JP2000511202A - 毛髪手入れ剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、毛髪手入れ剤に関するものであり、この毛髪手入れ剤は、１種又はそれ以上の非イオン性乳化剤、１種又はそれ以上の、６〜３０個の炭素原子を有するモノアルコール、及び、１種又はそれ以上の水不溶性シリコーン油、及び／又は１種又はそれ以上の脂肪酸エステル、脂肪アルコールエーテル又は脂肪アルコールエステルを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】 毛髪手入れ剤 本発明の対象は、毛髪手入れ剤であり、この毛髪手入れ剤は、非イオン性乳化 剤、６〜３０個の炭素原子を有するモノアルコール類、水不溶性シリコーン油類 及び／又は、脂肪酸エステル、脂肪アルコールエーテル又は脂肪アルコールエス テルを含有する。 毛髪は、外部の影響によって、その物理的、化学的及び形態学的な物性におい て種々の損傷を受ける可能性のあることが知られている。そして、毛髪は、美髪 処理、繰り返される漂白、パーマネントウェーブ及び染色によるだけでなく、脱 脂性の界面活性剤を用いて何度も洗浄したり、空気の湿度及び温度の違いのよう な気候の影響又は、太陽光による強い作用によって、あるいは、櫛又はタオルに よる摩擦などの機械的処置によっても、特に毛髪先端の範囲において、強く疲労 し、磨耗を受ける。 その上、このような髪はザラザラしており、その光沢が失われている。ブラシ 及び櫛により、このようにして損傷を受けた毛髪は電気的に電荷を帯びる。この 毛髪表面はザラザラになって、毛髪がもつれたり、からんだりする。この結果、 毛髪の櫛通り性及びもつれ解除性が非常に悪くなる。 尚、通常はリンスの形態で使用される、櫛通り性の改良効果と理髪効果を有し た毛髪手入れ剤は、毛髪状態の著しい改良を生じさせることが可能で、これによ り、ますます価値が高まってきている。このような毛髪手入れ剤は、一般的には エマルジョン又は懸濁液の形態であり、脂肪アルコール類、ワックス、油類及び アニオン性、両性、非イオン性、主としてはカチオン性の乳化剤を含有する。 カチオン性の乳化剤は、外部の影響によって損傷を受けた毛髪を保護し、その 櫛通り性を改良する。しかしながら、これらは一般的に毛髪の弾性に影響を及ぼ し、その結果、毛髪が弛んで垂れ下がって「負荷がかかる」ように作用する。こ のようなことは、細い毛髪の場合に特に問題である。更に、カチオン性乳化剤に は、目への刺激が非常に強く、生物学的に分解することができないという別の欠 点もある。 それゆえ、毛髪の自然な物性、例えば良好な櫛通り性、カールの安定性、毛髪 の豊富さなどを有したものに回復させる、毛髪手入れ剤についての調合も既に提 案されている。例えば、欧州特許明細書第０６６２８１６号には、カチオン性、 両性及び非イオン性のポリマーから成る群より選ばれたポリマー、アルキルポリ グリコシド及び脂肪アルコールを含有する毛髪手入れ剤が記載されており、これ らは人間の毛髪の洗浄及び理髪のために含有されている。 それにもかかわらず、本発明の課題は、毛髪手入れ剤を製造するためのこれま でに知られている調合物を更に改良することでもあり、特に毛髪の負荷を少なく して、しかもカチオン性乳化剤をできるだけ添加しなくて済むように改良するこ とである。 今ここに、毛髪手入れ剤が、１種又はそれ以上の非イオン性乳化剤、１種又は それ以上の、６〜３０個の炭素原子を有する直鎖のモノアルコール類、１種又は それ以上の水不溶性シリコーン油類、及び／又は１種又はそれ以上の脂肪酸エス テル、脂肪アルコールエーテル又は脂肪アルコールエステルを含有するものであ る場合には、全ての得られる必要条件が満たされることが見い出された。 