JP2001035006A - 光ディスク及びその製造方法 - Google Patents
光ディスク及びその製造方法Info
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- JP2001035006A JP2001035006A JP11210433A JP21043399A JP2001035006A JP 2001035006 A JP2001035006 A JP 2001035006A JP 11210433 A JP11210433 A JP 11210433A JP 21043399 A JP21043399 A JP 21043399A JP 2001035006 A JP2001035006 A JP 2001035006A
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- Japan
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- optical disk
- incident
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ディスクの情報の読み出し、書き込みの信
頼性を向上することを目的とする。 【解決手段】 読み取り、書き込み用の光線が入射する
光ディスクの入斜面6に、情報記録領域を保護する突起
7を設けるものであり、突起は入斜面に指紋や傷が付か
ないようにする。
頼性を向上することを目的とする。 【解決手段】 読み取り、書き込み用の光線が入射する
光ディスクの入斜面6に、情報記録領域を保護する突起
7を設けるものであり、突起は入斜面に指紋や傷が付か
ないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に読み取
り、書き込み可能な記録媒体、具体的にはCD、CD−
R、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−Rなど
の光ディスクに関するものである。
り、書き込み可能な記録媒体、具体的にはCD、CD−
R、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−Rなど
の光ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンなどの情報機器、DVD
プレーヤなどの映像機器の発達により、その情報媒体で
ある光ディスクなどの光学的に読み取り、書き込み可能
な記録媒体にも多様な要求がなされてきている。
プレーヤなどの映像機器の発達により、その情報媒体で
ある光ディスクなどの光学的に読み取り、書き込み可能
な記録媒体にも多様な要求がなされてきている。
【0003】以後、記録媒体として光ディスクを基に説
明する。従来の光ディスクの構造を図6参照しながら説
明する。
明する。従来の光ディスクの構造を図6参照しながら説
明する。
【0004】透明基板51の片面には凹凸が設けられて
おり、この凹凸面52にはアルミニウム薄膜53がスパ
ッタ処理されており、情報の記録面となっている。そし
てスパッタ処理されたアルミニウム薄膜53に接着剤5
5を介して他の透明基板54を貼り合わせ光ディスクが
構成されている。
おり、この凹凸面52にはアルミニウム薄膜53がスパ
ッタ処理されており、情報の記録面となっている。そし
てスパッタ処理されたアルミニウム薄膜53に接着剤5
5を介して他の透明基板54を貼り合わせ光ディスクが
構成されている。
【0005】ここで凹凸は、光の波長の1/4の深さで
ある。
ある。
【0006】光ディスクの記録情報は、レーザー光56
をレンズ57により透明基板51の光の入斜面58を通
して凹凸面52に集光し、この凹凸面52での反射光の
干渉による明暗により、読み出される。
をレンズ57により透明基板51の光の入斜面58を通
して凹凸面52に集光し、この凹凸面52での反射光の
干渉による明暗により、読み出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般的に光ディスク
は、情報を高い信頼性で読み出したり、あるいは書き込
むこと(CD−R、DVD−RAM、DVD−Rの場
合)が要求されている。しかしながら光ディスクの光の
入斜面58に指紋や傷(特に円周方向)があると、レー
ザー光56は乱反射したり、吸収されて凹凸面52に届
かず情報を正確に読み書きできなくなるという課題があ
