JP2001000907A - 塗布装置および方法並びにプラズマディスプレイおよびディスプレイ用部材の製造装置および方法 - Google Patents

塗布装置および方法並びにプラズマディスプレイおよびディスプレイ用部材の製造装置および方法

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JP2001000907A
JP2001000907A JP17448999A JP17448999A JP2001000907A JP 2001000907 A JP2001000907 A JP 2001000907A JP 17448999 A JP17448999 A JP 17448999A JP 17448999 A JP17448999 A JP 17448999A JP 2001000907 A JP2001000907 A JP 2001000907A
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die
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Yoshiyuki Kitamura
義之 北村
Yoshinori Tani
義則 谷
Isamu Sakuma
勇 佐久間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマディスプレイ等の装置において、基
板等の被塗布部材への塗布を、優れた品質で容易に行う
ことができるようにする。 【解決手段】 塗布液を供給する塗布液供給手段と、前
記塗布液供給手段から供給された塗布液を被塗布部材に
吐出する吐出口を有する塗布器と、前記塗布器および被
塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて
前記被塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段とを
備えた塗布装置であって、前記塗布器は複数あり、各々
の塗布器の昇降を独立して行える塗布器昇降手段と、複
数の塗布器から吐出する各々の塗布液が、被塗布部材の
走行方向において重ならないで被塗布部材上に塗膜を形
成するように、塗布液の吐出と塗布器の昇降とを制御す
る塗布器吐出昇降制御手段を備えていることを特徴とす
る塗布装置、塗布方法、並びにそれらを用いたプラズマ
ディスプレイおよびディスプレイ用部材の製造装置およ
び方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばプラズマ
ディスプレイ、カラー液晶ディスプレイ用カラーフィル
タ、光学フィルタ、プリント基板、集積回路、半導体等
の製造分野に使用される塗布技術に関するものであり、
詳しくはガラス基板などの被塗布部材表面に非接触で塗
布液を吐出しながら塗膜を形成する塗布装置および塗布
方法、並びにこれら装置および方法を使用したプラズマ
ディスプレイおよびディスプレイ用部材の製造装置およ
び製造方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスプレイはその方式において
次第に多様化してきているが、現在注目されているもの
の一つが、従来のブラウン管よりも大型で薄型軽量化が
可能なプラズマディスプレイである。これは、一定ピッ
チでストライプ状に一方向に延びる溝をもつ隔壁をガラ
ス基板上に構成し、さらにこの隔壁の溝にR(赤)、G
(緑)、B(青)の蛍光体を充填し、任意の部位を紫外
線により発光させ、所定のカラーパターンを写し出すも
のである。通常隔壁のある方が背面板、紫外線を発生す
る部位のある方が前面板と呼ばれており、両者を貼りあ
わせてプラズマディスプレイとして構成される。
【0003】ここで重要な背面板上の隔壁のパターンの
形成方法としては、隔壁用ペーストを均一に塗布し、乾
燥して均一膜厚のものを成形してから、所定ピッチのス
トライプ状の溝を、サンドブラスト法やフォトリソグラ
フィー法等の後加工によって彫り込み、焼成するのが主
流である。隔壁の塗膜の厚さは焼成後でも100〜20
0μmと厚く、この膜厚に隔壁用ペーストを均一に塗布
する手段としては、数千〜数万cpsというペースト粘
度にあわせて、スクリーン印刷法で何度も塗布する方法
が一般的に用いられている。しかしこの方法では塗布回
数が10〜20回にも及ぶため、コスト削減や品質向上
を狙って、塗布を1回で完了できるロール法やダイコー
ト法等の導入が、近年盛んに取り組み始められている。
【0004】この中でも、先端に吐出口のあるダイから
相対的に移動するガラス基板に塗布液を吐出して塗布を
行うダイコート法は、塗布回数を1回で行えることの
他、(a)アプリケータであるダイがガラス基板と非接
触であるので、塗布面にスクリーンむらが残らず品質を
向上できる、(b)スクリーンのような消耗品がないの
で、その費用を皆無にできる、等のメリットがある。
【0005】しかしながら、上記のダイコート法におい
て生産性を向上させるためには、1枚のガラス基板から
複数の製品がとれるように基板上の複数の領域に塗布す
ること(多面取り)が有効である。このとき、塗布開
始、終了部を所定の膜厚プロファイルに形成するのが必
