JP2001016652A - 移動通信システムの接続制御方法および装置 - Google Patents

移動通信システムの接続制御方法および装置

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JP2001016652A
JP2001016652A JP11184238A JP18423899A JP2001016652A JP 2001016652 A JP2001016652 A JP 2001016652A JP 11184238 A JP11184238 A JP 11184238A JP 18423899 A JP18423899 A JP 18423899A JP 2001016652 A JP2001016652 A JP 2001016652A
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  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、複数セルにて通信エリアを構成する
移動体通信システムにおける接続制御方法および装置に
関するものであり、最低限の通信サービスを実現しつつ
迷惑通信を防止することなどを目的とする。 【解決手段】特定のエリアで提供するサービスをレベル
分けし、各基地局102,104,106に、そのサー
ビスのレベルに応じた識別情報を記憶するメモリ部10
3,105,107を設け、各基地局または通信ネット
ワークに、発呼側の移動局から要求されたサービスレベ
ルと該メモリ部に登録された識別情報に基づく提供可能
なサービスレベルとを照合する比較部とを設け、この比
較部の比較結果をもとに各基地局への提供サービスを選
択することで、各基地局に位置登録された移動局に対し
て、エリア毎に独立した段階的なレベルのサービスを提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話,PH
S,ページングシステム等の複数セルにて通信エリアを
構成する移動体通信システムにおける接続制御方法およ
び装置に関するものである。
【0002】移動通信システムにおいては、その通信を
利用する際に、その利用場所での周囲に及ぼす迷惑を防
止することが必要とされる。
【0003】近年、移動体通信の急速な普及に伴って、
公共性の高い場所(電車,映画館,コンサートホール,
待合室,試験会場等)における利用(通話および着信音
等)により周囲に不快感を与えている事例が増加してい
る。特に映画館,コンサート会場,試験会場における迷
惑の度合いは深刻であり、これらの施設の運営者にとっ
ては必ず回避策を講じなければならない問題となってい
る。
【0004】このため、利用者のモラルの向上が求めら
れ、エリアによっては使用を禁止していたり、移動局の
電源を切っておくように呼びかけるなどの対応を行って
いるものの、利用マナーの確立・浸透が不十分なため、
ほとんど効果が見られないのが現状である。また、悪意
はなくとも電源を切り忘れていたために着信してしまう
こともあり、特に静寂性を損なわれては困るサービスを
提供する施設等においては、確実な方法で利用制限を行
う必要がある。
【0005】こういった背景により、電波利用の利便性
と社会的なニーズとの調和を図って行くことが求められ
ている。
【0006】
【従来の技術】図15は従来技術の説明図(その1)で
ある。図中#1,#2,#3は各基地局CS1,CS
2,CS3における移動通信サービスを利用可能なエリ
アを示している。#4は利用を制限したいエリアであ
り、このエリア#4内に移動局MSがいるものとする。
【0007】従来のこの形態の移動通信サービスでは、
図15に示すように、利用可能なエリア内#2に利用制
限を行いたいエリア#4が存在しても、移動通信を実際
に使用して欲しくない特定のエリアの施設運営者等が、
利用者に対して『禁止』なり『利用の自粛』を呼びかけ
ているに過ぎなかった。
【0008】図16は従来技術の説明図(その2)であ
る。この方法は、図中の利用制限エリア#4にて移動通
信の利用ができないようにするために、基地局CS1,
CS3のエリア#1、#3を利用制限エリア#4にかか
らないようにサービスエリアを構成する方法であるが、
特定の場所を確実に利用制限するには、エリアの構築の
自由度が狭まる他、一度構築してしまったエリア内に後
から利用制限の要求があった場合には、その周辺のエリ
ア設計をやり直す羽目になり、変更規模が大きくなる。
【0009】図17は従来技術の説明図(その3)であ
る。この方法は、図中の既に構築されているサービスエ
リア#2内に利用制限要求がある場合、このエリア#2
を構築している移動通信サービスの使用周波数帯域をカ
バーするような強い妨害電波を与えることのできる妨害
電波発射装置を設置し、その電波が届く範囲における移
動通信の利用を妨害し、強制的に制限するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の回避策には、以
下の問題点がある。図15に示す各ユーザに利用制限の
注意を喚起しマナーに任せる方法では、利用制限を遵守
させることは事実上困難なことが多く、また電源の切り
忘れ等による不慮の事態には対処不能であった。
【0011】図16に示す利用制限エリアを避けてサー
ビスエリアを構築する方法は、利用制限エリアの細かな
要求への対応、および置局設計後に発生した利用制限要
求に対しての対応が困難であり、また、通常の移動通信
