JP2001007377A - 受光面上に蛍光物質の膜を形成した太陽電池モジュール - Google Patents
受光面上に蛍光物質の膜を形成した太陽電池モジュールInfo
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- JP2001007377A JP2001007377A JP11215711A JP21571199A JP2001007377A JP 2001007377 A JP2001007377 A JP 2001007377A JP 11215711 A JP11215711 A JP 11215711A JP 21571199 A JP21571199 A JP 21571199A JP 2001007377 A JP2001007377 A JP 2001007377A
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- solar cell
- light
- fluorescent substance
- cell module
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
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- Hybrid Cells (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】太陽電池モジュールの受光面上に蛍光物質の膜
を形成することによりエネルギー変換効率の増大をはか
る。 【構成】太陽電池モジュールのガラスあるいはプラスチ
ック製の表面保護材の受光面上に蛍光物質の膜を形成す
ることによりエネルギー変換効率の増大をはかることを
特徴とする方法による。
を形成することによりエネルギー変換効率の増大をはか
る。 【構成】太陽電池モジュールのガラスあるいはプラスチ
ック製の表面保護材の受光面上に蛍光物質の膜を形成す
ることによりエネルギー変換効率の増大をはかることを
特徴とする方法による。
Description
【０００１］】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池モジュールの
受光面上に蛍光物質の膜を形成することによる太陽電池
モジュールの改良に関し、さらに詳しくは、蛍光物質の
吸収による反射防止、蛍光の放射にともなう光の波長変
換による表面保護材および充填材中での光の吸収の抑制
による太陽電池のエネルギー変換効率の増大をはかる方
法に関する。
受光面上に蛍光物質の膜を形成することによる太陽電池
モジュールの改良に関し、さらに詳しくは、蛍光物質の
吸収による反射防止、蛍光の放射にともなう光の波長変
換による表面保護材および充填材中での光の吸収の抑制
による太陽電池のエネルギー変換効率の増大をはかる方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】表面保護材中での吸収を抑制し太陽電池
のエネルギー変換効率の増大をはかる方法として、太陽
電池のエネルギー変換に有効な光の吸収の少ない、ほう
珪酸ガラスや石英ガラスを表面保護材として用いる方法
が提案されている。しかし、ＥＶＡを始めとする充填材
での光の吸収を抑える有効な方法はない。
のエネルギー変換効率の増大をはかる方法として、太陽
電池のエネルギー変換に有効な光の吸収の少ない、ほう
珪酸ガラスや石英ガラスを表面保護材として用いる方法
が提案されている。しかし、ＥＶＡを始めとする充填材
での光の吸収を抑える有効な方法はない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、太陽電池モ
ジュールの受光面上に蛍光物質の膜を形成することによ
り、太陽電池のエネルギー変換に有効な入射光の、受光
面での反射および表面保護材と充填材内部での吸収によ
る損失を抑制し、太陽電池のエネルギー変換効率の増大
をはかる方法の提供にある。
ジュールの受光面上に蛍光物質の膜を形成することによ
り、太陽電池のエネルギー変換に有効な入射光の、受光
面での反射および表面保護材と充填材内部での吸収によ
る損失を抑制し、太陽電池のエネルギー変換効率の増大
をはかる方法の提供にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】太陽電池モジュールの受
光面上に蛍光物質の膜を形成し、蛍光物質が短波長光を
励起光として吸収し長波長の蛍光として放射する波長変
換により、太陽電池のエネルギー変換に有効な入射光
の、受光面での反射および表面保護材と充填材内部での
吸収による損失を抑制し、太陽電池のエネルギー変換効
率の増大をはかることを特徴とする方法。。
光面上に蛍光物質の膜を形成し、蛍光物質が短波長光を
励起光として吸収し長波長の蛍光として放射する波長変
換により、太陽電池のエネルギー変換に有効な入射光
の、受光面での反射および表面保護材と充填材内部での
吸収による損失を抑制し、太陽電池のエネルギー変換効
率の増大をはかることを特徴とする方法。。
【０００５】
【作用】受光面上に蛍光物質の膜を形成した太陽電池モ
ジュールは従来の太陽電池モジュールとまったく同様に
設置し作動させることができる。
ジュールは従来の太陽電池モジュールとまったく同様に
設置し作動させることができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。蛍
光物質として蛍光着色剤（ＭＰＩ−５０５Ｃ）を用い
た。図１に蛍光分光光度計により測定した蛍光着色剤の
励起スペクトルと蛍光スペクトルを示す。波長４００ｎ
ｍを中心とする光により励起され、波長５００ｎｍを中
