JP2001002036A

JP2001002036A - ラベル供給取付装置

Info

Publication number: JP2001002036A
Application number: JP11173790A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Yukimura; 克巳幸村
Original assignee: Toppan Label Co Ltd
Current assignee: Toppan Infomedia Co Ltd
Priority date: 1999-06-21
Filing date: 1999-06-21
Publication date: 2001-01-09

Abstract

(57)【要約】【課題】タグ状のラベルの供給のための構造に手間がか
からず且つラベルの容器首部への取付が確実に行えるラ
ベル供給取付装置を提供すること。【解決手段】ラベル取出搬送手段３３で取り出されて搬
送されるラベル３０がラベル取付位置近傍まで搬送され
たのをラベル検出センサーＳで検出させて、ラベル取出
搬送手段３３を停止させる一方、容器搬送手段１で搬送
される容器２３をラベル取付位置の手前で停止させた
後、この容器搬送手段１とラベル取出搬送手段３３を同
期駆動させて、容器搬送手段１でラベル取付位置まで搬
送される容器２３の首部２３ａをラベル都立池位置まで
搬送されるラベル３０のネック挿通孔３０ａに挿通させ
る制御回路５３を備えるラベル供給取付装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、積層されたラベ
ルを一枚づつ取り出して容器の首部に取り付けるラベル
供給取付装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば商品のキャンペーン等を行
う場合、キャンペーンの内容が記載されたタグ状のラベ
ルを用意して、このラベルをＰＥＴボトルやビン等の容
器の首部に取り付け、このラベルが取り付けられた容器
を商品棚に陳列し販売することが行われている。

【０００３】このラベルの容器首部への取り付を手作業
で行うと手数がかかるので、ラベルを容器の首部に自動
的に取り付けるラベル取付装置が考えられている。

【０００４】例えば、実用新案登録第２５１３２６５号
公報や特開平８−８５５２７号公報に開示されたラベル
取付装置では、ネック挿通孔が設けられた多数のラベル
を帯状材又は帯状の台紙に一定のピッチで剥離可能に仮
接着したロールを用意して、このロールから帯状材又は
台紙を繰り出しながら、ラベルを剥離手段で帯状材又は
台紙から一づつ剥離すると共に、その剥離位置に容器を
搬送手段で供給して、容器の首部を剥離されたラベルの
ネック挿通孔に挿通することにより、ラベルを容器の首
部に取り付ける様にしている。

【０００５】また、実用新案登録２５００６００号公報
に開示された装置では、ネック挿通孔が設けられた多数
のラベルを上下に延びるラベルストッカ内に積層して配
設すると共に、複数のラベル嵌着溝が上面に周方向に所
定角度ごとに形成された水平な回転テーブルをラベルス
トッカの下方に配設して、この回転テーブルを所定角度
ごとに間欠的に回転駆動制御することにより、この回転
テーブルの複数のラベル嵌着溝の一つを回転テーブルの
停止位置でラベルストッカの下端に臨ませて、積層され
たラベルの最下端のものの基部をラベル嵌着溝に嵌合さ
せる様にしている。

【０００６】しかも、この装置では、回転テーブルを所
定角度ごとに間欠的に回動制御することにより、ラベル
嵌着溝に基部が嵌着されたラベルをラベル取付位置まで
移動させて、この位置でラベルの基部を押さえ手段で押
さえると共に、ラベルの先端部を保持板等で下方に曲げ
る一方、このラベルの位置に容器を搬送手段で移動させ
て、容器の首部を容器のネック挿通孔に挿通することに
より、ラベルを容器の首部に取り付けるようにしてい
る。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実用新
案登録第２５１３２６５号公報や特開平８−８５５２７
号公報に開示されたラベル取付装置では、ラベルを帯状
材又は帯状の台紙に剥離可能に仮接着したロールを用意
する必要があるため、このロールを用意する分だけ手間
がかかるものであった。

【０００８】また、実用新案登録２５００６００号公報
に開示された装置では、回転テーブルで取り出したラベ
ルをラベル取付位置まで移動させて停止させる際、回転
テーブルを容器の搬送速度に同期回転させているが、容
器がラベル取付位置の近くまで移動したのを検出してい
ないので、搬送手段で搬送される容器の間隔が一定して
いない場合には、ラベルの容器への取付が確実に行えな
い虞がある。

