JP2001006278A - データ再生装置,データ供給装置,及びデータ供給システム - Google Patents

データ再生装置,データ供給装置,及びデータ供給システム

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JP2001006278A JP16936599A JP16936599A JP2001006278A JP 2001006278 A JP2001006278 A JP 2001006278A JP 16936599 A JP16936599 A JP 16936599A JP 16936599 A JP16936599 A JP 16936599A JP 2001006278 A JP2001006278 A JP 2001006278A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のデータ供給システムでは,再生時に圧
縮符号化方式の指定を行ったり,不正複写防止のために
暗号を利用者が入力したりする必要があり,わずらわし
い面があった。 【解決手段】 本発明は,データ再生装置において,記
録媒体に当該装置に関する装置情報を予め記録してお
き,データ供給装置において,上記装置情報に基づいて
再生に必要なプログラム等の必要情報を判別し上記記録
媒体に記録し,さらにデータ再生装置において,上記必
要情報を取得して上記プログラム等の指定や不正複写防
止処理を自動的に行うことにより,利用者のわずらわし
さを軽減した安価で利便性の高いシステムを提供するこ
とを図ったものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,データ再生装置,
データ供給装置,およびデータ供給システムに係り,詳
しくは,着脱可能な記録媒体に記録された例えば音楽,
文字情報等のディジタルデータを再生したり,上記記録
媒体へ上記ディジタルデータを供給するためのデータ再
生装置,データ供給装置,およびデータ供給システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の高能率符号化技術の進歩やインタ
ーネットの普及などに伴って,音楽や映像等のディジタ
ルデータを,比較的低速な通信手段や小容量の記録メデ
ィアにより,供給者や利用者間で授受し得る環境が整い
つつある。音楽や映像等をディジタルデータとして取り
扱う場合,製品品質を保ちながら転送や複写等を行うこ
とがアナログ信号の場合と比べて容易となるため,これ
までCDやビデオテープ等について行われてきたパッケ
ージ主体の販売形態やレンタル形態を変化させる可能性
がある。例えば利用者が,自分の好みの複数のアーティ
ストの楽曲が収められたパッケージが欲しいと思って
も,パッケージを主体とした販売形態では,利用者が各
アーティストの楽曲が収められたパッケージをそれぞれ
購入或いはレンタルして,自分が聞くために所望する楽
曲を所得し,別途用意したカセットテープやMD等の記
録メディアに記録するしかなかった。これに対し,特開
平5−135228号公報などに記載の技術では,利用
者が,自分の所望する楽曲を指定すれば,その所望する
楽曲に対応するディジタルデータのみを電気信号の形態
のまま購入し受け取ることが可能である。上記公報に記
載の技術では,利用者は,音楽再生器として,携帯可能
な再生機能付きメモリカードを用いる。音楽などのディ
ジタルデータは,情報サーバの役割を果たす端末装置か
ら上記再生機能付メモリカードに提供される。上記端末
装置は,タバコやジュースなどの自動販売機に相当する
ものであり,内蔵するハードディスクなどに上記ディジ
タルデータが蓄積されている。また,販売元とはディジ
タル通信回線にて接続されており,必要に応じてディジ
タルデータを補充することが可能である。利用者がディ
ジタルデータの提供を受けようとするときには,上記再
生機能付メモリカードをコネクタを介して上記端末装置
に接続する。上記端末装置では,ディジタルデータのジ
ャンルとコンテンツ名が階層的に表示されるので,利用
者は,自分が希望するコンテンツをその表示内容を基に
選択することになる。利用者によってコンテンツ名が指
定されると,端末装置のハードディスクに当該コンテン
ツが蓄積されている場合には,上記ハードディスクから
バス,コネクタを介して,指定されたコンテンツのみが
上記再生機能付メモリカードに転送される。また,端末
装置に当該コンテンツが蓄積されていなければ,通信回
線を通じて販売元から端末装置に当該コンテンツが転送
されてから,上記再生機能付メモリカードに提供され
る。ところで,上記例のようにディジタルデータを電気
信号の形態のまま販売するときに特に問題となるのが,
コンテンツに対する不正複写を防止することである。デ
ィジタルデータは複写によっても信号劣化を生じないか
ら,不正複写を防止しなければ,提供するコンテンツの
価値が相対的に低下することになる。もちろん,コンテ
ンツを提供する提供者も,自己の著作権が十分に保護さ
れなければ,そのような販売システムにコンテンツを提
供することは実質できない。そこで,上記公報に記載の
技術では,ディジタル信号の再生を行うときに,利用者
にパスワードを要求することにしている。このパスワー
ドは,上記再生機能付メモリカード購入時に利用者に知
らされるものである。利用者が入力したパスワードと上
記再生機能付メモリカードに登録されているパスワード
が一致しなければ,ディジタルデータの再生は行われな
い。また,特開平8−181965号公報では,衛星回
線やCATVなどを通信回線に用いて電子データのレン
タルを行う電子レンタルシステムが記載されている。こ
の電子レンタルシステムでも,パッケージを主体とした
レンタルを行わず,電子データのみがレンタルされる
が,この場合,不正複写を防止するのに加えて,レンタ
ル期間を規定する必要も生じる。上記電子レンタルシス
テムでは,公開鍵を用いて,不正複写やレンタル期間の
監視が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平5−1
35228号公報に記載の技術では,上記再生機能付メ
モリカードにてディジタルデータを再生する場合には,
電源投入,再生操作,パスワード入力等の多くの手順を
踏まなければならず,わずらわしい面があった。また,
音楽や映像等を圧縮符号化するには色々な方式が存在し
ているが,仮に複数の圧縮符号化方式に上記再生機能付
メモリカードが対応していたとしても,その方式を利用
者が強く意識することなく再生操作を行わせる自動的な
処理を十分に行うことができなかった。また,上記再生
機能付メモリカードにディジタルデータを記録した場合
に,空き領域が生じても,その空き領域は有効に活用さ
れていなかった。また,上記電子レンタルシステムのよ
うに,衛星回線やCATVなどの通信回線を用いて電子
データの授受を行う場合,データ通信装置,端末装置,
衛星放送チューナなど多くの設備が利用者側に必要とな
り,導入コストが高くついてしまう問題があった。本発
明は,このような従来の技術における課題を解決するた
めに,データ再生装置,データ供給装置,及びデータ供
給システムを改良し,圧縮符号化方式や不正複写防止の
ための暗号等を利用者が強く意識することなく自動的に
そのための手順を実行しディジタルデータを再生したり
供給したりする,安価に利用可能なデータ再生装置,デ
ータ供給装置,及びデータ供給システムを提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1に係る発明は,着脱可能な記録媒体に記録
されたディジタルデータを再生するデータ再生装置にお
いて,上記記録媒体に当該装置に関する装置情報を予め
記録する装置情報記録手段と,上記装置情報記録手段に
より記録された装置情報に基づくものであって,上記デ
ィジタルデータを当該装置上で再生するのに必要な必要
情報を,上記ディジタルデータが記録された上記記録媒
体から取得する必要情報取得手段と,上記必要情報取得
