JP2001040126A - インキ層を有する成形体 - Google Patents

インキ層を有する成形体

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JP2001040126A JP21497499A JP21497499A JP2001040126A JP 2001040126 A JP2001040126 A JP 2001040126A JP 21497499 A JP21497499 A JP 21497499A JP 21497499 A JP21497499 A JP 21497499A JP 2001040126 A JP2001040126 A JP 2001040126A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間の高温高湿度試験において、色褪せ、
シワ、フクレ等の外観不良、剥離による界面への空気や
水の侵入による光学特性(例えば光の反射率等)の低下
等が生じないような文字や模様がインキにより表された
成形体を提供すること。 【解決手段】 脂環構造含有重合体からなり、インキに
より文字又は模様が表された成形体であって、当該文字
又は模様を含む1cmの部分のテープ剥離試験におけ
る、文字又は模様を表すインキ部分の残存率が80%以
上である成形体を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字や模様の表さ
れた成形体に関し、更に詳しくは液晶表示素子のバック
ライト用導光板や容器等に使用可能な成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】ノルボルネン系重合体などの脂環構造含
有重合体は、透明性、耐熱性、低吸水性等に優れるた
め、光学材料として種々の用途、例えば、ノートブック
型コンピュータやカーナビゲーション等に使用される液
晶表示素子(LCD)のバックライト用の導光板や光拡
散板として使用することが提案されている。導光板は、
光源である冷陰極管の光を液晶表示素子側に集めるため
に、裏面に反射パターンを有する必要があるが、該反射
パターンはアクリル樹脂などに無機充填材、白色顔料等
を配合したインキを印刷することによって形成できる。
【0003】近年、LCDの大型薄型化及び画面の高品
質化に伴い、バックライトには今まで以上の高輝度化、
低輝度斑等の光学特性が要求される反面、その使用環境
はより厳しいものになってきている。そのために導光板
の印刷層は一層微細化、複雑形状化する一方、高温高湿
度環境(例えば、60℃、90%湿度)に500時間以
上の長時間放置しても、界面剥離による輝度低下や輝度
斑の上昇が生じず、色褪せ、シワ、フクレなどが生じな
いものが求められている。
【0004】特開平8−5841号公報には、熱変形温
度120℃以上の非晶質ポリオレフィン樹脂を成形して
なる導光板表面に、白色インキで反射パターンを形成し
てヒートサイクル試験後の光学特性を評価した例が報告
されている。しかしながら、ここでは、湿度66%程度
の評価において良好な光学特性を示すものが報告されて
いるだけで、特に高温高湿試験でも輝度低下などが生じ
ない程に光学特性に優れるものではなかった。
【0005】一方、特開平5−25424号公報には、
ノルボルネン系樹脂成形体の表面に多環アクリレート系
共重合体を用いた塗料を塗布した成形品が、50℃、9
5%、240時間程度の耐湿試験でも、密着性等に優れ
ることが、また、特開平4−122639号公報には、
ノルボルネン系樹脂成形品の表面保護のために各種塗料
を塗布できる旨がそれぞれ開示されているが、これらの
例は、いずれも成形品表面全体に塗料を塗布して成形品
を保護するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、長時
間の高温高湿度試験において、インキ層が界面剥離、変
形、変色等を生じない成形体、すなわち、文字や模様
の、(1)色褪せ、シワ、フクレ等の外観不良、(2)
剥離による界面への空気や水の侵入による光学特性(例
えば光の反射率等)の低下、等が生じない成形体を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意検討の結果、脂環構造含有重合体から
なる成形体に、インキにより文字や模様が表されてお
り、一定面積の剥離試験において当該文字や模様のイン
キ部分の残存率が高い場合に、長時間の高温高湿度試験
において、文字や模様を表すインキ部分の層が界面剥
離、変形、変色等を生じないこと、すなわち、文字や模
様の、(1)色褪せ、シワ、フクレ等の外観不良、
(2)剥離による界面への空気や水の侵入による光学特
性(例えば光の反射率等)の低下、等が生じないことを
見出した。また、本発明者らは、文字や模様が光反射機
能を有する場合には輝度低下や輝度斑の上昇が生じない
ことを見出した。また、上記の如く剥離試験において残
存率が高い文字や模様は、濡れ指数が一定の値以下のイ
ンキを印刷することによって得られることを見出した。
本発明は上記これらの知見に基づいて得られたものであ
る。
【0008】かくして、本発明によれば、脂環構造含有
重合体からなり、インキにより文字又は模様が表された
成形体であって、当該文字又は模様を含む1cmの部
分のテープ剥離試験における、文字又は模様を表すイン
キ部分の残存率が80%以上である成形体が提供され
る。また、本発明によれば、脂環構造含有重合体からな
り、インキにより文字又は模様が表された成形体であっ
て、該インキが濡れ指数40dyne/cm以下である
成形体が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態について、項目に分けて説明する。
【0010】本発明における成形体は、脂環構造含有重
合体を成形して得られる成形体であり、その表面にイン
