JP2001006479A - スイッチボタン - Google Patents

スイッチボタン

Info

Publication number
JP2001006479A
JP2001006479A JP11175118A JP17511899A JP2001006479A JP 2001006479 A JP2001006479 A JP 2001006479A JP 11175118 A JP11175118 A JP 11175118A JP 17511899 A JP17511899 A JP 17511899A JP 2001006479 A JP2001006479 A JP 2001006479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch button
colored
button
light
back surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11175118A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuma Masuda
拓眞 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11175118A priority Critical patent/JP2001006479A/ja
Publication of JP2001006479A publication Critical patent/JP2001006479A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視認性やデザインに優れたスイッチボタ
ンを提供すること。 【解決手段】 透明材料で構成されたスイッチボタンの
ボタン本体301は、その裏面側に凹部301aが形成
されており、この凹部301aが立体表示部302を構
成している。また、ボタン本体301の裏面には、塗料
により構成された第1着色層301bが形成されてい
る。この第1着色層301bは、凹部301aの側面及
び底面(内側の面)に沿って形成されている。第1着色
層301b上であって、凹部301a以外の領域には、
第1着色層301bと異なる色の塗料で構成された第2
着色層301cが形成されている。第1及び第2着色層
301b,301cを有するボタン本体301は、着色
層をシート体に接触させるように、シート体上に貼着さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話装置や情
報端末などの操作ボタンを有する電子機器に適用するこ
とができるスイッチボタンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信端末として携帯電話装置
が普及してきている。この携帯電話装置には、さまざま
な要求がある。例えば、軽量化、小型化、高通信品質、
長電池寿命、良操作性などである。これらの要求は、近
年の技術開発により徐々に満足されるようになってきて
いる。
【0003】携帯電話装置の操作ボタンにも、例えば、
小型化、良操作性などの要求がある。また、操作ボタン
については、前記要求の他に、デザインや視認性なども
要求される。
【0004】従来、携帯電話装置における操作ボタンと
して、図10及び図11に示すようなものがある。図1
0は、従来のスイッチボタンを示す断面図である。
【0005】図10に示すスイッチボタン1002は、
主に、ベース部1002aと押圧部1002bと復帰部
1002cとを有する。押圧部1002bの上面、すな
わち押圧面には、数字、文字、記号などが印刷された表
示部1005が設けられている。また、プリント基板1
001の電極1004と当接する押圧部1002bに
は、導体により形成された電極1003が設けられてい
る。
【0006】このスイッチボタンを操作する場合、押圧
部1002bの押圧により、押圧力が復帰部1002c
に伝えられ、復帰部1002cが変形する。これによ
り、押圧部1002bが下降して、押圧部1002bの
電極1003がプリント基板1001上の電極1004
に接触する。
【0007】図11に示すスイッチボタンは、押圧部1
103と表示部1102とベース部1101と導電バネ
1106とから構成されている。ベース部1101は、
例えば弾性材料により形成されたものであり、その下面
すなわちプリント基板1104と当接する面に突起部1
101aを有する。また、このベース部1101は、押
圧部1103が押圧されたときには、プリント基板11
04方向に変形可能である。さらに、ベース部1101
の下面に設けられた突起部1101aの下方には、導電
バネ1106が設けられている。