サービスを提供するにあたっても不感地帯が発生しやす
いため、実際に通話可能であるサービスエリアを構築す
ることにおいて自由度が少なく、非常に効率の悪い方法
である。
【0012】図17に示す利用制限エリアに対して妨害
電波を与える方法は、まず、免許を取得した通信に対し
て妨害を与えることになるので、現行の電波法に抵触し
ているため、この方法自体に正当性がない。
【0013】また、仮に法的に容認されたとしても、あ
るエリアに対し通信の妨害を行うと、そのエリアでは移
動局への発着信は全て不可能となるため、どのような種
類の通信サービスであっても(たとえ周囲に迷惑をかけ
ることが少ない通信サービスであっても)全て受けられ
なくなってしまい(図16の方法も同様)、かたやサー
ビスを受けようとする利用者の地点が現在どのような環
境下(利用可能エリアであるかどうか等)にあるのかを
利用者・サービス提供者が共に把握しづらいため、その
場所でサービスを受けられない理由を利用者に適切に通
知することができず、移動通信サービス自体の有効性お
よび信頼性を損ねてしまうといった問題があり、それぞ
れのニーズに沿った段階的な制限で本来十分であるはず
のものが、かかる段階的な制限への対応ができないとい
う欠点があった。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、最低限の通信サービスを実現しつつ迷惑通信
を防止することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明にかかる原
理説明図である。この移動通信システムは、複数セルで
サービスエリアをカバーする構成(通常、セルラー方式
などと称される)を持つものである。101は通信ネッ
トワーク網であり、任意の基地局からの要求により接続
先を選択し、該当する基地局との通信および制御を行う
ものであり、移動局の在圏する位置情報を登録し管理す
る管理センターを網内に含む。
【0016】102は基地局であり、ここでは特定のサ
ービス提供エリア(例えば利用制限サービスを受けるエ
リア)111の移動局を位置登録している基地局(B)
として識別されたものである。この特定サービス提供エ
リアは、例えば特定の施設や地域などであり、そのエリ
アの性質に基づいて提供するサービス(例えば回避した
い迷惑)をレベル分けし、そのサービスレベルが割り付
けられている。104,106は基地局であり、特定サ
ービス提供を受けない移動局を位置登録している基地局
(A)として識別されたものとする。103,105,
107はメモリ部(読出し/書込み可能)であり、基地
局102,104,106内あるいは外に設け、各エリ
ア毎の提供サービスレベルに応じて決定される識別符号
を保持するものである。
【0017】108は移動局であり、特定サービスの提
供エリア111を構成している基地局102に位置登録
されている。109,110は移動局であり、特定サー
ビスの提供を受けないエリアを構成している基地局10
4,106に位置登録されている。
【0018】本発明の一つの形態では、各基地局に、そ
の提供サービスのレベルに応じた識別情報を記憶するメ
モリ部と、移動局から要求されたサービスレベルと該メ
モリ部に登録された識別情報に基づく提供可能なサービ
スレベルとを照合する比較部とを設け、この比較部の比
較結果をもとに各基地局への提供サービスを選択するこ
とで、各基地局に位置登録された移動局に対して、エリ
ア毎に独立した段階的なレベルのサービスを提供するよ
うにしている。
【0019】また、本発明の他の形態では、各基地局
に、その提供サービスのレベルに応じた識別情報を記憶
するメモリ部を設け、 移動局の位置登録時に、位置登
録情報とその移動局が在圏する基地局のメモリ部に登録
された識別情報とを対応させて管理センターに登録を行
い、通信ネットワーク側に設けた比較部にて、発呼側の
移動局から要求されたサービスレベルと着呼先移動局の
位置登録情報と共に登録された識別情報に基づく提供可
能なサービスレベルとを照合した結果をもとに、各基地
局への提供サービスを選択することで、各基地局に位置
登録された移動局に対して、エリア毎に独立した段階的
なレベルのサービスを提供するようにしている。
【0020】また、基地局に外部入力装置(外部操作手
段)112とのインタフェースを持たせ、外部からのメ
モリ部へのアクセスを可能とすることにより、識別情報
を任意に変更できるようにする。
【0021】
【作用】サービス提供を受けないエリア、例えばここで
は利用制限サービスを受けないエリアの基地局106に
位置登録されている移動局110から利用制限サービス
を受けるエリア111にある移動局108に発呼要求が
あった場合、そのエリアを構成する基地局102のメモ
リ103に保持されている識別情報、あるいは管理セン
ターに登録されている識別情報から、提供可能なサービ
スレベル(例えば図4参照)を選択し、移動局110か
らの要求サービスに適合すれば、移動局102との接続
を行い、適合しなければ現在提供できるサービスに切り
換えるか、あるいは要求されたサービスの提供ができな
い旨を、移動局102に通知するようにする。
【0022】このように、本発明では、各基地局によっ
て構成される通話可能エリアを提供サーズのレベル(例
えば迷惑レベル)によって識別するようにし、その識別
情報と提供可能なサービスレベルを対応させ、各基地局
のメモリ部に該当する識別情報を保持し、通信時にその
識別符号に従ったサービスを切り換えられるようにして
いる。