キにより文字又は模様が表されているものである。ま
た、該成形体表面の文字又は模様を含む1cm部分を
無作為に選択してテープ剥離試験を行ったときに、当該
選択した1cmの範囲の文字又は模様を表すインキ部
分の面積に対する、剥離しないで残ったインキ部分の面
積の割合(残存率)が80%以上、好ましくは90%以
上、より好ましくは95%以上であることを特徴とす
る。
【0011】なお、上記テープ剥離試験は、JIS K
5400の規格による碁盤目剥離試験に使用するものと
同一のテープを用い、1cmのエリアに碁盤目状に切
れ目を入れない以外は、碁盤目剥離試験と全く同一の方
法によりテープを引き剥がして行う。
【0012】本発明において成形体表面に形成される文
字又は模様は、その形状、サイズ等は限定はないが、微
細な形状のものが好ましく、具体的には、点(ドット)
や線によって表現されているものが好ましい。
【0013】ドットや線は、インキの層で形成されてお
り、大きさ、形状、色等は使用目的に応じて適宜選択さ
れる。ドットや線の大きさ(ドットの場合は直径、線の
場合は幅)は、通常サブミクロンから数ミリ程度であ
り、反射機能等の光学特性を付与する場合には数百ミク
ロン以上が好ましく、ドットや線の集合体として絵柄等
を表わす場合には数ミクロン程度が好ましい。ドットの
形状は、円形、四角形、六角形などの多角形などがある
が、円形ドットが好ましく用いられる。ドットや線の色
は、反射機能を付与する場合には白、半透明などが好ま
しく、目盛りやマーク等を表す場合には赤、青、黄の原
色や黒などが好ましく、絵柄等を付与する場合には数種
類の色を組み合せるのが好ましい。
【0014】インキ層の厚みは、特に限定されず、使用
目的に応じて適宜選択されるが、通常100μm以下で
あり、反射機能などの光学特性を付与する場合や、目盛
りやマーク等を表す場合には、1〜50μmが好まし
く、2〜30μmがより好ましい。インキ層の厚みが上
記範囲にあるときに、密着性、反射性、遮光性、揮発性
等が高度にバランスされて好適である。また、絵柄等を
表わす場合には、0.1〜50μmが好ましく、0.5
〜30μmがより好ましい。インキ層の厚みが上記範囲
にあるときに、密着性、揮発性、明度等が高度にバラン
スして好適である。
【0015】以上のようにドットや線で形成された文字
又は模様は、例えば数字やアルファベット、漢字等の文
字や、カップ等の目盛りなどとして用いられ、模様は、
例えば食器などの装飾用絵柄や、光学部品の光学パター
ン(反射パターン、ブラックストライプなど)などとし
て用いられる。
【0016】具体的に、成形体が導光板の場合には、模
様は、光源の光線を導光板の出光面方向(LCDに面す
る側)に反射させるために該出光面に対して反対側の面
(反射面)に形成された反射パターンとして用いられ
る。反射パターンは、光源からの光線を上記出光面側に
均一の明るさで反射するパターンであれば形状等は限定
されないが、光源から遠ざかるほどに密度の大きくなる
ような複数のドットが集合したパターンが好ましい。イ
ンキとしては、白色インキ、半透明インキを用いるとバ
ックライトユニットの輝度及び色温度が向上して好まし
い。
【0017】円形ドットパターンの好ましい具体例とし
ては、(1)複数の円形ドットがそれぞれの中心点の間
隔が等間隔になるように導光板の反射面上に格子状に配
列されたパターン、(2)大きさの等しい複数の円形ド
ットが、導光板の反射面上に、光源から遠ざかるに従っ
て次第にその間隔が密になるように配列されたパターン
などが挙げられるが、印刷性、光学特性等の観点から、
(1)のパターンがより好ましい。上記パターンにおけ
る円形ドットの中心点間の距離は、通常0.1〜2mm
であり、(2)のパターンの場合には、光源から遠ざか
るにつれて次第に小さくなっている。また、ドットの直
径は0.1〜2mmであり、(1)のパターンの場合に
は、光源から遠ざかるにつれて連続的に次第に大きくな
っている。
【0018】成形体が例えば大画面ディスプレイのスク
リーンに使用されるレンティキュラーレンズなどの場合
には、模様は、コントラストを付与する機能を有する複
数の等間隔に配列した黒色の線の集合であってもよい。
【0019】本発明においては、上記のような、テープ
剥離試験での残存率が高い文字又は模様を形成できるイ
ンキは特に限定されないが、脂環構造含有重合体からな
る成形体の表面にインキの層を形成したときのJIS
K6768により測定した濡れ指数が42dyne/c
m以下、好ましくは40dyne/cm以下、より好ま
しくは35dyne/cm以下となるインキが好まし
い。
【0020】インキの組成等は特に限定はないが、一般
的なインキと同様に、色料、ビヒクル、補助剤から構成
されるものが通常使用される。
【0021】色料は有機顔料や無機顔料などの顔料、カ
ーボンブラック、及び染料等を使用することができる
が、耐光性、耐薬品性等の観点から、顔料を使用するの
が好ましく、さらには無機顔料を使用するのが好まし
い。
【0022】無機顔料としては、亜鉛華、二酸化チタ
ン、べんがら、酸化クロム、コバルトブルー、鉄黒など
の酸化物;アルミナホワイト、黄色酸化鉄などの水酸化
物;硫化亜鉛、朱、カドミウムイエロー、カドミウムレ
ッドなどの硫化物及びセレン化物;紺青などのフェロシ
アン化物;黄鉛、ジンククロメート、モリブデンレッド
などのクロム酸塩;沈降性硫酸バリウムなどの硫酸塩;
沈降性炭酸カルシウムなどの炭酸塩;含水ケイ酸塩、群
青などのケイ酸塩;マンガンバイオレッドなどのリン酸
塩;アルミニウム粉、ブロンズ粉、亜鉛末などの金属粉
などを使用することができる。
【0023】有機顔料としては、ニトロソ顔料;ニトロ
顔料;アゾレーキ顔料や不溶性アゾ顔料などのアゾ顔
料;酸性染付レーキや塩基性染付レーキなどのレーキ顔
料;フタロシアニン顔料;スレン顔料、キナクドリン顔
料、ジオキサジン顔料、イソインドリノン顔料などの縮
合多環顔料などを使用することができる。