【０００９】そこで、この発明は、タグ状のラベルの供
給のための構造に手間がかからず且つラベルの容器首部
への取付が確実に行えるラベル供給取付装置を提供する
ことを目的とするものである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項１の発明は、ネック挿通孔が形成された首掛
け用のラベルを多数積層状態で下方に降下ガイドさせる
ラベルストッカと、前記ラベルストッカに沿って積層さ
れたラベルの最下部のものを取り出してラベルをラベル
取付位置まで搬送させるラベル取出搬送手段と、上端部
に小径の首部が設けられた容器を前記ラベル取付位置ま
で搬送させる容器搬送手段と、前記容器搬送手段で搬送
される容器の首部を前記ラベル取付位置のラベルのネッ
ク挿通孔に挿通させるラベル取付手段を備えるラベル供
給取付装置であって、前記容器が前記ラベル取付位置の
近くまで搬送されて容器検出信号を出力する容器検出手
段と、前記ラベルがラベル取付位置に近くまで搬送され
たのを検出してラベル取付用信号を出力するラベル検出
手段を備えると共に、前記ラベル取付用信号を受けて前
記ラベル取出搬送手段を停止させた後、前記容器検出信
号を受けて前記ラベル取出搬送手段を容器搬送手段に同
期させて駆動させ、前記ラベルをラベル取付位置まで搬
送させると共に前記容器をラベル取付位置まで搬送させ
て、前記容器の首部を前記ラベルのネック挿通孔に挿通
させる制御手段を備えるラベル供給取付装置としたこと
を特徴とする。

【００１１】請求項２の発明は、前記ラベル取出搬送手
段はラベルをネック挿通孔側からラベル取付位置まで搬
送すると共に、前記ラベル取付手段は前記ラベル取付位
置まで搬送されるラベルのネック挿通孔側の部分に係合
して下方に折り曲げ可能にラベル取付位置に下方に向け
て傾斜固定されたラベル折り曲げ部材であることを特徴
とする。

【００１２】請求項３の発明は、ラベル取出搬送手段
が、前記ラベルストッカに沿って積層されたラベルの最
下部のものを取り出すラベル取出コンベアと、前記ラベ
ル取出コンベアにより取り出されたラベルをラベル取付
位置まで搬送させるラベル搬送コンベアを備えると共
に、前記ラベル搬送コンベアの搬送速度が前記ラベル取
出コンベアの搬送速度より早く設定されていることを特
徴とする。

【００１３】請求項４の発明は、前記ラベル取出コンベ
アとラベル搬送コンベアのいずれか一方が駆動モータで
駆動されると共に、前記ラベル取出コンベアの第１タイ
ミングプーリとラベル搬送コンベアの第２タイミングプ
ーリはタイミングベルトで連動させられ、第１タイミン
グプーリの径は第２タイミングプーリより大きく設定さ
れていることを特徴とする。

【００１４】請求項５の発明は、前記ラベルストッカの
下端部近傍にはラベル取出方向と反対方向に傾斜して少
なくとも最下部の前記ラベルの後端部を支持する傾斜ガ
イドが設けられていることを特徴とする。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (1)構成図１はこの発明に係るラベル供給取付装置を概略的に示
し、図２は図１のタグ状のラベルの平面を示し、図３，
図４は図１のラベル供給取付装置の外観を概略的示した
斜視図である。

【００１６】この図３，図４において、１は容器搬送手
段（容器供給装置）、２はラベル供給装置である。 [容器搬送手段１]容器搬送手段１は、コンベアベース３
と、コンベアベース３上に長手方向に間隔をおいて植立
固定された支柱、４，４と、支柱４，４の上端部に横方
向に向けて固定されたパイプ５，５、パイプ５，５の一
端部に固定された取付板（側板取付部材）６，６を有す
る。尚、パイプ５，５の他端部にも取付板６，６と同じ
図示しない取付板が固定されている。この取付板６，６
の上端部には側板７が固定され、図示しない取付板の上
端部には側板８が固定されている。尚、側板７は側板８
よりも上方に突出している。

【００１７】この側板７，８は平行に設けられていて、
側板７，８にはベルトコンベア９が配設されている。こ
のベルトコンベア９は、図１に示したように、図３，図
４の側板７，８の両端部間に回転自在に保持されたロー
ラ（図３，４では図示を省略）１０，１１と、ローラ１
０，１１に掛け渡されたコンベアベルト１２と、ローラ
１１を回転駆動する回転駆動手段（図３，図４では図示
略）１３を有する。

