JP2001038472A - ステンレスクラッド鋼板の溶接方法 - Google Patents

ステンレスクラッド鋼板の溶接方法

Info

Publication number
JP2001038472A
JP2001038472A JP11210813A JP21081399A JP2001038472A JP 2001038472 A JP2001038472 A JP 2001038472A JP 11210813 A JP11210813 A JP 11210813A JP 21081399 A JP21081399 A JP 21081399A JP 2001038472 A JP2001038472 A JP 2001038472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
stainless steel
groove
clad steel
stainless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11210813A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3552956B2 (ja
Inventor
Kazuo Tsujikawa
和男 辻川
Hiroshi Koyama
宏 小山
Tadashi Ito
正 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Welding Rod Co Ltd
Original Assignee
Nippon Welding Rod Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Welding Rod Co Ltd filed Critical Nippon Welding Rod Co Ltd
Priority to JP21081399A priority Critical patent/JP3552956B2/ja
Publication of JP2001038472A publication Critical patent/JP2001038472A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3552956B2 publication Critical patent/JP3552956B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】一方向から溶接作業をすればよく、しかも合わ
せ材側に良好な最終ビードを形成できるステンレスクラ
ッド鋼板の溶接方法を提供する。 【解決手段】2枚のステンレスクラッド鋼板101,1
02の母材111,121と接触し且つ開先103の母
材側の開口部を塞ぐ裏当材100を2枚のステンレスク
ラッド鋼板間に形成される開先103に対応するように
配置する。次に、ガスシールドアーク溶接により2枚の
ステンレスクラッド鋼板の母材111,121を溶接す
る。その後サブマージアーク溶接により2枚のステンレ
スクラッド鋼板の合わせ材112,122を溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステンレスクラッ
ド鋼板の溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケミカルタンカに搭載されるタンクのよ
うに腐食性の高い液体を貯蔵する構造物は、炭素鋼から
なる母材にステンレス鋼からなる合わせ材が積層されて
なるステンレスクラッド鋼板を溶接して製造されてい
る。図3を用いて従来のステンレスクラッド鋼板の溶接
方法を説明する。図3において、1及び2は炭素鋼から
なる母材11,21にステンレス鋼からなる合わせ材1
2,22が積層されてなるステンレスクラッド鋼板であ
る。従来の方法では、図3(A)に示すように、2枚の
ステンレスクラッド鋼板1,2として、合わせ材12,
22側の端部にはルート間隔を開けないようにして突合
せ部を形成し、合わせ材12,22側から母材11,2
1側に向かうに従って間隔が広がる形状の開先3を形成
できるものを用意する。そして母材11,21が上側に
位置し且つ前述の形状の開先3を形成するように2枚の
ステンレスクラッド鋼板1,2を並べる。次に母材1
1,21側からガスシールドアーク溶接やサブマージア
ーク溶接及びこれらの組合せの溶接を1回または複数回
実施して開先3を埋めるようにビード4を形成する。そ
の後2枚のステンレスクラッド鋼板1,2を裏返して、
図3(B)に示す状態にし、合わせ材12,22側から
ガウジング(カーボン電極を用いてアークを出し、その
アークで合わせ材12,22を部分的に溶融させて、溶
融物を吹き飛ばす作業)を行って開先5を形成する。次
に,開先5に対してガスシールドアーク溶接を1回また
は複数回実施してビード6,7を形成して,溶接を完了
