JP2001020961A - 密封型転がり軸受装置 - Google Patents

密封型転がり軸受装置

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JP2001020961A
JP2001020961A JP19322399A JP19322399A JP2001020961A JP 2001020961 A JP2001020961 A JP 2001020961A JP 19322399 A JP19322399 A JP 19322399A JP 19322399 A JP19322399 A JP 19322399A JP 2001020961 A JP2001020961 A JP 2001020961A
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mounting groove
sealing device
seal member
rolling bearing
sealing
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JP19322399A
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Tomoyuki Aizawa
知之 相澤
Yasutami Matsumoto
安民 松本
Kazuo Akagami
和夫 赤上
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NSK Ltd
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    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/38Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
    • F16C19/383Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
    • F16C19/388Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with four rows, i.e. four row tapered roller bearings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着溝への装着性の良い、密封装置を提供す
ること。 【解決手段】密封装置6は装着溝5に組み込む前の自然
状態で装着溝の径よりも径の大きな部分を有するゴム等
の弾性体で構成して、圧縮変形させて装着溝5に組み込
み、弾性復元力により装着溝の底や側壁面に圧接して密
封効果を出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、鉄鋼圧延
装置のワークロールネックに装着される密封型転がり軸
受装置に関し、詳しくは、密封装置の装着溝からの脱落
を確実に防止した密封型転がり軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼圧延装置のワークロールネックに装
着される例えば4列円錐ころ軸受装置である密封型転が
り軸受装置は図18に示すようにワークロールである軸
1の外周面に並置された2つの内輪2a、2bと、これ
ら内輪2a、2bの外周側に4列の転動体3a、3b、
3c、3dを介して軸方向に並置された外輪4a、4
b、4cとを有している。
【0003】この密封型転がり軸受装置において、軸受
中間に配置される密封装置は、例えば、軸方向に並べら
れた複数の内輪2a、2bの間を密封するように、内輪
2a、2bの対向部内周面に設けられた環状の装着溝
(内輪内周溝とも称する)5に装着されるものであっ
て、従来、図19に示すように構成されている。
【0004】すなわち、装着溝5内において一方の内輪
2aの内周側に嵌着されるゴム状弾性材製のシール本体
55に、他方の内輪2bに接触するシールリップ56が
一体成形されており、またシール本体55を一方の内輪
2aに強固に固定するように、シール本体55の内部に
金属製の補強環57が埋設されている。金属製の補強環
57はその機能からして、容易に弾性変形しない剛性を
備えており、ばね性を備えていないものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の密封装置(軸受中間シール)によると、金属製の補強
環57がばね性を備えていないために、この密封装置を
軸受装置1に装着する際に、一方の内輪2aの装着溝5
にその軸方向一方からプレスやハンマーを使用して密封