【0008】ベース部1101の上面には、透明材料で
構成された押圧部1103が設けられており、この押圧
部1103の下面には、数字、文字等の表示部1102
が印刷されている。
【0009】このスイッチボタンを操作する場合、押圧
部1103の押圧により、ベース部1101の突起部1
101aを介して導電バネ1106が下方に押され、導
電バネ1106がプリント基板上の電極1105に接す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
イッチボタンにおいては、表示部は、押圧部の上面又は
下面に平面的に形成されているので、立体感のある表示
を行うことができない。特に、暗い場所でスイッチボタ
ンを操作する場合には、表示が見え難い場合もあり、視
認性が悪く、また、デザイン的に劣るという問題があ
る。
【0011】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、視認性を向上させるとともやデザインに優れたス
イッチボタンを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、透明材
料で構成したボタン本体の裏面側に凹部を形成し、その
裏面側に着色層を設けて、立体表示部を設けることによ
り、スイッチボタンの視認性及びデザイン性を向上させ
ることである。より具体的には、以下の態様が考えられ
る。
【0013】本発明の第1の態様に係るスイッチボタン
は、透明材料で形成され操作面である表面部と、この表
面部の裏側である裏面部と、この裏面部に形成され数字
・文字・記号等の表示を凹状に形成して成る凹表示部
と、を有する構成とした。
【0014】これにより、操作者が表面側からスイッチ
ボタンを見た場合、ボタンの文字が立体的に見えるた
め、数字・文字等の表示の視認性が格段と向上する。
【0015】本発明の第2の態様に係るスイッチボタン
は、裏面部の背面に配置された光源部を有する構成とし
た。
【0016】これにより、表示が凹状に形成されている
ので光源からの入射光の受光面が広くなるとともに、入
射光が凹状の内部で反射するので、操作者が表面側から
スイッチボタン装置を見た場合、表示が光って浮き出た
ように見えるため、数字・文字等の表示の視認性が一層
向上する。
【0017】本発明の第3の態様に係るスイッチボタン
は、第1又は第2の態様において、裏面部は、その全面
を光透過性着色料で着色して成る構成とした。
【0018】これにより、例えば、パステルカラーなど
様々な彩色をスイッチボタンに施すことができるため、
使用者の装置選択の幅が広がる。
【0019】本発明の第4の態様に係るスイッチボタン
は、第1又は第2の態様において、裏面部は、凹表示部
を遮光性着色料で着色する一方、前記凹表示部以外の部
分を無着色とし又は光透過性着色料で着色して成る構成
とした。
【0020】本発明の第5の態様に係るスイッチボタン
は、第1又は第2の態様において、裏面部は、凹表示部
を無着色とし又は光透過性着色料で着色する一方、前記
凹表示部以外の部分を遮光性着色料で着色して成る構成
とした。
【0021】これらの構成により、凹状の表示内部と凹
状の表示以外の部分との明度差を大きくできるため、よ
り視認性が向上する。
【0022】本発明の第6の態様に係るスイッチボタン
は、第4又は第5の態様において、裏面部への着色は、
遮光性着色料を塗布した後に、光透過性着色料を塗布す
ることにより行うようにした。
【0023】これにより、後に行う光透過性着色料の塗
布をスイッチボタンの裏面全体に行うことができるた
め、製造がより容易になる利点がある。
【0024】本発明の第7の態様に係るスイッチボタン
は、第1から第6のいずれかの態様において、凹状の表
示内部又は凹状の表示以外の部分のいずれかにのみ表面
処理を施す構成とした。
【0025】これにより、例えばいずれかにミゾ・シボ
を彫ることにより、ヘアライン処理やツヤ消し処理等が
行われ、立体表示の視認性がより一層高まる。
【0026】本発明の第8の態様に係るスイッチボタン
は、全体を着色された透明樹脂で構成した。
【0027】これにより、肉厚が薄い立体表示部分と、
肉厚が厚い立体表示部分以外の部分は、着色に濃淡が生
じ、操作者は、立体表示をより立体的に認識できる。
【0028】本発明の第9の態様に係る電子機器は、上
記スイッチボタンを電子機器に使用したものである。
【0029】上記スイッチボタンは、あらゆる電子機器
に適用可能であり、これにより、表示部分の視認性が高
くなり、電子機器の利便性は一層向上する。
【0030】本発明の第10の態様に係る発明は、着色
方法の発明であり、第1又は第2の態様記載のスイッチ
ボタンの着色に際して、まず、スイッチボタン本体裏面