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ケミカルタンカーのタ
ンクを製造するために用いられる1枚のステンレスクラ
ッド鋼板の重量は、数トンある。そのため従来のよう
に、表と裏から溶接を行う方法では、クレーンを使用し
て鋼板の裏返し作業を行わなければならず、作業時間が
長くなるだけでなく、溶接コストがかなり嵩む問題があ
った。
【0004】本発明の目的は、一方向から溶接作業をす
ればよく、しかも合わせ材側に良好な最終ビードを形成
できるステンレスクラッド鋼板の溶接方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭素鋼からな
る母材にステンレス鋼からなる合わせ材が積層されてな
る2枚のステンレスクラッド鋼板をアーク溶接法により
溶接する方法を対象とする。まず本発明では、2枚のス
テンレスクラッド鋼板として、母材側にルート間隔を開
け且つ母材側から合わせ材側に向かうに従って間隔が広
がる形状の開先を形成できるものを用意する。そして、
前記開先を形成するように2枚のステンレスクラッド鋼
板を並べる。その際に、2枚のステンレスクラッド鋼板
の母材と接触し且つ開先の母材側の開口部を塞ぐ裏当材
を2枚のステンレスクラッド鋼板間に形成される開先に
対応するように配置する。次に、ガスシールドアーク溶
接により2枚のステンレスクラッド鋼板の母材を溶接す
る。ガスシールドアーク溶接の回数は、母材の厚みによ
って1回の場合もあれば、2回以上の複数回の場合もあ
る。ガスシールドアーク溶接では、母材を完全に溶接し
ても良いが,一部母材が溶接されない部分が残ってもよ
い。また例えば異材溶接用ワイヤを用いれば309 MoLの
ようなガスシールドアーク溶接により合わせ材の一部が
溶接されてもよいのは勿論である。その後サブマージア
ーク溶接により2枚のステンレスクラッド鋼板の合わせ
材を溶接する。良好な最終ビードを得るためには、サブ
マージアーク溶接を1回実施して、最終ビードを1層構
造にするのが好ましい。
【0006】本発明によれば、裏当材を用いることによ
り、一方向からの溶接作業により、2枚のステンレスク
ラッド鋼板の溶接を行えるので、溶接作業の途中でクレ
ーン操作を必要とすることがなく、溶接コストを大幅に
下げることができる。またガスシールドアーク溶接は,
サブマージアーク溶接と比べて,入熱が小さく、また溶
着速度が大きく、能率的であるため、母材をガスシール
ドアーク溶接により溶接すると、溶接コストを下げるこ
とができる。しかしながらガスシールドアーク溶接は,
サブマージアーク溶接と比べてスパッタの発生量が多
く、1回の溶接で大きなビードを形成するこはできな
い。そのためガスシールドアーク溶接により合わせ材側
に形成される最終ビードを形成すると、最終ビードの外
観が悪くなる(すなわち滑らかなビードが得られず)、
それが腐食の発生原因となる場合がある。本発明では、
合わせ材側の最終ビードをサブマージアーク溶接により
形成するため、良質な最終ビードを得ることができる。
特に1回のサブマージアーク溶接により最終ビードを形
成すると表面側に複数のビードの重なり部分が形成され
ないため、最良のビードを得ることができる。
【0007】ガスシールドアーク溶接では、スパッタを
少なくするためにフラックス入り溶接ワイヤを用いるこ
とが好ましい。ただしフラックスが入っていないソリッ
ド溶接ワイヤを用いても、本発明のようにガスシールド
アーク溶接により最終ビードを形成しなければ、特に大
きな問題は生じない。
【0008】ステンレスクラッド鋼板の合わせ材の板厚
が5mm以下で、全体の板厚が9mm以上17mm以下
の場合における好ましい開先の形状は、開先角度が30
°以上60°以下で、ルート間隔が2mm以上10mm
以下で、ルートフェイスが0または3mm以下である開
先の形状である。開先角度が30°より小さくなると、
裏波ビードの出方が悪くなり、また融合不良等の欠陥が
発生しやすくなる。開先角度が60°より大きくなる
と、溶接する量(溶着量)が増加し、能率が著しく悪く
なる。またルート間隔が2mmより小さいと、安定した
裏波ビードが得られず、ルート間隔が10mmより大き
くなると、安定した裏波ビードが得られないとともに、
溶着量が増加して溶接能率が悪くなる。ルートフェイス
が3mmを超えると、この場合にも安定した裏波ビード
が得られなくなり、融合不良等の欠陥が発生する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明のステンレスクラッド
鋼板の溶接方法の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1(A)及び(B)は、本発明のステンレスクラッド鋼
板の溶接方法を実施する場合の工程の一部を示す図であ
る。これらの図において、101及び102は、炭素鋼
