JP2001029891A - 円筒選別網式の穀物選別機 - Google Patents

円筒選別網式の穀物選別機

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JP2001029891A
JP2001029891A JP11211701A JP21170199A JP2001029891A JP 2001029891 A JP2001029891 A JP 2001029891A JP 11211701 A JP11211701 A JP 11211701A JP 21170199 A JP21170199 A JP 21170199A JP 2001029891 A JP2001029891 A JP 2001029891A
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cylindrical
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JP11211701A
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Soichi Yamamoto
惣一 山本
Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Masami Ishiyama
正己 石山
Masafumi Shibata
雅史 柴田
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Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
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Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】円筒選別網式の穀物乾燥機を、それの供給タン
ク10から供給ロールRにより繰り出されて、円筒選別
網3の上面に乗り上がっていくようになる穀物が、その
円筒選別網3による穀粒Gと大夾雑物Sとの分別作動に
適応する集積厚さとなるように、供給ロールRおよび円
筒選別網3の回転速度を制御して、円筒選別網3による
穀粒Gと大夾雑物Sとの分別が、大夾雑物Sの排出口b
側に穀粒Gが混入していく割合を小さくして効率よく行
えるようにする。 【解決手段】円筒選別網式の穀物乾燥機の機体1に、供
給タンク10に設ける供給ロールRの回転速度を所望に
制御する制御装置6を装設し、供給タンク10の吐出口
11の外方で傾斜流路2の始端部2aから円筒選別網3
の上半周側の上面に渡る部位の上方位置に、その部位に
集積する被選別穀物の量に応じて支軸70中心に昇降回
動する検知板7を軸支し、その検知板7の回動による穀
物の集積量の検出作動により、供給ロールRの回転速度
が供給タンク10の吐出口11の外方に集積する穀物量
に応じて増減するよう制御装置6を制御せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、収穫直後の穀類・
豆類らの穀粒から、それに混入している藁切れ・穀稈の
屑等の大夾雑物を分別除去する選別機のうちで、大夾雑
物の分別除去を、内腔に穀物を誘導する誘導プレートが
装備されて回転する円筒選別網で行う形態の穀物乾燥機
についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の形態の穀物乾燥機Aは、通常、図
1に示しているように、機体1の上部に、選別しようと
する穀類・豆類らの穀粒を投入して貯留する供給タンク
10を装架し、それの下方には、その供給タンク10に
装備せる供給ロールRにより、その供給タンク10の吐
出口11から繰り出される穀粒G…が、前方(図1にお
いて左方)の下方に向けて順次流下していくように傾斜
させた傾斜流路2を設け、その傾斜流路2の途中に設け
た切欠部20に、周面に穀粒G…が透過する篩目を具備
する網体30を張設した円筒選別網3を、それの回転軸
31が左右方向(図1において前後方向)とした姿勢
で、かつ、円筒状の網体30の上半周側が、切欠部20
から傾斜流路2の上面側に突出してその傾斜流路2を横
切るように配位して、それの回転軸31を機体1に軸支
するとともに、その回転軸31を機体1に装架した駆動
装置4に伝導機構(図示省略)を介し伝導して、円筒選
別網3の傾斜流路2の途中から突出する上半周側が、そ
の傾斜流路2の傾斜下降側に回転するように駆動してお
いて、供給タンク10の吐出口11から供給ロールRに
より繰り出されて、傾斜流路2の始端側2aを円筒選別
網3に向けて流れる藁切れ等の大夾雑物Sを含む穀粒G
…を、この円筒選別網3の円筒状の網体30の外周面で
受け継いで、それの回転方向に搬送しながら、穀粒G…
