JP2001015260A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2001015260A
JP2001015260A JP11185013A JP18501399A JP2001015260A JP 2001015260 A JP2001015260 A JP 2001015260A JP 11185013 A JP11185013 A JP 11185013A JP 18501399 A JP18501399 A JP 18501399A JP 2001015260 A JP2001015260 A JP 2001015260A
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magnetron
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  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 倍電圧整流回路の一方の出力端子と接地部と
を接続する導体パターンが断線したときに、断線部分で
スパークが発生することを防止する。 【解決手段】 本発明の電子レンジは、マグネトロン1
03に高電圧を供給するインバータ電源101を備えて
成るものにおいて、インバータ電源101を、スイッチ
ング素子107と、高圧トランス109と、倍電圧整流
回路110と、マグネトロン103の陽極電流を検出す
る電流検出手段116とを備えるように構成し、そし
て、電流検出手段116を複数の素子118a〜118
dの並列回路で構成し、更に、電流検出手段116の並
列回路の2つの導体パターン119a、119bのうち
のいずれか一方が断線したときに、異常であると判断す
ると共に、インバータ電源101の動作を停止させるよ
うに制御したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱室内にマイク
ロ波を照射するマグネトロンと、このマグネトロンに高
電圧を供給するインバータ電源とを備えて成る電子レン
ジに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子レンジの電気的構成の一例
を、図4に示す。図4において、インバータ電源回路1
は、商用交流電源2を入力してマグネトロン3に高電圧
を供給する回路である。このインバータ電源回路1は、
整流器4と、チョークコイル5と、平滑コンデンサ6
と、スイッチング素子7と、共振コンデンサ8と、高圧
トランス9と、倍電圧整流回路10と、スイッチング素
子7をオンオフ制御するインバータ制御回路11とから
構成されている。そして、インバータ電源回路1は、1
点鎖線で示すプリント配線基板Aに実装されている。
【0003】ここで、倍電圧整流回路10は、高圧ダイ
オード12と高圧コンデンサ13からなる直列回路で構
成されており、この直列回路は高圧トランス9の二次巻
線9bの両端に接続されている。また、高圧ダイオード
12と高圧トランス9の二次巻線9bの一端との共通接
続点Bが、プリント配線基板Aに設けられた接地部14
を介して電子レンジの筐体に接地されている。そして、
マグネトロン3の陽極は電子レンジの筐体に接地されて
いる。これにより、倍電圧整流回路10の共通接続点B
が電子レンジの筐体を介してマグネトロン3の陽極に接
続される構成となっている。
【0004】更に、マグネトロン3の陰極を構成するヒ
ータの両端は、高圧トランス9の二次巻線9cの両端に
接続されている。また、高圧ダイオード12と高圧コン
デンサ13の中間接続点と、高圧トランス9の二次巻線
9cの一端との間に、高圧ダイオード15が接続されて
いる。
【0005】一方、高圧ダイオード12のカソードと上
記共通接続点Bとの間の通電路に、例えばカレントトラ
ンスからなる電流検出手段16が設けられており、この
電流検出手段16によりマグネトロン3の陽極電流を検
出するように構成されている。上記電流検出手段16に
より検出された検出信号は、導体パターン17a、17
b及び陽極電流検出信号線18a、18bを通って、電
子レンジのパネル部に設けられた制御回路19へ与えら
れるように構成されている。
【0006】また、電子レンジのパネル部の制御回路1
9は、インバータ電源回路1を制御する信号を、インバ
ータ制御信号線20a、20b及び導体パターン21
a、21bを通してインバータ制御回路11へ与えるよ
うに構成されている。尚、陽極電流検出信号線18a、
18bとインバータ制御信号線20a、20bは、ワイ
ヤーハーネス21で構成されている。このワイヤーハー
ネス21の両端は、インバータ電源回路1のプリント配
線基板Aに設けられたコネクタ22と、電子レンジのパ
ネル部の制御回路19が実装されたプリント配線基板C
に設けられたコネクタ23とに接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記構成の場
合、インバータ電源回路1のプリント配線基板Aにおい
て、高圧ダイオード12と高圧トランス9の二次巻線9
bの一端との共通接続点B(即ち、倍電圧整流回路10
の一方(低圧側)の出力端子)と、接地部14とを接続
する導体パターン24の長さ寸法が、かなり長くなると
いう事情がある。これは、プリント配線基板Aに実装す
る各種の電気部品の配置上の問題から生ずる。そして、
