JP2001029736A - 排ガス脱臭処理装置及びその方法 - Google Patents

排ガス脱臭処理装置及びその方法

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JP2001029736A
JP2001029736A JP11208253A JP20825399A JP2001029736A JP 2001029736 A JP2001029736 A JP 2001029736A JP 11208253 A JP11208253 A JP 11208253A JP 20825399 A JP20825399 A JP 20825399A JP 2001029736 A JP2001029736 A JP 2001029736A
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exhaust gas
adsorbent
deodorizing
water
oil
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JP11208253A
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English (en)
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Toru Suganuma
徹 菅沼
Shinji Tamai
伸二 玉井
Kazuhiro Murata
和弘 村田
Keiju Uchida
桂樹 内田
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NEC Ameniplantex Ltd
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排ガス中に水分や油分などが含まれていても
効果的に脱臭処理を行い、且つ水分や油分によって臭気
分子の吸着能力が損なわれないようにする。 【解決手段】 生ゴミ乾燥機などの排ガス発生源1から
排出される排ガス5は、コンデンサーユニット2によっ
て、油分及び水分が除去される。除去された油分及び水
分はドレイン配管A14より凝縮水21として排出され
る。油分・水分が除去された排ガス8は、セラミックを
一部含む吸着剤7が充填された吸着塔3によって臭気分
子が吸着除去される。このようにして脱臭された排ガス
9は送風機4によって無臭の排ガス6として外気に排出
される。また、吸着塔3で結露された凝縮水は傾斜板1
6に溜まり、ドレイン配管B15より結露・凝縮水17
となって排出される。したがって、吸着塔3においても
臭気レベルを悪化させたり脱臭効率を低下させたりする
ことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミなどの生活
廃棄物や、産業廃棄物などから発生する排ガスを効果的
に脱臭する排ガス脱臭処理装置及び排ガスの脱臭方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、これらの排ガスを脱臭する排
ガス脱臭処理方法としては、排ガスを600℃以上の高
温で直接燃焼する方法や、触媒を用いて400℃以下で
燃焼する方法や、光触媒を用いて常温で乾燥する方法
や、同じく25〜100℃付近の温度でオゾン及びUV
光(紫外線)に晒す方法や、常温で吸着剤を用いる方
法、などによる種々の脱臭方法が知られている。これら
の方法の中で、常温で吸着剤を用いる脱臭処理方法は、
他の方法に比べて装置の構成がシンプルで、比較的安価
に実施できるなどのメリットがある。さらに、脱臭・除
去したい種々の対象物質に応じて種々の吸着剤が市販さ
れており、これらの吸着剤を比較的安価にかつ容易に入
手できるメリットもある。また、実用新案登録第300
7768号には、エンジンなどの排気ガスを、吸入アタ
チメントによって排気口より直接吸引導入し、濾過処理
や吸着処理などを行い、脱臭するガス処理装置が報告さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような吸着剤や濾過・吸着処理装置を用いる脱臭処理技
術は、排ガス中に水分が含まれていると、吸着剤や濾過
・吸着処理装置が水分を悪臭物質よりも優先的に吸着す
るので、吸着能力や濾過能力が短時間で劣化するおそれ
がある。又、排ガス中にミスト状の油分が含まれている
と、吸着剤や濾過・吸着処理装置の表面がこの油分で覆
われてしまい、同様に、吸着能力や濾過能力が短時間で
