JP2001039634A - ケーブル巻取装置 - Google Patents

ケーブル巻取装置

Info

Publication number
JP2001039634A
JP2001039634A JP22027599A JP22027599A JP2001039634A JP 2001039634 A JP2001039634 A JP 2001039634A JP 22027599 A JP22027599 A JP 22027599A JP 22027599 A JP22027599 A JP 22027599A JP 2001039634 A JP2001039634 A JP 2001039634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
winding
rigidity
low
dial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP22027599A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Koizumi
勝幸 古泉
Hideo Kawachi
秀夫 河内
Mikinori Matsuda
幹憲 松田
Makoto Saito
真 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP22027599A priority Critical patent/JP2001039634A/ja
Publication of JP2001039634A publication Critical patent/JP2001039634A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続線の増加に拘らず部品点数の増加を抑制
すると共に巻取操作についての操作性の向上を図る。 【解決手段】 ベース体15と、該ベース体から突出さ
れた軸部18と、剛性の低い低剛性部100と該低剛性
部より剛性が高く被覆材12bに覆われた高剛性部20
0とを有すると共に一端部側がベース体から導出された
多芯のケーブル12と、上記軸部に回転自在に支持され
ると共にケーブルの一部が固定される巻取ダイヤル19
とを設け、巻取ダイヤルの回転によってケーブルの低剛
性部が軸部に巻回されると共に高剛性部が巻取ダイヤル
の外周側において巻回されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブル巻取装置に
関する。詳しくは、巻取ダイヤルを回転させることによ
りケーブルの巻き取りを行うケーブル巻取装置について
の技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器に対して各種の信号の授受等を
行うためのケーブルを巻き取るケーブル巻取装置があ
り、該ケーブル巻取装置によって、例えば、ケーブルを
短くして使用したい場合や電子機器を使用しないときに
ケーブルを巻き取って収納したい場合等にケーブルを巻
き取ることができる。
【0003】このようなケーブル巻取装置の従来のもの
の一例を図8乃至図11に示す。
【0004】ケーブル巻取装置aはベース体bと該ベー
ス体bに回転自在に支持されたリールcとを有し、該リ
ールcは巻取軸dと該巻取軸dの上下に位置する第1の
フランジ部eと第2のフランジ部fとが、例えば、一体
に形成されて成る。
【0005】第1のフランジ部eの上面には基板gが取
り付けられており、該基板gの上面には基板パターン
h、hを介して板バネ状の端子部i、i、即ち、ブラシ
が設けられている。
【0006】リールcの上方には回路基板jが配置され
ており、該回路基板jには同心円状の2つの回路パター
ンk、kが形成されている。そして、回路パターンk、
kにはそれぞれ上方側から信号引出線l、lの一端が接
合され、該信号引出線l、lの他端は図示しない第1の
電子機器、例えば、ディスプレイ等の表示装置に設けら
れた駆動回路の接点部に接続されている。また、回路パ
ターンk、kにはそれぞれ基板gに設けられたブラシ
i、iが下側から摺動自在に弾接されている。
【0007】ケーブルmは信号の授受等を行うための2
つの接続線n、nを有する所謂2芯のものであり、接続
線n、nがゴム材料等によって形成された被覆材oに覆
われて成る。そして、ケーブルmは一端部がリールcの
巻取軸d内に位置され、一端側から突出された接続線
n、nがそれぞれブラシi、iに接続されている。ま
た、接続線n、nの他端側は図示しない第2の電子機
器、例えば、スキャナー等の読取装置に設けられた駆動
回路の接点部に接続されている。
【0008】上記のように、第1の電子機器の駆動回路
と第2の電子機器の駆動回路は信号引出線l、l、基板
gの基板パターンh、h、ブラシi、i、ケーブルmの
接続線n、nを介して接続され、これにより第1の電子