装置を打ち込む必要があり、そのため内輪2a、2bを
軸方向に並べる前に打込み作業を行わなければなれな
い。したがって軸受装置1の組立手順が、密封装置の打
込み工程が先、内輪の並列工程が後と言うように限られ
てしまい、そのためこれを原因として、装置組立の作業
性が良くないという問題がある。またハンマー等による
打込み作業には作業時間がかかり過ぎる問題があり、更
に打込み時の打撃力によって補強環57が歪んでしまう
虞がある。
【0006】本発明は以上の点に鑑み、装着に際して打
込み作業を必要とせず、容易に装着することが可能な密
封装置を備えた密封型転がり軸受装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の密封型転がり装置は、複数の転動体を
径方向内側に支持すると共に軸の外周面に嵌合した複数
の内輪の接合部間に、密封装置を装着する装着溝を形成
してなり、該密封装置は弾性変形させることにより二つ
の内輪接合部間に形成された装着溝に装着され弾性復元
力により装着溝底面もしくは側壁面等の溝形成面に圧接
保持される。
【0008】上記目的を達成するため請求項2に記載の
密封型転がり軸受装置において、前記密封装置の前記装
着溝への保持力を強化するため該密封装置には弾性変形
可能な保持部材が設けてある。
【0009】請求項2に記載の密封装置は、請求項1に
記載の密封装置の装着作業の容易さを阻害することな
く、装着溝への保持力を強化するために、密封装置内に
バネ性を備えた保持部材を備えたことを特徴とする。保
持部材としては、例えば円周が自然長より短くなるよう
設定されたコイルスプリングがある。コイルスプリング
は弾性変形可能であり、密封装置全体の弾性変形を阻害
せず、装着作業の容易さを実現できる。また、組み込み
後はコイルスプリングの伸び力が密封装置の装着溝への
保持力として働き、密封装置の脱落を防止する。保持部
材はコイルスプリングに限らず、バネ性を備えた円筒状
金環、一箇所割り心金など、密封装置の組み込みを阻害
せず装着溝への保持力を強化するものであれば何でもよ
い。
【0010】また上記目的を達成する請求項3に記載の
密封型転がり軸受装置においては、密封装置の装着溝か
らの脱落を防止するための脱落防止装置が設けてある。
請求項3に記載の軸受装置によれば、内輪の間の装着溝
に、密封装置の装着溝からの脱落を防止するための脱落
防止装置(例えば、リブ、傾斜面)を設けているため、
装着溝内における密封装置の保持力を増大することがで
き、その脱落を確実に防止することができる。
【0011】また、密封装置を装着溝に装着する際に
は、一般的にゴム等の弾性体からなる密封装置を収縮し
ながら装着することができるので、脱落防止装置(例え
ば、リブ、傾斜面)によって装着作業が阻害されること
がない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
密封型転がり軸受装置を図面を参照しつつ説明する。な
お、以下に述べる実施の形態はいずれも例えば図18に
示した如き鉄鋼圧延装置のワークロールネックに装着さ
れる密封型転がり軸受装置において、回転軸に隣り合っ
て並置嵌装された内輪接合部間に形成された装着溝5内
に組み込まれるものであり、図18と異なる部分を主と
して図示し説明する。
【0013】(第1実施の形態)図1は本発明の第1実
施の形態に係る密封型転がり軸受装置の要部断面図であ
る。
【0014】この第1実施の形態に係る密封型転がり軸
受装置において、内輪2a、2bの互いに接触する接合
部半径方向内側に形成された環状溝である装着溝5は内
輪2a側の溝底部5a、内輪2b側の溝底部5bおよび
内輪2a側に形成された溝側壁面5c、内輪2b側に形
成された溝側壁面5dとから成る。
【0015】装着溝5内には密封装置6を形成するゴム
等の弾性体から成る環状のシール部材7が、その外周の
両端径方向突出部を溝底部5a、5bにそれぞれ押圧接
触状態で、かつ溝側壁面5c、5dとは若干の隙間もっ
て嵌め込まれている。シール部材7は装着溝5に嵌め込
む前の自然状態では装着溝5の溝底5a、5bの径より
も大径であり、嵌め込みに際して径方向内方に弾性変形
により縮められて、装着溝5に挿入され、挿入後弾性体
シール部材の弾性による形状復元力により外周部が溝底
部5a、5cに圧接して装着溝内に保持されて、図1の
状態になる。
【0016】図2は第1実施形態の第1変形例を示して
おり、本例においてシール部材7の外周面は同一円周面
であり、したがって装着溝5の溝底5a、5bに外周面
全体で圧接保持されている。第1変形例に係わるシール
部材7の形状および構造は、上記以外は図1のシール部
材7に同じである。
【0017】図3は第1実施形態の第2変形例を示して
いる。第2変形例に係る環状シール部材7は径方向およ