上記導体パターン24が長いと、何らかの原因(例えば
基板が割れたり、基板にクラックが発生したりするこ
と)で導体パターン24が断線する可能性が高くなる。
この場合、導体パターン24の断線部分に高電圧が印加
されるため、この断線部分でスパークが発生するおそれ
があった。
【0008】また、プリント配線基板Aの接地部14を
電子レンジの筐体に接地するに当たっては、プリント配
線基板Aの接地部14に形成されたねじ挿通孔に基板取
付用のねじを挿通すると共に、このねじを電子レンジの
筐体に締め付け固定するように構成されていた。この構
成の場合、上記ねじが緩んだり、外れたりして接地部1
4が筐体から外れて接地が不完全になると、その部分に
高電圧が印加されるため、その部分でスパークが発生す
るおそれがあった。
【0009】そこで、本発明の目的は、倍電圧整流回路
の一方の出力端子と接地部とを接続する導体パターンが
断線することがあっても、断線部分でスパークが発生す
ることを確実に防止できる電子レンジを提供するにあ
る。また、本発明の他の目的は、インバータ電源のプリ
ント配線基板の接地部を電子レンジの筐体にねじ止めに
より接地する構成において、接地部が外れることがあっ
ても、その接地部でスパークが発生することを確実に防
止できる電子レンジを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジは、
加熱室と、この加熱室内にマイクロ波を照射するマグネ
トロンと、このマグネトロンに高電圧を供給するインバ
ータ電源とを備えて成る電子レンジにおいて、前記イン
バータ電源は、直流電力を高周波交流電力に変換するス
イッチング素子と、前記高周波交流電力を前記マグネト
ロンを駆動するために必要な高電圧に昇圧する高圧トラ
ンスと、この高圧トランスの2次側の高電圧交流電圧を
整流する倍電圧整流回路と、この倍電圧整流回路の低圧
側と電子レンジの筐体との間に設けられ、前記マグネト
ロンの陽極電流を検出する電流検出手段と、この電流検
出手段による検出値が異常であるときに、前記インバー
タ電源の動作を停止させるように制御する第1の制御手
段とを備えるように構成され、前記電流検出手段を、複
数の素子の並列回路で構成し、更に、前記電流検出手段
の並列回路の2つの導体パターンのうちのいずれか一方
が断線したときに、異常であると判断する異常判断手段
と、この異常判断手段により異常であると判断されたと
きに、前記インバータ電源の動作を停止させるように制
御する第2の制御手段とを備えたところに特徴を有す
る。
【0011】上記構成によれば、電流検出手段の並列回
路の2つの導体パターンが、倍電圧整流回路の一方の出
力端子と接地部とを接続する導体パターンを構成するこ
とになる。このため、上記2つの導体パターンのいずれ
かが断線した場合、異常判断手段により異常であると判
断されると共に、第2の制御手段によりインバータ電源
の動作が停止される。従って、導体パターンの断線部分
でスパークが発生することを確実に防止できる。
【0012】本発明の他の電子レンジは、加熱室と、こ
の加熱室内にマイクロ波を照射するマグネトロンと、こ
のマグネトロンに高電圧を供給するインバータ電源とを
備えて成る電子レンジにおいて、前記インバータ電源
は、スイッチング素子の直列回路とコンデンサの直列回
路とを並列接続して成るスイッチング回路と、前記高周
波交流電力を前記マグネトロンを駆動するために必要な
高電圧に昇圧する高圧トランスとを備え、前記スイッチ
ング回路の並列接続点に直流電圧を印加すると共に、前
記スイッチング回路の2つの直列回路の各直列接続点に
前記高圧トランスの1次巻線を接続するように構成さ
れ、更に、前記高圧トランスの2次巻線に接続された倍
電圧整流回路と、この倍電圧整流回路の低圧側と電子レ
ンジの筐体との間に設けられ、前記マグネトロンの陽極
電流を検出する電流検出手段と、この電流検出手段によ
る検出値が異常であるときに、前記インバータ電源の動
作を停止させるように制御する第1の制御手段とを備え
るように構成され、前記電流検出手段を、複数の素子の
並列回路で構成し、更に、前記電流検出手段の並列回路
の2つの導体パターンのうちのいずれか一方が断線した
ときに、異常であると判断する異常判断手段と、この異
常判断手段により異常であると判断されたときに、前記
インバータ電源の動作を停止させるように制御する第2
の制御手段とを備えたものである。この構成の場合も、
上述した電子レンジとほぼ同じ作用効果を得ることがで
きる。
【0013】また、上記各構成の場合、前記電流検出手
段の複数の素子を抵抗器で構成することが好ましい。更
に、前記電流検出手段の複数の素子を、基板上における
少なくとも2か所以上のブロックに分けて配置するよう
に構成することがより一層好ましい。
【0014】一方、本発明の他の電子レンジは、加熱室
と、この加熱室内にマイクロ波を照射するマグネトロン
と、このマグネトロンに高電圧を供給するインバータ電
源とを備えて成る電子レンジにおいて、前記インバータ
電源は、直流電力を高周波交流電力に変換するスイッチ
ング素子と、前記高周波交流電力を前記マグネトロンを
駆動するために必要な高電圧に昇圧する高圧トランス
と、この高圧トランスの2次側の高電圧交流電圧を整流
する倍電圧整流回路とを備えるように構成され、更に、
前記倍電圧整流回路の低圧側に、電子レンジの筐体に接
地するための接地部を設けると共に、電子レンジの制御
部から前記インバータ電源の動作を制御するための信号