【0024】ビヒクルとは、上記色材を成形体表面に定
着、固定する機能を有する成分であり、ポリマー成分、
油脂、溶媒から構成され、さらに補助剤として可塑剤、
分散剤、消泡剤、レベリング剤、粘度調整剤、密着性付
与剤、帯電防止剤、充填剤等を必要に応じて適宜に含有
してもよい。また、インキが紫外線や熱等による硬化性
を有するものである場合には、さらに重合性モノマーや
硬化剤、反応開始剤等を含有してもよい。
【0025】ポリマー成分としては樹脂やゴム成分が使
用できる。樹脂の具体例としては、例えば、オレフィン
樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リエステル樹脂、メラミン樹脂、ビニル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリイミド樹脂、アルキッド樹脂などが挙げら
れるが、密着性、耐熱性、耐光性などの観点から、オレ
フィン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂等が好ましく、オレフィン樹脂が最も好ましい。これ
らの樹脂は、脂環構造含有重合体との密着性を向上させ
る目的で、疎水性の部分(例えば飽和炭化水素骨格な
ど)を、重合体繰り返し単位中に一定量含んでいるもの
が好ましい。
【0026】オレフィン樹脂としては、ポリエチレンや
ポリプロピレンなどの鎖状オレフィン樹脂やポリスチレ
ンなどの芳香族ビニル樹脂、環状オレフィン樹脂、エチ
レン酢酸ビニル樹脂(EVA)などが挙げられる。これ
らのオレフィン樹脂は溶媒に可溶にするためにマレン酸
変性やハロゲン変性されているのが好ましい。
【0027】ゴム成分としては、環化ゴム、ポリブタジ
エン系ゴム、シリコーン系ゴム、アクリル系ゴムなどが
挙げられるが、密着性、耐熱性、耐光性などの観点か
ら、環化ゴム、ポリブタジエン系ゴムなどが好ましく、
環化ゴムが最も好ましい。
【0028】上記のポリマー成分は単独でも2種以上を
組み合わせても使用することができるが、鎖状ポリオレ
フィン樹脂とEVAの混合物として使用するのが、溶媒
への溶解性、成形体への密着性に優れるために最も好ま
しい。
【0029】また、上記ポリマーは、光や熱により硬化
するものであっても構わない。またポリマーが硬化性の
場合には、インキ中に、液状の硬化性モノマーの状態で
存在し、塗布後に光や熱により硬化してインキ層を形成
しても構わない。
【0030】インキを成形体表面に載せて、光反射機能
等を付与する場合には、インキに充填剤として無機や有
機の微粒子フィラーを配合することもできる。フィラー
の種類は特に限定されないが、上記ポリマー成分との屈
折率差が小さいものが光反射効率が向上できて好まし
い。
【0031】溶媒は上記ポリマー成分を溶解し得るもの
であれば、限定はなく、脂肪族炭化水素系溶媒、芳香族
炭化水素系溶媒、ケトン系溶媒、アルコール系溶媒、エ
ーテル系溶媒、ハロゲン系溶媒などの有機溶媒を使用す
ることができるが、ポリマー成分の溶解性、揮発性等の
観点から、脂肪族炭化水素系溶媒、芳香族炭化水素系溶
媒、ケトン系溶媒等が好ましい。これらの溶媒は単独で
も2種以上を組み合わせても使用することができる。印
刷時の粘度変化を少なくすることができる理由により、
沸点が100℃以上、好ましくは110℃以上の溶媒
を、溶媒全重量中に少なくとも50重量%含有するのが
好ましい。
【0032】ポリマー成分の全部又は一部が、光や熱に
よる硬化性のものである場合には、硬化性モノマーが希
釈剤として溶媒のかわりになるため、溶媒を用いなくて
も構わない。
【0033】インキの固形分濃度(インキ全重量に対す
るポリマー成分の含有量)は、塗布性、密着性、揮発性
等の観点から、通常5〜100重量%、好ましくは10
〜90重量%、より好ましくは20〜80重量%であ
る。
【0034】また、溶媒に上記ポリマー成分を溶解しな
い水系溶媒を用いてエマルジョン系インキとして使用す
ることもできる。
【0035】文字又は模様の形成方法としては、従来公
知の印刷方法を用いることができ、スプレー印刷、ロー
ルコート、カーテンコートなどを用いてもよい。より微
細な文字や模様を形成できる方法として、スクリーン印
刷、パッド印刷(小さな点(ドット)の集合を転写する
ことにより模様等を印刷する方法。タンポ印刷ともい
う)、ラベル埋め込み印刷、インキジェット印刷等の印
刷法を用いるのが好ましい。また、文字又は模様を一定
形状のパターンにして、反射機能等を持たせる場合に
は、インキ層を一定の厚さに形成できるスクリーン印刷
が好ましく、絵柄等のように、多彩なものや複雑形状の
模様を形成する場合には、色の変化を付与でき、複雑形
状の形成が容易でかつ形状の自由度が大きいパッド印刷
やラベル埋め込み印刷が好ましい。
【0036】尚、インキの印刷前に、密着性を向上させ
る目的でコロナ放電処理やプラズマ処理、溶媒等による
粗化処理、サンドブラスト処理などの表面処理を施して
もよく、プライマー処理を施しても構わないが、生産
性、簡便性の観点から、コロナ放電処理を施すのが好ま
しい。
【0037】以上のように印刷塗布したインキは、通
常、溶媒を除去乾燥してインキ層が形成される。インキ
が硬化性の場合には、紫外線や電子線を照射したり、加
熱することによりインキ層を硬化して形成する。
【0038】本発明の成形体を構成する脂環構造含有重
合体としては、重合体の繰り返し単位中に脂環式構造を
含有するものが用いられる。脂環構造含有重合体は、主
鎖及び/または側鎖に脂環式構造を有するものであれば
格別な制限はないが、機械的強度、耐熱性及び成形性な
どの観点からは、主鎖に脂環式構造を含有するものが好
ましい。本発明で使用する脂環構造含有重合体は熱可塑
性のものが好ましい。
【0039】脂環式構造としては、シクロアルカン構
造、シクロアルケン構造などが挙げられるが、機械的強
度、耐熱性などの観点から、シクロアルカン構造が好ま
