JP2001019776A - セルロースエステルフィルム、該フィルムの製造方法、液晶表示部材に使用されるフィルム、及び偏光板 - Google Patents

セルロースエステルフィルム、該フィルムの製造方法、液晶表示部材に使用されるフィルム、及び偏光板

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JP2001019776A JP19029599A JP19029599A JP2001019776A JP 2001019776 A JP2001019776 A JP 2001019776A JP 19029599 A JP19029599 A JP 19029599A JP 19029599 A JP19029599 A JP 19029599A JP 2001019776 A JP2001019776 A JP 2001019776A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さを80μm未満の薄いものとした時に起
き易い皺を抑え、歩留りを高くし、そして薄膜化したこ
とによって透明性が向上し、かつ、レタデーションも向
上し、液晶表示部材に使用されるに好適なフィルムを提
供することである。 【解決手段】 膜厚が20〜60μmであり、かつ、平
均置換度が2.88〜3.00である液晶表示部材に使
用されるセルロースエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に液晶表示装置
の偏光板の保護フィルムとして好適なフィルムに関する
ものである。
【0002】
【従来技術、及び発明が解決しようとする課題】液晶表
示装置(LCD)は、低電圧、低消費電力で、IC回路
への直結が可能であり、そして、特に、薄型化が可能で
あることから、ワードプロセッサやパーソナルコンピュ
ータ等の表示装置として広く採用されている。このLC
Dは、基本的な構成は、例えば液晶セルの両側に偏光板
を設けたものである。
【0003】ところで、偏光板は、一定方向の偏波面の
光だけを通すものである。従って、LCDにおいては、
電界による液晶の配向の変化を可視化させる重要な役割
を担っている。すなわち、偏光板の性能によってLCD
の性能が大きく左右される。偏光板の一般的な構成を、
図1に示す。図1中、1は偏光子であり、この偏光子1
の両側に偏光板保護フィルム2が積層されている。この
ような構成の偏光板を液晶セルに対して積層すること
で、LCDが構成される。
【0004】前記偏光子1は、ヨウ素などを高分子フィ
ルムに吸着・延伸したものである。すなわち、二色性物
質(ヨウ素)を含むHインキと呼ばれる溶液を、ポリビ
ニルアルコールのフィルムに湿式吸着させた後、このフ
ィルムを一軸延伸することにより、二色性物質を一方向
に配向させたものである。偏光板保護フィルム2として
は、セルロース樹脂、特にセルローストリアセテートが
用いられている。
【0005】この偏光板保護フィルム2は、図2に示す
ドラム流延方式や図3に示すベルト流延方式の装置を用
いて製造されている。ドラム流延方式の装置は、流延ド
ラム11の近傍に流延ダイ12が設けられると共に、剥
取りロール13を介してテンター乾燥部14、ロール乾
燥部15、及び巻取りロール16が設けられたものであ
る。そして、流延ダイ12からドープを流延ドラム11
に流延した後、流延ドラム11から剥取りロール13で
フィルムを剥ぎ取り、テンター乾燥部14の第1乾燥ゾ
ーン、第2乾燥ゾーン、第3乾燥ゾーン、及び第4乾燥
ゾーンで乾燥し、更にロール乾燥部15で完全に乾燥さ
せた後、フィルムを巻取りロール16で巻き取る。
【0006】図3に示すベルト流延方式の装置は、流延
ベルト21の近傍に流延ダイ22が設けられると共に、
剥取りロール23を介してロール乾燥部24、及び巻取
りロール25が設けられたものである。そして、流延ダ
イ22からドープを流延ベルト21に流延した後、剥取
りロール23でフィルムを剥ぎ取り、そしてロール乾燥
部24で完全に乾燥させた後、フィルムを巻取りロール
25で巻き取る。このベルト流延方式にあっては、流延
ベルトにおいてドープの乾燥率が高いので、ドラム流延
方式のテンター乾燥部が不要である。
【0007】ところで、現在、LCDに用いられている
偏光板保護フィルム2は、その厚さが80μm以上と比
較的厚いものであった。しかるに、最近、透過率などの
