JP2000510072A - 海洋推進システム - Google Patents

海洋推進システム

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Abstract

(57)【要約】 ハブ内のプラネットギアに連結された、二重反転プロペラを含む推進伝達システム。プラネットギアは、サンギアに対して水平な又は僅かに角度を有するシャフトにより駆動される。サンギアは、ステップアップギアを用いてモータの速度を1.5倍〜3倍ギアリングアップさせることにより、モータの回転速度よりもはるかに速い回転速度で動作する。別のギアリング(ギアボックス)を一時的に生成するために、ステップアップギアと並行して、パラレルギアホイールがクラッチを用いて構成され得る。ハブは、トリミング構造をも備え得るステアリング可能船外ハウジング内に搭載され得る。ステアリング可能ハウジングを有する船内モータには、動力がカルダンジョイントを介して伝達され、それによりトリミングおよびステアリングが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】 海洋推進システム 技術分野: 本発明は、プロペラハブ内のプラネタリギアシステムによって駆動される二重 反転(contra rotating)プロペラを備えた海洋推進システムに関する。ハブへの 駆動シャフトは高い回転数で動作し、エンジン速度の1.5〜3倍の速度にギア リングアップ(gearing up)される。ギアリングアップは、エンジンの後で、逆転 ギアと増速ギアとを有するユニットを介して行われる。 好適な実施形態は、船が停泊するときプロペラレッグが水から離れて回転し得 るように配置された動力伝達経路(drive train)を有するステアリング可能な船 外プロペラレッグを備える。 発明の背景: エンジンの動力を可能な限り低い損失で推力に変換し得る、操縦が容易で効率 的な海洋推進システムが一般に要求されている。高い効率性の実現にはまだ途上 に多くの障害があり、また推力を最大にするためにはそれぞれの部分損失の研究 を行う必要がある。 プロペラは当然ながら非常に重要な構成要素であり、既知のシステムの中で最 も効率的なものは、80%を幾分上まわる効率を実現し得る二重反転プロペラで ある。二重反転プロペラを有する推進システムは、例えば、スウェーデン国特許 第433 599号および第451 572号、米国特許第1,381,939号、米国特許第1,088,080 号、米国特許第2,672,115号、伊国特許第36986421号、および仏国特許第121,325 号に記載されている。 しかし、このようなプロペラは、単一のプロペラの78%に比べて、理論上の 最大可能効率(インパルスディスク)の約84%を実現するだけである。プロペ ラの回転速度をさらに下げることによって、二重反転プロペラの効率は最大値の 88%を少し上まわる程度まで上げることができる。これが実際には行われない 理由は、低速(従って高トルク)で働く推進システムは大型で容積が大きくなる 傾向があることによる。従って、コストが高くなるだけではなく、大きな寸法を 必要とする。このためすべての構成要素のサイズが大きくなり、これには水中の 構成要素(シャフト、ハウジング)も含まれ、この結果、流れ抵抗が増大する。 全体の効率性にとって重要な別の要因は、プロペラの寸法である。多くの製造 業者は、1つまたは最大2つのプロペラシリーズを持ち、あるエンジンには利用 可能なプロペラが、回転速度およびプロペラの寸法がうまく一致しない場合には 、本来可能な効率性を与えるかどうかは疑わしい。 水中の本体(ゴム、プロペラシャフト、船外ハウジング)は、最適性能のシス テムで、プロペラの推力の10〜15%を消費する。形状の良い細長い水中ハウ ジング(前部の面積が小さい)であれば、この損失を推力の6〜8%に減らすこ とができる。 1つの一般的な問題として、プロペラおよび駆動システムに植物が成長するこ とがある。非常に小さな成長でも、水とプロペラと水中ハウジングとの間の摩擦 が劇的に増大する。調査によれば、微生物や藻の成長により、摩擦は直ちに二倍 になることが分かっている。従って、プロペラシステムはその推力のさらに10 %を失い、水中ハウジングに対する抵抗が増大し得る。 船外駆動装置には、エンジンの冷却システムに水を取り込む冷却水取込部が配 備されていることが多い。取込部が不適切な形状の場合は、一部には生成される 乱流により、および間接的にはキャビテーション気泡および乱流によってプロペ ラの効率が低下し水中ハウジングの抵抗が増大し得るという事実により、余分な 流れ損失が生じ得る。 エンジンのサイズは、当然ながら、船のエネルギー消費にとって決定的に重要 である。エンジンの動力と全排水量と従って船の抵抗との間には緊密な関係があ るため、効率的な推進システムであれば、多くの場合、必要な動力の需要が劇的 に減少する結果となる。 ディーゼルエンジンを有する浮上船においてプロペラの効率を10%だけ(例 えば0.70から0.77へ)高めると、動力の需要は約20%減ることが経験 により分かっている。特に大型で重い船の場合、エンジンの動力は主に、適度に 迅速な加速(例えば、低速航行から滑走まで最大20秒)の必要性によって決定 され、所望の最大速度は単に二義的に重要なだけである。 加速中、プロペラの回転は重く、従ってエンジンは最大動力を得るために回転 速度を上げることができない。2速ギアボックスであれば、明らかにエンジンは 回転速度を上げることができ得る。このため、船に動力の低いエンジン、従って 燃料消費が少なくてすむエンジンを装備することが可能となり得る。 上述のように、二重反転プロペラを用いることは既知である。 船外駆動装置では、図25の円錐状ギアを用いることが知られている(英国特 許第2,094,894号)。このギアでは、垂直シャフト59がギアホイール対、すな わち前方ギアホイール60(後側プロペラ62に接続)と前側プロペラ63に接 続した後方ギアホイール61とを駆動する。抵抗が低い細長い水中ハウジングを 達成するためには、このような実施形態は、小型のプロペラ(動力に対して)に より高い回転数で作動しなければならない。これにも拘わらず、効率は、特に3 5〜40ノットの高速では比較的高い。 別の既知の実施形態としては、図26の周転円プラネタリギアシステムがある 。このシステムでは、船内エンジン64は、船内プラネタリギアシステムを介し て二重反転プロペラ71および72を駆動する。エンジン63はシャフト65を サンギア66へと駆動し、サンギアはプラネットギア67を駆動し、プラネット ギアはプラネットキャリア68によって支持され、プラネットキャリアが後側プ ロペラ72を駆動する。プラネットギア67によって駆動されるクラウンギア6 9が、前側プロペラ71を駆動する。 上記の後者の解決法には、回転数の減少が大きすぎるという問題がある。すな わち、プロペラの回転が低速すぎるため効率的に働くことができない。米国特許 第4,963,108号によれば、これを解決するために追加のギアが導入され、駆動さ れるギアの周部にギアホイールが配置される。