【0023】従って、特定のサービス提供をしたいエリ
ア、例えばここでは移動通信の迷惑利用を防ぎたいエリ
アがある場合には、そのエリア内にある移動局が位置登
録可能となるように置局設計を行い、防止したい迷惑の
度合い(或いは許容できるサービスレベル)によって決
まる識別符号をそのエリアを構成する基地局に付与し、
識別情報に応じたレベルのサービスしか提供しないよう
にする。このため、そのエリアでの迷惑利用を確実に防
ぐととともに、少なくとも識別符号に応じたレベルの段
階的なサービスを移動局に提供することが可能となる。
【0024】また、外部入力装置120の如く基地局の
識別情報を外部からの遠隔操作により随時に変更可能と
することで、該当する基地局が施設管理者(例えば迷惑
防止を実施したい施設の管理者)の意向により任意に該
当エリアにおいて例えば時間帯による異なったサービス
を提供することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図2には本発明にかかる実施形態1
としての移動通信システムが示される。図中、1は発呼
側の移動局であり、2はこの発呼側の移動局1が在圏す
るエリアの基地局である。また、6は着呼側の移動局で
あり、5はこの着呼側の移動局6が在圏するエリアの基
地局である。
【0026】基地局2と基地局5とは通信ネットワーク
3を経由して接続される。通信ネットワーク3は、任意
の基地局からの接続要求により接続先を選択し、該当す
る接続先基地局との通信および制御を行うものである。
この通信ネットワーク3には管理センター4が接続され
ていて、各移動局の位置登録を行っており、移動局から
の発呼時に着呼先の移動局がどの基地局のエリア内にい
るかをその管理している位置登録情報に基づいて通信ネ
ットワーク3に通知して、通信ネットワーク3による発
呼側の基地局2と着呼側の基地局5間の接続を可能にし
ている。この管理センター4はホームメモリ局などで実
現される。
【0027】この例では、基地局5のエリア内に利用制
限エリアが設けられるものとする。この利用制限エリア
は、移動通信の利用の仕方により周囲に与える迷惑の度
合いにより以下の5段階、すなわち、 回避要求のないエリア 着信音は迷惑だが、通話はOKのエリア 着信音および通話が共に迷惑であるエリア 着信音、通話およびデータ通信が迷惑であるエリア データ通信を含めて全ての通信が迷惑なので全てを拒
絶したいエリア にレベル分けされる。
【0028】一方、図3には各々の基地局のエリアで提
供可能なサービスをレベル分けして示したものが示され
る。ここでは以下のサービスレベルAからFまでの6段
階のサービスレベルが提供可能なサービスとして規定さ
れている。
【0029】サービスレベルA:デフォルト値として設
定されるもので、利用制限を全く行わないもので、移動
通信の全サービスを受けることが可能である。 サービスレベルB:着信音が周囲に迷惑をかけるような
場合に、着信を音以外の方法(例えばバイブレーショ
ン)で知らせるものである。 サービスレベルC:着信音や通話が周囲に迷惑をかける
ような場合に、通話以外のサービス(例えばデータ通
信)を提供するものである。 サービスレベルD:着信音や通話・データ通信等が周囲
に迷惑をかけるような場合に、着信があったことを知ら
せる「着信の履歴」のみを通知するものである。 サービスレベルE:如何なる通信も迷惑であるような場
合に、呼を留守番サービス等へ自動転送するものであ
る。 サービスレベルF:如何なる通信も迷惑であるような場
合に、着呼を拒絶し通信を強制的に切断するものであ
る。
【0030】ここで、利用制限エリアは着呼側の移動局
が在圏している場合だけに限られるものではなく、もち
ろん発呼側の移動局も利用制限エリアに在圏している場
合もある。この場合、移動局間の通信にあたり上述のど
のサービスレベルのサービスを提供可能かは、発呼側の
移動局の在圏エリアの迷惑度と着呼側の移動局の在圏エ
リアの迷惑度との組合せで決まることになる。
【0031】図4は、発呼側の移動局1が在圏するエリ
アの迷惑度と着呼側の移動局6が在圏するエリアの迷惑
度の組合せに対して、各場合にいかなるサービスレベル
のサービスが提供可能かを示すテーブルである。この図
4のテーブルによれば、例えば発呼側の移動局1のエリ
アが迷惑度「回避要求なし」であれば、着呼側の移動
局6のいるエリアが迷惑度「着信音が迷惑だが通話は
OK」であればサービスレベルB,C,D,Eの提供が
可能であり、迷惑度「着信音および通話が迷惑」であ
ればサービスレベルC,D,Eの提供が可能である。一
方、発呼側の移動局1のエリアの迷惑度が「着信音お
よび通話が迷惑」であると、着呼側の移動局6のいるエ
リアが迷惑度「着信音が迷惑だが通話はOK」であれ
ばサービスレベルC,D,Eの提供が可能であり、迷惑
度「着信音および通話が迷惑」であればサービスレベ
ルC,D,Eの提供が可能である。
【0032】基地局2,5にはそれぞれ比較部21,5
1とメモリ部22,52が備えられている。ここで、メ
モリ部22,52は、読出し/書込み可能なメモリから
なり、その基地局のエリア内に設ける利用制限エリアの
迷惑度に応じて決定される識別符号を保持するものであ
る。なお、この利用制限エリアの迷惑度とは、言い換え
れば、その利用制限エリアで提供可能なサービスレベル
ということができるので、もちろんこの識別符号は当該
エリアで提供可能なサービスレベルに応じて決定される
ものであってもよい。
【0033】基地局2,の比較部21,51は、それぞ
れのメモリ部22,52に保持されている識別符号、す