る。ここで図7は光ディスクの入斜面における傷の状態
の一例を示しており、ディスク上には小さな傷59や円
周方向の傷60、半径方向の傷61がある(破線(イ)
は円周方向、破線(ロ)は半径方向を示している)。
は、情報を高い信頼性で読み出したり、あるいは書き込
むこと(CD−R、DVD−RAM、DVD−Rの場
合)が要求されている。しかしながら光ディスクの光の
入斜面58に指紋や傷(特に円周方向)があると、レー
ザー光56は乱反射したり、吸収されて凹凸面52に届
かず情報を正確に読み書きできなくなるという課題があ
る。ここで図7は光ディスクの入斜面における傷の状態
の一例を示しており、ディスク上には小さな傷59や円
周方向の傷60、半径方向の傷61がある(破線(イ)
は円周方向、破線(ロ)は半径方向を示している)。
【0008】特に光ディスクの普及に伴い、小さな子供
からお年寄りまで様々な人々がディスクを使用してお
り、その扱いも乱雑な使用になっており、指紋や微小な
傷の影響がでてきいるのも事実である。また情報量が増
加すればするほど更に微小な傷でもディスクには多大な
影響を与える。
からお年寄りまで様々な人々がディスクを使用してお
り、その扱いも乱雑な使用になっており、指紋や微小な
傷の影響がでてきいるのも事実である。また情報量が増
加すればするほど更に微小な傷でもディスクには多大な
影響を与える。
【0009】小さな傷や半径方向の傷は情報に冗長性を
もたせることにより誤り訂正することが可能であるが、
特に円周方向の傷は情報の修復などの誤り訂正が困難で
ある。
もたせることにより誤り訂正することが可能であるが、
特に円周方向の傷は情報の修復などの誤り訂正が困難で
ある。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るもので、情報の読み出し、書き込みの信頼性を向上す
ることを目的とする。
るもので、情報の読み出し、書き込みの信頼性を向上す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は読み取り、書き込み用の光線が入射する光
ディスクの入斜面に、情報記録領域を保護する突起を設
けるものであり、突起は入斜面の底面に指紋や傷が付か
ないようにする。
めに本発明は読み取り、書き込み用の光線が入射する光
ディスクの入斜面に、情報記録領域を保護する突起を設
けるものであり、突起は入斜面の底面に指紋や傷が付か
ないようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、実施の形
態において同一構成については同一符号を付して説明す
る。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、実施の形
態において同一構成については同一符号を付して説明す
る。
【0013】本実施形態では、情報記録領域は情報が記
録されうる情報の記録面の領域であり、突起は微小突起
や線上突起であり、保護層は接着剤、他の透明基板、保
護コーティング(図11)で説明してある。
録されうる情報の記録面の領域であり、突起は微小突起
や線上突起であり、保護層は接着剤、他の透明基板、保
護コーティング(図11)で説明してある。
【0014】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態における光ディスクの断面を示したものであり、
透明基板1は、片面に光の波長の1/4の深さの凹凸2
が設けられており、その凹凸面2aにはアルミニウム薄
膜3がスパッタ処理されて情報の記録面となっている。
このアルミニウム薄膜3に接着剤4を介して他の透明基
板5が貼り合わされている。ここで透明基板は通常ポリ
カーボネート樹脂製である。ここでの基板厚みは6[m
m]のものを用いた。また接着剤は紫外線硬化性のある
アクリル性樹脂を用い、40〜60[μm]の厚みにし
た。またアルミニウム薄膜の代わりに金膜を用いてもよ
い。
の形態における光ディスクの断面を示したものであり、
透明基板1は、片面に光の波長の1/4の深さの凹凸2
が設けられており、その凹凸面2aにはアルミニウム薄
膜3がスパッタ処理されて情報の記録面となっている。
このアルミニウム薄膜3に接着剤4を介して他の透明基
板5が貼り合わされている。ここで透明基板は通常ポリ
カーボネート樹脂製である。ここでの基板厚みは6[m
m]のものを用いた。また接着剤は紫外線硬化性のある
アクリル性樹脂を用い、40〜60[μm]の厚みにし