光学特性の観点から、偏光板保護フィルムの薄膜化が求
められ出した。例えば、80μm未満の厚さが薄い偏光
板保護フィルムが要求され出した。
【0008】しかし、80μm未満の厚さが薄い偏光板
保護フィルムを製造した場合、巻取りロール16,25
に巻き取られたフィルムには皺の発生度が高く、歩留り
が大幅に低下した。従って、本発明が解決しようとする
課題は、厚さを80μm未満の薄いものとした時に起き
易い皺を抑え、歩留りを高くし、そして薄膜化したこと
によって透明性が向上し、かつ、レタデーションも向上
し、液晶表示部材に使用されるに好適なフィルムを提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】ところで、本発明者によ
って皺発生度の検討が鋭意押し進められて行った結果、
セルロースエステルの膜厚が60μm以下と薄くなった
場合、皺の発生度は、セルロースを構成する単位が持つ
三つの水酸基のうち平均して何個の水酸基が他の基に置
換されているかで定義される平均置換度によって大きく
影響されることを見出すに至った。
【0010】そして、皺の発生度と平均置換度(セルロ
ースを構成する単位C6 105 の三つの水酸基が他の
基に置換されている数において、その数のセルロース全
体での平均値)とを詳細に調べて行った結果、フィルム
の膜厚が60μm以下の場合には、平均置換度が2.8
8〜3.00、好ましくは2.90〜3.00、特に
2.91〜3.00であると、偏光板保護フィルムとし
て許容されない皺が大幅に無くなることを見出すに至っ
た。
【0011】本発明は上記知見に基づいてなされたもの
であり、前記の課題は、膜厚が20〜60μmであり、
かつ、平均置換度が2.88〜3.00であることを特
徴とするセルロースエステルフィルムによって解決され
る。特に、膜厚が20〜60μmのフィルムであって、
前記厚さのフィルムを鹸化処理後に少なくとも1000
mの長さにわたってロール状に巻き取る際の該フィルム
の平均置換度が2.88〜3.00であることを特徴と
するセルロースエステルフィルムによって解決される。
【0012】すなわち、膜厚が20〜60μmのフィル
ムの場合、特に膜厚が25〜55μmのフィルムの場
合、更には膜厚が30〜55μmのフィルムの場合、平
均置換度が2.88〜3.00のセルロースエステルを
用いて構成した場合、これをロール状に巻き取るに際し
て、皺の発生が著しく少なくなった。つまり、セルロー
スエステルの平均置換度が2.88以上、更には2.9
0以上、特に2.91以上の場合、このセルロースエス
テルを用いてフィルムを構成した場合、フィルムの膜厚
が60μm以下の薄い場合でも、皺が、実質上、発生し
ておらず、つまり偏光板保護フィルムとして許容されな
い皺は、実質上、無かった。例えば、5000mの長さ
にわたった巻き取られた場合でも、偏光板保護フィルム
として許容されない皺は、実質上、無かった。従って、
製造歩留りが高い。
【0013】又、更に、膜厚変動が基準膜厚の±3.0
%以内のフィルムが好ましいものであった。すなわち、
斯くの如くの条件を更に満たした場合、皺の発生が一層
少ないものであった。つまり、フィルムの膜厚変動は基
準膜厚の±3.0%以内、更には±2.9%以内、特に
±2.8%以内に抑えられていた場合、フィルムの膜厚
が60μm以下の薄い場合でも、皺が実質上起きておら
ず、つまり偏光板保護フィルムとして許容されない皺
は、実質上、無かった。例えば、5000mの長さにわ
たった巻き取られた場合でも、偏光板保護フィルムとし
て許容されない皺は、実質上、無かった。従って、製造
歩留りが高い。
【0014】本発明で用いるフィルムのセルロースエス
テルは、(木材パルプからのセルロース)/(綿花リン
ターからのセルロース)=60/40〜0/100(重
量比)のセルロースのエステルが好ましい。すなわち、
偏光板保護フィルムとしてのセルロースエステルが斯く
の如くのものである場合、皺が少なく、偏光板保護フィ
ルムとして高性能なものが得られる。
【0015】そして、フィルムの膜厚が60μm以下の
薄い場合には、それだけ透明性が高まり、かつ、位相差
も少なくなり、偏光板保護フィルムとして好ましい。
尚、フィルムの膜厚は55μm以下のものが更に好まし
い。膜厚の下限値は、その厚さで機械的強度があれば、
薄ければ薄い方が良い。しかし、現時点における機械的
強度などの観点から、膜厚の下限は20μmである。好