なわち当該エリアの迷惑度を示す識別符号を、発呼側の
移動局1が要求しているサービス種別(音声通話かデー
タ通信かなど)を示したサービス種別符号と図4のテー
ブルを参照しつつ比較照合して、接続の可否を判断する
部分である。
【0034】以下、この実施形態の移動通信システムの
接続動作を図5の制御シーケンスを参照して説明する。
【0035】サービスエリア内にある迷惑防止を行いた
い施設管理者からの要求により、そのエリアに付ける迷
惑度を決定し、当該エリアの基地局内のメモリに、該当
する識別符号を登録する。この例では、着呼側の移動局
6が利用制限エリアに在圏しており、この利用制限エリ
アの迷惑度は「着信音および通話が迷惑」であるもの
とし、従って、この利用制限エリアを自エリアに含む基
地局5のメモリ部52には、この迷惑度に応じた識別
符号が登録されている。
【0036】一方、発呼側の移動局1が在圏する基地局
2は、そのエリア内に利用制限要求が発生しておらず、
従ってそのメモリ部22には、識別符号として利用制限
を行わない設定(デフォルト値のサービスレベルA)が
登録されているものとする。
【0037】管理センター4には、各移動局からの位置
登録要求により、各移動局が現在在圏しているエリアの
基地局を示す位置登録情報が位置登録される。図6はこ
の位置登録時の制御シーケンスを示すものであり、移動
局に格納された位置情報と基地局から報知される情報と
の間に不一致が生じた時(移動局が隣接するエリア内が
移行したことを検知した時や移動局の電源スイッチを入
れた時など)に、当該移動局からの位置登録要求を契機
としてこの位置登録シーケンスが実行される。この制御
シーケンスでは、移動局から始まる一連の接続シーケン
スで移動局と基地局間を接続した後に、移動局から基地
局に位置登録要求を発し、これにより基地局から管理セ
ンター4に位置登録情報(基地局識別番号CS−IDと
受信レベルなど)を登録する。この後に位置登録受付を
移動局に通知し、無線チャネルを切断する。
【0038】この状態で、いま発呼側の移動局1から着
呼側の移動局6に対して発呼があると、まず、一連のシ
ーケンス(リンクチャネル確立要求、リンクチャネル割
当て、SABM、UAなど)により移動局1と基地局2
間を接続して、移動局1から呼設定を行い、これに応じ
て通信ネットワーク3は管理センター4から移動局6の
位置登録情報を検索し、その位置登録情報に基づき移動
局6が現在在圏する基地局5に回線を接続する。これに
より発呼側から着呼側の基地局5に、発呼側の移動局1
の「サービス種別」の通知を含んだアラート信号が送ら
れる。ここではこの「サービス種別」の通知は音声通話
であったものとする。
【0039】これにより、基地局5は着呼側の移動局6
に対して着呼要求を送るが、この着呼要求には、鳴動
(着呼要求を音で知らせる手段)の停止を指示する情報
を含ませておく。この着呼により、移動局6は一連のシ
ーケンス〔リンクチャネル確立要求、リンクチャネル割
当て、SABM(非同期平行モード設定コマンド)、U
A(SABM受信確認)、呼設定、呼設定受付)を実行
した後に、基地局側からの「呼出」を待機する状態とな
る。
【0040】基地局5は、移動局6への着呼信号送出と
同時に、その比較部51にて、移動局1の要求するサー
ビス種別符号と自局メモリ部52に登録されている識別
符号とを比較照合し、接続の可否判断をする。
【0041】照合の結果が接続「可」であれば、そのま
ま接続シーケンスを進め、着呼側の移動局6に対して呼
出信号を送出して、移動局6から応答があれば、発呼側
の移動局1と着呼側の移動局6間を接続する。
【0042】一方、照合の結果が接続「不可」であれ
ば、図6の接続シーケンスに示すように、通信ネットワ
ーク3を介して発呼側の移動局1に対し、メモリ部52
に保持している識別符号に基づき、基地局5のエリア状
態情報(迷惑度)とそのエリアで選択可能なサービスを
通知する。
【0043】発呼側の移動局1は、基地局5側から「選
択可能なサービス」の通知を受けると、その通知内容に
基づいて、接続可能な新たな通信サービスを選択し、そ
の選択結果としてのサービス種別を再び通信ネットワー
ク3側に通知する。この例ではデータ通信を新たなサー
ビス種別として選択したものとする。
【0044】これにより、着呼側の基地局5では、比較
部51での比較照合の結果、接続「可」となるので、接
続シーケンスを進め、着呼側の移動局6に対してデータ
通信のための呼出信号を送出する。着呼側の移動局6
は、呼出信号を受信すると、応答信号を自動送出する。
この場合、移動局6は着呼時に鳴動停止の指示を受けて
いるので、リンガは鳴らさない。
【0045】この移動局6への呼出しと応答は発呼側の
移動局1に伝えられ、これにより、発呼側の移動局1と
着呼側の移動局6間に通信パスが設定され、この通信パ
スを介してデータ通信が行われる。
【0046】なお、上記の例では発呼側の移動局1の当
初のサービス種別が接続「不可」と判定された場合には
通信を切断せずに別の種類のサービスに切り換えて通信
を続行する形態について説明したが、本発明はこれに限
られるものではなく、例えば接続「不可」であれば、発
呼側の移動局1に対し、接続可能なサービス種別を通知
するとともに再発呼要求を行って回線をいったん切断
し、発呼側の移動局1が通知を受けた接続可能なサービ
ス種別を新たに選択して再発呼するようにしてもよい。
【0047】こうして移動局6は利用制限エリアを構成
する基地局5に位置登録されている間は利用制限を受け