これらのギアホイールが、外ピニ オンと内ピニオンとを駆動する「プラネットギア」を駆動する。「プラネットギ ア」は静止ハウジング内で搬送されること、従ってこれらは回転中に駆動ホイー ルのまわりを移動しないことに留意されたい。提案された解決法は、ギアリング アップのトルクが大きいこと、およひプロペラへの伝達装置を接続するシャフト および管状シャフトの寸法が大きいことを意味する。分析により、このようなシ ャフトシステムは、本発明によって提案されるシャフトシステムより、メートル 当たり3〜4倍重いことが分かる。 本発明(図15参照)によれば、、プラネットギアのサンギア1はシャフト1 0を介して駆動される。このシャフトは、エンジンの回転速度より1.5〜3倍 高い速度までギアリングアップされている。プラネットギア2は静止ハウジング 内に制約されず、サンギア1の周部のまわりを移動し、プラネットキャリア3を 介して後側プロペラ4を駆動する。 米国特許第4,642,059号は、円筒状のプラネットギアを、図25と同 じタイプの船内設置の円錐状ギアに置き換えることによって、上述の回転速度の 問題への解決法を開示している。 ハブ内のプラネットギアによる別の解決法が米国特許第4,604,032号に開示さ れている。この発明は、3個以上のロータを有するシステムを記載している。ロ ータの数は、プラネタリギアシステムの基本的なギアリングによって決定され( N=クラウンギア直径のサンギア直径に対する比)、これが、均衡、すなわちク ラウンギアおよびプラネットギアに加わるトルクを決定する。この発明によれば 、システムは、サンギアに対して、N個の逆転ロータ(クラウンギアに接続)と N+1個の順回転ロータ(プラネットキャリアに接続)とを有し得る。入力トル クがQの場合、プロペラの破壊トルクの差は(N+1)*Q−N*Q=Qである 。従って、基本的なギアリングはNに対応する。N=1の場合、円錐状ギアが得 られる。 ダイナプロップ(Dyna Prop)は異なる原理に基づく。これは2つのプロペラ を用いる。後側プロペラは、前側プロペラと同じかまたは恐らく幾分大きい直径 を有し、このため第1のプロペラより下流側の流れの収縮形(contraction)を利 用することができる(図16参照)。ここで、前側プロペラ6と後側プロペラ7 の内側部分とは同じ流れ7内にあり、従って、両方が真の二重反転プロペラであ る。しかし、後側プロペラ4の外側先端部はそれ自体の流れ8内にあり、この結 果、単一のプロペラとして働くブレイド先端部となる。この追加の小さなプロペ ラにより必要なトルク均衡が提供される。 この発明に関連する問題は、逆転させる方法である。確立された慣行としては 、プロペラシステムは、システム内の逆転ギアによって実現される順回転および 逆回転を提供し得る伝達装置を介して駆動される。問題は、大型の海洋プロペラ (青銅製の場合が多い)は重く、大きな慣性モーメント(プロペラブレイドに接 触する水の質量によってさらに増大する)を有することである。従って、回転方 向が変更される逆転中は、衝撃インパルスが発生して、シャフトおよびギアホイ ールの負荷を増大させ得る。これらの負荷を小さくするために、逆転ギアの噛み 合いは常に所望される速さで行われるとは限らず、特に小型の船では、操縦性が 幾分低下する。 逆転に関するさらに別の既知の問題は、エンジンがアイドリングを行っている とき船があまりにも高速で航行することである。遊覧船は約5ノットのアイドリ ング速度を有し、大型船は10〜12ノットまでのアイドリング速度を有する。 これを解決する1つの既知の方法は、低速ではクラッチがスリップにされること を意味するトローリングである。 従来のプロペラの逆転ギアリングの代替として、試験的に試されているものと して、調整可能なプロペラブレイドが挙げられる。このシステムは、順方向から 逆方向への穏やかではあるが迅速な切り替えを提供すると共に、操縦力を船の速 度がゼロになるまで微調整することを可能にする。可変ブレイドを有するツイン 装置において、操縦能力は引き上げられ、各プロペラに対して、推進力およびそ の方向の両方を正確に制御することができることによって、船舶の操縦(前方− 後方、横移動(side displacement)、回転)を完全に制御する。例えば、一方 のプロペラに順方向の推力を提供させ、もう一方のプロペラに逆方向の推力を提 供させることによって、静止した船舶は、それ自身の軸を中心に回転され得る。 さらに、調整可能なプロペラは、例えば、ボートの抵抗が天候および風のため に増加した場合に、エンジン回転速度(それによって、エンジン力)を変化させ ることが可能である。 従って、本発明の目的は、二重反転プロペラシステムにおいて調整可能なプロ ペラブレイドのための簡単で安価なシステムを提供することである。このような システムは、船舶(東独国特許第523 815号)および航空機(米国特許第5,152,6 68号、英国特許第2 231 623号、英国特許第2 180 892号、および英国出願第1738 63号)において公知である。 発明の要旨: 本発明の目的は、上記の欠点を解決する効率的な推進システムを提供すること である。 本発明の目的は、二重反転プロペラを有するハブからなり、プロペラは、ハブ 内でプラネタリギアシステムに接続され、プラネタリギアシステムは、サンギア に対して水平またはわずかに角度をなしたシャフトによって駆動され、サンギア は、エンジン速度をステップアップギアにおいて1.5から3倍に増速すること によって、エンジンの回転速度よりもかなり高い回転速度で動作し、パラレルギ アホイールは、ステップアップギアと平行に(クラッチを有して)配置され、一 時的に他のギアリング(「ギアボックス」)を形成し得、ハブは、ステアリング 可能な船外ハウジング内に設けられ得、船外ハウジングには、さらに、ステアリ ング可能なハウジングを有する船内モータ用のトリミング手段(trimming means )が設けられ得、パワーは、カルダンジョイントを介して伝達され、これによっ てトリミングおよびステアリングを可能にする推進伝達システムによって成し遂 げられる。 特に興味深い実施態様は、駆動ラインに対して高い回転速度(150から45 0hpのエンジンに対して6,000から8,000rpm)を可能にする、大 きな減少率(サンギア対プロペラが5対7(5 to 7 from sun gear to propeller ))を有する円筒状プラネタリギアシステムである。低駆動ライントルクによっ て、プロペラが理想的な低速度(および効率)で動作するにもかかわらず、小寸 法が可能となり、低い抵抗力で細い水中ハウジングが可能となる。 図面の簡単な説明: 本発明を、以下の図面によって説明する。 図1は、船内/船外(I/O)駆動部の形態の駆動システムが、どのように船 のトランサムに設けられるかを示す。 図2は、上昇したI/O駆動部を示す。 図3は、ハブ内のプラネタリギアシステムを有する船内エンジンの実施態様を 示す。 