を伝送する信号ラインの片側を、前記接地部を介して前
記筐体を流れる線路とし、前記接地部が前記筐体から外
れたときに、前記インバータ電源の制御用の信号が遮断
されるように構成されている。
【0015】この構成の電子レンジの場合、接地部を電
子レンジの筐体にねじ止めにより接地した後、接地部が
筐体から外れたりして接地が不完全になった場合、イン
バータ電源の制御用の信号が遮断されるため、不完全な
接地部分に高電圧が印加されることがなくなり、従っ
て、スパークが発生することを確実に防止できる。
【0016】また、本発明の他の電子レンジは、加熱室
と、この加熱室内にマイクロ波を照射するマグネトロン
と、このマグネトロンに高電圧を供給するインバータ電
源とを備えて成る電子レンジにおいて、前記インバータ
電源は、スイッチング素子の直列回路とコンデンサの直
列回路とを並列接続して成るスイッチング回路と、前記
高周波交流電力を前記マグネトロンを駆動するために必
要な高電圧に昇圧する高圧トランスとを備え、前記スイ
ッチング回路の並列接続点に直流電圧を印加すると共
に、前記スイッチング回路の2つの直列回路の各直列接
続点に前記高圧トランスの1次巻線を接続するように構
成され、更に、前記高圧トランスの2次巻線に接続され
た倍電圧整流回路とを備えるように構成され、更に、前
記倍電圧整流回路の低圧側に、電子レンジの筐体に接地
するための接地部を設けると共に、電子レンジの制御部
から前記インバータ電源の動作を制御するための信号を
伝送する信号ラインの片側を、前記接地部を介して前記
筐体を流れる線路とし、前記接地部が前記筐体から外れ
たときに、前記インバータ電源の制御用の信号が遮断さ
れるように構成されている。この構成の場合も、接地部
が筐体から外れたりして接地が不完全になった場合に、
接地部でスパークが発生することを確実に防止できる。
【0017】更に、マグネトロンの陽極電流検出信号を
電子レンジの制御部へ伝送する信号線と、前記電子レン
ジの制御部からインバータ電源の動作を制御するための
信号を伝送する信号線とを、同一のコネクタに接続され
たワイヤーハーネスで構成することが好ましい構成であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて、図1を参照しながら説明する。図1は、第1の実
施例の電子レンジの電気的構成を示す図である。上記第
1の実施例の電子レンジは、いわゆる準E級型のインバ
ータ(インバータ電源)を備えた電子レンジである。
【0019】図1に示すように、インバータ電源を構成
するインバータ電源回路101は、商用交流電源102
を入力して、マイクロ波発振管であるマグネトロン10
3に高電圧を供給する回路である。マグネトロン103
は、マイクロ波を発生して、該マイクロ波を導波管(図
示しない)を通して加熱室(図示しない)内に照射する
機能を有している。加熱室内には、調理物が収容されて
いる。
【0020】上記インバータ電源回路101は、整流器
104、チョークコイル105、平滑コンデンサ10
6、スイッチング素子107、共振コンデンサ108、
高圧トランス109、倍電圧整流回路110、インバー
タ制御回路111等を備えている。そして、インバータ
電源回路101は、1点鎖線で示すプリント配線基板
(インバータ電源基板)112に実装されている。
【0021】また、整流器104の入力端子104a、
104bは、商用交流電源102に接続されている。整
流器104の正側の出力端子104cと負側の出力端子
104dの間に、チョークコイル105及び平滑コンデ
ンサ106が直列に接続されている。そして、共振コン
デンサ108と高圧トランス109の一次巻線109a
とが並列に接続されており、この並列回路とスイッチン
グ素子107とが直列に接続され、この直列回路が上記
平滑コンデンサ106の両端子に接続されている。ま
た、スイッチング素子107は、例えばIGBT等の逆
導通型の半導体素子により構成されている。このスイッ
チング素子107は、インバータ制御回路111により
オンオフ制御されるように構成されている。
【0022】さて、倍電圧整流回路110は、高圧ダイ
オード113と高圧コンデンサ114を直列に接続して
構成されており、この直列回路を高圧トランス109の
二次巻線109bの両端に接続している。この場合、倍
電圧整流回路110は、半波倍電圧整流回路である。ま
た、マグネトロン103の陰極を構成するヒータの両端
は、高圧トランス109の二次巻線109cの両端に接
続されている。更に、高圧ダイオード113と高圧コン
デンサ114の中間接続点と、高圧トランス109の二
次巻線109cの一端との間に、高圧ダイオード115
が接続されている。これにより、倍電圧整流回路110
の負電圧の高圧側は、マグネトロン103の陰極に接続
されている。
【0023】これに対して、倍電圧整流回路110の低
圧側は、電子レンジの筐体(例えば金属製の筐体)を介
してマグネトロン103の陽極に接続されている。具体
的には、高圧ダイオード113と高圧トランス109の
二次巻線109bの一端との共通接続点を、電流検出手
段である例えば陽極電流検出回路116の一端に接続し
ている。そして、この陽極電流検出回路116の他端を
プリント配線基板112に設けられた接地部117を介
して電子レンジの筐体に接地している。更に、マグネト
ロン103の陽極を、電子レンジの筐体に接地してい
る。これにより、倍電圧整流回路110の低圧側の出力
