JP2000510006A - 静脈弁の能力回復装置 - Google Patents

静脈弁の能力回復装置

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Abstract

(57)【要約】 受容能力のない静脈弁が位置する静脈の周囲に外部から適用する移植可能な支持体装置であって、この装置は静脈を扁平化又は圧縮するが、静脈を閉塞することはない。静脈を扁平化する力は弁尖の接合端部にほぼ直角に導入され、尖の自由端部を伸張するような張力を掛けて弁尖の自由端部を並置するようにして弁の受容能力を回復する。本発明の好適な実施形態では、支持体装置は生体適合性の材料からなる対向する圧縮部材を有し、この圧縮部材にはステンレススチールワイヤ等からなる補強部材、又はスプリング状部材を組み込んで、それに強度と剛性を与えている。

Description

【発明の詳細な説明】 静脈弁の能力回復装置 技術分野 本発明は受容能力のない静脈弁を修復する装置に関し、更に詳しくは、膨張し た静脈の周りに配置されると共に、静脈弁領域において静脈に対して外から弁を 扁平化する変形力を加えて静脈を卵形に変形する移植可能な支持体に関する。 背景技術 人間及び他の動物の静脈弁は通常二尖弁で構成され、各弁の尖はその自由端を 押しつけ合う圧力を持つ血液の貯蔵部を形成し、血液の逆流を防止している。弁 の受容能力のない状態とは、弁の両側に圧力差、即ち圧力勾配が生じた際に、弁 の尖が適正に接合せず、血液の逆流又は後退流が生じる状態を言う。医学文献に 依れば、多くの医師が下肢の慢性静脈不全は重度の静脈血栓の結果であって、静 脈弁尖の炎症性変化に関連する信じていることを示している。静脈弁の受容能力 がなくなると、下肢の長い伏在静脈に静脈瘤にかかった静脈がしばしば現れる。 静脈瘤にかかった静脈は、静脈が膨張して支流が延びて曲がりくねったときに起 こる状態と考えられ、美容的損傷、炎症性静脈炎、痛み、そして血栓等を起こす 。 静脈瘤にかかった長い伏在静脈の弁を検査すると、次のような変化が見られる 。即ち、膨張、尖間の外転、更に進行した段階では、接合部間の膜が痩せ細り、 数多くの窓(隙間)が生じていることが分かる。斯うした状態を一般に静脈弁不 全と呼んでいる。 最もよく起こる弁の不全兆候の一つは、弁尖の先導部の弛緩に由 来する弁尖の接合不全である。血液の逆流は尖の自由端に沿って起こると共に、 角膜状領域に於いても発生する。これまで静脈弁の再構成は、弁の受容能力の修 復を内的及び外的修復技術によって達成できるという観点から進められてきた。 この問題に対する外科的手続きの一つは、角膜状領域に於ける弁尖リーフレッ トの端部に対し縫合糸を適用し、次いでリーフレットの接合端の長さを減少する ため、縫合糸を引き戻して静脈の壁に結びつける。例えば、Atlas of Venous Su rgery(1992)は、生来の弁不全に対する種々の弁再構成技術について述べている 。これら技術の一つに、静脈切開術によって先ず弁を切開し、弁を露呈させるこ とを含む“Internal Technique By Transvalvular Venotomy”と称する内的再構 成技術がある。この弁修復目的は各尖の先導部を短くし、弁形成術と称する手続 きによって両方の尖に対してカップ状の形を回復することである。弁は単線条に よる縫合糸を内側、外側、後方の三つの位置に適用し、二つの弁の先導部が弛緩 せず、ひだを作ることなく静脈面を横切って横たわるように修復する。 弁修復に関する他の内的処置方法は、PCT公開公報第WO93-01764号にも開示 されている。この公報は静脈を部分的に、或いは全体的に扁平化するのに用いる ことが出来る静脈内装置について述べている。この装置はスプリング効果有する 少なくとも一つの開拡要素によって接続された二つのベアリングロッドからなっ ている。このベアリングロッドは静脈の管腔に挿入する際に静脈の二つの対向側 面に対し外向きの力を加えることができるので、静脈の接合部を押し広げて扁平 化し、接合を改善することができる。この装置は効果的ではあるが、装置自体が 血管の管腔内に残るため、血流を妨げて血栓を起こす可能性がある。 静脈弁の受容能力の回復は、静脈壁への弁尖の開散縁挿入に沿っ て外部縫合行を置くことによって、静脈切開を行わずに外科的に達成することが できる。外的修復処置のための縫合は静脈の両側にある各接合部から始める。外 的修復処置の利点は、静脈切開術を要しないこと、また内的修復処置に較べて技 術的要求が低いことにある。外的弁形成術については、最近の数多くの論文で論 じられている。例えば、Phlebology(1994)第9巻、8−12頁のSchanzer等によ る論文“The Role of External Banding Valvuloplasty in the Surgical Manag ement of Chronic Deep Venous Disease” ; Vascular Surgery第28巻、第 5号(June 1994)のP.Zamboni等による論文“External Valvuloplasty of the Sa phenofemoral Junction”等で論じられている。P.Zamboni等は不全静脈弁の周り を多孔性PTFE材で取り囲んで静脈弁領域に力を加え、その横断面が円形にな るようにしている。 他の外科的処置としては静脈弁の移植がある。この処置では健全な静脈弁を有 する静脈分節を外科的に間挿することによって、受容能力のない静脈弁を有する 静脈分節を置き換えている。 これら外科的手法はある程度成功するが、高い外科的熟練度を要求ばかりでは なく、しばしば当座の修復となり勝ちである。また、内的修復処置は静脈内の口 径を減少又は狭窄させて血流を妨げる結果につながる。 不全静脈弁の受容能力を回復するもう一つの方法では、弁の位置にある適当は 静脈の口径低減が行われる。この方法では、少なくとも血流の圧力によって延び ることがない生体適合性の移植可能な材料からなるバンドで構成した“カフ(cuf f)”を静脈の周囲に適用する。このバンドは弁のある静脈を一回りしてその端部 が巻き初めの部分に重なるように十分な長さを持っている。カフは弁の受容能力 が回復するまでカフの周囲を縮めて行く特別なアプリケータ(取付 装置)に依って静脈に取り付けられる。この装置は管腔の直径を低減して弁の能 力を回復する。発明の名称を“Correction of Incompetence Venous Valves”と する米国特許第5,147,389号はそうした装置を開示し、この装置は現在“Venocut t”と言う商標名で市販されている。静脈周囲に巻くカフとして使用されるDacro n(R)(E.I.Du Pont de Nemours & Co.,Inc.の登録商標)植接用片(graft)に ついては、ActaChirurgicaScandinavica第138巻、143-145頁(197 2)の“A Method For Repairing Incompetent Valves in Deep Veins”と題す るDag Hallbergの論文に述べられている。しかしながら、上記装置は過度に伸張 した静脈弁尖の端部の接合を改善するものではない。 米国特許第5,441,509号は血管又は組織を圧縮する突出脚を備えた一体構成の 蝶番を有する外科用クリップを開示しているが、これは移植不能であって、一般 に血管の一時的閉塞用として考えられたものである。 種々の外科用クリップは公知である。例えば、上記米国特許第5,441,509号は 種々の解剖医学的構造を閉塞するように考えられた外科用クリップを開示してい る。しかし、斯うした外科用クリップの開示は、閉塞方法には関係するものの、 静脈の閉塞を回避しつつ静脈の有効性を改善する外的方法を述べているものでは ない。 以上述べた点を考慮するとき、静脈系の種々の位置に於いて受容能力のない静 脈弁の受容能力を有効に回復する簡単で、しかも移植可能な装置が必要なことは 明らかである。従って、本発明の広義の目的は静脈外部からの適用が可能であっ て、静脈弁の位置に於いて静脈を外部から扁平化し、静脈弁の受容能力を回復す る移植可能な支持体装置を提供することにある。 更に、本発明の目的は静脈弁の位置に於いて、静脈弁の血脈洞を 圧縮すること無しに、静脈に対してその受容能力を回復させる圧縮力を掛ける支 持体装置を提供することにある。 本発明の更に他の目的は、生体適合性の材料から構成され、静脈弁の位置に於 いて静脈外部から適用されると共に、縫合又は他の機械的手段によって所定の位 置に固定することが可能な不全静脈弁の受容能力を回復する移植可能な支持体装 置を提供することにある。 本発明の上記目的及びその他の目的は、以下の明細書を吟味することによって 明らかとなるであろう。 発明の開示 本発明は、静脈弁の位置に於いてその外部から適用され、静脈を閉塞すること なくそれを扁平化、或いは圧縮する移植可能な支持体装置を包含するものである 。静脈を扁平化する力は弁尖の接合端部にほぼ直角に導入され、尖の自由端部を 伸張するような張力を掛けて、弁尖の自由端部を並置するようにして弁の受容能 力を回復する。本発明の好適な実施形態では、支持体装置は生体適合性の材料、 例えばポリテトラフルオロエチレン、又はポリエチレンテレフタレート等からな る対向する圧縮部材を有し、この圧縮部材にはステンレススチールワイヤ等から なる補強部材、又はスプリング状部材を組み込んで、それに強度と剛性を与えて いる。好適な実施形態では、対向圧縮部材は中間のヒンジ部に沿って開閉可能構 成され、静脈を挟んで閉じると、圧縮部材は弁の接合部にほぼ直角に回復性の力 を加えて静脈を扁平化する。支持体は静脈が楕円形又は卵形になるように圧縮し 、弁尖の端部に十分な張力が掛かるように十分な剛性を備えていなければならな い。支持体は異なったサイズのものが用意され、異なった静脈サイズ及び静脈弁 の不全度に応じて所望の圧縮力が適切に掛かるように外科医を補助する。ヒンジ 部は弁の位置 決めを楽にする。そして支持体装置はそれを静脈の周囲に固定するための掛けが ね又は固定部材を含んでいる。また、支持体装置は対向圧縮部材に圧力緩和領域 又は凹所を含んでいても良い。この圧力緩和領域は圧縮力が血脈洞領域に掛から ないように、血脈洞に対応する位置に設けられる。 他の実施形態では、支持体は生体適合性の材料、例えば商標名をGORE-TEX(登 録商標)Cardiovascular Patchとして米国アリゾナ州フラグスタッフ(Flagstaff )所在のW.L.Gore & Associates社から販売されているものを用いて製造できる。 材料の密度及び厚さは所望の圧縮力とヒンジ機能を与えるように、支持体装置の 異なる面積に応じて選択的に変化させることができる。更に他の有用な支持体用 材料としては、フッ素化エチレンプロピレン、ペルフルオロアルコキシ、ポリプ ロピレン、ポリウレタン、及び吸収性を有するポリマー等が含まれる。 更に他の実施形態では、支持体装置は生体適合性の材料を用いて、補強用ワイ ヤを接着又は組み込んだ僅かに卵形をした螺旋状の巻き線で構成しても良い。こ の支持体装置は、伸ばした状態で静脈弁が位置する静脈の周囲に置き、次ぎに卵 形に戻して静脈を圧縮して弁の能力を回復する。 図面の簡単な説明 本発明の動作については、此処に添付の図面を参照して述べる以下の記載から 明らかとなろう。図面において、 図1は静脈及び静脈弁の位置を示す斜視図、 図2は静脈の一部を切り欠いて静脈弁を露出させた静脈の斜視図、 図3は正常静脈弁を示す静脈の断面図、 図4は図3と同様な図であるが、弁の端部及び角膜状領域が適応性を失って血 液の逆流を可能にする静脈弁を示す図、 図5は適応性を失った弁に直角方向の力を加えて弁を平らにし、弁尖部の先端 を並置した状態を示す静脈の断面図、 図6は本発明による静脈弁支持体の好適な実施形態を示す斜視図、 図7は図6の支持体を展開して平面状にしたときの斜視図、 図8は図6及び図7に図示の支持体を適用した静脈の斜視図、 図9は本発明による支持体の他の好適な実施形態を示す斜視図、 図10は本発明による装置の更に他の好適な実施形態を示す斜視図、 図11乃至図11Bは支持体と静脈の代表的な断面図であって、静脈の扁平化 を達成する支持体の種々の形状を示す図、 図12は静脈に適用する本発明による支持体の更に他の実施形態を示す平面図 、 図13は静脈に適用した図12に図示の支持体の断面図、 図14は図12の14−14線に沿って取った断面図、 図15は本発明による支持体の他の実施例を示す斜視図であって、相互に接続 した一連の螺旋体から形成された多重静脈支持体を示し、 図16は図15に図示の一連の多重螺旋体に対して、単一螺旋体からなる単一 螺旋支持体を示す図、 図17は図15の17−17線に沿って取った拡大断面図、 図18は図16に図示の支持体を適用した静脈の断面図である。 発明を実施するための最良の形態 以下、幾つかの例を用いて本発明の製造方法及び使用方法を示す が、これらの例は本発明の範囲を限定するものではない。 図1乃至図3は人間及び他の動物に共通して見られる典型的な二尖静脈弁10 を示す図である。この弁10は静脈V内の弁位置に位置している。また、この弁 10は一対の弁尖12及び12Aを有し、これら尖は三日月状の透明な硬い膜に 依って構成されている。血液は図の矢印によって示す方向に流れる。受容能力の ある弁の凹状接合端16、16Aは反対方向への血液の逆流を防止する。尖は静 脈の対向壁に接すると共に、接合部18、18Aに於いて出会い、全体として血 脈洞20、20Aを形成する。 正常な受容能力を有する弁の場合、尖の自由端部16、16Aは図の矢印が示 す方向へ血液を流し、その反対方向への流れを制限する。血液洞20、20Aは 上記自由端部16、16Aを押圧する血液のための袋又は貯蔵部を形成する。受 容能力を有する弁では、これら尖の自由端部16、16Aは静脈の横軸と呼ばれ 、接合部18、18Aに一致する軸A−Aに沿って並置される。 炎症性静脈炎、血栓症、或いは静脈壁の生来的弱さに寄与する先天性要因等に 由来する受容能力のない弁が生ずると、浮腫、痛み、及び潰瘍化と言った問題が 発生する。静脈瘤の進行、発展は一般に弁の近傍、特に弁の接合部に於いて膨張 の形を取って頻繁に起こり、接合空間を拡大そして/又は尖の自由端部を延長さ せ、そのため弁尖の接合を悪くする。図4は斯うした状態を示している。接合部 18は広げられ、尖部の自由端部16は締まりのない状態となり、尖の自由端部 並びに接合部に血液の逆流を可能にする多くの窓に分れる。しかし、静脈は潰す ことが可能な管体であるため、静脈の対向側面から圧縮力Fを尖の先導端の軸A −Aにほぼ直角にかけると、図5に示すように静脈は扁平化する。この扁平化に よって、尖の自由端部16、16Aは延伸し、緊張して真っ直ぐになり、実質的 に接合部を改良して、接合空間を狭める。また、この扁平化によって弁尖は更に 相互に接近する。力Fは尖の自由端部に対して直角に、且つ静脈の外部から掛け ねばならない。この力は尖の自由端部の弛みを除去し、それらを閉止することに よって、弁の受容能力の回復を助ける。しかし、力Fは静脈を制限しないように 掛けることが重要である。また、力Fは弁において静脈瘤のように袋状に膨張し た静脈の血脈洞領域を制限したり、圧縮したりしないように掛けるのが望ましい 。本発明の基礎は、斯うした外力を接合面の高さに於いて掛けると静脈は扁平化 し、尖は横方向に伸張して並置され、弁はその受容能力を回復することを発見し た点にある。 図6乃至図8は静脈を扁平化するための調整力を加えるための本発明による支 持体を示している。この実施形態に於いて、参照番号100は支持体全体を示し 、図8に於いては、膨張した血脈洞Sを有する静脈Vと関連して図示されている 。支持体100は一対の対向する同一圧縮部材112、112Aを有し、図示の ように各部材は全体として長方形をしていて、その中に穴、即ち圧力緩和領域1 16を画定するように構成されている。部材は図11及び11Bに示すように、 楕円状又は弧状に形成されても良く、また図11Aに図示のように湾曲した端部 を有した平形に形成されても良い。部材112は生体適合性の材料、例えば米国 アリゾナ州フラグスタッフ(Flagstaff)所在のW.L.Gore & Associates社によって 製造販売されている多孔性延伸膨張PTFE、商標名“GORE-TEX Cardiovascula r Patch”を用いて構成するのが好ましい。この材料は原繊維(fibril)を用いて 相互に接続した結節構造を有し、不活性であると共に、血管の再構成に有効であ ることが証明されている材料である。 部材112、112Aは中間のヒンジ部114によって結合され ている。このヒンジ部は支持体を弁の周囲に位置させたとき、全体として静脈の 軸方向に延在し、接合部18、18Aの何れか一つに隣接して置かれる。支持体 が弁に加える圧縮力はこのヒンジ部の幅Wによって或る程度決定される。ヒンジ 部の典型的な幅は約1mmから3mmである。対向部材112、112Aは図5 を参照して述べたように、尖の自由端部に対してほぼ直角に力を掛けて静脈を扁 平にすると共に、尖の自由端部に張力が掛かるように配置される。偏倚力、必要 な強度及び剛性を与えるために、対向圧縮部材112、112Aに補強要素11 0、110Aを付着又は埋め込む。この補強要素は小さな直径の医療用級ステン レススチール製ワイヤ、例えばMP35Nに依って構成することができる。この ワイヤは、偏倚力を与え、且つ対向部材112、112Aを補強するように所望 の形に形成することができる。この実施形態では、スプリング状の要素110、 110Aは、全体を蛇のようにくねらせた形に形成されているが、その他の形、 例えばS字形、V字型、又はW字型であっても機能する。補強要素110、11 0Aの周辺部は各圧縮部材の縁に隣接するように延在している。また、この補強 要素は静脈上への支持体固定に使用する縫合用付属部材を提供する。隣接端12 0、120Aは適当な縫合糸101によって固定されるが、このとき支持体がず れないようにするため、図8に示すように静脈の周囲の組織に縫い付けても良い 。 支持体は図11乃至11Bに示すように、それを閉じた際、静脈の扁平化に伴 って生ずる弁の横幅増加に対応するため、横方向に余裕を持たせた形状を有して いる。部材112、112Aの形は卵形又は楕円形(図11)、端部を湾曲させ た平形(図11A)、又は弧状形(図11B)をしていても良い。 部材112、112Aは静脈の実質面積に力を加えるために、そ れより広い表面積を有すると共に、静脈に接する面は軟らかい表面で構成される 。これら部材の生体適合性材料としては、限られた生体組織の内方成長を可能に する多孔性を持ったものを選択する。支持体の軸方向長さはその幅の約1乃至2 倍であるのが好ましい。 支持体100はGORE-TEX(登録商標)Cardiovascular Patch材料シートを使っ て組み立てることができる。先ずシートをその中央部に約2mm幅の裂かない部 分を残すようにして、対向する端から中央部に向かってシートを裂いて分離し、 薄葉層を形成する。上記裂かなかった中央部分が上記ヒンジ部114を構成する 。次いで、前もって形成して置いた補強要素110、110Aを2つの薄葉層の 間に挿入する。斯うして出来た組立体を、材料を軟化、接着する約380℃の温 度に余熱したホットプレスで約30秒間圧縮してシールする。冷却後、裂かれた 部分は薄葉層の間に挟んだ補強要素と共に相互に接着される。 図9は支持体部材200が示す。この支持体は図6及び図7に図示のものと構 造的には実質的に同等のものであって、中間のヒンジ部214に於いて柔軟に結 合した対向する圧縮部材212、212Aを有している。補強要素210、22 0は圧縮部材に内蔵されている。この圧縮部材は生体適合性材料、好ましくは多 孔性延伸膨張PTFEから構成される。図9では、圧力緩和領域206は弁の血 脈洞に対応する各圧縮部材上の位置に、ドーム状又は半球状の突起として図示さ れている。 図10に於いて、支持体300は生体適合性材料によって組み立てられ、ヒン ジ314によって柔軟結合した対向する圧縮部材312、312Aを有している 。これら圧縮部材は適当な材料、例えば医療用級ステンレススチールワイヤから なる補強要素310、310Aによって補強されている。弁の血脈洞領域に対す る圧力緩和は 、圧縮部材上に設けた互いに直交するスリット306、308によって与えられ る。 図12乃至図14に図示の実施形態では、支持体400は外科用級金属又はプ ラスチックをもちいて、所定の剛性を備えた対向圧縮部材412、412Aを有 して形成されている。これらの部材412、412Aは領域410、41Aに於 いてその厚みを増加させている。対向圧縮部材412、412Aは、好ましくは これらと同一材料からなるヒンジ部414によって結合されている。圧縮部材を 金属で形成する場合、所望の柔軟性を備えた適当なステンレススチールを選択し ても良く、またプラスチックで形成する場合には、医療用級のポリマー、例えば フッ素化エチレンプロピレン、又はポリテトラフルオロエチレンから形成しても 良い。圧縮部材及びヒンジ部は生体適合性のある材料、例えば米国アリゾナ州フ ラグスタッフ(Flagstaff)所在のW.L.Gore & Associates社によって製造販売され ている多孔性延伸膨張PTFE、商標名GORE-TEX(登録商標)Cardiovascular P atchを用いて被覆するか、或いはその材料を用いたジャケットで覆うのが好まし い。この覆いは軟らかい保護表面で静脈に接する。支持体の軸方向長さは横幅の 約1乃至4倍とする。 固定機構415はヒンジ部414の反対側に設けられる。この固定機構415 は上方圧縮部材412の自由端部に設けた穴420と、下方圧縮部材412Aの 自由端部から延びる一対のタブ425とを含んでいる。これらのタブはそれぞれ 目盛として働く複数の歯430を備えている。医師は舌状体432に依って各タ ブの選択した歯430を上方圧縮部材の穴に固定させ、静脈に対してそれを所望 程度に扁平化する力を加える。舌状体はタブ上の選択した歯を穴に係合させて支 持体の弛みを防止する。支持体は圧縮部材412、4 12Aの内側で、且つ弁の血脈洞領域に対応する位置に圧力緩和領域406を備 えている。 図15乃至図18には螺旋状支持体500が示されている。この支持体を組み 立てるには、例えば多孔性延伸膨張PTFE等の材料からなる帯状部材を円筒状 の心棒に螺旋状に巻き付け、一以上の補強部材を心棒に巻き付ける。ワイヤを選 択して使用し、補強と強度を与える。外科用級のワイヤMP35Nはこの使用に 叶うことがわかった。必要な圧縮程度に応じて所望の数のワイヤを帯状部材に組 み入れることが出来る。多孔性延伸膨張PTFEが軟化して接着する360℃か ら380℃の温度範囲にセットした空気環流式オーブンで心棒を加熱すると、ワ イヤは螺旋状構造体の一単位部分として帯状部材中に埋め込まれる。図17には 2本の補強ワイヤ510、511が示されている。次いで、螺旋構造体を心棒か ら外し、楕円形横断面を想定して圧縮力を掛けて変形する。 上記の例の代わりに、ワイヤ510、511を備えた第1の層に、もう一つの PTFE層被覆を設けても良い。 図15に一連の螺旋状支持体を含む螺旋状構造を示す。図にはそうした支持体 501、501A5個が示されている。複数の螺旋状支持体からなる螺旋状構造 は、所望の位置で切り離して図16に図示の単一支持体501に分離することが 出来る。この分離した支持体はそれを引き延ばし、その軸の周りに回転して位置 決めし、次いでそれを放して静脈弁を囲むように螺旋状態に戻すことによって静 脈弁の周囲に容易に配置することができ、螺旋状に戻った支持体は静脈に圧縮圧 力を掛けて、所望の静脈扁平化を達成する。ある種の用例では、膨張に抗して弁 及び静脈の長さを保護するために、有意な長さの螺旋状構造を使用することも出 来る。 支持体は弁の尖端部にほぼ直角に対向圧縮力が掛けられるように 、図18に示すような僅かに楕円形又は卵形の横断面を有しているのが好ましい 。このことは圧縮が行われた際に、静脈Vの横方向への膨張に対して静脈の両脇 に、図18に図示の余裕領域Cを残すことになる。 図15乃至図18に図示の圧縮部材の基板材料としては、多孔性延伸膨張ポリ テトラフルオロエチレンが好ましい。市販の利用可能な材料としては、米国アリ ゾナ州フラグスタッフ(Flagstaff)所在のW.L.Gore & Associates社によって製造 販売されているGORE-TEX(登録商標)Cardiovascular Patchが好適である。 多孔性延伸膨張PTFEのもう一つの利点は、製造技術によって穴のサイズを 変化させて生体組織への取付を容易にすることが出来る点である。また、材料の 密度を制御することができ、基板は直角な圧縮力が掛かるその表面領域では密度 を上げるようにして密度を変化させて製造することが可能である。尚、多孔性延 伸膨張PTFEに関する更に完全な記載については、米国特許第3,953,566号及 び同第4,187,390号を参照されたい。従って、ここでの詳しい説明は省略する。 ここに記載の発明に対して、当業者が種々の変更、修正を成し得ることは明ら かであるが、斯かる変更、修正が本願の精神及び添付の請求の範囲から逸脱しな い範囲にあるものは全て本願に含まれる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年5月2日(1998.5.2) 【補正内容】 明細書 図15に一連の螺旋状支持体を含む螺旋状構造を示す。図にはそうした支持体 501、501A5個が示されている。複数の螺旋状支持体からなる螺旋状構造 は、所望の位置で切り離して図16に図示の単一支持体501に分離することが 出来る。この分離した支持体はそれを引き延ばし、その軸の周りに回転して位置 決めし、次いでそれを放して静脈弁を囲むように螺旋状態に戻すことによって静 脈弁の周囲に容易に配置することができ、螺旋状に戻った支持体は静脈に圧縮圧 力を掛けて、所望の静脈扁平化を達成する。ある種の用例では、膨張に抗して弁 及び静脈の長さを保護するために、有意な長さの螺旋状構造を使用することも出 来る。 支持体は弁の尖端部にほぼ直角に対向圧縮力が掛けられるように、図18に示 すような僅かに楕円形又は卵形の横断面を有しているのが好ましい。このことは 圧縮が行われた際に、静脈Vの横方向への膨張に対して静脈の両脇に、図18に 図示の余裕領域Cを残すことになる。 図15乃至図18に図示の圧縮部材の基板材料としては、多孔性延伸膨張ポリ テトラフルオロエチレンが好ましい。市販の利用可能な材料としては、米国アリ ゾナ州フラグスタッフ(Flagstaff)所在のW.L.Gore & Associates社によって製造 販売されているGORE-TEX(登録商標)Cardiovascular Patchが好適である。 多孔性延伸膨張PTFEのもう一つの利点は、製造技術によって穴のサイズを 変化させて生体組織への取付を容易にすることが出来る点である。また、材料の 密度を制御することができ、基板は直角な圧縮力が掛かるその表面領域では密度 を上げるようにして密度を変化させて製造することが可能である。尚、多孔性延 伸膨張PTF Eに関する更に完全な記載については、米国特許第3,953,566号及び同第4,187,3 90号を参照されたい。従って、ここでの詳しい説明は省略する。 ここに記載の発明に対して、当業者が種々の変更、修正を成し得ることは明ら かであるが、斯かる変更、修正が本願の添付の請求の範囲から逸脱しない範囲に あるものは全て本願に含まれる。 請求の範囲 12.前記補強部材が医療用グレードワイヤである請求項11に記載の外部支 持体。 13.前記第一及び第二の圧縮部材が洞を収容するために保護領域を有する請 求項1に記載の外部支持体。 14.前記保護領域が前記圧縮部材のそれぞれに開口を有するものである請求 項13に記載の外部支持体。 15.前記保護領域が前記圧縮部材のそれぞれに凸部を有するものである請求 項13に記載の外部支持体。 16.前記保護領域が前記圧縮部材のそれぞれを貫通する二つ以上のスリット を有する請求項13に記載の外部支持体。 17.前記結合手段が外科用の縫合糸を有する請求項2に記載の外部支持体。 18.前記結合手段が固定機構を有する請求項2に記載の外部支持体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AL,AM,AT,A U,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN ,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE, HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG ,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ボイス,バーバラ エル. アメリカ合衆国,アリゾナ 86001,フラ グスタッフ,ウエスト.アードレイ サー クル 1080

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.自由端部を備えた尖と洞とを有する型式の受容能力のない静脈弁に対して 受容能力を与えるための外部支持体であって、 a)それぞれが対向する第一及び第二の端部を備えた表面を有すると共に、静 脈弁の尖の領域で静脈の外面の少なくとも本質的な部分のまわりに延ばされるの に適した対向した第一及び第二の圧縮部材を具備し、前記対向した第一及び第二 の圧縮部材は、平坦にするための外力を弁の尖の互いに接合する端部に対してほ ぼ垂直に及ぼし、その時に内力が弁を接触させるようにかつ弁に受容能力を与え るように尖の端部に作用し、更に b)前記対向した第一及び第二の圧縮部材のそれぞれの第一の端部を結合する ヒンジ手段を具備する、支持体。 2.前記第一及び第二の圧縮部材のそれぞれの第二の端部を結合する結合手段 を更に具備する請求項1に記載の外部支持体。 3.静脈弁が交連を有し、前記圧縮部材及び前記ヒンジがほぼ平坦なC形状の 横断面を有し、前記横断面が静脈の通常の直径よりも大きな横幅を有することに より、平坦になった静脈を収容するクリアランスが設けられる、請求項1に記載 の外部支持体。 4.楕円形の横断面を有する請求項1に記載の外部支持体。 5.卵形の横断面を有する請求項1に記載の外部支持体。 6.二つの弓状部により画定される横断面を有する請求項1に記載の外部支持 体。 7.ポリテトラフルオロエチレン、フッ素化エチレンプロピレン、ペルフルオ ロアルコキシ、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリウレタン及 び吸収性を有するポリマーからなる群から選択された生体適合性を有する重合体 材料を含む請求項1に記載 の外部支持体。 8.前記第一及び第二の圧縮部材が補強部材を有する請求項7に記載の外部支 持体。 9.前記補強部材が医療用グレードワイヤである請求項8に記載の外部支持体 。 10.前記ポリテトラフルオロエチレンが多孔性ポリテトラフルオロエチレン である請求項7に記載の外部支持体。 11.前記第一及び第二の圧縮部材が補強部材を有する請求項1に記載の外部 支持体。 12.前記補強部材が医療用グレードワイヤである請求項11に記載の外部支 持体。 13.前記第一及び第二の圧縮部材が洞を収容するために保護領域を有する請 求項1に記載の外部支持体。 14.前記保護領域が前記圧縮部材のそれぞれに開口を有するものである請求 項13に記載の外部支持体。 15.前記保護領域が前記圧縮部材のそれぞれに凸部を有するものである請求 項13に記載の外部支持体。 16.前記保護領域が前記圧縮部材のそれぞれを貫通する二つ以上のスリット を有する請求項13に記載の外部支持体。 17.前記結合手段が外科用の縫合糸を有する請求項2に記載の外部支持体。 18.前記結合手段が固定機構を有する請求項2に記載の外部支持体。 19.自由端部を備えた尖を有する受容能力のない静脈弁に対して受容能力を 与えるための細長い外部支持体であって、静脈弁の尖の領域で静脈の外面の少な くとも本質的な部分のまわりに延ばされるのに適していると共に、平坦にするた めの力を弁の尖の互いに接 合する端部に対してほぼ垂直に弁に及ぼす圧縮手段を具備し、 内力が弁を接触させるようにかつ弁に受容能力を与えると共に、前記変形が静 脈の拡張を阻止するように尖の端部に作用する支持体。 20.平坦な螺旋形に形成されると共に少なくとも一つの補強部材を有するほ ぼ螺旋形のバンドを具備する請求項19に記載の外部支持体。 21.ポリテトラフルオロエチレン、フッ素化エチレンプロピレン、ペルフル オロアルコキシ、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリウレタン 及び吸収性を有するポリマーからなる群から選択された生体適合性を有する重合 体材料を含む請求項20に記載の外部支持体。 22.前記補強部材が金属ワイヤである請求項20に記載の外部支持体。 23.前記補強部材が生体適合性を有する重合体材料である請求項20に記載 の外部支持体。 24.前記補強部材が二つ以上の平行なワイヤを有する請求項22に記載の外 部支持体。 25.楕円形横断面を有する請求項19に記載の外部支持体。 26.卵形横断面を有する請求項19に記載の外部支持体。 27.ある長さ及びある幅を有し、前記長さが前記幅よりも約二倍大きい、請 求項19に記載の外部支持体。 28.ある長さ及びある幅を有し、前記長さが前記幅よりも約五倍大きい、請 求項19に記載の外部支持体。 29.ある長さ及びある幅を有し、前記長さが前記幅よりも約十倍大きい、請 求項19に記載の外部支持体。 30.ポリテトラフルオロエチレン、フッ素化エチレンプロピレ ン、ペルフルオロアルコキシ、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、 ポリウレタン及び吸収性を有するポリマーからなる群から選択された生体適合性 を有する重合体材料を含む請求項19に記載の外部支持体。 31.前記ポリテトラフルオロエチレンが多孔性ポリテトラフルオロエチレン である請求項30に記載の外部支持体。
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