の凹表示部以外の領域を印刷又は転写により着色し、次
いで、その上から、前記凹表示部内部を含むスイッチボ
タン本体裏面部全体を塗装又は蒸着により着色する、よ
うにした。
【0031】本発明の第11の態様に係る発明は、第1
又は第2の態様記載のスイッチボタンの着色に際して、
まず、凹表示部内部を塗装・蒸着により着色し、次い
で、前記凹表示部から溢れた着色材を除去して前記スイ
ッチボタン本体の裏面を平坦にし、その後、前記スイッ
チボタン本体の裏面部全体を着色する、ようにした。
【0032】これらの方法により、凹状表示部分とそれ
以外の部分とを容易に異なる着色とすることができ、視
認性の高い立体表示部分を有するスイッチボタンの着色
を容易に行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0034】(実施の形態1)図1は、本発明のスイッ
チボタンを備えた携帯電話装置の一例を示す正面図であ
る。図1に示す携帯電話装置は、片手で持つことが可能
な偏平な略直方体形状を有する電話本体101で構成さ
れている。この電話本体101の上端面には、アンテナ
ホルダ102が電話本体101の長手方向に向って延出
している。このアンテナホルダ102内には、アンテナ
102aが収納されており、アンテナホルダ102から
出し入れ可能になっている。
【0035】電話本体101の表面の上部には、音声を
出力するスピーカ103が設けられている。また、スピ
ーカ103の下方には、種々のデータを表示するディス
プレイ104が設けられている。
【0036】また、ディスプレイ104の下方には、種
々の操作ボタンで構成された操作部105が設けられて
いる。この操作部105は、操作メニューを切り換える
メニューボタン105aと、複数人の電話番号などが登
録された電話帳から電話番号を取得する際に使用する電
話帳ボタン105bと、メニューボタン105aと電話
帳ボタン105bとの間に設けられ、ディスプレイ10
4に表示されたカーソルの移動などを行うファンクショ
ンボタン105cと、種々の文字、数時、記号の入力を
行う入力ボタン105dとを有する。この入力ボタン1
05dには、通話開始ボタン、通話終了ボタン、入力消
去ボタン、メモボタン、マナーボタンなどが含まれる。
【0037】また、操作部105の下方には、音声を入
力するマイク106が設けられている。
【0038】上記携帯電話装置において、操作部105
は、図2に示すボタンシート201を電話本体101に
組み込むことにより構成される。すなわち、電話本体1
01の表面の操作部105におけるメニューボタン10
5a、電話帳ボタン105b、ファンクションボタン1
05c、及び入力ボタン105dの領域には、ボタンよ
りわずかに大きい穴部が形成されており、ボタンシート
201のボタン105a〜105dが穴部に嵌め込まれ
るようにして、ボタンシート201を電話本体101の
裏側から組み込む。これにより、ボタン105a〜10
5dが電話本体101の表面から露出して、操作部10
5が構成される。
【0039】このボタンシート201は、ゴムや、エラ
ストマーなどの軟質プラスチックなどの弾性材料を射出
成形や押出成形などで形成したシート体の所定の位置に
ボタン105a〜105dを貼着することにより作製さ
れる。ここでは、ボタンシート201のシート体は、透
光材料で形成されている。
【0040】このボタンシート201におけるボタン1
05a〜105dのうち、入力ボタン105dは、具体
的には、図3に示すような構成を有する。すなわち、入
力ボタン105dは、シート体上に貼着されたボタン本
体301と、ボタン本体301の裏面側(シート体と貼
着する側)に形成された立体表示部302及び平面表示
部303とを有する。
【0041】このボタン本体301は、図4に示すよう
に、その裏面側に凹部301aが形成されており、この
凹部301aが立体表示部302を構成している。ま
た、ボタン本体301の裏面には、塗料により構成され
た第1着色層301bが形成されている。この第1着色
層301bは、凹部301aの側面及び底面(内側の
面)に沿って形成されている。尚、ボタン本体301の
表面部は、平坦な形状であるが、これを凸レンズ状に構
成することにより、ボタン本体301の裏面に形成され
た後述する凹状の表示部を、大きく表示させることもで
きる。
【0042】また、第1着色層301b上であって、凹
部301a以外の領域には、第1着色層301bと異な
る色の塗料で構成された第2着色層301cが形成され
ている。この第2着色層301cの一部が平面表示部3
03を構成している。この第1及び第2着色層301
b,301cを有するボタン本体301は、着色層をシ
ート体に接触させるように、シート体上に貼着されてい