端子が、電子レンジの筐体を介してマグネトロン103
の陽極に接続される構成となっている。
【0024】ここで、上記陽極電流検出回路116は、
2個以上である例えば4個の抵抗器118a、118
b、118c、118dを並列接続した並列回路で構成
されている。この並列回路は、4個の抵抗器118a、
118b、118c、118dを並列接続する2本の導
体パターン119a、119bを備えている。これら2
本の導体パターン119a、119bは、その長さ寸法
がかなり長くなるように、且つ、ほぼ平行にプリント配
線基板112上に設けられている。
【0025】また、2個の抵抗器118a、118bは
2本の導体パターン119a、119bの一端側に配置
され、2個の抵抗器118c、118dは2本の導体パ
ターン119a、119bの他端側に配置されている。
これにより、陽極電流検出回路116の4個の素子(抵
抗器)は、プリント配線基板112上における例えば2
か所のブロックに分けて配置される構成となっている。
【0026】更に、上記構成の場合、一方の導体パター
ン119aの抵抗器118a側の一端が、高圧ダイオー
ド113と高圧トランス109の二次巻線109bの一
端との共通接続点に接続され、他方の導体パターン11
9bの抵抗器118d側の一端が接地部117に接続さ
れている。ここで、接地部117は、プリント配線基板
112に設けられた所定形状(例えば複数の棒状)の導
体パターンで構成されており、その中心部には取付け用
のねじ(図示しない)を挿通させる貫通孔(図示しな
い)が形成されている。
【0027】そして、上記取付け用のねじを接地部11
7の貫通孔に挿通させた後、電子レンジの筐体(または
電子レンジの筐体に連結された取付け用の金属板)に設
けられたねじ孔(図示しない)に締め付け固定するよう
に構成されている。これにより、接地部117が電子レ
ンジの筐体に接地(接続)されると共に、プリント配線
基板112が電子レンジの筐体に取付け固定される構成
となっている。
【0028】また、一方の導体パターン119aの抵抗
器118d側の一端は、導体パターン120及び陽極電
流検出信号線121を介して電子レンジのパネル部(図
示しない)に設けられた制御回路122に接続されてい
る。上記陽極電流検出回路116においては、接地側と
反対側の導体パターン119aに、マグネトロン103
の陽極電流の大きさに対応するレベルの電圧が発生する
ようになっている。そして、この電圧、即ち、陽極電流
検出信号は、上記導体パターン120及び陽極電流検出
信号線121と、電子レンジの筐体とを介して、電子レ
ンジのパネル部の制御回路122へ与えられるように構
成されている。
【0029】一方、電子レンジのパネル部の制御回路1
22は、マイクロコンピュータ等から構成されており、
電子レンジの運転全般を制御する機能を有している。そ
して、上記制御回路122は、インバータ電源回路10
1を制御する制御信号を、インバータ制御信号線123
a、123b及び導体パターン124a、124bを通
してインバータ制御回路111へ与えるように構成され
ている。また、陽極電流検出信号線121とインバータ
制御信号線123a、123bとは、ワイヤーハーネス
125で構成されている。
【0030】このワイヤーハーネス125の両端は、イ
ンバータ電源回路101のプリント配線基板112に設
けられたコネクタ126と、電子レンジのパネル部の制
御回路122が実装されたプリント配線基板127に設
けられたコネクタ128とに接続される構成となってい
る。
【0031】尚、図1の電気回路図には、インバータ電
源回路101を主として、その周辺の回路を図示してい
るだけであり、電子レンジのそれ以外構成(例えば各種
のセンサ、冷却ファン装置、RTモータ、庫内灯、ドア
スイッチ、各種の操作スイッチ、表示器等)について
は、図示することを省略している。
【0032】次に、上記構成の作用、特には、陽極電流
検出回路116の2本の導体パターン119a、119
bのうちの一方が断線する異常が発生したときの動作に
ついて説明する。まず、2本の導体パターン119a、
119bが正常な場合に、マグネトロン103が発振駆
動されると、マグネトロン103の陽極電流の大きさに
応じたレベルの電圧が陽極電流検出回路116の導体パ
ターン119aに発生し、この電圧、即ち、陽極電流検
出信号が、上記導体パターン120及び陽極電流検出信
号線121と電子レンジの筐体とを介して電子レンジの
パネル部の制御回路122へ送られるようになってい
る。そして、パネル部の制御回路122は、上記陽極電
流検出信号を受けて、マグネトロン103の出力を制御
するように構成されている。この場合、上記陽極電流検
出信号の検出値が異常であるときには、マグネトロン1
03の動作を停止するように制御したり、マグネトロン
103の出力が設定出力となるように制御したりするよ
うに構成されている。
【0033】さて、陽極電流検出回路116の2本の導
体パターン119a、119bのうちのいずれか一方が
断線した場合には、陽極電流検出回路116の抵抗値が
増大する。このため、マグネトロン103の陽極電流に
よる電圧降下が大きくなることから、パネル部の制御回
路122に入力される陽極電流検出信号(検出電圧)の
レベルが大きくなる。これを検知することにより、パネ
ル部の制御回路122は、陽極電流検出回路116の2
本の導体パターン119a、119bのいずれかに異常