図4は、水中ハウジングのプラネタリギアシステムを有するI/Oプロペラシ ステムを示す。 図5は、内蔵ギアボックスおよび内蔵順方向/逆方向ユニットを有するエンジ ンのステップアップギアを示す。 図6は、プロペラを通過する流れを示す。 図7は、プロペラを通して通過するときにどうように流れが速度を変化させる かを示す。 図8は、負荷の小さいプロペラの揚力および抵抗を示す。 図9は、ブレイド摩擦が効率にどのように影響するかを示す。 図10は、非キャビテーション型プロペラの翼側面を示す。 図11は、部分的にキャビテーションを生じたプロペラの翼側面を示す。 図12は、非キャビテーションプロペラ型および半キャビテーション型プロペ ラのブレイド摩擦を示す。 図13は、ブレイド速度(0.7R)が、典型的なI/Oプロペラに対する摩 擦効率にどのように影響するかを示す。 図14は、翼側面に対する揚力係数と抗力係数との間の関係(衝突(attack) または上反りの角度は変化する)を示す。 図15は、プロペラが、どのようにプラネタリギアシステムに接続されている かを示す。 図16は、二重反転プロペラを通過する流れ、および前側プロペラからのスト リームがどのように収縮し、外周の流れが、どのように後側プロペラのブレイド の端部を通過するかを示す。 図17は、標準的なタイプのヨーク支持駆動部を示す。 図18は、本発明に従って設計された完全なシステムの基本構造を示す。 図19は、本発明に従って形成された回転可能な水中ハウジングを示す。 図20は、水中ハウジングの後ろの速度フィールドが、どのように前側プロペ ラ上に横方向の力を形成するかを示す。 図21は、前側プロペラの側部に作用する力のパルスを示す。 図22は、水中ハウジングの平衡を保つ力およびトルクを示す。 図23は、船外駆動部が操縦中に流れによってどのように作用されるか、なら びにハウジングおよびプロペラに作用する力を示す。 図24は、水中ハウジングの側部中心がどのように概算され得るがを示す。 図25は、二重反転プロペラを有する従来の船外駆動部を示す。 図26は、二重反転プロペラを有する船舶用の公知のシステムを示す。 図27は、本発明による調整可能なプロペラおよびプラネタリギアシステムを 有する船外駆動部の図である。 図28は、ハブブレーキが駆動部に設けられたプラネタリギアシステムを示す 。 図29は、液圧ピストンによって調整可能な後側プロペラおよび調整可能でな い前側プロペラを示す。 図30は、駆動シャフトを介した液圧流体の後側プロペラへの供給、および調 整可能なブレイドの位置の測定構造を示す。 図31は、船内駆動部の主要な実施態様を示す。 図32は、2つのプロペラの回転速度間の線形関係を示す。 好ましい実施態様 最も好ましい実施態様では、プロペラ損失が、回転速度の変化によってどのよ うに影響され得るか、およびどのような抗力の減少が、プロペラシャフトまたは 水中ハウジングに対して達成可能であるかを洞察しなければならない。 プロペラの損失は、以下のような数グループに分けることができる。 1.プロペラブレイドと水との間の粘性摩擦および乱流摩擦の形態の摩擦(吸 引と圧力側との圧力差によって誘導される小さな渦巻き(vortice)が含まれる )。 2.軸移動(axial displacement)エネルギー(推力に対する反応に対応する )。 3.プロペラの下流における流れの回転(旋回(swirl))。 プロペラの摩擦(抗力D)は、プロペラの推力(ボートの速度方向の成分Va )を減少させ、プロペラを回転させるのに必要なトルク(回転速度方向の成分U )を増加させる。図8を参照のこと。面白いことに、摩擦は、プロペラが小さな ブレイド角(図8におけるベータ)、換言すると、低ピッチを有するときほどよ り破壊的な効力を有する。図9は、この効力がどのくらいの大きさであるかを、 与えられたエンジンパワーがどの程度の割合でプロペラストリームにおいて推力 および置換エネルギーに変換されるかを示す摩擦効率の形態で示す。 例えば、ブレイド抗力7.5%(=抗力/ブレイド揚力)の摩擦効率は、ブレ イド角20度(ピッチP/D=1.14)に対して80%、およびブレイド角4 0度(ピッチP/D=2.64)に対して86%である。 船内プロペラは、低ピッチ(P/D=0.6〜0.8、ブレイド角11度〜1 4度)を有する場合が多く、従って、摩擦の影響により、さらに不利となる。 プロペラのブレイド速度がより高くなると摩擦の影響が大きくなることは事実 である。これは、ブレイドのキャビテーション感度に関係がある。ブレイド速度 が高いほど、ブレイドをより薄く(およびより幅広に)して、キャビテーション を発生させずに動作できるようにしなければならない。ブレイドが幾分か高い揚 力係数で動作することができれば、それが望ましい。そうすれば、揚力と抗力と の間のより有利な関係が達成されるからである。これは、図14による極線図で 説明することができる。大多数のプロペラは、約0.08〜0.14の揚力係数 で動作するが(図14の「標準」の点)、構成が約0.2またはそれをわずかに 上回る揚力係数を与えることができれば、それが望ましい(図14の「最適」の 点)。ほとんどの場合、これは、キャビテーションのため不可能である。 では、なぜプロペラに「小さい」ブレイド角を持たせるのであろうか。答えは 非常に簡単である。ブレイド速度が低いということは、回転数が小さいことを意 味し、従って、トルクが高く駆動シャフトが大きいことを意味するため、費用が かかる。これにより、動力伝達装置が大型化し、重量ペナルティーとしてさらに 大きな損失をもたらす。さらに、単一プロペラは、低回転数で回転エネルギー( 旋回)に大きな損失を示すことに注目されたい。この損失は、二重反転プロペラ では起こる必要のない損失であり、本発明が関係するのはこの実施形態である。 従来の流れ理論では、プロペラのブレイドがキャビテーションを発生せずに動 作する場合を考慮すると、プロペラのブレイド抗力がどのようにして現れるかを 分析することができる。完全を期すため、キャビテーションが幾らか発生してい る部分についても研究した。プロペラに対して高出力密度を有する高速ボートに 用いられる側面形状については、図10および図11を参照されたい。 図12は、(約0.4〜約0.5メートルの典型的なプロペラ径を有し、軽金 属からなるI/O駆動部について)ブレイド速度の関数として計算された相対抗 力(抗力/揚力)を示す。 大多数のI/Oプロペラは、約65〜約75ノットの典型的なブレイド速度( 0.7Rで)を有する。55〜60ノットにおとしたブレイド速度のプロペラを 構成することが有利であることが明らかである。これは、図13の摩擦効率によ り示される。ブレイド速度を70ノットから60ノットに下げると、8%大きい 推力が得られるであろう。 ここで、発明者は、本発明で示される原理に到達した。コンパクトで細長い駆 動ラインを達成するために、必要な場所、即ち、ハブにおいてのみ、水中でのプ ロペラの回転数を減らす。さらに、エンジンより後に、回転数を1.5〜3倍に 増加させるステップアップギアを導入する。