劣化してしまうなどの問題がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、排ガス中に水分や油分など
が含まれていても効果的に脱臭処理を行い、且つ水分や
油分によって臭気分子の吸着能力が損なわれない排ガス
脱臭処理装置及び排ガス脱臭方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による排ガス脱臭
処理装置は、物質より発生した排ガス中の油分及び水分
を除去するための除去手段を設け、その後段に少くとも
セラミックを一部含む吸着剤が充填された吸着手段を設
け、さらに吸着手段で脱臭された排ガスを排気するため
の排気手段を設けた構造になっており、水分又は/及び
油分を含む排ガスの脱臭処理を効率的に行うことができ
ることを特徴とする。すなわち、排ガス発生源で発生し
た排ガスは、油分及び水分を除去するためのコンデンサ
ーユニットを通過させた後、その後段に設置された少く
ともセラミックを一部含む吸着剤が充填された吸着塔を
通過させ、送風機によって外部に排出させることによ
り、排ガスの脱臭処理を効率的に行うようにしたもので
ある。
【0006】すなわち請求項1に記載の排ガス脱臭処理
装置は、物質から発生する排ガスを脱臭する排ガス脱臭
処理装置において、排ガス発生源から排出される排ガス
中に含まれる油分及び水分を除去する除去手段と、この
除去手段の後段に設けられ、少くともセラミックを一部
含む吸着剤が充填されて、油分及び水分が除去された排
ガスの臭気分子を吸着する吸着手段と、この吸着手段で
脱臭された排ガスを外気へ排気する排気手段と、除去手
段と吸着手段と排気手段とを接続すると共に外気に通じ
る通気手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の排ガス脱臭処理装
置は、請求項1に記載の排ガス脱臭処理装置において、
吸着手段を加熱する加熱手段と、排気手段から外気に通
じる通気手段より排ガス発生源へ排ガスを還元するバイ
パス手段と、外気に通じる通気手段とバイパス手段との
流路を選択的に切り替える流路切替手段とを備えたこと
を特徴とする。すなわち、請求項2の発明は、吸着手段
に付着・吸着した水分を、加熱手段によって強制的に蒸
発させてクリーニングすることにより、吸着手段を効果
的に再生しようとするものである。尚、吸着手段の加熱
中に発生する水蒸気ガスは生ゴミの水分であるので、こ
れを外気に排出すると悪臭を発生させるので、加熱中
は、流路切替手段をバイパス手段側に切り替えて開放
し、水蒸気ガスを系外に排出させないで排ガス発生源に
戻すようにする。
【0008】請求項3に記載の排ガス脱臭処理装置は、
請求項1または請求項2に記載の排ガス脱臭処理装置に
おいて、除去手段は、排ガス中の油分を除去する為のミ
ストセパレータと、排ガス中の水分を除去する為の空冷
式又は水冷式の凝縮機とによって構成されていることを
特徴とする。また、請求項4に記載の排ガス脱臭処理装
置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の排ガス
脱臭処理装置において、除去手段には、排ガスから除去
された油分及び水分を排出するための凝縮水排出手段が
設けられていることを特徴とする。
【0009】さらに、請求項5に記載の排ガス脱臭処理
装置は、請求項4に記載の排ガス脱臭処理装置におい
て、凝縮水排出手段は、外気圧により、凝縮水が外部へ
流れずに除去手段に一部が留まったり、または除去手段
を通過後の排ガス中に油分・水分の一部が再び含まれて
しまうことを防止するため、及び外気の流入を防止する
ための水封止を備えていることを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の排ガス脱臭処理装置は、
請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の排ガス脱臭処
理装置において、吸着手段には、この吸着手段に生じた
結露・凝縮水を除去するための傾斜板が底部または側面
最下部に設けられ、且つ傾斜板に溜まった結露・凝縮水
を排出させるための結露・凝縮水排出手段が設けられて
いることを特徴とする。また、請求項7に記載の排ガス
脱臭処理装置は、請求項6に記載の排ガス脱臭処理装置
において、結露・凝縮水排出手段は、外気圧により、結
露・凝縮水が外部へ流れずに吸着手段に一部が留まった
り、または吸着手段を通過後の排ガス中に結露・凝縮水
の一部が再び含まれてしまうことを防止するため、及び
外気の流入を防止するための水封止を備えていることを
特徴とする。
【0011】請求項8に記載の排ガス脱臭処理装置は、