るため、移動局の設定状態にかかわらず、迷惑利用の防
止ができる。
【0048】図7は本発明にかかる実施形態2としての
移動通信システムを示す図である。この実施形態2は上
述の実施形態1の構成をベースとしてものであり、相違
点は、基地局5のメモリ部52の内容(すわなち識別符
号)を外部操作部7により遠隔地等の外部から任意に書
換え可能となっていることである。
【0049】この書き換えは、基地局が構成しているエ
リアにおける迷惑を防止したい施設の管理者が各自の都
合により行えるため、例えば劇場や映画館などの公演・
上演中は利用制限を行い、公演・上演の前後や体憩時間
には通話等のサービスを受けられるように設定すること
も可能である。
【0050】図8には本発明にかかる実施形態3として
の移動通信システムが示される。上述の実施形態1,2
では、各基地局に、利用制限エリアに関する規制情報で
ある識別符号を登録しておいて発呼側からのサービス種
別と比較照合して接続の可否を基地局で判断していた
が、この実施形態3ではこの接続可否の判断を通信ネッ
トワーク3側で行うようにしたものである。
【0051】すなわち、図8に示すように、通信ネット
ワーク3側の管理センター4に対する移動局の位置登録
の際に、移動局が在圏している基地局のエリアの迷惑度
情報を示す識別符号を、当該基地局から位置登録情報と
一緒に登録しておく。また、通信ネットワーク3は、着
呼側基地局への回線接続にあたり、管理センター4から
位置登録情報とともにこの識別符号も通知を受けるよう
にして、この識別符号と発呼側のサービス種別を図4の
テーブルを参照しつつ比較照合して接続の可否を判断す
る比較部31を設けておく。
【0052】以下、この実施形態3による動作例を図9
の接続シーケンスを参照して説明する。
【0053】まず、移動局から位置登録を行うときに
は、その移動局が在圏する基地局内に登録された提供可
能なサービスレベルの識別符号を、所要の位置登録情報
と対応させて管理センター4に一緒に登録する。図10
はこの位置登録時の制御シーケンスを示したものであ
り、基地局から管理センター4への登録情報には、従来
の位置登録情報(基地局番号CS−ID、受信レベルな
ど)に加えて、利用制限エリアの迷惑度を示す識別符号
情報が含まれる。
【0054】発呼側の移動局1から着呼側の移動局6に
対して発呼があると、通信ネットワーク3は管理センタ
ー4から位置登録情報と共に利用制限エリアの迷惑度を
示す識別符号を受け取り、基地局5に回線接続する以前
に、その比較部31によって、発呼側の移動局1が要求
するサービス種別と着呼側の移動局6で接続可能なサー
ビスレベルとの比較を行って、接続「不可」の場合は、
前述の実施形態1と同様に、識別符号によるエリア情報
と選択可能なサービスを発呼側の移動局1に通知する。
【0055】発呼側の移動局1がこの通知に応じて新た
なサービス種別(例えば実施形態1と同様にデータ通
信)を選択すると、そのサービス選択結果(サービス種
別)が通信ネットワーク3に通知される。通信ネットワ
ーク3では、今度はその比較部31で接続「可」と判断
されるので、着呼側の移動局6の在圏する基地局5に回
線接続して、基地局5から、着呼(鳴動停止)から始ま
る一連の接続シーケンスを実行して移動局6との間に無
線回線を接続し、その後に発呼側の移動局1と移動局6
との間でデータ通信を行わせる。
【0056】なお、この実施形態3においても、前述の
実施形態1と同様に、発呼側の移動局1の当初のサービ
ス種別が接続「不可」と判定された場合には、通信ネッ
トワーク3から発呼側の移動局1に接続可能なサービス
種別を通知するとともに再発呼要求を行って回線をいっ
たん切断するものであっても勿論よい。
【0057】なお、着呼側の移動局6の在圏する基地局
5のエリアが、迷惑度の「データ通信を含めて全てを
拒絶」である場合には、発呼側の移動局1にサービス種
別の選択の余地はない。この場合、図11の接続シーケ
ンスに示すように、管理センター4側から、通話の対象
となる移動局6が位置登録しているエリアのサービスレ
ベル情報が通話拒否のレベルにあること(サービス禁止
の通知)を、通信ネットワーク3および基地局2を通じ
て発呼側の移動局1に通知し、その後に、基地局2は発
呼側の移動局1との無線回線を切断する。この場合、基
地局5に登録されている識別符号に基づき決まるサービ
スレベルはEとFであり、上記の処理はサービスレベル
Fに相当するものであるが、当該着呼先の移動局6につ
いてネットワーク側にあらかじめ留守番サービス等への
自動転送が登録されていれば、サービスレベルFの回線
切断に代えて、サービスレベルEを実行して、その呼を
所定の転送先に自動転送することも可能である。
【0058】なお、実施形態3に関する以上の説明で
は、発呼側の移動局1は利用規制がされていないエリ
ア、すなわち迷惑度「回避要求なし」のエリアから発
呼したものとして説明したが、この発呼側の移動局1
が、例えば迷惑度「着信音は迷惑だが通話はOK」あ
るいは迷惑度「着信音および通話が迷惑」のエリアに
在圏している場合には、前述の図4のテーブルに従っ
て、着呼側の移動局6のエリアの迷惑度に応じたサービ
スレベルが発呼側の移動局1に通知されることになる。
【0059】一方、発呼側の移動局1が迷惑度「通
話、着信音およびデータ通信が迷惑」あるいは迷惑度
「データ通信を含めて全て拒絶」のエリアにいる場合、
移動局1が発呼を行える余地は全くない。このような場
合、移動局1が発呼した際に通信ネットワーク3からそ