【００１８】回転駆動手段１３は、駆動モータ（ボトル
用駆動モータ）１４と、駆動モータ１４に連動する減速
装置１５と、減速装置１５の出力軸に固定されたプーリ
１６と、プーリ１６とローラ１１に掛け渡されたベルト
１７を有する。

【００１９】また、容器搬送手段１は、搬送間隔規制手
段１８と、ボトル感知センサーである容器感知センサー
（容器検出手段）１９を有する。

【００２０】搬送間隔規制手段１８は、側板８の長手方
向端部近傍に着脱可能に取り付けられた一対の支持板２
０，２０と、支持板２０，２０の上端部に固定された支
持棒（支持アーム）２１，２１と、支持棒２１，２１に
両端部近傍の部分が固定され且つコンベアベルト１２上
に配設された間隔規定部材２２を有する。この間隔規定
部材２２は、側板７，８と平行に設けられていて、上部
がコンベアベルト１２より上方に突出する側板７との間
の間隔を搬送される容器２３の幅より僅かに大きく設定
するようになっている。従って、支持棒１９，１９の長
さが異なる搬送間隔規制手段１８を数種類用意しておく
ことで、幅の異なる容器２３に対応できる。

【００２１】容器感知センサー１９は、図３，図４の如
く側板７に支持アーム２４を介して取り付けられてい
る。この光電センサ１９は、図１に示したように発光素
子１９ａと受光素子１９ｂを有し、発光素子１９ａから
出射した光束が容器２３から反射してきたのを検出する
様になっている。[ラベル供給装置２]ラベル供給装置２
は、側板７の側方に配置された支柱２５と、支柱２５の
上部に傾斜して取り付けられた取付ベース２６と、取付
ベース２６上に取り付けられた駆動部収納用のボックス
２７と、ボックス２７の側板２７ａ，２７ａの中間部間
に上下に向けて配設されたラベルストッカ２８を有す
る。

【００２２】このラベルストッカ２８は、平面形状がコ
字状で前斜め上方に傾斜し且つ側板２７ａ，２７ａに取
り付けられた前板２８ａと、前板２８ａの後面に上下に
向けて固定された平行なガイド側板２８ｂ，２８ｂを有
する。このガイド板２８ｂ、２８ｂ間にラベルストック
用の空間２９が形成されている。この空間２９内にタグ
状のラベル３０が積層配設されている。このラベル３０
は、図２に示したように前側端部にネック挿通孔３０ａ
が形成され、後部側に図示を省略した広告内容が印刷さ
れている。

【００２３】また、ラベル供給装置２は、側板２８ｂ，
２８ｂの後部間に渡架されたガイド取付板３１と、ガイ
ド取付板３１上に取り付けられたラベルガイド部材３２
を有する。このラベルガイド部材３２は、ラベルストッ
カ２８の下端部近傍の後方に位置していると共に、側面
形状が三角形状をしていて、上部傾斜面（傾斜ガイド）
３２ａがラベル取出方向と反対方向（後方）に向けて傾
斜している。これにより、空間２９内に配設した多数の
ラベル３０の少なくとも最下部の後端部が支持されるよ
うになっている。