手段により取得された必要情報に基づいて,上記ディジ
タルデータを再生するのに必要な環境を自動的に設定す
る自動設定手段とを具備してなることを特徴とするデー
タ再生装置として構成されている。また,請求項2に係
る発明は,上記請求項1に記載のデータ再生装置におい
て,上記ディジタルデータを再生するための再生プログ
ラムを1つ又は複数記憶する書き込み可能な記憶手段を
備え,上記装置情報記録手段が,当該装置の記憶手段に
記憶された再生プログラムに関する情報を含む装置情報
を上記記録媒体に記録し,上記必要情報取得手段が,上
記記録媒体に記録された必要情報に含まれる再生プログ
ラムに関する情報を取得し,上記自動設定手段が,上記
必要情報取得手段により取得された再生プログラムに関
する情報に基づいて,上記記憶手段に上記ディジタルデ
ータに対応する再生プログラムを転送してなることをそ
の要旨とする。
【0005】また,請求項3に係る発明は,上記請求項
1又は2に記載のデータ再生装置において,上記記録媒
体が装着されると,上記記録媒体の装着を検知して,装
置の電源を投入し,上記装置情報記録手段,又は上記必
要情報取得手段及び上記自動設定手段を起動してなるこ
とをその要旨とする。また,請求項4に係る発明は,上
記請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ再生装置
において,上記装置情報が装置固有の固有情報を含むも
のであって,上記固有情報に基づいて上記ディジタルデ
ータの再生について許可・制限を制御してなることをそ
の要旨とする。また,請求項5に係る発明は,上記請求
項1〜4のいずれか1項に記載のデータ再生装置におい
て,上記記録媒体が半導体メディアであることをその要
旨とする。また,請求項6に係る発明は,上記請求項1
〜5のいずれか1項に記載のデータ再生装置において,
上記ディジタルデータが,音楽データ及び文字データの
いずれか一方又は両方であることをその要旨とする。
【0006】上記請求項1〜6のいずれか1項に記載の
データ再生装置によれば,例えば音楽データや文字デー
タなどのディジタルデータを記録するための半導体メデ
ィアなどの記録媒体に,予め当該装置の固有情報や,保
持されている再生プログラムの種類等を含む装置情報が
書き込まれ,実際に上記ディジタルデータを再生すると
きには,上記記録媒体にディジタルデータが供給される
際に上記装置情報に基づいて定められた必要情報が取得
され,取得された装置情報に基づいて上記ディジタルデ
ータを再生するのに必要な環境が自動的に設定されるた
め,利用者が圧縮符号化方式や不正複写防止のための暗
号等を強く意識することなく上記ディジタルデータを再
生することができる安価なデータ再生装置を提供するこ
とができる。
【0007】また,請求項7に係る発明は,ディジタル
データを再生するデータ再生装置から取り外された記録
媒体に,使用者により指定されたディジタルデータを供
給するデータ供給装置において,上記記録媒体に予め記
録された上記データ再生装置に関する装置情報を検知す
る装置情報検知手段と,上記装置情報検知手段により検
知された上記装置情報に基づいて,上記指定されたディ
ジタルデータを当該データ再生装置上で再生するのに必
要な必要情報を判別する必要情報判別手段と,上記指定
されたディジタルデータが供給される上記記録媒体に上
記必要情報判別手段により判別された必要情報を記録す
る記録手段とを具備してなることを特徴とするデータ供
給装置として構成されている。また,請求項8に係る発
明は,上記請求項7に記載のデータ供給装置において,
上記記録媒体が装着されると,装着を検知して,装置の
電源を投入し,上記装置情報検知手段,必要情報判別手
段,及び記録手段を起動してなることをその要旨とす
る。
【0008】また,請求項9に係る発明は,上記請求項
7又は8に記載のデータ供給装置において,上記ディジ
タルデータ及び装置情報が記録されていない上記記録媒
体の空き領域を検出する空き領域検出手段と,上記空き
領域検出手段により検出された上記空き領域に応じて,
使用者に宛てたメッセージ情報を付加するメッセージ情
報付加手段とを具備してなることをその要旨とする。ま
た,請求項10に係る発明は,上記請求項7〜9のいず
れか1項に記載のデータ供給装置において,上記記録媒
体が半導体メディアであることをその要旨とする。ま
た,請求項11に係る発明は,上記請求項7〜10のい
ずれか1項に記載のデータ供給装置において,上記ディ
ジタルデータが,音楽データ及び文字データのいずれか
一方又は両方であることをその要旨とする。
【0009】上記請求項7〜11のいずれか1項に記載
のデータ供給装置によれば,例えば音楽データや文字デ
ータなどのディジタルデータを半導体メディアなどの記
録媒体に記録する場合に,当該記録媒体に予め記録され
ているデータ再生装置に関する装置情報が検知され,前
記検知された装置情報に基づいて,使用者により指定さ
れたディジタルデータを当該データ再生装置上で再生す
るのに必要な必要情報が判別され,上記判別された必要
情報が上記ディジタルデータとともに当該記録媒体に記
録されるため,使用者が,圧縮符号化方式や不正複写防
止のための暗号等を強く意識することなく上記ディジタ
ルデータの供給を受けることができるデータ供給装置を
提供することができる。
【0010】また,請求項12に係る発明は,着脱可能
な記録媒体に記録されたディジタルデータを再生するデ
ータ再生装置と,使用者により指定されたディジタルデ
ータを上記記録媒体に供給するデータ供給装置とを具備
してなるデータ供給システムにおいて,上記データ供給
装置が,上記記録媒体に予め記録された上記データ再生
装置に関する装置情報を検知する装置情報検知手段と,
上記装置情報検知手段により検知された上記装置情報に
基づいて,上記指定されたディジタルデータを当該デー
タ再生装置上で再生するのに必要な必要情報を判別する
必要情報判別手段と,上記指定されたディジタルデータ
が供給された上記記録媒体に上記必要情報判別手段によ
り判別された必要情報を記録する記録手段とを具備し,
上記データ再生装置が,上記記録手段により記録された
上記必要情報を上記記録媒体から取得する必要情報取得
手段と,上記必要情報取得手段により取得された上記必
要情報に基づいて,同じ記録媒体に供給された上記指定
されたディジタルデータを再生するのに必要な環境を自
動的に設定する自動設定手段とを具備してなることを特
徴とするデータ供給システムとして構成されている。
【0011】また,請求項13に係る発明は,上記請求
項12に記載のデータ供給システムにおいて,上記デー
タ再生装置が,上記記録媒体に供給されたディジタルデ
ータを再生するための再生プログラムを1つ又は複数記
憶する書き込み可能な記憶手段を備えるものであって,
上記装置情報に当該データ再生装置の上記記憶手段に記
憶された再生プログラムに関する情報が含まれ,上記デ
ータ供給装置の上記必要情報判別手段が,上記記録媒体
に記録された装置情報に基づいて,当該データ再生装置
の上記記憶手段に,上記指定されたディジタルデータに
対応する再生プログラムが記憶されているか否かを判別
し,上記必要情報判別手段により上記指定されたディジ
タルデータに対応する再生プログラムが当該データ再生
装置の上記記憶手段に記憶されていないとの判別があっ
た場合には,上記記録手段が,少なくとも上記指定され
たディジタルデータに対応する再生プログラムを上記記
録媒体に記録してなることをその要旨とする。
【0012】また,請求項14に係る発明は,上記請求
項13に記載のデータ供給システムにおいて,上記デー
タ再生装置に上記記録媒体が装着されると,当該データ
再生装置が,上記記録媒体の装着を検知して電源を投入
して,上記必要情報取得手段及び上記自動設定手段を起
動し,上記必要情報取得手段により上記必要情報が上記
記録媒体から取得されると,上記自動設定手段が,上記
必要情報に基づいて,上記記録媒体に記録された再生プ
ログラムを上記記憶手段に転送してなることをその要旨
とする。また,請求項15に係る発明は,上記請求項1
2〜14のいずれか1項に記載のデータ供給システムに
おいて,上記装置情報が装置固有の固有情報を含むもの
であって,上記固有情報に基づいて上記データ再生装置
による上記ディジタルデータの再生について許可・制限
を制御してなることをその要旨とする。また,請求項1
6に係る発明は,上記請求項12〜15のいずれか1項
に記載のデータ供給システムにおいて,上記データ供給
装置に上記記録媒体が装着されると,上記データ供給装
置が,装着を検知して電源を投入し,上記装置情報検知
手段,上記必要情報判別手段,及び上記記録手段を起動
してなることをその要旨とする。また,請求項17に係
る発明は,上記請求項12〜16のいずれか1項に記載
のデータ供給システムにおいて,上記データ供給装置
が,上記ディジタルデータ及び装置情報が記録されてい
ない上記記録媒体の空き領域を検出する空き領域検出手
段と,上記空き領域検出手段により検出された上記空き
領域に応じて,使用者に宛てたメッセージ情報を付加す
るメッセージ情報付加手段とを具備してなることをその
要旨とする。また,請求項18に係る発明は,上記請求
項12〜17のいずれか1項に記載のデータ供給システ
ムにおいて,上記記録媒体が半導体メディアであること
をその要旨とする。また,請求項19に係る発明は,上
記請求項12〜18のいずれか1項に記載のデータ供給
システムにおいて,上記ディジタルデータが,音楽デー
タ及び文字データのいずれか一方又は両方であることを
その要旨とする。
【0013】上記請求項12〜19のいずれか1項に記
載のデータ供給装置によれば,例えば音楽データや文字
データなどのディジタルデータを半導体メディアなどの
記録媒体を介してデータ供給装置からデータ再生装置に
供給する場合に,まず上記データ再生装置側で当該装置
に関する装置情報が上記記録媒体に記録され,次に上記
データ供給装置側で当該記録媒体に記録されている装置
情報が検知され,続いて上記検知された装置情報に基づ
いて,使用者により指定されたディジタルデータを当該
データ再生装置上で再生するのに必要な必要情報が判別
された後,上記判別された必要情報が上記ディジタルデ
ータとともに当該記録媒体に記録され,次に上記データ
再生装置において,当該記録媒体に記録された必要情報
が取得され,上記取得された必要情報に基づいて,上記
ディジタルデータを再生するのに必要が環境が自動的に
設定されるため,使用者が,圧縮符号化方式や不正複写
防止のための暗号等を強く意識することなく上記ディジ
タルデータの供給を受けることが可能で,安価に利用可
能なデータ供給システムを提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して,本発
明の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態は,本発明の具体的な一例であっ
て,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。本発明の一実施の形態に係るデータ供給システム
は,データ再生装置と,データ供給装置とを含む。上記
データ再生装置は,例えば着脱可能な半導体メディアに
記録された音楽ディジタルデータを再生する,携帯を目
的とした小型のデータ再生装置として具体化される。一
方,上記データ供給装置は,音楽ディジタルデータを再
生する上記データ再生装置から取り外された上記半導体
メディアに,使用者により指定された音楽ディジタルデ
ータを供給するデータ供給装置として具体化されるもの
であって,例えば飲料水の自動販売機に組み込まれた状
態で設置されたり,コンビニエンスストアや鉄道駅等に
専用の販売機として設置されたりするものである。図1
に示すのは,上記データ再生装置の概略構成である。上
記データ再生装置Pは,装置全体を制御するマイコン1
1,半導体メディア(記録媒体の一例)Mが装着される
コネクタ12,上記半導体メディアMに記録された音楽
ディジタルデータを再生するための再生プログラムが記
憶されるプログラムメモリ(記憶手段の一例)13,上
記マイコン11からの指令信号に従って,上記プログラ
ムメモリ13から再生プログラムを読み出し上記音楽デ
ィジタルデータを再生するDSP14,上記DSP14
により再生された音楽ディジタルデータを音響出力する
ための,DAC15,アンプ16,イヤホン17を含
む。本発明のデータ再生装置は,上記半導体メディアM
に当該装置に関する装置情報を予め記録する装置情報記
録手段と,上記装置情報記録手段により記録された装置
情報に基づくものであって,上記音楽ディジタルデータ
を当該装置上で再生するのに必要な必要情報を,上記音
楽ディジタルデータが記録された上記半導体メディアM
から取得する必要情報取得手段と,上記必要情報取得手
段により取得された必要情報に基づいて,上記音楽ディ
ジタルデータを再生するのに必要な環境を自動的に設定
する自動設定手段とを機能として具備するが,これらの
機能は,上記マイコン11により実現される。
【0015】また,図2に上記データ供給装置の概略構
成を示す。図2に示す如く,上記データ供給装置Sは,
装置全体を制御するマイコン21,上記半導体メディア
Mが装着されるコネクタ22,複数の圧縮符号化プログ
ラム及び音楽ディジタルデータが蓄積される蓄積手段2
3等を含む。本発明のデータ供給装置は,上記半導体メ
ディアMに予め記録された上記データ再生装置に関する
装置情報を検知する装置情報検知手段と,上記装置情報
検知手段により検知された上記装置情報に基づいて,使
用者により指定された音楽ディジタルデータを当該デー
タ再生装置上で再生するのに必要な必要情報を判別する
必要情報判別手段と,上記指定されたディジタルデータ
が供給される上記記録媒体に上記必要情報判別手段によ
り判別された必要情報を記録する記録手段とを機能とし
て具備するが,これらの機能は,上記マイコン21によ
り実現される。上記データ供給システムでは,使用者
は,上記データ再生装置Pにてフォーマットした半導体
メディアMを,上記データ供給装置Sに装着して,音楽
ディジタルデータを購入したり,レンタルしたりするこ
とになるが,不正な音楽ディジタルデータの利用を防止
し,また使用者に利便性を提供することが重要となる。
【0016】以下,上記データ再生装置P,上記データ
供給装置S,及び両者を備えたデータ供給システムの詳
細について説明する。上記データ供給システムにおい
て,上記データ供給装置Sにより音楽ディジタルデータ
が供給されるのは,使用者が所有する上記データ再生装
置Pにより予めフォーマットされた半導体メディアMの
みである。上記データ再生装置Pによるフォーマット
は,使用者により上記データ再生装置Pのスイッチ18
が押圧された場合に開始される他,上記半導体メディア
Mが装着されたことを検知して自動的に開始させること
もできる。上記データ再生装置Pの筐体に形成された上
記半導体メディアMの挿入口の構成例を図3に示す。図
3に示す如く,上記データ再生装置Pの筐体には,上記
半導体メディアMの挿入口121が直方体状に形成され
る。上記挿入口121の最深部には,上記コネクタ12
が設けられる(図3には不図示)。上記挿入口121を
構成するガイド122に沿って,上記半導体メディアM
が上記挿入口121に挿入されると,上記半導体メディ
アMと上記コネクタ12が適宜接続される。上記挿入口
121の深部には,上記コネクタ12の他に,一対の電
極123が設けられている。これらの電極123は上記
マイコン11に接続されるものである。上記電極123
のうち図面下側の電極123bは,上記半導体メディア
Mが挿入されると,図面上方に押し上げられ,その先端
付近に設けられた凸部124が図面上側の電極123a
に接触する。
【0017】ここで,図4に上記電極とマイコンを接続
する接続回路の構成例を示す。また,図5は上記図4に
おけるA点の電圧遷移を示す図である。図4のスイッチ
Sw1が,上記一対の電極123に対応する。上記半導
体メディアMが挿入されていないときには,上記スイッ
チSw1は開いている。このとき,図4に示すA点の電
位は,図5に示す如く,バッテリ電圧Vbat である。上
記半導体メディアMが挿入されると,上記スイッチSw
1は閉じられる。上記スイッチSw1が閉じられると,
一旦上記A点の電位は急激に低下する。低下した上記A
点の電位は,コンデンサC1が充電されるに連れて徐々
に上昇し,やがて上記バッテリ電圧Vbat が抵抗R1と
抵抗R2にて分圧された値に達する。このように一旦電
位を急激に低下させることにより形成されたパルスは,
インバートAND回路41に入力される。インバートA
ND回路41に上記パルスが入力されると,電源監視用
のRSラッチ42がセットされる。前記RSラッチ42
がセットされると,電源変換器43に作動指令が送出さ
れる。これにより,回路全体への電源供給が開始され,
上記マイコン11にも電圧Vccの電源が供給される。
尚,図4の回路例では,筐体に設けられるスイッチ18
が使用者により押圧されるなどしてスイッチ入力があっ
た場合と,上記半導体メディアMの装着があった場合と
をマイコン11に判別させることができる。このため
に,図4の回路例では,上記A点とマイコン11との間
にRSラッチ44が接続されている。上記半導体メディ
アMの装着によりスイッチSw1がオンされた場合,上
記A点に生じるパルスによって上記RSラッチ42がセ
ットされる他,上記RSラッチ44もセットされる。上
記RSラッチ44がセットされると,上記マイコン11
のI/O入力にパルスが入力される。一方,上記スイッ
チ18等によるスイッチ入力があった場合,上記インバ
ートAND回路41にパルスが入力されて,上記RSラ
ッチ42はセットされるが,上記RSラッチ44はセッ
トされない。即ち,上記マイコン11のI/O入力にパ
ルス入力があった場合に,上記半導体メディアMの装着
により上記RSラッチ42がセットされたと判別するこ
とが可能である。
【0018】上記マイコン11が起動されると,そのと
き上記半導体メディアMが上記挿入口121に挿入され
ているか否かの判別が行われる。上記スイッチ18等に
よるスイッチ入力によって上記RSラッチ42がセット
されたときなどは,使用者が上記半導体メディアMを装
着していない場合も考えられるので,この判別は必要で
ある。上記判別は,例えば上記A点の電圧が電源電圧V
ccであるか否かに基づいて行われる。上記A点の電圧が
上記電源電圧Vccである場合,上記スイッチSw1がオ
フされており,上記半導体メディアMが挿入されていな
いと判別される。一方,上記A点の電圧が上記電源電圧
ccでない場合,上記スイッチSw1はオンされてお
り,上記半導体メディアMも挿入されていると判別され
る。上記半導体メディアMが上記挿入口121に挿入さ
れていれば,上記半導体メディアMが既にフォーマット
されているか否かの判別が行われる。いま,上記半導体
メディアMが未使用のものであるとすると,上記マイコ
ン11により上記半導体メディアMのフォーマットが自
動的に開始される。尚,使用者がスイッチを押圧するな
どしてフォーマットを指示することも可能である。
【0019】上記マイコン11は,上記半導体メディア
Mのフォーマットを行う他,上記半導体メディアMに,
当該データ再生装置Pの固有情報(ID)等の装置情報
を記録する。この装置情報は,上記IDの他,当該デー
タ再生装置Pのリソース(CPU,最大クロック,搭載
メモリ,保有する再生プログラム,再生プログラムの使
用頻度,公開鍵等)に関する情報を含む。上記IDは,
例えば製造された全ての上記データ再生装置Pに対して
順次与えられたシリアル番号などである。上記IDは,
この他,各データ再生装置Pを一意に決定できる符号,
数等であればよい。上記保有する再生プログラムは,上
記データ再生装置Pが備える上記プログラムメモリ13
に記憶されている再生プログラムの種類等をいうもので
ある。上記プログラムメモリ13に記憶される再生プロ
グラムは,例えばNTTサイバースペース研究所(旧N
TTヒューマンインターフェース研究所)により開発さ
れたTwinVQなどの圧縮符号化形式に対応した復号化プロ
グラムである。上記再生プログラムの種類には,上記圧
縮符号化形式が相違するものの他,サンプリング周波数
が相違するものも含む。例えばサンプリング周波数が4
4kHzの再生プログラムと,サンプリング周波数が2
2kHzの再生プログラムとは別の種類として扱われる
ものとする。上記再生プログラムの使用頻度は,上記プ
ログラムメモリ13に記憶されている各再生プログラム
の使用頻度をいうものである。また,上記公開鍵に対応
する秘密鍵は当該装置一台にのみ記録される。上記秘密
鍵はデータとして保持されるよりも,ハードウェア的に
記録されていることが好ましい。尚,上記のような装置
情報のマイコン11による記録処理が,本発明のデータ
再生装置における装置情報記録手段に対応するものであ
る。
【0020】上記半導体メディアMのフォーマットが完
了すると,上記データ再生装置PのLCD19に表示さ
せるなどして,使用者にその旨が知らされる。使用者
は,自身の所有するデータ再生装置Pを用いて,上記の
ようにしてフォーマットされた上記半導体メディアM
を,上記データ供給装置Sに装着することにより,上記
データ供給装置Sから音楽ディジタルデータの供給を受
けることができる。ここで,図6に上記データ供給装置
によるデータ供給から上記データ再生装置によるデータ
再生までの流れを簡単に示す。上記データ供給装置S
に,フォーマット済の上記半導体メディアMが装着され
ると,上記データ再生装置Pと同様の機構により,その
装着が検知される。上記半導体メディアMの装着が検知
されると,上記データ供給装置Sのマイコン21が起動
される。上記マイコン21が起動されると,上記半導体
メディアMに記録されているはずの装置情報(公開鍵を
含む)が上記コネクタ22を介して読み出される(S6
01)。もし,フォーマットされていない上記半導体メ
ディアMが装着された場合には,その旨が上記データ供
給装置SのLCD24に表示され,データ供給処理は中
止される。尚,上記マイコン21による上記装置情報の
読み出し処理が,本発明におけるデータ供給装置の装置
情報検知手段に対応するものである。一方,上記半導体
メディアMに記録されている上記装置情報が上記マイコ
ン21に読み出されると,上記LCD24に,上記デー
タ供給装置Sの蓄積手段23に記録されている音楽ディ
ジタルデータのコンテンツ名が表示される。このとき,
コンテンツ名の他,当該コンテンツが圧縮符号化された
方式や,サンプリング周波数に応じた音質情報等も上記
LCD24に表示される。これらの情報は,一括して表
示される必要は必ずしもなく,コンテンツ名だけをまず
表示しておき,コンテンツ名が選択された後に,上記音
質情報等を表示するようにしてもよい。また,上記圧縮
符号化方式や,ジャンル等により分類した状態で上記コ
ンテンツ名を表示するようしてもよい。上記圧縮符号化
方式には,既述のTwinVQや,その他MP3,ATRAC
等の各種方式を用いることができる。上記音質情報につ
いては,サンプリング周波数を直接表示させるようにし
てもよいが,使用者の理解を促進するために,CDクオ
リティー,FMクオリティー等の表示を行ってもよい。
尚,上記蓄積手段23に記録されている音楽ディジタル
データは,単に線形PCM符号化が行われたものでもよ
いし,既に所定の圧縮符号化形式により圧縮符号化され
たものを用いてもよい。上記音楽ディジタルデータが上
記蓄積手段23に線形PCM符号化等の形式で記録され
ている場合には,上記データ再生装置Pに当該音楽ディ
ジタルデータを提供する際に,図示しないDSPを用い
て圧縮符号化の処理が行われる。一方,上記音楽ディジ
タルデータが予め圧縮符号化された状態で上記蓄積手段
23に記録される場合には,提供可能な圧縮符号化形式
の種類に応じた数だけ,同じ音楽ディジタルデータを上
記蓄積手段23に用意しておく必要がある。
【0021】また,上記データ供給装置Sの蓄積手段2
3に記録されている音楽ディジタルデータやその圧縮符
号化方式,音質情報等を全て上記LCD24に表示して
も構わないが,データ再生装置Pによって利用できない
ものも含まれている。そこで,上記半導体メディアMに
記録され上記マイコン21により検知された装置情報に
基づいて,上記マイコン21が利用可能な音楽ディジタ
ルデータ,圧縮符号化方式,音質情報等を判別し,上記
LCD24に表示するようにしてもよい。上記データ再
生装置Pが,例えばリソースの関係から比較的高いサン
プリング周波数での再生を行うことができないというこ
とが,上記装置情報に基づいて上記マイコン21により
判別された場合には,当該データ再生装置Pが再生可能
な音質情報等のみを表示するようにする。使用者は,こ
のようにして上記LCD24に表示されたこれらの情報
を基に,希望する音楽ディジタルデータのコンテンツ名
や,圧縮符号化形式,音質情報等の選択を行う。使用者
がボタンスイッチ25を押圧する等して選択した上記コ
ンテンツ名や,圧縮符号化形式,音質情報等の情報は,
上記マイコン21に送出される。上記コンテンツ名等の
情報が,上記マイコン21に供給されると,指定された
サンプリング周波数の圧縮符号化形式に対応した再生プ
ログラムが,当該半導体メディアMをフォーマットした
データ再生装置Pのプログラムメモリ13に記録されて
いるか否かが,上記装置情報に含まれる保有する再生プ
ログラムに基づいて判別される。当該半導体メディアM
をフォーマットしたデータ再生装置Pのプログラムメモ
リ13に,使用者が指定したサンプリング周波数の圧縮
符号化形式に対応した再生プログラムが記録されている
と上記マイコン21により判別された場合には,使用者
により指定されたコンテンツ名,圧縮符号化方式,音質
情報等に対応した音楽ディジタルデータが上記蓄積手段
23から読み出される。
【0022】上記蓄積手段23から音楽ディジタルデー
タが読み出されると,上記マイコン21では,当該音楽
ディジタルデータやその再生に必要な必要情報が例えば
上記装置情報に含まれる公開鍵を用いて施錠された状態
で,上記半導体メディアMに記録される(S602)。
上記再生に必要な必要情報には,上記圧縮符号化方式の
種類や,音質情報等の他,当該音楽ディジタルデータが
利用可能な期間などのデータも含まれる。上記期間を日
数で表したとき,レンタルであれば,当該音楽ディジタ
ルデータが記録された時刻と,その利用可能な日数が上
記半導体メディアMに記録される。また,当該音楽ディ
ジタルデータを使用者が購入する場合には,レンタルが
数年に相当する日数に及ぶことはほとんど考えられない
ので,レンタル日数に割り当てたデータの最大値を,無
期限として上記データ再生装置Pに判断させるようにす
る。これにより,レンタルの場合と,購入の場合とで同
じデータ形式を用いることができる。また,当該半導体
メディアMをフォーマットしたデータ再生装置Pのプロ
グラムメモリ13に使用者が指定したサンプリング周波
数の圧縮符号化形式に対応した再生プログラムが記録さ
れていないと上記マイコン21により判別された場合に
は,使用者により指定された音楽ディジタルデータの
他,対応する再生プログラムも,上記半導体メディアM
に記録される。このとき,必要に応じて当該半導体メデ
ィアMに記憶されている装置情報の保有する再生プログ
ラムが書き換えられる。尚,上記再生プログラム自体も
上記必要情報に含まれるものである。また,上記マイコ
ン21による上記再生プログラム等の判別処理が,本発
明におけるデータ供給装置の必要情報判別手段に対応
し,判別された上記必要情報を上記半導体メディアMに
記録する上記マイコン21による記録処理が,本発明に
おけるデータ供給装置の記録手段に対応する。
【0023】ところで,上記半導体メディアMがフラッ
シュメモリによるものである場合には,上記半導体メデ
ィアMに記録されたデータを消去する場合にはブロック
消去が行われることになる。このため,上記音楽ディジ
タルデータが複数の曲のデータを含む場合には,各曲の
データの先頭をブロックの先頭に設定するのが好まし
い。但し,このように各曲のデータの先頭をブロックの
先頭に設定すると,各ブロックの後方には,データが記
録されない領域が生じることになる。この領域は,一曲
分の音楽ディジタルデータを記録するほど大きくない
が,未使用のまま残されるため,全体として上記半導体
メディアMの記録容量を無駄にすることになる。そこ
で,本発明に係る上記データ供給装置Sでは,上記音楽
ディジタルデータや保有する再生プログラム等を上記半
導体メディアMに記録する場合に,その記録構造上,デ
ータが記録されない未使用領域が発生する場合には,そ
の未使用領域に使用者に宛てたメッセージ情報が記録さ
れる。即ち,上記マイコン21では,上記音楽ディジタ
ルデータが,上記半導体メディアMのブロックに応じて
分割され記憶されるが,このときの分割された各データ
の量と,各ブロックの大きさが比較され,両者の差から
各ブロックの未使用領域の容量が検出される。上記マイ
コン21では,上記検出された未使用領域の容量に応じ
た上記メッセージ情報が選択され,上記未使用領域に上
記メッセージ情報が記録される。上記メッセージ情報の
例としては,使用者が指定した音楽ディジタルデータと
同じ演奏者の他のデータに関する文字情報や,そのとき
に人気のある音楽ディジタルデータのランキング情報,
上記データ供給装置Sによって新しく供給される音楽デ
ィジタルデータに関する情報,その他,宣伝情報,公共
情報,観光情報,交通情報,その販売機が設置された地
域の情報などが挙げられる。これらのメッセージ情報
は,上記音楽ディジタルデータが記録されている蓄積手
段23に記録しておいてもよいし,他の記録手段に別個
に記録するようにしてもよい。また,付加するメッセー
ジ情報のジャンル等も上記LCD24に表示するように
して,使用者に上記メッセージ情報のジャンル等を選択
させるようにしてもよい。尚,上記マイコン21による
各データと未使用領域の比較による空き領域検出処理
が,本発明におけるデータ供給装置の空き領域検出手段
に対応する。また,上記検出された空き領域に基づい
て,上記マイコン21が上記メッセージ情報を上記未使
用領域に記録させる処理が,本発明におけるデータ供給
装置のメッセージ情報付加手段に対応する。
【0024】上記のようにして半導体メディアMに記録
された音楽ディジタルデータは,使用者が半導体メディ
アMを移動して上記データ再生装置Pに装着することに
より,上記データ再生装置Pにより再生される(S60
3)。上記データ再生装置Pによる再生処理も,使用者
によるボタン押圧により開始される他,上記半導体メデ
ィアMの装着に応じて自動的に行わせることが可能であ
る。上記データ再生装置Pにおいて,上記半導体メディ
アMをフォーマットする場合と同様に,上記半導体メデ
ィアMの挿入が検知され,マイコン11が起動される
と,上記マイコン11により,当該半導体メディアMに
音楽ディジタルデータが記録されているか否かが判別さ
れる。当該半導体メディアMに音楽ディジタルデータが
記録されている場合には,上記マイコン11により,上
記データ再生装置P内で保有されている秘密鍵を用い
て,公開鍵により施錠された状態で上記半導体メディア
Mに記録された音楽ディジタルデータ等が解読される
(S604)。上記秘密鍵により上記音楽ディジタルデ
ータ等が解読されると,上記半導体メディアMに記録さ
れている上記装置情報のIDが参照され,当該データ再
生装置PのIDと一致しているか否かが確認される(S
605)。上記半導体メディアMに記録されている上記
装置情報のIDと,当該データ再生装置PのIDとが一
致している場合には,さらに上記再生に必要な情報に含
まれるデータの利用期間などの条件が必要に応じて参照
された上で,その利用期間などの条件が満足されていれ
ば,上記データ再生装置Pによる再生処理が許可される
(S606)。一方,上記半導体メディアMに記録され
ている上記装置情報のIDと,当該データ再生装置Pの
IDとが一致していない場合には,上記データ再生装置
Pによる再生処理が許可されず,例えばその旨が上記デ
ータ再生装置PのLCD19に表示される(S60
7)。即ち,上記半導体メディアMに記録された音楽デ
ィジタルデータの再生は,当該データ再生装置Pにのみ
許可され,他のデータ再生装置Pに上記半導体メディア
Mが装着されても,許可されない。
【0025】上記データ再生装置のマイコンが起動し上
記再生処理の許可があった後の上記データ再生装置の動
作例を図7のフローチャートに示す。図7に示す如く,
上記再生処理の許可があると,上記マイコン11によ
り,上記半導体メディアMに,上記プログラムメモリ1
3に記録されている再生プログラムと異なる再生プログ
ラムがあるか否かが探索される(S701)。上記の探
索は,例えば上記半導体メディアMに記録されている再
生プログラムと上記プログラムメモリ13に記録されて
いる再生プログラムとを比較したり,上記データ供給装
置Sによって,上記半導体メディアMに記録されている
装置情報の再生プログラムの種類が書き換えられている
場合には,それを参照することにより行うことが可能で
ある。上記半導体メディアMに記録されている再生プロ
グラムと上記プログラムメモリ13に記録されている再
生プログラムとを直接比較する場合,上記プログラムメ
モリ13に記録されている再生プログラムを予め上記半
導体メディアMにも記録させておく必要が生じるが,上
記プログラムメモリ13から比較のために上記半導体メ
ディアMに転送される再生プログラムは,単に比較のた
めに用いられ,上記音楽ディジタルデータの再生には実
際には供されないので,上記半導体メディアMの容量を
無駄に使用することになる。このため,上記プログラム
メモリ13に既に記録されている再生プログラムについ
ては再生プログラムの実体を上記半導体メディアMに転
送せず,ダミーの情報のみを転送することにより,上記
半導体メディアMの容量を節約することができる。この
場合,使用者が複数の半導体メディアMを使用している
と,半導体メディアMの上記データ再生装置Pへの装着
の順序の違いにより,存在できない再生プログラムも発
生することになるから,これについては,再生プログラ
ムの実態が無いことを検出し,使用者に知らせ,マニュ
アルで,これを有するカードを装着させることで対応可
能である。
【0026】上記半導体メディアMに,上記プログラム
メモリ13に記録されているのとは異なる再生プログラ
ムが記録されていると上記マイコン11により判別が行
われた場合には,当該再生プログラムの容量と上記プロ
グラムメモリ13の空き容量が比較される。当該再生プ
ログラムの容量が上記プログラムメモリ13の空き容量
より小さい場合には,当該再生プログラムが上記半導体
メディアMから上記プログラムメモリ13に転送され
る。また,上記半導体メディアMに記録されている装置
情報の再生プログラムの種類を参照して,上記探索が行
われた場合には,上記転送された再生プログラムに対応
して,上記プログラムメモリ13に記録されている再生
プログラムの種類の情報が書き換えられる。一方,当該
再生プログラムの容量が上記プログラムメモリ13の空
き容量より大きい場合には,当該再生プログラムの容量
に応じた空き容量を確保するために,上記プログラムメ
モリ13に既に記録されていた再生プログラムの全部又
は一部が上記プログラムメモリ13から削除される(S
702)。このプログラムメモリ13から削除される再
生プログラムの選択は,例えば各再生プログラムの使用
頻度に応じて定められるプライオリティに基づいて行わ
れる。プライオリティの低い再生プログラムが,上記プ
ログラムメモリ13から削除され上記プログラムメモリ
13の空き容量が確保されると,上記半導体メディアM
に記録されていた再生プログラムが上記プログラムメモ
リ13に転送される(S703)。そして,このような
再生プログラムの転送処理が,上記半導体メディアMに
記録されている異なる再生プログラムが無くなるまで繰
り返される。尚,上記半導体メディアMに記録されてい
る再生プログラムの探索から始まる上記再生プログラム
の上記プログラムメモリ13への転送処理は,必ずしも
必要がない場合もある。例えば上記半導体メディアMが
装着されたままの状態で,上記データ再生装置Pの電源
がオフされた場合などでは,使用者がスイッチ18等を
用いたことによるスイッチ入力をもとに上記マイコン1
1に電源が供給されることになるが,上記図5に示した
回路構成では,電源供給が装着によるものかスイッチ入
力によるものかが判別可能であるから,上記スイッチ入
力によるものの場合には,上記再生プログラムの転送処
理を省略するようにしてもよい。これにより,起動時の
処理を軽減し処理時間の短縮化,省電力化を図ることが
できる。また,上記のようにして上記半導体メディアM
に記録されている再生プログラムを探索したり,公開鍵
や音楽ディジタルデータの利用期間,他の装置情報を参
照する処理は,上記マイコン11の制御によって行われ
るが,この上記マイコン11によって実現される機能
が,本発明における必要情報取得手段に相当する。さら
に,上記再生プログラムの探索の結果,上記再生プログ
ラムを上記半導体メディアMから上記プログラムメモリ
13に転送したり,上記必要情報に基づく他の再生に必
要な環境を整える処理が,本発明における自動設定手段
に相当する。
【0027】そして,上記半導体メディアMに供給され
た新しい音楽ディジタルデータを再生する場合に必要
な,再生プログラムが上記プログラムメモリ13に転送
されると,自動的に又は使用者のボタン押圧などの指示
により,上記音楽ディジタルデータの再生処理が行われ
る。即ち,上記半導体メディアMに記録されていた音楽
ディジタルデータが,コネクタ12を介して,マイコン
11により読み出されると,それに応じた再生プログラ
ムがマイコン11の制御に従ってDSP14に読み出さ
れ,そのDSP14に音楽ディジタルデータが適時供給
される。再生プログラムの選択は,マイコン11が上記
半導体メディアMから当該音楽ディジタルデータの圧縮
符号化方式を参照することにより自動的に行われるた
め,再生時に使用者が必要な作業が軽減される。もちろ
ん,圧縮符号化方式が同じであってサンプリング周波数
が異なる場合などでは,使用者が選択可能なように上記
LCD19に利用可能な再生プログラムを表示して,使
用者に選択させるようにしてもよいし,マイコン11が
自己のリソースを判断して適当なものを選択するように
してもよい。そして,上記DSP14では,上記読み出
された再生プログラムを用いて上記音楽ディジタルデー
タの復号化処理が行われる。上記DSP14により復号
化された音楽ディジタルデータは,DAC15に供給さ
れ,アナログ電気信号に変換される。前記アナログ電気
信号は,アンプ16により増幅された後,イヤホン17
やスピーカ等の電気音響変換器に供給される。そして,
イヤホン17によって音響信号に変換され,音楽として
使用者の耳に出力される。また,上記再生処理に合わせ
て,又は独立して上記半導体メディアMに記録されてい
るメッセージ情報も上記マイコン11に読み出される。
上記マイコン11に読み出された上記メッセージ情報
は,上記マイコン11の制御に従って,上記LCD19
に表示されたり,上記DSP14により音声に変換さ
れ,上記DAC15,アンプ16,イヤホン17を介し
て音声として出力される。
【0028】このように,本発明の一実施の形態に係る
データ再生装置,データ供給装置,及びデータ供給シス
テムによれば,音楽ディジタルデータを半導体メディア
を介してデータ供給装置からデータ再生装置に供給する
場合に,まず上記データ再生装置側で当該装置に関する
装置情報が上記半導体メディアに記録され,次に上記デ
ータ供給装置側で当該半導体メディアに記録されている
装置情報が検知され,続いて上記検知された装置情報に
基づいて,使用者により指定された音楽ディジタルデー
タを当該データ再生装置上で再生するのに必要な必要情
報が判別された後,上記判別された必要情報が上記音楽
ディジタルデータとともに当該半導体メディアに記録さ
れ,次に上記データ再生装置において,当該半導体メデ
ィアに記録された必要情報が取得され,上記取得された
必要情報に基づいて,上記音楽ディジタルデータを再生
するのに必要が環境が自動的に設定されるため,使用者
が,圧縮符号化方式や不正複写防止のための暗号等を強
く意識することなく上記音楽ディジタルデータの供給を
受けることができる,安価に利用可能なデータ再生装
置,データ供給装置,及びデータ供給システムを提供す
ることができる。さらに,上記データ供給装置におい
て,予め上記半導体メディアに記録された装置情報に含
まれる再生プログラムの種類に基づいて,再生に必要な
再生プログラムの追加記録の有無が判別され,上記デー
タ再生装置において,再生プログラムの使用頻度などの
プライオリティに基づいて上記追加記録された再生プロ
グラムがプログラムメモリに転送されるため,上記プロ
グラムメモリの容量が大きくない場合でも,様々な圧縮
符号化方式に対応した再生処理を行うことが可能とな
る。尚,上記の実施の形態では,ディジタルデータの一
例として,音楽ディジタルデータを扱ったが,これに限
られるものではなく,映像のディジタル信号や文字デー
タを再生したり,供給したりするデータ再生装置,デー
タ供給装置,データ供給システムに本発明を適用するこ
とも可能である。また,上記実施の形態では,半導体メ
ディアMの装着が検知可能な回路として,スイッチ入力
と装着との判別も可能な図4の回路を例に挙げたが,こ
れに限られるものではなく,例えば装着検知のみの図8
のような回路を用いて,構成を簡素化するようにしても
よい。図8の回路も,上記半導体メディアMの挿入検知
についてはほぼ同様の構成である。即ち,図8の回路に
おいても,上記半導体メディアMが挿入されていないと
きには,上記スイッチSw1は開いている。このとき,
図8に示すA点の電位は,図5に示す如く,バッテリ電
圧Vbat である。上記半導体メディアMが挿入される
と,上記スイッチSw1は閉じられる。上記スイッチS
w1が閉じられると,一旦上記A点の電位は急激に低下
する。低下した上記A点の電位は,コンデンサC1が充
電されるに連れて徐々に上昇し,やがて上記バッテリ電
圧Vbat が抵抗R1と抵抗R2にて分圧された値に達す
る。このように一旦電位を急激に低下させることにより
形成されたパルスは,RSラッチ42に供給され,上記
RSラッチ42がセットされる。上記RSラッチ42が
セットされると,電源変換器43に作動指令が送出され
る。これにより,回路全体への電源供給が開始され,上
記マイコン11にも電圧Vccの電源が供給される。
【0029】
【発明の効果】以上説明した通り,上記請求項1〜6の
いずれか1項に記載のデータ再生装置によれば,例えば
音楽データや文字データなどのディジタルデータを記録
するための半導体メディアなどの記録媒体に,予め当該
装置の固有情報や,保持されている再生プログラムの種
類等を含む装置情報が書き込まれ,実際に上記ディジタ
ルデータを再生するときには,上記記録媒体にディジタ
ルデータが供給される際に上記装置情報に基づいて定め
られた必要情報が取得され,取得された装置情報に基づ
いて上記ディジタルデータを再生するのに必要な環境が
自動的に設定されるため,利用者が圧縮符号化方式や不
正複写防止のための暗号等を強く意識することなく上記
ディジタルデータを再生することができる安価なデータ
再生装置を提供することができる。また,上記請求項7
〜11のいずれか1項に記載のデータ供給装置によれ
ば,例えば音楽データや文字データなどのディジタルデ
ータを半導体メディアなどの記録媒体に記録する場合
に,当該記録媒体に予め記録されているデータ再生装置
に関する装置情報が検知され,前記検知された装置情報
に基づいて,使用者により指定されたディジタルデータ
を当該データ再生装置上で再生するのに必要な必要情報
が判別され,上記判別された必要情報が上記ディジタル
データとともに当該記録媒体に記録されるため,使用者
が,圧縮符号化方式や不正複写防止のための暗号等を強
く意識することなく上記ディジタルデータの供給を受け
ることができるデータ供給装置を提供することができ
る。また,上記請求項12〜19のいずれか1項に記載
のデータ供給装置によれば,例えば音楽データや文字デ
ータなどのディジタルデータを半導体メディアなどの記
録媒体を介してデータ供給装置からデータ再生装置に供
給する場合に,まず上記データ再生装置側で当該装置に
関する装置情報が上記記録媒体に記録され,次に上記デ
ータ供給装置側で当該記録媒体に記録されている装置情
報が検知され,続いて上記検知された装置情報に基づい
て,使用者により指定されたディジタルデータを当該デ
ータ再生装置上で再生するのに必要な必要情報が判別さ
れた後,上記判別された必要情報が上記ディジタルデー
タとともに当該記録媒体に記録され,次に上記データ再
生装置において,当該記録媒体に記録された必要情報が
取得され,上記取得された必要情報に基づいて,上記デ
ィジタルデータを再生するのに必要が環境が自動的に設
定されるため,使用者が,圧縮符号化方式や不正複写防
止のための暗号等を強く意識することなく上記ディジタ
ルデータの供給を受けることが可能で,安価に利用可能
なデータ供給システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るデータ再生装置
の概略構成を示す機能ブロック図。
【図2】 本発明の一実施の形態に係るデータ供給装置
の概略装置を示す機能ブロック図。
【図3】 半導体メディアの挿入検知を行う機構を説明
するための図。
【図4】 半導体メディアの挿入検知を行うための判別
回路。
【図5】 上記判別回路における所定の点の電位変化の
様子を説明するための図。
【図6】 上記データ供給装置から上記データ再生装置
に半導体メディアを介してディジタルデータを供給する
際の流れを簡単に説明するフローチャート。
【図7】 上記データ再生装置において,上記半導体メ
ディアから再生プログラムをプログラムメモリに転送す
る場合の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】 上記判別回路の他例を示す図。
【符号の説明】
11,21…マイコン 12,22…コネクタ 13…プログラムメモリ 14…DSP 18,25…スイッチ 19,24…LCD 23…蓄積手段 P…データ再生装置 S…データ供給装置 M…半導体メディア
フロントページの続き (72)発明者 下田 敏章 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 高橋 哲也 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 西元 善郎 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 Fターム(参考) 5D044 AB05 BC10 CC08 DE42 DE49 DE50 FG18 GK12 GK17

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱可能な記録媒体に記録されたディジ
    タルデータを再生するデータ再生装置において,上記記
    録媒体に当該装置に関する装置情報を予め記録する装置
    情報記録手段と,上記装置情報記録手段により記録され
    た装置情報に基づくものであって,上記ディジタルデー
    タを当該装置上で再生するのに必要な必要情報を,上記
    ディジタルデータが記録された上記記録媒体から取得す
    る必要情報取得手段と,上記必要情報取得手段により取
    得された必要情報に基づいて,上記ディジタルデータを
    再生するのに必要な環境を自動的に設定する自動設定手
    段とを具備してなることを特徴とするデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 上記ディジタルデータを再生するための
    再生プログラムを1つ又は複数記憶する書き込み可能な
    記憶手段を備え,上記装置情報記録手段が,当該装置の
    記憶手段に記憶された再生プログラムに関する情報を含
    む装置情報を上記記録媒体に記録し,上記必要情報取得
    手段が,上記記録媒体に記録された必要情報に含まれる
    再生プログラムに関する情報を取得し,上記自動設定手
    段が,上記必要情報取得手段により取得された再生プロ
    グラムに関する情報に基づいて,上記記憶手段に上記デ
    ィジタルデータに対応する再生プログラムを転送してな
    る請求項1に記載のデータ再生装置。
  3. 【請求項3】 上記記録媒体が装着されると,上記記録
    媒体の装着を検知して,装置の電源を投入し,上記装置
    情報記録手段,又は上記必要情報取得手段及び上記自動
    設定手段を起動してなる請求項1又は2に記載のデータ
    再生装置。
  4. 【請求項4】 上記装置情報が装置固有の固有情報を含
    むものであって,上記固有情報に基づいて上記ディジタ
    ルデータの再生について許可・制限を制御してなる請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のデータ再生装置。
  5. 【請求項5】 上記記録媒体が半導体メディアである請
    求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ再生装置。
  6. 【請求項6】 上記ディジタルデータが,音楽データ及
    び文字データのいずれか一方又は両方である請求項1〜
    5のいずれか1項に記載のデータ再生装置。
  7. 【請求項7】 ディジタルデータを再生するデータ再生
    装置から取り外された記録媒体に,使用者により指定さ
    れたディジタルデータを供給するデータ供給装置におい
    て,上記記録媒体に予め記録された上記データ再生装置
    に関する装置情報を検知する装置情報検知手段と,上記
    装置情報検知手段により検知された上記装置情報に基づ
    いて,上記指定されたディジタルデータを当該データ再
    生装置上で再生するのに必要な必要情報を判別する必要
    情報判別手段と,上記指定されたディジタルデータが供
    給される上記記録媒体に上記必要情報判別手段により判
    別された必要情報を記録する記録手段とを具備してなる
    ことを特徴とするデータ供給装置。
  8. 【請求項8】 上記記録媒体が装着されると,装着を検
    知して,装置の電源を投入し,上記装置情報検知手段,
    必要情報判別手段,及び記録手段を起動してなる請求項
    7に記載のデータ供給装置。
  9. 【請求項9】 上記ディジタルデータ及び装置情報が記
    録されていない上記記録媒体の空き領域を検出する空き
    領域検出手段と,上記空き領域検出手段により検出され
    た上記空き領域に応じて,使用者に宛てたメッセージ情
    報を付加するメッセージ情報付加手段とを具備してなる
    請求項7又は8に記載のデータ供給装置。
  10. 【請求項10】 上記記録媒体が半導体メディアである
    請求項7〜9のいずれか1項に記載のデータ供給装置。
  11. 【請求項11】 上記ディジタルデータが,音楽データ
    及び文字データのいずれか一方又は両方である請求項7
    〜10のいずれか1項に記載のデータ供給装置。
  12. 【請求項12】 着脱可能な記録媒体に記録されたディ
    ジタルデータを再生するデータ再生装置と,使用者によ
    り指定されたディジタルデータを上記記録媒体に供給す
    るデータ供給装置とを具備してなるデータ供給システム
    において,上記データ供給装置が,上記記録媒体に予め
    記録された上記データ再生装置に関する装置情報を検知
    する装置情報検知手段と,上記装置情報検知手段により
    検知された上記装置情報に基づいて,上記指定されたデ
    ィジタルデータを当該データ再生装置上で再生するのに
    必要な必要情報を判別する必要情報判別手段と,上記指
    定されたディジタルデータが供給された上記記録媒体に
    上記必要情報判別手段により判別された必要情報を記録
    する記録手段とを具備し,上記データ再生装置が,上記
    記録手段により記録された上記必要情報を上記記録媒体
    から取得する必要情報取得手段と,上記必要情報取得手
    段により取得された上記必要情報に基づいて,同じ記録
    媒体に供給された上記指定されたディジタルデータを再
    生するのに必要な環境を自動的に設定する自動設定手段
    とを具備してなることを特徴とするデータ供給システ
    ム。
  13. 【請求項13】 上記データ再生装置が,上記記録媒体
    に供給されたディジタルデータを再生するための再生プ
    ログラムを1つ又は複数記憶する書き込み可能な記憶手
    段を備えるものであって,上記装置情報に当該データ再
    生装置の上記記憶手段に記憶された再生プログラムに関
    する情報が含まれ,上記データ供給装置の上記必要情報
    判別手段が,上記記録媒体に記録された装置情報に基づ
    いて,当該データ再生装置の上記記憶手段に,上記指定
    されたディジタルデータに対応する再生プログラムが記
    憶されているか否かを判別し,上記必要情報判別手段に
    より上記指定されたディジタルデータに対応する再生プ
    ログラムが当該データ再生装置の上記記憶手段に記憶さ
    れていないとの判別があった場合には,上記記録手段
    が,少なくとも上記指定されたディジタルデータに対応
    する再生プログラムを上記記録媒体に記録してなる請求
    項12に記載のデータ供給システム。
  14. 【請求項14】 上記データ再生装置に上記記録媒体が
    装着されると,当該データ再生装置が,上記記録媒体の
    装着を検知して電源を投入して,上記必要情報取得手段
    及び上記自動設定手段を起動し,上記必要情報取得手段
    により上記必要情報が上記記録媒体から取得されると,
    上記自動設定手段が,上記必要情報に基づいて,上記記
    録媒体に記録された再生プログラムを上記記憶手段に転
    送してなる請求項13に記載のデータ供給システム。
  15. 【請求項15】 上記装置情報が装置固有の固有情報を
    含むものであって,上記固有情報に基づいて上記データ
    再生装置による上記ディジタルデータの再生について許
    可・制限を制御してなる請求項12〜14のいずれか1
    項に記載のデータ供給システム。
  16. 【請求項16】 上記データ供給装置に上記記録媒体が
    装着されると,上記データ供給装置が,装着を検知して
    電源を投入し,上記装置情報検知手段,上記必要情報判
    別手段,及び上記記録手段を起動してなる請求項12〜
    15のいずれか1項に記載のデータ供給システム。
  17. 【請求項17】 上記データ供給装置が,上記ディジタ
    ルデータ及び装置情報が記録されていない上記記録媒体
    の空き領域を検出する空き領域検出手段と,上記空き領
    域検出手段により検出された上記空き領域に応じて,使
    用者に宛てたメッセージ情報を付加するメッセージ情報
    付加手段とを具備してなる請求項12〜16のいずれか
    1項に記載のデータ供給システム。
  18. 【請求項18】 上記記録媒体が半導体メディアである
    請求項12〜17のいずれか1項に記載のデータ供給シ
    ステム。
  19. 【請求項19】 上記ディジタルデータが,音楽データ
    及び文字データのいずれか一方又は両方である請求項1
    2〜18のいずれか1項に記載のデータ供給システム。
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