の旨を通知してもよいが、移動局1がそのような利用制
限エリアに移行したことに伴って行う位置登録の際に、
基地局から当該移動局1に予め通信不可であることを、
あらかじめ通知しておくことも可能である。
【0060】図12にはこのような場合の位置登録の制
御シーケンスが示される。この場合、移動局1が位置登
録せんとしている基地局に登録されている識別符号は迷
惑度に相当するものであるので、図示するように、移
動局1から通常の「位置登録要求」を行う際に、基地局
からの「位置登録受付」通知の後に、移動局1に対して
「通話拒否状態」の通知を行う。これにより、移動局1
にはその「通話拒否」の状態が表示され、すべての発呼
操作は不可能となる。
【0061】図13には本発明にかかる実施形態4とし
ての移動通信ネットワークが示される。この実施形態4
は、既に構築されている基地局の通信エリア内の一部
に、後から一時的に利用制限を行う必要が発生したよう
な場合においても、かかる利用制限エリアを容易に構築
できる方法である。この実施形態4では無線中継専用局
を利用して実現するものであるが、通常、かかる無線中
継専用局は、エリア内の電波状況の悪いような場所(例
えば建物の中など)に持ち運ぶなどして設置し、その場
所の移動局との接続を可能にするものである。
【0062】図13に示すように、この実施形態4は、
上述した実施形態3の構成、すなわち管理センター4に
識別符号情報を位置登録情報とともに登録し、通信ネッ
トワーク3側に設けた比較部31で回線接続の可否を判
断する構成をベースとしている。着呼側の基地局5のエ
リア内における一時的に利用制限を行いたい場所に無線
中継専用局9を設置する。無線中継専用局9と着呼側の
基地局5の間は無線回線で接続される。なお、この無線
中継専用局9と基地局5の間を有線回線で接続するもの
であっても勿論よい。
【0063】無線中継専用局9は、データ識別部91、
メモリ部92、データ書換え部93を備えており、メモ
リ部92の内容を外部の場所から書き換える外部操作部
7が接続される。メモリ部92には利用制限エリアの迷
惑度に応じた識別符号が格納される。この識別符号は外
部操作部7によって任意に書換え可能である。データ識
別部91は、移動局が位置登録を行う際に、移動局から
の送信波を受信して、その送信波中の位置登録情報と共
に送出する識別符号が付される情報要素部分(サービス
レベル情報等を含むスロット)を監視し識別するもので
ある。データ書換え部93はこの情報要素部分の内容を
メモリ部92に登録されている識別符号の内容に書き換
えるものである。
【0064】以下、この実施形態3による動作例を説明
する。まず、事前作業として、新たに設定する利用制御
エリアに無線中継専用局9を設置した際に、無線中継専
用局9のメモリ部92に、外部操作部7(もちろん内部
設定であってもよい)により、当該利用制限エリアの迷
惑度に応じた識別符号を登録しておく。ここで、基地局
5自体は迷惑規制を行っていない迷惑度「回避要求な
し」の識別符号をそのメモリ部52に登録しているもの
とする。
【0065】ここで、着呼側の移動局6から位置登録要
求が無線中継専用局9を経由して基地局5に対して送出
されると、まず無線中継専用局9内のデータ識別部91
にて、位置登録時に位置登録情報と共に送出する識別符
号が付与されている情報要素を識別し、該当の識別符号
部分を無線中継専用局9のメモリ部92に登録された識
別符号にデータ書換部93にて書き換えて同期反転送信
を行う。これにより、管理センター4には着呼側の移動
局6の位置登録情報(基地局番号や受信レベル)とその
移動局6が現在在圏している利用制限エリアの迷惑度を
示す識別符号とが対応されて登録される。
【0066】以降の、エリアの迷惑度に応じた回線接続
の規制処理は、前述した実施形態3の場合と同じであ
る。
【0067】なお、以上の各実施形態では、移動局から
の位置登録は、移動局が自身で位置登録要求をネットワ
ーク側にあげることで行うようにしたものについて説明
したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば
図14の位置登録制御シーケンスに示すように、利用制
限を受けたエリアを構成する基地局あるいは無線中継専
用局が自エリア内の移動局に対して定期的に位置登録を
行い直すように再登録要求を送出するものであってもよ
い。この制御により、他のエリアに位置登録済みの移動
局が利用制限の対象エリアに入ってきた場合や同一エリ
アで利用制限が変更された場合に対しても対応可能とな
る。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば本発明を移動通信の迷惑防止サービスに適用した
場合には、迷惑通信を防止したいエリアにおいて確実に
その防止が実現可能となり、かつ、そのエリアの迷惑度
に応じた段階的なサービス内容を提供できるから、最低
減の通信サービスの提供が可能となる。
【0069】これにより、現在迷惑通信への警戒から基
地局の設置を拒んでいるエリアにおいても移動通信サー
ビスを提供できるようになり、かかる移動通信の信頼性
および社会生活との共存に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる原理説明図である。
【図2】本発明にかかる実施形態1としての移動通信シ
ステムを示す図である。
【図3】本発明で提供可能なサービスレベルを説明する
図である。
【図4】回避したい迷惑と提供可能サービスとの対応関
係を説明する図である。