る。なお、立体表示部302には、使用頻度の高い数字
が大きな文字で表示され、平面表示部303には、使用
頻度の低い仮名やアルファベット等が小さな文字で印刷
されている。
【0043】このシート体のボタン本体貼着側と反対側
の面には、突起部201aが設けられている。このシー
ト体の下方には、プリント基板401が配置されてお
り、プリント基板401上には、電極402が設けられ
ている。また、電極402の上方には、導電バネ403
が配置されている。そして、この導電バネ403には、
シート体の突起部201aが接触するようになってい
る。
【0044】このスイッチボタンを操作する場合、ボタ
ン本体301の押圧により、シート体の突起部201a
を介して導電バネ403に押圧力が伝えられる。これに
より、導電バネ403が変形して、プリント基板401
上の電極402に接する。これにより、携帯電話装置の
制御部に入力がなされることになる。
【0045】このスイッチボタンの裏面側から、発光ダ
イオードなどの光源404からの光を照射すると、光は
シート体を透過してボタン本体301の裏面側に到達す
る。この光により、ボタン本体301は、第1及び第2
の着色層301b,301cの着色を呈する。このと
き、ボタン本体301の裏面には凹部301aが形成さ
れているので、文字部を平面で形成した特許と比べ受光
領域が広く、また、凹部301aに入射した光が凹部3
01a内で乱反射する。したがって、操作者が表面側か
らスイッチボタンを見た場合、表示が光って浮き出たよ
うに立体的に見え、数字・文字などの表示の視認性が一
層向上する。
【0046】なお、この場合、第1着色層301bの色
を第2着色層301cの色より薄くして、第2着色層3
01cの色が透けて認識できるようにすることにより、
操作者が表面側からスイッチボタンを見た場合、第1及
び第2着色層301b,301cのそれぞれの色が混合
した色が表示され、デザイン的にも向上する。
【0047】入力ボタン105dは、上記構成の他に、
図5〜図9に示す構成を採用することができる。
【0048】(実施の形態2)図5に示す入力ボタン
は、裏面側に凹部501aを有するボタン本体501
と、ボタン本体501の裏面側全面に設けられ、光透過
性の塗料で構成された着色層501bとから構成されて
いる。この着色層501bは、凹部501aの側面及び
底面(内側の面)に沿って形成されている。
【0049】この場合にも、凹部501aに入射した光
が凹部501a内で乱反射する。したがって、操作者が
表面側からスイッチボタンを見た場合、表示が光って浮
き出たように立体的に見え、数字・文字などの表示の視
認性が一層向上する。また、着色層501bは光透過性
であり、しかもボタン本体501が透明材料で構成され
ているので、入力ボタン105dの裏面側から光を照射
することにより、着色層501bの色がボタン本体50
1を介して視認できる。例えば、着色層の色をパステル
カラーなどにすると、視認性が向上する。これにより、
様々な彩色をスイッチボタンに施すことができるため、
使用者の装置選択の幅が広がる。
【0050】(実施の形態3)図6に示す入力ボタン
は、裏面側に凹部601aを有するボタン本体601
と、ボタン本体601の裏面であって凹部601a以外
の領域に設けられ、遮光性の塗料で構成された第1着色
層601bと、ボタン本体601の裏面側全面に設けら
れ、光透過性の塗料で構成された第2着色層601cと
から構成されている。この第2着色層601cは、凹部
601aの側面及び底面(内側の面)に沿って形成され
ている。
【0051】この場合にも、凹部601aに入射した光
が凹部601a内で乱反射する。したがって、操作者が
表面側からスイッチボタンを見た場合、表示が光って浮
き出たように立体的に見え、数字・文字などの表示の視
認性が一層向上する。また、第2着色層601cは光透
過性であり、しかもボタン本体601が透明材料で構成
されているので、入力ボタン105dの裏面側から光を
照射することにより、凹部601a領域では、第2着色
層601cの色がボタン本体601を介して視認でき
る。一方、凹部601a以外の領域については、第1着
色層601bが遮光性であるので、第1着色層601b
そのものの色はボタン本体601の上部表面がから視認
できるが、第2着色層601cの色及び光源404から
の光は視認されない。したがって、第1着色層601b
と第2着色層601cの色の明度差を大きくするように
それぞれの着色層の色を選択することにより、凹部領域
の表示と凹部以外の領域の表示の明度差を大きくできる
ため、より視認性が向上する。
【0052】(実施の形態4)図7に示す入力ボタン
は、裏面側に凹部701aを有するボタン本体701
と、ボタン本体701の裏面であって凹部701a内部