請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の排ガス脱臭処
理装置において、吸着手段に充填された吸着剤は、セラ
ミック吸着剤と活性炭吸着剤とが直列に充填されたもの
か、又はセラミック吸着剤と活性炭吸着剤とが混合され
たものかの何れかであることを特徴とする。また、請求
項9に記載の排ガス脱臭処理装置は、請求項8に記載の
排ガス脱臭処理装置において、セラミック吸着剤と活性
炭吸着剤とを直列に充填する場合は、排ガスの流入口側
から数えて1層目に見掛け気孔率の大きいセラミック又
は活性炭を使用し、2層目に塩基性ガスの吸着性のよい
添着活性炭を使用し、3層目に酸性ガス及び中性ガスの
吸着性のよいセラミックを使用することを特徴とする。
さらに、請求項10に記載の排ガス脱臭処理装置は、
請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の排ガス脱臭処
理装置において、排ガス発生源と除去手段との間に外気
取入れ口を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項11に記載の排ガス脱臭処理方法
は、物質から発生する排ガスを脱臭する排ガス脱臭処理
方法において、排ガス発生源から排出される排ガス中に
含まれる油分及び水分を除去する手順と、油分及び水分
が除去された排ガスの臭気分子を、少くともセラミック
を一部含む吸着剤に吸着させる手順と、脱臭された排ガ
スを外気へ排気する手順とを備えたことを特徴とする排
ガス脱臭処理方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形
態の排ガス脱臭処理装置の構成図である。この排ガス脱
臭処理装置は、生ゴミ乾燥機などの排ガス発生源1で発
生した排ガス5を脱臭する装置であり、排ガス5中の油
分及び水分を除去するコンデンサーユニット2と、油分
及び水分が除去された排ガス8の臭気分子を吸着する吸
着塔3と、脱臭後の排ガス9を外部へ排気するための送
風機4と、これらを接続したり、外部に排気したり、あ
るいはドレイン抜きしたりする配管とを備えている。
【0014】コンデンサーユニット2は、排ガス2中の
油分を除去する為のミストセパレータと、排ガス中の水
分を除去する為の空冷式又は水冷式の凝縮機とから構成
されている。また、吸着塔3には、少くとも、セラミッ
クを一部含む吸着剤7が充填されている。吸着剤7の充
填方法の一例としては、セラミック吸着剤と活性炭吸着
剤を直列に充填する方法がある。また他の例としては、
セラミックと活性炭を混合して製造された吸着剤を充填
する方法がある。また、送風機4は、コンデンサーユニ
ット2と吸着塔3の所定のガス風量に対する圧力損失に
打ち勝って、装置の外部へ排ガス6を排出させる能力が
あればよい。
【0015】次に、図1を参照して、この実施の形態の
排ガス脱臭処理装置の動作を説明する。すなわち、排ガ
ス発生源1として、生ゴミ乾燥機を使用したとき生ゴミ
処理時に発生する排ガス5の風量が20m3/min以
下であるものについて説明する。尚、図示しないが、排
ガス発生源(生ゴミ乾燥機)1とコンデンサーユニット
2間には、バフラーと呼ばれる外気取入れ口を設ける場
合もある。これは、排ガス5の温度を下げ、吸着塔3
内に充填された吸着剤7の吸着能力を上げるため、排
ガス発生源(生ゴミ乾燥機)1内の大気循環を効率よく
行わせ、効率のよい乾燥処理を行なわせるため、排ガ
ス発生源(生ゴミ乾燥機)1の熱源にガスを使用した場
合でも、燃焼不良を防止できるため、などの理由によ
る。特に、の場合は、送風機4が、万一、停止した場
合や、吸着塔3内の吸着剤7の層間がごみ付着等でつま
り、排気抵抗が高くなった場合でも外気が取入れられる
ので安全である。
【0016】排ガス5の温度は上記のバフラー有無で異
なり、また生ゴミ処理経過時間や外気温度などにも依存
するが、バフラーを設けない場合は通常40〜120℃
となり、一方、バフラーを設けた場合は外気取入れ量に
も依存するが、その直後で通常20〜60℃となる。さ
らに、この排ガス5中には、生ゴミ中にある油分・水分
が多く含まれており、特に水分についてはバフラーを設
けた直後でも、生ゴミ処理開始後30分〜3時間の間
は、ほぼ相対湿度が100%になっている。
【0017】次に、この排ガス5をコンデンサーユニッ
ト2を通過させることにより、ガス中の油分、水分を除
去する。これは、後段に設けた吸着塔3内の吸着剤7の
吸着能力を十分に発揮させる為に行う。排ガス中の油分
により、吸着剤7の表面に油分の被膜が形成されると吸
着能力が劣化する。又、排ガス中に水分が含まれている
