテン−1三元共重合体を用いることがよ
り好ましい。なお、これら樹脂において融点Tm(℃)
が120℃未満であるものは、ゴム弾性を示すために、
得られた繊維のカード加工性に悪影響を与える。また、
融点Tm(℃)が147℃を超えるプロピレン共重合体
を第1成分として使用した場合には、得られた繊維の収
縮性は通常のポリプロピレン単成分繊維、ポリエチレン
/ポリプロピレン複合繊維程度まで低下してしまう。し
たがって、組成が前述した範囲内にあるプロピレン共重
合体を第1成分として使用することで、カード加工性、
熱収縮性を両立した潜在捲縮性繊維を得ることができ
る。なお、本発明の繊維の熱収縮性を極端に低下させな
い程度、または熱収縮性を軽度に抑制する程度であれ
ば、必要に応じて第1成分に二酸化チタン,炭酸カルシ
ウムおよび水酸化マグネシウム等の無機物や、難燃剤、
顔料及びその他のポリマーを添加しても差し支えない。
【0008】本発明の潜在捲縮性繊維の第2成分として
使用できるポリエチレンとは、以下に述べるような融
点、密度の区分で大きく分類される高密度ポリエチレ
ン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンを
挙げることができる。
【0009】本発明でいう高密度ポリエチレンとは、公
知のチーグラーナッタ触媒を用いて低圧法で重合され
た、エチレン単独の重合体もしくは少量の、通常は最大
2重量%までの割合のC3〜C12のアルケンをコモノ
マーとして含有するエチレン系共重合体であり、一般に
0.941〜0.965g/cm3の密度、および12
7℃以上の融点を有するポリエチレンである。
【0010】本発明でいう直鎖状低密度ポリエチレンと
は、公知のチーグラーナッタ触媒を用いて重合された、
実質的な長分岐鎖を持たない、通常15重量%以下の割
合のC3〜C12のアルケンをコモノマーとして含有す
るエチレン系共重合体を指しており、一般に0.925
〜0.940g/cm3の密度、および127℃未満の
融点を有するポリエチレンである。
【0011】本発明でいう低密度ポリエチレンとは、高
圧法で重合された、一般に密度0.910〜0.940
g/cm3、および融点120℃以下の、分岐鎖が多く
結晶性の低いポリエチレンである。
【0012】さらに、メタロセン触媒を用いて重合され
たポリエチレン系樹脂は、上記の樹脂よりもさらに低い
融点を有することから繊維同士を熱接着する場合の低温
加工性の面から有利であると同時に、狭い分子量分布を
有することから紡糸安定性に大きく寄与するため、本発
明の第2成分として好適に使用できる。なお、本発明の
潜在捲縮性繊維を製造する際には低温加工性や工程安定
性を付与するために、これらのポリエチレンから選ばれ
る数種の樹脂を混合したり、または本発明の目的を妨げ
ない程度であれば、必要に応じて第2成分に、二酸化チ
タン,炭酸カルシウムおよび水酸化マグネシウム等の無
機物や、難燃剤、顔料及びその他のポリマーを添加して
もよい。
【0013】本発明の潜在捲縮性繊維においては、第2
成分に第1成分の融点Tm(℃)よりも融点が低いポリ
エチレンを用いることで、繊維に熱接着性を付与するこ
ともできる。つまり必要に応じて第1成分と第2成分に
融点差を持たせるように樹脂を適宜選択すれば、高圧水
流によって繊維同士を交絡させたウェブにエンボス加
工、ヒートピン加工等の手法により繊維同士を熱接着
し、不織布の風合い、嵩高性を損なわない範囲で不織布
の強度を向上させたり、伸縮性を調整することもでき
る。特に第1成分の融点以下、第2成分の融点以上の温
度範囲で熱処理した場合には不織布化と収縮処理を同時
に施すことができるため、不織布製造工程を簡略化する
ことができる。なおこの時、第2成分の融点は第1成分
の融点Tm(℃)よりも5℃以上、より好ましくは10
℃以上低いことが望ましい。また、不織布の用途によっ
ては繊維同士が熱接着しない程度の低い温度(両成分の
融点未満)による熱処理によって捲縮を発現させ、繊維