本発明は、4,600rpmで動作 するV型エンジン、および4,600rpmから2,500rpmまでのディー ゼルエンジンに適用される。発明者は、ポンプ損失の発生を防ぐためにギアホイ ールの周辺速度が高速にならないようにしなければならないという問題があるも のの、(200〜400hpのエンジン動力の場合に)駆動ラインの回転数が約 6,500〜約8,000rpmであることが有利であることを発見した。尚、 海洋の分野で確立された方法では常に、エンジンよりも後ろの回転数を、多くの 場合は1.5〜3のファクタだけ、場合によっては4〜6のファクタだけ低減し ている。 提案された海洋動力伝達装置に匹敵する有利なものは、トラックである。ホイ ールハブに回転低減手段を設け、駆動ラインの残りの構成要素(エンジンからホ イールまで)を高回転数で動作させるようにすることにより、重量および生産コ ストを低減する。 駆動ラインのトルクは、単一プロペラ用の駆動システムの場合の3分の1〜4 分の1になる。これは、シャフト寸法を35%低減できることを意味する。これ により、水中ハウジングの正面の面積が大幅に低減され、従って、水中での抗力 が大幅に低減される。この新しいボディは、船外駆動部の従来の水中ハウジング と比べて細い(幅および厚さが低減されている)。最適化分析では、プロペラ径 をわずかに増加し(これは、推力を向上させる)、これにより、水中ハウジング を幾分か伸長させることが有利であることが示されている。 ハブはどれだけ縮小されることが可能であろうか。図4に従って提案された円 筒状プラネタリギアシステムは、10までの非常に多くのギアリングの変形を提 供することができる。 動力はサンギア1(入力トルク+Q0により回転する)に供給され、サンギア 1は、後側プロペラ4に連結されたプラネットギアキャリア3に軸支されたプラ ネットギア2を駆動する。後側プロペラは、水によりトルク−Q2でブレーキが かけられる。プラネットギアキャリアはサンギアと同じ方向に回転するが、プラ ネットギアは、クラウンホイール5からの抵抗に遭遇する。クラウンホイール5 は、前側プロペラ6を反対方向に駆動し、前側プロペラ6は、水によりトルク+ Q1で「別の方向」にブレーキがかけられる。 プラネタリギアシステムは平衡状態にあるため、すべてのトルクの和(符号付 き)は0である。即ち、Q0+Q1+−Q2=0である。 プラネタリギアシステムの基本的なギアリング(=Z1/Z0、即ち、クラウン ギアの歯の数Z1とサンギアの歯の数Z0との関係)に依存して、トルク間に、例 えば以下のような異なる関係を作ることができる。 Z1/Z0=1の場合、Q1:Q2=1:2とすると、3分の1の回転となる。 Z1/Z0=2の場合、Q1:Q2=2:3とすると、5分の1の回転となる。 Z1/Z0=2.5の場合、Q1:Q2=5:7とすると、6分の1の回転となる 。 Z1/Z0=3の場合、Q1:Q2=3:4とすると、7分の1の回転となる。 回転数の間には線形の関係があるため、プロペラ1および2は、必ずしも全く 同じ回転速度を有していなければならないわけではない。プロペラ1および2を 異なる速度および異なる動力用に構成することが有利であり得る。その場合でも 、プラネタリギアシステムは常に平衡状態を求める。即ち、プロペラは、トルク 平衡状態を達成するように、自動的にその回転速度を適応させる。 前側プロペラからのキャビテーションの気泡が後側プロペラに機械的損傷を与 え得るため、前側プロペラの負荷をなくすことが有利であり得る。 そこで、二重反転プロペラの最も高い効率を達成することができるようにする ためには、そのプロペラがどのようにして動作するのかを考慮しなければならな い。二重反転プロペラは高効率を有する。これは一般に、後側プロペラを出て行 く流れが回転していないためである(第1のプロペラから受け取られた回転流は 、反対方向に回転している後側プロペラによって打ち消されるため)。では、こ れらの2つのプロペラが異なる動力で動作する場合、これを実現することができ るのであろうか。 図6は、流れがどのようにしてプロペラを通過し、加速されるかを示す。毎秒 qキログラムの水の流れがプロペラを通過する。水の速度は、プロペラの上流の Vからプロペラの下流のV+dVに増加する。ニュートンの法則(力=運動量の 変化)によれば、プロペラの推力Tは、以下のようになる。 T=q*dV しかし、全く同じ法則がプロペラの接線方向についても当てはまる。上から見た プロペラブレイドを示す図7を参照されたい。 図7では、プロペラブレイドは、速度U(=ある特定の「典型的な」半径での 約70%の接線方向速度)で回転する。流れqがプロペラを通過する。軸方向で は、速度がVからV+dVに増加しており、速度の変化dVが推力Tに対応して いることが分かる。同様に、プロペラの接線方向速度はゼロからdUに変化して いる。即ち、同じ法則に従えば、ブレイドにかかる接線方向の力Fは、以下のよ うになる。 F=q*dU 今、2つの(二重反転)プロペラが連続的に並んでいる場合、実質的に同じ流れ が両方のプロペラを通過する。これらの2つのプロペラが同じトルクで動作する 場合、2つのプロペラにかかる接線方向の力は同じであり、従って、これらのプ ロペラは、水を、等しい回転速度dUで、反対方向に回転させる。即ち、その和 はゼロであり、既存の流れは回転せず、回転損失はゼロである。 尚、上記理論はプロペラの回転速度に依存せず、プロペラは、最良の効率を達 成するためには、同じトルクで動作しなければならない。しかし、回転速度が異 なるということは、動力が異なることを意味する。これは、前側プロペラおよび 後側プロペラを、例えばキャビテーション型および非キャビテーション型などの 異なる種類のものにすることができる可能性を与え、これにより、各プロペラが 、その最適な回転速度で回転する。これは、高速船および船内船(inboard boat )において特に有利であり、前側プロペラは、より低い動力で動作することがで き、従って、キャビテーションに対する安全性がさらに大きくなる。船内駆動部 の場合、前側プロペラは、例えば動力の1/3を受け取り得、丸いノーズを持つ 「厚い」ブレイドを有し得、従って、傾斜したプロペラシャフトと角度をなす速 度フィールドに対するプロペラの感度がより低くなり得る。前側プロペラから後 側プロペラへのこの動力伝達は、ボートにおいて、より低いレベルの振動を与え 、従って、低減された伝達ノイズを与える。前側プロペラは、後側プロペラに均 一な速度の流れを与え、後側プロペラもまたより有利に動作し得る。 以前に説明したように、プラネタリギアシステムの特徴は、前側プロペラおよ び後側プロペラに異なるトルクを与えることである。例えば5:7の関係で異な るトルクを与えると、回転は6分の1となる。動力学的回転エネルギー(旋回) に関する上記推論によれば、このように異なるトルクを与えることにより、効率 がある程度低下してしまう。これは、2つのプロペラに異なるトルクを与えると 、プロペラの後ろの流れに、ある程度回転が残ってしまうためである。