【００２４】更に、ラベル供給装置２は、ラベルストッ
カ２８に沿って積層されたラベル３０の最下部のものを
取り出してラベル取付位置まで搬送させるラベル取出搬
送手段３３と、容器搬送手段１で搬送される容器２３の
首部２３ａをラベル取付位置のラベル３０のネック挿通
孔３０ａに挿通させるラベル取付手段３４と、ラベル検
出センサー（ラベル検出手段）Ｓをストップセンサーと
して有する。＜ラベル取出搬送手段３３＞ラベル取出搬送手段３３
は、ラベルストッカ２８に沿って積層されたラベル３０
の最下部のものを取り出すラベル取出コンベア３５と、
ラベル取出コンベア３５により取り出されたラベル３０
をラベル取付位置まで搬送させるラベル搬送コンベア３
６を備える。このラベル取出コンベア３５とラベル搬送
コンベア３６は、ラベル搬送方向に向けて直列に配列さ
れていると共に、搬送方向下側に向けて傾斜させられて
いる。（ラベル取出コンベア３５）ラベル取出コンベア３５
は、ラベルストッカ２８の下端より下方且つ前側に配設
された駆動ローラ３７と、ラベルストッカ２８の後ろ下
端とラベルガイド部材３２の前部下方との間に配設され
たローラ３８と、ローラ３７，３８間に掛け渡されたベ
ルト３９と、駆動ローラ３７の上方に配設されたローラ
４０と、駆動ローラ３７を駆動させる図１の駆動モータ
（ラベル用駆動モータ）４１を有する。この駆動モータ
４１には、パルスモータ等の駆動手段が使用できる。
尚、ベルト３９とラベルストッカ２８の前板２８ａ下端
との間には、ラベル取出用の間隙２８ｃが形成されてい
る。（ラベル搬送コンベア３６）ラベル搬送コンベア３６
は、前後に間隔をおいて配設されたローラ４２，４３
と、ローラ４２，４３間に配設されたアイドルローラ４
４と、ローラ４２，４３に掛け渡されたベルト４５と、
ベルト４５の上方に配設された多数のガイドローラ４６
ａ〜４６ｄを有する。また、多数のガイドローラ４６ａ
〜４６ｄのうち両端のガイドローラ４６ａ，４６ｄはロ
ーラ４３，４２の上方に配置されている。尚、ガイドロ
ーラ４６ａ〜４６ｄは支持部材４６に回転自在に保持さ
れ、支持部材４６は側板２７ａ，２７ｂに渡架した支持
部材４６Ａに固定されている。（連動手段４７）ローラ３７，４３はコンベア連動手段
４７により連動させられている。コンベア連動手段４７
は、ローラ３７と一体に設けられた第１タイミングプー
リ４８と、ローラ４３と一体に設けられた第２タイミン
グプーリ４９と、第１タイミングプーリ４８，４９間に
掛け渡されたタイミングベルト５０を有する。そして、
ラベル搬送コンベア３６の搬送速度はラベル取出コンベ
ア３５の搬送速度より早くなるように、第１タイミング
プーリ４８の直径は第２タイミングプーリ４９の直径よ
りも大きく設定されている。（ラベル検出センサーＳ）ラベル検出センサーＳは、ガ
イドローラ４６ｃ，４６ｄ間に臨んで支持部材４６に取
り付けられている。このラベル検出センサーＳも容器感
知センサー１９と同様に図示を省略した発光素子と受光
素子を備えている。（ラベル取付手段３４）ラベル取付手段３４は、側板２
７ａに固定され且つローラ４２の前側に近接配置された
支持棒５１と、支持棒５１に取り付けられたラベル折り
曲げ部材５２，５２を有する。このラベル折り曲げ部材
５２，５２は、ラベル取付位置まで搬送されるラベル３
０のネック挿通孔３０ａ側の部分に図２の鎖線の如く係
合して、ラベル３０のネック挿通孔３０ａ側の部分を下
方に折り曲げ可能に、ラベル取付位置で支持棒５１に下
方に向けて傾斜固定されている。このラベル折り曲げ部
材５２，５２の下端部間の空間がラベル取付位置とな
る。＜制御回路＞上述した容器感知センサー１９及びラベル
検出センサーＳからの検出信号は図５に示したように制
御回路（制御手段）５３に入力され、制御回路５３は駆
動モータ１４，４１を作動制御する様になっている。（２）作用次に、この様な構成のラベル供給取付装置の作用を説明
する。ａ．ラベル３０の取出制御回路５３は、ラベル取出コンベア３５のパルスモー
タ等の駆動モータ４１を作動させて、駆動ローラ３７を
図中反時計回り方向に回転駆動させ、ベルト３９を反時
計回り方向に回転駆動させる。この駆動ローラ３７の回
転は第１タイミングプーリ４８及びタイミングベルト５
０を介してラベル搬送コンベア３６の第２タイミングプ
ーリ４９に伝達され、ローラ４３が第２タイミングプー
リ４９と一体に回転駆動され、ベルト４５が図中反時計
回り方向に回転駆動される。この際、ラベル取出コンベ
ア３５のベルト３９の回転速度は、第１タイミングプー
リ４８の直径を第２タイミングプーリ４９との直径より
大きくしたことで、ラベル搬送コンベア３６のベルト４
５の回転速度より小さい。