からなる母材111,121にステンレス鋼からなる合
わせ材112,122が積層されてなる2枚のステンレ
スクラッド鋼板である。2枚のステンレスクラッド鋼板
101,102の開先103を形成する端部の形状は、
開先103が母材111,121側にルート間隔Rを開
け且つ母材111,121側から合わせ材112,12
2側に向かうに従って間隔が広がる形状の開先103を
形成できる形状にする。なお図1の例ではルートフェイ
スは0である。
【0010】溶接を行う場合には、まず最初に開先10
3を形成するように2枚のステンレスクラッド鋼板10
1,102を並べる。その際に、2枚のステンレスクラ
ッド鋼板101,102の母材111,121と接触し
且つ開先103の母材111,121側の開口部を塞ぐ
裏当材100を2枚のステンレスクラッド鋼板101,
102間に形成される開先103に対応するように配置
する。裏当材100には良好な裏波ビードを形成するビ
ード形成用凹部100aが形成されている。
【0011】次に、ガスシールドアーク溶接によりフラ
ックス入り溶接用ワイヤを用いて開先103の開口部側
から2枚のステンレスクラッド鋼板101,102の母
材111,121を溶接する。ガスシールドアーク溶接
の回数は、母材の厚みによって1回の場合もあれば、2
回以上の複数回の場合もある。このガスシールドアーク
溶接では、母材111,121を完全に溶接しても良い
が,図1(A)に示すように一部母材111,121が溶
接されない部分を残すようにするのが好ましい。シール
ドガスとしては炭酸ガスを用いる。
【0012】その後サブマージアーク溶接により2枚の
ステンレスクラッド鋼板101,102の合わせ材11
2,122を溶接する。この例のように母材111,1
21の一部が溶接されずに残っている場合には、母材1
11,121も合わせてサブマージアーク溶接により溶
接する。良好な最終ビード106を得るためには、この
例のようにサブマージアーク溶接を1回実施して、最終
ビード106を1層構造にするのが好ましい。
【0013】本発明の方法を用いて以下の実施例1乃至
3の溶接を行った。
【0014】[実施例1]ステンレスクラッド鋼板とし
て,下記の表1に示された板厚11.5mmのSUS316L
クラッド鋼を用いた。
【0015】
【表1】 開先条件は、開先角度が45°で、ルート間隔が6mm
で、ルートフェイスは0であった。
【0016】そしてガスシールドアーク溶接で用いた溶
接用ワイヤは、日本ウエルディング・ロッド株式会社が
WEL FCW H309MoLの製品名で販売する直径が1.4φ
の溶接用ワイヤを用いた。この溶接用ワイヤの全溶着金
属の化学成分は、下記の表2に示す通りである。
【0017】
【表2】 溶接条件は,溶接電流が300A、アーク電圧が32
V、溶接速度が200mm/minであった。シールド
ガスとしては炭酸ガスを用い、炭酸ガスの供給量は20
リットル/minであった。
【0018】そしてサブマージアーク溶接に用いた溶接
用ワイヤは、日本ウエルディング・ロッド株式会社がWE
L SUB 316Lの製品名で販売する直径が4.0φの
サブマージアーク溶接用ワイヤを用いた。この溶接用ワ
イヤの化学成分は、下記の表3に示す通りである。
【0019】
【表3】 なおこの実施例では、フラックスとして日本ウエルディ
ング・ロッド株式会社がWEL SUB F−6の製品名で販
売するフラックスを用いた。溶接条件は、溶接電流が5
70A、アーク電圧が32V、溶接速度が280mm/
minで、パス間温度が150℃未満であった。
【0020】[実施例2]ステンレスクラッド鋼板とし
て,上記表1に示された板厚13.5mmのSUS316Lク
ラッド鋼を用いた。
【0021】開先条件は、開先角度が45°で、ルート
間隔が6mmで、ルートフェイスは0であった。
【0022】そしてガスシールドアーク溶接で用いた溶
接用ワイヤは、日鉄溶接工業株式会社がSF−1の製品名
で販売する直径が1.4φの炭素鋼溶接ワイヤを用い
た。そして溶接条件は,溶接電流が300A、アーク電
圧が32V、溶接速度が150mm/minであった。
シールドガスとしては炭酸ガスを用い、炭酸ガスの供給
量は20リットル/minであった。
【0023】サブマージアーク溶接に用いた溶接用ワイ
ヤは、日本ウエルディング・ロッド株式会社がWEL SUB
316ULCの製品名で販売する直径が4.0φのサブ
マージアーク溶接用ワイヤを用いた。この溶接用ワイヤ
の化学成分は、上記の表3に示す通りである。なおこの
実施例では、フラックスとして日本ウエルディング・ロ
ッド株式会社がWEL SUB F−6MOの製品名で販売する
フラックスを用いた。溶接条件は、溶接電流が500
A、アーク電圧が32V、溶接速度が200mm/mi
nで、パス間温度が150℃未満であった。
【0024】[実施例3]ステンレスクラッド鋼板とし
て,上記表1に示された板厚11.5mmのSUS316Lク
ラッド鋼を用いた。開先条件は、開先角度が45°で、
