JP2001033289A - ガス遮断装置及びガス遮断方法 - Google Patents

ガス遮断装置及びガス遮断方法

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JP2001033289A
JP2001033289A JP11205894A JP20589499A JP2001033289A JP 2001033289 A JP2001033289 A JP 2001033289A JP 11205894 A JP11205894 A JP 11205894A JP 20589499 A JP20589499 A JP 20589499A JP 2001033289 A JP2001033289 A JP 2001033289A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮断後の自動復帰時に場合により即時通常使
用状態に戻すことができるガス遮断装置及びガス遮断方
法を提供すること。 【解決手段】 ガス遮断装置は、流量検出部5と、積算
部7と、流量記憶部6とを有するガスメータにおいて、
圧力センサ1と、遮断弁4と、ガス圧力が異常に低下し
た場合に遮断弁4を遮断状態に駆動する遮断判定手段3
と、遮断弁4の遮断時、圧力センサ1の検出出力信号が
予め設定された圧力以上の圧力であると判定した場合
に、遮断弁4を自動復帰させ、次いで、流量記憶部6か
らの積算流量データに基づいて遮断弁4の遮断時より所
定時間前までの間におけるガス流量の変動の有無を判定
し、流量の変動がなければ、即時にガスメータを通常の
使用状態にし、流量の変動があれば、復帰安全確認作業
を行った後でガスメータを通常の使用状態にする自動復
帰判定手段9とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、何らかの異常発生
時にガス流路を遮断してガス事故を未然に防ぐガス遮断
装置及びガス遮断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスメータには、ある程度以上の
震度の地震発生時やガス供給圧力が異常に低下した場合
などの異常時に、圧力センサや感震器の作動によりガス
流路を遮断するガス遮断機能を備えたものがある。この
場合、ガス遮断が発生したら、ガスメータの設置場所ま
で行って遮断が起こった原因を調べ、異常があったとき
にはその処置をし、異常が解決されたら手動にてガスメ
ータを使用できるように復帰させる必要があった。そし
て、復帰後1分間は、復帰安全確認を行い、その間に流
量がなければ、通常通りガスの使用状態に戻るようにな
っていた。
【0003】上述の手動復帰型のガス遮断機能では、圧
力センサ及び感震器の作動によりガス遮断が発生した場
合、メータ下流側に異常がなくても、ガスメータの設置
場所まで行って、手動により復帰作業をしなければなら
なかった。
【0004】そこで、従来の他のガス遮断機能として、
自動復帰可能なものが、たとえば特開平10−7834
2号に開示されている。図4は、このような自動復帰型
ガス遮断機能を有するガスメータの要部のブロック図で
ある。
【0005】図4において、ガスメータ10は、遮断弁
13、流量検出部14、圧力スイッチ15、制御部20
及び表示部25からなる。制御部20は、流量検出部1
4の出力信号に基づいて流量を算出する流量演算部21
と、この流量演算部21で算出された流量を積算して積
算流量を算出する積算部22と、図示しない感震器、流
量演算部21及び圧力スイッチ15の各出力信号に基づ
いて異常を検出する安全機能部23と、この安全機能2
3の制御の下で遮断弁13を駆動する遮断弁駆動回路2
4とを備えている。流量演算部21、積算部22及び安
全機能部23は、たとえばマイクロコンピュータによっ
て構成されている。
【0006】図5は、このガスメータの動作を説明する
フローチャートである。通常時、流量検出部14はガス
流路を流れるガス流量に比例した流量パルスを出力し、
流量演算部21に入力する。流量演算部21は、流量検
出部14からの流量パルスに基づいてガス流量を算出す
る。算出されたガス流量は積算部22で積算され、表示
部25に表示される。ここで、地震その他の原因による
振動または衝撃、あるいはガス供給圧力の異常低下等が
発生すると、安全機能部23は遮断弁13を駆動してガ
ス管の開口部(図示しない)を閉じ、ガス流路を遮断す
る(ステップS101)と共に、表示部25のLEDを
点灯させて警告を表示する。
【0007】ガス流路の遮断後、安全機能部23は、圧
力スイッチ15からの設定圧力検出信号の有無の監視を
開始する(ステップS102)。この監視は、たとえば
1秒以内の時間間隔で一定周期で行う。そして、圧力ス
イッチ15から設定圧力検出信号が入力されないときは
(ステップS103;N)、そのような監視を一定時間
継続して行う。その結果、一定時間以上、圧力スイッチ
15からの設定圧力検出信号が入力されないときは(ス
テップS104;Y)、遮断弁13の下流側でのガス使
用またはガス漏れがないものと判断して、遮断弁駆動回
路24により遮断弁13を開けて、復帰遮断に戻す(S
ステップ105)。
【0008】一方、ガス流路の遮断後、圧力スイッチ1
5からの設定圧力検出信号の入力があった時は(ステッ
プS103;Y)、遮断弁13の下流側でのガス使用ま
たはガス漏れがあるものと判断して、遮断弁13の閉状
態を維持し(Sステップ106)、人による復帰操作を
待つ(ステップS107)。
【0009】このように、ガス流路を遮断する手段とし
