JP2001001209A - 回転切削工具 - Google Patents

回転切削工具

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JP2001001209A
JP2001001209A JP33321199A JP33321199A JP2001001209A JP 2001001209 A JP2001001209 A JP 2001001209A JP 33321199 A JP33321199 A JP 33321199A JP 33321199 A JP33321199 A JP 33321199A JP 2001001209 A JP2001001209 A JP 2001001209A
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永年 國森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脆い窯業系外装材をクラック、バリ、欠け等
を生じさせずに安定して加工でき、寿命にも優れる回転
切削工具を提供する。 【解決手段】 本体1の外周に設ける切れ刃3を高強度
超高圧ダイヤモンド焼結体で形成した。また、その切れ
刃のくさび角εを65°〜45°の範囲に設定し、か
つ、外周逃げ角αを一般的な工具よりも大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、超高圧ダイヤモ
ンド焼結体で切れ刃を形成した窯業系外装材加工用の回
転切削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】珪酸質、石灰質、繊維質、セメント等の
原料をプレス成形及び蒸気内養生して製造される窯業系
外装材は、低靱性材であり、切削加工すると、クラッ
ク、バリ、欠け等が発生し易い。このため、この種材料
の切削加工に利用する工具には、切削抵抗を低減するた
めの切れ味の良さや良好な切れ味を持続するための高耐
摩耗性などが要求される。
【0003】耐摩耗性に関しては、ダイヤモンド焼結体
や立方晶型窒化硼素焼結体などの超高圧焼結体が特に優
れている。その超高圧焼結体で切れ刃を形成した切削工
具で窯業系外装材の加工に利用可能なものとしては、例
えば、特公昭59−50445号公報に示されるものが
ある。
【0004】同公報に開示の切削工具は、超高圧焼結体
は高硬度である反面、脆く、切れ刃くさび角(刃物角)
を小さくすると刃先が欠損し易くなることから、その対
策として、切れ刃の外周逃げ角を小さくし、その分すく
い角(ラジアルレーキ)を大きくして切れ刃くさび角を
小さくせずに切削動力、切削振動、切削圧力を低下させ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の公報には、工具
のすくい角を10°〜9°、逃げ角を1°〜2°に設定
した実施例が示されている。この場合、すくい角を9
°、逃げ角を2°に設定したと仮定すると切れ刃くさび
角は79°となる。ところが、窯業系外装材の切削では
このような値の刃物角は大き過ぎ、切れ味が悪くてそれ
による切削抵抗の増加により、被削材にクラック、バ
リ、欠けが発生する。
【0006】一方、切れ味向上のために切れ刃くさび角
を鋭く(小さく)すると、一般的な低強度焼結体で形成
された切れ刃は、欠けやチッピングが生じて短寿命にな
る。
【0007】また、従来の焼結体の切れ刃は、被削材が
窯業系外装材の場合、耐摩耗性に関して満足できない面
がある。この不満を解消するため、焼結体中に含まれる
硬質粒子の粒径を大きくすると今度は溶着が起こり易く
なる。低強度焼結体で形成された切れ刃は、欠損やチッ
ピング防止のために切れ刃くさび角の下限を大きくする
必要があるので逃げ角を大きくとれず、逃げ面に溶着が
生じ易い。特に、上記公報に開示の工具は、逃げ角を積
極的に小さくしているので、窯業系外装材の加工では逃
げ面に対する溶着が起こる。
【0008】この溶着も切削抵抗の増大要因となり、従
って、従来の切削工具で窯業系外装材を加工するとクラ
ック、切れ刃の欠け、チッピングなどが生じ易く、工具
寿命までの加工数が少なくて1加工数当りの工具費が高
くつく不具合があった。
【0009】そこで、この発明は、窯業系外装材の切削