を交絡させることのみで不織布を製造することもでき
る。両成分の融点未満の温度で熱収縮による潜在捲縮を
発現させるのみで、実用に耐えうる不織布が得られるの
であれば、必ずしも第2成分の融点が第1成分の融点T
m(℃)よりも低いことを必要としない。
【0014】本発明の潜在捲縮性繊維の断面図を、添付
の図1〜3に示す。本発明の潜在捲縮性複合繊維におい
て第1成分と第2成分の複合形態は、第2成分を鞘側に
配置した偏心鞘芯型とする必要がある。これは複合繊維
が同心円構造をとった場合には、熱処理を施しても嵩高
性を十分に発現できるだけの捲縮が発現しないためであ
る。偏心鞘芯型の配置は、図1のような断面形状が一般
的であるが、図2のように偏心の程度を大きくし、第1
成分が一部繊維の表面に露出した形状でも、潜在捲縮性
を高めることができるため、本発明の効果が繊維表面に
一部露出した第1成分の摩擦により妨げられない程度で
あるならば採用することができる。さらにまた、図3に
示すように、芯成分の断面形状が異形(非円形)である
場合も熱収縮の差による潜在捲縮性を高めることができ
る。
【0015】また、複合繊維の第1成分と第2成分の面
積比(すなわち繊維を繊維軸方向と直交する方向に切っ
た切断面における鞘成分と芯成分の面積比)が、35/
65〜65/35の範囲であることが好ましく、さらに
45/55〜55/45の範囲であることがより好まし
い。これは、第1成分の面積の割合が35%を大きく下
回ると、熱処理時(収縮加工時)に潜在捲縮性によって
生じる収縮力が低下するとともに繊維に十分な捲縮を付
与させることができないため、嵩高い不織布を得ること
ができないことがあり、また逆に65%を大きく超える
と、繊維は過剰な収縮を起こすため不織布を均一に収縮
させることが困難であり、極端な場合には繊維塊を発生
し、不織布を得られない場合があるためである。
【0016】本発明の潜在捲縮性複合繊維はウェブに加
工した状態で、後述する方法によって測定する熱収縮率
が、少なくとも繊維機械方向(以下MDと略称する)に
おいて50%以上であることが好ましく、他の繊維を混
綿して用いる場合を考慮すると、MD60%以上、CD
(MDに直交する方向)40%以上の熱収縮率を示すこ
とがより好ましい。MDにおける熱収縮率が50%を大
幅に下回る場合、得られる不織布の嵩は低くなってしま
う。
【0017】本発明の繊維を製造する方法としては、溶
融紡糸法、スパンボンド法、メルトブロー法等の各種公
知の紡糸法が例示でき、これらの加工法を適宜使い分け
ることにより、マルチフィラメント,モノフィラメン
ト,ステープルファイバー,トウ,不織布を得ることが
できる。
【0018】本発明の潜在捲縮性繊維をカード工程を必
要とするステープルファイバーとして利用する際には繊
維に顕在捲縮を付与する必要があるが、この際一般に用
いられる機械捲縮付与手段、いわゆるスタッファーボッ
クス型クリンパーを用いる以外に、第1成分と第2成分
の伸長弾性率の差を利用することで、スタッファーボッ
クス型クリンパーを使用せずに、螺旋状立体捲縮を付与
することもできる。
【0019】またステープルファイバーのような短繊維
試料では、繊維をカード機でウェブに加工するためには
適切な数の捲縮を付与しなければならない。この捲縮数
は繊維の繊度によって適当な範囲があるが、通常は、1
0〜25山/2.54cm(1インチ)であることが好
ましい。捲縮数がこの範囲を大きく下回る場合には、カ
ード加工時に繊維がシリンダーやドッファに巻き付いた
り、ウェブが切れてしまったりといった問題が生じやす
くなり、またこの範囲を大きく超える場合には、カード
加工時に、ネップが生じ易くなる傾向が認められたり、
均一なウェブを得ることが難しくなるといった問題が生
じる。嵩高で地合のよい不織布を得るためには前述した
範囲内に捲縮数を調節する必要がある。
【0020】繊維の繊度は特に限定されるものではな
く、繊維の用途に応じて適宜選択されるものである。例