機器と第2の電子機器との間で各種の信号の授受が為さ
れるようになっている。
【0009】しかして、図8及び図9に示す状態からリ
ールcを図8に示すA方向に回転させると、リールcの
回転に伴ってケーブルmがリールcの巻取軸dに外嵌さ
れるようにして巻き取られていく(図10及び図11参
照)。そして、このケーブルmの巻取時には、リールc
の回転に伴って接続線n、nが接続されたブラシi、i
が回路基板jの回路パターンk、kに弾接した状態で該
回路パターンk、kに沿って周方向に回転される。従っ
て、ケーブルmが巻き取られている間も第1の電子機器
の駆動回路と第2の電子機器の駆動回路とが接続された
状態が保持される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、各種
の電子機器において、送受信する信号が多様化し、その
分、接続線の数を増加させる必要が生じてきた。
【0011】ところが、上記した従来のケーブル巻取装
置aのように、ブラシiをケーブルmの巻取時に回転さ
せるものにあっては、接続線nの数を増加させると、そ
の分、ブラシiの数が増加して部品点数の増加や構造の
複雑化等の不具合を生じてしまう。
【0012】また、接続線nの数が増加するにしたがっ
てケーブルmの径が太くなってケーブルmの剛性が高く
なるため、ケーブルmの巻き取りを行い難くなってしま
いうという不具合を生じてしまう。
【0013】さらに、ケーブルmの径が太くなることに
より、その分、ケーブルmの配置スペースが大きくな
り、ケーブル巻取装置が大型となってしまうという問題
もある。
【0014】そこで、本発明ケーブル巻取装置は、上記
した問題点を克服し、接続線の増加に拘らず部品点数の
増加を抑制すると共に巻取操作についての操作性の向上
を図ることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明ケーブル巻取装置
は、上記した課題を解決するために、ベース体と、該ベ
ース体から突出された軸部と、剛性の低い低剛性部と該
低剛性部より剛性が高く被覆材に覆われた高剛性部とを
有すると共に一端部側がベース体から導出されて固定さ
れた多芯のケーブルと、上記軸部に回転自在に支持され
ると共にケーブルの一部が固定される巻取ダイヤルとを
設け、巻取ダイヤルの回転によってケーブルの低剛性部
が軸部に巻回されると共に高剛性部が巻取ダイヤルの外
周側において巻回されるようにしたものである。
【0016】従って、本発明ケーブル巻取装置にあって
は、ブラシを必要としないと共に巻取ダイヤルの良好な
操作性が確保される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明ケーブル巻取装置
の実施の形態を添付図面を参照して説明する。尚、以下
に示した実施の形態は、本発明を読取装置(スキャナ
ー)に設けられるケーブル巻取装置に適用したものであ
る。
【0018】読取装置1の本体部2は偏平な矩形状を為
し、該本体部2は筐体3に所要の各部が設けられて成る
(図1乃至図3参照)。
【0019】筐体3の前面にはタッチパネルを有する表
示部4が設けられ、該表示部4に読み取られた原稿の内
容が表示される他、編集作業等の各種の作業を行うため
の入力キーが表示される。そして、筐体3の上端部に
は、左右に隣接してシャッター5、6が開閉自在に設け
られ、該シャッター5、6を開放することにより読み取
られた原稿の内容が入力される図示しない記録媒体、例
えば、ディスクカートリッジに収納されたディスク状記
録媒体の挿脱を行うことができるようになっている。
【0020】筐体3の下端部前面の左端側の位置にはス
ライド摘子7が設けられ、該スライド摘子7は筐体3に
対して左右方向にスライド自在とされている。
【0021】筐体3の右側面部には収納凹部8が形成さ
れ、該収納凹部8には操作ペン9が収納される。そし
て、表示部4に入力キーを表示させ該入力キーを操作ペ
ン9によって接触操作することにより、編集作業等の各
種の作業を行うことができるようになっている。
【0022】読取装置1は本体部2の他に原稿読取部1
0を有し、該原稿読取部10は本体部2に対して着脱自
在とされている。原稿読取部10は一方向に長く形成さ
れ、原稿を挿入するための挿入口11を有している。そ
して、原稿読取部10と本体部2とはケーブル12によ
って接続され、原稿読取部10の挿入口11から原稿が
挿入されると、原稿読取部10に設けられた図示しない
センサーによって原稿の内容が読み取られ、原稿の内容
がケーブル12を介して信号として本体部2に送られて
記録媒体に記録されると共に表示部4に表示される。
【0023】読取装置1にあっては、原稿読取部10を
本体部2の左側面部と下端部の何れにも取り付けて使用
することができるようになっている(図1及び図3参
照)。尚、原稿読取部10が本体部2の左側面部に取り
付けられた状態において、スライド摘子7を操作するこ