を網体30の網目から円筒選別網3の内腔に流入させ、
穀粒G…中に混入していた藁切れ、藁稈屑などの大夾雑
物S…を、円筒選別網3の周壁となっている網体30の
外周面により回転方向の前方に送り出すことで、穀粒G
と大夾雑物Sとに分別するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の形態の円筒選別
網式の穀物選別機Aは、供給タンク10に投入された大
夾雑物Sを含む穀粒Gが、供給ロールRの回転により供
給タンク10の吐出口11から繰り出されて、傾斜流路
2の始端側2aに繰り出されると、その流路2を下降し
ていくことで、その流路2を横切るように軸支してある
円筒選別網3の網体30の周面に乗り上がって、その円
筒選別網3の回転方向に運ばれ、その間に穀粒Gが円筒
選別網3の網体30の網目を透過しその円筒選別網3の
内腔を経てそれの下方の流穀路5により穀粒の取出口a
に流れてそこから機外に取り出され、網目を透過しない
藁切れ等の大夾雑物Sが、網体30の周面に乗って傾斜
流路2の終端側2bに移送され、大夾雑物の排出口bか
ら排出されていくようになり、これにより穀粒G…と大
夾雑物Sとを分別するように作動する。
【0004】この円筒選別網式の穀物選別機Aは、供給
ロールRの作動により供給タンク10から傾斜流路2へ
繰り出される穀物が、その傾斜流路2を横切って回転し
ている円筒選別網3の外周の網体30の周面に乗り上が
って、それにより傾斜流路2の終端側2bに移送されて
いく間に、網体30の網目から穀粒G…を篩い落とし、
大夾雑物Sを傾斜流路2の終端側2bに運び出していく
ように、供給ロールRの回転作動による繰出量と円筒選
別網3の網体30の周径および回転速度とを設定して構
成しているが、供給ロールRの回転作動による穀物の繰
出量が一時的に多くなったり、繰り出す穀物中に混入し
ている藁切れ等の大夾雑物Sの量が多い場合は、傾斜流
路2を流下する穀物が円筒選別網3の網体30の上面に
堆積してくるようになって、穀粒G…が網体30の網目
を透過しきれずに、大夾雑物Sと一緒に傾斜流路2の終
端側2bに運び出されるようになり、排出口bに排出さ
れる大夾雑物Sに混入する穀粒の割合を多くするように
なる問題がある。
【0005】また、上述の問題が生じたときには、供給
ロールRおよび円筒選別網3の作動を調整しなおさなけ
ればならないが、このような調整手段が装備されていな
い問題がある。
【0006】この形態の穀物乾燥機Aは、供給ロールR
および円筒選別網3の回転作動の制御については、通
常、供給タンク10に、それに投入された穀物量の上限
側を検出するセンサS1と下限側を検出するセンサS2
とを設けておいて、それらの検出作動により制御させて
いるが、基本的には、下限側センサS2が原料の少なく
なったこと、または無くなったことを検知したときに、
供給ロールRと円筒選別網3との回転作動を、他の各部
の作動と共に停止させるようにするか、制御装置6が警
報または警告を発するようにする制御となっているだけ
で、供給ロールRおよび円筒選別網3の回転作動を、供
給ロールRにより繰り出された穀物が、円筒選別網3の
上面に集積していく集積量に応じて制御するようにする
ことは行われていない。
【0007】本発明は、従前の円筒選別網式の穀物乾燥
機に生じている問題を解消し、かつ、要望に応じるため
になされたものであって、この形態の穀物選別機を、そ
れの供給タンク10から供給ロールRにより繰り出され
て、円筒選別網3の上面に乗り上がっていくようになる
穀物が、その円筒選別網3による穀粒Gと大夾雑物Sと
の分別作動に適応する集積厚さとなるように、供給ロー
ルRおよび円筒選別網3の回転速度を制御して、円筒選
別網3による穀粒Gと大夾雑物Sとの分別が、大夾雑物
Sの排出口b側に穀粒Gが混入していく割合を小さくし
て効率よく行えるようにする新たな手段を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、機体1の
上部に供給タンク10を装架し、その供給タンク10の
吐出口11の下方に、機体1の一側に向け下降傾斜する
傾斜流路2を装設し、それの途中に、穀粒が透過する網
目の網体30を周面に張設した円筒選別網3を、それの
回転軸線が水平な方向に沿う姿勢とし、かつ、周面の網
体30の上半周側が前記傾斜流路2の途中を横切るよう
に配位して機体1に軸架し、その円筒選別網3の下方
に、それの網体30の網目を透過した穀粒を取り出す取
出口aを配設し、前記傾斜流路2の終端側に、円筒選別
網3の周面の網体30により運び出される大夾雑物Sの
排出口bを設ける円筒選別網式の穀物選別機において、
機体1に、供給タンク10に設ける供給ロールRの回転
速度を所望に制御する制御装置6を装設し、供給タンク
10の吐出口11の外方で傾斜流路2の始端部2aから