えば、使い捨てオムツ、生理用ナプキンの表面材等の吸
収性物品等に代表される衛材に用いる場合には、0.1
〜10dtexの範囲、ニードルパンチカーペットやタ
フテッドカーペット等に用いられる場合には、8〜80
dtexの範囲、モノフィラメント等の土木材料に用い
る場合には、50〜7000dtexの範囲がそれぞれ
好ましい。
【0021】溶融紡糸法において、本発明の潜在捲縮性
複合繊維を短繊維とした場合、繊維のカット長は特に限
定されるものではなく、使用する繊維の加工法、用途に
応じて適宜選択すればよい。ローラーカード機またはラ
ンダムウエバー等により、ランダムウェブ、パラレルウ
ェブあるいはクロスラップウェブ等の繊維ウェブを得る
必要がある場合にはカット長は20〜125mmとする
ことが好ましく、またカード通過性、不織布の地合いの
ためには、25〜75mmのカット長がより好ましい。
また、エアーレイド法、抄紙法により繊維ウェブを製作
する場合には、カット長は20mm未満とすることが好
ましい。
【0022】本発明の潜在捲縮性複合繊維を用いて嵩高
な不織布を製造するためには、主として本発明の潜在捲
縮性複合繊維からなる繊維集合体(ウェブ)に熱処理を
施こすことで、繊維の潜在捲縮を発現させると同時に、
ウェブを収縮させて一体化する必要がある。加熱処理に
は、汎用の熱風循環装置や、フローティングドライヤー
等の加熱処理装置が使用できるが、ウェブをより均一に
収縮させることができるフローティングドライヤーの使
用がより好ましい。この装置の特徴はウェブの搬送空間
の上面及び下面に設置されたノズルから熱風を噴出し、
この熱風によりウェブを浮遊させ、空気搬送と同時に熱
収縮を生じさせるためにより均一な不織布が得られるこ
とである。しかしながらいずれの装置を使用する場合に
おいてもウェブが切れたり、繊維が飛散することを防ぐ
ために、ニードルパンチ法、エンボスロール法、超音波
融着法および/または高圧水流交絡法等の公知の不織布
加工法を用いることで、ウェブを仮止めしておくことが
重要である。
【0023】本発明の潜在捲縮性複合繊維からなる不織
布の目付は、使用目的によって適宜選ばれる。例えば、
吸収性物品の表面材等に使用される場合には、5〜10
0g/m2の範囲、ドレーン材等の土木資材に用いられ
る場合には、50〜2000g/m2の範囲がそれぞれ
好ましい。また、不織布は目的に応じて積層することが
でき、スパンボンド不織布/潜在捲縮性複合繊維からな
る不織布/スパンボンド不織布の組み合わせ、スパンボ
ンド不織布/メルトブロー不織布/潜在捲縮性複合繊維
からなる不織布の組み合わせ等が例示できる。
【0024】また本発明の潜在捲縮性複合繊維は、単独
で使用されるだけでなく、本願発明の効果を妨げない範
囲であれば、他の繊維と、混綿、混紡、混繊、交編、交
繊することなどにより、編織物、繊維成形品等の一次繊
維製品とすることができる。また、本発明の繊維は潜在
捲縮性を発現させた後には適度な伸縮性と良好な風合い
とを有するので、さらに二次加工することにより、肌
着、シャツ、ブラウス、靴下、足袋などの衣料分野、中
入綿、布団側地、シーツ、ベッドカバー、枕カバー、座
布団等の寝装寝具分野、手術用マスク、手術着、キャッ
プ、診察着、ガーゼ、包帯等の医療分野、パップ材等の
医薬外分野、生理用品、使い捨て紙おむつ、失禁用パッ
ド等の衛生材料分野、カーペット、カーテン、壁紙等の
寝具インテリア分野、靴の内張り材、中敷、履き物素材
等の分野、果実保護材、食害防止材等の農園芸用資材、
菓子包装材、食品包装材、風呂敷、タオル、おしぼり、
たわし、テーブルクロス、エプロン、キッチン布巾、化
粧用パフ、ティーパック、ワイピングクロス等のフィル
ター材分野等の広範囲な分野に使用できる。混綿、混
紡、混繊、交編、交繊等に用いる他繊維は特に限定され
ず、例えばナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系
繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート等のポリエステル系繊維、ポリプロピレン、
ポリエチレン及びポリエチレン/ポリプロピレン複合繊
維等のポリオレフィン系繊維等が目的に応じて利用でき
る。
【0025】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるもので
はない。なお、実施例、比較例において用いられている
用語の定義及び測定方法は以下の通りである。 (1)融点:(単位 ℃) DuPont社製示差走査熱量計DSC−10により、
熱可塑性重合体を10℃/分で昇温した時に得られた融
解吸収曲線上のピークに対応する温度をその熱可塑性重
合体の融点とした。 (2)MFR:(単位 g/10分) JIS K 7210 条件14(230℃、21.1
8N)に準じて測定した。MFR(紡糸前)は熱可塑性
重合体を試料とし測定した値であり、MFR(紡糸後)
は、紡糸機により溶融押出した後に採取し、冷却した熱
可塑性重合体を試料として測定した値である。 (3)Q値:(重量平均分子量/数平均分子量) Q値はゲルパーミエイションクロマトグラフ法により求
めた、熱可塑性重合体の重量平均分子量(Mw)と数平
均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)である。なお、こ
こでは紡糸前の熱可塑性重合体の値を示した。 (4)繊度:(単位 dtex) 繊維を走査型電子顕微鏡によって観察し、得られた画像
から100本の繊維の直径を測定し、その平均値から繊
度を算出した。 (5)捲縮数:(単位 山数/2.54cm) 短繊維試料については、10本の繊維について、2.5
4cm当たりの捲縮数を数え、平均した値をここでは捲
縮数とした。 (6)熱収縮率:(単位 %) 25×25cm、目付約200g/m2のウェブを、ク
ラフト紙にのせて145℃に維持した対流型熱風乾燥機
に入れ、5分間加熱処理した。熱処理前後のウェブのM
D、CDのそれぞれの長さから、熱収縮率を次式により
算出した。 熱収縮率(%)=(1−a/25)×100 なお、式中のaは熱処理したウェブのMDまたはCDの
長さである。 (7)曳糸性 溶融紡糸法により紡糸したとき、10時間当りの糸切れ
の発生回数を測定し、以下の3段階で曳糸性を評価し
た。 良好:糸切れが発生せず、生産に最も好ましいもの。 良:糸切れ回数が1回以上3回未満のもの。 不良:糸切れ回数が4回以上発生し、生産効率上問題が
あるもの。 (8)カード適性 原綿50gをミニチュアカード機に投入し、ミニチュア
カード機から排出されるウェブと、ミニチュアカード機
内の繊維の状態を以下の基準で目視判定した。 適:ウェブが均一であり地合が良く、排出性も良好なも
の 不適:原綿がカード機内部のシリンダーやドッファに巻
き付き、加工に問題があるもの (9)地合い 目付約20g/m2のウェブに、145℃に加熱した熱
風循環装置中で1分間熱処理を施し、得られた不織布の
地合いについて以下のような3段階の基準で目視判定し
た。 良好:均一に熱収縮を起こし、地合いが良好な不織布が
得られたもの 良:ほぼ均一に熱収縮を起こし、地合いの乱れが僅かに
見られるものの、実用上問題ないと考えられるもの 不良:熱収縮が均一に起こらず地合いの乱れがあるも
の、または収縮率が小さいもの (10)風合い 目付約20g/m2のウェブに、145℃に維持した熱
風循環装置中で1分間、熱処理を施した。得られた不織
布の触感を10人のパネラーによる官能試験によって、
以下の基準で風合いを4段階で採点し、その平均値を四
捨五入して評価した。 4:不織布が嵩高く、伸縮性を示すとともに表面が滑ら
かで柔らかいもの 3:不織布は嵩高く、柔らかいが伸縮性にわずかに欠け
るまたは平滑性がないもの 2:不織布に嵩がなく、硬く感じられるとともに伸縮性
に欠けるもの 1:ほとんど収縮せず、軽く引っ張っただけで破断して