そこで、 本発明の好適な実施形態に従って、通常行われているように後側プロペラを前側 プロペラよりも小さくせずに、おそらく後側プロペラを前側プロペラよりも幾分 か大きくすることによって、この問題点に取り組む。その原理について図16を 参照して説明する。前側プロペラ6は、前側プロペラ6からの中央プロペラスト リーム7を収縮する流れを加速する。今、後側プロペラ4は、中央のストリーム 7、および後側プロペラ4のブレイド先端を通過する外側の環状の流れ8ととも に動作している。 このようにすれば、全体効率を低下させることなく、5〜10%高い動力で後 側プロペラを動作させることが可能になることが分析によって示された(これは 、本動作形態における全体動力に変化が無い場合、1〜2パーセントの全体効率 の向上を示す)。この案は、後側プロペラの中央部分全体が二重反転動作するこ と、およびそのブレイドの先端も単一のプロペラとして動作することを意味する 。 中央水中ハウジングにおける冷却水取込み部によるキャビテーション気泡を回 避し、冷却水ポンプ内に適切に水が引き込まれたときの吸引効果の減少圧力と、 衝突流(impinging flow)による「ラム効果(ram effect)」の増大圧力とをバラン スさせるために、図18のハウジングには、精密に製造されたノーズコーン55 が設けられる。ノーズコーン55の形状によって、環状冷却水取込み部において 、外側流れは弱い増大圧力しか形成せず、これにより、冷却水ポンプの吸引効果 をバランスさせる。図1に示すI/O駆動部の実施形態においては、図2のよう にプロペラレッグ(45、46、44)をスイングさせて水から出すことにより 、水中の部材(45、4、6)上の植物の成長を防ぐことができる。 最後に、プロペラシステムの調節可能な変形例について説明する。通常の種類 の二重反転プロペラ(図25)の場合、両方のプロペラを調節可能にしなければ ならない。これは、機械的に非常に複雑である。本発明によれば、プラネタリギ アシステムのトルクバランスを用いている。これは、プロペラのトルク間に一定 の関係(relation shape)を与える回転速度に、プロペラがプロペラ自体を自動的 に調整することを含んでいる。従って、プロペラブレイドは、2つのプロペラの 一方について調節可能にする。一実施形態を図27に示す。 動作は以下の通りである。 例えば、一方のプロペラのブレイド角度が低減され且つピッチ角が(通常、2 0度から35度に)低減されると、そのプロペラは、より自由に回転し、その回 転速度は、プラネタリギアシステムにおけるトルクバランスを維持するべく上昇 する傾向にある。同時に、第2のプロペラの回転速度は、減少し始める。なぜな ら、そのプロペラは、他方のプロペラに対して、重負荷であり(そのブレイド角 は変化していない)、且つプラネタリギアシステムを介して他方のプロペラに接 続されているからである。この接続は、プロペラ回転速度間に直線関係を与え (図32参照)、以下のように、一方のプロペラの回転速度が上昇すると、常に 、他方のプロペラの回転速度が減少する結果となる。 上記直線関係は以下の通りである。 クラウンギアの回転速度(マイナス回転)は(−nk)=[1−np*(N+1 )]/Nであり、Nはクラウンギア/サンギアの直径比であり、プラネットギア キャリアの回転速度=npである。 ダイナプロップ(DynaProp)は、約N=2〜3の適切な基本ギア減少率(basic gear reduction)(これは、適切なベアリングの割合および空間を可能にする) を有するようである。例えば、N=2.5であれば、(−nk)=[1−np*3. 5]/2.5である。よって、(サンギアに対する)回転速度は、 等価回転数:(−nk)=np=1/6=0.17 ロックされたクラウンギア:(nk=0)の場合、np=2/7=0.29 ロックされたプラネットギア:(np=0)の場合、nk=2/5=0.4 プラネタリギアシステムの平衡状態によって、前側プロペラのトルクQ1が常 に、後側プロペラのトルクQ2のa=N/(N+1)という割合であることが確 実になる。この実施例においてN=2.5の場合、a=5/7=71%(よって 、Q1=0.71Q2)である。(ブレイドを回転させる)Q2の減少は、これに 対応するQ1の減少(回転速度の減少)につながる。 結論として、2つのプロペラについてのトルク吸収は、一方のプロペラを調節 することによって抑制できる。従って、本発明の実施例の場合、後側プロペラの 回転速度は、サンギアの回転速度の0%〜40%、前側プロペラの場合0%〜2 9%、の間隔で振動することができる。このようにして、システムを異なる負荷 (気候および風ならびに積載負荷が船舶の抗力を大きくする)に合わせて調節す ることが可能である。 また、システムは逆転の場合にも動作する。船のエンジンがディーゼルである と仮定する(加速装置の適用は、一定のエンジン速度を提供する)。一方のプロ ペラのブレイド角を調節して、0に近づける。従って、(両者がほとんどそれ以 上トルクを吸収しなくなるまで)両方のプロペラがより自由に動き、固定ブレイ ドを有するプロペラの回転速度は次第に低減する。この条件に達すると、ハブブ レーキ(図28の複数のプレイトクラッチ)が(固定ブレイドを有する)プロペ ラをギアハウジングに固定する。ハブブレーキは、複数の液圧プレイトクラッチ 、ディスクブレーキまたは一般的なドラムブレーキであり得る。効果を発揮する ために、システムが完全に前側プロペラをロックする必要はなく、ブレーキトル クを与えるのであれば、前側プロペラを幾分滑動できるようにしてもよい。実際 には、様々な程度にブレーキをかけることによって、逆転推力(reverse thrust) を最終的に調節することが可能である。ブレーキを少しだけ解除すると、逆転推 力が減少する。前側プロペラがロックされている場合、調節可能なブレイドを有 するプロペラのみが回転し、その上昇した回転速度(約70〜80%)が顕著な 逆転推力を与える。 機械的に簡潔な解決手段は、図27の後側プロペラ内に搭載される液圧ピスト ンを有する。 説明: 図4(AおよびB)は、I/O駆動の実施形態を示す。傾斜した円錐ギア11 を介して、傾斜した「垂直」駆動シャフト9が水平プロペラシャフトを駆動する 。これは、機械的には、サンギア1の直接延長部であり得る。プラネットギア2 は、クラウンギア5内の内向き円筒状ギアを駆動する。この動力伝達装置(drive train)は、水中ハウジング内に搭載される。サンギアスピンドル10は、ベア リング18内のハウジングの前側部分内において、間接的にプラネットギアキャ リア、ベアリング22、によって、軸支される。本実施形態の場合、サンギアス ピンドルは、プロペラからの推力を全く受けない。プラネットギアキャリア3か らの推力は、ベアリング19内のボディによって受けられ、クラウンギア上の推 力はベアリング23を介してボディへと伝達される。 図3(AおよびB)は、船内駆動部に本発明を適用した場合を示す。本実施形 態案では、プロペラ推力は、外部プロペラシャフト14への取付け具16を介し て内部プロペラシャフト15へと直接伝達される。