JP2000514888A - 貴重品への液体分配装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 貴重品用の容器に組み込まれる装置は、液体着色材または有毒ガス、好ましくはインク、を収容する第１のリザーバ（３）と、与圧ガスを収容する第２のリザーバ（１４）と、検知システムに接続されたアクチュエータ（１３）とを備える。与圧ガスは、検知システムにより要請されれば遊離される。第１のリザーバ（３）は、ガスの放出から生じる圧力の急増で折り畳み可能となる。第１のリザーバの内容物は、止め弁及び細長の多孔管（１０）を介して排出され、貴重品に噴霧される

Description

【発明の詳細な説明】 貴重品への液体分配装置 本発明は、貴重品、例えば現金自動支払機（ＴＣＤ）または現金自動預け払い 機（ＡＴＭ）あるいは輸送用容器に予め装着したカセットの中の銀行券に、液体 好ましくはインク、を分配する新しいセキュリティ装置に関する。 本装置の目的は、侵犯、盗みの企て、または容器を移動したり、取り除いたり 破壊したりする権限のない操作が検知された場合、容器中の銀行券を価値のない ものにすることにある。検知は、適当な周知の電子手段でなされるのが好ましい が、これは本発明の要素ではない。 輸送用の容器例えばスーツケースの場合、盗まれたり侵害されたりすると中に 入っている銀行券を無効にする装置を備えているのは周知である。これは、例え ば制御された爆発により、着色された液体を自動的に噴霧することで達成される 。インクは消えないものでかつ水性のものが好ましい。 この目的のため、数多の方式が知られている。その１つに、インクとピストン とを収容するシリンダを備える装置が知られており、盗難の場合ピストンが、電 子または機械的手段、あるいはCO₂含有のカートリッジまたはキャニスタを介し て作動する。 別の装置はインクリザーバとCO₂カートリッジとを備え、作動されるとガスと 混合したインクを容器内に放出する。後者の場合、インクの実質的部分は積み重 なった銀行券上に配布されない。 これらの装置は複雑で、かつ機械的部品があること、妨害の可能性、保守のコ スト高からあまり信頼性がない。 第１の改良は欧州特許公報番号第０６２３９０２Ａ１号に開示され、弾性封止 手段を備えるインクリザーバ付きの装置を提供することで達成された。第２のリ ザーバから放出された与圧ガスで膨張可能となる第２の区画が、この弾性封止手 段により画定される装置であった。 しかしながら、毎回の使用後あるいは保守点検中に、装置を完全に洗浄する必 要はまだ残されている。 本発明は、これらの課題を解消して、容器中の銀行券を、好ましくは恒久的に 染みづけする新しい改良装置を提供する。この容器は自動現金支払機に用いるの が好ましいが、必ずしもその必要はない。インクと与圧ガスとは簡単に交換でき る取り外し可能なカートリッジの形状を採るので、保守のコストが低減される。 本発明の他の態様によれば、カートリッジは、作動後または所定の間隔で実行 される保守作業中に処理可能な使い捨てのカートリッジである。 本発明の１つの態様によるユニットは、交換可能なインクカートリッジを持つ ため、技術者はその場でインク供給源を交換でき、製造所へ戻らなくてもすむ。 本発明のまた別の実施形態によれば、インクとガスカートリッジとを収容する ハウジングはそれ自身使い捨てになっているため、製造段階後にハウジングを開 ける手段を設ける必要はない。 本発明による装置は、予め装着された銀行券用のカセットに嵌合するようにさ れるのが好ましいが、必ずしもその必要はない。カセットは、概して矩形状で、 積み重なった銀行券がぎっしりと入っている。銀行券は適当な機構を介して１枚 ずつ送られてもよい。カセットは、権限のあるオペレータによってのみ開けるこ とができ、カバーは取り外しができるか、またはカセットの側壁部に蝶番で取り 付けてある。 