て電気的に双方向駆動が可能な遮断弁13を用いると共
に、何らかの異常発生によってガス流路が遮断された場
合には、その後における下流側のガス圧低下の状態を監
視し、ガス漏れ等によるガス圧低下異常がないことを確
認した上で自動的に遮断弁13を復帰させるようにした
ので、ユーザ等の手を煩わせることなく、安全性を確保
しつつガスメータの自動復帰が可能となる。
【0010】また、他の自動復帰型ガス遮断機能とし
て、特開平9−89609号に開示されているものがあ
る。この自動復帰型ガス遮断機能は、異常時に遮断弁を
遮断状態にした後、自動復帰待ち時間テーブルを用い
て、流量記憶部によって記憶された流量に応じた自動復
帰待ち時間を決定し、この自動復帰待ち時間だけ待機し
た後、遮断弁を復帰状態にし、ガス漏れ検査を行い、ガ
ス漏れがあると判断した場合には遮断弁を遮断状態に
し、ガス漏れがないと判断した場合には遮断弁の復帰状
態を維持するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−78342号に開示されている自動復帰型ガス遮
断機能では、ユーザ等の手を煩わせることなく、安全性
を確保しつつガスメータの自動復帰が可能となっている
が、何らかの異常発生によってガス流路が遮断された場
合にその後における下流側のガス圧低下の状態を一定時
間監視し、ガス漏れ等によるガス圧低下異常がないこと
を確認した上でないと遮断弁を復帰させることができ
ず、通常使用状態に戻るのに時間がかかるという問題が
ある。
【0012】また、特開平9−89609号に開示され
ている自動復帰型ガス遮断機能は、何らかの異常発生に
よってガス流路が遮断された場合に自動復帰待ち時間の
経過後に遮断弁を自動復帰させているため、同様に、通
常使用状態に戻るのに時間がかかるという問題がある。
【0013】そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みて
なされたもので、その目的は、遮断後の自動復帰時に場
合により即時に通常使用状態に戻すことができるガス遮
断装置及びガス遮断方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的にかんがみ
て、請求項1記載の発明のガス遮断装置は、ガスの流量
を検出する流量検出部5と、上記流量検出部5からの検
出出力信号に基づいて積算流量を算出する積算部7と、
算出された積算流量を記憶する流量記憶部6とを有する
ガスメータにおいて、ガス流路のガス圧力を検出する圧
力センサ1と、ガス流路を遮断する遮断状態とガス流路
を開放する復帰状態とを選択的に駆動可能な遮断弁4
と、上記圧力センサ1の検出出力信号が供給され、ガス
圧力が異常に低下したと判定した場合に上記遮断弁4を
遮断状態に駆動する遮断判定手段3と、上記遮断弁4の
遮断時、上記圧力センサ1の検出出力信号が予め設定さ
れた圧力以上の圧力であると判定した場合に、上記遮断
弁4を自動復帰させ、次いで、上記流量記憶部6からの
積算流量データに基づいて上記遮断弁4の遮断時より所
定時間前までの間におけるガス流量の変動の有無を判定
し、流量の変動がなければ、即時にガスメータを通常の
使用状態にし、流量の変動があれば、復帰安全確認作業
を行った後でガスメータを通常の使用状態にする自動復
帰判定手段9とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項1記載の発明においては、遮断判定
手段3は、圧力センサ1の検出出力信号が供給され、ガ
ス圧力が異常に低下した場合に遮断弁4を遮断状態に駆
動する。自動復帰判定手段9は、圧力センサ1の検出出
力信号が予め設定された圧力以上の圧力であると判定し
た場合に、遮断弁4を自動復帰させ、次いで、流量記憶
部6からの積算流量データに基づいて遮断弁4の遮断時
より所定時間前までの間におけるガス流量の変動の有無
を判定し、流量の変動がなければ、即時にガスメータを
通常の使用状態にし、流量の変動があれば、復帰安全確
認作業を行った後でガスメータを通常の使用状態にす
る。
【0016】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のガス遮断装置において、前記自動復帰判定手段9
は、前記圧力センサ1からの検出出力信号と、前記流量
記憶部6からの積算流量データとに基づいて前記安全確
認作業を行い、前記圧力センサ1の検出出力信号が予め
設定された圧力以上の圧力であり、かつ安全確認作業中
に流量の変動がないと判定した場合は、復帰安全確認作
業を終了してガスメータを通常の使用状態にし、前記圧
力センサ1の検出出力信号が予め設定された圧力より低
下していると判定するか、または安全確認作業中に流量
の変動があったと判定した場合は、前記遮断弁4を遮断
状態に駆動することを特徴とする。
【0017】請求項2記載の発明においては、自動復帰
判定手段9は、圧力センサ1からの検出出力信号と、流
量記憶部6からの積算流量データとに基づいて前記安全
確認作業を行う。圧力センサ1の検出出力信号が予め設
定された圧力以上の圧力であり、かつ安全確認作業中に
流量の変動がないと判定した場合は、復帰安全確認作業
を終了してガスメータを通常の使用状態にする。圧力セ
ンサ1の検出出力信号が予め設定された圧力より低下し
ていると判定するか、または安全確認作業中に流量の変
動があったと判定した場合は、遮断弁4を遮断状態に駆
動する。
【0018】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載のガス遮断装置において、さらに、地震等による振動