た。またアルミニウム薄膜の代わりに金膜を用いてもよ
い。
【0015】透明基板1の凹凸面2aとは反対側の面で
ある読み取り、書き込み用の光の入斜面6には微少突起
7が多数設けられている。
ある読み取り、書き込み用の光の入斜面6には微少突起
7が多数設けられている。
【0016】ここで突起は傷、指紋などの影響をなくす
ために、少なくとも情報記録を行う面上に配されている
必要があり、照射するレーザー光を遮断しない大きさで
あり、かつ以下に説明するように入斜面に傷や指紋を付
けないような大きさを有する。具体的に突起の大きさは
0.2mm前後、高さは0.1〜0.3mmくらいの範
囲が好適であるが情報のもたせ方等により適宣用いられ
る。
ために、少なくとも情報記録を行う面上に配されている
必要があり、照射するレーザー光を遮断しない大きさで
あり、かつ以下に説明するように入斜面に傷や指紋を付
けないような大きさを有する。具体的に突起の大きさは
0.2mm前後、高さは0.1〜0.3mmくらいの範
囲が好適であるが情報のもたせ方等により適宣用いられ
る。
【0017】具体的な作用を説明すると図3は微少突起
7と指8との関係を示すものであり、光ディスクを手で
持った場合などに、光ディスクの入斜面6に指が触れ、
指8は微少突起7に当接し指紋や傷が光の入斜面6に付
く(特に入斜面6の底面22に傷や指紋が付く)のを防
止する。
7と指8との関係を示すものであり、光ディスクを手で
持った場合などに、光ディスクの入斜面6に指が触れ、
指8は微少突起7に当接し指紋や傷が光の入斜面6に付
く(特に入斜面6の底面22に傷や指紋が付く)のを防
止する。
【0018】また他のもの、例えば机の上に光ディスク
を置き机とディスクが接触しても微小突起7に当接する
ので、光の入射面6に傷が付くのを防止できる。
を置き机とディスクが接触しても微小突起7に当接する
ので、光の入射面6に傷が付くのを防止できる。
【0019】次に実施の形態について詳しく説明する
と、まず本実施の形態では読み取り、書き込み用のレー
ザ光として実際に、レーザーの集光径がΦ0.2[m
m]、照射径がΦ0.15[mm]、レーザー波長が65
0[nm]のものを用い、入斜面に対して略直角方向に入
射した。
と、まず本実施の形態では読み取り、書き込み用のレー
ザ光として実際に、レーザーの集光径がΦ0.2[m
m]、照射径がΦ0.15[mm]、レーザー波長が65
0[nm]のものを用い、入斜面に対して略直角方向に入
射した。
【0020】突起と突起の間隔は同一円周上で20mm
以上設けることが好ましい。これは突起と突起との間が
短いと、仮にレーザー光による読み取りあるいは書き込
みの際、突起を傷や埃などのエラーとして認識した場合
でもエラー訂正により、認識による間違いを補正するこ
とが可能であるからである。
以上設けることが好ましい。これは突起と突起との間が
短いと、仮にレーザー光による読み取りあるいは書き込
みの際、突起を傷や埃などのエラーとして認識した場合
でもエラー訂正により、認識による間違いを補正するこ
とが可能であるからである。
【0021】また前記突起は、ディスクの情報記録面の
内周側(図2のAに示す)から設ける事が望ましい。こ
れは、ディスクの記録は内周側から外周側(図2のBに
示す)に記録されていくために記録部分の保護という観
点から必要なことである。
内周側(図2のAに示す)から設ける事が望ましい。こ
れは、ディスクの記録は内周側から外周側(図2のBに
示す)に記録されていくために記録部分の保護という観
点から必要なことである。
【0022】また普通、ディスクをつかむ場合、外周側
を指で保持するために外周側に指紋や、傷がつきやすい
ので突起を外周側に設けることにもまた別の技術的意義
がある。
を指で保持するために外周側に指紋や、傷がつきやすい
ので突起を外周側に設けることにもまた別の技術的意義
がある。
【0023】また、更に安全性、信頼性を向上させるた
め図2に示すように微少突起7は図の符号A〜符号Bま
での情報を記録した領域の光の入斜面に多数均一に設け
るのが望ましい。
め図2に示すように微少突起7は図の符号A〜符号Bま
での情報を記録した領域の光の入斜面に多数均一に設け
るのが望ましい。
【0024】具体例として突起の高さは0.2mm程
度、突起間の間は同一円周上、つまり同一トラック上で
は20(mm)程度必要であり隣接する円周間では5
(mm)くらいあればよい。
度、突起間の間は同一円周上、つまり同一トラック上で
は20(mm)程度必要であり隣接する円周間では5