ルート間隔が3mmで、ルートフェイスは0であった。
【0025】そしてガスシールドアーク溶接で用いた溶
接用ワイヤは、日本ウエルディング・ロッド株式会社が
WEL FCW H309MoLの製品名で販売する直径が1.4φ
の溶接用ワイヤを用いた。シールドガスとしては炭酸ガ
スを用い、炭酸ガスの供給量は20リットル/minで
あった。そして溶接条件は,溶接電流が300A、アー
ク電圧が35V、溶接速度が300mm/minであっ
た。
【0026】サブマージアーク溶接に用いた溶接用ワイ
ヤは、日本ウエルディング・ロッド株式会社がWEL SUB
316Lの製品名で販売する直径が4.0φのサブマ
ージアーク溶接用ワイヤを用いた。この溶接用ワイヤの
化学成分は、上記の表3に示す通りである。なおこの実
施例では、フラックスとして日本ウエルディング・ロッ
ド株式会社がWEL SUB F−6の製品名で販売するフラ
ックスを用いた。溶接条件は、溶接電流が500A、ア
ーク電圧が30V、溶接速度が300mm/minで、
パス間温度が150℃未満であった。
【0027】上記の上記実施例1乃至3により溶接した
溶接部について、JIS Z 3106に従ってX線透過試
験を行ったところ、欠陥の個数は0個であり、判定結果
は1級であった。また上記実施例1乃至3により溶接し
た溶接部について、JIS Z3122に従って曲げ試験を
行ったところ、曲げ前の欠陥が無欠陥で、曲げ後の欠陥
も無欠陥であることが確認された。この試験は、従来の
方法により溶接したものと同じであり、本発明の方法に
よっても従来の方法と同様の溶接品質が得られることが
確認された。
【0028】図2は、本発明の溶接方法を実施する場合
に用いることができる、ルートフェースを備えた開先の
形状の一例を示している。図2において、RFがルート
フェイスであり、θが開先角度であり、Rがルート間隔
である。本発明をこのようなルートフェースを設けた開
先を用いる場合に実施しても前述の実施の形態と同様の
効果を得ることができる。
【0029】ステンレスクラッド鋼板101,102の
合わせ材の板厚が5mm以下で、全体の板厚が9mm以
上17mm以下の場合における好ましい開先の形状は、
開先角度が30°以上60°以下で、ルート間隔が2m
m以上10mm以下で、ルートフェイスが0または3m
m以下である開先の形状である。開先角度が30°より
小さくなると、裏波ビードの出方が悪くなり、また融合
不良等の欠陥が発生しやすくなる。開先角度が60°よ
り大きくなると、溶接する量(溶着量)が増加し、能率
が著しく悪くなる。またルート間隔が2mmより小さい
と、安定した裏波ビードが得られず、ルート間隔が10
mmより大きくなると、安定した裏波ビードが得られな
いとともに、溶着量が増加して溶接能率が悪くなる。ル
ートフェイスが3mmを超えると、この場合にも安定し
た裏波ビードが得られなくなり、融合不良等の欠陥が発
生する。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、裏当材を用いることに
より、一方向からの溶接作業により、2枚のステンレス
クラッド鋼板の溶接を行えるので、溶接作業の途中でク
レーン操作を必要とすることがなく、溶接コストを大幅
に下げることができる。
【0031】また本発明では、合わせ材側の最終ビード
をサブマージアーク溶接により形成するため、良質な最
終ビードを得ることができる。特に1回のサブマージア
ーク溶接により最終ビードを形成すると表面側に複数の
ビードの重なり部分が形成されないため、最良のビード
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は、本発明のステンレスクラッ
ド鋼板の溶接方法を実施する場合の工程の一部を示す図
である。
【図2】開先形状の説明に用いる図である。
【図3】(A)乃至(C)は、従来の溶接方法の工程の
一部をそれぞれ示す図である。
【符号の説明】
1,2,101,102 ステンレスクラッド鋼板 11,21,111,121 母材 12,22,112,122 合わせ材 3,103 開先 100 裏当材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 正 静岡県浜北市中瀬7800番地 日本ウエルデ ィング・ロッド株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 4E001 AA03 BB06 CA03 CC01 DB03 DF05 DF09 EA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素鋼からなる母材にステンレス鋼から
    なる合わせ材が積層されてなる2枚のステンレスクラッ
    ド鋼板をアーク溶接法により溶接する方法であって、 前記2枚のステンレスクラッド鋼板として、前記母材側