び軸方向の両方向端部で断面円錐台形状で斜め外向きに
環状に突出する突出部7a、7bを有しており、突出部
7aの先端に形成された角部はそれぞれ溝底5aと溝壁
5cとに圧接しており、また突出部7bの先端に形成さ
れた角部はそれぞれ溝底5bと溝壁5cとに圧接してい
る。第2変形例に係るシール部材7の少なくとも突出部
7a、7bを含めての直径および軸方向長さは自然状態
において装着溝5の溝底径および軸方向長さより大き
く、したがってこのシール部材7を装着溝5に嵌め込む
に際しては弾性的に圧縮して挿入される。
【0018】図4は本発明の第1実施形態の第3変形例
を示している。第3変形例に係る弾性体で環状のシール
部材7は左右非対称の断面形状であり、基部7cの外周
部と左側面部とはそれぞれ装着溝5の溝底5aおよび溝
壁5cとに圧接しており、また基部7cより軸方向に湾
曲して延びる突出片7dの先端は溝壁5dに圧接してい
る。
【0019】この第3変形例に係シール部材7cと装着
溝5との大きさの関係は第2変形例と同様である。
【0020】図5は本発明の第1実施形態の第4変形例
の弾性体環状シール部材の断面図である。第4変形例に
係るシール部材7は図1ないし図3に示す例と同様左右
対称の断面形状をしているが、本例の場合外周面が装着
溝5の溝底5a、5bに圧接しているのみならず、左右
両端部もそれぞれ溝壁5c、5dに圧接している。第4
変形例に係るシール部材7と装着溝5との寸法関係は前
述の例と同様である。
【0021】(第2実施の形態)図6は本発明の第2実
施の形態の主要部の断面図であり、図7ないし図10は
それぞれ第2実施の形態の第1ないし第4変形例を示し
ている。
【0022】図6に示す第2実施の形態に係るゴム等の
弾性体からなる環状シール部材7の径方向内側で軸方向
中心部には内周面側から管状溝8が形成されており、シ
ール部材7の装着溝5への保持力を強化するための保持
部材としてコイルスプリング9が備えられている。シー
ル部材7のこれ以外の形状および構造は図1の例と同様
である。
【0023】図7は本発明の第2実施形態の第1変形例
に係る主要部の断面図である。この第1変形例に係るシ
ール部材7の場合、図6に示すシール部材7のコイルス
プリング9に代えて弾性のある金属環9’が設けられて
いる。第1変形例のこれ以外の形状および構造は、図6
に示す第2実施形態に同じである。
【0024】図8に示す本発明の第2実施形態の第2変
形例においては、図1に示すシール部材7のコイルスプ
リング9の代わりに弾性のある円筒体もしくは一箇所割
の円筒状体9”が保持部材として設けられている。第2
変形例のこれ以外の形状および構造は、図6の第2実施
の形態と同じである。
【0025】図9に示す本発明の第2実施の形態の第3
変形例の弾性体環状シール部材7においては、円周部中
央線から等距離位置に2つのコイルスプリング9a、9
bが保持部材として設けられている。
【0026】図10に示す本発明の第2実施形態の第4
変形例に係る弾性体環状シール部材7は全体として図4
に示すものとほぼ同じ形状をしており、そのうち基部7
a内周側にはコイルばね9が保持部材として設けられて
いる。
【0027】上述した第2実施の形態およびその変形例
においてコイルスプリング等の保持部材はは弾性変形可
能であり、密封装置全体の弾性変形を阻害せず、装着作
業の容易さを実現できる。また、組み込み後は保持部材
の弾性復元力が密封装置の装着溝への保持力として働
き、密封装置の脱落を防止する。
【0028】(第3実施の形態)図11は、本発明の第
3実施の形態に係る密封型転がり軸受装置の部分断面図
であり、図12は、図11において、密封装置を装着溝
へ組み込むために圧縮変形させた状態を示す図である。
【0029】本第3実施の形態に係る密封型転がり軸受
装置では、装着溝5の両側壁の内周側に一対のリブ10
a,10b(脱落防止装置)が形成してある。これらリ
ブ10a,10bにより、装着溝5内における密封装置
6の保持力を増大することができ、その脱落を確実に防
止することができる。
【0030】また、密封装置6を装着溝5に装着する際
には、ゴム等の弾性体からなる環状シール部材7を収縮
しながら装着することができ、リブ10a,10bによ
って装着作業が阻害されることがない。さらに、シール
部材7の両側面に傾斜面とすることにより、装着作業を
より一層容易にすることができる。
【0031】なお、密封装置6を装着溝5内に一旦装着
してしまった後には、シール部材7は、リブ10a,1
0bの内側で復元して装着溝5内に密着することがで
き、リブ10a,10bがシール部材7の復元を阻害す
ることはない。
【0032】また、シール部材7の溝8内に、シール部
材7を弾性力により装着溝5内に押し付けて保持するた
めの保持部材、例えば、コイルスプリング9が装着して