要約すれば本発明は、ハウジングを備え、銀行券の容器に組み込むようにされ た装置を提供し、該ハウジングは： 外圧をうけて少なくとも部分的に折り畳まれ、液体着色材を収容し、かつ止め 弁付きオリフィスをその壁部に備える第１のリザーバと、 与圧ガスを含有する第２のリザーバと、 前記与圧ガスリザーバの弁と検知システムとに接続し、前記検知システムから 要請があれば前記第２のリザーバから与圧ガスの迅速かつ完全な解放を誘発する ことができ、かつ第１のリザーバの前記オリフィスから壁部すなわちより剛性の ハウジングのカバーの孔を通って、インク放出手段を外方に延在するアクチュエ ータとを含む。つまり前記ハウジングは、リザーバ、カートリッジ、アクチュエ ータ及びアクチュエータを外部検知システムに接続する手段とを含んでいる。 第２のリザーバは、圧力を受けて極めて短時間に所定量のガス、例えばCO₂を 放出すなわち遊離することのできる他の任意の要素で代用してもよい。これは、 他の用途、例えば自動車産業におけるエアバッグあるいは消化器、に用いられる ガス発生装置として周知の火工品要素であってもよい。このようにガスを急激な 化学分解を介して供給してもよい。 インク放出手段は、矩形の多孔管の形状であることが好ましく、全部の孔は銀 行券が置かれる側に向けてある。孔の幅は０．８から１mmが好都合であり、その 数は５０あるいはそれ以上あってもよい。またインク放出手段は、１個または数 個のノズルまたは相当要素でも構わない。 本発明の１実施形態によれば、装置は液体着色インク用のリザーバを備える。 リザーバは可撓性のプラスチックからできているのが好ましい。可撓性プラスチ ックのリザーバは、カートリッジ形状の剛性第２の取り外し可能なリザーバに含 まれる与圧ガスが放出すると、急激にほぼ爆発的に増大する外圧のために十分に 折り畳まれるからである。プラスチックは高密度ポリエチレンでもよい。インク リザーバの寸法は、ハウジングに挿着でき、その端部に与圧ガスのカートリッジ とアクチュエータのために十分な場所を残す程度のものとする。特別な実施形態 によれば、今日では好まれないが、インクリザーバは、外圧を受けて簡単に折り 畳まれる蛇腹形状であってもよい。 与圧ガスリザーバまたはカートリッジ及びアクチュエータは、第２のハウジン グに収容されてもその一部であってもよい。第２のハウジングもまた、プラスチ ック製であるのが好ましく、前述の主ハウジングに装着可能とする。この第２の ハウジングは孔を具備したり、開口したりしているので、主ハウジング内のガス の自由な膨張を可能にする。その目的は、単一ユニットにおいて、関連線材を有 するアクチュエータ（起爆装置）とカートリッジの端部とを正しく関連させるこ とにある。これにより効果的な始動動作が確実になる。 主ハウジングは平行六面体であってもよく、分配手段用のオリフィス付き取り 外し可能なサイドカバーと、検知システムとの接続手段用の小さいオリフィスと を備える。オーリングをカバーすなわち蓋とハウジング本体の残部との間に設け ると好都合である。接続手段は通常線材である。前記線材を収容する溝をハウジ ングの内壁部すなわち折り畳みリザーバの外側部に設けてもよい。サイドカバー はねじまたはボルトで固定的に配置する。ハウジングとそのカバープレートは、 金属例えばアルミニウム、またはプラスチック例えばグラスファイバで強化した ナイロンでもよい。この材料はインクリザーバに用いられるプラスチックよりも っと剛性のものとする。しかしながら幾分かの可撓性は受け入れられ、急激な内 圧の増大に対する耐久性が問題にならない場合は、好都合でもある。 本発明の別の実施形態によれば、ハウジングは取り外し可能な蓋すなわちカバ ーを含まない。この場合、全ての構成要素は恒久的に封止されたハウジングに収 容されるため、カバーは例えば導入部であり製造段階で封止される。