JP2001025124A - ケーブル布設用気体圧送工法 - Google Patents

ケーブル布設用気体圧送工法

Info

Publication number
JP2001025124A
JP2001025124A JP19046099A JP19046099A JP2001025124A JP 2001025124 A JP2001025124 A JP 2001025124A JP 19046099 A JP19046099 A JP 19046099A JP 19046099 A JP19046099 A JP 19046099A JP 2001025124 A JP2001025124 A JP 2001025124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
pressure
pressure receiving
laying
sheath tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19046099A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hoshina
宏 保科
Yoshifumi Odaka
義史 小高
Masaki Kanbara
正記 蒲原
Motoki Sasazaki
元樹 笹崎
Tadatoshi Kumagai
匡敏 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP19046099A priority Critical patent/JP2001025124A/ja
Publication of JP2001025124A publication Critical patent/JP2001025124A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小さい曲率や、段差のある管路ルートにおける
長尺ケーブルの布設を可能にした気体圧送工法を提供す
ることにある。 【解決手段】鞘管2内に布設ケーブル1を気体圧送して
挿通するケーブル布設用気体圧送工法において、前記ケ
ーブル1の先端に受圧ヘッド5を設け、この受圧ヘッド
5として、鞘管1内に挿通が容易な大きさの受圧板3を
長手方向に多段に配設した構成のものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気や窒素ガス等
の気体の流れを利用し、鞘管内に光ファイバケーブル等
のケーブルを挿通するケーブル布設用気体圧送工法に係
り、特に長尺の鞘管内に布設ケーブルを気体圧送して挿
通するのに適したケーブル布設用気体圧送工法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に通信ケーブル等を地下に埋設する
場合、外圧や水等から保護するために、鋼製又はポリエ
チレン製等の鞘管内に布設している。この鞘管内にケー
ブルを布設する工法として、鞘管内に布設ケーブルを気
体圧送して挿通する気体圧送工法が広く用いられてい
る。その代表的なものは、高圧空気を用いて布設ケーブ
ルを挿通する空気圧送工法である。
【0003】従来の空気圧送工法を図2及び図3により
説明する。
【0004】空気圧送工法では、図2に示すように、ケ
ーブル布設用の鞘管2に圧送ヘッド10を接続し、この
ヘッド内のチャンバ13に送り込み把持手段である駆動
ホイール11から光ファイバケーブル等の布設ケーブル
1を送り込むと共に、高圧空気を供給口12から送り込
むことにより、布設ケーブル1を鞘管2内に圧送する。
なお圧送ヘッド10は、布設ケーブル1との間に接触式
シール部14を有している。
【0005】一方、図3に示すように、布設ケーブル1
の先端には引き込み力を大きくするため、布設ケーブル
1より断面の大きい1つの受圧板3から成る受圧ヘッド
5が取り付けられる。
【0006】ケーブルの布設距離が比較的短いときは、
左方にある図2の圧送装置に搭載されている送り込み把
持手段である駆動ホイール11により、布設ケーブル1
は推進力を与えられ、鞘管2内を左から右へ前進する。
布設距離が長くなると、布設ケーブル1と鞘管2内面と
の摩擦力が大きくなり、駆動ホイール11による押込力
だけではケーブルは前進できず、停止することになる。
そこで布設距離が長くなると、前記圧送装置内の高圧空
気シール用圧送ヘッド10を介して、鞘管2内にコンプ
レッサ(図示せず)から高圧空気を供給し、図1の左か
ら右への空気の高速な流れにより布設ケーブル1を浮か
せ、鞘管2との摩擦抵抗を減少させると共に、布設ケー
ブル1と空気との摩擦力を介して、布設ケーブル1に推
進力を生じさせる。さらに布設ケーブル1の先端に取付