本発明の毛髪手入れ剤は、非イオン性の乳化剤と、８〜２２個の炭素原子を有 する直鎖の脂肪アルコール類を０．１〜２０重量％の量で、特に好ましくは０． ５〜６重量％の量で含有することが好ましい。上記の水不溶性シリコーン油は、 ０．０２〜５重量％の量で添加される。 本発明において添加される非イオン性の乳化剤は、親水性基として、例えばポ リオール基、ポリアルキレングリコールエーテル基、又は、ポリオール‐及びポ リグリコールエーテル基から成る組み合わせを含有する。このような化合物は、 例えば以下のものである。 -ヘンケル社のプランタレン-及びプランタケア-タイプ、又はセピック社のオ ラミックス-タイプのようなアルキルポリグルコシド； -三菱社のリョート糖エステルのような脂肪酸-糖エステル； -ＩＣＩ社のツィーン-及びスパン-タイプのような、脂肪酸を含む、必要に応 じてエトキシ化された糖アルコール類のエステル； -８〜２２個の炭素原子を有する線状脂肪アルコール類、１２〜２２個の炭素 原子を有する脂肪酸類、及びアルキル基中に８〜１５個の炭素原子を有するアル キルフェノール類と、２〜３０モルのエチレンオキシド及び／又は０〜５モルの プロピレンオキシドとの付加生成物、 -１〜３０モルのエチレンオキシドとグリセリンとの付加生成物の、Ｃ₁₂〜Ｃ_{2 2} -脂肪酸モノ-及び-ジエステル、 -飽和及び不飽和のＣ₈〜Ｃ₂₂-脂肪酸類及びそれらのエチレンオキシド付加生 成物の、グリセリンモノ-及び-ジエステル及びソルビタンモノ-及び-ジエステル 、及び -ひまし油及び硬化したひまし油の、５〜６０モルのエチレンオキシド付加生 成物。 非イオン性の乳化剤として添加される化合物がアルキル基を有している場合、 いずれにおいても均質な物質とすることができる。しかしながら、一般的に、天 然の植物性又は動物性原料から出発してこのような物質を製造する場合には、そ れぞれの原料に依存した異なるアルキル鎖長を有した物質の混合物が得られるよ うにすることが好ましい。 エチレン-及び／又はプロピレンオキシドと脂肪アルコール類との付加生成物 又は、これら付加生成物の誘導体である乳化剤の場合には、「通常の」同族体分 配(Homologenverteilung)を含む生成物と同様に、濃縮された同族体分配を含む ものも使用できる。この際、「通常の」同族体分配というのは、触媒としてアル カリ金属、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ金属アルコレートを使用して脂肪 アルコールをアルキレンオキシドで置換する際に得られる同族体の混合物を意味 する。それに対して、濃縮された同族体分配は、例えば触媒として水滑石、エー テルカルボン酸のアルカリ土類金属塩、アルカリ土類金属酸化物、-水酸化物又 は-アルコレートを使用した場合に得られる。 この際、好ましいものは、親水性の分子部分にポリグリコールエーテル基を有 しない乳化剤である。特に好ましいものは、糖エステル及び-エーテルであり、 例えばアルキルポリグルコシド及び蔗糖エステルである。これら乳化剤は、０． １〜２０重量％の濃度で添加されることが好ましく、０．２〜５重量％の濃度が 特に好ましい。 本発明では、アルコールとして、６〜３０個の炭素原子を有した１価の、飽和 又は不飽和の、線状の又は分枝したアルコール類が添加される。この際、好まし いものは、飽和又は不飽和の線状アルコール類であり、特に好ましいものは８〜 ２２個の炭素原子を有する飽和線状アルコール類である。これらのアルコール類 は、０．１〜２０重量％の濃度で添加されることが好ましく、０．２〜５重量％ の濃度が特に好ましい。 しかしながら、本発明の毛髪手入れ剤は、シリコーン油の代わりに、単一成分 として、上記成分の脂肪酸エステル、脂肪アルコールエーテル又は脂肪アルコー ルエステルを０．