【００２５】一方、ラベルストッカ２８の空間２９内に
積層されたラベル３０の最下部のものの先端部は、ベル
ト３９上に当接しており、後端部はラベルガイド部材３
２の上部傾斜面３２ａ（傾斜ガイド）に当接している。

【００２６】従って、この状態で図１及び図６〜図１０
中左斜め下方に傾斜するラベル取出コンベア３５の駆動
モータ４１を作動させて、駆動ローラ３７を図中反時計
回り方向に回転駆動すると、ベルト３９が反時計回り方
向に回転駆動され、ラベルストッカ２８の空間２９内に
積層されたラベル３０の最下部のものがベルト３９によ
り図中左斜め下方に取り出される。このラベル取出は順
次行われる。

【００２７】この取り出されたラベル３０は、ベルト３
９とローラ４０により図１及び図６〜図１０中左斜め下
方に傾斜するラベル搬送コンベア３６のベルト４５上に
搬送される。このラベル３０は、ベルト４５上に搬送さ
れると、ベルト４５とガイドローラ４６ａ〜４６ｄによ
り図中左斜め下方に搬送される。尚、ベルト４５の回転
速度はベルト３９の回転速度より早いので、ベルト３９
からベルト４５に受け渡されたラベル３０とベルト３９
上のラベル３０との間の間隔を若干広くなり、ラベル３
０の取付位置での検出や保持を容易にする。

【００２８】そして、ラベル３０の先端部がラベル検出
センサーＳの下方を左斜め下方に移動する。この際、ラ
ベル３０のネック挿通孔３０ａがラベル検出センサーＳ
の下方を通過する設定の場合と、ラベル３０のネック挿
通孔３０ａがラベル検出センサーＳの下方を通過しない
設定の場合が考えられる。このラベル検出センサーＳ
は、図示しない発光素子から光束をベルト４５に向けて
射出し、この射出した光束がラベル３０に当たって反射
するのを、図示しない受光素子で受光して検出信号を出
力するようになっている。

【００２９】従って、前者のラベル３０のネック挿通孔
３０ａがラベル検出センサーＳの下方を通過する設定の
場合、ラベル３０の先端部がラベル検出センサーＳの下
方に入ると、ラベル検出センサーＳがラベル検出信号を
出力し、ラベル３０のネック挿通孔３０ａがラベル検出
センサーＳの下方に入ると、ラベル検出センサーＳから
のラベル検出信号がなくなり、ネック挿通孔３０ａがラ
ベル検出センサーＳの下方を通過すると、再度、ラベル
検出センサーＳがラベル検出信号を出力し、ラベル３０
がラベル検出センサーＳの下方を通過すると、ラベル検
出センサーＳからのラベル検出信号は無くなる。

【００３０】また、ラベル３０のネック挿通孔３０ａが
ラベル検出センサーＳの下方を通過しない設定の場合、
ラベル３０がラベル検出センサーＳの下方を通過中はラ
ベル検出センサーＳからラベル検出信号が出力され、ラ
ベル３０がラベル検出センサーＳの下方を通過すると、
ラベル検出センサーＳからのラベル検出信号がなくな
る。

【００３１】そして、ラベル検出センサーＳからのラベ
ル検出信号は制御回路５３に入力され、ラベル検出セン
サーＳがラベル３０の通過を検出すると、制御回路５３
は駆動モータ４１の作動を停止させ、ラベル検出センサ
ーＳの下方を通過したラベル３０の後端部をローラ４
２，４６ｄ間に保持させた状態とする。この位置はラベ
ル取付位置の手前の位置となる。