とにより本体部2からの原稿読取部10の取り外しが可
能な状態となるようにされている。
【0024】本体部2の背面側には回動自在に支持され
たスタンド部13が設けられている(図2参照)。スタ
ンド部13は上端部が被支持軸13a、13a(図4乃
至図6参照)を介して筐体3の背面に回動自在に支持さ
れ、下端部を筐体3から離間させるようにして回動させ
ることにより本体部2を起立させた状態に保持する役割
を果たす。そして、スタンド部13にはケーブル巻取装
置14が設けられている。
【0025】スタンド部13はベース体としての前面パ
ネル15と後面パネル16とが結合されて成り、スタン
ド部13には浅い配置凹部17が形成されている(図4
乃至図7参照)。配置凹部17は、円形状を成す底面1
7aと該底面17aの外周に連続した周面17bとによ
り形成されている。そして、底面17aの中心部からは
軸部18が突設され、該軸部18にはその軸方向に貫通
された支持孔18aが形成されている。また、底面17
aの軸部18に寄った位置にはケーブル導出孔17cが
形成されている。
【0026】軸部18の支持孔18aには巻取ダイヤル
19が回転自在に支持されている。巻取ダイヤル19は
回転操作部20とケーブル収納部21と被支持突部22
とが一体に形成されて成る。
【0027】回転操作部20は円板状を為し、該回転操
作部20の後面には操作凹部20aが形成されている
(図2、図4及び図6参照)。
【0028】ケーブル収納部21は回転操作部20の外
周部に設けられている(図7参照)。ケーブル収納部2
1は回転操作部20の外周寄りの部分から突出された周
壁部21aと該周壁部21aの先端から90°折り曲げ
られるようにして外方へ突出された支持壁部21bとを
有し、周方向に延びるように形成されている。周壁部2
1aは周方向における一部で設けられておらず、ここに
周壁部21aの内外を連通する連通口23が形成されて
いる(図4、図6及び図7参照)。また、支持壁部21
bには、配置凹部17の底面17a側に突出する摺接突
条21cが周方向に延びるように形成されている。
【0029】回転操作部20には第1の固定突部20b
と第2の固定突部20cとが配置凹部17の底面17a
側へ向けて突設されている(図4、図6及び図7参
照)。第1の固定突部20bと第2の固定突部20cと
は、ともに周壁部21aの内面と対向する位置に設けら
れ、第1の固定突部20bと周壁部21aとの間隔が上
記ケーブル12の径と同じか僅かに小さく形成され、第
2の固定突部20cと周壁部21aとの間隔が第1の固
定突部20bと周壁部21aとの間隔の略2倍に形成さ
れている。そして、第2の固定突部20cは連通口23
に近い位置に設けられ、第1の固定突部20bは第2の
固定突部20cを挟んで連通口23の反対側に設けられ
ている。
【0030】被支持突部22は回転操作部20の中心部
から突出され、被支持突部22には先端面に開口する螺
穴22aが形成されている(図4、図6及び図7参
照)。
【0031】巻取ダイヤル19には固定板26が取り付
けられている。固定板26は第1の固定突部20bと第
2の固定突部20cとを回転操作部20の内面側から覆
う位置に配置され、回転操作部20にねじ止めによって
取り付けられている。
【0032】巻取ダイヤル19は被支持突部22が軸部
18の支持孔18aに挿入され、止め輪24を介して取
付ネジ25が螺穴22aに螺合されることにより軸部1
8に回転自在に支持される(図6及び図7参照)。そし
て、巻取ダイヤル19がこのように支持された状態にお
いて、回転操作部20の操作凹部20aに指を挿入して
巻取ダイヤル19を回転させることができ、巻取ダイヤ
ル19は止め輪24と一体となって軸部18に対して回
転される。
【0033】巻取ダイヤル19が軸部18に支持された
状態においては、巻取ダイヤル19は配置凹部17に配
置され、回転操作部20の外周部とケーブル収納部21
の周壁部21a、支持壁部21bと配置凹部17の周面
17bとによって囲まれた巻取空間27が形成される
(図7参照)。
【0034】ケーブル12は10本の接続線12a、1
2a、・・・を有する多芯のものであり、一部がゴム材
料等によって形成された被覆材12bに被覆されて成
る。ケーブル12は本体部2に接続される側の部分が所
定の長さだけ被覆材12bに被覆されていない非被覆部
とされ、この部分が低剛性部100として形成されてい
る。そして、接続線12a、12a、・・・は、映像信
号、音声信号等の授受や電源の供給等の役割を果たす。
また、ケーブル12の原稿読取部10に接続される側の
端部も被覆材12bに被覆されておらず、ケーブル12
のうち被覆材12bに被覆された部分は低剛性部100
よりも剛性の高い高剛性部200として形成されてい
る。
【0035】ケーブル12の接続線12a、12a、・
・・の両端部には、それぞれコネクタ12c、12cが