に設けられ、遮光性の塗料で構成された第1着色層70
1bと、ボタン本体701の裏面であって凹部701a
以外の領域に設けられ、光透過性の塗料で構成された第
2着色層701cとから構成されている。
【0053】この場合、第2着色層701cは光透過性
であり、しかもボタン本体701が透明材料で構成され
ているので、入力ボタン105dの裏面側から光を照射
することにより、凹部701a以外の領域では、第2着
色層701cの色がボタン本体701を介して視認でき
る。一方、凹部701a領域については、第1着色層7
01bの色が視認される。したがって、第1着色層70
1bと第2着色層701cの色の明度差を大きくするよ
うにそれぞれの着色層の色を選択することにより、図6
の場合と同様に、凹部領域の表示と凹部以外の領域の表
示の明度差を大きくできるため、より視認性が向上す
る。勿論、上記の場合とは逆に、第1着色層701bを
光透過性の塗料とし、第2着色層701cを遮光性の塗
料で構成するようにしてもよい。
【0054】(実施の形態5)図8に示す入力ボタン
は、裏面側に凹部801aを有するボタン本体801
と、ボタン本体801の裏面全面に設けられ、光透過性
の塗料で構成された着色層801bとから構成されてい
る。この着色層801bは、凹部801aの側面及び底
面(内側の面)に沿って形成されている。このボタン本
体801裏面の凹部801a以外の領域には、ヘアライ
ン処理、溝形成処理、シボ形成処理、つや消し加工など
の粗面化処理が施されている。
【0055】この場合にも、凹部801aに入射した光
が凹部801a内で乱反射する。したがって、操作者が
表面側からスイッチボタンを見た場合、表示が光って浮
き出たように立体的に見え、数字・文字などの表示の視
認性が一層向上する。また、ボタン本体801の裏面の
凹部801a以外の領域は粗面化されているので、凹部
における視認状態と、凹部以外の領域における視認状態
が異なる。したがって、立体表示の視認性がより一層高
まる。
【0056】(実施の形態6)図9に示す入力ボタン
は、裏面側に凹部901aを有するボタン本体901
と、ボタン本体901の裏面全面に設けられ、光透過性
の塗料で構成された着色層901bとから構成されてい
る。この着色層901bは、凹部901aの側面及び底
面(内側の面)に沿って形成されている。このボタン本
体901裏面の凹部901aの底面(内側の面)には、
ヘアライン処理、溝形成処理、シボ形成処理、つや消し
加工などの粗面化処理が施されている。
【0057】この場合にも、凹部901aに入射した光
が凹部901a内で乱反射する。したがって、操作者が
表面側からスイッチボタンを見た場合、表示が光って浮
き出たように立体的に見え、数字・文字などの表示の視
認性が一層向上する。また、ボタン本体901の裏面の
凹部901a領域は粗面化されているので、凹部におけ
る視認状態と、凹部以外の領域における視認状態が異な
る。したがって、立体表示の視認性がより一層高まる。
【0058】上記実施の形態において、第1及び第2着
色層は、いずれも着色している場合について説明してい
るが、本発明においては、いずれかの着色層が無色であ
っても良い。
【0059】上記第1着色層及び第2着色層の着色方法
は、例えば、塗装、蒸着、印刷、ホットスタンプ転写等
により行う。凹部301a内部の着色は、製造上、塗装
又は蒸着によって行うのが好ましい。まず、ボタン本体
301の裏面の凹部301a以外の領域を印刷又はホッ
トスタンプ転写により着色し、その上から、凹部301
a内部を含むボタン本体301の裏面全体を塗装又は蒸
着により着色することにより、立体表示部分とそれ以外
の部分とが異なる色のスイッチボタンを、容易に製造す
ることができる。このように、立体表示部分とそれ以外
の部分とが異なる色にすることにより、立体表示部分の
視認性が一層向上する。
【0060】逆に、先に凹部301a内部の着色を行う
方法もある。まず、凹部301a内部を塗装・蒸着によ
り着色し、次いで凹部301aから溢れた着色材をスク
レーパ等で除去してボタン本体301の裏面を平坦に
し、その後、ボタン本体301の裏面全体を着色する。
この方法によっても、立体表示部分とそれ以外の部分と
が異なる色のスイッチボタンを、容易に製造することが
できる。尚、この場合最後の着色は、塗装、蒸着、印
刷、ホットスタンプ転写いずれであってもよい。
【0061】さらに、以上の説明では、2色で着色する
場合について説明したが、ボタン本体301を、薄く着
色した透明樹脂で構成することにより、単一色で立体表
示部分に濃度差をだすこともできる。これにより、操作
者が表面側からスイッチボタンを見た場合、凹部301
aは肉厚が薄いため、ボタン本体301の着色は薄く認