(この場合、断線)が発生したと判断すると共に、イン
バータ電源回路101の動作を停止させるように構成さ
れている。この構成の場合、パネル部の制御回路122
が、第1の制御手段、異常判断手段及び第2の制御手段
としての各機能を実現するように構成されている。
【0034】このような構成の本実施例によれば、陽極
電流検出回路116の並列回路の2つの導体パターン1
19a、119bが、倍電圧整流回路110の一方の出
力端子と接地部117とを接続する導体パターンを構成
することになる。このため、上記2つの導体パターン1
19a、119bのいずれかが断線した場合、陽極電流
検出回路116の抵抗値が増大し、マグネトロン103
の陽極電流による電圧降下が大きくなることから、パネ
ル部の制御回路122に入力される陽極電流検出信号
(検出電圧)のレベルが大きくなる。この結果、パネル
部の制御回路122により、異常であると判断されると
共に、インバータ電源回路101の動作が停止される。
従って、従来構成(図4参照)とは異なり、導体パター
ン119a、119bの断線部分でスパークが発生する
ことを確実に防止できる。この結果、上記スパークに起
因する焼損や感電等を確実に防止することができる。
【0035】また、上記実施例では、陽極電流検出回路
116を4個の抵抗器118a〜118dの並列回路で
構成したので、カレントトランスを用いる構成に比べ
て、陽極電流検出回路の製造コストを安くすることがで
きる。更に、上記実施例では、陽極電流検出信号を、ワ
イヤーハーネス125の陽極電流検出信号線121と電
子レンジの筐体とを介して、電子レンジのパネル部の制
御回路122へ送るように構成したので、ワイヤーハー
ネス125を構成する信号線の本数を、従来構成(図4
参照)に比べて少なくすることができ、その分だけ製造
コストを低減できる。
【0036】尚、上記実施例では、陽極電流検出回路1
6を4個の抵抗器118a〜118dの並列回路で構成
したが、これに限られるものではなく、2個、3個、ま
たは5個以上の抵抗器の並列回路で構成しても良い。ま
た、上記実施例では、陽極電流検出回路116の抵抗器
118a〜118d(素子)を、プリント配線基板11
2上において例えば2か所のブロックに分けて配置する
ように構成したが、これに限られるものではなく、3か
所以上のブロックに分けて配置するように構成しても良
い。
【0037】図2は本発明の第2の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。こ
の第2の実施例では、1個のスイッチング素子107の
代わりに2個のスイッチング素子129、130を直列
接続した回路を備えると共に、半波倍電圧整流回路11
0の代わりに全波倍電圧整流回路131を備える構成と
した。
【0038】具体的には、図2に示すように、スイッチ
ング素子129、130の直列回路と、共振コンデンサ
132、133の直列回路とを並列接続してスイッチン
グ回路134を構成している。そして、このスイッチン
グ回路134の並列接続点134a、134bに平滑コ
ンデンサ106の両端子を接続することにより、上記並
列接続点134a、134bに直流電圧を印加してい
る。これと共に、スイッチング回路134の2つの直列
回路の各直列接続点134c、134dに高圧トランス
109の1次巻線109aの両端子を接続している。
【0039】また、全波倍電圧整流回路131は、直列
接続された2個の高圧ダイオード135、136と、直
列接続された2個の高圧コンデンサ137、138とを
並列接続して構成されている。そして、高圧ダイオード
135、136の直列接続点131aと、高圧コンデン
サ137、138の直列接続点131bとに、高圧トラ
ンス109の2次巻線109bの両端を接続している。
【0040】更に、全波倍電圧整流回路131の図2中
上側の並列接続点131c(即ち、高圧ダイオード13
5と高圧コンデンサ137の中間接続点)を、陽極電流
検出回路116の一方の導体パターン119aの抵抗器
118a側の一端に接続している。また、全波倍電圧整
流回路131の図2中下側の並列接続点131d(即
ち、高圧ダイオード136の図2中下端及び高圧コンデ
ンサ138の図2中下端)を、マグネトロン103の陰
極(高圧トランス109の2次巻線109cの一端)に
接続している。尚、上述した以外の第2の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。
【0041】従って、第2の実施例においても、第1の
実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、
上記した構成の第2の実施例によれば、いわゆるハーフ
ブリッジ型のインバータ(インバータ電源回路)を用い
たので、高圧トランス109の一次巻線109aに直流
電流の重畳がなくなることから、高圧トランス109を
小形化することができる。
【0042】図3は本発明の第3の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。こ
の第3の実施例では、電子レンジのパネル部の制御回路
(制御部)122からインバータ電源回路101の動作
を制御するための信号を伝送する信号ラインの片側を、
接地部117を介して電子レンジの筐体を流れる線路と
するように構成した。
【0043】具体的には、電子レンジのパネル部の制御