推力全体がベアリング17に 伝達され、これが取付け具16に作用する。システムは、ベアリング17および 19を介して予め負荷される。前側プロペラ(クラウンギア5)上の推力は、ベ アリング18を介して伝達する。 本システムに必要なステップアップギアを図5に示す。図示した実施形態は、 2段(two-speed)ギアボックスをも含む(但し、これは省略可能である)。フ ライホイール24を介して、エンジンは入力シャフト25を駆動する。入力シャ フト25は、クラッチ26を介して、シャフト25を駆動ギア27にシャフト2 5を一体化させる。駆動ギア27は、ギアピニオン29を載せた上側シャフト2 8に動力を伝達する。 ギアを変えたい場合、クラッチ26を解除する。これにより、シャフト25は 加速し始め、フリーホイール30によって下側ギアピニオン31が入力シャフト に接続されて、これにより、やはり上側シャフト28に接続された上側ギアピニ オン32に動力を伝達し得るようになるまでの間加速する。船外駆動部への動力 は、駆動部フランジ33に伝達される。前側移動の間、駆動部フランジ33近傍 のシャフトは、クラッチ34に接続されている。逆転する間は、クラッチ34を 解除し、クラッチ35を係合する。これにより、円錐ギア36は、2つの円錐プ ラネットギア38を介して、(逆転回転方向を与える)対向円錐ギア37を駆動 する。 あるいは、本I/O駆動実施形態は、図17の支持ヨークを用いて従来の方法 で実施することも可能であり、その場合、駆動列39は高速型のものであり、ハ ブ40の中に円筒状プラネタリギアシステムがある。 円筒ギア構成27〜29は、エンジンの回転速度を最適なプロペラ回転速度に 合わせて調節する。一連の厳密に構成されたプロペラの場合、プロペラは回転速 度nで動作する。nは、エンジン動力Pと3乗の関係にあり、以下のように表す ことができる(0=プロペラ動力の構成点、1は他のエンジン動力)。 n1=n0(P1/P01/3 例えば、その駆動ラインの回転速度を、350hpにおいて7,000rpm とする場合、250hpのエンジンの同じプロペラ(一連のプロペラ)の駆動ラ インは以下の回転速度で動作するであろう。 7,000(250/350)1/3、よって、6,260rpm この調節をできるだけ簡単にするために、好適な実施形態は、一連の利用可能 なギア27〜29を有する。ギア27〜29は、そのギアリング差(gearing dif ference)が、1、1.1、1.12=1.21,1.13=1.33、...のよ うに10%分互い違いにされている。 上記ギアボックスを用いた実施形態は、これをも利用しており、ギアボックス 31〜32に対して原理上同じギア対27〜29が用いられる(図5参照)。最 小1.1(1段)、最大1.3(3段)、そして最も典型的には1.21(2段 )の差を用いるのが適切である。これは、市場のエンジンの大部分に本システム を適合させることができることを示唆している。 逆転ギアの代替例は、プロペラ用調節可能ブレイドである。このようにすれば 、エンジンが適切な回転速度で動作するようにプロペラの負荷を調節することが 可能である。これは、本発明に従って、図27〜図31に示すように後側プロペ ラのブレイドを好適に回転させることによって達成される。 図27は全体図である。固定ブレイドを有する前側プロペラ6は、クラウンギ ア5によって駆動される。調節可能ブレイドを有する後側プロペラ4は、プラネ ットギアキャリア3によって駆動される。液圧ピストン74が液圧シリンダ80 内に位置しており、接続ロッド75を介してブレイドの基盤プレイト84上のク ランクピン77に作用する。従ってピストンの変位はプロペラブレイドの角度変化 を起こす。これは図29からも明らかである。図29は、オイル導管81および 同軸経路85を介してオイルが供給(あるいは除去)される、後側オイル室78 および前側オイル室79を示している。同軸経路85は、オイル導管と、接続ロ ッド75内の中央チャネルおよびプラネットギアキャリアスピンドル3(ならび に図27のサンギアスピンドル15)との間に形成されている。 液圧ピストンの位置を調節するために、図30に従い、外側オイルスリーブ8 8に固定された各オイルニップル86および87に取り付けられたオイルホース 82および83を介してオイルを供給(除去)する。オイルはオイルスリープ8 8中を通過して各導管中に入る(または出る)。外側導管89は同軸「外側」経 路85に接続されており、内側導管90はオイル導管81と連通している。 ブレイドの角度の位置を所望の値に調節するために、液圧ピストンの軸方向位 置を決定することによりブレイドの角度を読み取る。オイル導管81は液圧シリ ンダ74内に位置しているため(図29を参照)オイル導管81もまたピストン とともに軸方向に移動し、その位置は図30に従ってハブ内に直接設けられたセ ンサを用いて測定することができる。機械的リンクシステムを用いて、例えば駆 動部の上部ハウジング内に位置する(このことにより交換を容易にされた)セン サに移動を伝えることも可能である。図30に基づく態様において、プロペラと ともに回転するオイル導管81は、粗いネジ山を設けられたスクリュータップ9 6にベアリング92を介して接続されており、ネジタップ96は軸方向の移動を 受けたときに、複数の金属ネジ97を設けられた、ジャーナル94付きディスク 93を回転させる。ディスク93の回転中、ネジ97がセンサ95を通過する際 にパルスが生成されてケーブル98を介して伝送される。マイクロコントロール システムにおいて数えられたパルス数が、実際の位置を決定する。 船を後進させる際には、プロペラブレイド4(図27参照)をゼロに向かって 回転させる。このようにして、前側プロペラは、プラネットギアシステムを介し て後側プロペラのトルクバランスを取ろうとしてより低速で回転することにより 、後側プロペラはより自由に(かつより速く)回転する。プロペラが簡単に回転 しすぎる場合には後進推進力を得ることができない(有限のスリップ差を持たな い車に例えれば、一方の車輪が氷上でスピンすると他方の車輪を駆動することが できなくなる)。従って本発明によれば(図28参照)、十分低速で回転してい るときに前側プロペラ6を液圧動作複プレイトクラッチ99を介してギアハウジ ング13にロックすることにより、後進する能力を得る。液圧動作複プレイトク ラッチ99は、ハブ(クラウンギアスピンドル5)に接続された互い違いの(al ternate)プレイトおよび、ギアハウジング13に固定された外側スリーブ10 0に接続された残りのプレイトを有している。 回転可能なブレイドを有する上述のシステムはまた、図31に示すようなまっ すぐなシャフトを有する移動(displacement)船に設けられてもよい。エンジン1 03はクラッチ104を介して、エンジンの回転速度を増加しこれをサンギアス ピンドル15に伝えるシャフトを駆動する。サンギアスピンドルは、プラネット ギアシステムを介して2つのプロペラ4および6を駆動する。 船外駆動プロペラレッグの好適な実施態様は、図18に示すZ字型の駆動ライ ンを有している。カルダンジョイント(cardan joint)40が駆動フランジ33に よって後進ギアから駆動され、シャフトを介し2つの円錐状の傾きを有するギア (上部ギア42および下部ギア11)を介して、サンギアスピンドル10を駆動 する。 この傾き構成は、(継手40における)スイング中心が、トランサム(transom )から、専用カルダンジョイントを120度に角度付けることにより駆動部を( トランサムに接触することなく)水中からスイングさせて出すことが可能である ような距離に位置していることを意味する。 駆動部を水中から効果的にスイングさせて出すことにより、植物が成長してそ の分の性能損失をきたすことが防止される。しかし、「通常の」(非競技用)船 においては、駆動部があまり後ろに離れて位置することは望ましくない。なぜな ら、延長部が長すぎると一方では港内での操作中において駆動部に損傷を与え得 るし、また他方において、トランサムの近傍における駆動部への流れはよくわか っている(well defined)からである(船からある距離後ろに離れた位置では水面 は駆動部上に「膨れ上がり」得、特定の操作位置においては大きな抗力を余分に 生成し得る)。従って、動力伝達装置のZ字形状は、水中本体をトランサムに近 く位置するように「戻す」ことを意味する。本実施態様に基づく駆動部を図1に 示す。図1において、43は回転中心であり、44は上部ハウジングであり、4 5は下部ハウジングである。示した実施形態は、上部ハウジングに回転可能に搭 載された下部ハウジングを有している。図2に上方スイング位置を示す。 上記に基づく好適な実施態様は、回転可能な水中ハウジングを包含し、このハ ウジングは、本プロペラシステムとともに、高い操舵トルク(steering torque) で操舵され得るような特定の方法で設計されなければならない。 操舵用に回転可能である水中本体45は、図19に基づき、上部ハウジング4 4内において取り付けコーン46を介して斜めに軸支されている。入力シャフト 9(トルクQ)は、円錐状下部ギア11を介してその回転速度を1/Uに減少され る。円錐状下部ギア11の水平出力シャフト10は、サンギア1を介してプロペ ラを駆動する。プロペラは水によってトルクU*Qでブレーキされる(ギア内に おける小さな損失は無視している)。 ハウジングをバランスさせるためには、操舵軸周りの回転トルクはゼロである べきである。図19に基づく寸法においては、Q=UQcosα、すなわちギア 減少率はU=1/cosα(前もってわかっているハウジングをバランスさせる ための条件である)に選択されることが示される。本特許明細書に基づいて設計 される駆動部はしかしながら、前方に直進している際においても操作されている 最中においてもバランスしていないように説明してきた。この理由は、プロペラ は常に、水中ハウジング直後側分の水の速度が周囲(船の速度)よりも小さいこ とに起因する横方向の力により、影響を受けているからである。図20を参照の こと。 プロペラブレイド6が水中ハウジング45の後ろの速度領域を通過する際、ブ レイドにかかる流れ力53は航跡が通る非常に短い間に増加する。通過中のブレ イドカ54が大きいほど、前向き(圧力の方向)の力パルス52ならびに横方向 の力パルス51が発生し、これもまた操舵トルクに影響を与える。このように、 横方向の力は、水中ハウジングの後ろの航跡をプロペラブレイドが通過する度ご とに発生する複数の短い力パルスからなっている(図21参照)。水中ハウジン グの直後の速度は周囲(船の速度)よりも10〜20%小さく、プロペラの推進 力の数%の平均の横方向の力51を与える。前側プロペラのみが速度領域による 影響を受ける。後側プロペラは前側プロペラから等しい速度領域の影響を受ける 。 平均の横方向の力ΔF(51)は、操舵軸の周りにおいて、てこ距離Hを有し (図22参照)、従って追加的な操舵トルクΔQ=ΔF*Hを発生する。これは 他のトルクQおよびUQに加算される。上記に基づき、右旋回転プロペラ(本実 施態様案にあてはまる)においては力ΔFは方向(+)を有し、左旋回転プロペ ラ(他の実施態様にあてはまり得る)においては方向(−)を有することに注意 されたい。 バランス要件を決定するために、周知のプロペラ式を用い得る。すなわち、 推進力 T=k1ρn24 トルク M=kqρn25(前側プロペラのトルクはM=U1UQである) (上式において、kは無次元関数であり、ρは密度であり、nは回転数、Dは直 径である。) 次に、平均の横方向の力ΔFをTiΔF=εTに関連付けることができ、プロ ペラトルクM(=U1UQ)に対する横方向の力の操舵トルクΔQが、ΔQ/M =εk1H/KqD=Crとして得られる。 操舵軸周りのトルクQsは(+右、−左)である: Qs=+Q+(±ΔQ)−UQcosα これより、バランス要件Qs=0について 1/U=cosα−(±U1Cr)が与えられる。 一例として、操舵軸が60度傾いており、回転減少率が2(=1/cos60 度)とする。図21に基づく実施態様(右旋回転+)におけるQ1:Q2=2.5 :3.5(従ってU1=2.5)であるようなプラネットギアシステムへの適用 可能条件について、 1/U=0.5+0.7*(O.02〜0.03)*2.5*(4〜5)= 0.5+0.14〜0.26であり、 これは、ギア減少率U=1.56〜1.31においてハウジングがバランスする こを意味する。すなわち、右旋回転プロペラが「反対方向の」トルクを提供する ため、減少率下限(lower reduction)<2である。 以上、前方に直進する場合を分析した。操作中においては、プロペラおよびハ ウジングの両方が斜めの流れを受ける。ここで衝突角は、船の舵角度と船首角度 との間の差である。これらの角度が正確にはどれくらいの大きさであるかを決定 するのは複雑であり、船によって変動し、また航行条件および回転半径の小ささ (tightness when turning)によって変動する。しかし一般にはこれらの力は両方 とも衝突角に比例するため、バランス要件を導くことが可能であり、これは、例 えば曲がる際における斜めの流れにおいては、水中ハウジングに作用する側方力 (side forces)(Sh)およびプロペラに作用する側方力(Sp)は操舵軸周りにお いて互いにバランスすることを意味する。これらのてこ距離(図23参照)はHh およびHpであり、従って、バランス要件はSh*Hh=Sp*Hpである。 プロペラのてこ距離Hpは、その中心(おおよそその側面における重心)まで であり、水中ハウジングのてこ距離は、ハウジングの側面中心であり、これはハ ウジングの「半分」56についての重心57によってほぼ決定される(図24参 照)。 上述のプロペラのタイプおよび速度範囲は両方とも結果に大きな影響を及ぼす ため、バランス要件は、ケースごとに分析および実際のテストにより決定されな ければならない。 バランス要件は、数学的には、 Hh/Hp=ερηtgβ と表され得る。