と、吸着剤7は悪臭物質よりも優先的に水分を吸着する
のでやはり吸着能力が劣化する。コンデンサーユニット
2は、排ガス中の油分を除去する為のミストセパレータ
と、排ガス中の水分を除去する為の空冷式又は水冷式の
凝縮機とが直列接続されたものから構成されている。通
常は、凝縮機内の油分付着による汚れ防止の為、前段に
ミストセパレータ、後段に凝縮機を設ける形をとること
が望ましい。ミストセパレータの材質は、前述の排ガス
温度を考慮してステンレス等の耐熱性材質であることが
望ましい。凝縮機については、空冷式又は水冷式のどち
らでもかまわないが、ガス冷却能力としては、排ガス5
と排ガス8のガス温度差が5℃以上になるように冷却で
きる能力を持つことが望ましい。
【0018】また、ミストセパレータにより排ガス5か
ら分離された油分、及び凝縮機により排ガス5から分離
された水分は、水封止A10が設けられたドレイン配管
A14を通って、凝縮水21として外部へ排出される。
凝縮水21は回収を行うか、又は排水処理を行う。排水
処理では、BOD、COD等の法律で定められた排水基
準をクリアさせるための処理を行う。この場合の水封止
A10は、外気圧により、凝縮水21が外部へ流れずに
コンデンサーユニット2へ一部留まったり、またはコン
デンサーユニット2を通過後の排ガス8中に油分・水分
の一部が再び含まれてしまうことを防止するため、及び
外気の流入を防止するために行われる。また、バルブA
12は、水封止A10を行うための水量、送風機4の能
力、排ガス5の風量のバランスを考慮して開閉度合を調
整する。一般には、水封止A10の水量が小さいほどバ
ルブA12の開度を小さくする。
【0019】このようにして、コンデンサーユニット2
で油分・水分が除去された排ガス8は、吸着塔3へ流れ
込む。吸着塔3内に充填された吸着剤7には、少くとも
セラミックが一部含まれるものを用いる。セラミック
は、活性炭に比べて一般に加熱されても発火の心配がな
く、且つ変質しにくい特徴があるので、カビが発生して
癒着するなどの心配がない。特に、この実施の形態のよ
うな油分・水分が多く含まれる排ガス脱臭処理に適用し
ようとする場合、前段のコンデンサーユニット2で油分
・水分を完全に除去する為には、コンデンサーユニット
2の除去能力が極めて優れていなければならず、装置コ
ストが高くなってしまい不経済である。従って実用上
は、油分・水分を完全には除去できないものの、ある程
度までは除去できる能力をもつコンデンサーユニット2
を使用せざるを得ない。
【0020】この場合も、吸着剤7としてセラミックを
使用すれば、変質しにくい特徴を生かすことにより、排
ガス8中にある程度の油分・水分が残っていても、活性
炭と組合わせることにより、活性炭単独に比べ安定した
効率よい脱臭が可能になる。尚、吸着剤7としてセラミ
ックと活性炭を組合せて使用する理由は、セラミック単
独では吸着能力の小さい悪臭物質があり、これを添着活
性炭で吸着させる為である。
【0021】吸着剤7の充填方法としては、(a)異な
った種類の吸着剤を多層直列に組合せる方法、(b)1
種類の吸着剤を使用する方法、のいずれでもよい。
(a)の場合の例としては、排ガス8の入口側から数え
て1層目に吸水性のよい、すなわち見掛け気孔率の大き
いセラミック又は活性炭を使用し、2層目に塩基性ガス
の吸着性のよい例えば酸性物質を添着した添着活性炭を
使用し、3層目に酸性ガス及び中性ガスの吸着性のよい
セラミックを使用する。
【0022】この場合の各層への吸着剤7の充填量は、
脱臭・除去したい対象物質が排ガス8中に含まれる濃
度、吸着に必要な接触時間(又は空間速度)、平衡
層として必要な厚さ、排ガス8の風量、吸着剤7の
各対象物質に対する飽和吸着量、吸着剤7の交換頻
度、吸着塔3の形状、などを考慮して決める。また、
(b)の場合の例としては、セラミックと活性炭を混合
して作成された吸着剤7を使用する場合である。この場
合の吸着剤7の充填量の決め方も(a)の場合と同様で
ある。
【0023】そして、吸着塔3内の吸着剤7を通過した
排ガス9は送風機4により排ガス6として外部へ排出さ
れる。尚、、上記の(a)(b)いずれの充填方法の場
合の吸着剤も、その形状は、顆粒状又はハニカム形状の
いずれでもよい。顆粒状の場合、直径が1〜30mmの
範囲のものを使用するのが望ましい。直径が1mm以下
では、充填時の圧力損失が大きくなり、一方、直径が3
0mm以上では、表面積が小さくなる為吸着能力が低下
するからである。
【0024】ところで、コンデンサーユニット2の冷却
能力があまり大きくない場合、吸着塔3の入口側の排ガ
ス8の温度が、吸着塔3の出口側の排ガス9の温度より
も高くなる場合がある。このような条件下では、吸着塔