しい。脂環式構造を構成する炭素原子数は、格別な制限
はないが、通常4〜30個、好ましくは5〜20個、よ
り好ましくは5〜15個の範囲であるときに、機械的強
度、耐熱性、及び成形性の特性が高度にバランスされ、
好適である。
【0040】脂環構造含有重合体中の脂環式構造を有す
る繰り返し単位の割合は、使用目的に応じて適宜選択さ
れればよいが、通常50重量%以上、好ましくは70重
量%以上、より好ましくは90重量%以上である。脂環
構造含有重合体中の脂環式構造を有する繰り返し単位の
割合が過度に少ないと耐熱性に劣り好ましくない。な
お、脂環構造含有重合体中の脂環式構造を有する繰り返
し単位以外の残部は、格別な限定はなく、使用目的に応
じて適宜選択される。
【0041】こうした脂環式構造を含有する重合体樹脂
の具体例としては、例えば、(1)ノルボルネン系重合
体、(2)単環の環状オレフィン系重合体、(3)環状
共役ジエン系重合体、(4)ビニル脂環式炭化水素系重
合体、及びこれらの水素添加物などが挙げられる。これ
らの中でも、機械的強度、熱安定性、及び成形性の観点
から、ノルボルネン系重合体及びその水素添加物、環状
共役ジエン系重合体及びその水素添加物などが好まし
く、ノルボルネン系重合体及びその水素添加物がより好
ましい。
【0042】(1)ノルボルネン系重合体 本発明に使用されるノルボルネン系重合体は、例えば、
特開平3−14882号公報や、特開平3−12213
7号公報などに開示されている公知の重合体であり、具
体的には、ノルボルネン系モノマーの開環重合体及びそ
の水素添加物、ノルボルネン系モノマーの付加重合体、
ノルボルネン系モノマーと共重合可能なその他のモノマ
ーとの付加型共重合体などが挙げられる。これらの中で
も、耐熱性や耐薬品性を高度にバランスさせる上で、ノ
ルボルネン系モノマーの開環重合体及びその水素添加物
が好ましく、ノルボルネン系モノマーの開環重合体水素
添加物が特に好ましい。
【0043】ノルボルネン系モノマーとしては、ビシク
ロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン(慣用名:ノルボ
ルネン)、5−メチル−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプ
ト−2−エン、5,5−ジメチル−ビシクロ〔2,2,
1〕−ヘプト−2−エン、5−エチル−ビシクロ〔2,
2,1〕−ヘプト−2−エン、5−ブチル−ビシクロ
〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、5−ヘキシル−ビ
シクロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、5−オクチ
ル−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、5−
オクタデシル−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−
エン、5−エチリデン−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプ
ト−2−エン、5−メチリデン−ビシクロ〔2,2,
1〕−ヘプト−2−エン、5−ビニル−ビシクロ〔2,
2,1〕−ヘプト−2−エン、5−プロペニル−ビシク
ロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、
【0044】5−メトキシ−カルボニル−ビシクロ
〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、5−シアノ−ビシ
クロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、5−メチル−
5−メトキシカルボニル−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘ
プト−2−エン、5−メトキシカルボニル−ビシクロ
〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、5−エトキシカル
ボニル−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、
5−メチル−5−エトキシカルボニル−ビシクロ〔2,
2,1〕−ヘプト−2−エン、ビシクロ〔2,2,1〕
−ヘプト−5−エニル−2−メチルプロピオネイト、ビ
シクロ〔2,2,1〕−ヘプト−5−エニル−2−メチ
ルオクタネイト、ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプト−2
−エン−5,6−ジカルボン酸無水物、5−ヒドロキシ
メチル−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、
5,6−ジ(ヒドロキシメチル)−ビシクロ〔2,2,
1〕−ヘプト−2−エン、5−ヒドロキシ−i−プロピ
ル−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、ビシ
クロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、5,6−ジカ
ルボキシ−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エ
ン、ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン−5,
6−ジカルボン酸イミド、5−シクロペンチル−ビシク
ロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、5−シクロヘキ
シル−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプト−2−エン、5