取り付けられ、該コネクタ12c、12cがそれぞれ本
体部2の図示しない接続部と原稿読取部10の図示しな
い接続部とに接続されている。
【0036】ケーブル12はスタンド部13の前面パネ
ル15と後面パネル16との間を通され、連通口23を
通って配置凹部17のケーブル導出孔17cからスタン
ド部13の外部へ導出される(図4乃至図6参照)。そ
して、ケーブル12の高剛性部200のうち、低剛性部
100側の端部200aが固定板26を介して巻取ダイ
ヤル19に固定される。端部200aは一部がケーブル
収納部21の周壁部21aの内面に沿って配置されて周
壁部21aと第1の固定突部20bとの間に圧入状に挿
入され、略180度折り曲げられて他の一部が周壁部2
1aの内面に沿って配置された部分と第2の固定突部2
1cとの間に圧入状に挿入されることにより巻取ダイヤ
ル19に固定される。
【0037】上記のように高剛性部200の端部200
aが固定された状態において、低剛性部100の一部が
配置空間17における周壁部21aの内面側に配置され
る(図4参照)。
【0038】しかして、巻取ダイヤル19を図4の矢印
の方向へ回転させるとケーブル12の巻取を行うことが
できる。尚、巻取ダイヤル19が回転されるときには、
支持壁部21bに形成された摺接突条21cが配置凹部
17の底面17aと摺接されるため、接触面積が極めて
小さく回転に対する抵抗が非常に小さいことから、回転
操作を円滑に行うことができる。
【0039】巻取ダイヤル19を図4の矢印の方向へ回
転させると、高剛性部200の端部200aが固定され
ているため、高剛性部200が巻取空間27内に渦巻状
に巻き取られていく(図6及び図7参照)。そして、巻
取ダイヤル19には周壁部21aが設けられているた
め、巻き取られたケーブル12が内側へ弛んでしまうよ
うなことがなく、巻取空間27内に巻き取られる分の常
に一定の巻取量を確保することができる。従って、周壁
部21aはケーブル12を巻取空間27内に保持する仕
切壁として機能する。
【0040】巻取ダイヤル19を回転させ高剛性部20
0が巻取空間27内に巻き取られると、同時に、配置凹
部17に位置されている低剛性部100が軸部18に巻
き付いていく(図6及び図7参照)。このように低剛性
部100は軸部18に巻き付いていくが、巻取時に軸部
18は回転されないため、軸部18に巻き付く低剛性部
100が断線する等の悪影響を生じることがない。
【0041】低剛性部100は剛性が低く屈曲性が良好
なため、低剛性部100の巻き付きが巻取ダイヤル19
の回転に対する抵抗となりにくく、ケーブル12の巻き
取りについての良好な操作性を確保することができる。
【0042】ケーブル巻取装置14にあっては、上記の
ような巻き取りについての良好な操作性を確保した上
で、一部を巻取ダイヤル19に固定したケーブル12の
一端側をケーブル導出孔17cから導出させて本体部2
の接続部に接続しているので、従来のケーブル巻取装置
aのようにブラシiを用いる必要がなく、接続線12a
の数を増加させても部品点数が増加することがないと共
に構成が複雑となるようなことがない。
【0043】また、接続線12aの数が増加しても、軸
部18に巻き付く部分が低剛性部100であるため、低
剛性部100の巻取状態が緩んで外方へ広がってしまう
ようなことがなくケーブル12の配置スペースが小さく
て済むことから、その分、ケーブル巻取装置14の小型
化を図ることができる。
【0044】さらに、軸部18に巻き付く低剛性部10
0は被覆材12bに被覆されず接続線12a、12a、
・・・が剥き出し状であるため、巻取半径が小さくて済
むことから、ケーブル巻取装置14の一層の小型化を図
ることができる。
【0045】加えて、低剛性部100は単にケーブル1
2の一部を被覆材12bによって被覆しないようにする
だけで形成することができるため、低剛性部100を形
成するためにコストがかかることがなくケーブル巻取装
置14の製造コストの低減を図ることができる。
【0046】上記のようにケーブル12が巻き取られた
状態において、巻取ダイヤル19を上記とは逆方向へ回
転させてもケーブル12を引き出すことはできない。こ
れは、巻取ダイヤル19を反対方向へ回転させたときに
は、ケーブル12が僅かに外方へ弛み巻取空間27にあ
るケーブル12の外側に位置する配置凹部17の周面1
7bに接触し、これとの間に所定の摩擦力が生じるから
である。従って、周面17bはケーブル12のゆるみ止
め壁として機能し、例えば、振動等により巻取ダイヤル
19が反対方向へ回転された場合でも、巻き取り状態に
あるケーブル12が誤って引き出されてしまうようなこ
とがない。
【0047】ケーブル12の引出は、図6に示す矢印の
方向へケーブル12を引っ張ることにより行うことがで
きる。
【0048】尚、ケーブル巻取装置14にあっては、ブ
ラシを用いず、ケーブル12がコネクタ12c、12c