心とする蛍光を放射している。図２に分光光度計により
求めた蛍光着色剤の吸収係数を示す。励起スペクトルと
ほぼ一致することがわかる。４０×４０ｍｍ２の太陽電
池モジュールは、図３に示すように、２０×２０ｍｍ２
のｎ＋ｐｐ＋型多結晶シリコン太陽電池（エネルギーギ
ャップ１．１ｅＶ）、厚さ０．７ｍｍのＥＶＡ充填材、
表面保護材としての厚さ３．２ｍｍのソーダガラス、お
よび、バックシートから構成されている。蛍光着色剤は
モジュールの保護ガラス上に塗布した。図４に分光光度
計の積分球反射測定により求めた太陽電池モジュールの
表面反射率を示す。蛍光着色剤の塗布により反射率が減
少していることがわかる。とくに５００ｎｍ以下の波長
の光が蛍光の励起光として吸収されるため低下が著し
い。すなわち、蛍光物質が短波長光を励起光として吸収
し長波長の蛍光として放射する波長変換により、太陽電
池のエネルギー変換に有効な入射光の、受光面での反射
および４００ｎｍ以下の波長の光の表面保護材と充填材
内部での吸収による損失を抑制する効果が期待される。
光源として５００Ｗのキセノンランプを用い、ポテンシ
ョスタットを用いて電流−電圧特性を求めた。入射光強
度７９．４ｍＪｓ−１ｃｍ−２はパワーメーターを用い
て測定した。第１表に蛍光着色剤を３０μｍの膜厚で塗
布した太陽電池の特性値とエネルギー変換効率を塗布し
ていないもの（比較例１）とともに示す。蛍光着色剤の
塗布により６％のエネルギー変換効率の上昇が認められ
る。 以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発
明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るの
はもちろんのことである。
光物質として蛍光着色剤（ＭＰＩ−５０５Ｃ）を用い
た。図１に蛍光分光光度計により測定した蛍光着色剤の
励起スペクトルと蛍光スペクトルを示す。波長４００ｎ
ｍを中心とする光により励起され、波長５００ｎｍを中
心とする蛍光を放射している。図２に分光光度計により
求めた蛍光着色剤の吸収係数を示す。励起スペクトルと
ほぼ一致することがわかる。４０×４０ｍｍ２の太陽電
池モジュールは、図３に示すように、２０×２０ｍｍ２
のｎ＋ｐｐ＋型多結晶シリコン太陽電池（エネルギーギ
ャップ１．１ｅＶ）、厚さ０．７ｍｍのＥＶＡ充填材、
表面保護材としての厚さ３．２ｍｍのソーダガラス、お
よび、バックシートから構成されている。蛍光着色剤は
モジュールの保護ガラス上に塗布した。図４に分光光度
計の積分球反射測定により求めた太陽電池モジュールの
表面反射率を示す。蛍光着色剤の塗布により反射率が減
少していることがわかる。とくに５００ｎｍ以下の波長
の光が蛍光の励起光として吸収されるため低下が著し
い。すなわち、蛍光物質が短波長光を励起光として吸収
し長波長の蛍光として放射する波長変換により、太陽電
池のエネルギー変換に有効な入射光の、受光面での反射
および４００ｎｍ以下の波長の光の表面保護材と充填材
内部での吸収による損失を抑制する効果が期待される。
光源として５００Ｗのキセノンランプを用い、ポテンシ
ョスタットを用いて電流−電圧特性を求めた。入射光強
度７９．４ｍＪｓ−１ｃｍ−２はパワーメーターを用い
て測定した。第１表に蛍光着色剤を３０μｍの膜厚で塗
布した太陽電池の特性値とエネルギー変換効率を塗布し
ていないもの（比較例１）とともに示す。蛍光着色剤の
塗布により６％のエネルギー変換効率の上昇が認められ
る。 以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発
明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るの
はもちろんのことである。
【０００７】
【発明の効果】本発明方法によるときは、取り扱いも安
全で容易な蛍光物質を用いて、少ない工程で、太陽電池
のエネルギー変換効率の増大をはかることができる。
全で容易な蛍光物質を用いて、少ない工程で、太陽電池
のエネルギー変換効率の増大をはかることができる。
【図１】蛍光着色剤の励起スペクトルと蛍光スペクトル
を示す図である。
を示す図である。
【図２】蛍光着色剤の吸収係数を示す図である。
【図３】太陽電池モジュールの模式図である。
１蛍光着色剤 ２ガラス ３充填材 ４太陽電池 ５バックシート
【図４】太陽電池モジュールの表面反射率を示す図であ
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項１】 太陽電池モジュールの受光面上に蛍光物
質の膜を形成することによりエネルギー変換効率の増大
をはかることを特徴とする太陽電池モジュールの改良方
法。 - 【請求項２】 ガラスあるいはプラスチック製の表面保
護材の表面に蛍光物質の膜を形成する特許請求範囲第１
項記載の太陽電池モジュールの改良方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11215711A JP2001007377A (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | 受光面上に蛍光物質の膜を形成した太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11215711A JP2001007377A (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | 受光面上に蛍光物質の膜を形成した太陽電池モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001007377A true JP2001007377A (ja) | 2001-01-12 |