けた受圧板3が高圧空気に押されて推進力を生じ、布設
ケーブル1を引張る作用をなす。この受圧板3により生
ずる推進力の大きさは、受圧板3の受圧面積に比例し、
受圧面積が大きい程ケーブルを引張る推進力も大きくな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
光ファイバケーブルの場合、圧送途中で鞘管内面と光フ
ァイバケーブルとの間に生じた摩擦力(特に鞘管に曲が
りルートが多い場合にはこれが大きい)等のため、鞘管
長が長くなると布設できなくなるという問題があった。
1000m程度の通常の鞘管ルートであれば、光ファイ
バケーブルは容易に圧送できるが、複雑な曲がりが沢山
あったり1000m以上の長尺になると鞘管途中で光フ
ァイバケーブルは圧送不可能となってしまう。
【0008】特に、長尺ケーブルを布設する場合、当然
ながらケーブル重量は増大し摩擦抵抗も大きくなる。こ
のため、一面から考えると、できるだけ受圧板の受圧面
積を大きくしケーブルを引張る推進力を大きくした方が
有利である。しかし、他面においては、受圧板を大きく
し過ぎるとケーブルの挿通が困難になり易いという問題
がある。すなわち、実際の管路ルートは直線ではなく様
々な曲率のカーブやハンドホール部(又はマンホール
部)での段差等が存在し、特に曲率の小さい曲り部分で
大きな受圧板が抵抗となり極端な場合ケーブルの通過が
困難となる危険性が生ずる。
【0009】このため受圧板の大きさは小さくて、なお
かつ大きな推進力を発生する受圧ヘッドの開発が望まれ
ていた。
【0010】そこで本発明の目的は、上記課題を解決
し、布設するケーブルの先端に取付ける受圧板の大きさ
を小さくし、その発生する推進力を大きくした受圧ヘッ
ドを用いることによって、小さい曲率や段差のある管路
ルートにおける長尺ケーブルの布設を可能にした気体圧
送工法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、鞘管内に布設ケーブルを気体圧送して挿
通するケーブル布設用気体圧送工法において、前記ケー
ブルの先端に受圧ヘッドを設け、この受圧ヘッドとして
鞘管内に挿通が容易な大きさの受圧板を長手方向に多段
に配設した構成のものを用いるようにしたものである
(請求項1)。
【0012】これは、布設するケーブルの先端に取付け
る受圧板を、従来の1枚から2枚以上多段に取り付けた
構成の受圧ヘッドに置き換えたもので、個々の受圧板を
小さくし、その発生する推進力は小さくても、複数枚の
受圧板が発生するトータルとしての推進力を大きくした
ものである。
【0013】前記受圧ヘッドとしては、例えば、鞘管内
に挿通が容易な大きさの受圧板をしなやかな弾力性のあ
るロッド上に長手方向に多段に配設した構成のものを用
いるとよい(請求項2)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、高圧
空気を用いたケーブル布設用空気圧送工法を例にして、
図面を参照しながら説明する。
【0015】まず、前提とする圧送装置は、図2で説明
したようにケーブル布設用の鞘管2に圧送ヘッド10を
接続し、このヘッド内のチャンバ13に送り込み把持手
段から光ファイバケーブル等の布設ケーブル1を送り込
むと共に、高圧空気を供給口12から送り込むことによ
り布設ケーブル1を鞘管内に圧送する。ただし、ここで
は送り込み把持手段として駆動ホイール11の代わりに
一対のキャタピラが用いられている。なお、圧送ヘッド
10は、布設ケーブル1との間に接触式シール部14を
有している。
【0016】次に、空気圧送工法について図1を用いて
説明する。
【0017】図1は鞘管2の側面を一部切り欠いて鞘管
内部の構成を示した図である。布設ケーブル1の先端に
は、受圧ヘッド5が設けられている。この受圧ヘッド5
には鞘管2内に挿通が容易な大きさの受圧板3を、しな
やかな弾力性のあるロッド4上に長手方向に多段に配設
した構成のものが用いられている。ここでは、FRP
(繊維強化樹脂)から成るロッド4にほぼ等間隔で4つ
の受圧板3を配設した場合を示しているが、これに限定
されるものではなく2以上の受圧板3を任意の間隔で配
設することができる。
【0018】布設ケーブル1は、左方にあるキャタピラ
(図示せず)により推進力を与えられ、鞘管2内を左か
ら右へ前進する。同時にコンプレッサ(図示せず)から
高圧空気を供給し、シール機能付圧送ヘッド10を介し
て鞘管2内に左から右へ高速な空気流を発生させる。こ
の空気流により布設ケーブル1を鞘管内表面より浮か
せ、布設ケーブル1と鞘管2との摩擦力を軽減させると
同時に、布設ケーブル1と空気との摩擦力を介して、布
設ケーブル1に推進力を生じさせる。さらに布設ケーブ