ましくは25μm以上、更には30μm以上である。
【0016】すなわち、膜厚が60μm以下の要件と、
平均置換度が2.88〜3.00の要件とを共に満たし
た場合、光学性(透明性や位相差特性)と皺との問題が
始めて共に解決され、高性能な偏光板保護フィルムが得
られた。尚、上記フィルムは、引き裂き強度が7g以上
あるものが好ましい。すなわち、偏光板保護フィルムと
しての機械的強度や、フィルム製造時に際して、高速
で、かつ、皺が出来難いように出来るだけ大きな張力を
作用させて巻き取ることを勘案した場合、引き裂き強度
は7g以上あることが好ましい。上限値に格別な限定は
無いが、偏光板保護フィルムとして現在用いられている
素材を考慮すると、引き裂き強度は現実的には50g以
下である。
【0017】フィルムは、特に、セルロースの低級脂肪
酸エステルを用いて構成されたものが好ましい。又、可
塑剤を1〜30wt%含有するものが好ましい。又、紫
外線吸収剤を0.01〜5wt%含有するものが好まし
い。そして、上記のように構成させたフィルムは、ヘイ
ズが0.5%以下(特に、0.4%以下)である。又、
レタデーション値が10nm以下(特に、8nm以下。
更には、4nm以下。)である。そして、ヘイズが0.
5%以下、特に0.4%以下、又、レタデーション値が
10nm以下、特に8nm以下のフィルムは、偏光板保
護フィルムとしての機能を十分に奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のセルロースエステルフィ
ルムは、膜厚が20〜60μm(好ましくは、25μm
以上、特に30μm以上。55μm以下。)であり、か
つ、平均置換度が2.88〜3.00(好ましくは、
2.90以上、特に2.91以上。)のものである。特
に、膜厚が20〜60μm(好ましくは、25μm以
上、特に30μm以上。55μm以下。)のフィルムで
あって、前記厚さのフィルムを鹸化処理後に少なくとも
1000m(好ましくは、1500m、特に3000
m。)の長さにわたってロール状に巻き取る際の該フィ
ルムの平均置換度が2.88〜3.00(好ましくは、
2.90以上、特に2.91以上。)である。前記フィ
ルムは、その膜厚変動が基準膜厚の±3.0%以内(好
ましくは、±2.9%以内、特に±2.8%以内)のも
のである。
【0019】上記セルロースエステルフィルムは、低級
脂肪酸によりセルロースの水酸基が置換されたセルロー
スの低級脂肪酸エステルを用いて構成されたものであ
る。特に、低級脂肪酸によるセルロースの三つの水酸基
の平均置換度が2.88〜3.00であるセルロースの
低級脂肪酸エステルを用いて構成されたものである。更
には、(木材パルプからのセルロース)/(綿花リンタ
ーからのセルロース)=60/40〜0/100(重量
比)のセルロースのエステルを用いて構成されたもので
ある。特に、前記セルロースの低級脂肪酸エステルを用
いて構成されたものである。ここで、セルロースの低級
脂肪酸エステルにおける低級脂肪酸とは炭素原子数が6
以下の脂肪酸を意味し、例えばセルロースジアセテート
やセルローストリアセテート等のセルロースアセテー
ト、セルロースプロピオネート、セルロースブチレー
ト、セルロースアセテートプロピオネートやセルロース
アセテートブチレート等の混合脂肪酸エステルが挙げら
れる。最も好ましいセルロースの低級脂肪酸エステルは
セルローストリアセテートである。特に、重合度が25
0〜400のセルローストリアセテートである。セルロ
ースエステルは、その平均置換度が2.88〜3.00
(好ましくは、2.90以上、特に2.91以上。)の
ものである。
【0020】上記フィルムは、セルロースエステルの他
に、必要に応じて、酸化珪素などの微粒子と言ったマッ
ト剤を含有する。又、好ましくは、一種または二種以上
の紫外線吸収剤を含有する。紫外線吸収剤は、液晶の劣
化防止の観点から、波長370nm以下の紫外線の吸収
能に優れ、かつ、液晶表示性の観点から、波長400n
m以上の可視光の吸収が少ないものが好ましい。例え
ば、オキシベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾー
ル系化合物、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェ
ノン系化合物、シアノアクリレート系化合物、ニッケル
錯塩系化合物などが挙げられる。特に好ましい紫外線吸