    にルート間隔を開け且つ前記母材側から前記合わせ材側
    に向かうに従って間隔が広がる形状の開先を形成できる
    ものを用意して、前記開先を形成するように前記2枚の
    ステンレスクラッド鋼板を並べ、前記2枚のステンレス
    クラッド鋼板の前記母材と接触し且つ前記開先の前記母
    材側の開口部を塞ぐ裏当材を前記2枚のステンレスクラ
    ッド鋼板に対して配置し、 ガスシールドアーク溶接により前記2枚のステンレスク
    ラッド鋼板の前記母材を溶接し、 その後サブマージアーク溶接により前記2枚のステンレ
    スクラッド鋼板の前記合わせ材を溶接することを特徴と
    するステンレスクラッド鋼板の溶接方法。
  2. 【請求項2】 前記サブマージアーク溶接では1層のビ
    ードを形成することを特徴とする請求項1に記載のステ
    ンレスクラッド鋼板の溶接方法。
  3. 【請求項3】 前記ガスシールドアーク溶接では、フラ
    ックス入り溶接ワイヤを用いることを特徴とする請求項
    1または2に記載のステンレスクラッド鋼板の溶接方
    法。
  4. 【請求項4】 前記ステンレスクラッド鋼板の前記合わ
    せ材の板厚が5mm以下で、全体の板厚が9mm以上1
    7mm以下の場合における前記開先の形状は、開先角度
    が30°以上60°以下で、ルート間隔が2mm以上10
    mm以下で、ルートフェイスが0または3mm以下であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のステンレスクラッ
    ド鋼板の溶接方法。
JP21081399A 1999-07-26 1999-07-26 ステンレスクラッド鋼板の溶接方法 Expired - Fee Related JP3552956B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21081399A JP3552956B2 (ja) 1999-07-26 1999-07-26 ステンレスクラッド鋼板の溶接方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21081399A JP3552956B2 (ja) 1999-07-26 1999-07-26 ステンレスクラッド鋼板の溶接方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001038472A true JP2001038472A (ja) 2001-02-13
JP3552956B2 JP3552956B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=16595559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21081399A Expired - Fee Related JP3552956B2 (ja) 1999-07-26 1999-07-26 ステンレスクラッド鋼板の溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3552956B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007313551A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Toho Titanium Co Ltd クラッド容器の溶接方法および同容器を用いたスポンジチタンの製造方法
JP2011255416A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Nippon Steel Engineering Co Ltd クラッド鋼材の接合方法及び接合構造
CN109500480A (zh) * 2018-12-29 2019-03-22 浙江博凡动力装备股份有限公司 一种不锈钢陶瓷衬垫焊接工艺
CN112008195A (zh) * 2020-09-04 2020-12-01 杨虹 一种控制复合板焊接裂纹施工工艺研发
CN112958882A (zh) * 2021-02-25 2021-06-15 中铁四局集团有限公司 一种桥梁用不锈钢复合板高效焊接工艺
CN114734123A (zh) * 2022-04-28 2022-07-12 湖南华菱湘潭钢铁有限公司 一种Q420qE+316L复合板的焊接方法
CN114939708A (zh) * 2022-03-09 2022-08-26 南京钢铁股份有限公司 一种船用2205不锈钢复合板的氩弧焊焊接方法
CN115302055A (zh) * 2022-09-13 2022-11-08 特变电工新疆新能源股份有限公司 一种高强钢风电塔筒主体结构无预热焊接方法