ある場合、シール部材7のより十分な保持力を得ること
ができると共に、内輪2a、2bを組み立てた後であっ
ても、密封装置6を装着溝5に装着することができる。
【0033】さらに、リブ10a,10bの外径面と、
装着溝5の内径面との間隔を、シール部材7の高さより
小さくすることにより、シール部材7の装着溝5内への
密着力を高めることができ、シール性能を向上すること
ができる。
【0034】図13は、本発明の第3実施の形態の第1
変形例に係る密封型転がり軸受装置の断面図である。
【0035】本第3実施の形態の第1変形例では、装着
溝5の両側壁面の形状はストレートであるが、該両側に
はそれぞれ断面L字状部材11a、11b(脱落防止装
置)が別部品として取り付けてあり、これらL字状部材
11b、11bにより、装着溝5内における密封装置6
の保持力を増大して、その脱落を確実に防止している。
【0036】その他の作用・効果は、図11のものと同
様であり、特に、本変形例では、装着溝5へのリブ加工
が困難である場合、また、図1−図10に示した例の装
着溝5にL字状部材11a,11bを取り付けることに
より脱落防止機能を付加するような場合に有効である。
【0037】図14は、本発明の第3実施形態の第2変
形例に係る密封型転がり軸受装置の断面図である。本第
3実施の形態の第2変形例では、装着溝5の両側面が、
溝の奥側ほど広くなるような傾斜面12a,12b(脱
落防止装置)に形成してあり、これら傾斜面12a,1
2bにより、装着溝5内における密封装置6の保持力を
増大して、その脱落を確実に防止している。その他の作
用・効果は、図11ないし図13に示す例と同様であ
り、特に、本実施の形態では、図12のようにリブを形
成する場合に比べて、装着溝5の加工が傾斜面12,1
2のみの加工で済ますことができ、製造コストの低減を
図ることができる。
【0038】なお、本実施の形態では、装着溝5への密
着性を高めるため、シール部材7の断面形状を四角形状
としているが、図11ないし図13に示したように台形
状であってもよい。
【0039】図15は、本発明の第3実施の形態の第3
変形例に係る密封型転がり軸受装置の断面図である。本
第3変形例では、装着溝5の両側面それぞれに、一対の
凹所13a,13bを形成すると共に、シール部材7
に、これらの凹所13a,13b内に挿入される一対の
リブ14a,14bを形成している。これら凹所13
a,13bとこれに挿入されるリブ14a,14bとに
より、脱落防止装置を形成し装着溝5内における密封装
置6の保持力を増大して、その脱落を確実に防止してい
る。その他の作用・効果は、第1ないし第3実施の形態
と同様である。
【0040】図16は、本発明の第3実施の形態の第4
変形例に係る密封型転がり軸受装置の断面図である。
【0041】本第3実施の形態の第4変形例では、装着
溝5の片側にのみ、リブ15(脱落防止装置)を形成し
ている。このリブ15により、装着溝5内における密封
装置6の保持力を増大して、その脱落を確実に防止して
いる。密封装置自体の形状は図10のものと同様であ
る。その他の作用・効果は、図11ないし図15に示す
ものと同様である。
【0042】図17は、本発明の第3実施の形態の第5
変形例に係る密封型転がり軸受装置の断面図である。
【0043】本第3実施の形態の第5変形例では、装着
溝5とリブ10a,10bの構造は、図11、図12の
ものと同様であるが、シール部材7に、保持部材を設け
ていない。したがって、一対のリブ10a,10bのみ
により、装着溝5における密封装置6の保持機能を持た
せ、その脱落を確実に防止している。この場合には、保
持部材が不要であるため、製造コストの低減を図ること
ができると共に、シール部材7形状の設計自由度を増大
することができる。その他の作用・効果は、図11ない
し図16のものと同様である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、隣り合う2つの内輪の
接合部間に形成された装着溝に、弾性変形させて密封装
置を組み込む構成としているため装着作業を容易に行う
ことができ、しかも密封装置は弾性復元力により内輪装
着溝面に圧接保持されているため優れた密封効果が得ら
れる。
【0045】本発明の第2の実施の形態の構成によれ
ば、内輪装着溝への密封装置の保持力を強化するため保
持部材を設けているため優れた密封効果が安定して長期
間にわたり得られる。
【0046】本発明の第3実施の形態によれば、内輪の
間の装着溝に、密封装着の装着溝からの脱落を防止する
ための脱落防止装置(例えば、リブ、傾斜面)を設けて
いるため、装着溝内における密封装置の保持力を増大す
ることができ、その脱落を確実に防止することができ
る。
【0047】また、密封装置を装着溝に装着する際に
は、一般的にゴム等の弾性体からなる密封装置を収縮し