−シクロヘキセニル−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプト
−2−エン、5−フェニル−ビシクロ〔2,2,1〕−
ヘプト−2−エン、
【0045】トリシクロ〔4,3,12,5
1,6〕−デカ−3,7−ジエン(慣用名ジシクロペ
ンタジエン)、トリシクロ〔4,3,12,5,0
1,6〕−デカ−3−エン、トリシクロ〔4,4,1
2,5,01,6〕−ウンデカ−3,7−ジエン、トリ
シクロ〔4,4,12,5,01,6〕−ウンデカ−
3,8−ジエン、トリシクロ〔4,4,12,5,0
1,6〕−ウンデカ−3−エン、テトラシクロ〔7,
4,110,13,01,9,02,7〕−トリデカ−
2,4,6−11−テトラエン(1,4−メタノ−1,
4,4a,9a−テトラヒドロフルオレンともいう)、
テトラシクロ〔8,4,111,14,01,10,0
3,8〕−テトラデカ−3,5,7,12−11−テト
ラエン(1,4−メタノ−1,4,4a,5,10,1
0a−ヘキサヒドロアントラセンともいう)、
【0046】テトラシクロ〔4,4,12,5,1
7,10,0〕−ドデカ−3−エン(単にテトラシクロ
ドデセンともいう)、8−メチル−テトラシクロ〔4,
4,1 ,5,17,10,0〕−ドデカ−3−エン、
8−メチル−テトラシクロ〔4,4,12,5,1
7,10,0〕−ドデカ−3−エン、8−エチル−テト
ラシクロ〔4,4,12,5,17,10,0〕−ドデ
カ−3−エン、8−メチリデン−テトラシクロ〔4,
4,12,5,17,10,0〕−ドデカ−3−エン、
8−エチリデン−テトラシクロ〔4,4,12,5,1
7,10,0〕−ドデカ−3−エン、8−ビニル−テト
ラシクロ〔4,4,12,5,17,10,0〕−ドデ
カ−3−エン、8−プロペニル−テトラシクロ〔4,
4,12,5,17, 10,0〕−ドデカ−3−エン、
【0047】8−メトキシカルボニル−テトラシクロ
〔4,4,12,5,17,10,0〕−ドデカ−3−
エン、8−メチル−8−メトキシカルボニル−テトラシ
クロ〔4,4,12,5,17,10,0〕−ドデカ−
3−エン、8−ヒドロキシメチル−テトラシクロ〔4,
4,12,5,17,10,0〕−ドデカ−3−エン、
8−カルボキシ−テトラシクロ〔4,4,12,5,1
7,10,0〕−ドデカ−3−エン、8−シクロペンチ
ル−テトラシクロ〔4,4,12,5,17,10
0〕−ドデカ−3−エン、8−シクロヘキシル−テトラ
シクロ〔4,4,1 ,5,17,10,0〕−ドデカ
−3−エン、8−シクロヘキセニル−テトラシクロ
〔4,4,12,5,17,10,0〕−ドデカ−3−
エン、8−フェニル−テトラシクロ〔4,4,
2,5,17,10,0〕−ドデカ−3−エン、ペン
タシクロ〔6,5,11,8,13,6,02,7,0
9,13〕−ペンタデカ−3,10−ジエン、ペンタシ
クロ〔7,4,13,6,110,13,0 ,9,0
2,7〕−ペンタデカ−4,11−ジエンなどのノルボ
ルネン系モノマーなどが挙げられる。これらのノルボル
ネン系モノマーは、それぞれ単独であるいは2種以上組
み合わせて用いられる。
【0048】これらノルボルネン系モノマーの開環重合
体は、上記ノルボルネン系モノマーを、開環重合体触媒
の存在下で重合して得ることができる。開環重合触媒と
しては、例えば、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、
オスミウム、イリジウム、白金などの金属のハロゲン化
物、硝酸塩またはアセチルアセトン化合物と、還元剤と
からなる触媒系、あるいは、チタン、バナジウム、ジル
コニウム、タングステン、モリブデンなどの金属のハロ
ゲン化物またはアセチルアセトン化合物と、有機アルミ
ニウム化合物とからなる触媒系を用いられる。重合反応
は溶媒中または無溶媒で、通常、−50℃〜100℃の
重合温度、0〜50kg/cmの重合圧力で行われ
る。
【0049】ノルボルネン系モノマーの開環重合体水素
添加物は、通常、上記開環重合体の重合溶液に、水素添
加触媒を添加し、水素添加することにより得ることがで
きる。水素添加触媒としては、特に限定されないが、通
常不均一系触媒や均一系触媒が用いられる。
【0050】ノルボルネン系モノマー、またはノルボル
ネン系モノマーと共重合可能なその他のモノマーとの付
加(共)重合体は、例えば、モノマー成分を、溶媒中ま
たは無溶媒で、チタン、ジルコニウム、又はバナジウム
化合物と有機アルミニウム化合物とからなる触媒系の存
在下で、通常、−50℃〜100℃の重合温度、0〜5
0kg/cmの重合圧力で(共)重合させる方法によ
り得ることができる。
【0051】共重合可能なその他のモノマーとしては、
例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペン
テン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテン、3−メ
チル−1−ペンテン、3−エチル−1−ペンテン、4−
メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン、
4,4−ジメチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−
1−ペンテン、4−エチル−1−ヘキセン、3−エチル
−1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデ
セン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オク
タデセン、1−エイコセンなどの炭素数2〜20のα−
オレフィン;シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘ
キセン、3,4−ジメチルシクロペンテン、3−メチル
シクロヘキセン、2−(2−メチルブチル)−1−シク