を検出する感震器2を備え、前記自動復帰判定手段9
は、前記圧力センサ1からの検出出力信号と、上記感震
器2からの検出出力信号と、前記流量記憶部6からの積
算流量データとに基づいて前記安全確認作業を行い、上
記感震器2からの検出出力信号が無く、前記圧力センサ
1の検出出力信号が予め設定された圧力以上の圧力であ
り、安全確認作業中に流量の変動がないと判定した場合
は、復帰安全確認作業を終了してガスメータを通常の使
用状態にし、上記感震器2からの検出出力信号ありと判
定するか、または前記圧力センサ1の検出出力信号が予
め設定された圧力より低下していると判定するか、また
は安全確認作業中に流量の変動があったと判定した場合
は、前記遮断弁4を遮断状態に駆動することを特徴とす
る。
【0019】請求項3記載の発明においては、さらに、
地震等による振動を検出する感震器2を備えている。自
動復帰判定手段9は、圧力センサ1からの検出出力信号
と、感震器2からの検出出力信号と、流量記憶部6から
の積算流量データとに基づいて安全確認作業を行う。感
震器2からの検出出力信号が無く、圧力センサ1の検出
出力信号が予め設定された圧力以上の圧力であり、安全
確認作業中に流量の変動がないと判定した場合は、復帰
安全確認作業を終了してガスメータを通常の使用状態に
する。感震器2からの検出出力信号ありと判定するか、
または圧力センサ1の検出出力信号が予め設定された圧
力より低下していると判定するか、または安全確認作業
中に流量の変動があったと判定した場合は、遮断弁4を
遮断状態に駆動する。
【0020】また、請求項4記載の発明は、請求項1、
2または3記載のガス遮断装置において、前記圧力セン
サ1は、前記遮断弁4の下流側にまたは上流側及び下流
側の両方に配置されることを特徴とする。
【0021】請求項4記載の発明においては、圧力セン
サ1は、前記遮断弁4の下流側にまたは上流側及び下流
側の両方に配置される。
【0022】また、請求項5記載の発明のガス遮断方法
は、ガスの流量を検出する流量検出部5と、上記流量検
出部5からの検出出力信号に基づいて積算流量を算出す
る積算部7と、算出された積算流量を記憶する流量記憶
部6とを有するガスメータにおいて、ガス流路の下流側
のガス圧力を検出するステップS1と、上記検出される
ガス圧力が異常に低下した場合にガス流路を遮断するス
テップS1と、上記ガス流路の遮断後、上記検出される
ガス圧力が予め設定された圧力以上にあるか否かを判定
するステップS2と、上記検出されるガス圧力が予め設
定された圧力以上にあれば、ガス流路を遮断から開放に
自動復帰させるステップS3と、上記流量記憶部6から
の積算流量データを読み取ることにより上記遮断時より
所定時間前までの間におけるガス流量の変動の有無を判
定するステップS4と、ガス流量の変動がなかった場
合、即時にガスメータを通常の使用状態にするステップ
S13と、ガス流量の変動があった場合、復帰安全確認
作業を行った後ガスメータを通常の使用状態にするステ
ップ(S5乃至S13)とからなることを特徴とする。
【0023】請求項5記載の発明においては、ガスの流
量を検出する流量検出部5と、流量検出部5からの検出
出力信号に基づいて積算流量を算出する積算部7と、算
出された積算流量を記憶する流量記憶部6とを有するガ
スメータにおいて、まず、ガス流路の下流側のガス圧力
を検出する。次いで、検出されるガス圧力が異常に低下
した場合にガス流路を遮断する。次いで、ガス流路の遮
断後、検出されるガス圧力が予め設定された圧力以上に
あるか否かを判定する。次いで、検出されるガス圧力が
予め設定された圧力以上にあれば、ガス流路を遮断から
開放に自動復帰させる。次いで、流量記憶部6からの積
算流量データを読み取ることにより上記遮断時より所定
時間前までの間におけるガス流量の変動の有無を判定す
る。次いで、ガス流量の変動がなかった場合、即時にガ
スメータを通常の使用状態にする。ガス流量の変動があ
った場合、復帰安全確認作業を行った後ガスメータを通
常の使用状態にする。
【0024】また、請求項6記載の発明のガス遮断方法
は、ガスの流量を検出する流量検出部5と、上記流量検
出部5からの検出出力信号に基づいて積算流量を算出す
る積算部7と、算出された積算流量を記憶する流量記憶
部6とを有するガスメータにおいて、ガス流路の上流側
及び下流側のガス圧力を検出するステップS21と、上
記検出されるガス圧力が異常に低下した場合にガス流路
を遮断するステップS21と、上記ガス流路の遮断後、
上記検出される上流側のガス圧力が予め設定された圧力
以上にあるか否かを判定するステップS22と、上記検
出される上流側のガス圧力が予め設定された圧力以上に
あれば、ガス流路を遮断から開放に自動復帰させるステ
ップS23と、上記検出される下流側のガス圧力が予め
設定された圧力以上であるか否かを判定するステップS
24と、上記検出される下流側のガス圧力が予め設定さ
れた圧力より低下していると判定した場合、ガス流路を
遮断するステップS25と、上記検出される下流側のガ
ス圧力が予め設定された圧力以上であると判定した場
合、上記流量記憶部6からの積算流量データを読み取る
ことにより上記遮断時より所定時間前までの間における
ガス流量の変動の有無を判定するステップS26と、上
記流量の変動がないと判定した場合、即時にガスメータ
を通常の使用状態にするステップS35と、上記ガス流
量の変動があると判定した場合、復帰安全確認作業を行
った後ガスメータを通常の使用状態にするステップ(S
27乃至S35)とからなることを特徴とする。
