JP2001001428A - 密封貼着用シールとその製造法。 - Google Patents
密封貼着用シールとその製造法。Info
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Abstract
ード、、切手、コイン等の保存に適した、完全密封可能
な密封貼着用シールを提供する。 【構成】 裏面に粘着剤を塗布した台紙と該台紙裏面に
該粘着剤を介して剥離自在に密着積層された剥離紙と該
台紙表面に積層され、該台紙の周辺に沿った接合部によ
り該台紙に接合された表面被覆フィルムよりなり、該台
紙と該表面被覆フィルムの間に該接合部に囲まれた収容
室を有し、積層した該台紙と該剥離紙を貫通して切り込
まれて該収容室に通ずるスリットを有する密封貼着用シ
ール。
Description
手、コイン等を密封して、アルバム、収集帳、物品上に
貼着するのに用いられる密封貼着用シールとその製造法
に関する。
写真を直接糊付けするか、写真用コーナーが用いられ、
或いは最近はアルバムの台紙全面を比較的弱い粘着剤に
より透明フィルムで着脱自在にカバーして、該フィルム
と台紙の間に写真を挟むことが多く行われている。テレ
ホンカード、切手、コインの収集家がそれぞれの収集物
を保存する収集帳は硫酸紙や透明樹脂フィルムで台紙上
に形成されたポケットに収集物を収容している。物品の
輸送、納品の際に添付する納品書、請求書、宛名書は物
品の包装上に直接貼り付け、或いは封筒等に入れて貼り
付けることが行われている。
真の貼着法では、写真が充分に保護されず、また建築又
は建設現場において工事の進捗状況等を管理するため
に、工事の各工程で写真を撮影して保存する所謂工事ア
ルバムは、一旦貼着した写真を入れ替えることができな
いようにして、後々まで証拠として保管する必要があ
り、簡単に写真を入れ替えることができないようにした
アルバムが求められている。
をできるだけ空気に曝露させないように、密封して保存
することを求めているが、従来の収集帳等では、密封性
がなく収集品が変質し易いという欠点がある。輸送する
物品に添付する送状、納品書、請求書等を、商品の包装
の表面に、防水状態に密封せずに貼着すると、雨水に濡
れて汚損する虞がある。
真や配送用伝票の貼着や収集カード、切手、コイン等の
保存に適した、完全密封可能な密封貼着用シールを提供
すること及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
本発明者は鋭意研究を重ねた結果、台紙の裏面に粘着剤
を塗布してその上を剥離紙で被覆し、一方台紙の表面に
は台紙と周囲を密着して接合した透明フィルムを設け、
該台紙とフィルムの間にカード、写真等の収容物を収容
する空隙を設け、台紙とこれに重なる剥離紙を貫通する
スリットを設けて、そのスリットから該収容物をフィル
ムと台紙の間の空隙に差入れたのち、剥離紙を剥離して
台紙をアルバム等に貼り付けると、台紙裏の粘着剤によ
り台紙とアルバム等が密着する結果、スリットが完全に
閉じられ、フィルムと台紙の間隙に収容した収容物が完
全に密封されてアルバム等の上に貼着されることを見出
し、本発明を完成するに到った。
紙と該台紙裏面に該粘着剤を介して剥離自在に密着積層
された剥離紙と該台紙表面に積層され、該台紙の周辺に
沿った接合部により該台紙に接合された表面被覆フィル
ムよりなり、該台紙と該表面被覆フィルムの間に該接合
部に囲まれた収容室を有し、積層した該台紙と該剥離紙
を貫通して切り込まれて該収容室に通ずるスリットを有
する密封貼着用シールを要旨とする。
して台紙裏面を剥離可能に密着積層する工程と、該密着
積層された剥離紙と台紙とを貫通して切込んでスリット
を形成する工程と、該台紙の表面にオフセット印刷、ス
クリーン印刷、凸版印刷、粘着剤塗布装置等により、該
台紙の周辺に沿って接着剤を塗布する工程と、該接着剤
を塗布した台紙上に表面被覆フィルムを積層、接着させ
る工程を含む密封貼着用シールの製造法を要旨とする。
細に説明する。図1は本発明の密封貼着用シールの一例
の平面図、図2は同AA断面図である。台紙1の上面に
表面被覆フィルム2を重ね、該台紙1と表面被覆フィル
ム2を台紙1の四辺に沿って一定幅の部分を接着剤9等
により接合して接合部11を形成する。台紙1の裏面に
は、粘着剤3を全面に塗布し、剥離紙4を積層して、使
用時に台紙1から剥離紙4を剥離して粘着使用する。台
紙1と表面被覆フィルム2の間には、一定面積の両者が
接合されていない非接合部5よりなる収容室13が形成
される。該非接合部5の部分に、積層した台紙1と剥離
紙4の両者を貫通して切り込んで、スリット6を設けて
ある。
制限はないが、ある程度の強度を有する紙、板紙、合成
樹脂シート、不織布等シート状のものを全て用いること