ロヘキセン、シクロオクテン、3a,5,6,7a−テ
トラヒドロ−4,7−メタノ−1H−インデンなどのシ
クロオレフィン;1,4−ヘキサジエン、4−メチル−
1,4−ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジ
エン、1,7−オクタジエンなどの非共役ジエン;など
が用いられる。これらの中でも、α−オレフィン、特に
エチレンが好ましい。
【0052】これらの共重合可能なその他のモノマー
は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて
使用することができる。ノルボルネン系モノマーと共重
合可能なその他のモノマーとを付加共重合される場合
は、付加共重合体中のノルボルネン系モノマー由来の結
合単位と共重合可能なその他のモノマー由来の結合単位
との割合が、重量比で通常30:70〜99:1、好ま
しくは50:50〜97:3、より好ましくは70:3
0〜95:5の範囲となるように適宜選択される。
【0053】(2)単環の環状オレフィン系重合体 単環の環状オレフィン系重合体としては、例えば、特開
昭64−66216号公報に開示されているシクロヘキ
セン、シクロヘプテン、シクロオクテンなどの単環の環
状オレフィン系単量体の付加重合体を用いることができ
る。
【0054】(3)環状共役ジエン系重合体 環状共役ジエン系重合体としては、例えば、特開平6−
136057号公報や特開平7−258318号公報に
開示されているシクロペンタジエン、シクロヘキサジエ
ンなどの環状共役ジエン系単量体を1,2−または1,
4−付加重合した重合体及びその水素添加物などを用い
ることができる。
【0055】(4)ビニル脂環式炭化水素系重合体 ビニル脂環式炭化水素系重合体としては、例えば、特開
昭51−59989号公報に開示されているビニルシク
ロヘキセン、ビニルシクロヘキサンなどのビニル脂環式
炭化水素系単量体の重合体及びその水素添加物、特開昭
63−43910号公報、特開昭64−1706号公報
などに開示されているスチレン、α−メチルスチレンな
どのビニル芳香族系単量体の重合体の芳香環部分の水素
添加物などを用いることができる。
【0056】本発明で使用される脂環構造含有重合体の
分子量は、使用目的に応じて適宜選択されるが、シクロ
ヘキサン溶液(重合体樹脂が溶解しない場合はトルエン
溶液)のゲル・パーミエーション・クロマトグラフ法で
測定したポリイソプレンまたはポリスチレン換算の重量
平均分子量で、通常5,000〜500,000、好ま
しくは8,000〜200,000、より好ましくは1
0,000〜100,000の範囲であるときに、成形
体の機械的強度、及び成形加工性とが高度にバランスさ
れて好適である。
【0057】本発明で使用される脂環構造含有重合体の
Tgは、使用目的に応じて適宜選択されればよいが、通
常80℃以上、好ましくは100℃〜250℃、より好
ましくは120℃〜200℃の範囲である。この範囲に
おいて、耐熱性と成形加工性とが高度にバランスされ好
適である。
【0058】本発明で使用される脂環構造含有重合体
の、280℃、荷重2.16kgfにおけるJIS K
6719により測定したメルトフローレートは、使用目
的に応じて適宜選択すれば良いが、通常0.1〜100
g/10min.、好ましくは1〜50g/10mi
n.の範囲が好適である。メルトフローレートがこの範
囲にあるときに成形体の表面精度や寸法安定性、機械強
度が高度にバランスして好適である。
【0059】本発明においては、上記脂環式構造含有重
合体に必要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安
定剤、熱安定剤などの安定剤;有機フィラーや無機フィ
ラーなどの充填剤;染料や顔料などの着色剤;近赤外線
吸収剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、脂環構造
含有重合体以外の樹脂や軟質重合体ななどの添加剤を配
合することができる。これらの添加剤は、単独であるい
は2種以上を組み合わせて用いることができ、その添加
量は本発明の目的を損ねない範囲で適宜選択される。
【0060】本発明の成形体は、その形状は限定され
ず、板状、ディスク状、シート・フィルム状、筒状、凸
レンズ状、凹レンズ状などが挙げられる。成形方法は特
に限定はない。例えば射出成形、ダイレクトブロー成
形、インジェクションブロー成形、押出成形等の方法が
通常用いられる。これらの成形体は、LCDバックライ
ト用の導光板、食器や薬品容器等の容器、シリンダーや
軽量カップなどの軽量用具、レンティキュラーレンズや
フレネルレンズなどのシート状レンズ等に好適である。
【0061】
【実施例】以下、本発明について、製造例、実施例、及
び比較例を挙げて、より具体的に説明するが、本発明の
範囲はこれらの例に限定されるものではない。これらの
例において、[部]は、特に断りのない限り、重量基準
である。また、各種物性の測定法は、次のとおりであ
る。
【0062】(1)Tgは、示差走査熱量計(DSC
法)により測定した。 (2)分子量は、特に記載しない限り、シクロヘキサン
を溶媒とするゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)で測定されるポリイソプレン換算値として測
定した。 (3)インキにより形成した文字又は模様の密着強度
(残存率)の測定及び耐久試験後の評価は以下の方法に
より行った。
【0063】(導光板の場合)成形体(導光板)の表面
に、後述の方法により入射端面(光源側)から遠ざかる
に連れて次第に大きくなるように形成した直径0.4〜
0.7mm円形ドットパターン上の、任意の10mm×
10mmの正方形のエリアに、JIS K5400によ
る碁盤目剥離試験に使用するものと同一のテープを貼
り、当該碁盤目剥離試験同様の方法でテープを引き剥が
した場合の、パターンの残存率(残存したドットの個数