3内で排ガスが冷却され、この実施の形態の場合のよう
に、相対湿度100%の排ガスでは吸着塔3内で結露・
凝縮水が発生し、吸着塔3の底部に溜まることがある。
このような場合、この結露・凝縮水が悪臭発生源となり
排ガス9及び排ガス6の臭気レベルを悪化させる。
【0025】この対策として、吸着塔3の底部または側
面最下部に、傾斜板16及びドレイン配管B15を設け
る。傾斜板16は、吸着塔3の底部に結露水を溜めるこ
となく効率的にドレイン配管B15へ送り込むためのも
のである。ドレイン配管B15は、水封止B11を備
え、結露・凝縮水17として外部へ流す配管である。こ
の結露・凝縮水17は、凝縮水21と同様、回収を行う
か、又は排水処理を行う。水封止B11の目的も、水封
止A10と同様、結露・凝縮水17が外気圧により外部
へ流れずに吸着塔3の底部に溜まるのを防ぐために行う
ものである。
【0026】次に、本発明の排ガス脱臭処理装置の実験
結果について説明する。図2は、図1の排ガス脱臭処理
装置で生ゴミ処理を行ったときの、排ガス脱臭効果を示
す実験データである。横軸に生ゴミ処理経過時間をと
り、縦軸に臭気センサー値を示す。すなわち、生ゴミ乾
燥機による生ゴミ処理経過時間にしたがって、排ガスの
臭気が如何に変化するかを臭気センサー値で示したもの
である。
【0027】この実験に用いた臭気センサーは、金属酸
化物半導体(SnO2)表面に臭気分子が付着時の抵抗値
変化を電圧変化で検出する原理により、臭気測定を行っ
たものである。又、この実験では外気の臭気レベルを基
準値とした。即ち、次の式により臭気センサー値を求め
た。 臭気センサー値=[臭気センサーでの各点における測定
値]−[臭気センサーでの外気臭気測定値] 上の式における「臭気センサーでの各点における測定
値」は、測定値が時間経過と共に変化するため、すなわ
ち、測定初期は急激に増加し、時間と共に増加率は減少
し一定値に近づくため、ほぼ一定値とみなせる時間、こ
の例では2分間連続測定後の測定値を求めた。
【0028】「臭気センサーでの外気臭気測定値」は、
図1の装置から発生する排ガス6の外気への排出場所か
ら十分離れ、かつ他の臭気発生源からの影響のない場所
において、臭気センサーで外気を測定しつづけ、ほぼ一
定値になるとみなせる長時間(30分以上)の測定値を
用いた。又、図2のデータは生ゴミ乾燥機及び脱臭処理
装置を、1回当り処理時間10時間の処理を1日につき
1回、延べ100日間稼動させた後に採取したものであ
る。図2から分かるように、コンデンサーユニット2の
入口の排ガス5(a)の臭気センサー値は、生ゴミ処理
経過時間と共に、初期に急激に増加し、経過時間1h後
付近で最大値となり、それ以降は時間と共になだらかに
減少している。
【0029】入口の排ガス5(a)の臭気センサー値が
ほぼ最大値になる1h後で見ると、排ガス5(a)の臭
気センサー値に比べ、コンデンサーユニット2の後の排
ガス8(b)の臭気センサー値は約12%減少し、さら
に、吸着塔3の後の排ガス9(c)の臭気センサー値は
約81%も減少している。
【0030】一方、これらの臭気センサー値と嗅覚測定
法による臭気指数との関係は図3に示すとおり直線比例
関係にあり、対応する臭気指数で見ると、入口の排ガス
5(a)の臭気指数41に比べ、コンデンサーユニット
2後の排ガス8(b)の臭気指数は36、吸着塔3の後
の出口の排ガス9(c)の臭気指数は12となってい
る。臭気指数でみても、出口の排ガス9(c)は入口の
排ガス5(a)に比べて、臭気指数が約1/4と大幅に
減少しており、図1の本発明の排ガス脱臭処理装置は大
きな脱臭効果をもたらすことが分かる。
【0031】図4は、排ガス脱臭処理装置の稼働日数に
よる臭気測定値の変化の傾向を示すグラフである。すな
わち、入口臭気センサー値がほぼ最大となる時点、すな
わち生ゴミ処理経過時間1h後における、入口の排ガス
5(a)の臭気センサー値、コンデンサーユニット2の
後の排ガス8(b)の臭気センサー値、吸着塔3の後の
出口の排ガス9(c)の臭気センサー値が、それぞれ稼
働日数と共にどう推移したかを示すグラフである。図4
から明らかなように、いずれの時点でも吸着塔3の後の
出口の排ガス9(c)の臭気センサー値は最も低い値を
示しており、この図からも本発明の排ガス脱臭処理装置
は大きな脱臭効果を持ち、しかもこの脱臭効果が安定し
て持続したものであることが分かる。
【0032】次に、本発明の排ガス脱臭処理装置は、コ
ンデンサーユニット2、吸着塔3をそれぞれ単独で使用
した場合の脱臭効果を足し合せた以上の効果を持つこと
について説明する。図5は、図1の装置において、吸着