ル1の先端に取付けた受圧板3が高圧空気に押されて推
進力を生じ、布設ケーブル1を前進させる作用をなす。
以上の作用の総合的な結果として布設ケーブル1は鞘管
2を前進することとなる。
【0019】長尺ケーブルの布設では、ケーブル重量が
増大し摩擦抵抗も大きくなるため、推進力を大きくしな
いと布設ケーブル1は前進できなくなる。この対策の1
つとして該受圧板3を大きくし、推進力を大きくするこ
とが考えられるが、管路ルートに小さな曲率や段差があ
ると、この大きな受圧板3が抵抗となり、極端な場合通
過困難となる恐れもある。
【0020】しかし、本発明では図1に示したように、
鞘管2内に容易に挿通し得る大きさを持つ小さな受圧板
3を複数個(本実施形態の例では4個)多段にロッド4
に配列して構成した受圧ヘッド5を布設ケーブル1の先
端に取り付けて、受圧ヘッド全体としての受圧面積を増
加させている。また、ロッド4はしなやかな弾力性のあ
るFRP製であるため、小さな曲率や段差のある鞘管部
分であっても、受圧ヘッド5を大きな抵抗なくルートに
追従して変形させ通過させることができる。その一方、
個々の受圧板3は小さいが多段に配設されているため、
受圧板3の総和としての受圧面積は大きくなり、大きな
推進力が得られ、長尺ケーブルの布設を可能としてい
る。
【0021】なお、小さな受圧板の大きさの目安として
は、ケーブルの布設作業に先立ち鞘管内径の8割の直径
の球による玉通し試験を実施し、通過を確認することが
通例となっているので、受圧板の大きさも鞘管内径の8
割以下にしておけば、確実に管路ルートを通過できると
考えられる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、従来のケーブル布
設用気体圧送工法では、長尺ケーブル布設用の推進力を
大きくするために布設ケーブル先端に取付ける受圧板を
大きくしていたが、この方法では小さな曲率や段差部等
の通過が困難であった。
【0023】しかし、本発明ケーブル布設用気体圧送工
法によれば、ケーブルの先端に設ける受圧ヘッドを、従
来の1枚の受圧板から成る受圧ヘッドから、鞘管内に挿
通が容易な大きさの受圧板を長手方向に2枚以上多段に
配設した構成の受圧ヘッドに置き換えているので、これ
までの受圧板よりも小さな受圧板を用いた受圧ヘッドで
ありながら、複数枚の受圧板が発生するトータルとして
の受圧ヘッドの推進力は、1枚の大きな受圧板を設けた
場合と同等か、それよりも大きな推進力となる。従っ
て、受圧ヘッドの発生する推進力を大きく維持しなが
ら、小さな曲率や段差部等の管路部分を円滑に通過させ
ることが可能であり、気体圧送による長尺ケーブルの布
設を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル布設用気体圧送工法における
鞘管の側面を一部切り欠いて示した断面図である。
【図2】従来の空気圧送装置を示した概念図である。
【図3】従来のケーブル布設用空気圧送工法における鞘
管の側面を一部切り欠いて示した断面図である。
【符号の説明】 1 布設ケーブル 2 鞘管 3 受圧板 4 ロッド 5 受圧ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹崎 元樹 茨城県日立市砂沢町880番地 日立電線株 式会社高砂工場内 (72)発明者 熊谷 匡敏 茨城県日立市日高町5丁目9番15号 日立 電線エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2H038 CA69

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鞘管内に布設ケーブルを気体圧送して挿通
    するケーブル布設用気体圧送工法において、前記ケーブ
    ルの先端に受圧ヘッドを設け、この受圧ヘッドとして鞘
    管内に挿通が容易な大きさの受圧板を長手方向に多段に
    配設した構成のものを用いることを特徴とするケーブル
    布設用気体圧送工法。
  2. 【請求項2】前記受圧ヘッドとして、鞘管内に挿通が容
    易な大きさの受圧板をしなやかな弾力性のあるロッド上
    に長手方向に多段に配設した構成のものを用いることを
    特徴とする請求項1記載のケーブル布設用気体圧送工
    法。
JP19046099A 1999-07-05 1999-07-05 ケーブル布設用気体圧送工法 Pending JP2001025124A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19046099A JP2001025124A (ja) 1999-07-05 1999-07-05 ケーブル布設用気体圧送工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19046099A JP2001025124A (ja) 1999-07-05 1999-07-05 ケーブル布設用気体圧送工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001025124A true JP2001025124A (ja) 2001-01-26