【００３２】この状態では、ラベル３０のネック挿通孔
３０ａ側の両側部がラベル取付手段３４、即ち一対の斜
め下方に傾斜するラベル折り曲げ部材５２，５２に当た
って図６（ａ），（ｃ）及び図７に示したように下方に
傾斜させられる。ｂ．容器搬送一方、駆動モータ１４を作動させると、駆動モータ１４
の回転が減速装置１５，プーリ１６，ベルト１７を介し
てローラ１１に伝達され、ローラ１１が図１中反時計回
り方向に回転駆動され、コンベアベルト１２が反時計回
り方向に回転駆動される。これにより、図１，図４中、
コンベアベルト１２上に載置されたＰＥＴボトル等の容
器２３は図中左方に搬送される。そして、容器２３がラ
ベル取付位置の手前まで容器感知センサー１９の発光素
子１９ａから出射した光束が容器２３から反射して受光
素子１９ｂに入射すると、受光素子１９ｂから容器検出
信号が出力されて制御回路５３に入力される。ｃ．ラベル取付そして、制御回路５３は、受光素子１９ｂから容器検出
信号を受けると、駆動モータ１４を作動させて、容器２
３を更に図１，図６（ａ），図７中左方に移動させ、ラ
ベル３０の取出と搬送を行わせる。この際、制御回路５
３は、容器２３の首部２３ａがラベル取付手段３４のラ
ベル折り曲げ部材５２，５２間を通過するタイミングに
合わせて、ローラ４２，４６ｄ間に保持させたラベル３
０を図８，図９の如く左方に搬送し、容器２３の首部２
３ａがラベル取付位置であるラベル折り曲げ部材５２，
５２の下端部間で図８の如くラベル３０のネック挿通孔
３０ａに入るように、駆動モータ１４を駆動モータ４１
と同期させて制御する。この様にしてラベル３０が首部
２３ａに取り付けられた容器２３は図６（ｃ）及び図１
０の如く左方に移動させられて、コンベアベルト１２か
ら排出される。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明
は、前記容器が前記ラベル取付位置の近くまで搬送され
て容器検出信号を出力する容器検出手段と、前記ラベル
がラベル取付位置に近くまで搬送されたのを検出してラ
ベル取付用信号を出力するラベル検出手段を備えると共
に、前記ラベル取付用信号を受けて前記ラベル取出搬送
手段を停止させた後、前記容器検出信号を受けて前記ラ
ベル取出搬送手段を容器搬送手段に同期させて駆動さ
せ、前記ラベルをラベル取付位置まで搬送させると共に
前記容器をラベル取付位置まで搬送させて、前記容器の
首部を前記ラベルのネック挿通孔に挿通させる制御手段
を備える構成としたので、タグ状のラベルの供給のため
の構造に手間がかからず且つのラベルの容器首部への取
付が確実に行える。

【００３４】請求項２の発明は、前記ラベル取出搬送手
段はラベルをネック挿通孔側からラベル取付位置まで搬
送すると共に、前記ラベル取付手段は前記ラベル取付位
置まで搬送されるラベルのネック挿通孔側の部分に係合
して下方に折り曲げ可能にラベル取付位置に下方に向け
て傾斜固定されたラベル折り曲げ部材である構成とした
ので、駆動手段等を用いることなく、簡単な構成で容器
の首部がラベルのネック挿通孔に挿通可能な状態とでき
る。

【００３５】請求項３の発明は、ラベル取出搬送手段
が、前記ラベルストッカに沿って積層されたラベルの最
下部のものを取り出すラベル取出コンベアと、前記ラベ
ル取出コンベアにより取り出されたラベルをラベル取付
位置まで搬送させるラベル搬送コンベアを備えると共
に、前記ラベル搬送コンベアの搬送速度が前記ラベル取
出コンベアの搬送速度より早く設定されている構成とし
たので、取り出されるラベルと先に取り出されたラベル
との間隔をラベルの容器への取付のために必要な間隔に
して、ラベルのラベル取付位置での検出や保持を容易に
している。

【００３６】請求項４の発明は、前記ラベル取出コンベ
アとラベル搬送コンベアのいずれか一方が駆動モータで
駆動されると共に、前記ラベル取出コンベアの第１タイ
ミングプーリとラベル搬送コンベアの第２タイミングプ
ーリはタイミングベルトで連動させられ、第１タイミン
グプーリの径は第２タイミングプーリより大きく設定さ
れている構成としたので、簡単な構成でラベル搬送コン
ベアの搬送速度が前記ラベル取出コンベアの搬送速度よ
り早く設定できる。

【００３７】請求項５の発明は、前記ラベルストッカの
下端部近傍にはラベル取出方向と反対方向に傾斜して少
なくとも最下部の前記ラベルの後端部を支持する傾斜ガ
イドが設けられている構成としたので、積層されたラベ
ルの最下部のものをベルトで取り出す際、ラベルの後端
が傾斜ガイドでラベル取出方向に滑り降下させられるこ
ととなり、ラベルの取出が容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係るラベル供給取付装置の概略説明
図である、