を介して本体部2及び原稿読取部10の各接続部に接続
されているため、ケーブル12が接続される側の回路基
板等の配置の自由度の向上を図ることができる。
【0049】上記した実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明の実施を行うに
際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
【0050】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明ケーブル巻取装置は、ベース体と、該ベース
体から突出された軸部と、剛性の低い低剛性部と該低剛
性部より剛性が高く被覆材に覆われた高剛性部とを有す
ると共に一端部側がベース体から導出された多芯のケー
ブルと、上記軸部に回転自在に支持されると共にケーブ
ルの一部が固定される巻取ダイヤルとを備え、巻取ダイ
ヤルの回転によってケーブルの低剛性部が軸部に巻回さ
れると共に高剛性部が巻取ダイヤルの外周側において巻
回されるようにしたことを特徴とする。
【0051】従って、低剛性部は剛性が低く屈曲性が良
好なため、巻取ダイヤルの回転に対する抵抗となりにく
く、ケーブルの巻き取りについての良好な操作性を確保
することができる。
【0052】また、上記のような巻き取りについての良
好な操作性を確保した上で、ケーブルの一部を巻取ダイ
ヤルに固定し一端部側をベース体から導出させているの
で、従来のケーブル巻取装置のようにブラシを用いる必
要がなく、芯数を増加させても部品点数が増加すること
がないと共に構成が複雑となるようなことがない。
【0053】請求項2に記載した発明にあっては、上記
ケーブルに被覆材による被覆を施さない非被覆部を設
け、該非被覆部を低剛性部として形成したので、低剛性
部を形成するためにコストがかかることがなくケーブル
巻取装置の製造コストの低減を図ることができる。
【0054】請求項3に記載した発明にあっては、巻取
ダイヤルの外周寄りの部分に、巻き取ったケーブルを巻
取ダイヤルの外周側において保持する仕切壁を設けたの
で、巻き取られたケーブルが内側へ弛んでしまうような
ことがなく、常に一定の巻取量を確保することができ
る。
【0055】請求項4に記載した発明にあっては、ケー
ブルの高剛性部を巻取ダイヤルの外周側において渦巻状
に巻回し、巻回した状態において最外周にあるケーブル
の外周側に位置するゆるみ止め壁を形成したので、巻き
取り状態にあるケーブルが巻取ダイヤルの不必要な回転
に伴って誤って引き出されてしまうようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図7と共に本発明の実施の形態を示す
ものであり、本図は巻取ダイヤルが設けられた読取装置
を原稿読取部が本体部の側面部に取り付けられた状態で
示す斜視図である。
【図2】読取装置の背面側を示す斜視図である。
【図3】原稿読取部が本体部の下端部に取り付けられた
状態を示す読取装置の斜視図である。
【図4】ケーブルの巻取前の状態を一部を切り欠いて示
す背面図である。
【図5】スタンド部を一部を切り欠いて示す正面図であ
る。
【図6】ケーブルの巻取後の状態を一部を切り欠いて示
す背面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う拡大断面図であ
る。
【図8】図9乃至図11と共に従来のケーブル巻取装置
を示すものであり、本図はケーブルが巻き取られる前の
状態を示す平面図である。
【図9】ケーブルが巻き取られる前の状態を示す側面図
である。
【図10】ケーブルが巻き取られた状態を示す平面図で
ある。
【図11】ケーブルが巻き取られた状態を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
12…ケーブル、12b…被覆材、14…ケーブル巻取
装置、15…前面パネル(ベース体)、17b…周面
(ゆるみ止め壁)、18…軸部、19…巻取ダイヤル、
21a…周壁部(仕切壁)、100…低剛性部、200
…高剛性部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 幹憲 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 齋藤 真 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 3F068 AA12 BA04 CA05 DA03 EB03 FA01 JB06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース体と、 該ベース体から突出された軸部と、 剛性の低い低剛性部と該低剛性部より剛性が高く被覆材
    に覆われた高剛性部とを有すると共に一端部側がベース
    体から導出された多芯のケーブルと、 上記軸部に回転自在に支持されると共にケーブルの一部