収剤は、ベンゾトリアゾール系化合物やベンゾフェノン
系化合物である。中でも、ベンゾトリアゾール系化合物
は、セルロースエステルに対する不要な着色が少ないこ
とから好ましい。紫外線吸収剤の含有量は、0.01〜
5wt%(特に、0.5wt%以上。3wt%以下。)
である。
【0021】又、好ましくは、一種または二種以上の可
塑剤を含有する。例えば、トリフェニルホスフェート、
トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホスフ
ェート、オクチルジフェニルホスフェート、ジフェニル
ビフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、
トリブチルホスフェート等のリン酸エステル系の可塑
剤、ジエチルフタレート、ジメトキシエチルフタレー
ト、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブ
チルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート等
のフタル酸エステル系の可塑剤、トリアセチン、トリブ
チリン、ブチルフタリルブチルグリコレート、エチルフ
タリルエチルグリコレート、メチルフタリルエチルグリ
コレート、ブチルフタリルブチルグリコレート等のグリ
コール酸エステル系の可塑剤などが挙げられる。中で
も、フタル酸エステル系やグリコール酸エステル系の可
塑剤は、セルロースエステルの加水分解を引き起こし難
いことから、好ましい。又、凝固点(共立出版社の化学
大辞典に記載の真の凝固点)が20℃以下の可塑剤が含
まれることが好ましい。このような可塑剤としては、例
えばトリクレジルホスフェート、クレジルフェニルホス
フェート、トリブチルホスフェート、ジエチルフタレー
ト、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブ
チルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、
トリアセチン、エチルフタリルエチルグリコレートなど
が挙げられる。可塑剤の含有量は、寸法安定性の観点か
ら、1〜30wt%(特に、2wt%以上。20wt%
以下。更には10wt%以下。)である。尚、セルロー
スエステルフィルムの柔軟性を向上させ、フィルムの加
工性(スリット加工とか、打抜加工。これらの加工性が
悪いと、切断面が鋸状になり、切り屑が発生する。そし
て、これらの屑がフィルムに付着すると、液晶表示性能
が悪くなる。)が良くなることから、凝固点が20℃以
下、特に14℃以下の可塑剤が多い方が好ましい。この
観点から、可塑剤は、全てが、凝固点が20℃以下、特
に14℃以下のものであっても良い。
【0022】ドープ組成物を構成する溶剤としては、例
えばメタノール、エタノール、n−プロピルアルコー
ル、iso−プロピルアルコール、n−ブタノール等の
アルコール類(特に、低級アルコール類)、シクロヘキ
サン、ジオキサン、メチレンクロライド等の脂肪族炭化
水素類や塩化物類などが挙げられる。溶剤の比率は、メ
チレンクロライドにあっては70〜95wt%、その他
の溶剤では30〜5wt%程度が好ましい。セルロース
エステルの濃度は10〜50wt%程度が好ましい。
【0023】溶剤を添加しての加熱温度は、使用溶剤の
沸点以上で、かつ、溶液が沸騰しない範囲の温度が好ま
しい。例えば、60℃以上、特に80〜110℃の温度
に設定される。圧力は、設定温度において、溶液が沸騰
しないように定められる。溶解後、冷却しながら、容器
から取り出すか、又は、容器からポンプ等で抜き出して
熱交換器で冷却し、そして濾過に供する。
【0024】上記フィルム構成材料(セルロースエステ
ル、可塑剤、紫外線吸収剤など)が溶剤に溶解されたド
ープ組成物を濾過した後、溶液流延法により製膜するこ
とによって、特に、セルロースの低級脂肪酸エステルを
原料とした膜厚が20〜60μm(特に、25μm以
上、更には30μm以上。又、55μm以下。)で、か
つ、平均置換度が2.88〜3.00(好ましくは、
2.90以上、特に2.91以上。)の本発明になるフ
ィルムが得られる。特に、引き裂き強度が7g以上、ヘ
イズが0.5%以下(特に、0.4%以下)、レタデー
ションが10nm以下(特に、8nm以下)の本発明に
なるフィルムが得られる。
【0025】尚、本発明で用いるセルロースエステル、