(mm)くらいあればよい。
【0025】また突起の形状は円形など特に限られない
が、図8に示すように頭頂部62が平面状の、断面が台
形形状(側面がテーパ形状63)の突起が好ましい。こ
れは図9に示すように円錐の場合(図9(a))に比べ
て、図9(b)に示すように指64で押した場合に潰れ
にくく、また突起に働く押圧力を均一にすることができ
るので、更に傷や指紋がつきにくくなる。更にテーパ状
にすることにより突起を金型で成形した場合に離型しや
すく微小な突起を精度よく成形することができる。(こ
こで仮に離型しがたい場合には突起がとれてしまった
り、精度が悪くなり本来の機能を果たさなくなる可能性
もある。) 更に、ここで微小突起の色は、図10に示すようにレー
ザ光などの照射光30が突起表面31に反射して、ディ
スクの他の面32に影響を与えることによる読み取り、
書き込み処理のエラーを防ぐ為に光が表面で反射するこ
となく、光を吸収する色を用いる。本実施の形態では黒
色を用いたが茶色など光を吸収する色であればよい。
が、図8に示すように頭頂部62が平面状の、断面が台
形形状(側面がテーパ形状63)の突起が好ましい。こ
れは図9に示すように円錐の場合(図9(a))に比べ
て、図9(b)に示すように指64で押した場合に潰れ
にくく、また突起に働く押圧力を均一にすることができ
るので、更に傷や指紋がつきにくくなる。更にテーパ状
にすることにより突起を金型で成形した場合に離型しや
すく微小な突起を精度よく成形することができる。(こ
こで仮に離型しがたい場合には突起がとれてしまった
り、精度が悪くなり本来の機能を果たさなくなる可能性
もある。) 更に、ここで微小突起の色は、図10に示すようにレー
ザ光などの照射光30が突起表面31に反射して、ディ
スクの他の面32に影響を与えることによる読み取り、
書き込み処理のエラーを防ぐ為に光が表面で反射するこ
となく、光を吸収する色を用いる。本実施の形態では黒
色を用いたが茶色など光を吸収する色であればよい。
【0026】(実施の形態2)図4は実施の形態1で説
明したのと同様の表面を保護した光ディスクの光の入射
面を示している。実施の形態1では入斜面6に微小突起
7を設けたが、本実施の形態では放射線状に形成された
線状の微小突起(以下、線状突起という)9を入斜面6
に設けた。
明したのと同様の表面を保護した光ディスクの光の入射
面を示している。実施の形態1では入斜面6に微小突起
7を設けたが、本実施の形態では放射線状に形成された
線状の微小突起(以下、線状突起という)9を入斜面6
に設けた。
【0027】本実施の形態では光ディスクの入斜面が指
や他の物と接触した場合、線接触になる為に大きな力に
対しても面圧を低く保つことができ、突起の変形量が少
なくなるので、より一層指紋や傷が付きにくい。
や他の物と接触した場合、線接触になる為に大きな力に
対しても面圧を低く保つことができ、突起の変形量が少
なくなるので、より一層指紋や傷が付きにくい。
【0028】ここで線状突起は図に示すように千鳥状の
配置になっている。
配置になっている。
【0029】配置間隔はディスクの内側・外側で間隔が
略一定になるように図に示すように外側に補助的な突起
(9a、9b)をそれぞれ配置してある。これにより記
録面を全体的に保護することが可能となる。
略一定になるように図に示すように外側に補助的な突起
(9a、9b)をそれぞれ配置してある。これにより記
録面を全体的に保護することが可能となる。
【0030】図5は、図4に示す線状突起9を透明基板
1に同時成形するための金型装置を示している。基板樹
脂を注入するスプルーを有した上金型10のキャビティ
11を構成する面に、光の波長の1/4の凹凸を形成し
たスタンパ12が外周リング13により取り付けられて
いる。下金型14の表面には放射線状の凹部15が形成
されている。基板1は上金型10とスタンパ12、外周
リング13、下金型14によって囲まれたキャビティ1
1に加熱溶融した樹脂(図示せず)を注入し、冷却して
作られる。このように金型での樹脂成形により放射線状
の微小突起9を一度につくることができ、微小突起の間
隔、大きさなどを簡単な構成で、精度よく事前に好適な
ものにすることができる。また、一つの微小突起の形状
を統一した形にすることができ、成形時に樹脂の流れが
悪くなった場合でも微小突起がこのような一様の断面形
状を有するものとなり、光の屈折率を一定にすることが
できる。
1に同時成形するための金型装置を示している。基板樹