識され、逆に、凹部301a以外の部分は肉厚が厚いた
め、その着色は濃く認識されるため、両者の着色に濃淡
が生じ、操作者は、凹部301aの表示をより立体的に
認識できる。
【0062】本発明は上記実施の形態に限定されず、種
々変更して実施することが可能である。例えば、本発明
のスイッチボタンは、コンピュータ、情報端末などの種
々の電子機器などに適用することが可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスイッチボ
タンは、透明材料で構成したボタン本体の裏面側に凹部
を形成し、その裏面側に着色層を設けて、立体表示部を
設けるので、スイッチボタンの視認性及びデザインを向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るスイッチボタンを
備えた携帯電話装置の一例を示す正面図
【図2】実施の形態1に係るスイッチボタンを複数搭載
したボタンシートを示す正面図
【図3】実施の形態1に係るスイッチボタンを示す斜視
【図4】実施の形態1に係るスイッチボタン(図3)の
IV−IV線に沿う断面図
【図5】本発明の実施の形態2に係るスイッチボタンを
示す断面図
【図6】本発明の実施の形態3に係るスイッチボタンを
示す断面図
【図7】本発明の実施の形態4に係るスイッチボタンを
示す断面図
【図8】本発明の実施の形態5に係るスイッチボタンを
示す断面図
【図9】本発明の実施の形態6に係るスイッチボタンを
示す断面図
【図10】従来のスイッチボタンを示す断面図
【図11】従来のスイッチボタンを示す断面図
【符号の説明】
201 ボタンシート 301 ボタン本体 301a 凹部 301b 第1着色層 301c 第2着色層 401 基板 402 電極 403 バネ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明材料で形成され操作面である表面部
    と、この表面部の裏側である裏面部と、この裏面部に形
    成され数字・文字・記号等の表示を凹状に形成して成る
    凹表示部と、を有することを特徴とするスイッチボタ
    ン。
  2. 【請求項2】 裏面部の背面に配置された光源部を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のスイッチボタン。
  3. 【請求項3】 裏面部は、その全面を光透過性着色料で
    着色して成ることを特徴とする請求項1又は2記載のス
    イッチボタン。
  4. 【請求項4】 裏面部は、凹表示部を遮光性着色料で着
    色する一方、前記凹表示部以外の部分を無着色とし又は
    光透過性着色料で着色して成ることを特徴とする請求項
    1又は2記載のスイッチボタン。
  5. 【請求項5】 裏面部は、凹表示部を無着色とし又は光
    透過性着色料で着色する一方、前記凹表示部以外の部分
    を遮光性着色料で着色して成ることを特徴とする請求項
    1又は2記載のスイッチボタン。
  6. 【請求項6】 裏面部への着色は、遮光性着色料を塗布
    した後に、光透過性着色料を塗布することにより行うこ
    とを特徴とする請求項4又は5記載のスイッチボタン。
  7. 【請求項7】 裏面部は、凹表示部又は凹表示部以外の
    部分のいずれかにのみ表面処理を施して成ることを特徴
    とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のスイッ
    チボタン。
  8. 【請求項8】 全体が着色された透明樹脂で構成されて
    いることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか
    に記載のスイッチボタン。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    のスイッチボタンを具備することを特徴とする電子機
    器。
  10. 【請求項10】請求項1又は2記載のスイッチボタンの
    着色に際して、まず、スイッチボタン本体裏面の凹表示
    部以外の領域を印刷又は転写により着色し、次いで、そ
    の上から、前記凹表示部内部を含むスイッチボタン本体
    裏面部全体を塗装又は蒸着により着色する、ことを特徴
    とするスイッチボタンの着色方法。
  11. 【請求項11】請求項1又は2記載のスイッチボタンの
    着色に際して、まず、凹表示部内部を塗装・蒸着により
    着色し、次いで、前記凹表示部から溢れた着色材を除去
    して前記スイッチボタン本体の裏面を平坦にし、その
    後、前記スイッチボタン本体の裏面部全体を着色する、