円筒選別網3の上半周側の上面に渡る部位の上方位置
に、その部位に集積する被選別穀物の量に応じて支軸7
0中心に昇降回動する検知板7を軸支し、その検知板7
の回動による穀物の集積量の検出作動により、供給ロー
ルRの回転速度が供給タンク10の吐出口11の外方に
集積する穀物量に応じて増減するよう制御装置6を制御
せしめることを特徴とする円筒選別網式の穀物選別機を
提起するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明手段においては、機体の上
部に、選別すべき穀物を投入する供給タンクを装架し、
それの吐出口に穀物を繰り出す供給ロールを軸支し、吐
出口の下方には、その吐出口から繰り出される穀物を機
体の一側に流動させるよう下降傾斜させた傾斜流路を装
設し、その傾斜流路の途中に切欠部を形成して、その切
欠部に、周面に穀粒が透過する網目とした網体を円筒状
に張設した円筒選別網を、それの回転軸線が水平な方向
に沿う姿勢とし、かつ、円筒状の網体の周面の上半周側
が前記傾斜流路の途中を横切るように配位して機体に軸
支する。
【0010】この円筒選別網および前述の供給ロール
は、それらの各回転軸に、機体に装架しておく駆動装置
の出力軸を伝導機構を介し伝導して駆動し、これによ
り、供給タンク内に投入された穀物が、供給ロールの作
動で吐出口から吐出されて、傾斜流路を流下し、その流
路を横切っている円筒選別網の網体の周面に乗って、傾
斜流路の終端側に運ばれ、この間に、網体の網目を透過
して落下する穀粒と網目を透過せずに網体で運ばれる大
夾雑物とに分別していくようにするが、その供給ロール
および円筒選別網を駆動装置により駆動回転される際の
回転速度は、駆動装置の作動を制御せしめる制御装置の
制御作動により所望に変更調整が行われるようにしてお
く。
【0011】そして供給タンクの吐出口の外方で、傾斜
流路の始端側の上方部位には、横方向の支軸を中心に上
下に回動する検知板を、供給ロールの繰出作動により吐
出口から傾斜流路の始端部に繰り出されてくる穀物に対
し上面側から接当して、その穀物が吐出口から円筒選別
網の上周面側に渡る範囲に堆積してくることで、その穀
物により押し上げられるように装設しておき、この検知
板の回転軸となる支軸にポテンシオメータ等のアナログ
出力センサ、エンコーダ等のデジタル出力センサを連結
して、この検知板の回動作動により供給ロールによって
吐出口から繰り出されて円筒選別網の上面に集積する穀
物の量を検出し得るようにし、それの検出信号により、
供給ロールおよび円筒選別網の駆動装置を制御する制御
装置を制御作動させて、この供給ロールおよび円筒選別
網の回転速度を、供給タンクの吐出口から繰り出された
穀物の量に応じて変更調節させるようにする。
【0012】この検知板により検出される吐出口から繰
り出された穀物の量に応じた供給ロールおよび円筒選別
網の回転速度の変更制御は、それらのうちの一方だけに
ついて行うようにしてよい。
【0013】また、これらの回転速度の変更制御は、両
方を共に速度を遅くし、また、早くする場合と、一方を
遅くして他方を早くするように制御する場合がある。
【0014】そして、傾斜流路の終端側には、円筒選別
網の周面により運び出される藁切れ等の大夾雑物を排出
させる排出口を装設し、また、円筒選別網の下半周側の
下方には、それの網体の網目を透過した穀粒を流動案内
する流穀路を設けて、それの傾斜下降側に、穀粒の取出
口を設けて、そこから大夾雑物を除いた穀粒を取り出す
ようにする。
【0015】このとき、傾斜流路の終端側には、円筒選
別網と並列するようにリスカルピングリールを軸支して
おいて、それにより、円筒選別網の周面で運び出される
大夾雑物に混入して運び出されてくる穀粒を、円筒選別
網に向けて戻すようにし、また、円筒選別網の下方に設
ける流穀路には、風選部を接続しておいて、円筒選別網
の網体の網目を透過した穀粒を、風選により充実した良
粒と未熟粒とに分別して、それぞれを取り出すようにす
るとともに、穀粒中に含まれる塵埃類を風選除去して排
塵口から放出するようにしてよい。
【0016】
【実施例】次に実施の一例を図面に従い説明する。な
お、図面符号は従前手段のものと同効の構成部材につい
ては同一の符号を用いるものとする。
【0017】図2は、本発明を実施せる円筒選別網を装
備する穀物選別機Aの縦断側面図で、同図において、1
は機体、10はその機体1の上部に装架せる供給タン
ク、11はその供給タンク10の吐出口、Rは供給タン
ク10に設けた供給ロール、2はその供給ロールRによ
り繰り出される穀粒Gを前方(図において左方)の下方
に流動させるよう機体に装架した傾斜流路で、それの始
端側2aと終端側2bとの間には、上下に抜ける切欠部
20が設けてある。
【0018】3は前記傾斜流路2の途中に設けた前記切
欠部20内に配位して機体1に軸支した円筒選別網で、