【0025】請求項6記載の発明においては、ガスの流
量を検出する流量検出部5と、流量検出部5からの検出
出力信号に基づいて積算流量を算出する積算部7と、算
出された積算流量を記憶する流量記憶部6とを有するガ
スメータにおいて、まず、ガス流路の上流側及び下流側
のガス圧力を検出する。次いで、検出されるガス圧力が
異常に低下した場合にガス流路を遮断する。次いで、ガ
ス流路の遮断後、検出される上流側のガス圧力が予め設
定された圧力以上にあるか否かを判定する。次いで、記
検出される上流側のガス圧力が予め設定された圧力以上
にあれば、ガス流路を遮断から開放に自動復帰させる。
次いで、検出される下流側のガス圧力が予め設定された
圧力以上であるか否かを判定する。検出される下流側の
ガス圧力が予め設定された圧力より低下していると判定
した場合、ガス流路を遮断する。検出される下流側のガ
ス圧力が予め設定された圧力以上であると判定した場
合、流量記憶部6からの積算流量データを読み取ること
により遮断時より所定時間前までの間におけるガス流量
の変動の有無を判定する。流量の変動がないと判定した
場合、即時にガスメータを通常の使用状態にする。ガス
流量の変動があると判定した場合、復帰安全確認作業を
行った後ガスメータを通常の使用状態にする。
【0026】また、請求項7記載の発明は、請求項5ま
たは6記載のガス遮断方法において、前記検出されるガ
ス圧力が異常に低下した場合にガス流路を遮断するステ
ップ(S1,S21)は、地震等による振動を検出する
ステップを含み、上記検出されるガス圧力が異常に低下
した場合または上記振動が検出された場合にガス流路を
遮断し、前記復帰安全確認作業を行った後ガスメータを
通常の使用状態にするステップ(S5乃至S13,S2
7乃至S35)は、上記振動が検出されず、前記検出さ
れるガス圧力が予め設定された圧力以上であり、安全確
認作業中に流量の変動がないと判定した場合は、復帰安
全確認作業を終了してガスメータを通常の使用状態に
し、上記振動が検出されたと判定するか、または前記検
出される圧力が予め設定された圧力より低下していると
判定するか、または安全確認作業中に流量の変動があっ
たと判定した場合は、前記遮断弁4を遮断状態に駆動す
ることを特徴とする。
【0027】請求項7記載の発明においては、検出され
るガス圧力が異常に低下した場合にガス流路を遮断する
ステップ(S1,S21)は、地震等による振動を検出
するステップを含み、検出されるガス圧力が異常に低下
した場合または振動が検出された場合にガス流路を遮断
する。復帰安全確認作業を行った後ガスメータを通常の
使用状態にするステップ(S5乃至S13,S27乃至
S35)は、振動が検出されず、検出されるガス圧力が
予め設定された圧力以上であり、安全確認作業中に流量
の変動がないと判定した場合は、復帰安全確認作業を終
了してガスメータを通常の使用状態にする。振動が検出
されたと判定するか、または検出される圧力が予め設定
された圧力より低下していると判定するか、または安全
確認作業中に流量の変動があったと判定した場合は、遮
断弁4を遮断状態に駆動する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるガス遮断装置
及びガス遮断方法の実施の形態について、図面を参照し
ながら説明する。
【0029】図1は、本発明によるガス遮断装置の実施
の形態を示すブロック図である。図1において、ガス遮
断装置は、圧力センサ1、感震器2、遮断判定手段3、
遮断弁4、流量検出部5、流量記憶部6、積算部7、表
示部8及び自動判定手段9からなる。遮断判定手段3、
流量記憶部6、積算部7および自動復帰判定手段9は、
たとえば、マイクロコンピュータによって構成されてい
る。
【0030】圧力センサ1は、遮断弁4の下流側または
上流側に配置されてガス配管(図示しない)中の圧力を
検出するものであり、検出出力信号を遮断判定手段3と
自動復帰判定手段9に供給する。
【0031】感震器2は、地震その他の原因による振動
または衝撃を検出し、検出出力信号を遮断判定手段3と
自動復帰判定手段9に供給する。
【0032】流量検出部5は、ガス流路を流れるガスの
流量を検出し、検出出力信号を積算部7に供給する。
【0033】積算部7は、流量検出部14からの検出出
力信号に基づいて瞬間流量を算出し、算出した瞬間流量
を積算して積算流量を算出する。算出された積算流量
は、流量記憶部6に記憶されると共に、表示部8によっ
て表示される。
【0034】遮断判定手段3は、ある程度以上の震度の
地震発生時やガス供給圧力が異常に低下した場合などの
異常時に、圧力センサ1及び感震器2の各検出出力信号
に基づいてガス遮断をすべきと判定した場合、遮断弁4
を遮断するように駆動する。
【0035】自動復帰判定手段9は、圧力センサ1及び
感震器2の各検出出力信号と流量記憶部6からの積算流
量データとに基づいて、遮断弁4の自動復帰をすべきか
否かを判定する。
【0036】次に、上述の構成を有するガスメータの動
作を概略的に説明する。本発明では、従来構成に自動復
帰判定手段9を追加することにより、ガス遮断後、下流
側に異常がなければ、自動的に復帰できるようにしたこ
とを特徴とする。
【0037】すなわち、圧力センサ1または感震器2の
作動により遮断判定手段3からの駆動信号で遮断弁4が
閉じてガス遮断が発生した場合、まず、圧力センサ1で
下流側の圧力を測定する。次いで、自動復帰判定手段9
で、圧力センサ1で測定された圧力が、予め設定された
圧力以上であるかどうかを判定し、設定圧力以上が確保
されていたら、自動復帰判定手段9は、自動的に遮断弁
4を開状態に復帰させる。
【0038】その際に、自動復帰判定手段9は、遮断発
生時から所定時間、例えば2分前までの間におけるガス
使用の有無を流量記憶部6の積算流量データから読み取
り、その間のガス使用の有無を判定する。
【0039】この判定は、たとえばガスメータが膜式メ
ータの場合は、次のように行われる。この場合、流量検
出部5は単位体積毎にパルスを発生する。自動復帰判定
手段9は、パルスが入力される毎にリスタートするタイ
マー(図示しない)を設け、遮断時にこのタイマーが所
定時間経過しているかどうかを判定するか、または、タ
イマーが所定時間経過したとき、その旨を示すフラグを
設け、遮断時にそのフラグにて判定する。
【0040】また、ガスメータがUSメータの場合は、
例えば次のように行われる。自動復帰判定手段9は、定
期的に流量記憶部6内の積算流量データの有無を確認
し、積算流量データが無い回数をカウントしていく。遮
断時に回数を確認し、所定時間に相当する回数に達して
いるかを判定する。
【0041】そこで、遮断発生時から所定時間、例えば
2分前までの間のガス使用がなければ、復帰した時点か
らガスの使用ができるようになる。上述の2分間の間に
ガスの使用があった場合には、復帰安全確認を行い、そ
の間にガスの使用がなく圧力が確保されていれば、1分
後ガスの使用ができるようになる。
【0042】遮断事象発生後の圧力測定で、設定圧力が
確保されていなかった場合には、従来の場合と同様に、
ガスメータの設置場所まで行って手動により、復帰スイ
ッチを操作する等の復帰作業を行い、遮断弁4を開状態
に復帰させる。
【0043】次に、上述のガスメータの動作をフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0044】図2は、遮断弁の下流側に圧力センサが配
置されている場合の本発明によるガス遮断装置の動作を
説明するフローチャートである。
【0045】図2において、何らかの異常発生によって
遮断判定手段3による遮断弁4の遮断駆動という遮断事
象が発生すると(ステップS1)、自動復帰判定手段9
は、圧力センサ1で測定された下流側の圧力が、予め設
定された圧力以上であるかどうかを判定する(ステップ
S2)。
【0046】ステップS2の答がノーならば、ステップ
S14に進み、従来の場合と同様に、ガスメータの設置
場所における手動による遮断復帰スイッチのオンによ
り、遮断弁4を開状態に復帰させ、次いでステップS4
に進む。
【0047】下流側の圧力が設定圧力以上であることを
圧力センサ1からの検出出力信号が示していると判定さ
れた場合は(ステップS2の答がイエスならば)、自動
復帰判定手段9は、自動的に遮断弁4を開状態に復帰さ
せる(ステップS3)。
【0048】次いで、自動復帰判定手段9は、流量記憶
部6の積算流量データを読み取り、遮断発生時から所定
時間、例えば2分前までの間におけるガス使用の有無を
判定する(ステップS4)。
【0049】遮断前2分間の間にガス使用がなければ
(ステップS4の答がノーならば)、ステップS13に
進み、ガスメータは通常使用状態となり、復帰した時点
から即時にガスの使用ができるようになる。
【0050】一方、上述の2分間の間にガスの使用があ
った場合には(ステップS4の答がイエスならば)、自
動復帰判定手段9は復帰安全確認を開始する(ステップ
S5)。
【0051】次いで、自動復帰判定手段9は、感震器2
からの検出出力信号の入力があるか否かを判定する(ス
テップS6)。感震器2からの検出出力信号の入力があ
れば、遮断弁4に駆動信号を供給して遮断弁4を閉じ、
ガス流路を遮断し(ステップS7)、次いでステップS
2に戻る。
【0052】感震器2からの検出出力信号の入力がなけ
れば(ステップS6の答がノーならば)、自動復帰判定
手段9は、再び、圧力センサ1で測定された下流側の圧
力が、予め設定された圧力以上であるかどうかを判定す
る(ステップS8)。
【0053】ステップS8の答がノーならば、圧力低下
の原因が未だ解消されていないことになるので、自動復
帰判定手段9は、遮断弁4に駆動信号を供給し、ガス流
路を遮断する(ステップS9)。この場合は、続いてス
テップS14に進み、従来の場合と同様に、ガスメータ
の設置場所における手動による遮断復帰スイッチのオン
により、遮断弁4を開状態に復帰させ、次いでステップ
S4に進む。
【0054】下流側の圧力が設定圧力以上であることを
圧力センサ1からの検出出力信号が示していると判定さ
れた場合は(ステップS8の答がイエスならば)、ステ
ップS10に進み、自動復帰判定手段9は、流量記憶部
6の積算流量データを読み取り、復帰安全確認中にガス
の積算流量に変動があったか否かを判定する。
【0055】ステップ10の答がイエスならば、ガス積
算流量の変動がガス漏れ等の異常原因に起因する虞があ
るので、自動復帰判定手段9は、遮断弁4に駆動信号を
供給し、ガス流路を遮断する(ステップS9)。この場
合も、続いてステップS14に進み、従来の場合と同様
に、ガスメータの設置場所における手動による遮断復帰
スイッチのオンにより、遮断弁4を開状態に復帰させ
(ステップS14)、次いでステップS4に進む。
【0056】復帰安全確認中にガスの積算流量に変動が
なければ(ステップS10の答がノーならば)、自動復
帰判定手段9は、所定時間、例えば1分、経過したかど
うかを内蔵タイマ(図示しない)のカウントアップで判
定し、その答がノーならばステップS6に戻って再び復
帰安全確認作業を繰り返す。
【0057】所定時間、例えば1分経過して、その間
に、設定圧力以上の圧力が確保されかつガス積算流量に
変動がなければ、復帰安全確認が終了し(ステップS1
2)、次いで、ガスメータは通常の使用状態に成る(ス
テップS13)。
【0058】以上のように、何らかの異常発生により遮
断事象が発生した場合、自動復帰判定手段9は、遮断弁
4の下流側に配置された圧力センサ1の検出出力信号
と、感震器2の検出出力信号と、流量記憶部6からの積
算流量データとを監視し、遮断前のガス流量の有無に基
づいて、遮断弁の自動復帰後、即時にガスメータを通常
の使用状態にするか、または復帰安全確認作業を行って
いる。したがって、遮断前にガスの使用がなければ、復
帰後直ちにガスの使用ができる。
【0059】次に、図3は、遮断弁の上流側と下流側の
両方に圧力センサが配置されている場合の本発明による
ガス遮断装置の動作を説明するフローチャートである。
【0060】図3において、何らかの異常発生によって
遮断判定手段3による遮断弁4の遮断駆動という遮断事
象が発生すると(ステップS21)、自動復帰判定手段
9は、遮断弁4の上流側に配置された圧力センサ1で測
定された上流側の圧力が、予め設定された圧力以上であ
るかどうかを判定する(ステップS22)。
【0061】ステップS22の答がノーならば、ステッ
プS36に進み、従来の場合と同様に、ガスメータの設
置場所における手動による遮断復帰スイッチのオンによ
り、遮断弁4を開状態に復帰させ、次いでステップS2
7に進む。
【0062】上流側の圧力が設定圧力以上であることを
圧力センサ1からの検出出力信号が示していると判定さ
れた場合は(ステップS22の答がイエスならば)、自
動復帰判定手段9は、自動的に遮断弁4を開状態に復帰
させる(ステップS23)。
【0063】次いで、自動復帰判定手段9は、遮断弁4
の下流側に配置された圧力センサ1で測定された下流側
の圧力が、予め設定された圧力以上であるかどうかを判
定する(ステップS24)。
【0064】ステップS24の答がノーならば、下流側
に圧力低下の原因があることになるので、自動復帰判定
手段9は、遮断弁4に駆動信号を供給し、ガス流路を遮
断する(ステップS25)。この場合は、続いてステッ
プS36に進み、従来の場合と同様に、ガスメータの設
置場所における手動による遮断復帰スイッチのオンによ
り、遮断弁4を開状態に復帰させ、次いでステップS4
に進む。
【0065】下流側の圧力が設定圧力以上であることを
圧力センサ1からの検出出力信号が示していると判定さ
れた場合は(ステップS24の答がイエスならば)、次
いで、自動復帰判定手段9は、流量記憶部6の積算流量
データを読み取り、遮断発生時から所定時間、例えば2
分前までの間におけるガス使用の有無を判定する(ステ
ップS26)。
【0066】遮断前2分間の間にガス使用がなければ
(ステップS26の答がノーならば)、ステップS13
に進み、ガスメータは通常使用状態となり、復帰した時
点から即時にガスの使用ができるようになる。
【0067】一方、上述の2分間の間にガスの使用があ
った場合には(ステップS26の答がイエスならば)、
自動復帰判定手段9は復帰安全確認を開始する(ステッ
プS27)。
【0068】次いで、自動復帰判定手段9は、感震器2
からの検出出力信号の入力があるか否かを判定する(ス
テップS28)。感震器2からの検出出力信号の入力が
あれば、遮断弁4に駆動信号を供給して遮断弁4を閉
じ、ガス流路を遮断し(ステップS29)、次いでステ
ップS22に戻る。
【0069】感震器2からの検出出力信号の入力がなけ
れば(ステップS28の答がノーならば)、自動復帰判
定手段9は、再び、圧力センサ1で測定された下流側の
圧力が、予め設定された圧力以上であるかどうかを判定
する(ステップS30)。
【0070】ステップS30の答がノーならば、圧力低
下の原因が未だ解消されていないことになるので、自動
復帰判定手段9は、遮断弁4に駆動信号を供給し、ガス
流路を遮断する(ステップS31)。この場合は、続い
てステップS14に進み、従来の場合と同様に、ガスメ
ータの設置場所における手動による遮断復帰スイッチの
オンにより、遮断弁4を開状態に復帰させ(ステップS
36)、次いでステップS27に進む。
【0071】下流側の圧力が設定圧力以上であることを
圧力センサ1からの検出出力信号が示していると判定さ
れた場合は(ステップS30の答がイエスならば)、ス
テップS32に進み、自動復帰判定手段9は、流量記憶
部6の積算流量データを読み取り、復帰安全確認中にガ
スの積算流量に変動があったか否かを判定する。
【0072】ステップ32の答がイエスならば、ガス積
算流量の変動がガス漏れ等の異常原因に起因する虞があ
るので、自動復帰判定手段9は、遮断弁4に駆動信号を
供給し、ガス流路を遮断する(ステップS31)。この
場合も、続いてステップS36に進み、従来の場合と同
様に、ガスメータの設置場所における手動による遮断復
帰スイッチのオンにより、遮断弁4を開状態に復帰さ
せ、次いでステップS4に進む。
【0073】復帰安全確認中にガスの積算流量に変動が
なければ(ステップS32の答がノーならば)、自動復
帰判定手段9は、所定時間、例えば1分、経過したかど
うかを内蔵タイマ(図示しない)のカウントアップで判
定し、その答がノーならばステップS6に戻って再び復
帰安全確認作業を繰り返す。
【0074】所定時間、例えば1分経過して、その間
に、設定圧力以上の圧力が確保されかつガス積算流量に
変動がなければ、復帰安全確認が終了し(ステップS3
4)、次いで、ガスメータは通常の使用状態に成る(ス
テップS35)。
【0075】以上のように、何らかの異常発生により遮
断事象が発生した場合、自動復帰判定手段9は、遮断弁
4の上流側及び下流側の両方に配置された圧力センサ1
の各検出出力信号と、感震器2の検出出力信号と、流量
記憶部6からの積算流量データとを監視し、遮断前のガ
ス流量の有無に基づいて、遮断弁の自動復帰後、即時に
ガスメータを通常の使用状態にするか、または復帰安全
確認作業を行っている。したがって、遮断前にガスの使
用がなければ、復帰後直ちにガスの使用ができる。
【0076】
【発明の効果】請求項1記載の発明のガス遮断装置によ
れば、ガス圧力低下等の異常がなければ自動復帰するた
め、ガスメータの設置場所まで行って手動で復帰させる
手間が省ける。また、遮断時より所定時間前までの時間
帯にガスの使用がなければ、自動復帰後即時に通常使用
状態となり、直ちにガスの使用ができる。また、ガス使
用者が不在時でも自動復帰できる。
【0077】請求項2記載の発明のガス遮断装置によれ
ば、自動復帰時に、圧力センサからの検出出力信号と、
流量記憶部からの積算流量データとに基づいて安全確認
作業が行われるので、安全性が向上する。
【0078】請求項3記載の発明のガス遮断装置によれ
ば、自動復帰時に、圧力センサからの検出出力信号と、
感震器からの検出出力信号と、流量記憶部からの積算流
量データとに基づいて安全確認作業が行われるので、安
全性が向上する。
【0079】請求項4記載の発明のガス遮断装置によれ
ば、圧力センサを遮断弁の下流側または上流側及び下流
側の両方に配置することができる。
【0080】請求項5記載の発明のガス遮断方法によれ
ば、下流側のガス圧力低下等の異常がなければ自動復帰
するため、ガスメータの設置場所まで行って手動で復帰
させる手間が省ける。また、遮断時より所定時間前まで
の時間帯にガスの使用がなければ、自動復帰後即時に通
常使用状態となり、直ちにガスの使用ができる。また、
ガス使用者が不在時でも自動復帰できる。
【0081】請求項6記載の発明のガス遮断方法によれ
ば、上流側及び下流側の両方のガス圧力低下等の異常が
なければ自動復帰するため、ガスメータの設置場所まで
行って手動で復帰させる手間が省ける。また、遮断時よ
り所定時間前までの時間帯にガスの使用がなければ、自
動復帰後即時に通常使用状態となり、直ちにガスの使用
ができる。また、ガス使用者が不在時でも自動復帰でき
る。
【0082】請求項7記載の発明のガス遮断方法によれ
ば、地震等の振動異常がなければ自動復帰するため、ガ
スメータの設置場所まで行って手動で復帰させる手間が
省ける。また、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス遮断装置の実施の形態を示す
ブロック図である。
【図2】遮断弁の下流側に圧力センサが配置されている
場合の本発明によるガス遮断装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図3】遮断弁の上流側と下流側の両方に圧力センサが
配置されている場合の本発明によるガス遮断装置の動作
を説明するフローチャートである。
【図4】従来の自動復帰型ガス遮断機能を有するガスメ
ータの要部のブロック図である。
【図5】図4のガスメータの動作を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 圧力センサ 2 感震器 3 遮断判定手段 4 遮断弁 5 流量検出部 6 流量記憶部 7 積算部 8 表示部 9 自動復帰判定手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 1/00 G01F 1/00 T Fターム(参考) 2F030 CB01 CC13 CE02 CE04 CE21 CE25 CE32 CF05 CF11 CF20 3H061 AA02 AA10 CC30 EA22 EA23 EA43 EA45 ED07 GG05 GG11 3J071 AA02 BB11 BB14 CC14 EE01 EE18 EE24 EE25 EE30 EE37 FF03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの流量を検出する流量検出部と、上
    記流量検出部からの検出出力信号に基づいて積算流量を
    算出する積算部と、算出された積算流量を記憶する流量
    記憶部とを有するガスメータにおいて、 ガス流路のガス圧力を検出する圧力センサと、 ガス流路を遮断する遮断状態とガス流路を開放する復帰
    状態とを選択的に駆動可能な遮断弁と、 上記圧力センサ1の検出出力信号が供給され、ガス圧力
    が異常に低下したと判定した場合に上記遮断弁を遮断状
    態に駆動する遮断判定手段と、 上記遮断弁の遮断時、上記圧力センサの検出出力信号が
    予め設定された圧力以上の圧力であると判定した場合
    に、上記遮断弁を自動復帰させ、次いで、上記流量記憶
    部からの積算流量データに基づいて上記遮断弁の遮断時
    より所定時間前までの間におけるガス流量の変動の有無
    を判定し、流量の変動がなければ、即時にガスメータを
    通常の使用状態にし、流量の変動があれば、復帰安全確
    認作業を行った後でガスメータを通常の使用状態にする
    自動復帰判定手段とを備えたことを特徴とするガス遮断
    装置。
  2. 【請求項2】 前記自動復帰判定手段は、前記圧力セン
    サからの検出出力信号と、前記流量記憶部からの積算流
    量データとに基づいて前記安全確認作業を行い、前記圧
    力センサの検出出力信号が予め設定された圧力以上の圧
    力であり、かつ安全確認作業中に流量の変動がないと判
    定した場合は、復帰安全確認作業を終了してガスメータ
    を通常の使用状態にし、前記圧力センサの検出出力信号
    が予め設定された圧力より低下していると判定するか、
    または安全確認作業中に流量の変動があったと判定した
    場合は、前記遮断弁を遮断状態に駆動することを特徴と
    する請求項1記載のガス遮断装置。
  3. 【請求項3】 さらに、地震等による振動を検出する感
    震器を備え、 前記自動復帰判定手段は、前記圧力センサからの検出出
    力信号と、上記感震器からの検出出力信号と、前記流量
    記憶部からの積算流量データとに基づいて前記安全確認
    作業を行い、上記感震器からの検出出力信号が無く、前
    記圧力センサの検出出力信号が予め設定された圧力以上
    の圧力であり、安全確認作業中に流量の変動がないと判
    定した場合は、復帰安全確認作業を終了してガスメータ
    を通常の使用状態にし、上記感震器2からの検出出力信
    号ありと判定するか、または前記圧力センサ1の検出出
    力信号が予め設定された圧力より低下していると判定す
    るか、または安全確認作業中に流量の変動があったと判
    定した場合は、前記遮断弁を遮断状態に駆動することを
    特徴とする請求項1記載のガス遮断装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力センサは、前記遮断弁の下流側
    にまたは上流側及び下流側の両方に配置されることを特
    徴とする請求項1、2または3記載のガス遮断装置。
  5. 【請求項5】 ガスの流量を検出する流量検出部と、上
    記流量検出部からの検出出力信号に基づいて積算流量を
    算出する積算部と、算出された積算流量を記憶する流量
    記憶部とを有するガスメータにおいて、 ガス流路の下流側のガス圧力を検出するステップと、 上記検出されるガス圧力が異常に低下した場合にガス流
    路を遮断するステップと、 上記ガス流路の遮断後、上記検出されるガス圧力が予め
    設定された圧力以上にあるか否かを判定するステップ
    と、 上記検出されるガス圧力が予め設定された圧力以上にあ
    れば、ガス流路を遮断から開放に自動復帰させるステッ
    プと、 上記流量記憶部からの積算流量データを読み取ることに
    より上記遮断時より所定時間前までの間におけるガス流
    量の変動の有無を判定するステップと、 ガス流量の変動がなかった場合、即時にガスメータを通
    常の使用状態にするステップと、 ガス流量の変動があった場合、復帰安全確認作業を行っ
    た後ガスメータを通常の使用状態にするステップとから
    なることを特徴とするガス遮断方法。
  6. 【請求項6】 ガスの流量を検出する流量検出部と、上
    記流量検出部からの検出出力信号に基づいて積算流量を
    算出する積算部と、算出された積算流量を記憶する流量
    記憶部とを有するガスメータにおいて、 ガス流路の上流側及び下流側のガス圧力を検出するステ
    ップと、 上記検出されるガス圧力が異常に低下した場合にガス流
    路を遮断するステップと、 上記ガス流路の遮断後、上記検出される上流側のガス圧
    力が予め設定された圧力以上にあるか否かを判定するス
    テップと、 上記検出される上流側のガス圧力が予め設定された圧力
    以上にあれば、ガス流路を遮断から開放に自動復帰させ
    るステップと、 上記検出される下流側のガス圧力が予め設定された圧力
    以上であるか否かを判定するステップと、 上記検出される下流側のガス圧力が予め設定された圧力
    より低下していると判定した場合、ガス流路を遮断する
    ステップと、 上記検出される下流側のガス圧力が予め設定された圧力
    以上であると判定した場合、上記流量記憶部からの積算
    流量データを読み取ることにより上記遮断時より所定時
    間前までの間におけるガス流量の変動の有無を判定する
    ステップと、 上記流量の変動がないと判定した場合、即時にガスメー
    タを通常の使用状態にするステップと、 上記ガス流量の変動があると判定した場合、復帰安全確
    認作業を行った後ガスメータを通常の使用状態にするス
    テップとからなることを特徴とするガス遮断方法。
  7. 【請求項7】 前記検出されるガス圧力が異常に低下し
    た場合にガス流路を遮断するステップは、地震等による
    振動を検出するステップを含み、上記検出されるガス圧
    力が異常に低下した場合または上記振動が検出された場
    合にガス流路を遮断し、 前記復帰安全確認作業を行った後ガスメータを通常の使
    用状態にするステップは、上記振動が検出されず、前記
    検出されるガス圧力が予め設定された圧力以上であり、
    安全確認作業中に流量の変動がないと判定した場合は、
    復帰安全確認作業を終了してガスメータを通常の使用状
    態にし、上記振動が検出されたと判定するか、または前
    記検出される圧力が予め設定された圧力より低下してい
    ると判定するか、または安全確認作業中に流量の変動が
    あったと判定した場合は、前記遮断弁を遮断状態に駆動
    することを特徴とする請求項5または6記載のガス遮断
    装置。
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