しまうため実用上問題となるもの (11)開繊性 スパンボンド紡糸装置により紡糸した繊維を無端ネット
コンベア上に捕集し、捕集された長繊維ウェブの開繊状
態を目視によって、以下の3段階に評価した。 良好:均一に開繊しているもの 良:ほぼ均一に開繊し、疎密が僅かであるもの 不良:開繊に乱れがあり、製品として使用できないと考
えられるもの
【0026】実施例1〜8、比較例1〜3 エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体、エチ
レン−プロピレン二元共重合体、結晶性ポリプロピレン
のいずれかを第1成分として用い、高密度ポリエチレ
ン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、
ポリエステル(固有粘度(I.V.値)0.67)、結
晶性ポリプロピレンのいずれかを第2成分とし、押出
機、孔径0.8mmの偏心鞘芯型紡糸口金、並列型紡糸
口金もしくは同心鞘芯型紡糸口金のいずれか一種と、巻
取り装置等を備えた紡糸装置と、多段加熱ロールとスタ
ッファーボックス型クリンパーを備えた延伸装置を用
い、複合繊維を製造し、得られた繊維の熱収縮率を測定
した。
【0027】それぞれの複合繊維及び不織布のデータに
ついては、実施例1〜8を表1〜2に、比較例1〜3を
表3に示した。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】比較例1では、第1成分に用いた結晶性ポ
リプロピレン(エチレン成分を0.24重量%含む)
が、熱収縮性に乏しいため、製造した複合繊維に熱処理
を施しても十分な捲縮が発現せず熱収縮率が極端に低く
なっていた。また、比較例2については、第1成分が実
施例2と同じものを用いたが、第2成分として用いたポ
リエステルの剛性が高いために、熱収縮が起こらず、嵩
高な不織布は得られなかった。比較例3は複合形態が同
心となっているため、充分な捲縮が得られていない。さ
らに比較例1〜3については145℃の熱風では繊維が
収縮せず、不織布を得ることができなかった。
【0032】実施例9〜12、比較例4〜5 エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体、エチ
レン−プロピレン二元共重合体、結晶性ポリプロピレン
のいずれかを第1成分として用い、高密度ポリエチレ
ン、直鎖状低密度ポリエチレン、結晶性ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体の
いずれかを第2成分として、スパンボンド紡糸装置、繊
維断面に応じた口金を用い複合長繊維を紡糸した。紡糸
口金から吐出した複合繊維群はエアーサッカーに導入し
て牽引延伸し、複合長繊維を得、続いてエアーサッカー
より排出された前記長繊維群を、帯電装置により同電荷
を付与せしめ帯電させた後、反射板に衝突させて開繊
し、開繊した長繊維群を裏面に吸引装置を設けた無端ネ
ット状コンベア上に、長繊維ウエブとして捕集した。
【0033】それぞれの複合繊維及び不織布のデータに
ついては、実施例9〜12を表3に、比較例4〜5を表
4に示した。
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】比較例4では、複合形態が同心鞘芯であっ
たため、製造した不織布に熱処理を施しても捲縮は生じ
ず、加えて熱処理により長繊維層間に熱接着が生じてい
ないことから不織布は得られなかった。また、比較例5
については第2成分が繊維表面摩擦が高いプロピレン共
重合体であったため、熱収縮率は高かったが開繊性不良
のため不織布が得られなかった。
【0037】
【発明の効果】本発明の潜在捲縮性複合繊維は、特定の
範囲の共重合組成を有するプロピレン共重合体を複合繊
維の繊維形成成分として使用することで、以下の優れた
効果がある。 (1)熱処理によりウエブ中の繊維に潜在捲縮を発現さ