加工において優れた性能を発揮する回転切削工具を実現
して提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、本体の外周部に複数の切れ刃
を設け、その切れ刃のくさび角を65°〜45°の範囲
に設定する。
【0011】また、各切れ刃を、下記(1)〜(5)の
いずれかの材料で形成する。 (1)80〜96容量%の焼結ダイヤモンド粒子と残部
の焼結助剤および不可避不純物とを含み、前記焼結ダイ
ヤモンド粒子は実質粒径が0.1〜10μmの範囲にあ
り、かつその粒子が互いに直接接合しており、前記焼結
助剤は0.01〜40重量%のPdを含みかつ残部とし
てFe、Co、Niの中から選ばれた少なくとも1つの
元素を含む高強度超高圧ダイヤモンド焼結体。 (2)長さ6mm、幅3mm、厚さ0.3〜0.4mm
の測定試験片を用いて4mmスパンの条件で測定したと
きの抗折力が250〜300kgf/mmである高強
度超高圧ダイヤモンド焼結体。 (3)酸素含有量が0.01〜0.08重量%の範囲内
にある高強度超高圧ダイヤモンド焼結体。 (4)焼結体中に金属形態のタングステンと、鉄、コバ
ルト、ニッケルの中から選ばれた少なくとも1種の元素
とを含み、焼結体中での前記タングステンの含有量が
0.01〜8重量%の範囲内にある高強度超高圧ダイヤ
モンド焼結体。 (5)焼結体中に金属形態のタングステンと、コバルト
と、タングステンカーバイドを含み、焼結体中のタング
ステンカーバイドの(100)面または(101)面に
よるX線回折強度Iwcと前記ダイヤモンド粒子の(1
11)面によるX線回折強度IDとの比(Iwc/
)は0.02未満であり、コバルトの(200)面
によるX線回折強度Icoと前記IDとの比(Ico/
)は0.4未満である高強度超高圧ダイヤモンド焼
結体。
【0012】なお、(5)の焼結体は、コバルトを含有
させた(4)の焼結体に更にタングステンカーバイドを
含ませたものと考えることができる。
【0013】
【作用】切れ刃くさび角を鋭くすると切削抵抗が小さく
なり、その切削抵抗に起因した被削物(窯業系外装材)
の欠けやバリ、クラックの発生が防止される。
【0014】また、切れ刃くさび角が小さくなるにつれ
て低下する切れ刃の強度を、この発明では特開平8−2
25875号や特開平9−316587号、特願平10
−45468号で示されるような限定された組成の高強
度超高圧ダイヤモンド焼結体を採用することによって高
めており、刃先の欠けやチッピングも起こり難い。
【0015】この高強度超高圧ダイヤモンド焼結体は、
耐摩耗性も向上しており、切れ刃の摩耗による切削抵抗
の増加も抑えられる。
【0016】また、本願の各請求項の工具は、以下の要
件を備えていることが特に重要である。先ず焼結体中の
ダイヤモンド粒子の平均粒径が、従来一般的に使用され
ているものより小さい0.1〜10μmの範囲が特に優
れている。平均粒径が小さいので、切れ刃の先端を鋭利
に加工でき、したがって切れ味が良くなるので耐溶着性
に優れる。平均粒子径が10μmより大きい場合は、そ
の粒子の大きさ以下の刃先の鋭利性を得ることが難し
い。この効果と切れ刃くさび角が45°から65°と小
さいこと、外周逃げ角を大きく確保出来るための効果が
重畳して、切削抵抗が減少し且つ溶着物が減少し、長寿
命の回転切削工具を完成したものである。更に望ましく
はすくい角は13°〜27°の範囲が切削抵抗を下げる
上で効果があり、外周逃げ角は12°〜20°の範囲が
溶着が少なくて好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】図1乃至図3に、この発明の回転
切削工具の第1実施形態を示す。
【0018】図中1は本体であり、その本体1の外周部
に超高圧ダイヤモンド焼結体2aと台金2bが複合化さ
れたチップ2を周方向に定ピッチで鑞付けして工具が形
成されている。3は、超高圧ダイヤモンド焼結体2aに
付した切れ刃、4は切屑ポケットである。また、5はチ
ップ2の鑞付け面積を増加させるために用いた超硬合金
ピースであってチップ2と本体1の両者に鑞付けされて
いる。
【0019】超高圧ダイヤモンド焼結体は、80〜96
容量%の焼結ダイヤモンド粒子と残部の焼結助剤および
不可避不純物とを含み、前記焼結ダイヤモンド粒子は実