【図２】図１のタグ状のラベルの平面図である。

【図３】図１のラベル供給取付装置の概略的な斜視図で
ある。

【図４】容器を搬送して容器の首部にラベルをか掛けた
状態のラベル供給取付装置の斜視図である。

【図５】図１に示したラベル供給取付装置の制御回路図
である。

【図６】図１，図３，図４に示したラベル供給取付装置
の作用説明図である。

【図７】図１，図３，図４に示したラベル供給取付装置
の作用説明図である。

【図８】図１，図３，図４に示したラベル供給取付装置
の作用説明図である。

【図９】図１，図３，図４に示したラベル供給取付装置
の作用説明図である。

【図１０】図１，図３，図４に示したラベル供給取付装
置の作用説明図である。

【符号の説明】

１・・・容器搬送手段２・・・ラベル供給装置１４・・・駆動モータ１９・・・容器感知センサー（容器検出手段）２３・・・容器２３ａ・・・首部２８・・・ラベルストッカ３０・・・ラベル３０ａ・・・ネック挿通孔３２・・・ラベルガイド部材３２ａ・・・上部傾斜面（傾斜ガイド）３３・・・ラベル取出搬送手段３４・・・ラベル取付手段３５・・・ベル取出コンベア３６・・・ラベル搬送コンベア４８・・・第１タイミングプーリ４９・・・第２タイミングプーリ５０・・・タイミングベルト５３・・・制御回路（制御手段）５２・・・ラベル折り曲げ部材Ｓ・・・ラベル位置検出センサー（ラベル検出手段）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ネック挿通孔が形成された首掛け用のラベ
ルを多数積層状態で下方に降下ガイドさせるラベルスト
ッカと、前記ラベルストッカに沿って積層されたラベル
の最下部のものを取り出してラベルをラベル取付位置ま
で搬送させるラベル取出搬送手段と、上端部に小径の首
部が設けられた容器を前記ラベル取付位置まで搬送させ
る容器搬送手段と、前記容器搬送手段で搬送される容器
の首部を前記ラベル取付位置のラベルのネック挿通孔に
挿通させるラベル取付手段を備えるラベル供給取付装置
であって、前記容器が前記ラベル取付位置の近くまで搬送されて容
器検出信号を出力する容器検出手段と、前記ラベルがラ
ベル取付位置に近くまで搬送されたのを検出してラベル
取付用信号を出力するラベル検出手段を備えると共に、前記ラベル取付用信号を受けて前記ラベル取出搬送手段
を停止させた後、前記容器検出信号を受けて前記ラベル
取出搬送手段を容器搬送手段に同期させて駆動させ、前
記ラベルをラベル取付位置まで搬送させると共に前記容
器をラベル取付位置まで搬送させて、前記容器の首部を
前記ラベルのネック挿通孔に挿通させる制御手段を備え
ることを特徴とするラベル供給取付装置。
【請求項２】前記ラベル取出搬送手段はラベルをネック
挿通孔側からラベル取付位置まで搬送すると共に、前記
ラベル取付手段は前記ラベル取付位置まで搬送されるラ
ベルのネック挿通孔側の部分に係合して下方に折り曲げ
可能にラベル取付位置に下方に向けて傾斜固定されたラ
ベル折り曲げ部材であることを特徴とする請求項１に記
載のラベル供給取付装置。
【請求項３】ラベル取出搬送手段は、前記ラベルストッ
カに沿って積層されたラベルの最下部のものを取り出す
ラベル取出コンベアと、前記ラベル取出コンベアにより
取り出されたラベルをラベル取付位置まで搬送させるラ
ベル搬送コンベアを備えると共に、前記ラベル搬送コン
ベアの搬送速度は前記ラベル取出コンベアの搬送速度よ
り早く設定されていることを特徴とする請求項１又は２
に記載のラベル供給取付装置。
【請求項４】前記ラベル取出コンベアとラベル搬送コン
ベアのいずれか一方が駆動モータで駆動されると共に、
前記ラベル取出コンベアの第１タイミングプーリとラベ
ル搬送コンベアの第２タイミングプーリはタイミングベ
ルトで連動させられ、第１タイミングプーリの径は第２
タイミングプーリより大きく設定されていることを特徴
とする請求項３に記載のラベル供給取付装置。
【請求項５】前記ラベルストッカの下端部近傍にはラベ
ル取出方向と反対方向に傾斜して少なくとも最下部の前
記ラベルの後端部を支持する傾斜ガイドが設けられてい
ることを特徴とする請求項４に記載のラベル供給取付装
置。