脂を注入するスプルーを有した上金型10のキャビティ
11を構成する面に、光の波長の1/4の凹凸を形成し
たスタンパ12が外周リング13により取り付けられて
いる。下金型14の表面には放射線状の凹部15が形成
されている。基板1は上金型10とスタンパ12、外周
リング13、下金型14によって囲まれたキャビティ1
1に加熱溶融した樹脂(図示せず)を注入し、冷却して
作られる。このように金型での樹脂成形により放射線状
の微小突起9を一度につくることができ、微小突起の間
隔、大きさなどを簡単な構成で、精度よく事前に好適な
ものにすることができる。また、一つの微小突起の形状
を統一した形にすることができ、成形時に樹脂の流れが
悪くなった場合でも微小突起がこのような一様の断面形
状を有するものとなり、光の屈折率を一定にすることが
できる。
【0031】また加圧溶融した樹脂は上金型10の中心
から注入され、下金型14の中心から外周へ向けて樹脂
が流れていくので中心から延びる放射線状の凹部15は
樹脂の流れを妨げず、外観や複屈折特性の良い基板をつ
くれる。
から注入され、下金型14の中心から外周へ向けて樹脂
が流れていくので中心から延びる放射線状の凹部15は
樹脂の流れを妨げず、外観や複屈折特性の良い基板をつ
くれる。
【0032】尚、以上の説明では表面を保護した光ディ
スクを2枚の基板を貼り合わせ構成したDVDの例で説
明したが、その他の単板の光ディスク、例えばCDにつ
いても同様に実施が可能である(図11参照)。
スクを2枚の基板を貼り合わせ構成したDVDの例で説
明したが、その他の単板の光ディスク、例えばCDにつ
いても同様に実施が可能である(図11参照)。
【0033】また情報の記録面に相変化する薄膜などを
つけ、書き込みもできるDVD−RAMについても同様
に実施できる。
つけ、書き込みもできるDVD−RAMについても同様
に実施できる。
【0034】また本実施の形態では樹脂成形による一体
成形を行ったが、微小突起を基板の表面に印刷してもよ
く、この方法としては、図12に示すように透明基板1
上に突起となる開口部16aを設けたスクリーン16を
配し、このスクリーン16上に配した突起材料18をス
キージ17により開口部16aに充填し透明基板1に突
起を設けるスクリーン印刷や、図13に示すように金型
19aの凹部19に突起材料21を充填し、転写手段2
0を金型19に押し当てて転写手段20に突起材料21
を転写し透明基板1上と転写手段20とをくっつけるこ
とにより透明基板1上に突起21を形成するタンポ印刷
や、あるいはオフセット印刷、インクジェットなど、い
ずれの方法を用いても良い。
成形を行ったが、微小突起を基板の表面に印刷してもよ
く、この方法としては、図12に示すように透明基板1
上に突起となる開口部16aを設けたスクリーン16を
配し、このスクリーン16上に配した突起材料18をス
キージ17により開口部16aに充填し透明基板1に突
起を設けるスクリーン印刷や、図13に示すように金型
19aの凹部19に突起材料21を充填し、転写手段2
0を金型19に押し当てて転写手段20に突起材料21
を転写し透明基板1上と転写手段20とをくっつけるこ
とにより透明基板1上に突起21を形成するタンポ印刷
や、あるいはオフセット印刷、インクジェットなど、い
ずれの方法を用いても良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ディスクの光の入斜面に突起を設けることにより、指
紋や傷が付くのを防止でき、情報を高い信頼性で読み出
したり書き込んだりすることができる。
光ディスクの光の入斜面に突起を設けることにより、指
紋や傷が付くのを防止でき、情報を高い信頼性で読み出
したり書き込んだりすることができる。
【図1】本発明の実施形態における光ディスクの断面図
【図2】図1の矢印A方向から見た光ディスクの平面図
【図3】光ディスクに設けた微小突起と指との関係を示
す図
す図
【図4】本発明の第2の実施形態における光ディスクの
平面図
平面図
【図5】第2の実施形態の光ディスクを製造する金型装
置を示す図
置を示す図
【図6】従来の光ディスクの断面図
【図7】光ディスクの傷を示す図
【図8】本発明の実施の形態の突起形状を示す図
【図9】光ディスクに設けた微小突起と指との関係を示
す図
す図
【図10】光ディスクの突起とレーザ光との関係を示す
図
図
【図11】コンパクトディスクの断面図
【図12】本発明の一実施形態の光ディスクの突起の製
造方法を示す図
造方法を示す図
【図13】本発明の一実施形態の光ディスクの突起の製
造方法を示す図
造方法を示す図
1 透明基板 2 凹凸 3 アルミニウム薄膜 4 接着剤 5 透明基板 6 光の入斜面 7 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 3/407 B41J 3/00 F B29L 17:00 (72)発明者 近藤 繁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中嶋 雄一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 辻井 太郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C062 RA01 4F206 AA21 AA28 AH79 JA07 JQ81 5D029 KB11 LB02 PA10 5D121 AA02 DD02
Claims (9)
- 【請求項1】 読み取り、書き込み用の光線が入射する
光ディスクの入斜面に、情報記録領域を保護する突起を
設けた光ディスク。 - 【請求項2】 突起は入斜面の底面に指紋や傷が付かな
いようにする請求項2記載の光ディスク。 - 【請求項3】 読み取り、書き込み用の光線が入射する
光ディスクの入斜面に、多数の微小突起を設けた請求項
1又は2記載の光ディスク。 - 【請求項4】 読み取り、書き込み用の光線が入射する
光ディスクの入斜面に、線上突起を設けた請求項1又は
2記載の光ディスク。 - 【請求項5】 線上突起は光ディスクの中心から放射状
の延びている請求項4記載の光ディスク。 - 【請求項6】 線上突起は千鳥状に配した請求項4又は
5記載の光ディスク。 - 【請求項7】 突起は少なくとも情報記録の範囲に対し
て設けた請求項2〜6のいずれか1項に記載の光ディス
ク。 - 【請求項8】 透明基板の片面に光の波長以下の凹凸を
設け、情報を記録する面を持ち、単板又は2枚の基板を
貼り合わせた光ディスクにおいて、光の入射する面に多
数の微小突起を設けた光ディスク。 - 【請求項9】 透明基板上に記録面となる凹凸の形成と
情報記録領域を保護する突起を同時に樹脂成形し、前記
凹凸にアルミニウムなどの記録薄膜を形成し前記薄膜上
に保護層を設ける光ディスクの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11210433A JP2001035006A (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | 光ディスク及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11210433A JP2001035006A (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | 光ディスク及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001035006A true JP2001035006A (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=16589254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11210433A Pending JP2001035006A (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | 光ディスク及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001035006A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113874939A (zh) * | 2019-06-05 | 2021-12-31 | 索尼集团公司 | 光记录介质 |
-
1999
- 1999-07-26 JP JP11210433A patent/JP2001035006A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113874939A (zh) * | 2019-06-05 | 2021-12-31 | 索尼集团公司 | 光记录介质 |
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