Family
ID=16676910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11215711A Pending JP2001007377A (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | 受光面上に蛍光物質の膜を形成した太陽電池モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001007377A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102010015848A1 (de) * | 2010-03-08 | 2011-09-08 | Calyxo Gmbh | Solarmodul oder Solarzelle mit optisch funktionaler witterungsbeständiger Oberflächenschicht |
| WO2011155614A1 (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-15 | 旭硝子株式会社 | 透光性積層体およびそれを用いた太陽電池モジュール |
| WO2012132137A1 (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-04 | 富士フイルム株式会社 | 波長変換素子および光電変換装置 |
| KR101201543B1 (ko) * | 2011-04-14 | 2012-11-15 | 금호전기주식회사 | 태양전지 모듈 및 그 제조방법 |
| TWI395806B (zh) * | 2010-04-14 | 2013-05-11 | Ind Tech Res Inst | 封裝材料 |
| CN103646980A (zh) * | 2013-12-24 | 2014-03-19 | 江苏金瑞晨新材料有限公司 | 一种具有紫外线转换功能的背膜 |
| US9082904B2 (en) | 2009-09-18 | 2015-07-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Solar cell module and solar photovoltaic system |
-
1999
- 1999-06-23 JP JP11215711A patent/JP2001007377A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9082904B2 (en) | 2009-09-18 | 2015-07-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Solar cell module and solar photovoltaic system |
| DE102010015848A1 (de) * | 2010-03-08 | 2011-09-08 | Calyxo Gmbh | Solarmodul oder Solarzelle mit optisch funktionaler witterungsbeständiger Oberflächenschicht |
| WO2011110329A3 (de) * | 2010-03-08 | 2012-05-03 | Calyxo Gmbh | Photovoltaisches element mit optisch funktionaler konversionsschicht zur verbesserung der umwandlung des einfallenden lichts sowie verfahren zu dessen herstellung |
| TWI395806B (zh) * | 2010-04-14 | 2013-05-11 | Ind Tech Res Inst | 封裝材料 |
| US8465675B2 (en) | 2010-04-14 | 2013-06-18 | Industrial Technology Research Institute | Encapsulation material |
| WO2011155614A1 (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-15 | 旭硝子株式会社 | 透光性積層体およびそれを用いた太陽電池モジュール |
| CN102939663A (zh) * | 2010-06-11 | 2013-02-20 | 旭硝子株式会社 | 透光性层叠体和使用其的太阳能电池模块 |
| WO2012132137A1 (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-04 | 富士フイルム株式会社 | 波長変換素子および光電変換装置 |
| JP2012204605A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Fujifilm Corp | 波長変換素子および光電変換装置 |
| KR101201543B1 (ko) * | 2011-04-14 | 2012-11-15 | 금호전기주식회사 | 태양전지 모듈 및 그 제조방법 |
| CN103646980A (zh) * | 2013-12-24 | 2014-03-19 | 江苏金瑞晨新材料有限公司 | 一种具有紫外线转换功能的背膜 |
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