回路122内には、マイクロコンピュータ139と、こ
のマイクロコンピュータ139によりオンオフ制御され
る例えばPNP型トランジスタ140とが設けられてい
る。また、インバータ制御回路111内には例えばフォ
トカプラ141が設けられており、このフォトカプラ1
41は、上記パネル部の制御回路122から送られる制
御信号を、インバータ電源回路101のプリント配線基
板(インバータ電源基板)112内の回路と絶縁を取り
ながら伝達する素子である。
【0044】そして、上記構成の場合、フォトカプラ1
41の発光ダイオード141aのアノードは、プリント
配線基板112に設けられた導体パターン142、イン
バータ制御信号線143、及び、プリント配線基板12
7に設けられた導体パターン144を介してトランジス
タ140のコレクタに接続されている。更に、フォトカ
プラ141の発光ダイオード141aのカソードは、プ
リント配線基板112に設けられた導体パターン145
を介して接地部117に接続されている。更にまた、上
記パネル部の制御回路122においても、そのグランド
が接地線146を介して電子レンジの筐体に接地(接
続)されている。
【0045】上記構成の場合、パネル部の制御回路12
2のマイクロコンピュータ139から制御信号がトラン
ジスタ140に出力されると、その制御信号に基づいて
トランジスタ140がオンオフされる。ここで、トラン
ジスタ140がオンされたときには、導体パターン14
2、インバータ制御信号線143及び導体パターン14
4を通して、フォトカプラ141(の発光ダイオード1
41a)に電流が流れ、更に、この電流は、導体パター
ン145及び接地部117を通して電子レンジの筐体に
流れ、接地線146(及びグランド)を通してパネル部
の制御回路122のトランジスタ140にリターンする
ように構成されている。
【0046】これにより、パネル部の制御回路122の
マイクロコンピュータ139から出力された制御信号
は、インバータ制御回路111のフォトカプラ141に
伝達され、上記制御信号に基づいてスイッチ素子107
がオンオフ制御されるように構成されている。この構成
の場合、インバータ制御信号を伝達する信号ラインは、
1本のインバータ制御信号線143と、接地部117を
介して電子レンジの筐体を流れる線路とから構成されて
いる。即ち、インバータ制御信号を伝送する信号ライン
の片側は、接地部117を介して筐体を流れる線路とな
っている。
【0047】また、上記構成の場合、インバータ制御信
号線143と陽極電流検出信号線121とからワイヤー
ハーネス147が構成されている。そして、このワイヤ
ーハーネス147の両端は、インバータ電源回路101
のプリント配線基板112に設けられたコネクタ148
と、電子レンジのパネル部の制御回路122のプリント
配線基板127に設けられたコネクタ149とに接続さ
れる構成となっている。尚、上述した以外の第3の実施
例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成となってい
る。
【0048】さて、上記第3の実施例の構成において、
何らかの原因で、例えばねじが緩んでいたり、外れてい
たりして、接地部117が電子レンジの筐体から外れて
いた場合(不完全な接地状態の場合)について説明す
る。この場合、接地部117が筐体から外れていると、
パネル部の制御回路122からの制御信号を送る信号ラ
インの片側が断線した状態となるから、インバータ電源
の制御用信号が流れなくなる(遮断される)。このた
め、インバータ電源回路101が動作しなくなるから、
筐体から外れた接地部117に高電圧が印加されること
がなくなり、従って、上記外れた接地部117でスパー
クが発生することを防止できる。
【0049】また、上記第3の実施例においても、第1
の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。即
ち、陽極電流検出回路116の2本の導体パターン11
9a、119bのうちのいずれか一方が何らかの原因で
断線した場合には、パネル部の制御回路122は、上記
断線異常が発生したと判断すると共に、インバータ電源
回路101の動作を停止させるので、導体パターン11
9a、119bの断線部分でスパークが発生することを
確実に防止できる。
【0050】尚、導体パターン119a、119bの断
線が発生する原因として、次のような事情がある。例え
ば、輸送時において、製品が落下したりすることに起因
して、基板が割れたり、基板にクラックが入ったりする
ことにより、導体パターンが断線することがある。
【0051】また、上記第3の実施例においては、イン
バータ制御信号線143と陽極電流検出信号線121と
からワイヤーハーネス147を構成したので、ワイヤー
ハーネス147を構成する信号線の本数を少なくするこ
とができ、従来構成に比べて、製造コストを安くするこ
とができる。さらに、インバータ制御信号線143接続
用のコネクタ148、149と、陽極電流検出信号線1
21接続用のコネクタ148、149を共用するように
構成したので、製造コストをより一層安くすることがで
きる。
【0052】さて、上記第3の実施例では、4個の抵抗
器118a〜118dを並列接続した並列回路からなる
陽極電流検出回路116を設けたが、これに限られるも
のではなく、1個の抵抗器(即ち、マグネトロンの陽極
電流を流す長い導体パターンが1本である構成)からな