例えばトリアセチルセルロースは、平均置換度が種々の
値のものが市販されているから、このような中から平均
置換度が2.88〜3.00のものを選択すれば良い。
フィルムの製造に際しては、例えば米国特許2,49
2,978号、同2,739,070号、同2,73
9,069号、同2,492,977号、同2,33
6,310号、同2,367,603号、同2,60
7,704号、英国特許64,071号、同735,8
92号、特公昭45−9074号、同49−4554
号、同49−5614号、同60−27562号、同6
1−39890号、同62−4208号に記載の技術を
利用できる。
【0026】本発明の液晶表示部材、例えば偏光板は、
次のようにして製造される。例えば、ヨウ素などを高分
子フィルムに吸着・延伸した偏光子の少なくとも片面、
特に、両面に、上記のようにして得、そしてアルカリ処
理したセルロースエステルフィルムを、完全鹸化型ポリ
ビニルアルコール水溶液により貼り合わせる。アルカリ
処理の代わりに、特開平6−94915号や特開平6−
118232号に記載の方法を使用しても良い。
【0027】本明細書で言う液晶表示部材とは液晶表示
装置に使用される部材である。例えば、上記偏光板の
他、偏光板保護フィルム、位相差板、反射板、視野角向
上フィルム、防眩フィルム、無反射フィルム、帯電防止
フィルム等が挙げられる。中でも、本発明のフィルムは
偏光板保護フィルムに好適である。
【0028】
【実施例1】 〔ドープ組成物〕 (木材パルプセルロース)/(綿花リンターセルロース)=25/75のセ ルロースを用いた平均置換度が2.95のトリアセチルセルロース 100重量部 トリフェニルホスフェート 2重量部 エチルフタリルグリコレート 3重量部 チヌビン326(チバスペシャルティケミカルズ社製の紫外線吸収剤) 0.5重量部 チヌビン328(チバスペシャルティケミカルズ社製の紫外線吸収剤) 0.5重量部 メチレンクロライド 250重量部 メタノール 250重量部 上記組成物を密閉容器に投入し、加圧下で70℃に保温
し、攪拌しながら、完全に溶解させた後、このドープを
濾過した。
【0029】その後、濾過されたドープを用いて溶液流
延法により製膜した。すなわち、図3のベルト流延装置
を用い、ドープ温度33℃でステンレスベルト支持体上
に均一に流延した。そして、ステンレスベルト支持体を
25℃に制御しながら溶媒を蒸発させ、ステンレスベル
ト支持体から剥離した。その後、乾燥ゾーンを多数のロ
ールで搬送させながら乾燥させ、幅1300mmで基準
膜厚30μmのセルローストリアセテートフィルムを巻
取張力10kg/m(幅)で3000mの長さにわたっ
て巻き取った。尚、剥離後、溶媒残量25wt%の箇所
では15kg/m(幅)の巻取張力で搬送し、乾燥させ
ながら徐々に巻取張力を減じ、巻取コアに巻き取る箇所
での巻取張力は8kg/m(幅)として巻き取った。
又、巻取コアに巻き取る際の溶媒残量は3wt%となる
ように調整した。
【0030】尚、この3000mの長さにわたる基準膜
厚(平均膜厚)30μmのセルローストリアセテートフ
ィルムの膜厚変動は±0.6μm(±2.0%)であっ
た。膜厚は、横川電機社製自動膜厚オンライン測定装置
によって測定された値である。又、このセルローストリ
アセテートフィルムは、そのヘイズが0.35%、レタ
デーション値(Re)が3nm、引裂強度は10gであ
った。
【0031】そして、上記特徴のセルローストリアセテ
ートフィルムを40℃の2.5Nの水酸化ナトリウム水
溶液で60秒間アルカリ処理し、3分間水洗して鹸化処
理層を形成し、アルカリ処理フィルムを得た。又、厚さ
120μmのポリビニルアルコールフィルムを、ヨウ素
1重量部、ホウ酸4重量部を含む水溶液100重量部に
浸漬し、50℃で4倍に延伸して偏光子を作製した。
【0032】そして、この偏光子の両面に前記アルカリ
処理セルローストリアセテートフィルムを完全鹸化型ポ
リビニルアルコール5%水溶液を粘着剤として貼り合わ
せ、偏光板を作製した。
【0033】
【実施例2】実施例1における製膜条件の溶媒残量25
wt%の箇所での巻取張力15kg/m(幅)を14k
g/m(幅)に変更すると共に、巻取コアに巻き取る際
の溶媒残量3wt%を5wt%に変更した以外は同様に
行った。このようにして得られた幅1300mmで基準
膜厚30μmのセルローストリアセテートフィルムは、
その膜厚変動は±0.7μm(±2.3%)であり、そ