１〜１０重量％の量で含有することができる。これらは、６〜 ４０個の炭素原子を有する線状の又は分枝した炭素鎖を有している脂肪酸類又は 脂肪アルコール類に由来し、飽和又は不飽和であり、この鎖中にＯＨ基を含んで いても良い。分枝した化合物は、合成のエステル類及びエーテル類においても、 天然のワックス類においても見い出される。不飽和で、ヒドロキシル化された脂 肪酸類及び脂肪アルコール類は、トリグリセリド類においてもワックス類におい ても見い出される。好ましい化合物は、例えば小麦胚芽油、抹香鯨油、ラノリン アルコール-及びラノリン酸誘導体、オクチルステアレート（ヘンケル製の登録 商標セチオール(Cetiol)８６８）、ヘキシルラウレート（ヘンケル製の登録商標 セチオールＡ）、ジオクチルアジペート（ＩＣＩ製の登録商標アルラモール(Arl amol)ＤＯＡ）、イソプロピルミリステート及びオクチルドデカノール（ヘンケ ル製の登録商標ユータノール(Eutanol)Ｇ）、鯨蝋、密蝋、果実-及び他の植物ワ ックスである。本発明の毛髪手入れ剤における、これらの脂肪酸エステル類、脂 肪アルコールエーテル類又は脂肪アルコールエステル類は、この他に水不溶性の シリコーン油類が添加されても良い。 それゆえ、本発明の毛髪手入れ剤は、ａ）１種又はそれ以上の非イオン性乳化 剤、ｂ）１種又はそれ以上の、６〜３０個の炭素原子を有するモノアルコール、 及びｃ）１種又はそれ以上の水不溶性シリコーン油、及び／又は１種又はそれ以 上の脂肪酸エステル、脂肪アルコールエーテル又は脂肪アルコールエステルから 成る。 本発明の毛髪手入れ剤中に含有される水不溶性シリコーン油は、一般に下記の 式(I)又は(II)の化学構造を有する。 Ａ−Ｏ−〔ＳｉＲ₂−Ｏ−〕_n〔ＳｉＲＸ−Ｏ−〕_mＡ (I) 又は −〔ＳｉＲ₂−Ｏ−〕_n− (II) 上式にて、Ｒは、Ｃ₁〜Ｃ₃−アルキル又はフェニル基を示し、Ａは、Ｒ₃−Ｓ ｉ−基又は、高分子量シリコーンの場合には水素原子であっても良く、しかもＸ は、疎水性の側鎖を示し、例えばＣ₈〜Ｃ₂₂−アルキル又はアミノ官能性のアル キル基又は、線状の又は分枝したポリジメチルシロキサン基であり、ｎ及びｍは 整数であり、この際、ｎは１〜５０００の間にあって、しかもｍは０と５００の 間にある。ここで好ましいものとしては、ジメチコーン（例えばダウコーニング ２００液）、フェニルトリメチコーン（例えばゴールドシュミット社製のエイビ ル(Abil)ＡＶ−タイプ）、シクロメチコーン（例えばダウコーニング２４４液） 、ジメチコノール（例えばダウコーニング１４０１）、アルキルジメチコーン（ 例えばダウコーニング２５０２及び２５０３）又はアミノ官能化シリコーン（例 えばダウコーニング９３９又は８２２０）である。特に好ましいものは、ジメチ コーン、フェニルトリメチコーン及びシクロメチコーンである。上記のシリコー ン油類は、０．０２〜５重量％の濃度で添加されることが好ましく、０．１〜２ 重量％の濃度で添加されることが特に好ましい。 本発明の毛髪手入れ剤の好ましい特性は、この毛髪手入れ剤が乳化剤とモノア ルコール類の他に第３成分としてシリコーン油だけを含有する場合に特に、更な る成分として、０．０１〜３重量％の、一種又はそれ以上のカチオン性ポリマー が添加されることで、更に改良することができる。ここで好ましいものは、全て の化粧用に受容可能なカチオン的に荷電したポリマー類である。この際に挙げら れるものは、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド、（トリメチルアンモニウ ムメチル）メタクリレート及び、他の公知のカチオン性、有機性、不飽和化合物 であり、ＩＳＰ社のガフクァット７５５Ｎ（ポリクォータニウム−１１）又はケ ムビロンＳＡ社のメルクァット５５０（ポリクォータニウム７）などである。