塔単独による排ガス脱臭処理効果を示すグラフである。
すなわち、図1には記載しないが、排ガス5を、コンデ
ンサーユニット2を通さず、バイパスを設けて直接吸着
塔3に入り込むようにして排ガス脱臭処理した場合の効
果を示すグラフである。
【0033】臭気センサー値は、図2と同様の手順で測
定した。図5から明らかなように、生ゴミ処理の初期で
は、入口(a)より出口(吸着塔後)(b)の方が臭気
センサー値が低くなっているので脱臭効果があるもの
の、生ゴミ処理時間の経過と共に急速に出口(吸着塔
後)(b)の脱臭効果は減衰し、数時間後(図5では約
1.5h後)には出口(吸着塔後)(b)の臭気センサー
値が入口(a)の臭気センサー値をわずかながら追越し
てしまっている。この逆転現象の推定原因は、冷却され
ずに高温のまま吸着塔3に入った排ガスが吸着塔3の内
部で冷却され、吸着剤7の表面や吸着塔3の内壁に水分
が結露・凝縮することにより、吸着剤7の吸着能力が急
速に低下したことに加え、この結露・凝縮した水分が時
間の経過と共に再び徐々に蒸発し、ガスとなって排出さ
れる際に、結露・凝縮した水分中に溶け込んだ悪臭物質
のいくらかも同時に揮発し、ガスとなって排出される為
に生ずると考えられる。
【0034】一方、コンデンサーユニット2単独での脱
臭効果は、図2及び図4における入口も排ガス5(a)
の臭気センサー値とコンデンサーユニット2の後の排ガ
ス8(b)の臭気センサー値との両者の比較から明らか
なように、コンデンサーユニット2と吸着塔3とを組合
せ処理する本発明の装置の出口の排ガス9(c)の臭気
センサー値に比べて、臭気センサー値の除去率としては
半分以下の効果しかない。
【0035】次に、本発明の他の実施の形態について図
面を参照して説明する。図6は、本発明の他の実施の形
態の排ガス脱臭処理装置の構成図である。図6に示した
他の実施の形態が、図1の実施の形態と異なるところ
は、吸着塔3の周囲にヒーター18を設けたこと、及び
排ガス6から排ガス発生源1へのバイパス配管19と、
外気への流路とバイパス配管19への流路とを切り替え
るバルブC20とを設けたことである。すなわち、この
実施の形態では、吸着剤7に付着・吸着した水分を、ヒ
ータ18によって効率よく蒸発させてクリーニングする
ことにより、吸着剤7を効果的に再生しようとするもの
である。尚、吸着塔3の加熱中に吸着剤7から発生する
水蒸気ガスは生ゴミの水分であり、悪臭物質を溶かし込
んだ状態で結露・凝縮した水分が蒸発したものであるか
ら、これを外気に排出すると悪臭を発生させる虞があ
る。したがって、加熱・再生中は、バルブC20をバイ
パス配管19側に流路切り替えし、吸着剤7から発生す
る水蒸気ガスを外気に排出させないで、排ガス発生源に
戻すようにする。
【0036】すなわち、吸着剤7を再生しようとする場
合は、ヒーター18を所定の時間加熱することにより、
吸着塔3を通して吸着剤7が加熱され、吸着剤7に付着
・吸着された水分を効率良く蒸発させて、吸着剤7を再
生することができる。吸着剤7を再生する為のヒーター
18の加熱温度は、吸着塔3内部に充填された吸着剤7
の温度が100〜300℃の範囲内に入るように設定す
ることが望ましい。
【0037】このような温度範囲にする理由は次の通り
である。すなわち、100℃以下では、吸着剤7の表面
及び内部に付着・吸着した水分が完全には蒸発しないの
で、吸着剤7に若干の水分が残ってしまい、再生は不完
全なものとなる。したがって、吸着剤7の交換時期は延
長されるものの、やはり吸着剤7の交換は必要になる。
一方、300℃以上の高温にすると、ヒーター18が高
価なものになってしまったり、電力の消費量が多くなっ
たしまう問題がある。又、吸着剤7に一部活性炭が含ま
れている場合、400℃以上では発火する危険性も生じ
る。尚、吸着剤7の再生の為にヒーター18を加熱する
時間は、ヒーター18の設定温度により異なり、設定温
度が高いほど短時間の加熱時間で済む。
【0038】吸着剤7をクリーニングして再生する作業
手順について説明する。先ず、図1の実施の形態でも述
べたように、実用上、コンデンサーユニット2では生ゴ
ミの水分は完全には除去できない。このため、若干の水
分は吸着塔3に流れ込んで吸着剤7に付着・吸着する。
したがって、実際の使用状態と経験から判断して、所定
の期間毎に吸着剤7の再生作業を行う。再生作業を行う
場合、先ず、ヒーター18を加熱し、同時に、バルブC
20の流路をバイパス配管19側へ切り替える。これに
よって、吸着剤7が加熱されて、そこに付着・吸着され
ていた水分は蒸発して、送風機4よりバルブC20から
バイパス配管19を経て排ガス発生源1へ戻される。さ
らに、排ガス5となってコンデンサーユニット2へ送り