質粒径が0.1〜10μmの範囲にあり、かつその粒子
が互いに直接接合しており、前記焼結助剤は0.01〜
40重量%のPdを含みかつ残部としてFe、Co、N
iの中から選ばれた少なくとも1つの元素を含む組成で
あり、強度と耐摩耗性に優れる。
【0020】この図1の切削工具は、切れ刃のすくい角
(ラジアルレーキ)γを15°、外周逃げ角αを1
4°、切れ刃くさび角εを61°に設定しており、図4
に示すように、被削物(窯業系外装材)Aの両側面の縁
取り加工に利用される。
【0021】図5乃至図7は、第2実施形態である。図
7は、図6の工具を半径方向に見た側面の一部を表わし
ている。この切削工具は、チップ2の超高圧ダイヤモン
ド焼結体2aとして請求項2の焼結体、即ち、長さ6m
m、幅3mm、厚さ0.3〜0.4mmの測定試験片を
用いて4mmスパンの条件で測定したときの抗折力が2
50〜300kgf/mmである請求項2の高強度超
高圧ダイヤモンド焼結体を用いている。また、切れ刃の
すくい角γを15°、外周逃げ角αを15°、切れ
刃くさび角εを60°、横すくい角λを5°に設定し、
図5に示すように超高圧ダイヤモンド焼結体2aを本体
1の一面側に偏らせており、図8に示すように、被削物
Aのコーナ部の切削に利用される。また、チップ2は、
超硬合金母材2cの先端の支持座に台金と超硬圧ダイヤ
モンド焼結体から成る複合材を接合したものを用い、超
硬合金母材2cを本体1に鑞付けした。
【0022】図9及び図10は、第3実施形態である。
この切削工具は、チップ2のコーナに面取り部6を設け
ており、図11に示すように、被削物Aの面取りされた
コーナの加工に使用される。この工具は、切れ刃のすく
い角γを15°、外周逃げ角αを12°、切れ刃く
さび角εを63°にした。チップ2の超高圧ダイヤモン
ド焼結体2aは酸素含有量が0.01〜0.08重量%
の範囲内にある請求項3の焼結体である。ここではチッ
プ2を直接本体1に鑞付けしたが、図1の工具と同様、
超硬合金ピースを用いて鑞付け面積を増加させることも
できる。
【0023】図12及び図13は、第4実施形態であ
り、これは、図14に示す被削物Aの直角コーナの加工
に利用される。この工具は、切れ刃のすくい角γを2
5°と15°、外周逃げ角αを15°、15°、切れ
刃くさび角εを50°と60°にした。本発明の権利範
囲外のくさび角70°の工具も製作した。また、チップ
2は、超硬合金母材2cの先端の支持座に台金と超高圧
ダイヤモンド焼結体から成る複合材を接合したものを用
い、超硬合金母材2cを本体1に鑞付けした。チップ2
の超高圧ダイヤモンド焼結体2aは、焼結体中に金属形
態のタングステンと、鉄、コバルト、ニッケルの中から
選ばれた少なくとも1種の元素とを含み、焼結体中での
前記タングステンの含有量が0.01〜8重量%の範囲
内にある請求項4の焼結体である。
【0024】なお、これ等の発明工具は、逃げ面の溶着
を減らすために外周逃げ角を12°以上とするのが好ま
しい。また、この発明は、例示の鑞付け式工具に限ら
ず、刃先交換式切削工具にも適用できる。上に述べた実
施形態の各工具は、直径を概略200mm〜300mm
にし、刃数を20枚〜30枚にしたが、工具の直径、刃
数は特に制限されない。
【0025】以下に、この発明の工具と従来工具の性能
比較試験結果を示す。以下の試験では、幅700mm、
長さ1400mm、厚さ16mmの窯業系外装建材の長
さ方向の側面を切削し、切削できた面の枚数を集計し
た。したがって1枚の外装建材を切削した場合は、長さ
方向の側面が2面あるので2枚に相当する。用いた回転
切削工具の直径は、概略200mmから300mmで約
20枚から30枚の切れ刃を設けてある。
【0026】−試験1− 図1及び図2に示す構造の切削工具を試作した。発明品
は切れ刃を先に述べた請求項1の高強度超高圧ダイヤモ
ンド焼結体で、従来品は、従来の一般的な超高圧ダイヤ
モンド焼結体で各々形成した。また、両者のすくい角、
逃げ角、くさび角には表1に示す差をつけた。
【0027】この2つの工具を用いて下記の切削条件で
切削を行い、寿命になるまでの被削物の加工枚数を調べ
た。その結果を表1に併せて示す。この表1から判るよ
うに、発明品は、高強度超硬圧ダイヤモンド焼結体を使
用しているため、くさび角εを小さくできるので切削抵
抗も減少し、その結果、被削物のバリ、クラック発生が
減少し、寿命までの加工枚数が多くなる。
【0028】 切削条件 工具回転数 :3,000rpm 被削物送り速度:40m/min 被削物 :窯業系外装材
【0029】
【表1】
【0030】−試験2− 図5に示す工具を試作し、抗折力値の違う3材質を使用
して工具の性能差を調べた。試作工具は切れ刃くさび角
を60°とし、抗折力を表2に示す3材質として、窯業
系外装材加工での寿命までの加工枚数と切れ刃の損傷状
況を調べた。結果を表2及び表3に示す。なお、加工枚
数の比較試験は同一切削条件で3回実施した。試験に用
いた回転切削工具の刃数は20枚である。
【0031】 切削条件 工具回転数 :1,800rpm 被削物送り速度:35m/min テスト結果は表2、表3に示す通り抗折力値の高い順に
切削枚数が多くなり、切削後の切れ刃の欠け、チッピン
グは少ない。工具の寿命判定は、被削物へクラックが発
生した時点までの切削枚数とした。切削抵抗を減ずるた
めに、くさび角を鋭角(60°)にしたこの試作工具に
おいて、抗折力値の低い低靱性材質は切れ刃くさび角が
鋭角になると刃先強度が低下し、切れ刃の欠け、チッピ
ングが多く発生し、その結果切削抵抗が高くなり、被削
物へクラックが早期に発生して、短寿命となった。この
実験結果から、切れ刃材質の抗折力値は250kgf/
mm以上必要であると考える。
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】−試験3− 図9、図10の切削工具を試作し、下記の条件で切削を
行って寿命に至るまでの加工枚数を調べた。その結果を
表4に示す。
【0035】 切削条件 工具回転数 :2,000rpm 被削物送り速度:35m/min 被削物 :窯業系外装材
【0036】
【表4】
【0037】被削物のクラックは、図15に示すように
加工コーナ部に集中して発生し、そのクラックCが生じ
た段階で工具を寿命と判定した。
【0038】なお、切削後の工具を観察したところ、発
明品には溶着が殆ど見られなかった。これに対し、従来
品の工具は、全切れ刃の外周面に溶着が生じており、ま
た、一部の切刃についてはチッピングも見られた。図1
6、17は発明品(図16)と従来品(図17)の刃先
のSEM写真(倍率100)である。図17から判るよ
うに、従来品は溶着物Bが逃げ面に強固に付着してお
り、そのため、切れ刃くさび角が増大して切削抵抗大と
なり、被削物のクラック発生の原因となっている。
【0039】−試験4− 図12及び図13に示す工具を試作し、切れ刃くさび角
の違いによる性能の差を調べた。試作工具は切れ刃くさ
び角50°、60°、70°の三種とし、窯業系外装材
加工での寿命までの加工枚数と切れ刃の損傷状況を調べ
た。結果を表5及び表6に示す。なお、加工枚数の比較
試験は各3個のサンプルを用いて3回実施した。試験に
用いた回転切削工具の刃数は24枚である。
【0040】 切削条件 工具回転数 :3,500rpm 被削物送り速度:45m/min
【0041】
【表5】
【0042】
【表6】
【0043】くさび角70°の工具は、切削抵抗が大
きく、被削物にクラックが発生して短寿命であった。こ
れに対し、くさび角50°と60°の工具、は、加
工枚数に大差が無く、どちらも長寿命を示した。なお、
くさび角が小さい工具は、表6から判るように切れ刃
の欠け、チッピングが共に多い。この実験結果から切れ
刃くさび角は65°から45°程度までが有効範囲と考
えられる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の切削工具
は、特定組成の高強度超高圧ダイヤモンド焼結体で切れ
刃を形成し、かつ切れ刃くさび角を65°〜45°に設
定することにより、切れ刃の欠けやチッピングの抑制、
切れ刃の耐摩耗性の向上と耐溶着性の向上及び切れ味向
上による切削抵抗の低減が実現でき、低靱性材である窯
業系外装材の切削において、クラック、バリ、欠けの発
生を抑制することが可能となった。その結果、窯業系外
装材の切削枚数が増えてより多く加工することが可能に
なり、かつ、切削工具も長寿命となるため工具交換等に
よる設備停止時間も短縮でき、設備稼動率も向上した。
さらに、被削物(窯業系外装材)の不良発生率も低減で