/エリア中のドットの全個数×100[%])を求め
た。
【0064】上記方法でパターン残存率を測定した後、
該導光板を用いてバックライトユニットを作成し、ユニ
ット組立て直後、及び該ユニットを60℃、90%RH
の高温高湿度環境に500時間放置した後のユニットの
表面平均輝度及び輝度斑を測定した。輝度及び輝度斑の
測定は、導光板を用いてバックライトユニットを組み立
てた後、発光エリアを9分割(縦横それぞれ3分割す
る。)した部分の中心点の垂直方向の上方60cmの位
置で、色彩輝度計((株)トプコン製BM―7)を用い
て輝度を測定し、その9点の平均を平均輝度とし、平均
輝度に対する最大輝度および最小輝度の偏差(%)を輝
度斑とした。
【0065】(容器の場合)黒色のインキを用い、成形
体(直径140mm深さ40mmの皿)に、パッド印刷
で、0.1〜0.3mmのドットの集合からなる10m
m×10mmの正方形のグラデーション付きパターンを
形成した。これについて導光板と同様の試験を行い、パ
ターン残存率(残存インキ面積/エリアの全面積×10
0[%])を求めた。尚、容器に上記黒パターンを形成
して残存率を測定した後に、容器を100℃の沸騰水で
30分煮沸消毒を行い、5分放置した後のパターンの外
観変化(変色、シワ、フクレ発生等)を評価した。 (4)インキの濡れ指数は、実際に使用したものと同一
のインキを、成形体全面に塗布し、JIS K 676
8により測定した。
【0066】[製造例1]窒素雰囲気下、8−エチルテ
トラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−ド
デカ−3−エン(以下、ETDと略す)15部、トリシ
クロ[4.3.0.12,5]デカ−3,7−ジエン
(ジシクロペンタジエン、以下、DCPという)85部
を脱水したシクロヘキサン250部に溶解し、分子量調
節剤として1−ヘキセン1.8部を添加して、公知のメ
タセシス開環重合触媒で重合し、次いで公知の方法で水
素添加し、ETD/DCP開環共重合体水素添加物を得
た。重合体中の各ノルボルネン類の共重合比率を、重合
後の溶液中の残留ノルボルネン類組成(ガスクロマトグ
ラフィー法による)から計算したところ、ETD/DC
P=15/85でほぼ仕込組成に等しかった。このET
D/DCP開環重合体水素添加物の、重量平均分子量
(Mw)は31,000、水素添加率は99.9%、T
gは103℃であった。
【0067】得られた開環重合体水素添加物100部
に、老化防止剤(チバガイギー社製イルガノックス10
10)0.2部と、軟質重合体(旭化成社製タフテック
H1052)0.2部を添加し、2軸混練機(東芝機械
社製TEM−35B、スクリュー径37mm、L/D=
32、スクリュー回転数250rpm、樹脂温度240
°C、フィードレート10kg/時間)で混練して押し
出し、ペレット化した。
【0068】[実施例1](導光板の成形) 製造例1のペレットを、80℃、2時間で加熱予備乾燥
を行った後、ホットランナーを有し、且つサイドゲート
金型方式の射出成形装置(東芝機械株式会社製の製品番
号IS450)を用いて、射出成形により10.4イン
チの導光板を成形した。成形条件は、金型温度110°
C、シリンダー温度290°C、ノズル温度260°
C、ホットノズル(ホットチップ)温度250°C、ホ
ットランナー温度250°C、樹脂温度290°C で
あった。得られた導光板は、入光面側の肉厚部の厚みが
2.5mm、反対側の薄肉部の厚みが1.5mm、肉厚
部側から薄肉部側にかけての長さ(光源から導光板長手
方向への長さ)が190mm、直線状光源の軸方向に沿
った長さが280mmであり、肉厚部側から薄肉部側へ
遠ざかる(直線状光源の軸芯と略垂直方向)につれて厚
みが漸次薄くなるような楔型であった。
【0069】得られた導光板の片面に、肉厚部側から薄
肉側にかけて次第に大きくなるような複数の白色の円形
ドットパターンを、スクリーン印刷により印刷した(円
形ドットのサイズは、直径0.4〜0.7mm;ドット
の中心の間隔は0.8mmにした。)。インキはオレフ
ィン樹脂を主成分として含有するもの(セイコーアドバ
ンス製:OP−22)を用い、白色インキとメジューム
(色濃度調整用の無色インキ)とを重量比1:1で混合
した後に、希釈溶媒(セイコーアドバンス製:T―90
0)を用いて固形分濃度10重量%に調整して使用し
た。
【0070】上記方法によりドットパターンの密着強度
を5回測定した結果、残存率は全て100%であった。
また、インキの濡れ指数は31dyne/cmであっ
た。
【0071】上記のパターンを印刷した導光板を用い
て、下記方法によりバックライトユニットを作成し、初
期及び高温高湿度試験(60℃、90%RH、500時
間放置)後の表面平均輝度及び輝度斑を測定した。ユニ
ットの作成には、光源として冷陰極間を用い、光源用の
リフレクタを使用し、ドットパターンを形成した面に反
射シートを装着し、反対側の面(出光面)には光拡散シ
ートを配置した。結果を表1に記載する。
【0072】
【表1】
【0073】[実施例2]インキに、ウレタン樹脂を主
成分として含有するもの(セイコーアドバンス製:SG
−740)を用い、パターン印刷前に、導光板表面にコ
ロナ放電処理を行ったこと以外は、実施例1と同様の方
法により導光板を成形した。パターンの密着強度は、5
回全ての残存率が100%、インキの濡れ指数は38d
yne/cmであった。また、バックライトユニットを
作成して評価した結果を表1に記載する。
【0074】[実施例3]導光板表面にコロナ放電処理
を行わなかったこと以外は、実施例2と同様の方法によ
り導光板を成形した。パターンの密着強度は、5回の実
施で残存率の平均が85%であり、インキの濡れ指数は
38dyne/cmであった。また、バックライトユニ
ットを作成して評価した結果を表1に記載する。
【0075】[実施例4]インキに、セイコーアドバン