る陽極電流検出回路を設けるように構成しても良い。こ
の構成の場合、導体パターンの断線を検出することはで
きないが、上記した接地部117の外れに起因するスパ
ークの発生を防止することは可能であり、十分有効な効
果を得ることができる。また、カレントトランスからな
る陽極電流検出回路を設けるように構成しても良く、同
様の効果を得ることができる。
【0053】更に、第3の実施例は、第1の実施例の構
成に対して、接地部117が外れたときにインバータ電
源回路101の制御用信号を遮断するための構成を付加
した構成であるが、これに代えて、第2の実施例の構成
に対して、接地部117が外れたときにインバータ電源
回路101の制御用信号を遮断するための構成(第3の
実施例参照)を付加した構成としても良い。この構成の
場合も、第2及び第3の実施例とほぼ同じ作用効果を得
ることができる。また、この構成において、4個の抵抗
器118a〜118dからなる陽極電流検出回路116
の代わりに、1個の抵抗器からなる陽極電流検出回路を
設けるように構成しても良いし、更に、カレントトラン
スからなる陽極電流検出回路を設けるように構成しても
良い。
【0054】また、上記各実施例では、本発明を、レン
ジ調理機能だけを有する電子レンジに適用したが、これ
に限られるものではなく、レンジ調理機能及びオーブン
調理機能(グリル調理機能)を有するヒータ付き電子レ
ンジに適用しても良い。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、電流検出手段を複数の素子の並列回路で構成し、電
流検出手段の並列回路の2つの導体パターンのうちのい
ずれか一方が断線したときに異常であると判断する異常
判断手段を備え、この異常判断手段により異常であると
判断されたときにインバータ電源の動作を停止させるよ
うに制御する第2の制御手段を備えるように構成したの
で、倍電圧整流回路の一方の出力端子と接地部とを接続
する導体パターンが断線することがあっても、断線した
部分でスパークが発生することを確実に防止できるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気回路図
【図2】本発明の第2の実施例を示す電気回路図
【図3】本発明の第3の実施例を示す電気回路図
【図4】従来構成を示す電気回路図
【符号の説明】
101はインバータ電源回路、103はマグネトロン、
107はスイッチング素子、108は共振コンデンサ、
109は高圧トランス、109aは1次巻線、109
b、109cは2次巻線、110は倍電圧整流回路、1
11はインバータ制御回路、112はプリント配線基
板、113は高圧ダイオード、114は高圧コンデン
サ、115は高圧ダイオード、116は陽極電流検出回
路(電流検出手段)、117は接地部、118a、11
8b、118c、118dは抵抗器、119a、119
bは導体パターン、120は導体パターン、121は陽
極電流検出信号線、122は制御回路(第1の制御手
段、異常判断手段、第2の制御手段)、123a、12
3bはインバータ制御信号線、124a、124bは導
体パターン、125はワイヤーハーネス、126はコネ
クタ、127はプリント配線基板、128はコネクタ、
129、130はスイッチング素子、131は全波倍電
圧整流回路、132、133は共振コンデンサ、134
はスイッチング回路、134a、134bは並列接続
点、134c、134dは直列接続点、135、136
は高圧ダイオード、137、138は高圧コンデンサ、
139はマイクロコンピュータ、140はトランジス
タ、141はフォトカプラ、142は導体パターン、1
43はインバータ制御信号線、144は導体パターン、
145は導体パターン、146は接地線、147はワイ
ヤーハーネス、148、149はコネクタを示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室と、この加熱室内にマイクロ波を
    照射するマグネトロンと、このマグネトロンに高電圧を
    供給するインバータ電源とを備えて成る電子レンジにお
    いて、 前記インバータ電源は、直流電力を高周波交流電力に変
    換するスイッチング素子と、 前記高周波交流電力を前記マグネトロンを駆動するため
    に必要な高電圧に昇圧する高圧トランスと、 この高圧トランスの2次側の高電圧交流電圧を整流する
    倍電圧整流回路と、 この倍電圧整流回路の低圧側と電子レンジの筐体との間
    に設けられ、前記マグネトロンの陽極電流を検出する電
    流検出手段と、 この電流検出手段による検出値が異常であるときに、前
    記インバータ電源の動作を停止させるように制御する第
    1の制御手段とを備えるように構成され、 前記電流検出手段を、複数の素子の並列回路で構成し、
    更に、 前記電流検出手段の並列回路の2つの導体パターンのう
    ちのいずれか一方が断線したときに、異常であると判断
    する異常判断手段と、 この異常判断手段により異常であると判断されたとき
    に、前記インバータ電源の動作を停止させるように制御
    する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする電子レ
    ンジ。
  2. 【請求項2】 加熱室と、この加熱室内にマイクロ波を
    照射するマグネトロンと、このマグネトロンに高電圧を