きるため、加工コストを大幅に低減させることが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の切削工具の要部を示す正面図
【図2】同上の工具の部分断面図
【図3】チップ取付部の詳細図
【図4】図1の工具の加工形態を示す図
【図5】第2実施形態の切削工具の要部を示す正面図
【図6】同上の工具の部分断面図
【図7】チップ装着部の側面図
【図8】図5の工具の加工形態を示す図
【図9】第3実施形態の切削工具の要部を示す正面図
【図10】同上の工具の部分断面図
【図11】図9の工具の加工形態を示す図
【図12】第4実施形態の切削工具の要部を示す正面図
【図13】同上の工具の部分断面図
【図14】図12の工具の加工形態を示す図
【図15】(a)被削物へのクラック発生例を示す図 (b)被削物へのクラック発生例を示す図
【図16】この発明の工具の切削後の刃先SEM写真
【図17】従来工具の切削後の刃先SEM写真
【符号の説明】
1 本体 2 チップ 2a 超高圧ダイヤモンド焼結体 2b 台金 2c 超硬合金母材 3 切れ刃 4 切屑ポケット 5 超硬合金ピース γ すくい角 α 外周逃げ角 ε 切れ刃くさび角 A 被削物 B 溶着物 C クラック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の外周部に下記の材料で形成された
    複数の切れ刃を設け、かつ、その切れ刃のくさび角を6
    5°〜45°の範囲に設定したことを特徴とする窯業系
    外装材加工用回転切削工具。 切れ刃材料:80〜96容量%の焼結ダイヤモンド粒子
    と残部の焼結助剤および不可避不純物とを含み、前記焼
    結ダイヤモンド粒子は実質粒径が0.1〜10μmの範
    囲にあり、かつその粒子が互いに直接接合しており、前
    記焼結助剤は0.01〜40重量%のPdを含みかつ残
    部としてFe、Co、Niの中から選ばれた少なくとも
    1つの元素を含む高強度超高圧ダイヤモンド焼結体。
  2. 【請求項2】 本体の外周部に下記の材料で形成された
    複数の切れ刃を設け、かつ、その切れ刃のくさび角を6
    5°〜45°の範囲に設定したことを特徴とする窯業系
    外装材加工用回転切削工具。 切れ刃材料:長さ6mm、幅3mm、厚さ0.3〜0.
    4mmの測定試験片を用いて4mmスパンの条件で測定
    したときの抗折力が250〜300kgf/mmであ
    る高強度超高圧ダイヤモンド焼結体。
  3. 【請求項3】 本体の外周部に下記の材料で形成された
    複数の切れ刃を設け、かつ、その切れ刃のくさび角を6
    5°〜45°の範囲に設定したことを特徴とする窯業系
    外装材加工用回転切削工具。切れ刃材料:酸素含有量が
    0.01〜0.08重量%の範囲内にある高強度超 高圧ダイヤモンド焼結体。
  4. 【請求項4】 本体の外周部に下記の材料で形成された
    複数の切れ刃を設け、かつ、その切れ刃のくさび角を6
    5°〜45°の範囲に設定したことを特徴とする窯業系
    外装材加工用回転切削工具。 切れ刃材料:焼結体中に金属形態のタングステンと、
    鉄、コバルト、ニッケルの中から選ばれた少なくとも1
    種の元素とを含み、焼結体中での前記タングステンの含
    有量が0.01〜8重量%の範囲内にある高強度超高圧
    ダイヤモンド焼結体。
  5. 【請求項5】 本体の外周部に下記の材料で形成された
    複数の切れ刃を設け、かつ、その切れ刃のくさび角を6
    5°〜45°の範囲に設定したことを特徴とする窯業系
    外装材加工用回転切削工具。 切れ刃材料:焼結体中に金属形態のタングステンと、コ
    バルトと、タングステンカーバイドを含み、焼結体中の
    タングステンカーバイドの(100)面または(10
    1)面によるX線回折強度Iwcと前記ダイヤモンド粒
    子の(111)面によるX線回折強度IDとの比(Iw
    c/I)は0.02未満であり、コバルトの(20
    0)面によるX線回折強度Icoと前記IDとの比(I
    co/I)は0.4未満である高強度超高圧ダイヤモ
    ンド焼結体。
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