ハウジング はこの場合使用後または所定の稼働時間後に使い捨てされる。 ハウジングは一体取付手段を具備して、それを貴重品を入れた容器、またはそ の近傍に固定するのが好ましい。取付装置を、ハウジング表面と平行に配置され た、検知システムの一部であるプリント基板に設けることもできる。 本発明の１態様によれば、アクチュエータと協働したり、ハウジング要素本体 すなわちインクリザーバに螺合されたりする、与圧ガスカートリッジまたは相当 手段は、起爆装置により発生する例えば制御された爆発を介して与圧ガスを遊離 して、周知の方法でカートリッジの頭部の壊れやすい領域を破壊することができ る。そのような作用が要請される場合に、電子手段が適当な信号（例えば９Ｖ） を提供する。 カートリッジの与圧ガスは空気であってもよいが、±５０kg／cm²の圧力での 二酸化炭素が好ましい。 本発明の１実施形態によれば、インクリザーバの出口管は止め弁に接続され、 かつ９０°エルボを介してインク分配手段に接続されている。インク分配手段に は、銀行券用カセットに適応される場合積み重なった銀行券に対向する全長に孔 のあいた管や、１つまたは複数のノズルなどがある。このインク分配手段は容器 の少なくとも１つの内側部、例えばカバーに沿って延在する。 出口と主リザーバは、ハウジングのカバーすなわち壁部のねじ山を切られた孔 とその対応部などの手段を介して、ハウジングのカバーにしっかりと固着される 。 動作中折り畳みリザーバは、止め弁を通ってインクを分配手段、例えば積み重 なった銀行券の上に配置された１つあるいは数本の多孔管へ押し動かし、次いで 銀行券の積み重ね体または積み重なったカセットの上と中に押し出す。インクリ ザーバの折り畳みは、ガスの均質な外圧により少なくとも２つの主壁部が変形さ れ互いに押し付けられた結果生じるのが好ましい。 作動後、インクリザーバはほぼ平らになり、内容物の９０％以上、場合によっ ては９５％以上が排出される。主ハウジングの残余の圧力は、封止が完全でない ため自然に減少するが、この目的のために特別な通気穴を設けてもよい。 リザーバと管との間に置かれた適当な弁により、例えばたったの数ｋｇを超え る圧力で、５バール以下であるのが好ましいが、インクの流通が可能になる。典 型的には、カートリッジの空気圧は作動直後に５０kgとなり、インクの９０％以 上はリザーバより放出手段を介して排出される。 上記の止め弁は、ボールスプリング型一方弁でもよいが、好ましい実施形態に よれば廉価な膜でもよい。この膜は、例えばプラスチックまたは適当にシールさ れた金属被覆プラスチックからなり、所定の圧力以上で、例えば３から６バール の間で、破断する。 該膜は、折り畳み容器により押し出される流体の圧力を受けてその中央部で破 断する。 この膜をハウジングの出口端部へ、糊付け、封止し、熱間メッキまたは、例え ば誘導により溶接するのが好ましい。したがってこの膜は、シール材、及び従来 の安全弁の欠点である調整と漏れのない破断弁として作用する。 特別な実施形態によれば、破断弁をサンドイッチ状フィルム（例えば３０ミク ロンのプラスチックと４０ミクロンのアルミニウム）で作ってもよい。製造工程 では、折り畳み可能なボンベを充填してからフィルムをボンベの頂部で熱間メッ キする。熱間メッキ（hot plating）した後、金属を周知の方法でエッチングし 、プラスチックフィルムはシールとして専ら残しておく。この部材はシール及び ブレークすなわち破断弁として双方の働きをする。シールは５バールの圧力に耐 え、８バールになったところで規則的に破断する。エッチング処理中パターンを エッチングすると、（例えばみぞ穴）、そのパターンからシールの破れが起こる 。この特徴は特定の応用（例えば大きなシール）に好都合かもしれない。この破 断弁 の使用に関連したさらなる利点は、装置が作動し破断弁が破れる際、プラスチッ クは依然としてハウジングに取り付けられたシールの控えであることである。