    供給するインバータ電源とを備えて成る電子レンジにお
    いて、 前記インバータ電源は、スイッチング素子の直列回路と
    コンデンサの直列回路とを並列接続して成るスイッチン
    グ回路と、 前記高周波交流電力を前記マグネトロンを駆動するため
    に必要な高電圧に昇圧する高圧トランスとを備え、 前記スイッチング回路の並列接続点に直流電圧を印加す
    ると共に、前記スイッチング回路の2つの直列回路の各
    直列接続点に前記高圧トランスの1次巻線を接続するよ
    うに構成され、更に、 前記高圧トランスの2次巻線に接続された倍電圧整流回
    路と、 この倍電圧整流回路の低圧側と電子レンジの筐体との間
    に設けられ、前記マグネトロンの陽極電流を検出する電
    流検出手段と、 この電流検出手段による検出値が異常であるときに、前
    記インバータ電源の動作を停止させるように制御する第
    1の制御手段とを備えるように構成され、 前記電流検出手段を、複数の素子の並列回路で構成し、
    更に、 前記電流検出手段の並列回路の2つの導体パターンのう
    ちのいずれか一方が断線したときに、異常であると判断
    する異常判断手段と、 この異常判断手段により異常であると判断されたとき
    に、前記インバータ電源の動作を停止させるように制御
    する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする電子レ
    ンジ。
  3. 【請求項3】 前記電流検出手段の複数の素子は、抵抗
    器であることを特徴とする請求項1または2記載の電子
    レンジ。
  4. 【請求項4】 前記電流検出手段の複数の素子は、基板
    上における少なくとも2か所以上のブロックに分けて配
    置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の電子レンジ。
  5. 【請求項5】 加熱室と、この加熱室内にマイクロ波を
    照射するマグネトロンと、このマグネトロンに高電圧を
    供給するインバータ電源とを備えて成る電子レンジにお
    いて、 前記インバータ電源は、直流電力を高周波交流電力に変
    換するスイッチング素子と、 前記高周波交流電力を前記マグネトロンを駆動するため
    に必要な高電圧に昇圧する高圧トランスと、 この高圧トランスの2次側の高電圧交流電圧を整流する
    倍電圧整流回路とを備えるように構成され、更に、 前記倍電圧整流回路の低圧側に、電子レンジの筐体に接
    地するための接地部を設けると共に、 電子レンジの制御部から前記インバータ電源の動作を制
    御するための信号を伝送する信号ラインの片側を、前記
    接地部を介して前記筐体を流れる線路とし、 前記接地部が前記筐体から外れたときに、前記インバー
    タ電源の制御用の信号が遮断されるように構成されてい
    ることを特徴とする電子レンジ。
  6. 【請求項6】 加熱室と、この加熱室内にマイクロ波を
    照射するマグネトロンと、このマグネトロンに高電圧を
    供給するインバータ電源とを備えて成る電子レンジにお
    いて、 前記インバータ電源は、スイッチング素子の直列回路と
    コンデンサの直列回路とを並列接続して成るスイッチン
    グ回路と、 前記高周波交流電力を前記マグネトロンを駆動するため
    に必要な高電圧に昇圧する高圧トランスとを備え、 前記スイッチング回路の並列接続点に直流電圧を印加す
    ると共に、前記スイッチング回路の2つの直列回路の各
    直列接続点に前記高圧トランスの1次巻線を接続するよ
    うに構成され、更に、 前記高圧トランスの2次巻線に接続された倍電圧整流回
    路とを備えるように構成され、更に、 前記倍電圧整流回路の低圧側に、電子レンジの筐体に接
    地するための接地部を設けると共に、 電子レンジの制御部から前記インバータ電源の動作を制
    御するための信号を伝送する信号ラインの片側を、前記
    接地部を介して前記筐体を流れる線路とし、 前記接地部が前記筐体から外れたときに、前記インバー
    タ電源の制御用の信号が遮断されるように構成されてい
    ることを特徴とする電子レンジ。
  7. 【請求項7】 前記マグネトロンの陽極電流検出信号を
    前記電子レンジの制御部へ伝送する信号線と、前記電子
    レンジの制御部から前記インバータ電源の動作を制御す
    るための信号を伝送する信号線とを、同一のコネクタに
    接続されたワイヤーハーネスで構成したことを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれかに記載の電子レンジ。
  8. 【請求項8】 前記倍電圧整流回路の低圧側に、電子レ
    ンジの筐体に接地するための接地部を設けると共に、 電子レンジの制御部から前記インバータ電源の動作を制
    御するための信号を伝送する信号ラインの片側を、前記
    接地部を介して前記筐体を流れる線路とし、 前記接地部が前記筐体から外れたときに、前記インバー
    タ電源の制御用の信号が遮断されるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の電子レンジ。
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