ス製(商品名:2500)を用い、パターン印刷前に、
導光板表面にコロナ放電処理を行ったこと以外は、実施
例1と同様の方法により導光板を成形した。パターンの
密着強度は、5回の実施で残存率の平均が85%であ
り、インキの濡れ指数は41dyne/cmであった。
また、バックライトユニットを作成して評価した結果を
表1に記載する。
【0076】[比較例1]インキに、セイコーアドバン
ス製(商品名:HIP)を用い、パターン印刷前に、導
光板表面にコロナ放電処理を行ったこと以外は、実施例
1と同様の方法により導光板を成形した。パターンの密
着強度は、残存率は5回の実施で80%未満の値であ
り、インキの濡れ指数は45dyne/cmであった。
また、バックライトユニットを作成して評価した結果を
表1に記載する。
【0077】以上、実施例1,2,3及び比較例1の結
果より、本発明の導光板は反射パターンの密着性に優れ
るために、バックライトの輝度低下や輝度斑の上昇が起
きないことが確認された。
【0078】[実施例5](容器の成形) 製造例1で得られた樹脂ペレットを用いて、シリンダー
温度300℃、金型温度140℃(Tg−2℃)、射出
速度45cm/s、射出圧1,000kg/cm
保圧800kgf/cm2、背圧70kgf/cm2の
条件で開口部の直径120mm、底面部の直径75m
m、深さ35mm、厚さ2.4mmの円形の深皿型容器
を射出成形した。
【0079】得られた容器の底面部に上記方法によりグ
ラデーション付きの黒色のパターンをパッド印刷により
形成した。インキは環化ゴムを主成分として含有するも
の(十条ケミカル製製:5600 OPS)を用い、イ
ンキ希釈溶媒を用いて濃度20%に調整して使用した。
【0080】上記の黒色のパターンを印刷した容器を用
いて、パターンの密着強度を測定した結果、残存率は5
回全て100%であった。また、インキの濡れ指数は3
1dyne/cmであった。該容器を用いて煮沸試験
(100℃、30分)後のパターンの外観変化を観察し
たところ、変色、シワ、フクレ等の発生は観察されなか
った。結果を表2に記載する。
【0081】
【表2】
【0082】[実施例6]インキに、十条ケミカル製
(商品名:2000 AP)を用いたこと以外は、実施
例3と同様の方法により容器を成形して評価した結果、
パターンの初期の密着強度は、5回の実施で残存率の平
均値が88%であり、インキの濡れ指数は42dyne
/cmであった。結果を表2に記載する。
【0083】[比較例2]インキに、十条ケミカル製
(商品名:900 テトロン)を用いたこと以外は、実
施例3と同様の方法により容器を成形して評価した結
果、文字パターンの初期の密着強度は、5回の実施で残
存率80%未満の範囲の値であり、インキの濡れ指数は
46dyne/cmであった。結果を表2に記載する。
【0084】以上実施例4,5及び比較例2の結果よ
り、本発明の要件である残存率80%以上を満足する黒
パターンを有する容器は、煮沸消毒後にパターンの変
色、シワ、フクレ等の外観不良は発生しなかったのに比
較して、比較例の容器は、パターンに変色、シワ、フク
レが発生してしまうことが確認された。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、長時間の高温高湿度試
験において、インキ層が界面剥離、変形、変色等を生じ
ない成形体、すなわち、文字や模様の、(1)色褪せ、
シワ、フクレ等の外観不良、(2)剥離による界面への
空気や水の侵入による光学特性(例えば光の反射率等)
の低下、等が生じない成形体が提供される。より具体的
には、例えば反射パターンを有する導光板として使用し
たときに高温高湿度試験での輝度低下や輝度斑の上昇が
なく、絵柄等を有する容器等として使用した場合には、
煮沸試験において、形成した文字や模様の変色、シワや
フクレなどの外観不良が生じない成形体が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 65:00 Fターム(参考) 2H038 AA55 BA06 2H091 FA23Z FB02 FC17 LA04 LA06 4F006 AA31 AB13 AB24 AB34 AB37 BA01 4F071 AA69 AH05 AH12 BA01 BB05 BC01 BC04 BC09 4J039 AD01 AD09 AE03 AE04 AE05 AE06 AE08 AE11 AE13 BE01 BE02 BE12 EA29 EA37 EA38 EA43 EA48 FA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂環構造含有重合体からなり、インキに
    より文字又は模様が表された成形体であって、当該文字
    又は模様を含む1cmの部分のテープ剥離試験におけ
    る、文字又は模様を表すインキ部分の残存率が80%以
    上である成形体。
  2. 【請求項2】 脂環構造含有重合体からなり、インキに
    より文字又は模様が表された成形体であって、該インキ
    が濡れ指数42dyne/cm以下である成形体。
  3. 【請求項3】 文字又は模様が、点又は線で構成されて
    いる請求項1又は2いずれかに記載の成形体。
  4. 【請求項4】 インキが、オレフィン樹脂、アクリル樹
    脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、環化ゴムから選ばれ
    る少なくとも一種の成分を含有するものである請求項1
    乃至3いずれかに記載の成形体。
  5. 【請求項5】 液晶表示素子のバックライト用導光板で
    ある請求項1乃至4いずれかに記載の成形体。
  6. 【請求項6】 容器である請求項1乃至4いずれかに記
    載の成形体。
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