上記式において、ρは駆動にとって典型的な相対的動力密度であ り、1/2〜5のオーダーでρ=P/(ΠρV3)であり、 Aは、側面積であり、 Vは、速度m/sであり、 ρは、水の密度であり、 εは、プロペラ関数(斜方流の「感度ファクタ」)であり、 ηは、プロペラ効率であり、 Pは、エンジン動力であり、 βは、プロペラブレイド角である。 分析によると、Hh/Hpは、0.1〜0.3のオーダーであり、高速(35〜 45ノット)の場合にバランス値は低く、低速(20〜25ノット)の場合にバ ランス値は高いということが示されている。従って、概してハウジングの圧力中 心Hhは、ステアリング軸からプロペラまでのてこ距離Hpの10〜20%分だけ ステアリング軸の前方に位置する。本特許出願の主題である駆動の場合、距離Hp は、ほぼプロペラの直径である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも1つのエンジンと、該エンジンにより駆動されるように配置され たシャフトと、トランサムと、ハブ上に設けられた少なくとも2つの同軸の互い に隣接するプロペラと、ギア構造を備えた水中ハウジングとを含む船舶用駆動構 造であって、該ギア構造が、サンギアとプラネットギアとを含むプラネタリギア システムを含み、該ギア構造が、該シャフトにより駆動されるように配置された 船舶用駆動構造であって、該プラネットギアが該サンギアの周囲を自由に移動す るように構成されていること、該シャフトが該水中ハウジング内部に配置されて いること、および該シャフトの回転速度を上昇させるために該シャフトと該エン ジンとの間にステップアップギアが設けられていることを特徴とする、船舶用駆 動構造。 2.前記プロペラのうちの少なくとも1つが調整可能であることを特徴とする、 請求項1に記載の駆動構造。 3.前記水中ハウジングが、前記プロペラのうちの少なくとも1つをブレーキお よび/またはロックする手段を備えており、該手段が、前記ハブに隣接するディ スク(複数のディスク)および/またはブロックの形状であることを特徴とする 、請求項1または2に記載の駆動構造。 4.前記プロペラのうちの1つが、ブレイドの角度をピッチ角度(通常+20度 〜+35度)の範囲内で調整し得ることを特徴とする、請求項1、2または3に 記載の駆動構造。 5.前記プロペラが二重反転し、前側プロペラ(6)がクラウンギア(5)に連 結され、後側プロペラ(4)がプラネットギアキャリア(3)に連結されている ことを特徴とする、請求項1に記載の駆動構造。 6.前記エンジンが、前記プラネタリギアシステム内に配置された前記サンギア (1)に駆動可能に連結されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれ かに記載の駆動構造。 7.前記プラネタリギアシステムが、ステアリング可能駆動部内に配置されてお り、該駆動部が船外にあることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載 の駆動構造。 8.前記モータが船内に配置されていることを特徴とする、請求項1から7のい ずれかに記載の駆動構造。 9.トリム軸(43)が、前方駆動中に通常僅か+20度の範囲内で前記駆動部 を角度づけし得るが、停止中には該駆動部をボートの長手方向に対して110度 〜130度に角度づけし得ることを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記 載の駆動構造。 10.カルダンジョイントと前記プロペラとの間に実質的にZ字形状の駆動ライ ン((4O)から(9)を介して(10)まで)が設けられており、前記駆動シ ャフトが、前記水中ハウジング(45)が前記ボートの前記トランサム近傍に位 置するように、該ボートの移動方向に対して60度〜80度、好適には20度〜 30度の角度にあることを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載の駆動 造。 11.前記水中ハウジングが回転可能に配置されていることを特徴とする、請求 項1から10のいずれかに記載の駆動構造。 12.入力シャフト(9)の回転速度を出力シャフト(10)の回転速度の1/ Uに低下させる下側ギアが、 1/U=cosα+0.005〜0.025 となるように選択された減少率を有し、該αが該駆動シャフト(9)と前記ボー トの移動方向との間の斜方角度であることを特徴とする、請求項8に記載の駆動 構造。 13.前記駆動シャフト(9)が、前記水中ハウジング(45)の側面中心(5 7)がプロペラ直径の5〜25%の距離にある前方部分内に位置するように、該 水中ハウジング(45)内に位置することを特徴とする、請求項8に記載の駆動 構造。 14.前記水中ハウジングが、前記前側プロペラとほぼ同一のサイズを有するこ とを特徴とする、請求項1から13のいずれかに記載の駆動構造。 15.一連のギアホイール対を用いてギア(27)からギア(29)まで回転数 をギアリングアップさせることが、1から3段で行われ得、それにより、aが0 . 07〜0.14であるときに(1+a)、(1+a)2、および(1+a)3など の連続形態でギアリングを提供することを特徴とする、請求項1から14のいず れかに記載の駆動構造。 16.前記水中ハウジングが該水中ハウジング(45)のノーズ内に環状冷却水 取込み部(55)を有することを特徴とする、請求項1から15のいずれかに記 載の駆動構造。 17.少なくとも1つのエンジンと、該エンジンに連結されたシャフトと、トラ ンサムと、ハブに連結された少なくとも2つの同軸の互いに隣接するプロペラと 、ギアリングを備えた水中ハウジングとを含む船舶の推進方法であって、該ギア リングが、サンギアとプラネットギアとを含むプラネタリギアシステムを含み、 該ギアリングが、該ギアを駆動する該シャフトに連結された該プラネタリギアシ ステムを介して起こる、船舶の推進方法であって、該プラネットギアが該サンギ アの周囲を自由に移動することを可能にすることと、該シャフトを該水中ハウジ ングの内部に連結することと、該シャフトの回転速度を上昇させるために該シャ フトと該エンジンとの間にステップアップギアを連結することを特徴とする、船 舶の推進方法。 18.前記プラネタリギアシステム内のトルクバランスが、前記プロペラのうち の少なくとも1つのブレイドを角度づけることにより、該プロペラに対して回転 数を制御するために用いられることを特徴とする、請求項17に記載の方法。 19.前記水中ハウジングが、前記ハブに隣接するディスク(複数のディスク) またはブロックにより、前記プロペラのうちの少なくとも1つをブレーキおよび /またはロックすることを特徴とする、請求項17または18に記載の方法。 20.前記プロペラのうちの1つが、前記ブレイドの角度をピッチ角度(通常+ 20度〜+35度)の範囲内で調整し得ることを特徴とする、請求項17、18 または19に記載の方法。
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