カ チオン化された天然のポリサッカリド、例えばローン-ポーレンク社のジャガー Ｃ１３Ｓ（グアヒドロキシ-プロピルトリモニウムクロリド）などの添加によっ ても、またはグリーナウ／ヘンケル社のラメクァットＬ（ラウリルジモニウムヒ ドロキシプロピル加水分解されたコラーゲン）などのカチオン化されたプロテイ ンによっても、またはゴールドシュミット社のエイビルクァット３２７２（クォ ータニウム−８０）などの第四級化された末端基を有するジメチルシロキサンに よっても、本発明の毛髪手入れ剤の特性は良好な影響を受ける。上記のカチオン 性ポリマー類は、０．０１〜３重量％の濃度で添加されることが好ましい。 前述の成分の他に、本発明の毛髪手入れ剤は、毛髪手入れ剤において通常使用 される他の成分を含有しても良い。更に適したものは、下記のものである。 -寒天、グアーガム、アルギネート及びキサンタンガムなどの増粘剤及び粘稠 剤、又はエトキシ化されたポリオール類と脂肪酸とのエステル、例えばポリグリ セリル（２）ポリオキシエチレン（４）ステアレートなど、 -油類及びワックス類、例えばトリグリセリド植物性又は動物性由来物、鯨蝋 、密蝋、モンタンワックス、パラフィン油、ワセリン、羊毛蝋、果実-及び他の 植物ワックス； -パンテノール、ビタミン、ビオチン、糖及びプロテインなどの理髪物質、及 びこの他に -有機酸類、保存剤、香油および他の助剤。 上記の本発明の毛髪手入れ剤はＯ／Ｗ-エマルジョンで、この薬剤は、アエロ ゾルであっても良く、又はポンプにより飛散されたり泡立たせることもできる。 本発明の毛髪手入れ剤は、２〜８のｐＨ値に調整される。これは、直接染料用 の原料及びこれにより毛髪色調剤の原料として使用することができる。 毛髪洗滌についての以下の実施例及び比較実験により、本発明を更に詳細に説 明する。 乳化剤及びモノアルコール類の他に第３成分としてシリコーン油を含有した当 該毛髪手入れ剤が、以下の実施例に示されている。 乳化剤及びモノアルコール類の他に、第３成分として１種又はそれ以上の脂肪 酸エステル、脂肪アルコールエーテル又は脂肪アルコールエステルを含有する本 発明の毛髪手入れ剤の場合が、以下の実施例に示されている。 これら実施例において、全ての調合物のｐＨ値は６．０と６．５の間にある。 記載されている百分率は全て、活性物質の重量％を示している。 上記調合物において使用されている原料は、下記のＩＮＣＩ-名を有する。 上記調合物の製造は、通常は次のようにして行われる。８０℃に加熱された上 記の水溶性原料の溶液を、８０℃で融解されたワックス相中でかき混ぜ、このエ マルジョンを８０℃で５分間乳化させ、場合によっては均質化させ、攪拌しなが ら冷却させる。約３０℃にて、香料及び他の熱敏感性原料を添加し、熱蒸発減損 を調整する。 上記の本発明の調合物を、以下の従来技術による相当する調合物Ｖ₁及びＶ₂ と比較した。 Ｖ１は、従来技術による典型的なカチオン性洗滌剤を示すものである。Ｖ２に おいては、本発明の成分であるシリコーン油が欠けている。Ｅ１〜Ｅ３は、本発 明の調合物である。 上記実施例はいずれも、未処理に対してと、Ｖ１に対しての半分試験にて理髪 師により試験した。この際、毛髪洗滌した後の６人の頭部上にそれぞれ、毛髪の 半分を一方の調合物を用いて処理し、毛髪の残り半分を別の調合物で処理し（又 は、未処理に対する比較においては処理せず）、その後、洗滌を行う。その後、 典型的な理髪判断基準に従って、両方の頭部側の比較において、特に湿った毛髪 と乾いた毛髪における手触り、櫛通り性及び負荷、カールの耐久性、ボリューム 感及び弾力性、乾いた毛髪の静的負荷について理髪師によって毛髪の評価を行っ た。