【図5】実施形態1の制御シーケンスを示す図である。
【図6】実施形態1の位置登録時の制御シーケンスを示
す図である。
【図7】本発明にかかる実施形態2としての移動通信シ
ステムを示す図である。
【図8】本発明にかかる実施形態3としての移動通信シ
ステムを示す図である。
【図9】実施形態3の制御シーケンス(その1)を示す
図である。
【図10】実施形態3の位置登録時の制御シーケンス
(その1)を示す図である。
【図11】実施形態3の制御シーケンス(その2)を示
す図である。
【図12】実施形態3の位置登録時の制御シーケンス
(その2)を示す図である。
【図13】本発明にかかる実施形態4としての移動通信
システムを示す図である。
【図14】ネットワーク側からの再発呼要求による位置
登録時の制御シーケンスを示す図である。
【図15】従来の技術の説明図(その1)である。
【図16】従来の技術の説明図(その2)である。
【図17】従来の技術の説明図(その3)である。
【符号の説明】
1 発呼側の移動局 2 発呼側の基地局 3 通信ネットワーク 4 管理センター 5 着呼側の基地局 6 着呼側の移動局 7 外部操作部 9 無線中継専用局 21,31,51 比較部 22,42,52,92 メモリ部 91 データ識別部 92 データ書換え部 CS1〜CS3 基地局 MS 移動局 #1〜#3 基地局の無線エリア #4 利用制限エリア

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の基地局でエリアをカバーする構成の
    移動通信システムにおいて、 基地局毎に提供するサービスをレベル分けし、 各基地局に、そのサービスレベルに応じた識別情報を記
    憶するメモリ部と、移動局から要求されたサービスレベ
    ルと該メモリ部に登録された識別情報に基づく提供可能
    なサービスレベルとを照合する比較部とを設け、 この比較部の比較結果をもとに各基地局への提供サービ
    スを選択することで、各基地局に位置登録された移動局
    に対して、エリア毎に独立した段階的なレベルのサービ
    スを提供することを特徴とする移動通信システムの接続
    制御方法。
  2. 【請求項2】複数の基地局でエリアをカバーする構成の
    移動通信システムにおいて、 基地局毎に提供するサービスをレベル分けし、 各基地局に、そのサービスレベルに応じた識別情報を記
    憶するメモリ部を設け、 移動局の位置登録時に、位置
    登録情報とその移動局が在圏する基地局のメモリ部に登
    録された識別情報とを対応させて管理センターに登録を
    行い、 通信ネットワーク側に設けた比較部にて、発呼側の移動
    局から要求されたサービスレベルと着呼先移動局の位置
    登録情報と共に登録された識別情報に基づく提供可能な
    サービスレベルとを照合した結果をもとに、各基地局へ
    の提供サービスを選択することで、各基地局に位置登録
    された移動局に対して、エリア毎に独立した段階的なレ
    ベルのサービスを提供することを特徴とする移動通信シ
    ステムの接続制御方法。
  3. 【請求項3】通信ネットワークに直接につながれずに基
    地局と接続される無線中継専用局を基地局エリア内のう
    ち特定サービスの提供を行いたい特定サービス提供エリ
    アに配置するとともに、該無線中継専用局にその特定サ
    ービス提供エリアのサービスレベルに応じた識別情報を
    記憶するメモリ部を設け、 該特定サービス提供エリアに在圏する移動局が該無線中
    継専用局を介して位置登録を行う際に、位置登録情報と
    ともに該無線中継専用局のメモリ部に登録された特定サ
    ービス提供エリアの識別情報を管理センターに登録する
    ようにして、その特定サービス提供エリアの識別情報を
    もとに該特定サービス提供エリアの移動局への提供サー
    ビスを選択することで、無線中継専用局毎に独立したレ
    ベルのサービスを提供することを特徴とする請求項2記
    載の移動通信システムの接続制御方法。
  4. 【請求項4】上記比較部による比較の結果、発呼側の移
    動局から要求されたサービスレベルでの接続が不可であ
    る場合に、該発呼側の移動局に該識別情報に基づく提供
    可能なサービスを通知し、該発呼側の移動局により提供
    可能なサービスが選択されたら、該着呼側の移動局に回
    線を接続することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の移動通信システムの接続制御方法。
  5. 【請求項5】上記比較部による比較の結果、発呼側の移
    動局から要求されたサービスレベルでの接続が不可であ
    る場合に、該発呼側の移動局に該識別情報に基づく提供
    可能なサービスを通知するとともに、再発呼要求を行う
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の移動
    通信システムの接続制御方法。
  6. 【請求項6】外部からの操作により基地局のメモリ部に
    アクセスしてその識別情報を任意に書き換えできる外部
    操作手段を有することを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の移動通信システムの接続制御方法。
  7. 【請求項7】外部からの操作により無線中継専用局のメ