ができ、収容物に求められる密封の程度により適宜選択
される。表面被覆フィルム2も特に制限はないが、軟質
又は硬質の透明合成樹脂フィルムが好ましく用いられ、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、その他公知
の樹脂フィルム、或いはこれらのラミネートフィルムが
目的に応じて適宜用いられる。
明でなくともよく、半透明、不透明のものでもよい。合
成樹脂フィルムの代わりに不織布や発泡合成樹脂シート
を用いることができる。表面被覆フィルム2は収容物の
密封の必要性に応じて、気密性、防水性、透湿性、通気
性、衝撃に対する緩衝性等を任意に選択することができ
る。
には、台紙1の裏面に剥離紙4が貼着された状態で、ス
リット6を通して写真、カード等の収容物を台紙1と表
面被覆フィルム2の間の収容室13の空隙7に収容した
後、剥離紙4を台紙1から剥離して、密封貼着用シール
を貼着すべき個所に台紙1の裏面の粘着剤3を圧接する
と、台紙1の裏面全面に塗布された粘着剤3により、台
紙1の裏面全面が被貼着物品上に密着して貼着され、そ
の際にスリット6の周囲の粘着剤3により台紙1のスリ
ット6周辺も被貼着物に密着して貼着されるため、スリ
ット6が完全に封止され、収容物14は台紙1と表面被
覆フィルム2の間の空隙7からなる収容室13に密閉さ
れて、図3に示すように物品上に貼着される。
ともよく、厚みのある収容物を収容する場合には、エン
ボス加工等により、表面被覆フィルム2に一定の深さの
窪みを設けておき、表面被覆フィルム2と台紙1の間の
空隙7に一定の厚みを設けることもできる。又この場合
表面被覆フィルム2として熱収縮性フィルムを用い、収
容物を収容した後、加熱により表面被覆フィルム2を収
容物に密着せることもできる。
1の周囲全体を一定の幅で密着するのが好ましいが、場
合によっては、接合されない部分を一部残してもよい。
は図1に示すような長方形状が多く用いられるが、長方
形状に限定されるものではなく、収容物の形状に応じ
て、多角形状や円形、半円形、或いは任意の曲線的外形
を有するものであってもよい。
ール10を横切るように仕切接合部12を設け、複数の
収容室13を設け、それぞれの収容室13にスリット6
を設けることができる。また、台紙1全面を表面被覆フ
ィルム2で覆わずに、図4bに示すように、台紙1の一
部分のみに表面被覆フィルム2を被せ、台紙1の残りの
部分には、収容物の品質管理用のバーコードやその他の
必要な印刷を施してもよい。
6は通常は台紙1の一辺に沿った直線状であるが、L字
状の刃型や変形形状のスリット6であってもよい。更に
スリット6は刃物で単に切れ目を入れるだけでなく、狭
い一定幅の細長い部分を金型等により打ち抜いて、ある
程度幅のあるスリット6としてもよい。
全面に塗布して、剥離紙4に重合するが、必ずしも台紙
1の裏面全面に粘着剤を塗布する必要はない。少なくと
もスリット6の周囲と台紙1の周囲に粘着剤3が塗布さ
れておれば収容物の密封と貼着は完全に行われる。収容
物の気密の密封が必要でない場合は、スリット6の周囲
の粘着剤3も必ずしも必要不可欠ではない。
は、密封貼着用シール10の表面被覆フィルム2にミシ
ン目を入れておけば、収容物を取り出す際に、表面被覆
フィルム2をミシン目で裂いて、容易に取り出すことが
できる。
は、図5に示すように、剥離紙4の上に、長尺の台紙1
の片面に粘着剤3を塗布し、その粘着剤塗布面に長尺の
剥離紙4を積層して全体をロール状に巻いた、所謂タッ
クシール用原反8に、必要に応じて台紙1上に印刷を施
し、次いで所定の位置に台紙1と剥離紙4の両者を貫通
して切込んで、スリット6を設ける。台紙1の表面に接
着剤9を、スクリーン印刷、オフセット印刷、凸版印
刷、粘着剤塗布装置等により、長方形の枠状に塗布し、
これに長尺の表面被覆フィルム2を圧接して密着せしめ
る。接着剤9を用いる代わりに、高周波加熱或いは熱圧
着等により、台紙1と表面被覆フィルム2を接合しても
よい。剥離紙4上の台紙1を最終的な形状に金型で型抜
きして整形し、剥離紙4上に整形された台紙1を残し、
その周囲の型抜き残滓を除去する。最後に各密封貼着用
シール毎に長尺の剥離紙4を裁断して包装する。
わりに、各密封貼着用シール10の間の剥離紙4に、各
密封貼着用シール10を切り離すためのミシン目15を
入れて、全体をロール状に巻取るか、ミシン目15で山
折と谷折に交互に折り曲げて、連続するZ状に折り畳ん
でもよい。
封入後、自動的に貼着するには、公知のラベル貼付装置
を用いることができる。
る収容物を感圧紙と共に予め封入しておき、封入後に必
要な宛名を感圧紙に記録することもできる。
る商品の納品書、請求書等を宛名表示兼用として封入す
るのに都合よく用いられる。写真のアルバムへの貼付保