こ のことにより放出手段の妨害は防止される。 本発明の１実施形態によれば、弁と、多孔管が好ましい配布手段とを備える装 置は、カセット本体に蝶番で取り付けられた上方カバーの内側部に従来の手段に より固定される。カセットは積み重なった現金支払機用の銀行券を収容するよう になっている。検知システムの一部である電子回路と電源（電池）とは装置本体 近傍に置かれるのが好ましい。 本発明の装置は、銀行券分配機以外の貴重品用の容器、例えば金庫、スーツケ ースに組み込まれてもよく、あるいはセキュリティバンの中に組み込まれてもよ い。 本発明は、専ら例示される次の１実施形態の説明により、添付図面を参照しな がら、より明瞭に理解されるだろう。 図１ａは、本発明の１実施形態である、特別なタイプの放出手段を有する装置 を示す。 図１ｂは、本発明のハウジング頭部の拡大断面図である。 図２ａと図２ｂは、より詳細にハウジングの特定の配置を示す。 図１ａ及び図１ｂについて説明する。本発明の装置は、ハウジング１、スプレ ーバー２とを備え、スプレーバーは９０°エルボ４を介して水性インクリザーバ ３（図示せず）に結合する。９０°エルボ４は、蓋６のねじ山を切られた孔２０ に中途まで螺合された移行部品５に嵌合している。この部品５は、インクリザー バの出口部分９の端部で糊付けされた膜８の周囲７を押し付ける。この部分５も またハウジング１の蓋６の内側部に中途まで螺合される。部品５は、起こりうる 漏れを視覚的に制御できるように、透明なプラスチック製にしてもよい。スプレ ーバー１０は、貴重品に向けられた５０個の小孔１１を具備する管である。ハウ ジング及びスプレーバーは、本質的に剛性グラスファイバで強化したナイロンか らなっている。 図２ａ及び図２ｂは折り畳める平行六面体のボンベ３（インクリザーバ）と第 ２の区画１２とを収容するハウジングの内部構成を示す。ボンベ３は高密度ポリ エチレンからなり、ハウジングの大部分を占め、第２の区画１２は主ハウジング １の底端部に配置され、起爆装置１３とCO₂バルブ１４とを収容する。起爆装置 すなわち火工品部材１２は、ボンベの１外側部を通る溝１６に延在する線材１５ を介して蓋６の第２の小孔１７を通り、電子検知システムに接続している。ハウ ジングのこの第２の孔は、線材及び任意の従来の手段とにより密に封止され、装 置作動の際、重大な漏れを防止するようにしてある。蓋は取り外し可能なため、 全ての内部要素を手に取って取り外しもできる。蓋はタッピンねじ１８によりハ ウジング１の本体に固着される。蓋と本体間に従来のオーリング１９も挿着され 、締着を確実にしている。 本発明の装置に用いて適当なインクは、欧州特許出願公報番号第０６２３６５ ８Ａ１号に開示されている。上記本文で言及されたインクは、特定の応用につい ては、他の任意の着色液または有毒ガスで代用してもよい。 本発明は、専ら例示のため説明及び／または図示した実施形態にいささかも制 限されることはない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ， ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ， ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，Ｐ Ｔ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ， ＹＵ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．