せるのと同時に不織布化できるため、不織布の生産性に
優れる。 (2)熱処理によりウェブ中の繊維に潜在捲縮を発現さ
せることできるため、嵩高な不織布が得られる。特に機
械捲縮付与手段を使用できないスパンボンド法、メルト
ブロー法によって紡糸された長繊維に捲縮を付与でき、
嵩高な不織布を得ることが可能となった。 (3)短繊維の場合、繊維表面の摩擦を低減させたこと
によりカード加工時に均一なウエブを得ることができ
る。またウェブに熱処理を施し捲縮を発現させることで
嵩高で良好な地合の不織布が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】偏心鞘芯型複合繊維の断面図
【図2】偏心鞘芯型複合繊維の断面図(偏心の度合いを
高めたもの)
【図3】異形の芯を有する偏心鞘芯型複合繊維の断面図
【符号の説明】 1 偏心鞘芯形複合繊維を構成する第2成分 2 偏心鞘芯形複合繊維を構成する第1成分 3 並列型複合繊維を構成する第2成分 4 並列型複合繊維を構成する第1成分 5 複合繊維を構成する第2成分 6 複合繊維を構成する第1成分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L041 BA02 BA05 BA09 BA22 BA23 BA24 BA32 BA36 BB08 BC05 BD11 CA36 CA37 CA42 CA43 DD01 DD05 DD10 4L047 AA14 AA27 AB09 AB10 BA05 BB02 CA05 CB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点Tm(℃)が120≦Tm≦147
    で、90〜98重量%のプロピレンおよび2〜10重量
    %のプロピレン以外のα−オレフィンからなるプロピレ
    ン共重合体を第1成分とし、ポリエチレンを第2成分と
    する複合繊維であって、第1成分と第2成分の複合の形
    態が第2成分を鞘側に配置した偏心鞘芯型であり、かつ
    繊維横断面における第1成分と第2成分の面積比は65
    /35〜35/65であることを特徴とする潜在捲縮性
    複合繊維。
  2. 【請求項2】 第1成分が90〜96重量%のプロピレ
    ンおよび4〜10重量%のプロピレン以外のα−オレフ
    ィンからなるプロピレン共重合体であることを特徴とす
    る請求項1に記載の潜在捲縮性複合繊維。
  3. 【請求項3】第1成分が、90〜96重量%のプロピレ
    ン、3〜7重量%のエチレンおよび1〜5重量%のブテ
    ン−1からなるエチレン−プロピレン−ブテン−1三元
    共重合体である請求項1〜2のいずれかに記載の潜在捲
    縮性複合繊維。
  4. 【請求項4】 第2成分が、高密度ポリエチレン、直鎖
    状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンから選ばれ
    た少なくとも一種からなることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の潜在捲縮性複合繊維。
  5. 【請求項5】 第2成分が、第1成分の融点Tm(℃)
    よりも低い融点を有するポリエチレンであることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の潜在捲縮性複合
    繊維。
  6. 【請求項6】 潜在捲縮性複合繊維が長繊維であること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の潜在捲縮
    性複合繊維。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の潜在捲
    縮性複合繊維を用いた不織布。
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