存用、テレホンカード、切手、コイン等の収集品の保存
用、キャッシュカード、信販カード等の加入者への送付
用、書籍等へのCD−ROM等の添付用等に好ましく用
いられる。
ば、カード状、シート状、平板状の物品を完全に密封し
て、他の物品やその包装の表面に貼着するために、極め
て都合よく用いられる。収容物を密封貼着用シール10
内に密封、保存することができ、保存中の変質、損傷を
防止することができる。裏面に開口するスリット6から
極めて容易に収容物を封入して貼着することにより、ス
リット6を密封することができる。本発明の密封貼着用
シール10は極めて安価に製造することができ、公知の
自動ラベル貼付装置により、容易に自動的に貼付するこ
ともできる。
る。
である。
貼着した状態の断面図である。
ある。
明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 裏面に粘着剤を塗布した台紙と該台紙裏
面に該粘着剤を介して剥離自在に密着積層された剥離紙
と該台紙表面に積層され、該台紙の周辺に沿った接合部
により該台紙に接合された表面被覆フィルムよりなり、
該台紙と該表面被覆フィルムの間に該接合部に囲まれた
収容室を有し、積層した該台紙と該剥離紙を貫通して切
り込まれて該収容室に通ずるスリットを有する密封貼着
用シール。 - 【請求項2】 該表面被覆フィルムが透明合成樹脂フィ
ルムである請求項1記載の密封貼着用シール。 - 【請求項3】 該接合部がオフセット印刷、スクリーン
印刷、凸版印刷、粘着剤塗布装置等により塗布された接
着剤により接合された請求項1又は2記載の密封貼着用
シール。 - 【請求項4】 長尺の剥離紙上に粘着剤を介して台紙裏
面を剥離可能に密着積層する工程と、該密着積層された
剥離紙と台紙とを貫通して切込んでスリットを形成する
工程と、該台紙の表面にオフセット印刷、スクリーン印
刷、凸版印刷又は粘着剤塗布装置により、該台紙の周辺
に沿って接着剤を塗布する工程と、該接着剤を塗布した
台紙上に表面被覆フィルムを積層、接着させる工程を含
む請求項1記載の密封貼着用シールの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11214125A JP2001001428A (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | 密封貼着用シールとその製造法。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11214125A JP2001001428A (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | 密封貼着用シールとその製造法。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001001428A true JP2001001428A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=16650644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11214125A Pending JP2001001428A (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | 密封貼着用シールとその製造法。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001001428A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100756862B1 (ko) | 2006-06-14 | 2007-09-07 | 씨제이 지엘에스 주식회사 | 광고 기능을 가진 운송장 수납봉투 |
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ITBA20100025A1 (it) * | 2010-06-08 | 2011-12-09 | Michele Campione | "figurina adesiva da collezione con associato un codice nascosto da vernici rimovibili o da altri sistemi analoghi". |
-
1999
- 1999-06-22 JP JP11214125A patent/JP2001001428A/ja active Pending
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