インク放出手段に関連しかつ貴重品用の容器に組み込むようにされた装置に おいて、 リザーバであり、かつ液体着色材または有毒ガスを含有する第１の部材（３ ）と、 外部の検知システムより発する信号に応答して急激にガスを解放することが できる第２の部材（１４）と、 放出手段（５，４，１０，１１）と前記インクリザーバとに接続されるよう にされた止め弁とを備え、 前記第１及び第２の部材（３，１４）が共通の封止されたハウジング（１） 内に配置され、かつ前記第１の部材（３）が前記第２の部材（１４）によるガ ス放出から起こる急激な圧力の増大を受けて折り畳まれ、前記第１のリザーバ の内容物が前記止め弁を通って排出されることを特徴とする装置。 ２．請求の範囲１に記載の装置において、前記第２の部材（１４）は与圧ガスを 収容する第２のリザーバ（１４）であり、かつその近傍に検知システムに接続 されたアクチュエータ（１３）が位置して、前記検知システムにより必要とさ れれば前記第２のリザーバから与圧ガスを解放する装置。 ３．貴重品用の容器に組み込むようにされた装置において、 液体着色材または有毒ガスを収容する第１のリザーバ（３）と、 与圧ガスを収容する第２のリザーバ（１４）と、 検知システムにより必要とされれば前記第２のリザーバから与圧ガスを解放 するため、前記検知システムに接続された、前記第２のリザーバ近傍のアクチ ュエータ（１３）と、 止め弁（８）を介して前記第１のリザーバに接続された放出手段（５，４， １０，１１）とを備え、 前記第１と第２のリザーバ（３、１４）と前記アクチュエータ（１３）とは 、共通の封止されたハウジング（１）内に配置され、かつ前記第１のリザーバ （３）はアクチュエータの作動により前記第２のリザーバ（１４）の内容物が 放出されると圧力の急増を受けて折り畳まれ、前記第１のリザーバの 内容物が前記止め弁を通って排出されることを特徴とする装置。 ４．請求の範囲１ないし３のいずれか１項に記載の装置において、前記ハウジ ングはカバーすなわち蓋（６）を備え、前記第１のリザーバ（３）、第２の リザーバ（１４）またはアクチュエータ（１３）のうち少なくとも１つは取 り外し可能である装置。 ５．請求の範囲１ないし４のいずれか１項に記載の装置において、前記封止さ れたハウジングを開ける手段は設けず、前記ハウジングは、それと一体であ ると否とに関わらず、両方のリザーバ（３、１４）及び前記アクチュエータ （１３）とを備える装置。 ６．請求の範囲４に記載の装置において、両方のリザーバ（３、１４）及び前 記アクチュエータ（１３）は取り外し可能及び／または使い捨てである装置 。 ７．請求の範囲１ないし６のいずれか１項に記載の装置において、前記アクチ ュエータ（１３）は起爆装置である装置。 ８．請求の範囲１ないし７のいずれか１項に記載の装置において、前記止め弁 は破断弁である装置。 ９．請求の範囲１ないし８のいずれか１項に記載の装置において、前記与圧ガ スはカートリッジ（１４）内に収容される装置。 １０．請求の範囲１ないし９のいずれか１項に記載の装置において、前記与圧ガ スは二酸化炭素である装置。 １１．請求の範囲１ないし１０のいずれか１項に記載の装置において、前記着色 材はインク、好ましくは水性インク、である装置。 １２．請求の範囲１ないし１１のいずれか１項に記載の装置において、前記第１ のリザーバ（３）は可撓性のプラスチック、好ましくは高密度ポリエチレン からなる装置。 １３．請求の範囲１ないし１２のいずれか１項に記載の装置において、前記放出 手段は矩形多孔管（１０）またはスプレーノズルである装置。 １４．請求の範囲１ないし１３のいずれか１項に記載の装置において、前記銀行 券用の容器は銀行券分配機に予め装着された銀行券用カセットである装置。 １５．請求の範囲１ないし１４のいずれか１項に記載の装置において、前記主ハ ウジングは不可逆的に封止されている装置。 １６．請求の範囲１ないし１５のいずれか１項に記載の装置において、前記主ハ ウジングは使い捨てである装置。 １７．請求の範囲１ないし１６のいずれか１項に記載の装置において、前記止め 弁は前記インクリザーバの出口部分端部を封止する膜である装置。