このような方法においては、違いは観察されず、この違いは、単一の評価に おいても目立たなかった。 これらの試験において、Ｖ１は、慣用の洗滌に対して通常の良好な理髪性能（ 良好な櫛通り性、滑らかな手触り）を示しているが、カールの「崩壊」が認めら れるような著しい負荷を伴って毛髪に結合する。Ｖ２は、このような負荷を示さ ないが、その代わりに理髪性能が明らかに劣っていた。これに対して、Ｅ１〜Ｅ ３は、Ｖ２のような毛髪への負荷を示さず、このカールは弾力性及びボリューム 感を持続し、他方において理髪性能は、Ｖ１と同等であった。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＢＲ，ＪＰ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ａ）１種又はそれ以上の非イオン性乳化剤、 ｂ）１種又はそれ以上の、６〜３０個の炭素原子を有するモノアルコール、 及び ｃ）１種又はそれ以上の水不溶性シリコーン油、及び／又は１種又はそれ以 上の脂肪酸エステル、脂肪アルコールエーテル又は脂肪アルコールエステル ｄ）０．０１〜３重量％の、１種又はそれ以上のカチオン性ポリマー を含有することを特徴とする毛髪手入れ剤。 ２．ａ）０．１〜２０重量％の、１種又はそれ以上の非イオン性乳化剤、 ｂ）０．１〜２０重量％の、１種又はそれ以上の、６〜３０個の炭素原子を 有するアルコール、及び ｃ）０．０２〜５重量％の、１種又はそれ以上の水不溶性シリコーン油、及 び／又は０．１〜１０重量％の、１種又はそれ以上の脂肪酸エステル、脂肪ア ルコールエーテル又は脂肪アルコールエステル を含有することを特徴とする請求項１記載の毛髪手入れ剤。 ３．非イオン性乳化剤として、ポリグリコール基を含有しない乳化剤が添加され ていることを特徴とする請求項１及び２の少なくとも１項に記載の毛髪手入れ 剤。 ４．上記毛髪手入れ剤が、非イオン性乳化剤として、糖エステル又は-エーテル を含有していることを特徴とする請求項１〜３の少なくとも１項に記載の毛髪 手入れ剤。 ５．上記毛髪手入れ剤が、モノアルコールとして、飽和又は不飽和の線状アルコ ールを含有していることを特徴とする請求項１〜４の少なくとも１項に記載の 毛髪手入れ剤。 ６．モノアルコールとして、６〜３０個の炭素原子を有する少なくとも１種の飽 和の線状アルコールが添加されていることを特徴とする請求項１〜５の少なく とも１項に記載の毛髪手入れ剤。 ７．上記毛髪手入れ剤が、１種又はそれ以上の脂肪酸エステル、脂肪アルコール エステル又は脂肪アルコールエーテルを含有し、上記化合物が、６〜４０個の 炭素原子を有する直鎖又は分枝の、飽和又は不飽和の炭素原子鎖を有し、かつ 該鎖中にＯＨ基が含まれても良いものであることを特徴とする請求項１〜６の 少なくとも１項に記載の毛髪手入れ剤。 ８．上記毛髪手入れ剤が、水不溶性シリコーン油として、ジメチコーン、ジメチ コーン油、シクロジメチコーン及び／又はフェニルトリメチコーンを含有して いることを特徴とする請求項１〜７の少なくとも１項に記載の毛髪手入れ剤。 ９．上記毛髪手入れ剤が、カチオン性、両性又はアニオン性の界面活性剤を含ま ないことを特徴とする請求項１〜８の少なくとも１項に記載の毛髪手入れ剤。 10．上記毛髪手入れ剤が、２〜８のｐＨ値を有していることを特徴とする請求項 １〜９の少なくとも１項に記載の毛髪手入れ剤。 11．上記毛髪手入れ剤が、直接染料を含み、毛髪色付け剤として使用可能である ことを特徴とする請求項１〜１０の少なくとも１項に記載の毛髪手入れ剤。 12．請求項１〜１１の少なくとも１項に記載の毛髪手入れ剤を、５〜５０ｇの量 にて毛髪上に塗布し、この毛髪を１５〜５０℃で２〜６０分間の作用時間の後 、水を用いて濯ぎ、その後、乾燥させることを特徴とする毛髪の手入れ方法。