のヘイズは0.25%、レタデーション値(Re)が1
nm、引裂強度は7gであった。
【0034】
【実施例3】実施例2で用いた平均置換度が2.95の
トリアセチルセルロースに対して鹸化処理し、この鹸化
処理されたトリアセチルセルロース(鹸化処理されて
も、平均置換度は、実質上変化せず、2.95)を用い
た以外は同様に行った。このようにして得られた幅13
00mmで基準膜厚30μmのセルローストリアセテー
トフィルムは、その膜厚変動は±0.7μm(±2.3
%)であり、そのヘイズは0.24%、レタデーション
値(Re)が1nm、引裂強度は7gであった。
【0035】
【実施例4】実施例1で用いた平均置換度が2.95の
トリアセチルセルロースの代わりに平均置換度が2.9
3のトリアセチルセルロースを用い、又、実施例1にお
ける製膜条件の溶媒残量25wt%の箇所での巻取張力
15kg/m(幅)を18kg/m(幅)に変更すると
共に、巻取コアに巻き取る箇所での巻取張力8kg/m
(幅)を10kg/m(幅)に変更し、更に巻取コアに
巻き取る際の溶媒残量3wt%を5wt%に変更した以
外は同様に行った。
【0036】このようにして得られた幅1300mmで
基準膜厚40μmのセルローストリアセテートフィルム
は、その膜厚変動は±1.2μm(±3.0%)であ
り、そのヘイズは0.30%、レタデーション値(R
e)が3nm、引裂強度は8gであった。
【0037】
【実施例5】実施例4における製膜条件の溶媒残量25
wt%の箇所での巻取張力18kg/m(幅)を25k
g/m(幅)に変更すると共に、巻取コアに巻き取る箇
所での巻取張力10kg/m(幅)を12kg/m
(幅)に変更した以外は同様に行った。
【0038】このようにして得られた幅1300mmで
基準膜厚40μmのセルローストリアセテートフィルム
は、その膜厚変動は±0.4μm(±1.0%)であ
り、そのヘイズは0.30%、レタデーション値(R
e)が2nm、引裂強度は8gであった。
【0039】
【実施例6】実施例1で用いた平均置換度が2.95の
トリアセチルセルロースの代わりに平均置換度が2.9
0のトリアセチルセルロースを用い、又、実施例1にお
ける製膜条件の溶媒残量25wt%の箇所での巻取張力
15kg/m(幅)を20kg/m(幅)に変更すると
共に、巻取コアに巻き取る箇所での巻取張力8kg/m
(幅)を10kg/m(幅)に変更し、更に巻取コアに
巻き取る際の溶媒残量3wt%を5wt%に変更した以
外は同様に行った。
【0040】このようにして得られた幅1300mmで
基準膜厚40μmのセルローストリアセテートフィルム
は、その膜厚変動は±1.0μm(±2.5%)であ
り、そのヘイズは0.30%、レタデーション値(R
e)が2nm、引裂強度は8gであった。
【0041】
【実施例7】実施例6における製膜条件の溶媒残量25
wt%の箇所での巻取張力20kg/m(幅)を18k
g/m(幅)に変更すると共に、巻取コアに巻き取る箇
所での巻取張力10kg/m(幅)を8kg/m(幅)
に変更した以外は同様に行った。
【0042】このようにして得られた幅1300mmで
基準膜厚40μmのセルローストリアセテートフィルム
は、その膜厚変動は±0.7μm(±1.75%)であ
り、そのヘイズは0.30%、レタデーション値(R
e)が2nm、引裂強度は8gであった。
【0043】
【比較例1】実施例1で用いた平均置換度が2.95の
トリアセチルセルロースの代わりに平均置換度が2.7
8のトリアセチルセルロースを用いた以外は同様に行っ
た。
【0044】
【比較例2】実施例1で用いた平均置換度が2.95の
トリアセチルセルロースの代わりに平均置換度が2.8
3のトリアセチルセルロースを用いた以外は同様に行っ
た。
【0045】
【特性】上記各例で巻き取られたフィルムについて、そ
の皺の発生度を目視により調べたので、その結果を下記
の表−1に示す。 表−1 1500m巻取り時での皺発生度 3000m巻取り時での皺発生度 巻取速度 巻取速度 30m/min 50m/min 30m/min 50m/min 実施例1 ○ ○ ○ ○ 実施例2 ○ ○ ○ ○ 実施例3 ○ ○ ○ ○ 実施例4 ○ ○ ○ ○△ 実施例5 ○ ○ ○ ○ 実施例6 ○ ○ ○ △ 実施例7 ○ ○ ○ ○△ 比較例1 △ × × × 比較例2 △ △ × × ○;皺の発生なし ○△;皺の発生が僅かに認められる △;皺の発生が若干認められる ×;皺の発生が明らかに認められる すなわち、本発明になるセルロースエステルフィルム