要条件となるが、1台のダイで一度塗布すると吐出口に
塗布液が付着するため、それ以降の塗布開始部の膜厚プ
ロファイルを、単なる塗布液の吐出/停止制御だけでは
所定のものに形成するのは困難である。
【0006】さらに、多面取りを行なう場合に塗布すべ
きガラス基板は、(a)製品自体の大型化、(b)でき
るだけ多くの製品を1枚の基板から取り出して生産性を
上げるための大型化、の進展により、大きさが1100
×1440mmにも及ぶ。このような大型のガラス基板
に塗布するダイは吐出幅が1100mmにもなり、重量
も100kgに達する。これだけ重いダイを人力で塗布
装置に着脱することは不可能で、容易に装置本体にダイ
を着脱することが必要とされている。
【0007】上記の多面取りに対しては、特開平10−
113595号、特開平10−43659号公報に記載
されているように、複数の吐出口を有するダイや、複数
のダイによって、ガラス基板等の被塗布部材の複数の塗
布領域に塗布することが示されている。ダイと被塗布部
材を塗布領域に相当する長さだけ相対移動させるのであ
れば問題はない。しかし実際には、機械的構成の制約
や、安定速度、あるいは停止までの時間の存在によっ
て、ダイと被塗布部材は実際に塗布する塗布領域に相当
する長さ以上に相対移動させる必要がある。このように
両者の相対移動量が多くなると、それぞれ隣り合うダイ
と塗布領域がお互いに干渉し合う位置に来ることにな
る。隣り合うダイと塗布領域がこのような関係にある
と、ダイと被塗布部材は近接させた状態で塗布を行わせ
ているので、ある塗布領域の塗布開始、終了部の厚くな
った塗膜部分が隣のダイに付着して、せっかく形成した
塗膜が損なわれるという問題点がある。さらに、上記公
報に記載されているように同じダイで間欠的に複数の塗
布領域に塗布すると、ダイの吐出口面に前回の塗布での
塗布液が残存した状態で塗布することとなり、塗布開始
部がどうしても厚い塗膜になるという不都合もある。
【0008】また、上記のダイの塗布装置本体への着脱
については、特開平11−138082号公報に示され
ているような、着脱専用の移動可能な独立したダイ移載
装置があるが、ダイの着脱ごとに本装置をもってこねば
ならず、不便であるという問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の事
情に基づいて行ったもので、その目的とするところは、 1)一枚のガラス基板に多数の製品領域となる部分を塗
布する場合(多面取り)にも、各々の領域の塗布開始、
終了部の膜厚プロファイルを所定のものに成形するとと
もに、形成した塗膜をダイの接触等により損なわない手
段を提供すること、 2)多面取りの場合に必須の大型基板に対応する長尺幅
・大重量ダイの交換を、ダイコータ外から特別な装置を
導入せずに、容易に行える手段を提供すること、 が可能な塗布装置および塗布方法、並びにこれらの塗布
方法および装置を用いたプラズマディスプレイおよびデ
ィスプレイ用部材の製造方法および製造装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、以
下に述べる手段によって達成される。本発明に係る塗布
装置は、塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記塗布
液供給手段から供給された塗布液を被塗布部材に吐出す
る吐出口を有する塗布器と、前記塗布器および被塗布部
材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて前記被
塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段とを備えた
塗布装置であって、前記塗布器は複数あり、各々の塗布
器の昇降を独立して行える塗布器昇降手段と、複数の塗
布器から吐出する各々の塗布液が、被塗布部材の走行方
向において重ならないで被塗布部材上に塗膜を形成する
ように、塗布液の吐出と塗布器の昇降とを制御する塗布
器吐出昇降制御手段を備えていることを特徴とするもの
からなる。
【0011】ここで、各々の塗布器は複数個の吐出口を
有し、また被塗布部材は枚葉部材であることが好まし
い。さらに、前記塗布器を塗布を実行するための位置と
実行しない位置とに着脱する塗布器着脱手段を塗布装置
内部に備えること、前記塗布器の吐出口面を清掃する清
掃手段を有すること、が好ましい。
【0012】本発明のプラズマディスプレイあるいはデ
ィスプレイ用部材の製造装置は上記のような塗布装置を
使用するものである。
【0013】本発明に係る塗布方法は、塗布器の一方向
に延びる吐出口から塗布液を被塗布部材に吐出しなが
ら、前記塗布器および被塗布部材の少なくとも一方を相
対的に移動させて前記被塗布部材に塗膜を形成する塗布
方法であって、前記塗布器は複数あり、複数の塗布器か
ら吐出する各々の塗布液が被塗布部材の走行方向におい
て重ならないように、塗布器からの塗布液の吐出と各々
の塗布器の昇降を制御して被塗布部材上に塗膜の形成を
行なうことを特徴とする方法からなる。
【0014】ここで、各々の塗布器は複数個の吐出口を
有すること、N個の塗布器D1、D2、・・・、DN
と、被塗布部材中のN個の被塗布領域R1、R2、・・
・、RNを、それぞれこの順番に塗布方向に向かって配
置するとともに、それぞれ塗布器D1で被塗布領域R
1、D2でR2、・・・、DNでRNに塗布して塗膜を
形成することが好ましく、さらに被塗布部材は枚葉部材
であることがより好ましい。
【0015】また、前記塗布器を、塗布装置内に設けら
れた塗布器着脱手段によって、塗布を実行するための位
置と実行しない位置とに着脱すること、前記塗布器の吐
出口面は、塗布前に必ず清掃して清浄化すること、が望
ましい。
【0016】本発明のプラズマディスプレイあるいはデ
ィスプレイ用部材の製造方法は、上記のような塗布方法
を用いてプラズマディスプレイあるいはディスプレイ用
部材の製造を行うことを特徴とする方法である。
【0017】本発明に係る塗布装置、塗布方法によれ
ば、塗布器から吐出される塗布液が被塗布部材上で重な
らないように塗布液からの吐出と塗布器の昇降を制御す
るのであるから、塗布開始、終了部の膜厚プロファイル
を所定のものにしつつ、被塗布部材上の複数の領域に塗
膜を形成することが可能となる。さらに、塗布装置本体
内に塗布器の着脱手段を設けると、塗布器の着脱を迅速
に、かつ容易に実行することも可能となる。
【0018】本発明のプラズマディスプレイおよびディ
スプレイ用部材の製造装置および製造方法によれば、上
記の優れた塗布装置及び塗布方法を用いてプラズマディ
スプレイおよびディスプレイ用部材を製造するのである
から、高い品質のプラズマディスプレイおよびディスプ
レイ用部材を高い生産性をもって製造することが可能と
なる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係
る塗布装置の全体斜視図、図2は、図1のダイコータを
塗布液の供給系をも含めて示した概略構成図、図3は図
1、2の塗布装置による被塗布部材としての枚葉部材か
らなる基板Aへの塗布状況を示す概略側面図である。
【0020】図1を参照すると、本発明におけるプラズ
マディスプレイの隔壁製造に適用されるダイコート法に
よる塗布装置、いわゆるダイコータ1が示されている。
このダイコータ1は基台2を備えており、その上に一対
のガイド溝レール4が設けられている。これらガイド溝
レール4には基板Aの保持体としての載置台6が配置さ
れ、この載置台6の上面は、真空吸引によって基板A
(被塗布部材)が固定可能な吸着孔のある吸着面90と
して構成されている。載置台6は一対のスライド脚8を
介してガイド溝レール4上を水平方向に自在に往復動す
る。また載置台6の先頭部には、ダイ40A、40Bの
下端面位置を検出するセンサー92A、92Bが取り付
けられている。なおガイド溝レール4は、側面カバー4
a、上面カバー10に覆われている。
【0021】一対のガイド溝レール4間には、図2に示
す送りねじ機構14、16、18を内蔵したケーシング
12が配置されており、ケーシング12はガイド溝レー
ル4に沿って水平方向に延びている。送りねじ機構1
4、16、18は、図2に示されているように、ボール
ねじからなるフィードスクリュー14を有しており、フ
ィードスクリュー14は載置台6の下面に固定されたナ
ット状のコネクタ16にねじ込まれ、このコネクタ16
を貫通して延びている。フィードスクリュー14の両端
部は図示しない軸受に回転自在に支持されており、その
一端にはACサーボモータ18が連結されている。
【0022】図1に示されているように、基台2の上面
のほぼ中央には2基のダイ支柱24A、24Bが配置さ
れており、このダイ支柱24A、24Bはいずれも逆L
字形をなしている。ダイ支柱24A、24Bの先端は載
置台6の往復動経路の上方に位置付けられており、各々
昇降機構26A、26Bが取り付けられている。昇降機
構26A、26Bは昇降可能な昇降ブラケット(図示し
ない)を備えており、この昇降ブラケットはケーシング
28A、28B内の一対のガイドロッドによって昇降自
在に案内される。また、ケーシング28A、28B内に
はガイドロッド間に位置してボールねじからなるフィー
ドスクリュー(図示しない)もまた回転自在にして配置
されており、このフィードスクリューに対してナット型
のコネクタを介して昇降ブラケットが連結されている。
この構成によって、昇降ブラケットは昇降自在に移動す
ることができる。さらにフィードスクリューの上端には
ACサーボモータ30A、30Bが接続されており、こ
のACサーボモータ30A、30Bはケーシング28
A、28Bの上面に取り付けられている。
【0023】各々の昇降ブラケットには支持軸(図示し
ない)を介してダイホルダ32A、32Bが取り付けら
れており、このダイホルダ32A、32Bはコの字形を
なしかつ一対のガイド溝レール4の上方をこれらレール
間に亘って水平に延びている。ダイホルダ32A、32
Bの支持軸は昇降ブラケット内にて回転自在に支持され
ており、これにより、ダイホルダ32A、32Bは支持
軸とともに垂直面内で回転することができる。
【0024】また昇降ブラケットには水平バー36A、
36Bも固定されており、この水平バー36A、36B
はダイホルダ32A、32Bの上方に位置し、ダイホル
ダ32A、32Bに沿って延びている。水平バー36
A、36Bの両端部には、その下面から突出する伸縮ロ
ッドを有する電磁作動型のリニアアクチュエータ38
A、38Bがそれぞれ取り付けられている。これらの伸
縮ロッドは下端がダイホルダ32A、32Bの両端にそ
れぞれ当接するように配置されている。
【0025】ダイホルダ32A、32Bには塗布器とし
てのダイ40A、40Bが保持されている。図1から明
らかなように、スリットダイ40A、40Bは載置台6
の往復動方向と直交する方向、つまり、ダイホルダ32
A、32Bの長手方向に水平に延びて、その両端がダイ
ホルダ32A、32Bに支持されている。以上の構造に
よって、ダイ40A、40Bは各々独立して昇降させる
ことができる。
【0026】その他基台2の上面にはダイ支柱24A、
24Bよりも手前側にセンサ支柱20が配置されてい
る。このセンサ支柱20もまた逆L字形をなしている。
センサ支柱20の先端には、載置台6の往復動経路の上
方になるように厚みセンサ22がブラケット21を介し
て取り付けられている。
【0027】さてダイ40A、40Bは図2に概略的に
示されているように、それぞれ長尺なブロック形状のリ
アリップ60A、60B、フロントリップ66A、66
Bを、載置台6の往復動方向に図示しない複数の連結ボ
ルトにより相互に一体的に結合して構成されている。リ
アリップ60A、60B、フロントリップ66A、66
Bの最下面は塗布膜C1、C2を保持する吐出口面74
A、74Bとなっており、吐出口面74A、74B〜基
板Aの隙間であるクリアランスは塗布性から最適な値に
設定される。
【0028】またダイ40A、40Bの内部では、リア
リップ60A、60Bとフロントリップ66A、66B
との間で、塗布膜C1、C2を形成する塗布液の流路と
なるスリット64A、64Bが形成される。このスリッ
ト64A、64Bは、ダイ40A、40Bの下面では塗
布液の出口である吐出口72A、72Bとなる。またス
リット64A、64Bの間隙はリアリップ60A、60
B、フロントリップ66A、66Bの平行部との間に挟
み込まれた図示しないシムによって確保されており、任
意の大きさに設定できる。吐出量のダイ40A、40B
長手方向(図2の紙面に垂直な方向)の分布は、リップ
間隙のダイ40長手方向の分布によって定まる。すなわ
ち、リップ間隙が広いと吐出量は多くなり、リップ間隙
が狭いと吐出量は少なくなる。さらにスリット64A、
64Bの上流側には、これに連通してダイ40A、40
Bの長手方向(基板幅方向)に水平に延びているマニホ
ールド62A、62Bが形成されている。さらにこのマ
ニホールド62A、62Bはダイ40A、40Bの内部
通路を介して吐出配管42A、42Bに接続される。
【0029】ダイ40A、40Bの上流には吐出配管4
2A、42B、吐出バルブ84A、84B、シリンジポ
ンプ44A、44B、吸引配管82A、82B、吸引バ
ルブ86A、86B、タンク50A、50Bがあり、タ
ンク50A、50B内の塗布液76A、76Bをダイ4
0A、40Bに供給することができる。
【0030】シリンジポンプ44A、44Bはシリンジ
80A、80B、ピストン52A、52B、分岐管46
A、46Bより構成されている。吸引バルブ86A、8
6Bを開、吐出バルブ84A、84Bを閉の状態でピス
トン52A、52Bを図示されていない駆動装置によっ
て下降すると、塗布液が分岐管46A、46Bを経てシ
リンジ80A、80Bに充満する。ついで吸引バルブ8
6A、86Bを閉、吐出バルブ84A、84Bを開の状
態にしてからピストン52A、52Bを上昇させると、
シリンジ80A、80B内に充満された塗布液が分岐管
46A、46Bを通じてダイ40A、40Bへ送られ
る。
【0031】これら吸引バルブ86A、86B、吐出バ
ルブ84A、84Bの切替タイミング、シリンジポンプ
44A、44Bの動作タイミング、塗布液吐出量、吐出
速度等の動作条件は、各々の装置が電気的に接続されて
いるコンピュータ54によって各装置ごとに独立に制御
される。さらに、シリンジポンプ44A、44Bを載置
台6等と連動して動作制御するため、コンピュータ54
には厚みセンサ22の他に、シーケンサ56も電気的に
接続されている。このシーケンサ56は、載置台6側の
フィードスクリュー14のACサーボモータ18や、昇
降機構26A、26B側のACサーボモータ30A、3
0Bやリニアアクチュエータ38A、38Bの作動をシ
ーケンス制御するものであり、そのシーケンス制御のた
めに、シーケンサ56にはACサーボモータ18、30
A、30Bの作動状態を示す信号、載置台6の移動位置
を検出する位置センサ58からの信号、ダイ40A、4
0Bの作動状態を検出するセンサ(図示しない)からの
信号などが入力される。一方、シーケンサ56からはシ
ーケンス動作を示す信号がコンピュータ54に出力され
るようになっている。
【0032】以上の構成によって、ダイ40A、40B
からの塗布液の吐出と、ダイ40A、40Bの昇降動作
を任意に行わせることができる。なお、位置センサ58
を使用する代わりに、ACサーボモータ18にエンコー
ダを組み込み、このエンコーダから出力されるパルス信
号に基づき、シーケンサ56にて載置台6の移動位置を
検出することも可能である。また、シーケンサ56自体
にコンピュータ54による制御を組み込むことも可能で
ある。
【0033】次にこの塗布装置を使って図3に示す基板
Aの2つの塗布領域R1、R2に塗布する方法について
説明する。
【0034】まず塗布装置における各作動部の原点復帰
が行われると、載置台6、ダイ40A、40Bはスタン
バイの位置に移動する。このときまでに、タンク50
A、50Bに塗布液を供給してタンク50A、50B〜
ダイ40A、40Bまでの塗布液供給ライン内の残留エ
アーの排出(エアー抜き)はすでに完了しており、塗布
液供給ライン内には塗布液が充満されている。
【0035】次に、載置台6の先端にあるセンサー92
A、92Bをダイ40A、40Bの上流側の吐出口面7
4A、74Bの真下に移動させ、ダイ40A、40Bを
ゆっくり下降させて所定位置で停止させる。この後、載
置台6の吸着面90を基準にしたダイ40A、40Bの
吐出口面74A、74Bの基板幅方向の高さ分布を測定
し、吐出口面74A、74Bが載置台6の吸着面90と
平行になるように、各々のリニアアクチュエータ38
A、38Bの伸縮量を調整する。このとき、載置台6の
吸着面90を基準点とした吐出口面74A、74Bと昇
降機構26A、26Bの上下方向座標軸(Z軸)値との
関連づけ、いわゆる各々の吐出口面74A、74Bの原
点出しも同時に実行、完了される。この上下方向座標軸
値に基づいてダイ40A、40Bの昇降位置を制御すれ
ば、吐出口面74A、74Bを吸着面90から任意の高
さ位置に移動させることができる。これらの作業が完了
すれば、載置台6、ダイ40A、40Bを原点復帰させ
る。
【0036】この準備動作が完了した後、載置台6の表
面に図示していないリフトピンを上昇させ、その上部に
図示しないローダから基板Aを載置したら、リフトピン
を下降させて載置台上面に基板Aを載置して吸着する。
【0037】次に載置台6を所定速度で移動させ、基板
Aの中央部が厚みセンサ22の真下にきたら停止させ
る。この停止状態のときに厚みセンサ22で基板Aの基
板厚みを測定し、その厚さとあらかじめ条件として与え
ておいたクリアランスから、ダイ40A、40Bの下降
すべき値をZ1、Z2をそれぞれ演算して、その位置に
ダイ40A、40Bを下降させる。
【0038】一方、シリンジポンプ44A、44Bはこ
の間にタンク50A、50Bから所定量の塗布液を吸引
して、待機の状態にある。
【0039】次に図3に示すように、塗布領域R1はダ
イ40Aで、塗布領域R2はダイ40Bで塗布するため
に、まず載置台6を所定の塗布速度で移動開始させる。
ここで塗布領域とダイの対応関係を上記のように定めた
のは、あらかじめ基板Aからダイをクリアランス分だけ
離れた塗布実行位置においても、塗布開始前に他の部分
で塗布された部分が通過して、厚く塗布された部分がダ
イに付着して、塗布された面が損なわれることがなくな
るからである。これによって、ダイ40A、40Bをあ
らかじめ所定の塗布位置に下降させておけるので、定め
られた塗布領域R1、R2に対応してダイ40A、40
Bを接近または退避させたりする余計な昇降動作を省略
できるとともに、塗布開始を確実にしかも所定のタイミ
ングで素早く実施できる。次に、各々の塗布領域の塗布
開始点S1、S2がダイ40Aの吐出口72A、ダイ4
0Bの吐出口72Bの真下にきたら、シリンジポンプ4
4A、44Bを各々独立して起動させて、塗布液76
A、76Bをダイ40A、40Bに送り込み、塗布が開
始される。
【0040】基板A上の塗布領域R1、R2の塗布終了
点E1、E2が各々ダイ40Aの吐出口72A、ダイ4
0Bの吐出口72Bの真下の位置にきたら、コンピュー
タ54から信号を出して、シリンジポンプ44A、44
Bの停止と、ダイ40A、40Bの上昇をそれぞれ独立
して行い、塗布液76A、76Bを基板Aから完全にた
ちきって、塗布を終了する。
【0041】一方載置台6はさらに動きつづけ、基板A
をアンローダで移載する終点位置にきたら停止し、基板
Aの吸着を解除してリフトピンを上昇させて基板Aを持
ち上げる。
【0042】このとき、図示されないアンローダによっ
て基板Aの下面を保持して、次の工程に基板Aを搬送す
る。アンローダへの受け渡しが完了したら、載置台6は
リフトピンを下降させ原点位置に復帰する。
【0043】この間にシリンジポンプ44A、44B
は、吸引動作を行ってタンク50A、50Bから新たに
塗布液76A、76Bを充満させる。ついで次の基板A
が来るのを待ち、同じ動作をくりかえす。
【0044】以上では、ダイ40A、40Bが吐出口が
一つのもので説明したが、ダイ40A、40Bの吐出口
が長手方向に複数に分割されているものを用いてもよ
い。この場合はさらに、多数の塗布領域に分割して塗布
することができる。
【0045】次に別の実施態様について詳細に説明す
る。図4は図1のダイコータ1に別の本発明を適用した
ダイコータ101を示す概略斜視図、図5はダイ着脱装
置の基板走行方向からみた正面図、図6はその側面図で
ある。
【0046】図4を詳細にみると、ダイコータ101
は、クリーンブース100によって囲われている。ダイ
コータ101は図1のダイコータ1と、クリーンブース
100で囲われている他は全く同じ構成である。一方ク
リーンブース100は角形鋼などからなるフレーム10
8、天板102、塩化ビニルなどの透明材を用いた正面
カバー105A、105B、及び側面カバー103より
構成されており、クリーン化ユニット106によって、
ブース内を所定のクリーン度に維持できるものである。
このクリーンブース100に囲われたダイコータ101
の2台のダイ40A、40Bの真上には、クリーンブー
ス100の横梁104A、104Bに支えられたダイ着
脱装置120A、120B(図6に120Aを図示)が
各々取り付けられている。ダイ着脱装置120A、12
0Bは全く同じ構造である。
【0047】ここで図5、および図6を参照するに、ダ
イ着脱装置120Aは、コの字フレーム122Aに取り
付けられた上下ガイドローラ136A、横ガイドローラ
130Aによって、横梁104Aに沿って移動すること
ができる。ここで、上下ガイドローラ136Aは軸13
8Aを介して支持受140Aに、横ガイドローラ130
Aは軸132Aを介して支持受134Aに取付けられて
いる。また、図示しないサーボモータなどの駆動装置に
よって上下ガイドローラ136A、横ガイドローラ13
0Aを駆動することにより、自動で任意の位置に移動さ
せることもできる。さらにコの字フレーム122Aの下
面には2個の昇降用シリンダー126Aが取り付けられ
ている。この2個の昇降用シリンダー126Aは、バー
127Aで一体化しているので、同じタイミングで昇降
できる。さらにバー127Aにフックを介して取り付け
られているワイヤー128Aを、ダイ40Aに取り付け
られているフック130Aと係合させることにより、ダ
イ40Aを昇降シリンダー126Aの伸縮動作により自
由に昇降させることが可能となる。
【0048】ダイ着脱装置120Aによるダイの着脱は
次のようにして行う。まずダイ40Aをダイコータ10
1に取り付ける場合は、台車等でダイ40Aをダイ着脱
装置120Aの可動範囲内におく。続いてダイ40Aの
フック130Aにワイヤー128Aをつけた後、昇降用
シリンダー126Aで上方に持ち上げる。ついで、ダイ
40Aをつり上げた状態でダイ着脱装置を横梁104A
に沿って、ダイ40Aがダイコータ101での取り付け
場所の真上に来るまで移動させる。ダイ40Aが所定の
場所まできたらダイ着脱装置120Aの移動を停止し、
昇降用シリンダー126Aを起動して、ダイ40Aをダ
イコータ101の取り付け場所まで下降させる。つい
で、ダイ40Aをダイコータ101にボルト等でしっか
り固定して、ワイヤー128Aをフック130Aからは
ずして、ダイ着脱装置120Aを塗布の妨げにならない
場所に移動させる。ダイ40Aをダイコータ101から
取り外す場合は、以上の手順の逆を行えばよい。このダ
イ着脱装置によって、ダイ40Aが大型化しても容易に
着脱を行うことができる。ダイ着脱装置120Bによる
ダイ40Bの着脱装置もダイ着脱装置120Aによるも
のと全く同じである。
【0049】本実施例では、ダイの数だけ着脱装置を設
けたが、基板走行方向にも移動できるようにしたダイ着
脱装置を1台だけ設け、これによって複数のダイを着脱
できるようにしてもよい。
【0050】また、以上の本発明の説明でダイの吐出口
面を清浄化する(清掃する)装置は示されていないが、
拭取りや、洗浄液による洗浄、等の吐出口面を清掃によ
り清浄化する手段をダイコータに付加してもよい。これ
によって、ダイの吐出口面が常に清浄化した状態で塗布
を開始できるので、塗布開始部の膜厚プロファイルを所
望にものに容易に制御できるようになる。
【0051】なお本発明が適用できる塗布液としては粘
度が1cps〜100000cps、望ましくは10c
ps〜50000cpsであり、ニュートニアンが塗布
性から好ましいが、チキソ性を有する塗布液にも適用で
きる。基板Aとしてはガラスの他にアルミ等の金属板、
セラミック板、シリコンウェハー等を用いてもよい。さ
らに使用する塗布条件としては、クリアランス(必要な
ものに対して)が40〜500μm、より好ましくは8
0〜300μm、塗布速度が0.1m/分〜10m/
分、より好ましくは0.5m/分〜6m/分、ダイのリ
ップ間隙は50〜1000μm、より好ましくは100
〜600μm、塗布厚さが5〜400μm、より好まし
くは20〜250μmである。
【0052】
【実施例】440mm幅×750mm長×2.8mm厚
のソーダガラス基板上の全面に感光性銀ペーストを5μ
mの厚みにスクリーン印刷した後で、340mm長×4
40mm幅の2つの領域に分離できるようにフォトマス
クを用いて露光し、現像および焼成の各工程を経て、ピ
ッチ220μmで長さが330mmのストライプ状の1
920本の銀電極を2箇所に形成した。その電極上にガ
ラスとバインダーからなるガラスペーストをスクリーン
印刷した後に、焼成して誘電体層を上記の領域2箇所に
形成した。次に図3のダイコータに吐出幅430mm、
リップ間隙(シム厚さ)500μmのダイを2台取付
け、タンク〜ダイまでの塗布液供給ラインに、ガラス粉
末と感光性有機成分からなる粘度20000cpsの感
光性ガラスペーストを充満させた。ダイ〜誘電体層の間
のクリアランスが350μmになるようにそれぞれのダ
イを下降させた後に、塗布厚さ300μm、塗布速度1
m/分で上記の感光性ガラスペーストを塗布した。塗布
は図3の領域R1に相当する部分をダイ40Aに相当す
るダイでで、領域R2に相当する部分をダイ40Bに相
当するダイで塗布し、2カ所の340mm長×440m
m幅の領域に感光性ガラスペーストの塗膜を分離して形
成した。この基板を移載機で取り出して、輻射ヒータを
用いた乾燥炉に投入し、100℃で20分間乾燥した。
乾燥後の塗布厚み分布を基板全面にわたって測定したと
ころ、190μm±5μmの範囲に収まった。次いで隣
あった電極間に隔壁が形成されるように設計されたフォ
トマスクを用いて露光し、現像と焼成を行って隔壁を形
成した。隔壁の形状はピッチ220μm、線幅30μ
m、高さ130μmであり、各領域での隔壁本数は19
21本であった。この後、R、G、Bの蛍光体ペースト
を順次スクリーン印刷によって塗布して、80℃15分
で乾燥後、最後に460℃15分の焼成を行って、プラ
ズマディスプレイの背面板を作製した。得られたプラズ
マディスプレイ背面板の表面品位は申し分ないものであ
った。次にこのプラズマディスプレイ背面板と前面板を
合わせ、封着後、Xe5%、Ne95%の混合ガスを封
入し、駆動回路を接続してプラズマディスプレイを得
た。
【0053】
【発明の効果】本発明は上記のような構成を有するの
で、以下のような優れた効果を奏する。 (1)塗布器から吐出される塗布液が被塗布部材上で重
ならないように塗布液からの吐出と塗布器の昇降を制御
したり、塗布器の配置の順番に被塗布部材上の塗布領域
を対応させて塗布するようにしたので、塗布開始、終了
部の膜厚プロファイルを所定のものにしつつ、被塗布部
材上の複数の領域に塗膜を容易に成形することができる
ようになった。
【0054】(2)塗布装置本体内に塗布器の着脱手段
を設けたので、多面取りを行う大きなガラス基板に塗布
できる塗布器の着脱を迅速に、かつ容易に実行すること
ができるようになった。
【0055】以上の優れた効果を有する塗布装置並びに
塗布方法を用いたプラズマディスプレイおよびディプレ
イ用部材の製造装置並びに製造方法でプラズマディスプ
レイおよびディスプレイ用部材を製造するのであるか
ら、高い品質のプラズマディスプレイおよびディスプレ
イ用部材を高い生産性をもって得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係るダイコータを概略的
に示した斜視図である。
【図2】図1のダイコータを塗布液の供給系をも含めて
示した概略構成図である。
【図3】図1のダイコータによる基板Aへの塗布状況を
示す概略側面図である。
【図4】本発明の別の実施態様に係るダイコータを概略
的に示した斜視図である。
【図5】本発明に係るダイ着脱装置を基板走行方向から
みた概略正面図である。
【図6】図5の概略側面図である。
【符号の説明】
1 ダイコータ 2 基台 6 載置台 14 フィードスクリュー 18 ACサーボモータ 22 厚さセンサ 26 昇降機構 40A、40B ダイ(塗布器) 44A、44B シリンジポンプ 50A、50B タンク 52A、52B ピストン 54 コンピュータ 60A、60B リアリップ 62A、62B マニホールド 64A、64B スリット 66A、66B フロントリップ 72A、72B 吐出口 74A、74B 吐出口面 76A、76B 塗布液 80A、80B シリンジ 90 吸着面 100 クリーンブース 101 ダイコータ 120A、120B ダイ着脱装置 A 基板(被塗布部材) C 塗布膜
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月6日(2000.6.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】以上では、ダイ40A、40Bが吐出口が
一つのもので説明したが、基板A上の塗布領域が、ダイ
40の長手方向(基板Aの走行方向に直角な方向、すな
わち基板A幅方向)に複数ある場合には、ダイ40A、
40Bの吐出口が長手方向に複数に分割されているもの
を用いてもよい。この場合は基板Aの走行方向もあわせ
るとさらに、多数の塗布領域に分割して塗布することが
できる。また、この場合、一つの塗布領域の基板A幅方
向長さに応じた長さの吐出口を一つ持つダイを、基板A
幅方向にある塗布領域の数だけ、基板A幅方向に並べて
もよい。このときダイは一つのダイホルダーに複数台基
板A幅方向に並べて取り付けてもよいし、複数台のダイ
をそれと同数の独立に昇降するダイホルダーに取り付け
て、塗布領域にあわせて基板Aの走行方向に直角な方向
にずれせて配置してもよい。以上のように複数台のダイ
を並べて基板A幅方向に複数の塗布領域に塗布するよう
にすると、1台のダイで行うときよりも長さの短いダイ
を使うことができる。長さの短いダイの方が通常は機械
精度が高いので、塗布精度が高くなり、さらにダイの運
搬、脱着等の取り扱いも容易となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 9/02 H01J 9/02 F 11/02 11/02 B (72)発明者 佐久間 勇 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 4D075 AC04 AC84 AC86 AC88 AC93 AE03 BB65Z CA48 DA06 DB13 DC22 EA05 4F041 AA06 AB01 BA05 BA13 BA22 CA02 CA22 5C027 AA09 5C040 GF19 JA23 JA31 JA40 LA17 MA23 MA26 5G435 AA01 AA17 BB06 CC09 HH12 HH14 KK05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液を供給する塗布液供給手段と、前
    記塗布液供給手段から供給された塗布液を被塗布部材に
    吐出する吐出口を有する塗布器と、前記塗布器および被
    塗布部材のうちの少なくとも一方を相対的に移動させて
    前記被塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段とを
    備えた塗布装置であって、前記塗布器は複数あり、各々
    の塗布器の昇降を独立して行える塗布器昇降手段と、複
    数の塗布器から吐出する各々の塗布液が、被塗布部材の
    走行方向において重ならないで被塗布部材上に塗膜を形
    成するように、塗布液の吐出と塗布器の昇降とを制御す
    る塗布器吐出昇降制御手段を備えていることを特徴とす
    る塗布装置。
  2. 【請求項2】 各々の塗布器は複数個の吐出口を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  3. 【請求項3】 被塗布部材は枚葉部材であることを特徴
    とする請求項1または2に記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】 さらに前記塗布器を塗布を実行するため
    の位置と実行しない位置とに着脱する塗布器着脱手段を
    塗布装置内部に備えていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の塗布装置。
  5. 【請求項5】 さらに前記塗布器の吐出口面を清掃する
    清掃手段を有していることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の塗布装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の塗布装
    置を使用してプラズマディスプレイを製造することを特
    徴とするプラズマディスプレイの製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の塗布装
    置を使用してディスプレイ用部材を製造することを特徴
    とするディスプレイ用部材の製造装置。
  8. 【請求項8】 塗布器の一方向に延びる吐出口から塗布
    液を被塗布部材に吐出しながら、前記塗布器および被塗
    布部材の少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗
    布部材に塗膜を形成する塗布方法であって、前記塗布器
    は複数あり、複数の塗布器から吐出する各々の塗布液が
    被塗布部材の走行方向において重ならないように、塗布
    器からの塗布液の吐出と各々の塗布器の昇降を制御して
    被塗布部材上に塗膜の形成を行なうことを特徴とする塗
    布方法。
  9. 【請求項9】 前記塗布器は複数個の吐出口を有するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の塗布方法。
  10. 【請求項10】 N個の塗布器D1、D2、・・・、D
    Nと、被塗布部材中のN個の被塗布領域R1、R2、・
    ・・、RNを、それぞれこの順番に塗布方向に向かって
    配置するとともに、それぞれ塗布器D1で被塗布領域R
    1、D2でR2、・・・、DNでRNに塗布液を塗布し
    て塗膜を形成することを特徴とする請求項8または9に
    記載の塗布方法。
  11. 【請求項11】 被塗布部材は枚葉部材であることをこ
    とを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の塗布
    方法。
  12. 【請求項12】 前記塗布器を、塗布装置内に設けられ
    た塗布器着脱手段によって、塗布を実行するための位置
    と実行しない位置とに着脱することを特徴とする請求項
    8〜11のいずれかに記載の塗布方法。
  13. 【請求項13】 塗布器の吐出口面を、塗布前に清掃す
    ることを特徴とする請求項8〜12のいずれかに記載の
    塗布方法。
  14. 【請求項14】 請求項8〜13のいずれかに記載の塗
    布方法を用いてプラズマディスプレイの製造を行うこと
    を特徴とするプラズマディスプレイの製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項8〜13のいずれかに記載の塗
    布方法を用いてディスプレイ用部材の製造を行うことを
    特徴とするディスプレイ用部材の製造方法。
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