CN115302053A (zh) * 2022-08-29 2022-11-08 中建安装集团有限公司 一种不锈钢复合板智能化埋弧焊焊接方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102941397B (zh) * 2012-10-09 2015-05-13 中冶南方(武汉)威仕工业炉有限公司 一种镍基合金的钨极氩弧焊焊接方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007313551A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Toho Titanium Co Ltd クラッド容器の溶接方法および同容器を用いたスポンジチタンの製造方法
JP2011255416A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Nippon Steel Engineering Co Ltd クラッド鋼材の接合方法及び接合構造
CN109500480A (zh) * 2018-12-29 2019-03-22 浙江博凡动力装备股份有限公司 一种不锈钢陶瓷衬垫焊接工艺
CN112008195A (zh) * 2020-09-04 2020-12-01 杨虹 一种控制复合板焊接裂纹施工工艺研发
CN112958882A (zh) * 2021-02-25 2021-06-15 中铁四局集团有限公司 一种桥梁用不锈钢复合板高效焊接工艺
CN114939708A (zh) * 2022-03-09 2022-08-26 南京钢铁股份有限公司 一种船用2205不锈钢复合板的氩弧焊焊接方法
CN114734123A (zh) * 2022-04-28 2022-07-12 湖南华菱湘潭钢铁有限公司 一种Q420qE+316L复合板的焊接方法
CN115302053A (zh) * 2022-08-29 2022-11-08 中建安装集团有限公司 一种不锈钢复合板智能化埋弧焊焊接方法
CN115302053B (zh) * 2022-08-29 2023-11-14 中建安装集团有限公司 一种不锈钢复合板智能化埋弧焊焊接方法
CN115302055A (zh) * 2022-09-13 2022-11-08 特变电工新疆新能源股份有限公司 一种高强钢风电塔筒主体结构无预热焊接方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3552956B2 (ja) 2004-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106112263B (zh) 以t2紫铜作为过渡层的钛‑钢复合板激光填丝对接焊方法
CN106312266B (zh) 一种高铁车厢用铝合金地板的焊接工艺
JP2001038472A (ja) ステンレスクラッド鋼板の溶接方法
CN112139690A (zh) 一种采用p+t和陶质垫的环缝焊接方法
CN108367376B (zh) 立式窄坡口气体保护弧焊方法
JP2002011575A (ja) 鋼管の溶接方法
JP2004160467A (ja) 異種金属からなる溶接継手およびその作製方法
JPH0623553A (ja) 溶接鋼管の製造方法
JPS60221173A (ja) クラツド管の製造方法
CN108290239B (zh) 立式窄坡口气体保护弧焊方法
CN110142512A (zh) 一种低合金高强钢薄板的激光-mig电弧复合焊接方法
JP2001030091A (ja) 挟開先t継手の構造およびその溶接方法ならびに溶接構造物
JPH067934A (ja) 二重管の管端シール溶接方法
JP3182672B2 (ja) クラッド鋼管の内面溶接方法
JP2019126842A (ja) 肉盛溶接方法
CN113927193A (zh) 一种厚板铜合金新型联合大熔深焊接方法
JP5268594B2 (ja) I型継手の溶接方法及びそのi型溶接継手並びにそれを用いた溶接構造物
JP4871747B2 (ja) 両面溶接方法
JPS6333941B2 (ja)
JPH08309527A (ja) クラッド溶接鋼管の製造方法
JPH08276273A (ja) クラッド鋼の突合せ溶接方法
JP3180257B2 (ja) クラッド鋼管の内面シーム溶接方法
JPH02187272A (ja) 片面溶接における第一層溶接法
CN111098006B (zh) 一种铝合金罐车封头/罐体双面tig打底焊接方法
JPS61226187A (ja) 高合金鋼クラツド鋼管の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3552956

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080514

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees