JP2001003601A - カバー付き鉄塔 - Google Patents

カバー付き鉄塔

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JP2001003601A
JP2001003601A JP11179236A JP17923699A JP2001003601A JP 2001003601 A JP2001003601 A JP 2001003601A JP 11179236 A JP11179236 A JP 11179236A JP 17923699 A JP17923699 A JP 17923699A JP 2001003601 A JP2001003601 A JP 2001003601A
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JP
Japan
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tower
bolt holes
bolt
steel truss
connecting bolt
Prior art date
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Pending
Application number
JP11179236A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Okada
英幸 岡田
Koji Miyahara
幸二 宮原
Hiroshi Harada
博志 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Japan Steel Tower Co Ltd JST
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Japan Steel Tower Co Ltd JST
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Publication date
Application filed by Chubu Electric Power Co Inc, Japan Steel Tower Co Ltd JST filed Critical Chubu Electric Power Co Inc
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲環境に調和できる外観を有すると共に、
相対的に細長い塔状架構物のたわみを軽減することので
きるカバー付き鉄塔を提供する。 【解決手段】 塔状架構物の架空部分の堅い感じや機械
的な感じのトラス構造を化粧外皮で覆い、周囲環境に調
和させる。上方および下方ボルト穴間の間隔を下方およ
び上方連結ボルト穴間の間隔から全ボルトクリアランス
を減じた長さに選定して、連結ボルトの連結ボルト穴内
での移動を内バットアングルおよび添接板によって制限
し、たわみを軽減する。上方鉄骨トラス構造体に取り付
けられた内バットアングルおよび添接板は、連結ボルト
穴の全ボルトクリアランス分だけ下方に移動すること
で、下方鉄骨トラス構造体の連結ボルト穴と内バットア
ングルおよび添接板のボルト穴が同一位置となり、下方
連結ボルトは通常通りにボルトクリアランスを保って取
り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送電鉄塔等のよう
な基礎上に複数の鉄骨トラス構造体を高さ方向に連結す
ることにより立設された塔状架構物に関し、特に、トラ
ス構造が剥き出しになるのを回避できる相対的に細い塔
状架構物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、この種の塔状架構物は、その
組立の容易性や建設費の節約等の観点から、型鋼材を複
雑に交差して組み合わせられたトラス構造のものが用い
られている。しかしながら、このようなトラス構造の塔
状架構物は、複雑に組み合わされた型鋼材が剥き出しと
なった構造のため、観者に堅い感じや機械的な感じを与
えるものであった。
【0003】この問題を解決するため、本出願人の一人
が提案した実用新案登録第3022359号では、基礎
上に複数の鉄骨トラス構造体を高さ方向に連結すること
により立設された塔状架構物の架空部分の下部外周を、
ステンレス製の円筒体または多面体で同心円状に囲繞す
ることによって鉄塔に美観性を付与している。しかしな
がら、この鉄塔は、一般的な送電鉄塔に比べて相対的に
細長い形状で形成されるため、たわみが大きくでる欠点
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、周囲
環境に調和できる外観を有すると共に、相対的に細長い
塔状架構物におけるたわみの発生を軽減することができ
るカバー付き鉄塔を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるカバー付き
鉄塔は、基礎上に複数の鉄骨トラス構造体を高さ方向に
連結することにより立設された相対的に細長い塔状架構
物と、該塔状架構物における架空部分の少なくとも下部
外周を本質的に同心円状に囲繞するように設けられた円
筒体または多面体の化粧外皮とから構成される。そし
て、相互に隣接する上方および下方鉄骨トラス構造体間
は内バットアングルおよび添接板を介して連結される。
内バットアングルおよび添接板には、上方および下方連
結ボルトをそれぞれ受容するための上方および下方ボル
ト穴がそれぞれ設けられており、これらの上方および下
方ボルト穴間の間隔は、対応する下方および上方連結ボ
ルト穴間の間隔から少なくとも一方の連結ボルト穴にお
ける全ボルトクリアランスを減じた長さに選定されてい
る。
【0006】塔状架構物における架空部分の少なくとも
下部外周が化粧外皮で覆われていることにより、観者に
堅い感じや機械的な感じを与えるトラス構造の部分が隠
されて、周囲環境に調和することができる。また、上方
および下方ボルト穴間の間隔を下方および上方連結ボル
ト穴間の間隔から全ボルトクリアランスを減じた長さに
選定してあることにより、暴風等の外的要因によって連
結ボルトが連結ボルト穴内でボルトクリアランスに応じ
た移動を行おうとしても、内バットアングルおよび添接
板によってその移動を制限される。そのため、上方およ
び下方鉄骨トラス構造体間の間隔が暴風などによって増
減されることはなく、それにより、たわみの発生を軽減
することができる。また、鉄塔組立時、上方鉄骨トラス
構造体に内バットアングルおよび添接板を取り付ける
と、内バットアングルおよび添接板が上方鉄骨トラス構
造体の連結ボルト穴の位置に対して全ボルトクリアラン
ス分だけ下方に移動することにより、下方鉄骨トラス構
造体上に取り付けるとき、下方鉄骨トラス構造体の連結
ボルト穴の位置と内バットアングルおよび添接板のボル
ト穴の位置とが同一位置となり、ボルトクリアランスを
保って通常通りに下方連結ボルトを取り付けることがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例によるカ
バー付き鉄塔の概要を示す図で、基礎B上に複数の鉄骨
トラス構造体1を高さ方向に連結することにより立設さ
れた塔状架構物Cと、塔状架構物Cにおける架空部分の
下部外周を本質的に同心円状に囲繞するように設けられ
た円筒体または多面体の化粧外皮Sとから構成される。
塔状架構物Cは、周囲環境との調和を必要とする鉄塔設
置場所の建設用地が狭い等の観点から、一般的な送電鉄
塔に比べて相対的に細長い形状で形成される。
【0008】相互に隣接する上方および下方鉄骨トラス
構造体1aおよび1b間は、図2おび3に示すように、
内バットアングル2および添接板3を介して連結され
る。内バットアングル2および添接板3は、上方および
下方鉄骨トラス構造体1aおよび1bにそれぞれ設けら
れた下方および上方連結ボルト穴4aおよび4bと、内
バットアングル2および添接板3にそれぞれ設けられた
上方および下方ボルト穴5a,5cおよび5b,5dと
をそれぞれ相互に合致させ、相互に合致した穴に上方お
よび下方連結ボルト6aおよび6bをそれぞれ挿通して
ナットと螺合させることにより連結される。
【0009】ここにおいて、内バットアングル2および
添接板3の上方および下方ボルト穴5a,5cおよび5
b,5d間の間隔D1は、図4に示すように、対応する
上方および下方鉄骨トラス構造体1aおよび1bの下方
および上方連結ボルト穴4aおよび4b間の間隔D2に
対して、一方の連結ボルト穴における全ボルトクリアラ
ンスdを減じた長さに選定されている。
【0010】上述の如く構成される本発明のカバー付き
鉄塔は、上方鉄骨トラス構造体1aの下方連結ボルト穴
4aに内バットアングル2の上方ボルト穴5aおよび添
接板3の上方ボルト穴5cを合致させ、上方連結ボルト
6aによって内バットアングル2および添接板3を上方
鉄骨トラス構造体1aに仮止めした後、上方鉄骨トラス
構造体1aを吊り上げて下方鉄骨トラス構造体1bの上
に載せて結合することにより組み立てられる。
【0011】このとき、上方連結ボルト6aがその自重
によって下方連結ボルト穴4a内をそのボルトクリアラ
ンス分だけ下方へ移動すると共に、内バットアングル2
および添接板3もまたそれらの自重によって上方ボルト
穴5aおよび5cのボルトクリアランス分だけ下方へ移
動し、上方連結ボルト6aに当ってその位置に保持され
る。換言すると、上方連結ボルト6aは、下方連結ボル
ト穴4aの中心位置から、上方連結ボルト6aに対する
下方連結ボルト穴4aの全ボルトクリアランスdの半分
だけ下方へ移動すると共に、内バットアングル2および
添接板3もまた、上方連結ボルト6aに対する中心位置
から、上方連結ボルト6aに対する上方ボルト穴5aお
よび5cの全ボルトクリアランスdの半分だけ下方へ移
動する。
【0012】かくして、内バットアングル2および添接
板3の上方ボルト穴5aおよび5cの位置が上方鉄骨ト
ラス構造体1aの下方連結ボルト穴4aの位置に対して
全ボルトクリアランスdだけ下方へ移動する一方、上方
および下方ボルト穴5a,5cおよび5b,5d間の間
隔D1を、下方および上方連結ボルト穴4aおよび4b
間の間隔D2から全ボルトクリアランスdを減じた長さ
に選定していることにより、下方鉄骨トラス構造体1b
の上方連結ボルト穴4bと内バットアングル2の下方ボ
ルト穴5bと添接板3の下方ボルト穴5dとは同一中心
線上に位置することになるため、通常通りにボルトクリ
アランスを保って下方連結ボルト6bを取り付けること
ができる。
【0013】一方、下方鉄骨トラス構造体1bの上方連
結ボルト穴4bと内バットアングル2の下方ボルト穴5
bと添接板3の下方ボルト穴5dとの位置関係は、前述
したように、通常通りの下方連結ボルト6bの取付け作
業を行えるように同一中心線上に位置するのが望ましい
が、鉄塔のたわみをより一層効果的に軽減するために
(作業性は少々悪くはなるが)、上方連結ボルト穴4b
に対して下方ボルト穴5bおよび5dも全ボルトクリア
ランスdだけ上方ボルト穴5aおよび5c方向へ変位す
るように形成することも可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、塔状架構物Cにおける
架空部分の下部外周を化粧外皮Sで覆うことにより、観
者に堅い感じや機械的な感じを与えることを回避でき、
周囲環境に調和した外観を得ることができる。また、上
方および下方ボルト穴5a.5cおよび5b,5d間の
間隔D1が下方および上方連結ボルト穴4aおよび4b
間の間隔D2から全ボルトクリアランスdを減じた長さ
であることにより、連結ボルト6a6bが連結ボルト穴
4a,4b内でボルトクリアランスに応じた移動を行お
うとしても、内バットアングル2および添接板3によっ
てその移動を制限され、暴風等によって本鉄塔のたわみ
を軽減することができる。
【0015】また、鉄塔組立時、上方鉄骨トラス構造体
1aに内バットアングル2および添接板3を取り付けた
後に上方鉄骨トラス構造体1aを下方鉄骨トラス構造体
1b上に取り付けることにより、内バットアングルおよ
び添接板が上方鉄骨トラス構造体の連結ボルト穴の位置
に対して全ボルトクリアランス分だけ下方に移動した状
態になるため、下方鉄骨トラス構造体の連結ボルト穴4
bと内バットアングルおよび添接板の下方ボルト穴5
b,5dとが同一位置となり、通常の作業通り、下方連
結ボルト6bを、所定のボルトクリアランスを保って取
り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例によるカバー付き鉄塔を示す
部分断面立面図である。
【図2】 図1に示す鉄塔の要部を示す拡大部分図であ
る。
【図3】 図2の線III−IIIに沿った端面図である。
【図4】 図2に示す要部におけるボルト穴とボルトの
位置関係を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 鉄骨トラス構造体 2 内バットアングル 3 添接板 4a,4b 連結ボルト穴 5a,5b,5c,5d ボルト穴 6a,6b 連結ボルト B 基礎B C 塔状架構物 D1 ボルト穴間の間隔 D2 連結ボルト穴間の間隔 d 全ボルトクリアランス S 化粧外皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮原 幸二 名古屋市東区東新町1番地 中部電力株式 会社内 (72)発明者 原田 博志 東京都江東区新砂一丁目6番27号 日本鉄 塔工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎上に複数の鉄骨トラス構造体を高さ
    方向に連結することにより立設された相対的に細長い塔
    状架構物と、該塔状架構物における架空部分の少なくと
    も下部外周を本質的に同心円状に囲繞するように設けら
    れた円筒体または多面体の化粧外皮とから構成され、相
    互に隣接する上方および下方鉄骨トラス構造体間は内バ
    ットアングルおよび添接板を介して連結されるカバー付
    き鉄塔であって、内バットアングルおよび添接板には上
    方および下方連結ボルトをそれぞれ受容するための上方
    および下方ボルト穴がそれぞれ設けられ、該上方および
    下方ボルト穴間の間隔は対応する下方および上方連結ボ
    ルト穴間の間隔から少なくとも一方の連結ボルト穴にお
    ける全ボルトクリアランスを減じた長さに選定されてい
    ることを特徴とするカバー付き鉄塔。
JP11179236A 1999-06-25 1999-06-25 カバー付き鉄塔 Pending JP2001003601A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101906896A (zh) * 2010-07-23 2010-12-08 中国电力工程顾问集团华北电力设计院工程有限公司 750kv变电构架结构
WO2022042263A1 (zh) * 2020-08-31 2022-03-03 江苏神马电力股份有限公司 一种变电构架
CN115126327A (zh) * 2022-04-13 2022-09-30 中国能源建设集团广东省电力设计研究院有限公司 一种输电铁塔角钢加固装置

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