    ことを特徴とするスイッチボタンの着色方法。
JP11175118A 1999-06-22 1999-06-22 スイッチボタン Pending JP2001006479A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11175118A JP2001006479A (ja) 1999-06-22 1999-06-22 スイッチボタン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11175118A JP2001006479A (ja) 1999-06-22 1999-06-22 スイッチボタン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001006479A true JP2001006479A (ja) 2001-01-12

Family

ID=15990600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11175118A Pending JP2001006479A (ja) 1999-06-22 1999-06-22 スイッチボタン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001006479A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109450A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Polymatech Co Ltd 押釦スイッチ用の加飾キートップおよびその製造方法
JP2006092898A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Polymatech Co Ltd 照光式キーパッド
JP2006236774A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Toshiba Corp 電子機器
JP2007087764A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Shin Etsu Polymer Co Ltd 操作パネル
JP2007173183A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Polymatech Co Ltd 加飾成形体、押釦スイッチ用キートップ及び押釦スイッチ用キーシート
US7271360B2 (en) 2004-08-17 2007-09-18 Nec Corporation Key button structure and portable terminal device therewith
CN102238254A (zh) * 2010-04-28 2011-11-09 夏普株式会社 壳体的盖构造和包括该壳体的盖构造的便携式终端
KR101412781B1 (ko) * 2013-12-06 2014-07-09 주식회사 엠엘케이 광발산 노브 제조방법
KR101560999B1 (ko) 2015-01-14 2015-10-15 주식회사 우신엠에스 광발산 노브의 제조방법
JP2019074675A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 株式会社日豊製作所 表示板の作成方法
WO2020115787A1 (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 三菱電機株式会社 エレベータの操作ボタン、表示装置
WO2020213049A1 (ja) * 2019-04-16 2020-10-22 AlphaTheta株式会社 自照操作子

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109450A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Polymatech Co Ltd 押釦スイッチ用の加飾キートップおよびその製造方法
US7271360B2 (en) 2004-08-17 2007-09-18 Nec Corporation Key button structure and portable terminal device therewith
JP2006092898A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Polymatech Co Ltd 照光式キーパッド