込まれ、ここで冷却され、悪臭物質を溶かし込んだ液体
となって分離される。これによって、吸着剤7を加熱・
再生する際に、吸着剤7に付着・吸着した水分から発生
する悪臭ガスを気体の状態で外へ出すことなく、凝縮水
21に溶かし込んだ状態で回収または排水処理できる。
そして、再生作業が終わったらヒーター18を切り、吸
着剤7から水蒸気が発生しない温度にまで冷却したら、
再び、バルブC20の流路を外気側に切り替え通常の排
ガス脱臭処理に入る。
【0039】このように、吸着塔3の加熱による吸着剤
7の再生処理を定期的に行うことにより、吸着塔3内に
充填された吸着剤7を交換せずにリサイクル使用するこ
とができるため、廃棄物を出さずにランニングコストを
低減することができる。尚、図6に示すドレイン配管B
15や傾斜板16については、前述の図1に示す実施の
形態の場合と同様に、通常の排ガス脱臭処理中に、コン
デンサーユニット2から若干の水分が吸着塔3に流れ込
んできて結露した結露・凝縮水を排出させるためのもの
である。また、ドレイン配管B15に設けられた水封止
B11も、図1に述べた実施の形態と同様の働きをする
ものであるので、ここでは説明を省略する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の排ガス脱
臭処理装置によれば、排ガス発生源から発生する排ガス
の油分及び水分を除去手段によって除去してから、吸着
手段によって排ガス中の悪臭分子を除去するので、極め
て効果的に排ガスの脱臭処理を行うことができる。特
に、生ゴミ乾燥機から排出される排ガスなどは、相対湿
度が100%で多量の水分を含んでいるので、従来の吸
着手段では、充分に臭気分子を吸着することができなか
ったが、本発明の排ガス脱臭処理装置を用いれば、予め
水分や油分を除去してから臭気分子の吸着作用を行うの
で、極めて高い効率で脱臭処理を行うことができる。ま
た、産業廃棄物などから発生する排ガスについても効果
的に脱臭処理を行うことができ、ISO14000シリ
ーズの環境保全規格に貢献し得る排ガス脱臭処理装置を
提供することもできる。さらに、吸着塔にヒーターなど
の加熱手段を設けて、吸着剤を適当な温度で強制加熱す
れば、吸着剤に付着・吸着している水分を効率よく蒸発
させることができるので、吸着剤を効果的に再生するこ
とができ、吸着剤を比較的長い期間リサイクル使用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の排ガス脱臭処理装置
の構成図である。
【図2】 図1の排ガス脱臭処理装置で生ゴミ処理を行
ったときの、排ガス脱臭効果を示す実験データである。
【図3】 臭気センサー値と嗅覚測定法による臭気指数
との関係を示す特性図である。
【図4】 排ガス脱臭処理装置の稼働日数による臭気測
定値の変化の傾向を示すグラフである。
【図5】 図1の装置において、吸着塔単独による排ガ
ス脱臭処理効果を示すグラフである。
【図6】 本発明の他の実施の形態の排ガス脱臭処理装
置の構成図である。
【符号の説明】
1…排ガス発生源、2…コンデンサーユニット、3…吸
着塔、4…送風機、5、6、8、9…排ガス、7…吸着
剤、10…水封止A、11…水封止B、12…バルブ
A、13…バルブB、14…ドレイン配管A、15…ド
レイン配管B、16…傾斜板、17…結露・凝縮水、1
8…ヒーター、19…バイパス配管、20…バルブC、
21…凝縮水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 20/20 B01D 53/34 ZAB (72)発明者 村田 和弘 神奈川県川崎市中原区下沼部1933番地10 日本電気環境エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 内田 桂樹 神奈川県川崎市中原区下沼部1933番地10 日本電気環境エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4C080 AA05 CC15 HH05 KK08 MM01 MM05 QQ11 QQ17 QQ20 4D002 AA00 AB02 BA04 BA12 BA13 BA16 CA07 CA20 DA41 DA70 EA03 EA08 EA13 GA02 GB02 4G066 AA05B AA72B AE01D BA41 BA42 CA02 DA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物質から発生する排ガスを脱臭する排ガ
    ス脱臭処理装置において、 排ガス発生源から排出される排ガス中に含まれる油分及