    モリ部にアクセスしてその識別情報を任意に書き換えで
    きる外部操作手段を有することを特徴とする請求項3記
    載の移動通信システムの接続制御方法。
  8. 【請求項8】基地局側から定期的に移動局に対し位置登
    録要求の再発呼要求を送出し、利用制限を受けたエリア
    に在圏している移動局が確実に位置情報とともに識別情
    報を位置登録できるようにすることを特徴とした請求項
    2または3記載の移動通信システムの接続制御方法。
  9. 【請求項9】複数セルでサービスエリアをカバーする構
    成の移動通信システムにおいて、 特定のエリアで提供するサービスをレベル分けし、 各基地局に、そのサービスレベルに応じた識別情報を記
    憶するメモリ部と、移動局から要求されたサービスレベ
    ルと該メモリ部に登録された識別情報に基づく提供可能
    なサービスレベルとを照合する比較部とを設け、 この比較部の比較結果をもとに各基地局への提供サービ
    スを選択することで、各基地局に位置登録された移動局
    に対して、エリア毎に独立した段階的なレベルのサービ
    スを提供するように構成した移動通信システムの接続制
    御装置。
  10. 【請求項10】複数セルでサービスエリアをカバーする
    構成の移動通信システムにおいて、 特定のエリアで提供するサービスをレベル分けし、 各基地局に、そのサービスのレベルに応じた識別情報を
    記憶するメモリ部を設け、 移動局の位置登録時に、位
    置登録情報とその移動局が在圏する基地局のメモリ部に
    登録された識別情報とを対応させて管理センターに登録
    を行い、 通信ネットワーク側に設けた比較部にて、発呼側の移動
    局から要求されたサービスレベルと着呼先移動局の位置
    登録情報と共に登録された識別情報に基づく提供可能な
    サービスレベルとを照合した結果をもとに、各基地局へ
    の提供サービスを選択することで、各基地局に位置登録
    された移動局に対して、エリア毎に独立した段階的なレ
    ベルのサービスを提供するように構成した移動通信シス
    テムの接続制御装置。
  11. 【請求項11】通信ネットワークに直接につながれずに
    基地局と接続される無線中継専用局を基地局エリア内の
    特定サービスの提供を行いたい特定サービス提供エリア
    に配置するとともに、該無線中継専用局にその特定サー
    ビス提供エリアのサービスレベルに応じた識別情報を記
    憶するメモリ部を設け、 該特定サービス提供エリアに在圏する移動局が該無線中
    継専用局を介して位置登録を行う際に、位置登録情報と
    ともに該無線中継専用局のメモリ部に登録された特定サ
    ービス提供エリアの識別情報を管理センターに登録する
    ようにして、その特定サービス提供エリアの識別情報を
    もとに該特定サービス提供エリアの移動局への提供サー
    ビスを選択することで、無線中継専用局毎に独立したレ
    ベルのサービスを提供するように構成した請求項10記
    載の移動通信システムの接続制御装置。
  12. 【請求項12】上記比較部による比較の結果、発呼側の
    移動局から要求されたサービスレベルでの接続が不可で
    ある場合に、該発呼側の移動局に該識別情報に基づく提
    供可能なサービスを通知し、該発呼側の移動局により提
    供可能なサービスが選択されたら、該着呼側の移動局に
    回線を接続することを特徴とする請求項9〜11のいず
    れかに記載の移動通信システムの接続制御方法。
  13. 【請求項13】上記比較部による比較の結果、発呼側の
    移動局から要求されたサービスレベルでの接続が不可で
    ある場合に、該発呼側の移動局に該識別情報に基づく提
    供可能なサービスを通知するとともに、再発呼要求を行
    うことを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の
    移動通信システムの接続制御方法。
  14. 【請求項14】外部からの操作により基地局のメモリ部
    にアクセスしてその識別情報を任意に書き換えできる外
    部操作手段を有するように構成した請求項9または10
    記載の移動通信システムの接続制御装置。
  15. 【請求項15】外部からの操作により無線中継専用局の
    メモリ部にアクセスしてその識別情報を任意に書き換え
    できる外部操作手段を有するように構成した請求項11
    記載の移動通信システムの接続制御装置。
  16. 【請求項16】基地局側から定期的に移動局に対し位置
    登録要求の再発呼要求を送出し、利用制限を受けたエリ
    アに在圏している移動局が確実に位置情報ととともに識
    別情報を位置登録できるようにするように構成した請求
    項10または11記載の移動通信システムの接続制御装
    置。
  17. 【請求項17】請求項1〜3のいずれかに記載の移動通
    信システムの接続制御方法の実施に使用する基地局。
  18. 【請求項18】請求項2または3に記載の移動通信シス
    テムの接続制御方法の実施に使用する管理センタ。
  19. 【請求項19】請求項2または3に記載の移動通信シス
    テムの接続制御方法の実施に使用する通信ネットワーク
    装置。
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