ながら装着することができ、脱落防止装置(例えば、リ
ブ、傾斜面)によって装着作業が阻害されることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る密封型転がり軸
受装置主要部分の断面図。
【図2】本発明の第1実施の形態の第1変形例に係る密
封形転がり軸受装置の主要部分の断面図。
【図3】本発明の第1実施の形態の第2変形例に係る密
封型転がり軸受装置の主要部分の断面図。
【図4】本発明の第3実施の形態の第3変形例に係る密
封型転がり軸受装置の主要部分の断面図。
【図5】本発明の第1実施の形態の第4変形例に係る密
封型転がり軸受装置の主要部分の断面図。
【図6】本発明の第2実施の形態に係る密封型転がり軸
受装置の主要部分の断面図。
【図7】本発明の第2実施の形態の第1変形例に係る密
封型転がり軸受装置の主要部分の断面図。
【図8】本発明の第2実施の形態の第1変形例に係る密
封型転がり軸受装置の主要部分の断面図。
【図9】本発明の第2実施の形態の第1変形例に係る密
封型転がり軸受装置の主要部分の断面図。
【図10】本発明の第2実施の形態の第1変形例に係る
密封型転がり軸受装置の主要部分の断面図。
【図11】本発明の第3実施の形態に係る密封型転がり
軸受装置主要部分の断面図。
【図12】図11において、密封装置を装着溝に挿入す
る状態を示す図。
【図13】本発明の第3実施の形態に係る密封型転がり
軸受装置の第1変形例の主要部分の断面図。
【図14】本発明の第3実施の形態に係る密封型転がり
軸受装置の第2変形例の主要部分の断面図。
【図15】本発明の第3実施の形態に係る密封型転がり
軸受装置の第3変形例の主要部分の断面図。
【図16】本発明の第3実施の形態に係る密封型転がり
軸受装置の第4変形例の主要部分の断面図。
【図17】本発明の第3実施の形態に係る密封型転がり
軸受装置の第5変形例の主要部分の断面図。
【図18】鉄鋼圧延装置のワークロールネックに装着さ
れる密封型転がり軸受装置の断面図。
【図19】図18に示す密封型転がり軸受装置の隣り合
う内輪対向部に形成された装着溝に組み込まれた従来例
の密封装置を示す部分断面説明図。
【符号の説明】
1 ワークロール(軸) 2a、2b 内輪 3a、3b、3c 転動体 4a、4b、4c 外輪 5 装着溝 6 密封装置 7 シール部材 8 溝 9 保持部材 10 リブ(脱落防止装置) 11 断面L字状部材(脱落防止装置) 12 傾斜面(脱落防止装置) 13 凹所(脱落防止装置) 14 リブ(脱落防止装置) 15 リブ(脱落防止装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤上 和夫 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3J016 AA01 AA04 BA03 CA03 3J101 AA16 AA25 AA32 AA44 AA54 AA62 BA53 BA56 BA73 FA04 FA46

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の転動体を径方向内方から支持すると
    共に軸の外周面に嵌合した複数の内輪の接合部間に、密
    封装置を装着した装着溝を形成してなる密封型転がり軸
    受装置において、 該密封装置は弾性変形させることにより該装着溝へ装着
    され弾性復元力により装着溝形成面に圧接保持されてな
    ることをを特徴とする密封型転がり軸受装置。
  2. 【請求項2】前記密封装置の前記装着溝への保持力を強
    化するため該密封装置には弾性変形可能な保持部材が設
    けてある請求項1に記載の密封型転がり軸受装置。
  3. 【請求項3】前記密封装置の装着溝からの脱落を防止す
    るための脱落防止装置が設けてある請求項1または請求
    項2に記載の密封型転がり軸受装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010216635A (ja) * 2009-03-19 2010-09-30 Nok Corp 密封装置
JP2010216634A (ja) * 2009-03-19 2010-09-30 Nok Corp 密封装置
JP2010255642A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Nok Corp 密封装置
CN111733407A (zh) * 2020-06-30 2020-10-02 瓦房店轴承集团国家轴承工程技术研究中心有限公司 一种圆柱轴承外圈磷化时避免滚道磷化的方法

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