    び水分を除去する除去手段と、 前記除去手段の後段に設けられ、少くともセラミックを
    一部含む吸着剤が充填されて、油分及び水分が除去され
    た排ガスの臭気分子を吸着する吸着手段と、 前記吸着手段で脱臭された排ガスを外気へ排気する排気
    手段と、 前記除去手段と前記吸着手段と前記排気手段とを接続す
    ると共に外気に通じる通気手段と、 を備えたことを特徴とする排ガス脱臭処理装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着手段を加熱する加熱手段と、 前記排気手段から外気に通じる前記通気手段より、前記
    排ガス発生源へ排ガスを還元するバイパス手段と、 外気に通じる前記通気手段と、前記バイパス手段との流
    路を選択的に切り替える流路切替手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の排ガス脱臭
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記除去手段は、排ガス中の油分を除去
    する為のミストセパレータと、該排ガス中の水分を除去
    する為の空冷式又は水冷式の凝縮機とによって構成され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の排ガス脱臭処理装置。
  4. 【請求項4】 前記除去手段には、排ガスから除去され
    た油分及び水分を排出するための凝縮水排出手段が設け
    られていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れ
    か1項に記載の排ガス脱臭処理装置。
  5. 【請求項5】 前記凝縮水排出手段は、外気圧により、
    凝縮水が外部へ流れずに前記除去手段に一部が留まった
    り、または該除去手段を通過後の排ガス中に油分・水分
    の一部が再び含まれてしまうことを防止するため、及び
    外気の流入を防止するための水封止を備えていることを
    特徴とする請求項4に記載の排ガス脱臭処理装置。
  6. 【請求項6】 前記吸着手段には、該吸着手段に生じた
    結露・凝縮水を除去するための傾斜板が、底部または側
    面最下部に設けられ、且つ前記傾斜板に溜まった結露・
    凝縮水を排出させるための結露・凝縮水排出手段が設け
    られていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れ
    か1項に記載の排ガス脱臭処理装置。
  7. 【請求項7】 前記結露・凝縮水排出手段は、外気圧に
    より、結露・凝縮水が外部へ流れずに前記吸着手段に一
    部が留まったり、または該吸着手段を通過後の排ガス中
    に結露・凝縮水の一部が再び含まれてしまうことを防止
    するため、及び外気の流入を防止するための水封止を備
    えていることを特徴とする請求項6に記載の排ガス脱臭
    処理装置。
  8. 【請求項8】 前記吸着手段に充填された吸着剤は、セ
    ラミック吸着剤と活性炭吸着剤とが直列に充填されたも
    のか、又は前記セラミック吸着剤と前記活性炭吸着剤と
    が混合されたものかの何れかであることを特徴とする請
    求項1〜請求項7の何れか1項に記載の排ガス脱臭処理
    装置。
  9. 【請求項9】 前記セラミック吸着剤と前記活性炭吸着
    剤とを直列に充填する場合は、排ガスの流入口側から数
    えて1層目に見掛け気孔率の大きいセラミック又は活性
    炭を使用し、2層目に塩基性ガスの吸着性のよい添着活
    性炭を使用し、3層目に酸性ガス及び中性ガスの吸着性
    のよいセラミックを使用することを特徴とする請求項8
    に記載の排ガス脱臭処理装置。
  10. 【請求項10】 排ガス発生源と前記除去手段との間
    に、外気取入れ口を設けたことを特徴とする請求項1〜
    請求項9の何れか1項に記載の排ガス脱臭処理装置。
  11. 【請求項11】 物質から発生する排ガスを脱臭する排
    ガス脱臭処理方法において、 排ガス発生源から排出される排ガス中に含まれる油分及
    び水分を除去する手順と、 油分及び水分が除去された排ガスの臭気分子を、少くと
    もセラミックを一部含む吸着剤に吸着させる手順と、 脱臭された排ガスを外気へ排気する手順と、 を備えたことを特徴とする排ガス脱臭処理方法。
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