JP4708751B2 (ja) * 2004-09-24 2011-06-22 ポリマテック株式会社 照光式キーパッド
JP2006236774A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Toshiba Corp 電子機器
JP4664168B2 (ja) * 2005-09-22 2011-04-06 信越ポリマー株式会社 操作パネル
JP2007087764A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Shin Etsu Polymer Co Ltd 操作パネル
JP2007173183A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Polymatech Co Ltd 加飾成形体、押釦スイッチ用キートップ及び押釦スイッチ用キーシート
CN102238254A (zh) * 2010-04-28 2011-11-09 夏普株式会社 壳体的盖构造和包括该壳体的盖构造的便携式终端
JP2011234182A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Sharp Corp ハーフミラーカバー、筐体のカバー構造及びそれを備えた携帯端末
KR101412781B1 (ko) * 2013-12-06 2014-07-09 주식회사 엠엘케이 광발산 노브 제조방법
KR101560999B1 (ko) 2015-01-14 2015-10-15 주식회사 우신엠에스 광발산 노브의 제조방법
JP2019074675A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 株式会社日豊製作所 表示板の作成方法
WO2020115787A1 (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 三菱電機株式会社 エレベータの操作ボタン、表示装置
WO2020213049A1 (ja) * 2019-04-16 2020-10-22 AlphaTheta株式会社 自照操作子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4653119B2 (ja) 薄型キーシート及び該薄型キーシートを組み込んだ薄型キーユニット
US9239591B2 (en) Case for a hand held device
JP2001006479A (ja) スイッチボタン
US8085246B2 (en) Keypad panel assembly having laterally-illuminated keypad surface
US20070052679A1 (en) Transparent key of an electronic device
KR100837591B1 (ko) 무선단말기의 키패드
US8186866B2 (en) Metallic panel assembly having multilayer arrays of micropores
KR20070101283A (ko) 박형 키시트
KR100588773B1 (ko) 무선단말기의 키패드 및 그 제조방법
US20090178906A1 (en) Keypad panel assembly having arrays of micropores
US20090178753A1 (en) Process for keypad panel having arrays of micropores
KR200384840Y1 (ko) 무선단말기의 키패드
JP4113784B2 (ja) 押釦スイッチ用部材及びその製造方法
KR100775742B1 (ko) 키탑패드의 제조방법 및 키탑패드
KR100905232B1 (ko) 도광키판 및 이를 구비한 발광 키패드
KR100501402B1 (ko) 휴대단말기용 키패드 및 그 제조방법
JP2000113762A (ja) 照光式押釦スイッチ
JPH11126536A (ja) 押釦スイッチ用カバー部材および押釦スイッチ
KR100528493B1 (ko) 이동 전화기의 키 패드용 키 탑 및 그 제조방법
KR200323756Y1 (ko) 이동 전화기의 키 패드용 키 탑
KR100588263B1 (ko) 입체형 키패드 및 그 제조방법
JP2007213839A (ja) 照光式加飾成形体及び照光式キーシート
KR100472000B1 (ko) 박막형 키패드 및 그 제조방법
CN213424857U (zh) 按键结构及电子设备
CN113725026B (zh) 键帽的制作方法以及输入设备