Family

ID=16258494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19046099A Pending JP2001025124A (ja) 1999-07-05 1999-07-05 ケーブル布設用気体圧送工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001025124A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904609B1 (ko) 2007-09-27 2009-06-25 주식회사 케이티 공압을 이용하여 광케이블이 포설된 내관에 추가의광케이블을 포설하기 위한 광케이블 견인선 포설 장치 및방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904609B1 (ko) 2007-09-27 2009-06-25 주식회사 케이티 공압을 이용하여 광케이블이 포설된 내관에 추가의광케이블을 포설하기 위한 광케이블 견인선 포설 장치 및방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6402123B1 (en) Method for propelling a cable or the like into a duct
EP0287225B1 (en) Optical fibre installation
US7487802B2 (en) Systems and methods for pipeline rehabilitation
ES2239755T3 (es) Instalacion de conductos para cables.
EP2497170B1 (en) Process, pig and pressure housing for laying an elongated element
US9809951B1 (en) Jet trenching system
CN1165790C (zh) 将缆线置入管道中的改进
US6409155B1 (en) Method of inserting a light transmitting member into a tube
JP2009545286A (ja) 管路にワイヤを設置するための装置
JP2001025124A (ja) ケーブル布設用気体圧送工法
DK1357252T3 (da) Fremgangsmåde og anordning til installation af en kanal rundt om et eksisterende langsgående element
JP2001028817A (ja) ケーブル布設用気体圧送工法
GB2217926A (en) Conveying an optical fibre member
US12034283B2 (en) Introducing an elongated element into a submarine duct
JP2943858B2 (ja) 管路内におけるノズル付ホースの挿通方法
JP2001128329A (ja) 光ケーブル気体圧送工法
JPH01292302A (ja) 光ファイバの布設方法
JP2001025122A (ja) ケーブル布設用気体圧送工法
JP4383305B2 (ja) 小口径トンネルを形成するために地中を推進される装置及びこれを用いた推進方法
JPH07150890A (ja) 曲線管路の推進工法
JPH06341165A (ja) 管の敷設工法
JP3582728B2 (ja) 保護管への線条体の引込み方法及び装置
EP3693536A1 (en) Drilling arrangement, drilling machine and method
OA21185A (en) Introducing an elongated element into a submarine duct.
WO2015082276A1 (en) Method for installing an elongated element into a duct having a pre-installed elongated element