    が固定される巻取ダイヤルとを備え、 巻取ダイヤルの回転によってケーブルの低剛性部が軸部
    に巻回されると共に高剛性部が巻取ダイヤルの外周側に
    おいて巻回されるようにしたことを特徴とするケーブル
    巻取装置。
  2. 【請求項2】 上記ケーブルに被覆材による被覆を施さ
    ない非被覆部を設け、 該非被覆部を低剛性部として形成したことを特徴とする
    請求項1に記載のケーブル巻取装置。
  3. 【請求項3】 巻取ダイヤルの外周寄りの部分に、巻き
    取ったケーブルを巻取ダイヤルの外周側において保持す
    る仕切壁を設けたことを特徴とする請求項1に記載のケ
    ーブル巻取装置。
  4. 【請求項4】 ケーブルの高剛性部は巻取ダイヤルの外
    周側において渦巻状に巻回され、 巻回された状態において最外周にあるケーブルの外周側
    に位置するゆるみ止め壁を形成したことを特徴とする請
    求項1に記載のケーブル巻取装置。
JP22027599A 1999-08-03 1999-08-03 ケーブル巻取装置 Abandoned JP2001039634A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22027599A JP2001039634A (ja) 1999-08-03 1999-08-03 ケーブル巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22027599A JP2001039634A (ja) 1999-08-03 1999-08-03 ケーブル巻取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001039634A true JP2001039634A (ja) 2001-02-13

Family

ID=16748629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22027599A Abandoned JP2001039634A (ja) 1999-08-03 1999-08-03 ケーブル巻取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001039634A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6059213A (en) Reel device
JPH1097346A (ja) 携帯型電子機器
US20120229967A1 (en) Base and electronic apparatus using the same
KR20010062145A (ko) 외부접속용어댑터 및 전자기기
US20080274647A1 (en) Usb Data-Audio Signal Multiplexing Transmission Line
JPH0418148Y2 (ja)
US6749507B2 (en) Entertainment apparatus and monitor device used therein
JP2001350028A (ja) 光ファイバーケーブルの余長巻取り具
JP2001039634A (ja) ケーブル巻取装置
CN213071654U (zh) 弯折装置及数据线
JP2000159446A (ja) ケーブル巻取装置
JP2000208952A (ja) 電子機器
JP2007323584A (ja) マウス
US20090150579A1 (en) Wire connection assembly for connecting a computer mainframe with an external device
JP4270654B2 (ja) 小型電子機器
JPH0519896A (ja) 可搬形情報処理装置
JPS63217589A (ja) テ−プレコ−ダ
JP3030384U (ja) マウス収容部を設けた携帯用パーソナルコンピューター
JPH0710537Y2 (ja) 電子機器の開閉機構
JP2003091340A (ja) Pcカード
JP2001209462A (ja) 携帯情報端末
JP3049844U (ja) コード収納装置
KR20050116640A (ko) 회전식 멀티 잭 콘센트
JPH08331223A (ja) 通信制御装置
JPH08161877A (ja) 記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060222

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20070702

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070702