周面に穀粒Gを透過させる網目の網体30を円筒状に張
設してなり、それの回転軸31の軸線方向を機体1の左
右方向(図において前後方向)に沿わせた姿勢で、か
つ、上半周側が前述の切欠部20から傾斜流路2の上面
側に突出してその傾斜流路2を横切る状態として機体1
に軸支してあり、それの回転軸31には、機体1に装架
してある駆動装置4の出力軸が、伝導機構を介して伝導
していて、その駆動装置4の作動で、図において、回転
軸31中心に反時計方向に回動する。
【0019】この駆動装置4の出力軸は、前述の供給ロ
ールRの回転軸にも伝導機構を介し伝導していて、作動
により同時にこの供給ロールRにも回転動力を伝えて、
図において時計方向に駆動回転させる。
【0020】前記駆動装置4は、モータと減速機構とを
組合わせてなる通常のものである。
【0021】6は前記駆動装置4のモータの作動を制御
する制御装置で、それの制御作動で前述の供給ロールR
および円筒選別網3の回転速度が変更調節される。
【0022】7は供給タンク10の吐出口11の外方
で、傾斜流路2の始端部2aの上方部位に設けた検知板
で、回転軸である支軸70中心に自在に昇降回動するよ
うに機体1に軸支してあり、前述の供給ロールRの回転
作動により供給タンク10の吐出口11から傾斜流路2
の始端部2aと円筒選別網3の上半周側との間に渡るよ
うに穀物が繰り出されたときに、その繰り出された穀物
が該検知板7の下面側に当接してそれを押し上げるよう
になることで、支軸70中心に上方に回動するようにし
てあって、これにより、この検知板7の支軸70中心と
する上下の回動量で、吐出口11から繰り出された穀物
の量を検出するようにしてある。
【0023】そして、この検知板7の回転軸となる前記
支軸70には、ポテンシオメータ・エンコーダ等の出力
センサが連結していて、その出力センサが、検知板7の
回動量に応じた出力信号を出力して、それを、前述の制
御装置6に送り出し、その制御装置6の駆動装置4を制
御する作動を変更制御するようにしてあり、これによ
り、検知板7により検出される吐出口11から繰り出さ
れた穀物の量が多いときには、供給ロールRの回転速度
を遅くし、円筒選別網3の回転速度を早くする変更調整
が行われるようにしてある。
【0024】5は円筒選別網3の網目を透過した穀粒を
誘導するようその円筒選別網3の下方に配位して機体1
に装設した流穀路で、それの下端側は穀粒取出口aに接
続している。
【0025】8は前記流穀路5を流下する穀粒を風選処
理するように組み合わせた風選部で、流穀路5の下降端
側に接続する上下方向の吸引風路80と、それの上端側
に接続する吸引チャンバー81と、そのチャンバー81
の天井部に装設せる排塵口82と、そのチャンバー81
の底部に装設した未熟粒の取出口83と、前述の上下方
向の吸引風路80の下端側に接続する空気の取入口84
とからなり、排塵口82を吸引式の送風機の吸引口に接
続連通して、その送風機を作動させることにより、流穀
路5を流下してくる穀粒を、上下方向の吸引風路80に
おいて比重差により良粒と未熟粒とに分け、下降する良
粒を穀粒取出口aから取り出し、上昇する未熟粒を吸引
チャンバー81において塵埃類と未熟粒とに風選し、未
熟粒を未熟粒取出口83から取り出し、塵埃類を排塵口
82から取り出すようにしてある。
【0026】9は傾斜流路2の終端側2bに、円筒選別
網3と並列するように軸支したリスカルピングリール、
bは大夾雑物Sの排出口である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明による円筒選
別網式の穀物選別機は、供給タンク10に設けた供給ロ
ールRの作動で穀物が吐出口11から傾斜流路2に繰り
出されて、その流路2を横切るように軸支している円筒
選別網3により、それの網目を透過する穀粒と網目を透
過しない藁切れ等の大夾雑物Sとに分別されていくと
き、穀物を繰り出す供給ロールRと繰り出されてくる穀
物を大夾雑物Sと穀粒Gとに分別しながら分別した大夾
雑物Sを運び出すよう回転する円筒選別網3との回転速
度が、吐出口11の外方に支軸70中心に上下回動自在
に軸支した検知板7により検出される供給ロールRで繰
り出されて吐出口11の外方に集積する穀物の量に応じ
て、変更調節されるようにしてあるのだから、穀物中の
大夾雑物Sの混入割合が多かったり、また、供給タンク
10内に生ずるブリッジ現象の崩れなどで一時的に多量
の穀物が繰り出されるなどにより、吐出口11から円筒
選別網3の上周面に渡る範囲に穀物が集積して、円筒選
別網3の分別機能に不調をきたすようになったときに、
供給ロールRおよび円筒選別網3の回転速度が変更調節
されるので大夾雑物Sの排出口b側に穀粒Gが混入して
いく割合を小さく抑えながら、効率よく穀物の分別が行
えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の円筒選別網式の穀物選別機の縦断側面図
である。
【図2】本発明を実施せる円筒選別網式の穀物選別機の
縦断側面図である。
【符号の説明】
A…穀物選別機、G…穀粒、R…供給ロール、S…大夾
雑物、S1・S2…センサ、a…穀粒取出口、b…排出
口、1…機体、10…供給タンク、11…吐出口、2…
傾斜流路、2a…始端部、2b…終端部、20…切欠
部、3…円筒選別網、30…網体、31…回転軸、4…
駆動装置、5…流穀路、6…制御装置、7…検知板、7
0…支軸、8…風選部、80…吸引風路、81…吸引チ
ャンバー、82…排塵口、83…未熟粒取出口、84…
取入口、9…リスカルピングリール。
フロントページの続き (72)発明者 石山 正己 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 (72)発明者 柴田 雅史 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 Fターム(参考) 4D021 AA15 AB02 CA11 DA01 DA13 DC01 DC03 DC10 EA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体1の上部に供給タンク10を装架
    し、その供給タンク10の吐出口11の下方に、機体1
    の一側に向け下降傾斜する傾斜流路2を装設し、それの
    途中に、穀粒が透過する網目の網体30を周面に張設し
    た円筒選別網3を、それの回転軸線が水平な方向に沿う
    姿勢とし、かつ、周面の網体30の上半周側が前記傾斜
    流路2の途中を横切るように配位して機体1に軸架し、
    その円筒選別網3の下方に、それの網体30の網目を透
    過した穀粒を取り出す取出口aを配設し、前記傾斜流路
    2の終端側に、円筒選別網3の周面の網体30により運
    び出される大夾雑物Sの排出口bを設ける円筒選別網式
    の穀物選別機において、機体1に、供給タンク10に設
    ける供給ロールRの回転速度を所望に制御する制御装置
    6を装設し、供給タンク10の吐出口11の外方で傾斜
    流路2の始端部2aから円筒選別網3の上半周側の上面
    に渡る部位の上方位置に、その部位に集積する被選別穀
    物の量に応じて支軸70中心に昇降回動する検知板7を
    軸支し、その検知板7の回動による穀物の集積量の検出
    作動により、供給ロールRの回転速度が供給タンク10
    の吐出口11の外方に集積する穀物量に応じて増減する
    よう制御装置6を制御せしめることを特徴とする円筒選
    別網式の穀物選別機。
  2. 【請求項2】 機体1の上部に供給タンク10を装架
    し、その供給タンク10の吐出口11の下方に、機体1
    の一側に向け下降傾斜する傾斜流路2を装設し、それの
    途中に、穀粒が透過する網目の網体30を周面に張設し
    た円筒選別網3を、それの回転軸線が水平な方向に沿う
    姿勢とし、かつ、周面の網体30の上半周側が前記傾斜
    流路2の途中を横切るように配位して機体1に軸架し、
    その円筒選別網3の下方に、それの網体30の網目を透
    過した穀粒を取り出す取出口aを配設し、前記傾斜流路
    2の終端側に、円筒選別網3の周面の網体30により運
    び出される大夾雑物Sの排出口bを設ける円筒選別網式
    の穀物選別機において、機体1に、円筒選別網3および
    供給タンク10に設ける供給ロールRの回転速度を所望
    に制御する制御装置6を装設し、供給タンク10の吐出
    口11の外方で傾斜流路2の始端側2aから円筒選別網
    3の上半周側の上面に渡る部位の上方位置に、その部位
    に集積する被選別穀物の量に応じて支軸70中心に昇降
    回動する検知板7を軸支し、その検知板7の回動による
    穀物の集積量の検出作動により、円筒選別網3および供
    給ロールRの回転速度を供給タンク10の吐出口11の
    外方に集積する穀物量に応じて増減させるよう前記制御
    装置6を制御せしめることを特徴とする円筒選別網式の
    穀物選別機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018118185A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 株式会社サタケ 粗選別機
CN112642689A (zh) * 2020-12-03 2021-04-13 安徽省蚌埠市花乡食品有限责任公司 一种瓜子的包裹式烘干分筛装置

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