は、ロール状に巻き取るに際して皺の発生が抑えられ、
歩留りは高く、そして薄膜化したことによって透明性が
向上し、かつ、レタデーションも向上し、液晶表示部材
に使用されるに好適なことが判る。
【0046】
【発明の効果】薄膜化した時に起き易い皺の発生が抑え
られ、歩留りは高く、そして薄膜化したことによって透
明性が向上し、かつ、レタデーションも向上し、液晶表
示部材に使用されるに好適なフィルムである。
【図面の簡単な説明】
【図1】偏光板の概略図
【図2】偏光板保護フィルム製膜装置の概略図
【図3】偏光板保護フィルム製膜装置の概略図

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膜厚が20〜60μmであり、かつ、平
    均置換度が2.88〜3.00であることを特徴とする
    セルロースエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 膜厚が20〜60μmのフィルムであっ
    て、前記厚さのフィルムを鹸化処理後に少なくとも10
    00mの長さにわたってロール状に巻き取る際の該フィ
    ルムの平均置換度が2.88〜3.00であることを特
    徴とするセルロースエステルフィルム。
  3. 【請求項3】 フィルムの膜厚変動が基準膜厚の±3.
    0%以内であることを特徴とする請求項1又は請求項2
    のセルロースエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 フィルムのヘイズが0.5%以下である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかのセルロ
    ースエステルフィルム。
  5. 【請求項5】 フィルムのレタデーション値が10nm
    未満であることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれ
    かのセルロースエステルフィルム。
  6. 【請求項6】 (木材パルプからのセルロース)/(綿
    花リンターからのセルロース)=60/40〜0/10
    0(重量比)のセルロースのエステルを用いて構成され
    たものであることを特徴とする請求項1〜請求項5いず
    れかのセルロースエステルフィルム。
  7. 【請求項7】 セルロースの低級脂肪酸エステルを用い
    て構成されたものであることを特徴とする請求項1〜請
    求項6いずれかのセルロースエステルフィルム。
  8. 【請求項8】 1〜30wt%の可塑剤を含むことを特
    徴とする請求項1〜請求項7いずれかのセルロースエス
    テルフィルム。
  9. 【請求項9】 0.01〜5wt%の紫外線吸収剤を含
    むことを特徴とする請求項1〜請求項8いずれかのセル
    ロースエステルフィルム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項9いずれかのセルロ
    ースエステルフィルムの製造方法であって、平均置換度
    が2.88〜3.00のセルロースエステルを含む前記
    フィルムの構成材料が溶剤に溶解されたドープ組成物を
    溶液流延法により膜厚が20〜60μmのフィルムに製
    膜することを特徴とするセルロースエステルフィルムの
    製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項9いずれかのセルロ
    ースエステルフィルムであって、液晶表示部材に使用さ
    れるフィルムであることを特徴とする液晶表示部材に使
    用されるフィルム。
  12. 【請求項12】 請求項1〜請求項9いずれかのセルロ
    ースエステルフィルムと偏光子とを具備し、前記セルロ
    ースエステルフィルムが前記偏光子に重合されてなるこ
    とを特徴とする偏光板。
  13. 【請求項13】 請求項1〜請求項9いずれかのセルロ
    ースエステルフィルムと偏光子とを具備し、前記セルロ
    ースエステルフィルムが前記偏光子の両面に重合されて
    なることを特徴とする偏光板。
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